JP4823537B2 - 内視鏡洗滌消毒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、使用された内視鏡を、洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置に関する。
体腔内の検査や治療の目的で使用される内視鏡は、体腔内に挿入される挿入部の外表面だけでなく、挿入部内に設けられている送気送水管路、或いは鉗子チャンネルを兼ねる吸引管路等の管路内に汚物が付着する。そのため、内視鏡は、使用後、洗滌、消毒される。近年、一般的に内視鏡の洗滌、消毒処理は洗滌消毒装置を用いて行われる。
内視鏡の洗滌、消毒を洗滌消毒装置で行う場合、ユーザーは、まず、洗滌カバーを開状態にして使用済みの内視鏡を洗滌消毒槽内に収容、セットする。次に、洗滌消毒槽に設けられた液体及び気体等の流体を供給するための各ポートと、内視鏡に設けられた各管路とを洗滌チューブを介して連結する。次いで、洗滌カバーを閉状態にして、処理開始スイッチをON状態にする。すると、予め設定された手順にしたがった、例えば洗滌工程、濯ぎ工程、消毒工程、濯ぎ工程及び乾燥工程(アルコールフラッシュ等による)の順に、洗滌消毒が実施される。
消毒工程においては、洗滌消毒装置内部に設置されている薬液タンクから所定の消毒・滅菌液(以下、消毒液と記載する)が洗滌消毒槽等に供給される。薬液タンクには、予め所定量の消毒液が貯留される。薬液タンクに貯留される消毒液は、濃縮液を希釈水によって希釈調合することによって生成される。
従来において、消毒液の調合は、特定の調合場所でユーザーにより行われ、調合された消毒液はユーザーによって薬液タンクの注入口から薬液タンク内に注入されていた。このため、ユーザーにとって、消毒液を調合すること及び調合された消毒液を薬液タンク内に注入する作業は煩雑な作業の一つであった。
この不具合を解消するため、例えば特開平2000−288069号公報には、消毒液の濃縮液が入ったボトル体が取り付けられる消毒液タンクを備えた、内視鏡洗滌消毒装置が示されている。
この内視鏡洗滌消毒装置においては、ボトル体は2つのボトルを備えて構成され、各ボトルは、液が貯留される本体部と、本体部の口部に取り付けられるキャップとで構成されていた。そして、キャップには、このキャップを本体部の口部に取り付けた際に口部を閉塞する樹脂製の薄膜部が設けられている。そして、この薄膜部が、薬液タンクに一体に設けられたボトル取付部に備えられた突起部によって破断されることによって、口部を閉塞する薄膜部が解放されて本体部に貯留されていた液が排出される。
特開平2000−288069号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡洗滌消毒装置においては、ボトル取付部が薬液タンクに一体に設けられていた。このため、突起部によって薄肉部が確実に破断されるように、突起部とキャップとの位置合わせを行う際、薬液タンクを移動させて位置決めを行わなければならないため、位置決め作業が煩雑であった。
また、特許文献1や図21のボトルと突起部との構成を説明する図に示すように、ボトル201を構成する本体部202の口部203に一体に取り付けられるキャップ204に、口部203の開口を閉塞する薄肉部205が備えられ、この薄肉部205を突起部211で切断するように構成されていた。突起部211の先端構造がパイプ部材210を斜めに切断した、いわゆるスラッシュカット形状で構成されていた場合、図22の突起部の作用を説明する図に示すように薄肉部205が突起部211によって分離切断される。このため、切断された薄肉部205が開口212を通過して薬液タンク内に落下する不具合や、切断された薄肉部205がパイプ部材210の開口212を全体的或いは部分的に塞いで、ボトル201内の液が薬液タンク内に注入されるのに時間がかかるおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、液が貯留されたボトルをボトル配設部に配設させることによって、ボトル内の液が速やかに薬液タンクに注入される流路を確実に形成する内視鏡洗滌消毒装置を提供することを目的にしている。
本発明の内視鏡洗滌消毒装置は、洗滌消毒装置本体と、この洗滌消毒装置本体に対して開閉自在に接続される蓋体とで構成される内視鏡洗滌消毒装置であって、
前記洗滌消毒装置本体に、液が貯留されたボトルの口部に配設されたキャップが配置されるボトル配設部と、前記ボトルの口部の開口を塞ぐ閉塞部を解放させる閉塞部解放部と、この閉塞部解放部によって解放された口部の開口から排出される液が注入される注入口を有する薬液タンクとを具備する内視鏡洗滌消毒装置において、
前記洗滌消毒装置本体は、消毒用トレーの収容部に配置されたボトルを斜めに寝かせた状態で前記閉塞部解放部を備えるボトル配設部に導くように配設された案内部材を備え、
前記閉塞部解放部は、金属製の管状部材の一端部側で交差する第1切断形成線及び第2切断面形成線を設けて形成される、前記第1切断形成線を設けることによって前記管状部材の一端部先端に位置して前記閉塞部の外周側に破断部を形成する刃部と、前記第1切断形成線に沿って設けられ、前記刃部によって形成された破断部を拡張する拡張面部と、前記第2切断面形成線に沿って設けられ、前記拡張面部によって拡張される破断部が前記閉塞部の全周に渡ることを防止する逃がし部と、前記第1切断形成線と前記第2切断面形成線との交点であって、前記逃がし部を設けたことによって取り残された一体部を支点に、前記閉塞部の面部を押圧して移動させて前記ボトル内の液を排出するための流路を確保する押圧部と、を備え、
前記案内部材によって前記ボトル配設部に導かれた前記ボトルのキャップの先端を当該ボトル配設部の位置決め面に当接させることにより、前記閉塞部解放部の逃がし部と、前記キャップ本体の内周面と、前記押圧部に押圧された前記閉塞部の面部とで、液排出時においてボトル内部の液と空気との入替えを行うための空間を形成する。
本発明によれば、液が貯留されたボトルをボトル配設部に配設させることによって、ボトル内の液が速やかに薬液タンクに注入される流路を確実に形成し、かつ閉塞部を破断する力量を軽くする内視鏡洗滌消毒装置を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図図20は本発明の一実施形態にかかり、図1は内視鏡洗滌消毒装置を説明する斜視図、図2は内視鏡洗滌消毒装置のトップカバーを開状態にして内視鏡が収納される洗滌消毒槽を説明する斜視図、図3はトップカバーと槽本体との関係を説明する図、図4は供給ノズルの噴出口から槽本体内に液を供給するとともに、凸部の内面に向けて液を噴出している状態を示す図、図5は図1のA−A線断面図、図6は供給ノズルの噴出口から槽本体内に液を供給するとともに、ドーム状凸部のドーム頂点に向けて液を噴出している状態を示す図、図7は消毒液用トレーとボトルとの関係を説明する図、図8は消毒液用トレーの構成を説明する図、図9は消毒液用トレーにボトルを配置した状態を説明する上面図、図10は消毒液用トレーにボトルを配置した状態を説明する正面図、図11はボトルと、ボトル配設部と、ボトル配設部に設けられた閉塞部解放部と、薬液タンクとの関係を説明する図、図12は閉塞部解放部の構成を説明する斜視図、図13はボトルがボトル配設部に配置されて、閉塞部解放部の刃部が拡張面部の薄肉部に対峙している状態を説明する図、図14は閉塞部解放部の拡張面部によって閉塞部を押圧している状態を説明する図、図15は閉塞部解放部の押圧部によって閉塞部を押し上げた開放状態を示す図、図16は閉塞部解放部と破断状態との関係を説明する図、図17はボトル内の液が薬液タンク内に注がれている状態を示す図、図18は液量検知センサの構成を説明する図、図19は液量検知センサの作用を説明する図、図20は結露によって発生する誤動作等の電気的な不具合を防止する液量検知センサの構成を説明する図である。
図1及び図2に示す本実施形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、使用済みの内視鏡100を洗滌、消毒するための装置であり、洗滌消毒装置本体2と、この洗滌消毒装置本体2に対して後述する連結具を介して開閉自在に接続される蓋体であるトップカバー3とによって要部が構成されている。洗滌消毒装置本体2には内視鏡100が収容される洗滌消毒槽4が設けられている。
図1に示すように洗滌消毒装置本体2の操作者(不図示)が近接する図中前面(以下、前面と称す)であって、例えば左側上部側には、洗剤/アルコールトレー11が備えられている。洗剤/アルコールトレー11は、洗滌消毒装置本体2の前方へ引き出し自在に構成されている。
洗剤/アルコールトレー11には、内視鏡100を洗滌する洗滌工程で使用される洗滌液が貯留されるタンク11a、及び洗滌消毒後の内視鏡100を乾燥する乾燥工程で使用されるアルコールが貯留されるタンク11bが収納されている。
洗剤/アルコールトレー11には、タンク11a、11b内の洗滌液、アルコールの残量を確認するための窓部11mが設けられている。したがって、ユーザーは、窓部11mを介してタンク11a、11b内の洗滌液及びアルコールの残量の確認を行える。ここで、ユーザーが、残量の不足を確認した場合には、洗剤/アルコールトレー11を引き出した状態にした後、タンク11a、11bを取り出し、洗滌液或いはアルコールの補充作業を行う。
一方、洗滌消毒装置本体2の前面であって、例えば右側上部側には消毒液等の薬液が貯留された容器等が収納される薬液用ボトルカセットトレー(以下、消毒液用トレーと記載する)12が備えられている。消毒液用トレー12内には、内視鏡100を消毒する消毒工程で使用する消毒剤が入っていた容器であるボトル70A、70Bが収容されている。
洗滌消毒装置本体2の前面であって、消毒液用トレー12の上部にはサブ操作パネル13が設けられている。サブ操作パネル13には図示しない、プログラムナンバー表示部、洗滌時間表示部、消毒時間表示部、消毒液情報表示部、機能チェック釦、送気釦、消毒液加温釦等の指示釦が設けられている。
また、洗滌消毒装置本体2の前面中央下部にはフットスイッチ14が設けられている。フットスイッチ14をユーザーが踏み込み操作することによって、洗滌消毒装置本体2に対して閉状態に保持されているトップカバー3を図2に示す開状態にさせる。
なお、トップカバー3には後述するパッキン63が設けられており、図1に示すようにトップカバー3を閉状態にしたとき、パッキン63が後述する内視鏡収容口に密着配置されるようになっている。符号8は取っ手であり、ユーザーがトップカバー3を閉じるとき等に把持する部分である。
図2に示すように洗滌消毒装置本体2の上部には、内視鏡100が収容自在な洗滌消毒槽4が設けられている。また、洗滌消毒装置本体2の上面であって、洗滌消毒槽4を挟んだ前面側両端部にはメイン操作パネル25が設けられている。メイン操作パネル25には、プログラム選択釦、消毒液カウンター、時間表示部、漏水検知釦、アルコールフラッシュ釦、スタートボタン、ストップ釦等の各種操作釦が設けられている。メイン操作パネル25及びフットスイッチ14が設けられている前面側が操作者用操作位置4k側になっている。
洗滌消毒槽4は、槽本体50と、該槽本体50の上方で開口する内視鏡収容口の外周縁に連続して周設されたテラス部51とにより主に構成されている。槽本体50には、使用後の内視鏡100が洗滌消毒される際、該内視鏡100が収容される。テラス部51は、内視鏡収容口方向に対して、言い換えれば斜め上方に向かって、指向する傾斜面として形成されている。洗滌消毒装置本体2の上面であって、背面側には洗滌消毒装置本体2に水道水を供給するための給水ホース接続口31が設けられている。給水ホース接続口31と水道栓とはホース(不図示)によって接続されるようになっている。
テラス部51と底面50tとの間には、槽本体50の底面50tに対して平行な平面部50hが設けられている。平面部50hには、側面と上面とに噴出口23a、23bを有する供給ノズル23、及び消毒液ノズル24が配設されている。供給ノズル23は、槽本体50内にタンク11a内の洗滌液の供給や、槽本体50の側面50sに設けられた後述する循環口56から吸液された洗滌液、水、消毒液等の槽本体50への再供給を行う。消毒液ノズル24は槽本体50内に、洗滌消毒装置本体2内の所定位置に配置されている薬液タンク(図3等の符号78参照)内の消毒液を供給する。
なお、供給ノズル23及び消毒液ノズル24を、テラス面51tに配設する構成にしてもよい。
槽本体50の側面50sの任意の位置には、槽本体50に供給された洗滌液、水、消毒液等の水位を検出するカバー付き水位センサ32が設けられている。一方、テラス面51tの操作者用操作位置4kに対向する面51fには、内視鏡100の内部に設けられた管路に、洗滌液、水、消毒液、アルコール、又はエア等の流体を供給するための送気送水/鉗子口用ポート33及び副送水/鉗子起上用ポート34が少なくとも1つずつ設けられている。なお、符号35は漏水検知用ポートである。
槽本体50の底面50tには排水口55が設けられ、側面50sには循環口56が設けられている。排水口55は、槽本体50に供給された流体である、洗滌液、水、消毒液、アルコール等を所定の図示しない管路を介して槽本体50から排出する。循環口56は、槽本体50に供給された洗滌液、水、消毒液等を、槽本体50からポンプ(図4の符号50p)を介して吸液する。そして、吸液された洗滌液、水、消毒液等は、供給ノズル23から槽本体50へ再供給されるとともに、送気送水/鉗子口用ポート33、副送水/鉗子起上用ポート34から内視鏡100に配設された各管路内に再供給される。
図2乃至図5を参照してトップカバー3の構成を説明する。
図2及び図3に示すように洗滌消毒装置本体2の上面側に配置されるトップカバー3は、枠体61と、カバー部材62と、パッキン63とで主に構成されている。枠体61の装置本体側面にはカバー部材62が一体的に固設されている。そして、カバー部材62の装置本体側面にはパッキン63が一体的に固設されている。
カバー部材62に固設されるパッキン63は、所定の弾性力を有する弾性部材で所定形状に形成されており、洗滌消毒装置本体2に設けられている内視鏡収容口を囲むように密着配置される。パッキン63には密着部63aと、取付部63bとが設けられている。取付部63bはカバー部材62に設けられる後述するパッキン配設溝(図3等の符号62c参照)に係入配置される構成になっている。一方、密着部63aは、洗滌消毒装置本体2に形成されている内視鏡収容口近傍の上面に対して所定の密着状態で配置される。
図3及び図4に示すカバー部材62は光透過性の樹脂部材、いわゆる透明樹脂部材若しくは半透明樹脂部材で所定形状に形成されている。具体的に、本実施形態のカバー部材62においては、平面部62aと凸部62bとを設けて構成されている。凸部62bの内部空間内には洗滌消毒装置本体2の平面部50hに配設された、供給ノズル23、及び消毒液ノズル24が配置される。一方、平面部62aは、トップカバー3を閉じた状態であって、槽本体50内に供給ノズル23の噴出口23aを介して例えば洗浄液や消毒液を槽本体50内に供給している状態において、液の水位が所定水位に達したとき、平面部62aの槽本体側面が満たされた液面に接触するように構成されている。
このことによって、洗浄液や消毒液を槽本体50内に供給することによって平面部62aを構成する槽本体側面の洗滌及び消毒が可能になっている。なお、供給ノズル23を介して洗浄液や消毒液を供給している状態において、供給ノズル23に設けられている噴出口23bから凸部62bの液面に接触しない内面に向けて洗浄液、或いは消毒液が噴出されて、凸部62bの内面の洗滌及び消毒が可能になっている。
図3及び図5に示すようにカバー部材62の平面部62aの一面側である装置本体側面の所定位置には凹部であるパッキン配設溝62cが設けられている。このパッキン配設溝62cにはパッキン63を構成する取付部63bが嵌入配置された状態で、例えば接着によって一体的に固定される。一方、平面部62aの他面側の所定位置には凸部である枠体固定部62dが設けられている。この枠体固定部62dは、枠体61に設けられる後述するカバー配設部に係入配置される。
枠体61はステンレス鋼等の金属部材を例えばプレス加工によって所定形状に形成される。この枠体61にはフック配設部61aと、ヒンジ配設部61bと、カバー配設部61cとが設けられている。
フック配設部61aは取っ手8近傍に設けられており、ロック機構64を構成するコ字形状のフック64aが一体的に固設されている。このフック64aには、洗滌消毒装置本体2の前面側に設けられたロック機構64を構成する爪部64bが係入配置される構成になっている。
ヒンジ配設部61bには開閉部材である開閉ヒンジ65を構成する回動部65aが一体的に固定される。開閉ヒンジ65の軸部(不図示)には回動部65aに対して所定の付勢力を発生させるバネ部材(不図示)が設けられている。開閉ヒンジ65を構成する固定部(不図示)は、洗滌消毒装置本体2の背面側に設けられたヒンジ固定部材65bに一体的に固定される。
したがって、図3に示すように洗滌消毒装置本体2に対して枠体61を閉状態に配置させてロック機構64を構成する爪部64bをフック64aに係入配置させたとき、開閉ヒンジ65の回動部65aから枠体61に対して常時、矢印A方向の付勢力が働いて、ロック機構64がロック状態になることによって閉状態に保持される。
そして、ユーザーによってフットスイッチ14が踏み込み操作されることによって、ロック機構64を構成する爪部64bとフック部61cとの係入配置状態が解除される。すると、閉状態であった枠体61が開閉ヒンジ65に配設されているバネの付勢力によって矢印A方向に移動を開始し、枠体61は開状態位置(図2参照)まで移動する。
カバー配設部61cは装置本体側面の所定位置に、断面形状が略コ字形状で構成されている。略コ字形状に構成されたカバー配設部61cにはカバー部材62の枠体固定部62dが係入配置され、この状態で例えば接着によって一体的に固定される。
なお、枠体61のカバー配設部61cの開口側にはカバー配設部61cより幅広なシール部材配設部61dが設けられている。このシール部材配設部61dには、襞状部66aを有するシール部材66が配設されている。カバー部材62の枠体固定部62dをカバー配設部61cに係入配置させた状態においては、シール部材66の襞状部66aが枠体固定部62dに密着配置されて、液密を保持する構成になっている。
また、カバー部材62の枠体固定部62dをカバー配設部61cに係入配置させた状態において、カバー部材62のパッキン配設溝62cに配設されたパッキン63は、61a、61bを構成する金属部分の直下、又はカバー配設部61cに配設され枠体固定部62dに設けられている。
さらに、カバー部材62の枠体固定部62dの所定の位置にはフック64aに対応する第1の逃がし部62e及び回動部65aに対応する第2の逃がし部62fが設けられている。
このように、トップカバーを、金属製の枠体と、この枠体に一体固定される樹脂製のカバー部材と、このカバー部材に一体に固設されるパッキンとで構成したことによって、全てを樹脂製で構成したトップカバーに比べて、剛性を大幅に向上させることができる。
また、トップカバーを構成するカバー部材に設けられるパッキンの配設位置を強度を考慮した、枠体を構成する金属部分の直下、又は枠体のカバー配設部に配設される枠体固定部に設けることによって、カバー部材が撓む等の不具合を防止して液密性を確実に保持することができる。
また、供給ノズルの側面に設けられて槽本体内に液を供給する噴出口と、上面に設けられて凸部の液面に接触しない内面に液を噴出する噴出口とを設けることによって、1つのノズルで2つの作用である、槽本体への液の供給及び凸部の内面に対する液の噴出を行うことができる。このことによって、スペース確保、及び小型化と、カバー全面の消毒とを行うことが両立できる。
なお、凸部62bの形状を図6に示すようにドーム形状のドーム状凸部62fとして形成するようにしてもよい。この構成において、供給ノズル23の噴出口23bをドーム頂点62gに設定することによって、供給ノズル23から噴出口23bから噴出された液が、ドーム頂点62gから放射状に広がって、ドーム状凸部62fの槽本体側面の洗滌を満遍なく行うことができる。
また、噴出口23bからドーム頂点62gまでの距離を適宜設定することによって、ドーム頂点62gに噴出される液の勢いを調整して液当たりの際に発生する斑を最小にすることができる。
さらに、供給ノズル23の噴出口23a、23bの径寸法と、これら噴出口23a、23bに連通する流体路23cの径寸法とを適宜設定することによって、それぞれの噴出口23a、23bから噴出される液の量及び勢いを所望の状態に設定することが可能になる。本実施形態においては噴出口23aと、噴出口23bと、流体路23cとの間の関係を、例えば、流体路23cの径寸法>噴出口23bの径寸法>噴出口23aの径寸法の関係に設定して、流体路23cの終端に段部23dが形成される構成にしている。
このことによって流体路23cに供給されて噴出口23b方向に向かっている液の流れを、噴出口23a側に向かうように分岐させる抵抗を得ることができる。また、段部23dを設けるとともに、流体路23cの径寸法と、噴出口23bの径寸法と、噴出口23aの径寸法との間の関係を、流体路23cの径寸法>噴出口23bの径寸法>噴出口23aの径寸法と、設定することによって、噴出口23bから噴出される液の勢いを噴出口23aから噴出される液の勢いより強くすることができる。
図7乃至図11を参照して消毒液用トレー12とボトル70A、70Bとの関係を説明する。
図7に示すように消毒液用トレー12は洗滌消毒装置本体2の前方へ引き出し自在である。消毒液用トレー12の収容部12aには、2種類のボトルである第1のボトル70A及び第2のボトル70Bを、例えば破線に示すテープ12bによって、一体に固定したボトル体70がいわゆるカセット方式で、矢印に示すように収納配置されるようになっている。第1のボトル70Aには消毒液の濃縮された本剤が貯留され、第2のボトル70Bには緩衝剤が貯留されている。
図7及び図9に示すように各ボトル70A、70Bは、液が貯留される略箱状のボトル本体71と、キャップ72とで構成されている。ボトル本体71には貯留された液体が排出される略円筒形状の口部71aが設けられている。キャップ72は略円筒形状であって、口部71aに取り付けられるようになっている。
また、消毒液用トレー12の収容部12aに収納されるボトル70A、70Bを構成するボトル本体71には、収納部12aに特定のボトルである該ボトル70A及びボトル70Bが配設させるための係合手段を構成する、突起部73L、73R及び凹部74L、74Rが設けられている。
具体的にボトル70Aについては、消毒液用トレー12の収容部12aに対してボトル体70を構成するボトル70A、70Bの一面側を対向配置させた配置位置関係において、ボトル本体71の右側側壁の底部側所定位置に突起部73Rが設けられ、ボトル本体71の平面で構成された左側側壁の側部中央所定位置に凹部74Lが設けられている。一方、ボトル70Bについては、同じ配置位置関係において、ボトル本体71の左側側壁の底部側所定位置に突起部73Lが設けられ、ボトル体71の平面で構成された右側側壁の側部中央所定位置に凹部74Rが設けられている。
したがって、第1のボトル70Aと第2のボトル70Bとを所定状態でテープ12bによって一体に固定して構成されたボトル体70においては、底部側に左右方向にそれぞれ突出した突起部73L、73Rが設けられ、ボトル体70の略中央部には凹部74L、74Rとが合わさって構成された孔部74が設けられる。
これらボトル70A、70Bの構成に対して、図8乃至図10に示すように消毒液用トレー12の収容部12aには係合手段を構成する凹み部12bと凸部12cとが設けられている。凸部12bは、ボトル体70に設けられた突起部73R、73Lがそれぞれ配置されるように収容部12aの前面側に設けられている。一方、凸部12cはボトル体70に設けられた孔部74に配置されるように収容部12aの略中央部に設けられている。
このことによって、第1のボトル70Aと第2のボトル70Bとを所定状態で一体に構成したボトル体70を消毒液用トレー12の収容部12aに配置させると、図9に示すようにボトル体70の突起部73L、73Rが収容部12aに設けられている凹み部12b内に配置されるとともに、図10に示すように収容部12aに設けられている凸部12cがボトル体70に構成された孔部74内に配置されて、ボトル体70の収容部12a内への収容配置が所定の状態で完了する。
なお、図10の符号76は案内部材である。この案内部材76は、図3及び図8に示すように消毒液用トレー12の収容部12a内に収容配置されたボトル体70を構成するボトル70A、70Bを構成するキャップ72のキャップ本体72aを後述する閉塞部開放部80を備える後述するボトル配設部75に導くように配設されている。
図11に示すようにボトル本体71の口部71aは、ボトル70A,70Bを斜めに寝かせた状態(後述する図17参照)に配置することによって、ボトル本体71内の液がその自重により口部71aを通じて外部に残らず排出されるようになっている。そのため、口部71aの中心軸71Lがボトル70A、70Bの中心軸70Lに対して偏心されている。具体的には、口部71aの中心軸71Lを、ボトル70A、70Bの中心軸70Lに対して下方に偏心させて、口部71aの下側内面71bと、ボトル本体71の下側側壁の内面71cとを面一致させている。
また、ボトル70A、70Bを構成するボトル本体71の口部71aに配設されるキャップ72には、筒状のキャップ本体72aと、ボトル本体71に配設される取付部72bと、弾性を有するシール部72cとが設けられている。キャップ本体72aは、閉塞部解放部80を備えたボトル配設部75に着脱自在に配置される。取付部72bはキャップ本体72aの基端側に位置している。シール部72cはキャップ72の先端に径方向外側に突出している。
さらに、キャップ本体72aと取付部72bとの境界部近傍であって、キャップ72の内孔には、キャップ72が取付部72bを介してボトル本体71の口部71aに対して気密かつ液密に固設された状態において、口部71aの開口を閉塞して口部71aから液が流出することを防止する閉塞部72dが設けられている。この閉塞部72dの外周側には薄肉部72eが設けられており、この薄肉部72eはボトル本体71の内周面全周に対して一体に設けられている。
このように、第1のボトルを構成するボトル本体及び第2のボトルを構成するボトル本体にそれぞれ所定の突起部及び凹部を設ける一方、消毒用トレーの収容部にボトル本体に設けられた突起部に対応する凹み部、及びボトル本体に設けられた凹部によって形作られる孔部に対応する凸部をそれぞれ設けることによって、洗滌消毒装置の消毒用トレーに、ボトル本体に突起部と凹部とを設けた第1のボトル及び第2のボトルを組み合わせて一体に構成したボトル体を収容配置させることができる。
このことによって、内視鏡洗滌消毒装置の消毒用トレーに適用外の消毒液が誤って配置される不具合を未然に防止することができる。
なお、第1のボトル70A及び第2ボトル70Bに形成する凹部74L、74Rを一端面側から他端面側に至る通しで形成する代わりに、中途部に底面を有する、言い換えれば止まり部を有する凹部74L、74Rとして構成するようにしてもよい。
このことによって、第1のボトルどうし、或いは第2のボトルどうしを誤って組み合わせた場合において、凸部12cが配置される孔部74が構成されないので、万一、第1のボトルどうし、或いは第2のボトルどうしを組み合わせてボトル体70が構成された場合でも、消毒液用トレー12に配置されることを未然に防止することができる。
図3及び図11乃至図16を参照してボトル配設部75に設けられる閉塞部解放部80の構成及び作用を説明する。
図3及び図11に示すようにボトル配設部75は、案内部材76に対して所定の位置関係及び状態で対向して配置されている。このボトル配設部75には、案内部材76に沿って移動されたボトル体70を構成する各ボトル70A、70Bのキャップ本体72aが配設される所定形状の管部材である。ボトル配設部75は、ボトル70A、70B内の液を薬液タンク78に導く流体路入口を構成している。ボトル配設部75には、薬液タンク78の注入口に連通するように所定の湾曲形状に形成された、流体路を形成する流体管路部材77が連結されている。薬液タンク78には、薬液タンク78内に貯留される消毒液の液量を段階的に検知するための複数の電極センサ91a、91b、91c、91d、91eを備えた液量検知センサ90が設けられている。
図11に示すようにボトル配設部75は、太径部75aと細径部75bとを備えている。太径部75aと細径部75bとの境界部に構成される段部内面は、キャップ本体72aの先端が当接する位置決め面75cになっている。
太径部75aは、キャップ本体72aに設けられているシール部72cが密着配置されるように構成されている。太径部75aの一端には折り曲げ部75dが形成されており、この折り曲げ部75dが洗滌消毒装置本体2を構成する筐体部2aに締結部材である例えばビスによって一体的に固定されている。このことによって、ボトル配設部75は、洗滌消毒装置本体2の所定位置に強固に一体的に固定される。
太径部75aの外周面には流体管路部材77の一端側開口が溶接、或いは半田等によって接合固定されている。流体管路部材77の他端側開口は、後述する位置調整部材となる管路配設部材79を介して薬液タンク78内に臨まれるように配置されている。一方、ボトル配設部75の細径部75bの内周面には閉塞部解放部80の後述する管部80eがスポット溶接等によって一体的に接合固定されている。
図11及び図12に示すように閉塞部解放部80は例えばステンレス鋼等の金属製の管状部材で構成されており、一端側から順に、刃部80a、拡張面部80b、押圧部80c、逃がし部80d、及び管部80eを備えている。
閉塞部開放部80の備える刃部80a、拡張面部80b、押圧部80c、及び逃がし部80dは、閉塞部開放部80を形成する管状部材の端部に第1切断形成線80fと第2切断面形成線80gとを設けて形成される。
刃部80aは、閉塞部72dの図中下端側に位置する薄肉部72e近傍に配置されて、薄肉部72eを突き破るように鋭利に形成される。拡張面部80bは、閉塞部72dの面部に当接して、刃部80aによって突き破られて形成された薄肉部72eの破断部を拡張する。逃がし部80dは、拡張面部80bによって拡張される薄肉部72eの破断部が全周に渡ることを防止する。言い換えれば、閉塞部72dを構成する薄肉部72eの図中上側の一体部を確実にキャップ本体72aの内周面に対して一体な状態にして、閉塞部72dがキャップ本体72aの内周面から脱落することを防止している。
押圧部80cは、第1切断形成線80fと第2切断面形成線80gとの交点であって、閉塞部72dの面部を押圧して、キャップ本体72aの内周面に一体的に配設された状態で残っている一体部を折り曲げながら閉塞部72dを押し上げて、液が排出される開放状態を保持する。このことによって、ボトル70A、70B内の液が排出される開口が安定的に形成される。
この逃がし部80dを形成する第2切断面形成線80gの形成点80hは、図15に示すようにキャップ本体72aの先端が位置決め面75cに当接した状態において、閉塞部72dよりキャップ本体72aの先端側に位置するように設定されている。
このことによって、図15に示すように逃がし部80dと、キャップ本体72aの内周面と、閉塞部72dとで構成される空間が、液排出時においてボトル内部の液と空気との入替えを行うための空間として機能する。
管部80eは管状部であり、細径部75bの内周面に略密着配置されるように構成されている。ボトル配設部75と閉塞部解放部80とがスポット溶接等によって一体的に接合固定されることによって、閉塞部開放部80は洗滌消毒装置本体2の所定位置に一体固定されているボトル配設部75に対して所定の位置関係及び状態で強固に一体固定される。
したがって、ボトル配設部75に設けた閉塞部開放部80と、案内部材76との位置決めを高精度に行える。このことによって、ボトル70A、70Bを構成するボトル本体71に固設されたキャップ72のキャップ本体72aがボトル配設部75の太径部75a内に所望する状態で配置される。
なお、管部80eが細径部75bから脱落することを確実に防止するため抜け止めピン75eによって管部80eと細径部75bとを一体的にするようにしてもよい。符号80i、80kはボトル本体71内の液を流体路に導く透孔である。
また、図11に示すように薬液タンク78の上面には流体管路部材77の他端側部が遊嵌配置される注入口である開口78aが設けられている。開口78aには例えば弾性部材で略中央部に所定の孔部79aを有する略円盤形状に形成された管路配設部材79が着脱自在に配設されるようになっている。
管路配設部材79の外周側部には開口78aの先端端部78bに対して外嵌配置される弾性凸部79bが設けられている。また、流体管路部材77が挿通配置される孔部79aの内周面には、該流体管路部材77の外周面に対して密着配置される弾性周状突起79cが設けられている。さらに、管路配設部材79の孔部79aの周囲には、該孔部79aの配置位置を開口78a内において自在に変化可能にする複数の襞部を備えて構成された蛇腹部79dが設けられている。
このように、薬液タンクの開口を流体管路部材の他端側部より大径に形成する一方、この開口に流体管路部材の他端側部が配設される孔部を備えるとともに、その孔部の位置を変化させる蛇腹部を備える管路配設部材を設けたことによって、洗滌消毒装置本体の所定位置に一体固定されたボトル配設部に対して一体固定された流体管路部材の他端側部を、薬液タンクの開口内に容易に配置させることができる。
また、管路配設部材の外周側に、開口の先端端部に外嵌配置される弾性凸部を設けるとともに、管路配設部材の孔部に流体管路部材の外周面に全周に渡って密着する弾性周状突起を設けたことによって、薬液タンクの開口と流体管路部材との間からタンク内の薬液が外部に漏れ出ることを確実に防止することができる。
これらのことによって、薬液タンクと流体管路部材との調整作業及び組み付け作業の簡素化を図れるとともに、薬液タンクのシール性の向上を図れる。
ここで、図3、図11、及び図13乃至図17を参照して閉塞部開放部の作用を説明する。
消毒液用トレー12の収容部12a内にボトル体70を収容配置させた状態において、洗滌消毒装置本体2の前方側へ引き出されている消毒液用トレー12を再び閉状態に移動させていく。すると、図3に示すように収容部12aに収容配置されたボトル体70であるボトル70A、70Bが案内部材76を介してボトル配設部75に導かれていく。そして、図11に示すようにをボトル本体71の口部71aに固設されているキャップ72の先端開口と閉塞部開放部80とが対峙した位置関係になる。
ここで、さらに消毒液用トレー12が閉状態位置に移動されていくことによって、キャップ本体72aの内周面側に閉塞部解放部80が配置された後、図13に示すようにシール部72cが太径部75aの内周面に対して密着した状態に配置されるとともに、閉塞部開放部80の刃部80aが閉塞部72dの外周側に設けられている薄肉部72eに対峙した状態になる。
次いで、消毒液用トレー12が閉状態位置にさらに移動されることによって、図16の斜線に示すように薄肉部72eが刃部80aによって突き破られる。このことによって、破断された部分から排出された液が流体路入口であるボトル配設部75側に侵入する。その後、図14に示すように閉塞部開放部80の拡張面部80bが閉塞部72dを押圧して、刃部80aによって突き破られて形成された破断部を、消毒液用トレー12の移動とともにクロスハッチングに示すように徐々に拡張していく。このとき、シール部72cが太径部75aの内周面に対して密着した状態で移動されているので、破断部を介してボトル配設部75側に侵入する液が流体管路外に漏液することが防止される。
そして、消毒液用トレー12が閉状態位置まで移動されることによって、図15に示すようにキャップ本体72aの先端面が位置決め面75cに当接した状態になる。このとき、閉塞部72dは、該閉塞部72dに当接してキャップ本体72aの内周面に一体的に配設された状態で残っている一体部72fを折り曲げて閉塞部72dを押し上げた開放状態に保持する。このことによって、ボトル本体71内の液が排出される排出口が形成される。
すると、図17に示すように排出口から排出されたボトル本体71内の液は、流体路入口であるボトル配設部75から流体管路部材77を介して薬液タンク78内に注がれていく。
このとき、図15に示す逃がし部80dと、キャップ本体72aの内周面と、閉塞部72dとで空間が形成されることによって、液排出時において、ボトル本体71内の液と空気との入替えが行われて、ボトル本体71内の液が排出口からスムーズに排出されていく。
このように、口部に固設されるキャップに設けられている口部の開口を閉塞する閉塞部を開放状態にさせる閉塞部解放部に、刃部、拡張面部、押圧部、及び逃がし部を設けたことによって、閉塞部開放部によって閉塞部の外周側に設けられている薄肉部が破断して排出口を形成した際に、閉塞部がキャップから分離されることを確実に防止することができる。
このことによって、キャップから分離された閉塞部によって、流体路入口の一部、或いは全部が塞がれることがなくなるとともに、分離された閉塞部が薬液タンク内に落下することがなくなる。
また、第2切断面の形成点を、キャップ本体の先端が位置決め面に当接した状態において、閉塞部よりキャップ本体の先端側に位置するように設定したことによって、逃がし部と、キャップ本体の内周面と、閉塞部とで構成される空間が、液排出時においてボトル内部の液と空気との入替えを行うための空間として機能して、ボトル本体内の液をスムーズに排出口から排出させることができる。
さらに、閉塞部解放部を金属部材で構成することによって、破断強度を大幅に向上させられるとともに、薬液に対する耐性を大幅に向上させて、開閉部解放部の繰り返しの使用耐性の向上を図ることができる。加えて、金属製の閉塞部解放部を洗滌消毒装置本体を構成する筐体部に一体的に固定されたボトル配設部に対して一体的に固定することによって、案内部材を介してボトル本体に設けられたキャップをボトル配設部に固定された閉塞部解放部に高精度に導いて、閉塞部解放部を形成する刃部で薄肉部を確実に破断することができる。
なお、図16に示すように閉塞部解放部80の先端部は、絞り加工を施してホームベース形状に構成されている。
図17乃至図19に示すように液量検知センサ90は、複数の電極センサ91a、91b、91c、91d、91eと、これら電極が配置される円盤状のセンサ取付台92とで主に構成されている。
電極センサ91aはアース用の電極である。電極センサ91bはボトル70A又はボトル70Bのうちの一方の液だけが供給されたときの水位を検知する電極である。電極センサ91cは、ボトル70Aの液及びボトル70Bの液とが供給されたときの水位を検知する電極である。電極センサ91dは洗滌消毒状態において洗浄消毒槽4に消毒液を供給するために必要な最低水位を検知するための電極である。電極センサ91eは、ボトル70Aの液及びボトル70Bの液とが供給されたときの水位を検知した後、供給される希釈液である水が規定量に達したときの水位を検知する電極である。
本実施形態においては、各電極センサ91a、91b、91c、91d、91eの隣り合う電極先端同士が接触状態になることを防止するため、長めの電極センサ91a、91b、91cの間に短い電極センサ91d、91eを配置している。言い換えれば、長い電極センサ91a、91b、91cと短い電極センサ91d、91eとを交互に配置している。このことによって、隣り合う電極同士が当接して発生する電気的な不具合を防止することができる。
そして、各電極センサ91a、91b、91c、91d、91eの基端部からは制御部に接続される信号線(不図示)が延出されている。したがって、各電極センサ91b、91c、91d、91eで検知された検知情報は制御部に伝送されるようになっている。
なお、消毒液用トレー12にボトル体70を収納配置させて、該消毒液用トレー12を再び閉状態位置まで移動させてから所定時間経過した後、制御部に電極センサ91bからの検知信号だけが入力されている場合、制御部においてはその不具合を告知するための告知信号を出力して、メイン操作パネル25にその旨を告知する表示を行う。このことによって、ユーザーは、消毒液用トレー又はボトル体に何らかの不具合があることを判断することができる。
また、消毒液用トレー12にボトル体70を収納配置させて、該消毒液用トレー12を再び閉状態位置まで移動させてから制御部に電極センサ91cからの検知信号が入力された場合、制御部においては薬液タンク78内へ希釈のための水の供給を開始させる指示信号を出力する。このことによって、希釈用の水が薬液タンク78内へ供給される。
その後、電極センサ91eからの検知信号が制御部に入力された場合、制御部において薬液タンク78内へ水が供給されることを停止させるを指示信号を出力する。このことによって、希釈用の水の薬液タンク78内への供給が停止される。
さらに、電極センサ91dから検知信号が制御部に入力された場合、制御部においては薬液が少なくなったことをユーザーに告知する告知信号を出力して、メイン操作パネル25にその旨を告知する表示を行う。このことによって、ユーザーは、薬液タンク内の液が少なくなったことを判断することができる。
なお、図20に示すようにセンサ取付台92に設けられた各電極センサ91a、91b、91c、91d、91eの根元部に例えば絶縁性を有するチューブ体93を配設する。このことによって、例えば隣り合う電極センサ91dと電極センサ91cとの電極間隔を破線に示す距離L1から、この距離L1に比べて長い実線に示す距離L2にすることができる。このことによって、薬液タンク内で発生する結露によって、隣り合う電極同士が電気的な導通状態にされて誤動作等の電気的な不具合が発生することが防止される。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
1.薬液が貯留された容器と、この容器が収納される薬液用トレーとを具備する洗滌消毒装置において、
前記薬液用トレーの収納部に収納される容器を特定する係合手段を、収容部及び容器に設けた洗滌消毒装置。
2.前記係合手段は、前記容器に設けた凸部、及び凹部と、前記収容部に設けられて、前記容器の凸部に対応する凹部、及び前記容器の凹部に対応する凸部である付記1記載の洗滌消毒装置。
内視鏡を洗滌消毒する内視鏡洗滌消毒装置において、消毒用トレーに適用外の消毒液が誤って配置された状態で内視鏡の洗滌消毒が行われた場合、所定の洗滌消毒効果を得られなくなるおそれがある。しかし、薬液用トレーの収納部及び収納部に収納される容器に係合手段を設けることによって、薬液用トレーの収納部に適用外の薬液が貯留されている容器が配置されることが防止される。言い換えれば、薬液用トレーの収納部には所定の薬液が貯留されている容器だけが収納される。
内視鏡洗滌消毒装置を説明する斜視図 内視鏡洗滌消毒装置のトップカバーを開状態にして内視鏡が収納される洗滌消毒槽を説明する斜視図 トップカバーと槽本体との関係を説明する図 供給ノズルの噴出口から槽本体内に液を供給するとともに、凸部の内面に向けて液を噴出している状態を示す図 図1のA−A線断面図 供給ノズルの噴出口から槽本体内に液を供給するとともに、ドーム状凸部のドーム頂点に向けて液を噴出している状態を示す図 消毒液用トレーとボトルとの関係を説明する図 消毒液用トレーの構成を説明する図 消毒液用トレーにボトルを配置した状態を説明する上面図 消毒液用トレーにボトルを配置した状態を説明する正面図 ボトルと、ボトル配設部と、ボトル配設部に設けられた閉塞部解放部と、薬液タンクとの関係を説明する図 閉塞部解放部の構成を説明する斜視図 ボトルがボトル配設部に配置されて、閉塞部解放部の刃部が拡張面部の薄肉部に対峙している状態を説明する図 閉塞部解放部の拡張面部によって閉塞部を押圧している状態を説明する図 閉塞部解放部の押圧部によって閉塞部を押し上げた開放状態を示す図 閉塞部解放部と破断状態との関係を説明する図 ボトル内の液が薬液タンク内に注がれている状態を示す図 液量検知センサの構成を説明する図 液量検知センサの作用を説明する図 結露によって発生する誤動作等の電気的な不具合を防止する液量検知センサの構成を説明する図 ボトルと突起部との構成を説明する図 突起部の作用を説明する図
符号の説明
1…内視鏡洗滌消毒装置 4…洗滌消毒槽 70A、70B…ボトル
71…ボトル本体 72…キャップ 72d…閉塞部 72e…薄肉部
75…ボトル配設部 75a…太径部 77…流体管路部材 78…薬液タンク
79…管路配設部剤 79b…弾性凸部 79c…弾性周状突起 80…閉塞部解放部 80a…刃部 80b…拡張面部 80c…押圧部 80d…逃がし部
80e…管部 80h…形成点
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (4)

  1. 洗滌消毒装置本体と、この洗滌消毒装置本体に対して開閉自在に接続される蓋体とで構成される内視鏡洗滌消毒装置であって、
    前記洗滌消毒装置本体に、液が貯留されたボトルの口部に配設されたキャップが配置されるボトル配設部と、前記ボトルの口部の開口を塞ぐ閉塞部を解放させる閉塞部解放部と、この閉塞部解放部によって解放された口部の開口から排出される液が注入される注入口を有する薬液タンクとを具備する内視鏡洗滌消毒装置において、
    前記洗滌消毒装置本体は、消毒用トレーの収容部に配置されたボトルを斜めに寝かせた状態で前記閉塞部解放部を備えるボトル配設部に導くように配設された案内部材を備え、
    前記閉塞部解放部は、金属製の管状部材の一端部側で交差する第1切断形成線及び第2切断面形成線を設けて形成される、
    前記第1切断形成線を設けることによって前記管状部材の一端部先端に位置して前記閉塞部の外周側に破断部を形成する刃部と、
    前記第1切断形成線に沿って設けられ、前記刃部によって形成された破断部を拡張する拡張面部と、
    前記第2切断面形成線に沿って設けられ、前記拡張面部によって拡張される破断部が前記閉塞部の全周に渡ることを防止する逃がし部と、
    前記第1切断形成線と前記第2切断面形成線との交点であって、前記逃がし部を設けたことによって取り残された一体部を支点に、前記閉塞部の面部を押圧して移動させて前記ボトル内の液を排出するための流路を確保する押圧部と、を備え、
    前記案内部材によって前記ボトル配設部に導かれた前記ボトルのキャップの先端を当該ボトル配設部の位置決め面に当接させることにより、前記閉塞部解放部の逃がし部と、前記キャップ本体の内周面と、前記押圧部に押圧された前記閉塞部の面部とで、液排出時においてボトル内部の液と空気との入替えを行うための空間を形成することを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
  2. 前記ボトル配設部が前記洗滌消毒装置本体側に一体に固定されるとともに、前記閉塞部解放部が前記ボトル配設部に一体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
  3. 前記ボトル配設部と前記薬液タンクとの間に、前記ボトルから排出される液を前記薬液タンク内に供給する流体管路部材を設けた構成において、
    前記流体管路部材の一端部を前記ボトル配設部に一体的固設する一方、該流体管路部材の他端部を前記薬液タンクの注入口に位置調整部材を介して移動可能に配設することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
  4. 前記逃がし部を形成する第2切断面形成線の形成点を前記管状部材の側面に設け、前記形成点は、前記ボトルのキャップの先端が前記ボトル配設部の位置決め面に当接した状態において、前記口部に設けられた閉塞部よりも前記キャップの先端側に位置することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
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