JP3538169B2 - 複写防止印刷物 - Google Patents

複写防止印刷物

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JP3538169B2 JP2001250987A JP2001250987A JP3538169B2 JP 3538169 B2 JP3538169 B2 JP 3538169B2 JP 2001250987 A JP2001250987 A JP 2001250987A JP 2001250987 A JP2001250987 A JP 2001250987A JP 3538169 B2 JP3538169 B2 JP 3538169B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機による偽造
防止に有効である潜像を背景の中に印刷せしめてなる複
写防止印刷物であって、特にコピー前の複写防止印刷物
にあっては、潜像と背景との区別が分り難くいように構
成し、コピーされたコピー紙では潜像と背景との区別が
鮮明に表示されるようにして、複写防止を有効ならしめ
た複写防止印刷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在では特にカラー複写機が普及されつ
つあり、さらにはそれら複写機の性能の向上に伴ない、
例えば公的証明力を有する印鑑証明書、健康保険証、有
価証券等の重要書類がカラー複写機により偽造される事
故が発生している。
【0003】そこで、複写機を用いたコピー紙の偽造を
防止する手段として、従来から多種多様の偽造防止印刷
物が提案されており、その一例として、例えば特公昭6
4−5835号公報で示された印刷物が知られている。
【0004】この従来例である複写防止印刷物は、用紙
の表面に微細構成子よりなる潜像を印刷し、この潜像周
囲の白地部分に上記構成子とは異図形の微細構成子より
なる背景を印刷し、しかして潜像の上面に、コピーで再
現されない薄色の透明性インキで装飾模様を重ね刷りし
たものであると記載されている。
【0005】しかしながら用紙の表面に、微細構成子よ
りなる潜像と、この潜像周囲の白地部分に上記構成子と
は異図形の微細構成子よりなる背景を単に印刷しただけ
では有効な偽造防止を期待することはできない。即ち図
形の変化のみではコピーされた用紙の潜像と背景とを識
別することが困難である。そこで上記従来例において
は、潜像を構成する微細構成子及び背景を構成する微細
構成子のいずれか一方を、複写機で再現される万線とな
し、その他方を複写機で再現されない網点で構成するこ
とに限定しているものである。
【0006】上記従来例において開示されている潜像及
び背景の基本的構成手段は、その潜像を例えば網点で構
成する場合には、その網点の大きさと密度を適宜設定
し、また背景を例えば万線で構成する場合には、その万
線の長さと密度を適宜設定したものであるが、それらの
潜像及び背景を印刷せしめてなる偽造防止印刷物の要点
は、肉眼ではその潜像と背景とが容易に識別されること
がなく、またその印刷物を基にしてコピーした場合に
は、そのコピー紙から潜像が明確に表示されるような網
点及び万線の大きさと密度に設定することが要求され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、偽造防止用
印刷物の表面に施されている潜像と背景とが、肉眼では
識別されにくいように上記網点及び万線の大きさ又は密
度を設定しようとすると、上記網点及び万線の大きさ又
は密度の差が自ずと小さくなり、これが原因でその偽造
防止用紙を基にしてコピーした場合に潜像と背景との識
別差(コントラスト)が小さくなり、このためにコピー
紙において潜像に対応する文字や警告マーク等の表示力
に欠けるものがあった。
【0008】またそれとは逆に、コピーした紙におい
て、潜像に対応する警告マークと背景との識別差を高め
ようとする上記網点及び万線の大きさや密度差が大きく
なり、これが原因で偽造防止用印刷物に施している潜像
と背景が肉眼により容易に識別(判読)されやすくな
り、潜像のカムフラージ効果の有効性が低いという不具
合が生じる。
【0009】本発明はかかる従来の印刷物における欠点
に着目してなされたもので、複写されることによるドッ
トゲインでトーンジャンプが有効に生起される微細子を
開発し、この微細子を用いて潜像を用紙に印刷すること
で、この印刷物の表面を肉眼で直接見た場合に、潜像と
背景との識別が判りにくいようになし、またこの印刷物
をコピーした場合には、そのコピー紙において、上記潜
像に対応する警告マーク等が背景に対して顕著に表現さ
れて、偽造コピー紙であることがが容易に目視できるよ
うにした複写防止印刷物の提供を目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1では、用紙の表面にコピー時に
再現され易い網点と、コピー時に再現され難い網点で潜
像構成してなる背景を印刷する複写防止印刷物におい
て、前記潜像を構成する網点を、0.3mm2の方形面
積でかつその濃度が約15〜17%の面積を示す大きさ
とし、かつコピー時にトーンジャンプによるドット面積
拡張が可能な形状の微細子となし、前記背景を構成する
網点を、150線でその濃度が10%程度の微細子に設
定した複写防止印刷物であることを特徴としている。
【0011】また本発明の請求項2では、用紙の表面に
コピー時に再現され易い網点と、コピー時に再現され難
い網点で潜像構成してなる背景を印刷する複写防止印刷
物において、前記潜像を構成する網点を、0.3mm2
の方形面積でかつその濃度が約15〜17%の面積を示
す大きさとし、かつコピー時にトーンジャンプによるド
ット面積拡張が可能な形状の微細子となし、前記背景を
構成する網点を、150線でその濃度が10%程度の微
細子に設定し、さらに前記潜像及び/又は背景の一部又
は全部に透明性インキによる文字模様等を重ね刷りした
複写防止印刷物であることを特徴としている。
【0012】また本発明の請求項3では、請求項1また
は2に加えて、トーンジャンプによるドット面積拡張が
可能である微細子を、仰角が90度以下の角度である切
欠き部を有する網点となした複写防止印刷物であること
を特徴としている。
【0013】また本発明の請求項4では、請求項1また
は2に加えて、トーンジャンプによるドット面積拡張が
可能である微細子を、円形又は角形の中空部を有する円
筒又は角筒形状となした複写防止印刷物であることを特
徴としている。
【0014】
【作用】本願発明の複写防止印刷物は、潜像を構成する
網点と背景を構成する網点のいずれか一方の網点を15
0線10%程度の微細子となし、その他方の網点を約
0.3mm2 の方形面積の中でその約15〜17%の面
積を示す大きさの微細子に設定したので、上記網点を印
刷してなる複写防止印刷物にあっては、肉眼では潜像と
背景との区別が分かりにくく潜像を施した印刷物として
の有効性が高い。
【0015】また潜像又は背景を構成する網点のずれが
一方の網点を、トーンジャンプが生起可能な微細子とな
していることから、上記複写防止印刷物の複写機による
複写時におけるドットゲインに伴うトーンジャンプ作用
で、各網点のドット面積が増大(拡張)し、このために、
複写防止印刷物つまり原稿に施されている網点と、その
原稿をコピーしたコピー紙に複写された網点とを比較し
たとき、コピー紙に複写された網点の大きさ(面積)が
原稿に施されている網点よりも明らかに大きく表示され
る。
【0016】従って上記トーンジャンプが生起する網点
を用いて構成した用紙上の潜像と背景を、複写手段を介
してコピーした場合に、そのコピー紙上での上記原稿に
施されている潜像に対応するコピー潜像が強調表示され
てコピー背景とは鮮明に区別表示され、該コピー紙が複
写防止印刷物を基にして不正コピーされたコピー紙であ
ることが一目瞭然となり、これにより印刷物の複写によ
る偽造が有効に防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
形態に基いて詳細に説明する。先ずは複写防止用印刷物
としての基本的印刷形態は、その印刷物をコピーする前
では、潜像と背景との区別が判別されにくいように、換
言するならば一見潜像の存在が分からない様にできるそ
れぞれの網点(微細子)で潜像と背景との印刷を施してな
り、そして上記印刷物を基にして複写機でコピーすると
その印刷物に施されている潜像がコピー紙上で鮮明に現
われるような潜像を印刷により施すことである。
【0018】そこで本実施の形態にあっては、用紙の表
面に潜像と背景とを区分印刷してなる複写防止用印刷物
を得るものであるが、特に本発明ではその印刷物に施し
ている潜像は肉眼では目立ち難いが、その印刷物を複写
機により複写した場合には、上記潜像がコピー紙へ鮮明
に再現され易い微細子(網点)の形状を提供することに
ある。
【0019】以下本発明の第1実施例を、図1乃至図2
に基いて説明すると、1は用紙であって、この用紙1の
表面には、例えば「A」なる形態の潜像2と、この潜像
2の周囲白地部分に、上記潜像2の微細子と異なる形状
の微細子で背景3を同時印刷して複写防止印刷物を構成
している。
【0020】つまり、上記用紙1の表面に印刷手段で施
す潜像2と背景3を構成するための微細子は、その印刷
物の表面を肉眼で目視したとき、その潜像2の形態及び
存在が一見分かり難くくするために設定した微細子(網
点)であり、またその用紙1を基にして複写機でコピー
した場合にはそのコピー紙において表示される潜像が背
景に対して鮮明に表現される形状となしている。
【0021】この実施の形態においては、潜像2を構成
するための微細子4の単体形状をトーンジャンプを起し
やすい形状に設定するために、本発明の第1の実施例に
おいては図2で示すように上記微細子4の形状を、仰角
90度の内角を有する平面L字形に形成したものであ
る。
【0022】このように仰角90度の内角を形成した微
細子4にあっては、この微細子4が複写機によりコピー
されたとき、その微細子4の内角部においてドットゲイ
ンに伴うトーンジャンプ5を起し、これにより各微細子
4のドット面積が増大し、コピー紙において印刷物の潜
像に対応する形態表示が濃色で強調表示されることにな
る。
【0023】この第1の実施例では、潜像2を構成する
微細子4をL形に設定し、背景3を構成する微細子6を
150線10%の網点となしているが、これとは逆に潜
像2を構成する微細子4を150線10%の網点とな
し、背景3を構成する微細子6をL形としてもよい。
【0024】また上記第1の実施例では、L形である微
細子に形成した仰角を90度に設定しているが、この仰
角は90度に限定されるものではなく、コピー時におい
てトーンジャンプが生じやすい角度であれば90度以下
の鋭角とすることも可能である(図4参照)。
【0025】次に上記微細子の大きさについて説明す
る。上記第1の実施例において、背景3を構成する微細
子6の大きさは、150線10%の網点(これは1イン
チを150線で分割してなる各升目内にそれら各升目面
積に対し10%の大きさである網点のこと)であるのに
対し、潜像2を構成するL形微細子4の大きさは、図2
で示すように縦横の比が5対4である長方形仮想枠7の
面積の中で、その面積に対し、15%〜17%が塗りつ
ぶされる大きさに設定する。
【0026】つまり上記長方形7の縦寸法を0.6mm
とし横寸法を0.48mmとして縦横比が5対4の長方
形面積が0.288mm2であるとき、短辺aが0.1
2mm長辺bが0.24mmである大きさとなして、長
方形の面積の15%の割合である0.043mm2 の面
積を持つL形微細子となしている。
【0027】なお上記のようにL形微細子4の大きさ
(面積)を、約0.3mm2 の15%の大きさとなるよう
に設定しているが、そのL形微細子4の大きさを正確な
上記15%に設定する必要はなく、その近似値例えば1
4〜18%の範囲で選択しても、本発明の目的を達成す
ることができる。
【0028】このように、背景又は潜像のいずれか一方
を構成する微細子の大きさを150線10%程度の面積
とし、その他方の微細子の大きさを約0.3mm2 の1
4〜18%である面積に設定したことにより、上記それ
ぞれの微細子を用いて用紙の表面に背景と潜像を印刷せ
しめてなる印刷物においては、その印刷物表面を肉眼で
見たとき、背景と潜像の区別が視覚的に分かりにくく、
複写防止のための潜像を施してなる印刷物として有効で
ある。
【0029】図3(イ)、(ロ)は、L形微細構成子4
の配列形態を示すもので、図3(イ)では、L形微細子
4のそれぞれの向きを一定方向となして、それらのL形
微細子4を縦横方向へ等間隔で配列したものであり、ま
た図3(ロ)ではL形微細子4の向きを列毎に変化させ
て配列したものであるが、これ以外にそれらL形微細子
4の向き設定は任意である。
【0030】上記第1の実施例では、背景又は潜像のい
づれか一方を構成するために使用する微細子の形状をL
形となしたことについて説明したが、このL形微細子の
他の形態として、図4乃至図7に示す形態としても、コ
ピー時においてトーンジャンプを生起せしめることが有
効である。
【0031】つまり図4の第2実施例では、半円形の中
央部を60度の角度で切欠し、かつ面積が約0.3mm
2 である仮想枠7内で、その面積の約17%が塗り潰さ
れる大きさの略V字形微細子8を示す。この実施例の場
合60度の切欠角を有しているので、コピー時において
この切欠角内でドットゲインによるトーンジャンプがき
わめて有効に生起されるが、この切欠角度は上記説明の
ように60度に限定されるものではない。またその微細
子8の大きさは仮想枠7の面積約0.3mm2 に対し約
17%の割合である面積となしているので印刷物におい
て、背景と潜像との区別が分かりにくくなってをり、潜
像施し手段として有効である。
【0032】図5で示す第3の実施例では、方形の中央
部を正方形で切欠し、かつ面積が約0.3mm2 である
仮想枠7内でその面積の約16%が塗り潰される大きさ
の凹形微細子9を示す。この実施例の場合、2個所に仰
角90度の内角が形成されているためにコピー時におい
てトーンジャンプが2個所で生起され、コピーされた微
細子9のコピーマークが強調される。またその微細子9
の大きさは仮想枠7内の面積約0.3mm2 に対し約1
6%の割合の面積となる大きさとなしているので、この
場合も上記同様に潜像施し手段として有効である。
【0033】図6で示す第4の実施例は、円形の内部中
央を、正方形で切欠した筒形の微細子10を示す。この
実施例の場合、4個所に仰角90度の内角が形成されて
いるために、コピー時においてトーンジャンプが4個所
で生起されやすくなっている。またこの微細子10の大
きさは仮想枠7内の面積約0.3mm2 に対して約16
%の割合である面積となしているので、上記同様に潜像
施し手段として有効である。
【0034】図7で示す第5の実施例は、微細子11を
円筒形となし、またその大きい円筒形の面積を仮想枠7
の面積約0.3mm2 に対して約15%の割合を示す面
積となしたものである。この円筒形の大きさを具体的に
述べるならば、仮想枠7内の面積を約0.3mm2
し、また円筒の内径を2rとし、円筒の外径を3rとし
て、上記面積約0.3mm2 に対して約15%の面積と
になる微細子11を形成する。このときの半径rの値は
約0.17mmとなる。
【0035】このような微少値である半径で形成される
円筒形の微細子においては、その円筒内部(中空部)で
トーンジャンプが比較的容易に生起されることとなり、
上記同様に潜像の施し手段として有効である。尚上記の
実施の形態で述べたそれぞれの微細子の数、大きさはそ
の表示値を含め、その一割程度の増減があっても本発明
の目的、効果を得ることができる。
【0036】また上記の説明では、用紙の表面に、トー
ンジャンプを生じる微細子で潜像を印刷し、また該潜像
の周囲部分には上記微細子とは形状の異なる微細子で背
景を印刷した複写防止印刷物について説明しているが、
この複写防止印刷物を使用する場合に、この複写防止印
刷物の表面に,透明性インキまたは薄色インキを用いて
適宜の文字模様を重ね刷りした複写防止印刷物としても
よい。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1,2
に記載の複写防止印刷物によれば、用紙の表面にコピー
時に再現され易い網点と、コピー時に再現され難い網点
で潜像構成してなる背景を印刷する複写防止印刷物にお
いて、前記潜像を構成する網点を、0.3mm2の方形
面積でかつその濃度が約15〜17%の面積を示す大き
さとし、かつコピー時にトーンジャンプによるドット面
積拡張が可能な形状の微細子となし、前記背景を構成す
網点を、150線でその濃度が10%程度の微細子に
設定しているので、それらの微細子により潜像と背景と
を印刷してなる印刷物においては、その潜像と背景との
区別が分りにくく潜像を施した印刷物としての有効性が
得られる。
【0038】またその他の請求項に記載の印刷物によれ
ば、潜像又は背景のいずれか一方を構成する網点を、ト
ーンジャンプが生起可能である形状の微細子に設定した
ので、この印刷物を複写したときに、上記微細子に対応
するコピーマークにドットゲインに伴うトーンジャンプ
が生じてドット面積が拡し、このためにコピー紙上にお
いて、用紙に印刷されている潜像に対応するコピー潜像
が、コピー背景に対し鮮明に区別されることとなり、複
写防止に有効な印刷物の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる複写防止印刷物の一例を示した
要部説明図である。
【図2】本発明の複写防止印刷物に施す微細子の第1実
施例を示す説明図である。
【図3】本発明の複写防止印刷物に施す微細子のそれぞ
れの配列例を示す説明図である。
【図4】本発明の複写防止印刷物に施す微細子の第2の
実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の複写防止印刷物に施す微細子の第3の
実施例を示す説明図である。
【図6】本発明の複写防止印刷物に施す微細子の第4の
実施例を示す説明図である。
【図7】本発明の複写防止印刷物に施す微細子の第5の
実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 用紙 2 潜像 3 背景 4 微細子 5 トーンジャンプ 6 微細子 7 仮想枠 8 微細子 9 微細子 10 微細子 11 微細子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−286162(JP,A) 特開 平8−108613(JP,A) 特開 平8−118783(JP,A) 特開 平9−295484(JP,A) 特開 昭63−62797(JP,A) 特開 平1−167870(JP,A) 特開 平8−25790(JP,A) 特開2002−103779(JP,A) 実開 平2−29772(JP,U) 特公 昭64−5835(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 3/14 B42D 15/10 G03G 21/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の表面にコピー時に再現され易い網
    点と、コピー時に再現され難い網点で潜像構成してなる
    背景を印刷する複写防止印刷物において、前記潜像を構
    成する網点を、0.3mm2の方形面積の中で、濃度が
    約15〜17%の面積を示す大きさとし、かつコピー時
    にトーンジャンプによるドット面積拡張が可能な形状の
    微細子となし、前記背景を構成する網点を、150線で
    その濃度が10%程度の微細子に設定したことを特徴と
    する複写防止印刷物。
  2. 【請求項2】 用紙の表面にコピー時に再現され易い網
    点と、コピー時に再現され難い網点で潜像構成してなる
    背景を印刷する複写防止印刷物において、前記潜像を構
    成する網点を、0.3mm2の方形面積の中で、濃度が
    約15〜17%の面積を示す大きさとし、かつコピー時
    にトーンジャンプによるドット面積拡張が可能な形状の
    微細子となし、前記背景を構成する網点を、150線で
    その濃度が10%程度の微細子に設定し、さらに前記潜
    像及び/又は背景の一部又は全部に透明性インキによる
    文字模様等を重ね刷りしたことを特徴とする複写防止印
    刷物。
  3. 【請求項3】 トーンジャンプによるドット面積拡張が
    可能である微細子を、仰角が90度以下の角度である切
    欠き部を有する網点となしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の複写防止印刷物。
  4. 【請求項4】 トーンジャンプによるドット面積拡張が
    可能である微細子を、円形又は角形の中空部を有する円
    筒又は角筒形状となしたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の複写防止印刷物。
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