JP3537376B2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP3537376B2
JP3537376B2 JP2000121608A JP2000121608A JP3537376B2 JP 3537376 B2 JP3537376 B2 JP 3537376B2 JP 2000121608 A JP2000121608 A JP 2000121608A JP 2000121608 A JP2000121608 A JP 2000121608A JP 3537376 B2 JP3537376 B2 JP 3537376B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続して成形され
たインフレーションチューブから材料の無駄を極力少な
くして、合理的に低コストで形成された容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薬品業界等では連続的に筒状に成
形されたインフレーションチューブ(以下、たんに「チ
ューブ」という)から袋状の容器を形成したものが広く
採用されている。 例えば、特開平5−104662号
公報に記載の袋状の容器がこれに相当する。これらの容
器は、インフレーションチューブの所定箇所をチューブ
の幅方向に熱シールするに際して、まず未シール部が前
記熱シール域に挟まれて幅方向の全幅にわたり形成され
るように行うものである。然る後、前記未シール部と熱
シール域の所定箇所を所定形状に裁断し、首部を有する
形状に形成された袋状の容器の上部と容器底部の粗形を
同時に成形するようにしている。さらに、裁断によって
形成された容器上部の前記首部形成用の未シール部(開
口部)に硬質プラスチック製のポートを嵌入し、これを
その未シール部に溶着するとともにポート開口部に蓋等
を装着して開封自在の袋状容器の完成品として供されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平5−104662号公報に記載の容器は後記図2に
示すようにチューブを裁断する際に容器の一部分である
首部を未シール部として残し、これにポートを嵌入溶着
して容器の完成品とされるために、裁断時に発生する切
屑切除部分が多くなることを避け得ないものであった。
従って、その部分がチューブ材料の無駄となるばかりで
なく、これらを切屑片としてそのまま廃棄処分すれば、
環境汚染が新たに懸念されるという問題があった。ま
た、従来から容器の底部を全て熱シールされている形状
の容器は、医療現場等で広く用いられているものであ
り、その容器形状に特徴が少なく、作業の忙しさが嵩じ
た際等には容器を混同し誤って用い易いという欠点があ
る。本発明はこれに鑑み、インフレーションチューブか
ら袋状の容器を連続的に製造するに際して、廃棄処理さ
れる切除部分を極力少なくするとともに環境汚染上の問
題の発生を少なくして製造できる容器を提供し、使用に
際しては医療現場等での誤用を少なくできる容器を提供
することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の容器が有する
問題点を解決するため、本発明の容器は、連続して筒状
に成形される軟質プラスチックのインフレーションチュ
ーブの少なくとも幅方向の所定位置を熱シールするとと
もに該幅方向の熱シール域を裁断して容器の上部と底部
として切離し、容器の上部側熱シール域の所定位置に略
筒状のポートを嵌入溶着してある袋状の容器において、
該容器の底部側幅方向の熱シール域を下向きに窪みのあ
る略凹形状とするとともに該窪みを未シール部として残
し形成してあることを特徴とする容器とされる。この
際、インフレーションチューブの両側を熱シールしてあ
ってもよい。このように形成することにより、製造後の
容器の保管・輸送時等に容器両側に発生するピンホール
発生を抑制したり、また液状の薬品や食品等の充填・抽
出も容易とした多用途に適した容器にすることができ
る。
【0005】次ぎに、本発明の容器の作用をその概略製
造工程をもって説明する。相対向する加熱シール部材間
に給送されるインフレーションチューブに加熱シール部
材を接近動させることによりこれを狭持し、チューブの
幅方向とその両側に熱シールを行なう。この際、チュー
ブ幅方向の加熱シール部材の狭持面の平面形状はあらか
じめ凹形状としておくと共にその後の裁断は凹形状に加
熱シールした加熱シール域の未シール部(窪み部)を横
断する位置で行う。即ち、このように裁断処理すること
によって幅方向の加熱シール域は別異の袋状容器の上部
と底部として形成され裁断位置を境にして切離される。
この際、容器の底部となる幅方向の加熱シール域は下向
きに窪みのある略凹形状に形成され、該窪みは未シール
部としてそのまま残り、特殊形状の識別容易な形状の容
器として形成される。また、容器の上部となる加熱シー
ル域の裁断位置には、前記容器底部の未シール部の幅と
相等しい幅の未シール部が形成される。尚、この容器上
部の未シール部は容器内腔に連通する開口部として形成
されるのでそのまま容器収納物品の充填・排出口とされ
得る。また、この開口部は硬質の筒状ポート等を嵌入溶
着することによって、容器収納物品の充填・排出口とし
ての機能をより一層高めた容器として供され得る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
を参照して説明する。図1は本発明に係る袋状の容器1
の成形過程の状態を示し、図1(A)はインフレーショ
ンチューブ2の所定の箇所(両側と幅方向)を熱シールし
た状態を、図1(B)は穿孔、切断、整形後の状態を、
そして、図1(C)は完成後の状態を示しており、図3
はその拡大平面である。図1(B)に示すごとく、図1
(A)のX−X線に沿って切断した後、各袋状の未完成
容器は四隅の角部を円弧状に切除し整形されるので、こ
の切除片が成形過程上で極僅かの切屑6として整形時に
発生する。また、完成後の袋状容器1は、図1(C)に
示すごとくその両側と上下の両端を熱シール域31,3
2とされかつその上部シール域32の肩部8の未シール
部(開口部)7には硬質樹脂製の筒体からなるポート4が
嵌挿溶着され、前記熱シール域31、32にはそれぞれ
袋状容器1を懸吊して使用する際の孔5,5が所定の位
置に穿設されている。また、本実施例の容器1は幅12
0mm、側長200mm程に成形され、さらに、その底
部には下向きに窪ませた凹み形状の熱シール域31が形
成され、その窪み部を未シール域7として残して形成さ
れている。尚、本発明容器の実施例において、袋状容器
1の両側にも熱シール域3,3を施しておくのは完成後
の保管・輸送の際に容器1の両側に生じ易いピンホール
発生を防止するためである。また、容器1の表面には図
3の破線で囲んだエリア内に目盛と所要の表示が印刷さ
れている。
【0007】図2は従来の袋状容器1の成形過程の状態
を、本発明に係る容器1と比較するために同一の箇所に
は同一の符号を付して示したものであり、図2(A)´
はインフレーションチューブ2の幅方向を熱シールした
状態を、図2(B)´は穿孔、切断、整形後の状態を、
そして図2(C)´はその完成後の状態をそれぞれ示し
ている。図2(A)´に示すごとく、従来の容器1の成
形は、まずインフレーションチューブ2の幅方向のみを
熱シールを行う。その際熱シール域3、3を形成すると
ともに未シール部7が熱シール域3、3間でチューブ2
の幅方向の全幅にわたって形成されるように行うもので
ある。従って、熱シール後の切断及び整形は図2(B)
´に示すように、裁断された袋体に首部9が形成される
ように未シール部7を所定形状に裁断することによって
行うので、自ずと多量の切除片6が発生し廃棄する切屑
6,6が多量に生ずるものである。また、完成後の従来
の袋状容器1は、図2(C)´に示すごとく、その底部
熱シール域31には本発明容器1の底部未シール域7は
形成されず、肩部8から突出状に形成された首部9に硬
質樹脂製の筒体からなるポート4が嵌入され袋体の首部
9と一体に溶着された状態のものとなる。以上、実施例
でもって説明したように本発明の容器はこれを製する際
には従来の容器に比べて切除片の発生を極めて少量に抑
制できるものであり、従来容器にない底部に熱シール部
に未シール部を有した識別し易い形状の容器である。
【0008】
【発明の効果】本発明の容器は、容器の底部に下向きに
窪ませた略凹形状の熱シール域を形成し、この窪み部分
を未シール部として残し形成してあるので、成形過程上
のインフレーションチューブの裁断を未シール部を横断
して切離すだけの容易なものとなり、裁断時に発生する
切除片の量を少なくできる。従って、材料費等の製造コ
ストを節減できる。また、廃棄する切屑の量も少なくな
るので、産業廃棄物処理に伴う問題発生の少ない容器と
して供し得る。さらに、使用に際しては、底部縁に窪ま
せた未シ−ル部を形成してあるので他容器と識別し易
く、混同による誤用を防ぐことができる優れた効果を得
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)は、本発明の容器を製
造する際の一過程を示すチューブの平面図および完成品
を示す平面図。
【図2】(A)´、(B)´、(C)´は従来の容器を
製造する際の一過程を示すチューブの平面図および従来
容器の完成品を示す平面図。
【図3】本発明容器の一実施例の完成品を示す拡大平面
図。
【符号の説明】
1 袋状容器 2 インフレーションチューブ 3 熱シール域 4 ポート 5 孔 6 切屑(切除片) 7 未シール部 8 肩部 9 首部 31 底部熱シール域 32 上部熱シール域 33 ポート熱シール域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 35/00 B65D 83/00 B65D 33/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して筒状に形成される軟質プラスチッ
    クのインフレーションチューブの少なくとも幅方向の所
    定位置を熱シールするとともに該幅方向の熱シール域を
    裁断して容器の上部と底部として切離し、容器の上部側
    熱シール域の所定位置に略筒状のポートを嵌入溶着して
    ある袋状の容器において、該容器の底部側幅方向の熱シ
    ール域を下向きに窪みのある略凹形状とするとともに該
    窪みを未シール部として残し形成してあることを特徴と
    する容器。
  2. 【請求項2】前記インフレーションチューブの両側を熱
    シールして製してある請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】薬液を充填されると共に前記ポートの開口
    部を封止してある請求項1及び2記載の容器。
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