JP3537370B2 - 内視鏡洗滌消毒装置 - Google Patents

内視鏡洗滌消毒装置

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JP3537370B2 JP2000028326A JP2000028326A JP3537370B2 JP 3537370 B2 JP3537370 B2 JP 3537370B2 JP 2000028326 A JP2000028326 A JP 2000028326A JP 2000028326 A JP2000028326 A JP 2000028326A JP 3537370 B2 JP3537370 B2 JP 3537370B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を洗滌・消
毒するための内視鏡洗滌消毒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内視鏡は体腔内の検査および
治療に広く利用されており、その内部には送気、送水、
吸引等を行なうための各種の管路が組み込まれている。
そして、内視鏡は、使用する毎に、その外表面および内
部管路が洗滌消毒される。
【0003】こうした内視鏡の洗滌消毒に使用される内
視鏡洗滌消毒装置は、従来から様々な形態のものが知ら
れているが、基本的には、洗滌水を用いて内視鏡を洗滌
する洗滌工程と、消毒液を使用して洗滌後の内視鏡を消
毒する消毒工程と、その他、濯ぎ工程や乾燥工程とから
なる一連の工程によって洗滌槽内の内視鏡を洗滌・消毒
するものである。
【0004】前記消毒工程では、装置内部に設置されて
いる消毒液タンクから所定の消毒液が洗滌槽に供給され
る。消毒液タンクには、予め所定量の消毒・滅菌液(以
下、単に消毒液という。)が貯留されている。消毒タン
クに貯留される消毒液は、その濃縮液を希釈水によって
希釈調合することによって生成される。従来、消毒液の
調合は、たらい場等の特定の調合場所でユーザーにより
行なわれている。そして、調合された消毒液は、ユーザ
ーによって消毒液タンクの注入口から消毒液タンク内に
注入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような、特定の場所でユーザーにより行なわれる消毒液
の調合作業は、ユーザーにとって煩雑なものだった。
【0006】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、消毒液の調合作業を
容易に行なうことができる内視鏡洗滌消毒装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、洗滌される内視鏡が
セットされる洗滌槽と、洗滌槽に供給される消毒液が貯
留される消毒液タンクと、消毒液タンクを洗滌槽に接続
して洗滌槽と消毒液タンクとの間で消毒液を流す消毒液
管路とを備える内視鏡洗滌消毒装置において、前記消毒
液タンクに設けられ、消毒液の濃縮液を前記消毒液タン
ク内に注入するための注入口と、前記濃縮液を希釈する
ための希釈液を前記消毒液タンク内に供給する希釈液供
給手段と、前記消毒液タンク内に前記濃縮液が規定の量
だけ注入されたことを検知する第1のレベルセンサと、
前記希釈液供給手段から前記消毒液タンク内に注入した
前記希釈液によって前記濃縮液が希釈されてなる消毒液
の量を検知する第2のレベルセンサと、前記注入口を通
じて前記消毒液タンク内に注入される前記濃縮液を所定
の濃度に希釈するために、前記第1、第2のレベルセン
サからの検知情報に基づいて前記希釈液供給手段による
前記希釈液の供給を制御する制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、内視
鏡洗滌消毒装置側で自動的に消毒液の調合が行なわれ
る。
【0009】また、請求項2に記載された発明は、洗滌
される内視鏡がセットされる洗滌槽と、洗滌槽に供給さ
れる消毒液が貯留される消毒液タンクと、消毒液タンク
を洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒液タンクとの間で消毒
液を流す消毒液管路とを備える内視鏡洗滌消毒装置にお
いて、前記消毒液タンクには、消毒液の濃縮液が入った
ボトルの閉塞された口部を気密且つ液密状態で受けられ
るボトル受け部と、濃縮液を前記消毒液タンク内に導く
注入孔と、前記ボトル受け部が前記ボトルの前記口部を
受けてこの口部を外部に対して気密且つ液密に保持した
ときに、前記ボトルの前記口部を開口して前記ボトル内
を前記注入孔を通じて前記消毒液タンク内に連通させる
手段とを有するボトル取り付け部が設けられていること
を特徴とする。
【0010】この請求項2に記載された発明によれば、
消毒液の濃縮液が入ったボトルをボトル取り付け部に取
り付ける前の段階ではボトルの口部が閉塞されており、
また、ボトルをボトル取り付け部に取り付けた状態で
は、消毒液タンク内とボトル内とが外部から遮断された
状態で連通し、ボトル内の濃縮液が前記注入孔を通じて
消毒液タンク内に流れる。
【0011】また、請求項3に記載された発明は、洗滌
される内視鏡がセットされる洗滌槽と、洗滌槽に供給さ
れる消毒液が貯留される消毒液タンクと、消毒液タンク
を洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒液タンクとの間で消毒
液を流す消毒液管路とを備える内視鏡洗滌消毒装置にお
いて、前記消毒液タンクに設けられ、消毒液の濃縮液が
入ったボトルの閉塞された口部を気密且つ液密状態で受
られるボトル受け部と、濃縮液を前記消毒液タンク内
に導く注入孔と、前記ボトル受け部前記ボトルの前記
口部を受けてこの口部を外部に対して気密且つ液密に保
持したときに、前記ボトルの前記口部を開口して前記ボ
トル内を前記注入孔を通じて前記消毒液タンク内に連通
させる手段とを有するボトル取り付け部と、前記濃縮液
を希釈するための希釈液を前記消毒液タンク内に供給す
る希釈液供給手段と、前記消毒液タンク内に前記濃縮液
が規定の量だけ注入されたことを検知する第1のレベル
センサと、前記希釈液供給手段から前記消毒液タンク内
に注入した前記希釈液によって前記濃縮液が希釈されて
なる消毒液の量を検知する第2のレベルセンサと、前記
ボトル取り付け部の注入孔を通じて前記ボトルから前記
消毒液タンク内に注入される濃縮液を所定の濃度に希釈
するために、前記第1、第2のレベルセンサからの検知
情報に基づいて前記希釈液供給手段による前記希釈液の
供給を制御する制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0012】この請求項3に記載された発明によれば、
第1、第2のレベルセンサによる消毒液タンク内の液量
検知の結果に基づき、濃縮液の希釈が開始される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施形態について説明する。
【0014】図1は本実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装
置100の概略構成を示している。図示のように、この
内視鏡洗滌消毒装置100は、洗滌室を形成する洗滌槽
1を有しており、洗滌槽1の内部に内視鏡2をセットし
て洗滌消毒することができるようになっている。洗滌槽
1には洗滌室の天井面を形成する蓋体40が開閉可能に
取り付けられており、この蓋体40を開けて内視鏡2を
洗滌槽1内にセットすることができるようになってい
る。
【0015】洗滌槽1の底部には振動板4が設置されて
いる。この振動板4は、例えばランジュバン型の超音波
振動子3をその底面に取り付けてなり、洗滌槽1に溜め
られた洗滌液中に超音波振動を発振することができるよ
うになっている。
【0016】洗滌槽1の底部中央には、洗滌槽1内の液
量を削減する目的で塔5が設けられている。この塔5の
内部には洗滌槽1内の液体を加保温するためのヒータが
設けられている。
【0017】また、洗滌槽1には洗滌水注入口21が設
けられている。この洗滌水注入口21には、例えば水道
系等の給水源の蛇口37に接続された給水管路35が接
続されており、この給水管路35を通じて洗滌水を洗滌
槽1内に供給することができるようになっている。な
お、給水管路35の途中には、給水弁36と、規格の除
菌フィルタ38とが介装されている。除菌フィルタ38
は、洗滌消毒装置の装置本体内にあるフィルタ収納室の
内部に着脱自在に装着されており、給水フィルタハウジ
ング38aと、ハウジング38a内に着脱自在にセット
された交換可能なフィルタカートリッジ38bとからな
る。
【0018】洗滌槽1の側壁には洗滌液噴出口7が設け
られており、洗滌槽1の底部には循環液吸引口8が設け
られている。洗滌液噴出口7には第1の送液ポンプ10
の吐出側に接続された第1の送液管路9aが接続され、
循環液吸引口8には第1の送液ポンプ10の吸引側に接
続された第2の送液管路9bが接続されており、第1お
よび第2の送液管路9a,9bは、洗滌槽1内の液体を
回収してこれを再び洗滌槽1へと圧送する第1の循環路
9を形成している。
【0019】また、洗滌槽1の側壁には接続チューブ1
9が接続されたチャンネル接続口13が設けられてい
る。この場合、接続チューブ19は、内視鏡2の操作部
に設けられ内視鏡2の内部管路(チャンネル)と連通す
る接続口部に着脱自在に接続されるようになっている。
【0020】第2の送液管路9bの途中からは第3の送
液管路19aが分岐しており、この第3の送液管路19
aは第2の送液ポンプ14の吸引側に接続されている。
また、第2の送液ポンプ14には第4の送液管路19b
が接続されている。この第4の送液管路19bは、逆止
弁12を介して、チャンネル接続口13に接続された流
体供給管路15に接続されている。すなわち、第3およ
び第4の送液管路19a,19bは、洗滌槽1内の液体
を回収してこれを内視鏡2の内部管路を通じて再び洗滌
槽1へと圧送する第2の循環路19を形成している。
【0021】また、流体供給管路15の途中には逆止弁
16を介してエアー供給管路18が接続されている。こ
のエアー供給管路18にはコンプレッサ17が接続され
ており、コンプレッサ17からの圧縮空気をエアー供給
管路18を介して流体供給管路15に送り込むことがで
きるようになっている。
【0022】また、消毒液注入口22が洗滌槽1の側壁
に設けられており、洗滌槽1の底部には排液口23が設
けられている。消毒液注入口22には、消毒液タンク3
2に接続され且つ消毒液タンク32からの消毒液をポン
プ34の吸引作用によって洗滌槽1内に供給する消毒液
送液管路33bが接続されている。また、排液口23か
ら延びる管路には管路切換弁24を介して消毒液戻し管
路33aと排液管路27とが接続されている。消毒液戻
し管路33aは、消毒液タンク32に接続されており、
洗滌槽1内の消毒液を消毒液タンク32に回収する。ま
た、消毒液タンク32からは希釈液供給管路39が延び
ており、この希釈液供給管路39は管路切換弁41を介
して給水管路35の途中に接続されている。すなわち、
本実施形態において、管路切換弁41と希釈液供給管路
39は、給水管路35を流れる洗滌水を希釈液として消
毒液タンク32に供給する希釈液供給手段を構成する。
【0023】なお、排液管路27には排液ポンプ28が
介装されている。また、超音波振動子3、ポンプ10,
14,28,34、コンプレッサ17、管路切換弁2
4,41、給水弁36の動作は全て制御部42によって
制御されるようになっている。
【0024】次に、本実施形態の消毒液タンク32およ
び消毒液タンク32に着脱自在に取り付けられるボトル
体50について詳細に説明する。
【0025】図2に示されるように、消毒液タンク32
は、洗滌消毒装置100の装置本体100A内に配置さ
れている。消毒液タンク32の上面には、消毒液の濃縮
液が入ったボトル体50が着脱自在に取り付けられる口
金状のボトル取り付け部43が設けられている。ボトル
取り付け部43は、その開口部を側方に向けるように上
側が屈曲形成されている。
【0026】ボトル取り付け部43に取り付けられるボ
トル体50は、図3に詳しく示されるように、濃縮液の
本剤が入った第1のボトル50Aと、緩衝剤が入った第
2のボトル50Bとからなる。各ボトル50A,50B
は、液が貯留されるボトル状の本体部51と、本体部5
1の口部51aに取り付けられるキャップ52とからな
る。ボトル50A,50Bを斜めに寝かした状態(図2
に示される状態)でボトル50A,50B内の液体がそ
の自重により口部51aを通じて外部に残らず排出され
得るように、口部51aは本体部51の中心軸に対して
偏心している。具体的には、ボトル本体51の側壁の内
面と口部51aの内面とが面一となる(同一平面内に位
置する)ように、ボトル本体51の外周部に口部51a
が位置している。
【0027】キャップ52は、筒状のキャップ本体52
aと、キャップ本体52aの基端に形成され且つ本体部
51に取り付けられる取り付け部52bと、キャップ本
体52aの先端に形成され且つキャップ52の径方向外
側に突出する弾性材料からなるシール部52cとからな
り、消毒液タンク32側のボトル取り付け部43に着脱
自在に取り付けられる着脱部60を構成する。また、キ
ャップ52は、取り付け部52bとキャップ本体52a
との境界部に位置し且つキャップ52が取り付け部52
bを介して本体部51の口部51aに取り付けられた際
に口部51aを閉塞する薄膜部54を有している。
【0028】また、ボトル本体51の側壁の一方側に
は、ボトル本体51の長手方向に沿って一対の凹部55
が設けられている。また、ボトル本体51の側壁の他方
側には、ボトル本体51の長手方向に沿って一対の凸部
56が設けられている。2種類の液体(すなわち、本実
施形態では、本剤と緩衝剤)を同時に間違いなく消毒液
タンク32内に注入できるように、第1のボトル50A
と第2のボトル50Bは、図3に示されるように、一方
側の凹部55に他方側の凸部56を係合させることによ
って、互いにその長手方向にずれることなく一体に組み
付けられる。この場合、各ボトル50A,50Bの口部
51a(キャップ52)は、図3の(b)に示されるよ
うに、互いに横方向に並んで位置するように方向付けら
れる。また、この組み付け状態は2つのボトル50A,
50Bの側壁を一体で巻回する収縮フィルム57によっ
て強固に維持され、これにより、ボトル体50が形成さ
れる。
【0029】一方、ボトル体50が着脱自在に取り付け
られるボトル取り付け部43は、消毒液の濃縮液を消毒
液タンク32内に注入するための注入口を形成してお
り、図4に詳しく示されるように、ボトル体50の各ボ
トル50A,50Bの閉塞された口部51aを気密且つ
液密状態で受ける(本実施形態では、キャップ52を介
して口部51aを気密且つ液密に受ける)一対のボトル
受け部43aと、濃縮液を消毒液タンク32内に導く注
入孔43cと、各ボトル受け部43aに各ボトル50
A,50Bの口部51aが気密且つ液密に受けられた状
態(図3の(c)の状態)でボトル50A,50Bの口
部51aを開口してボトル50A,50B内を注入孔4
3cを通じて消毒液タンク32内に連通させる一対の突
起部43bとを有している。
【0030】ボトル受け部43aは、互いに同軸に配置
された外管aおよび内管bからなる2重管構造を成して
いる。この場合、外管aと内管bとの間の環状の隙間
は、各ボトル50A,50Bのキャップ52が嵌合して
得る寸法、例えばキャップ本体52aの厚みと略同一に
設定されている。また、突起部43bは、内管bの内側
に設けられており、その先端面がテーパ状に傾斜すると
ともに、その内孔が注入孔43cと連通している。
【0031】図2に示されるように、消毒液タンク32
内には、消毒液タンク32内に貯留される消毒液の液量
を段階的に検知する複数のレベルセンサ44,45,4
6が設けられている。このうち、第1のレベルセンサ4
4は、濃縮液ボトル50A,50Bを介して消毒液タン
ク32内に注入されるべき濃縮液の規定量を検知する。
また、第2のレベルセンサ45は、消毒液タンク32内
に注入された規定量の濃縮液を所定の濃度に希釈するた
めに供給されるべき希釈液の液量(実際には、既にタン
ク32内に注入されている濃縮液と希釈液とからなる規
定濃度の消毒液全体の液量)を検知する。また、第3の
レベルセンサ46は、装置を作動させるにあたって上側
に位置する洗滌槽1に消毒液を持ち上げるために必要な
最低量(洗滌槽1内の内視鏡2を十分に消毒するために
必要な消毒液の最低量)を検知する。なお、各レベルセ
ンサ44,45,46からの検知情報は制御部42に伝
送されるようになっている。
【0032】図2に示されるように、装置本体100A
の側壁には、ボトル体50が挿入セットされるボトル差
込み孔部63が斜め下に傾斜した状態で形成されてい
る。このように、装置の側方からアプローチしてボトル
体50を消毒液タンク32に取り付けられるようにすれ
ば、消毒液タンク32の上側に多数の要素が配置される
ような洗滌消毒装置100にあっては、装置全体の省ス
ペース化を図ることができる。
【0033】また、ボトル差込み孔部63の内端開口に
は、側方に屈曲されたボトル取り付け部43の上端部が
対向して配置されている。この場合、ボトル取り付け部
43のボトル受け部43aは、ボトル差込み孔部63内
で下側に位置している。すなわち、各ボトル50A,5
0Bの口部51aを図2に示されるように下側にしてボ
トル差込み孔部63内にセットした場合には口部51a
(キャップ52)をボトル受け部43aに取り付けるこ
とができるが、各ボトル50A,50Bの口部51aを
上側にしてボトル差込み孔部63内にセットした場合に
は口部51a(キャップ52)をボトル受け部43aに
取り付けることができないようになっている。すなわ
ち、ボトル体50の逆差しを防止できるようになってい
る。
【0034】また、ボトル差込み孔部63には、ボトル
50A,50Bがボトル取り付け部43に確実に接続さ
れたことを検知するボトル検知センサ62が設けられて
いる。このボトル検知センサ62は、ボトル50A,5
0Bがボトル取り付け部43に確実に接続された位置
(図4の(c)の位置)でボトル体50と接触して作動
する。また、ボトル50A,50Bがボトル取り付け部
43に確実に接続された状態では、ボトル体50はボト
ル差込み孔部63内に完全に隠れる。なお、ボトル検知
センサからの検知情報は制御部42に伝送されるように
なっている。
【0035】また、図2および図5に示されるように、
ボトル差込み孔部63には、ボトル50A,50Bがボ
トル取り付け部43に確実に接続された位置(図4の
(c)の位置)でボトル体50をロックするロック装置
66が設けられている。また、ロック装置66は、ボト
ル体50の底面に当接してボトル差込み孔部63からの
ボトル体50の抜けを防止するロックアーム65を有し
ている。
【0036】次に、上記構成の内視鏡洗滌消毒装置10
0の消毒液タンク32に消毒液の濃縮液を注入して自動
希釈を行なう動作について、図6〜図9に示されたフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0037】まず、各ボトル50A,50Bの口部51
aが薄膜部54によって閉塞されたボトル体50(内部
に消毒液の濃縮液が入っている)を、口部51aを下側
にした状態でボトル差込み孔部63内に差し込み(図6
および図8のS1)、図4の(a)に示されるように、
各ボトル50A,50Bのキャップ52を消毒液タンク
32側のボトル取り付け部43のボトル受け部43aに
対向させる。続いて、ボトル体50をボトル差込み孔部
63内にさらに押し込むと、まず、外管aと内管bとの
間の環状の空間内に各ボトル50A,50Bのキャップ
52のキャップ本体52aが嵌合し、ボトル受け部43
aに各ボトル50A,50Bの閉塞された口部51aが
受けられる。また、この時、シール部52cが外管aの
内面によって押圧されて弾性的に変形し、口部51aが
外部に対して気密且つ液密に保持される(図4の(b)
参照)。この状態から、さらにボトル体50をボトル差
込み孔部63内に押し込むと、図4の(c)に示される
ように、口部51aが気密且つ液密に受けられた状態で
突起部43bによって薄膜部54が破れ、口部51aが
開口される。これにより、ボトル50A,50B内が注
入孔43cを通じて消毒液タンク32内に連通し、ボト
ル50A,50B内の液体が前述したボトル50A,5
0Bの形状特性により消毒液タンク32内に残らず注入
される。
【0038】このようにしてボトル体50がボトル取り
付け部43に完全に接続されたら、ボトル検知センサ6
2がボトル体50と接触して作動(ON)する(図6お
よび図8のS2)。この検知情報は制御部42に送ら
れ、制御部42は検知情報に基づいてロック装置66を
駆動させる。これにより、ロックアーム65がボトル体
50の底面に当接して(図5の(a)参照)、ボトル差
込み孔部63からのボトル体50の抜けが防止される
(図6および図8のS3)。また、この時、制御部42
は、第1のレベルセンサ44がONされているか否かを
判別し(図6のS4)、ONされている場合には、消毒
液タンク32内の消毒液が外部に完全に排出されていな
いと認識し、作業者にエラーを告知するとともに、消毒
液タンク32内の廃液を促す。
【0039】ボトル体50がロック装置66によってロ
ックされ且つ第1のレベルセンサ44がOFFされてい
る状態で、ボトル体50から消毒液タンク32内に消毒
液の濃縮液が注入されている間、制御部42は、注入さ
れている時間をカウント(図6のS5)し、所定の時間
が経過しても第1のレベルセンサ44がONされない場
合には、空のボトル体50がボトル差込み孔部63にセ
ットされたと判断し(図6のS6)、作業者にエラーを
告知する(図6のS7)とともに、ロック装置66によ
るロック状態を解除して、ボトル体50の交換を促す。
【0040】一方、所定の時間が経過する前に濃縮液が
規定の量(ボトル体50に入っていた液の全量)だけタ
ンク32内に注入され、これが第1のレベルセンサ44
によって検知されと、制御部42は、給水弁36を開く
とともに、管路切換弁41の弁方向を切り換えて給水管
路35を希釈液供給管路39に接続する。これにより、
希釈液としての洗滌水が消毒液タンク32内に注入され
る(図6のS8)。その後、希釈液によって濃縮液が希
釈され、消毒液の量が第2のレベルセンサ45によって
検知されると、制御部42は、消毒液の濃度が規定濃度
に達したと判断し、消毒液タンク32に対する希釈液の
供給を停止する。
【0041】一方、消毒液の使用に伴って消毒液タンク
32内の消毒液が所定の量まで減少すると、これが第3
のレベルセンサ46によって検知される。これにより、
制御部42は、消毒液タンク32からの消毒液の排液を
作業者に促す。この場合、作業者は、図示しない排水ボ
タンを押し(図7および図8のS9)、消毒液の廃液動
作を実行する(図7のS10)。消毒液が廃液され、第
1のレベルセンサ44がOFFされる(図7および図8
のS11)と、制御部42は、消毒液の廃液が終了した
と判断し、ロック装置66のロック状態を解除する(図
7および図8のS12)。これにより、作業者は、ボト
ル体50を取り出して交換することができる(図7およ
び図8のS13)。なお、ボトル体50とボトル受け部
43aとの接続状態が解除されると、ボトル検知センサ
62もOFFされる(図7のS14)。
【0042】なお、以上は、レベルセンサ44,45,
46からの検知情報に基づいて希釈液が消毒液タンク3
2内に供給されて濃縮液が規定濃度まで希釈されたが、
ボトル検知センサ62からの検知情報によって希釈液に
よる希釈が行なわれても良い。すなわち、図9のフロー
チャートに示されるように、ボトル体50とボトル受け
部43aとが接続されて(図9のS15)、これがボト
ル検知センサ62によって検知される(図9のS16)
と、制御部42は、給水弁36を開くとともに、管路切
換弁41の弁方向を切り換えて給水管路35を希釈液供
給管路39に接続する。これにより、希釈液としての洗
滌水が消毒液タンク32内に注入される(図9のS1
7)。その後、希釈液によって濃縮液が希釈され、消毒
液の量が第2のレベルセンサ45によって検知される
と、制御部42は、消毒液の濃度が規定濃度に達したと
判断し、消毒液タンク32に対する希釈液の供給を停止
する。
【0043】以上の作業によって消毒液の自動調合が行
なわれたら、以後、以下の工程に沿って内視鏡2の洗滌
消毒作業が可能となる。
【0044】内視鏡洗滌消毒装置100を用いて内視鏡
2を洗滌消毒する場合には、まず、使用済みの内視鏡2
を洗滌槽1内にセットし、内視鏡2とチャンネル接続口
22とを接続チューブ19によって接続する。その後、
図示しない各種操作スイッチの操作によって洗滌、消
毒、すすぎ、送気の各工程が自動的に行なわれる。
【0045】洗滌工程では、初めに給水弁36が開き、
給水源37からの洗滌水が給水管路35を介して洗滌水
注入口21から洗滌槽1内に供給される。なお、この洗
滌工程の前には、ユーザーが予め設定された液量の洗剤
を洗滌槽1内に注入しておく。
【0046】一定量の水が洗滌槽1内に供給されると、
給水弁36が閉じられ、第1および第2の送液ポンプ1
0,14が駆動される。また、この時、管路切換弁24
が閉じられる。
【0047】これによって、洗滌槽1内の洗滌液の一部
は、第1の循環路9を循環して洗滌液噴出口7から内視
鏡2の外面に高圧で吹き付けられるとともに、第2の循
環路19を通じて循環して内視鏡2の内部管路へと送ら
れる。すなわち、洗滌槽1内の洗滌液は、循環液吸引口
8から第1の送液ポンプ10の吸引作用によって第1送
液管路9bに吸引され、第2の送液管路9bを介して洗
滌液噴出口7から噴射される。また、第1の送液管路9
bへ吸引された洗滌液の一部は第2の送液ポンプ14の
吸引作用によって第3の送液管路19aに吸引されると
ともに第4の送液管路19bと流体供給管路15とを通
じてチャンネル接続口13から内視鏡2の内部管路へと
送られる。なお、内視鏡2の内部管路へ送られた洗滌液
は内視鏡2の先端開口を通じて洗滌槽1内に戻され再び
第1の循環路9または第2の循環路19を循環すること
になる。
【0048】このような洗滌液の流れによって、内視鏡
2に付着した大きな汚れ、柔らかい汚れ、軽い汚れ等が
洗い落とされる。特に、こうした汚れは、洗滌液噴出口
7から噴出される洗滌液の衝撃力や、これによって形成
される洗滌槽1内の渦流によって内視鏡2の外面から欠
き落とされる。
【0049】洗滌液のこのような循環作用による洗滌が
所定時間行なわれると、続いて、振動板4が動作され超
音波洗滌が行なわれる。この超音波洗滌では、振動板4
から発せられる超音波振動によって内視鏡2に付着した
堅い汚れや内視鏡2の複雑な形状部分に付着した汚れ等
が強力に落とされる。
【0050】超音波洗滌が終了すると、再び前述した洗
滌液の循環作用による洗滌が行なわれる。この段階で
は、超音波洗滌によってふやけて内視鏡2から剥がれか
かった汚れが落とされる。
【0051】以上の洗滌工程が終了すると、続いてすす
ぎ工程が行なわれる。このすすぎ工程では、まず初め
に、送液ポンプ10,14の駆動が停止されるととも
に、排液ポンプ28が駆動されて管路切換弁24が排液
管路27側に切換えられる。これによって、洗滌槽1内
の洗滌液が排液口23から排液管路27を通じて外部に
排出される。洗滌槽1内の洗滌液が完全に排出される
と、続いて、給水弁36が開かれ、新しい水が洗滌槽1
内に供給される。そして、第1および第2の送液ポンプ
10,14が再び駆動され、前述した循環作用によって
内視鏡2の内部管路と外面のすすぎが行なわれる。
【0052】すすぎ水によるすすぎが終了すると、すす
ぎ水を洗滌槽1から完全に排出した状態で水切りが行な
われる。この水切りでは、送液ポンプ10,14の駆動
が停止されるとともにコンプレッサー17が駆動され、
コンプレッサー17からのエアーがエアー供給管路18
を通じて流体供給管路15に送られる。流体供給管路1
5に送られるエアーは、内視鏡2の内部管路に送られ
て、内視鏡2内部管路の水切りとを行なう。
【0053】以上のすすぎ工程が終了すると、続いて消
毒工程が行なわれる。この消毒工程では、まず初めに、
管路切換弁24が閉じられ、ポンプ34が駆動される。
これによって、消毒液タンク32内の消毒液が消毒液送
液管路33bを介して消毒液注入口22から洗滌槽1内
に注入される。洗滌槽1内に所定量の消毒液が注入され
て内視鏡2が消毒液に完全に浸漬されると、ポンプ34
の駆動が停止され、続いて送液ポンプ14が駆動され
る。これにより、洗滌槽1内の消毒液は、内視鏡2の内
部管路に送られて、内視鏡2の内部管路の消毒も行な
う。
【0054】このような消毒が所定時間行なわれた後、
管路切換弁24が消毒液戻し管路33a側に切換えられ
て、洗滌槽1内の消毒液が消毒液戻し管路33aを通じ
て消毒液タンク32内に回収される。その後、前述した
すすぎ工程によって消毒液の濯ぎ行なわれる。
【0055】すすぎ工程によって消毒液を完全に濯いだ
後、送気工程が行なわれる。この送気工程は前述したす
すぎ工程の後半に行なわれる水切りと同じ手順で行なわ
れる。そして、一定時間経過後、排液ポンプ28が停止
される。
【0056】以上説明したように、本実施形態の内視鏡
洗滌消毒装置100は、消毒液の濃縮液を消毒液タンク
32内に注入するためのボトル取り付け部(注入口)4
3が消毒液タンク32に設けられ、また、濃縮液を希釈
するための希釈液を消毒液タンク32内に供給する希釈
液供給手段36,39,41と、消毒液タンク32内に
貯留される消毒液の液量を段階的に検知する複数のレベ
ルセンサ44,45,46と、ボトル取り付け部43を
通じて消毒液タンク32内に注入される濃縮液を所定の
濃度に希釈するために、レベルセンサ44,45,46
からの検知情報に基づいて希釈液供給手段36,39,
41を制御する制御部42とを具備している。
【0057】したがって、内視鏡洗滌消毒装置100側
で自動的に消毒液の調合が行なわれるため、ユーザーに
よる作業は簡略化される。
【0058】また、本実施形態の内視鏡洗滌消毒装置1
00において、ボトル取り付け部43は、消毒液の濃縮
液が入ったボトル50A,50Bの閉塞された口部51
aを気密且つ液密状態で受けるボトル受け部43aと、
濃縮液をタンク32内に導く注入孔43cと、ボトル受
け部43aにボトル50A,50Bの口部51aが気密
且つ液密に受けられた状態でボトル50A,50Bの口
部51aを開口してボトル50A,50B内を注入孔4
3cを通じて消毒液タンク32内に連通させる突起部4
3bとを有している。
【0059】したがって、消毒液の濃縮液が入ったボト
ル50A,50Bをボトル取り付け部43aに取り付け
る前の段階ではボトル50A,50Bの口部51aが閉
塞されており、また、ボトル50A,50Bをボトル取
り付け部43aに取り付けた状態では、消毒液タンク3
2内とボトル50A,50B内とが外部から遮断された
状態で連通し、ボトル50A,50B内の濃縮液が注入
孔43cを通じて消毒液タンク32内に流れる。したが
って、消毒液タンク32に消毒液を注入する際、すなわ
ち、ボトル50A,50Bをボトル取り付け部43aに
取り付ける際、前記消毒液が外部に漏れることはない。
【0060】また、本実施形態の内視鏡洗滌消毒装置1
00では、ボトル取り付け部43aに対するボトル50
A,50Bの接続状態を検知するボトル検知センサ62
を備え、前記レベルセンサ44,45,46からの検知
情報とボトル検知センサからの検知情報とを組み合わせ
ることによって希釈液による濃縮液の調合を行なうよう
にしているため、ボトル受け部43に空のボトル50
A,50Bがセットされた場合には、レベルセンサ44
によってその状況が検知され、希釈液が消毒液タンク3
2内に注入されることはない。また、消毒液タンク32
内が空になる前にボトル50A,50Bがセットされた
場合でも、レベルセンサ44によってその状況が検知さ
れるため、消毒液が消毒液タンク32内に注入されるこ
とはない。
【0061】また、本実施形態の内視鏡洗滌消毒装置1
00においては、装置の側方からアプローチしてボトル
体50を消毒液タンク32に取り付けられるようになっ
ている。したがって、装置全体の省スペース化を図るこ
とができる。
【0062】また、本実施形態の内視鏡洗滌消毒装置1
00において、ボトル50A,50Bの口部51aはボ
トル本体51の中心軸から偏心して位置し、また、ボト
ル取り付け部43のボトル受け部43aは、ボトル差込
み孔部63内で下側に位置している。すなわち、各ボト
ル50A,50Bの口部51aを図2に示されるように
下側にしてボトル差込み孔部63内にセットした場合に
は口部51a(キャップ52)をボトル受け部43aに
取り付けることができるが、各ボトル50A,50Bの
口部51aを上側にしてボトル差込み孔部63内にセッ
トした場合には口部51a(キャップ52)をボトル受
け部43aに取り付けることができないようになってい
る。すなわち、ボトル体50の逆差しを防止できるよう
になっている。
【0063】なお、上記実施形態では、ボトル検知セン
サ62が接触センサとして形成されていたが、ボトル検
知センサ62が光センサであっても良い。
【0064】以上説明してきた実施態様によれば、以下
のごとき構成が得られる。
【0065】1.洗滌される内視鏡がセットされる洗滌
槽と、洗滌槽に供給される消毒液が貯留される消毒液タ
ンクと、消毒液タンクを洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒
液との間で消毒液を流す消毒液管路とを備える内視鏡洗
滌消毒装置において、消毒液タンクに設けられ、消毒液
の濃縮液を消毒液タンク内に注入するための注入口と、
前記濃縮液を希釈するための希釈液を消毒液タンク内に
供給する希釈液供給手段と、消毒液タンク内に貯留され
る消毒液の液量を段階的に検知する複数のレベルセンサ
と、前記注入口を通じて消毒液タンク内に注入される濃
縮液を所定の濃度に希釈するために、前記レベルセンサ
からの検知情報に基づいて希釈液供給手段を制御する制
御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡洗滌消毒
装置。
【0066】2.洗滌される内視鏡がセットされる洗滌
槽と、洗滌槽に供給される消毒液が貯留される消毒液タ
ンクと、消毒液タンクを洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒
液との間で消毒液を流す消毒液管路とを備える内視鏡洗
滌消毒装置において、前記消毒液タンクには、消毒液の
濃縮液が入ったボトルの閉塞された口部を気密且つ液密
状態で受けるボトル受け部と、濃縮液をタンク内に導く
注入孔と、前記ボトル受け部にボトルの口部が気密且つ
液密に受けられた状態でボトルの口部を開口してボトル
内を前記注入孔を通じて消毒液タンク内に連通させる手
段とを有するボトル取り付け部が設けられていることを
特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
【0067】3.洗滌される内視鏡がセットされる洗滌
槽と、洗滌槽に供給される消毒液が貯留される消毒液タ
ンクと、消毒液タンクを洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒
液との間で消毒液を流す消毒液管路とを備える内視鏡洗
滌消毒装置において、前記消毒液タンクに設けられ、消
毒液の濃縮液が入ったボトルの閉塞された口部を気密且
つ液密状態で受けるボトル受け部と、濃縮液をタンク内
に導く注入孔と、前記ボトル受け部にボトルの口部が気
密且つ液密に受けられた状態でボトルの口部を開口して
ボトル内を前記注入孔を通じて消毒液タンク内に連通さ
せる手段とを有するボトル取り付け部と、前記濃縮液を
希釈するための希釈液を消毒液タンク内に供給する希釈
液供給手段と、消毒液タンク内に貯留される消毒液の液
量を段階的に検知する複数のレベルセンサと、前記ボト
ルからボトル取り付け部の注入孔を通じて消毒液タンク
内に注入される濃縮液を所定の濃度に希釈するために、
前記レベルセンサからの検知情報に基づいて希釈液供給
手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とす
る内視鏡洗滌消毒装置。
【0068】4.ボトル取り付け部に対するボトルの接
続状態を検知するボトル検知手段を備えることを特徴と
する第2項または第3項に記載の内視鏡洗滌消毒装置。 5.前記制御部は、前記ボトル検知手段と前記レベルセ
ンサとからの検知情報に基づいて希釈液供給手段を制御
することを特徴とする第4項に記載の内視鏡洗滌消毒装
置。 6.ボトル取り付け部に対してボトルが接続された状態
でボトル取り付け部からのボトルの抜けを防止するロッ
ク手段を備えることを特徴とする第1項ないし第5項の
いずれか1項に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
【0069】7.洗滌される内視鏡がセットされる洗滌
槽と、洗滌槽に供給される消毒液が貯留される消毒液タ
ンクと、消毒液タンクを洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒
液との間で消毒液を流す消毒液管路とを備える内視鏡洗
滌消毒装置において、前記消毒液タンクに設けられ、消
毒液の濃縮液が入ったボトルの閉塞された口部を気密且
つ液密状態で受けるボトル受け部と、濃縮液をタンク内
に導く注入孔と、前記ボトル受け部にボトルの口部が気
密且つ液密に受けられた状態でボトルの口部を開口して
ボトル内を前記注入孔を通じて消毒液タンク内に連通さ
せる手段とを有するボトル取り付け部と、前記濃縮液を
希釈するための希釈液を消毒液タンク内に供給する希釈
液供給手段と、ボトル取り付け部に対するボトルの接続
状態を検知するボトル検知手段と、前記ボトルからボト
ル取り付け部の注入孔を通じて消毒液タンク内に注入さ
れる濃縮液を所定の濃度に希釈するために、前記ボトル
検知手段からの検知情報に基づいて希釈液供給手段を制
御する制御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡
洗滌消毒装置。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、内視鏡
洗滌消毒装置側で自動的に消毒液の調合が行なわれるた
め、消毒液の調合作業がユーザーにとって簡素なものと
なる。
【0071】請求項2に記載された発明によれば、消毒
液の濃縮液が入ったボトルをボトル取り付け部に取り付
ける前の段階ではボトルの口部が閉塞されており、ま
た、ボトルをボトル取り付け部に取り付けた状態では、
消毒液タンク内とボトル内とが外部から遮断された状態
で連通し、ボトル内の濃縮液が前記注入孔を通じて消毒
液タンク内に流れる。したがって、消毒液タンクに消毒
液を注入する際、すなわち、ボトルをボトル取り付け部
に取り付ける際、前記消毒液が外部に漏れることはな
い。
【0072】請求項3に記載された発明によれば、内視
鏡洗滌消毒装置側で自動的に消毒液の調合が行なわれる
ため、消毒液の調合作業がユーザーにとって簡素なもの
となる。また、消毒液の濃縮液が入ったボトルをボトル
取り付け部に取り付ける前の段階ではボトルの口部が閉
塞されており、また、ボトルをボトル取り付け部に取り
付けた状態では、消毒液タンク内とボトル内とが外部か
ら遮断された状態で連通し、ボトル内の濃縮液が前記注
入孔を通じて消毒液タンク内に流れるため、消毒液タン
クに消毒液を注入する際、すなわち、ボトルをボトル取
り付け部に取り付ける際、前記消毒液が外部に漏れるこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置
の概略構成図である。
【図2】図1の内視鏡洗滌消毒装置の要部である消毒液
タンクの概略構成図である。
【図3】(a)は図2の消毒液タンクに取り付けられる
ボトルの側断面図、(b)は(a)のボトルの口部の正
面図である。
【図4】ボトルと消毒液タンクとの取り付け部における
断面図である。
【図5】(a)はボトルを消毒液タンクの取り付け部に
ロックするロック装置のロック作動時の図、(b)はロ
ック装置のロック解除時の図である。
【図6】消毒液タンクに消毒液の濃縮液を注入して自動
希釈を行なう動作の基本的なフローチャートである。
【図7】消毒液タンクから消毒液を排出するための動作
を示すフローチャートである。
【図8】ロック装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】ボトル検知センサからの検知情報のみによって
濃縮液を希釈する制御動作のフローチャートである。
【符号の説明】
32…消毒液タンク 43…ボトル取り付け部 43a…ボトル受け部 44,45,46…レベルセンサ 50…ボトル体 50A,50B…ボトル 100…内視鏡洗滌消毒装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−142040(JP,A) 特開 平6−38927(JP,A) 特開 平6−133929(JP,A) 特開 昭58−157438(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗滌される内視鏡がセットされる洗滌槽
    と、洗滌槽に供給される消毒液が貯留される消毒液タン
    クと、消毒液タンクを洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒液
    タンクとの間で消毒液を流す消毒液管路とを備える内視
    鏡洗滌消毒装置において、 前記消毒液タンクに設けられ、消毒液の濃縮液を前記消
    毒液タンク内に注入するための注入口と、 前記濃縮液を希釈するための希釈液を前記消毒液タンク
    内に供給する希釈液供給手段と、 前記消毒液タンク内に前記濃縮液が規定の量だけ注入さ
    れたことを検知する第1のレベルセンサと、 前記希釈液供給手段から前記消毒液タンク内に注入した
    前記希釈液によって前記濃縮液が希釈されてなる消毒液
    の量を検知する第2のレベルセンサと、 前記注入口を通じて前記消毒液タンク内に注入される前
    記濃縮液を所定の濃度に希釈するために、前記第1、第
    2のレベルセンサからの検知情報に基づいて前記希釈液
    供給手段による前記希釈液の供給を制御する制御手段
    と、 を具備することを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
  2. 【請求項2】 洗滌される内視鏡がセットされる洗滌槽
    と、洗滌槽に供給される消毒液が貯留される消毒液タン
    クと、消毒液タンクを洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒液
    タンクとの間で消毒液を流す消毒液管路とを備える内視
    鏡洗滌消毒装置において、 前記消毒液タンクには、消毒液の濃縮液が入ったボトル
    の閉塞された口部を気密且つ液密状態で受けられるボト
    ル受け部と、濃縮液を前記消毒液タンク内に導く注入孔
    と、前記ボトル受け部が前記ボトルの前記口部を受けて
    この口部を外部に対して気密且つ液密に保持したとき
    に、前記ボトルの前記口部を開口して前記ボトル内を前
    記注入孔を通じて前記消毒液タンク内に連通させる手段
    とを有するボトル取り付け部が設けられていることを特
    徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
  3. 【請求項3】 洗滌される内視鏡がセットされる洗滌槽
    と、洗滌槽に供給される消毒液が貯留される消毒液タン
    クと、消毒液タンクを洗滌槽に接続して洗滌槽と消毒液
    タンクとの間で消毒液を流す消毒液管路とを備える内視
    鏡洗滌消毒装置において、 前記消毒液タンクに設けられ、消毒液の濃縮液が入った
    ボトルの閉塞された口部を気密且つ液密状態で受けられ
    るボトル受け部と、濃縮液を前記消毒液タンク内に導く
    注入孔と、前記ボトル受け部が前記ボトルの前記口部を
    受けてこの口部を外部に対して気密且つ液密に保持した
    ときに、前記ボトルの前記口部を開口して前記ボトル内
    を前記注入孔を通じて前記消毒液タンク内に連通させる
    手段とを有するボトル取り付け部と、 前記濃縮液を希釈するための希釈液を前記消毒液タンク
    内に供給する希釈液供給手段と、 前記消毒液タンク内に前記濃縮液が規定の量だけ注入さ
    れたことを検知する第1のレベルセンサと、 前記希釈液供給手段から前記消毒液タンク内に注入した
    前記希釈液によって前記濃縮液が希釈されてなる消毒液
    の量を検知する第2のレベルセンサと、 前記ボトル取り付け部の注入孔を通じて前記ボトルから
    前記消毒液タンク内に注入される濃縮液を所定の濃度に
    希釈するために、前記第1、第2のレベルセンサからの
    検知情報に基づいて前記希釈液供給手段による前記希釈
    液の供給を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
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