JP3537118B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3537118B2
JP3537118B2 JP34848497A JP34848497A JP3537118B2 JP 3537118 B2 JP3537118 B2 JP 3537118B2 JP 34848497 A JP34848497 A JP 34848497A JP 34848497 A JP34848497 A JP 34848497A JP 3537118 B2 JP3537118 B2 JP 3537118B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置のトナー残量検知手
段の異常検知方法及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた画像形成装置にお
いて、装置内のトナーは画像形成によって消費されるた
め、トナーが無くなるか、あるいは、無くなりそうであ
ることをユーザに報知して、装置外部からのトナーの補
充を行うようにしないと、現像に用いられるトナーが不
足するトナー切れの状態となって、形成した画像が薄く
なったり、部分的にかすれたりして良好な画像形成がで
きなくなってしまう。このような問題を防止するため
に、トナー収容部内のトナーの存在を超音波や光などを
用いて直接検知してトナーエンドを検知する方式や、像
担持体上に所定の基準トナー像を形成し、該トナー像の
画像濃度を光学的に検知したり、現像器内のトナー濃度
を検知したりすることにより、上記トナー収容部内の残
量を間接的に検知してトナーエンドを検知する方式のも
のが種々知られている。
【0003】また、近年、画像形成装置は小型化の傾向
にあるが、面倒なトナーカートリッジの交換回数を減ら
すためには、トナーカートリッジはできるだけ容量のあ
るものを用いる必要がある。しかしながら、トナーカー
トリッジを大型化すると、該トナーカートリッジと現像
器の間に設けるトナーホッパの収容スペースがあまりと
れなくなる。そして、トナーエンド検知を高精度に行わ
ないと、種々の不具合が生じることとなる。例えば、早
めにトナーエンドと判定してしまうと、トナーカートリ
ッジ内にまだトナーがあるのにトナーカートリッジを交
換してしまうため、トナーの無駄となってしまう。ま
た、トナーエンドの判定が遅れると、現像器に補給され
るトナーが無くなってしまうため、前述のトナー切れの
状態となり、トナー濃度低下などの不具合を生じさせて
しまう。
【0004】また、トナーエンドによって突然画像形成
が不可能となったり、画像濃度が低下したりすると、連
続して使用したユーザの作業効率が低下したり、交換す
るトナーカートリッジの在庫を有していない場合、手配
に時間がかかり、この手配の間、画像形成装置が使用で
きなくなるという不具合を生じる。このため、トナーエ
ンド前に、前もってトナーエンドになることが検知でき
るのが望ましい。
【0005】このような点で、トナー収容部内のトナー
の存在を超音波や光などを用いて直接検知する方式は、
間接的な方式に比較して、トナーエンドの早期検知が可
能で、且つ、検知精度も高い。しかしながら、トナーと
いう粉体を検知しているため、検知部にトナーが溜まっ
たり、検知部に付着したりすると、常にトナー有りとい
う状況になってしまう。
【0006】このようなトナー付着による誤検知を防止
しうる装置として、特開平2−17112号公報では、
回転現像装置においてトナー収容部内のトナーが移動す
る領域内に、トナー残量検知手段の一部である検知素
子、更に具体的には、光源に続く光伝達部材の端部と受
光素子に続く光伝達部材の端部とを設けた装置が開示さ
れている。この装置によれば、上記検知素子に常時トナ
ーが付着することによる誤検知を防止し、正確にトナー
残量検知を行うことが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
2−17112号公報の装置においても、様々な環境条
件や使用条件下では、検知素子へのトナー付着は必ずし
も防止できるものではない。このため、光源から受光素
子に至る光の経路上に配設されかつトナー収容部に設定
された被検知部の、上記光を透過させる透過部材や上記
光を反射させる反射部材などにトナーが付着して、光が
受光素子に到達しなくなることがある。また、トナー付
着のみならず、上記被検知部にキズが付いたり、破損し
たりした場合にも、光が受光素子に到達しなくなること
がある。このような事態が発生すると、トナーが無くな
って画像濃度が薄くなったにもかかわらず、「トナー残
量有り」と誤検知され、トナーエンド状態であると判定
されないという問題点があった。このような場合に、こ
のまま画像形成を続けると、画像濃度低下やかすれなど
の画像品質の低下が発生してしまう。また2成分現像剤
を用いる画像形成装置においては、キャリア付着や、ト
ナーエンドによりトナー濃度が低下して現像剤バランス
が崩れるために起こる現像剤こぼれなどが発生してしま
う。
【0008】以上の問題点は、トナー収容部内のトナー
の存在を、光を用いて検知する場合のみならず、上記直
接検知する方式を用いて検知する場合であれば起こりう
るものである。
【0009】また、先に本出願人は、特願平9−238
924号において、「像担持体上に形成された潜像を現
像する現像器と、該現像器に補給するトナーを収容した
トナー収容部と、該トナー収容部内のトナー残量を検知
するために該トナー収容部に設定された被検知部を備
え、該トナー収容部内の残トナー量が所定の量よりも少
なくなると、該トナー収容部の被検知部が残トナーで埋
まらなくなるようなトナー残量検知用の状態で、該被検
知部のトナーの有無を検知することによりトナー収容部
内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段とを備え
た画像形成装置において、トナー収容部内のトナー残量
にかかわらず上記被検知部が残トナーで埋まらない状態
を形成する異常検知用状態形成手段と、該被検知部が残
トナーで埋まらない状態で、該部分でのトナーの有無を
検知するトナー有無検知手段とを設けたことを特徴とす
る画像形成装置」を提案した。この装置によれば、上記
被検知部へのトナー付着や該被検知部のキズ等の発生に
起因する上記トナー残量検知手段の異常を検知し得る。
【0010】しかしながら、上記トナー残量検知手段の
異常は、上記被検知部へのトナー付着や該被検知部のキ
ズ等の発生に起因するもののみならず、該被検知部のト
ナーを有無を検知するセンサなどの検知装置の故障や、
該検知装置の汚れなどに起因するものもある。そして、
上記特願平9−238924号の装置においては、この
ような検知装置の故障や汚れなどに起因するトナー残量
検知手段の異常については検知することができなかっ
た。
【0011】また、従来、トナー残量検知手段を有する
画像形成装置において、出荷、着荷時の該トナー残量検
知手段の初期的異常の検知、メンテナンス時の該トナー
残量検知手段の異常検知を行うには、一旦トナー収容部
内のトナーを抜いて該トナー収容部内のトナーがない状
態で、”トナー無し”と検知できるか、また、トナーを
入れてトナーがある状態で”トナー有り”と検知できる
かを、確認することにより行っていた。しかしながら、
トナー収容部内のトナーを抜いたり、入れたりする作業
は時間もかかり、周囲を汚す可能性もあるため好ましく
ない。
【0012】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、トナー収容部内のト
ナーを抜いたり入れたりすることなく、上記被検知部へ
のトナー付着やキズなどの発生に起因するトナー残量検
知手段の異常及び上記検知装置の故障や汚れなどに起因
するトナー残量検知手段の異常を検知することができる
画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、現像器と該現像器に補給するト
ナーを収容したトナー収容部とを複数組備え、回転自在
に設けられた回転現像器ユニットと、該回転現像器ユニ
ットを回転させる回転駆動手段とを有し、該回転現像器
ユニットの回転により、現像に使用する現像器を所定の
現像位置へ移動させて現像を行う回転型現像装置を有す
る画像形成装置において、該トナー収容部内のトナー残
量を検知するために該トナー収容部に設定された被検知
部のトナーの有無を検知する検知装置と、該回転現像器
ユニットが、検知対象トナー収容部についてトナー残量
検知するための上記回転現像器ユニットの回転位置から
所定角度回転し、該トナー収容部内におけるトナーの自
重による移動で該検知対象のトナー収容部の被検知部に
トナーが存在しない状態から、上記回転駆動手段で上記
回転現像器ユニットを回転させて、該検知対象トナー収
容部についてトナー残量検知用の上記回転現像器ユニッ
トの回転位置まで該回転現像器ユニットを回転させ、該
トナー残量検知用の回転位置で該検知対象トナー収容部
についてトナー残量の検知動作を行うよう、上記回転駆
動手段途上記検知装置とを制御する制御手段と、上記状
態から該トナー残量検知用の回転位置まで回転させると
きに、該検知対象トナー収容部内のトナーが上記被検知
部の方へトナーが移動するのを遮断するための遮断部材
とを設けたことを特徴とするものである。また、請求項
2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記遮
断部材によってトナーが移動するのを遮断し、上記被検
知部にトナーが存在しない状態で上記検知装置によるト
ナー残量の検知動作でりトナー有りを検知したときに、
異常を報知する報知手段を設けたことを特徴とするもの
である。また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画
像形成装置において、上記遮断部材でのトナーの移動の
遮断は、上記被検知部にトナーが存在する状態でのトナ
ー収容器を移動させ、該被検知部にトナーが存在しない
状態にして行うことを特徴とするものである。
【0014】この画像形成装置のトナー残量検知手段の
異常検知方法においては、上記被検知部にトナーが存在
しない状態から上記被検知部にトナーが存在する状態へ
の移行に伴うトナーの移動を遮断部材によって遮断し、
該被検知部にトナーが存在しない状態で、上記被検知部
のトナーの有無を検知する。ここで、上記被検知部にト
ナーが存在しない状態であるにもかかわらず、上記検知
装置によりトナー有りと検知された場合には、トナー残
量検知手段によって上記トナー収容部内のトナー残量を
検知する際にも、トナー残量が少なくなって被検知部に
トナーが存在しない状態になっているにもかかわらず、
該被検知部にトナーが有ると誤検知され、トナー残量が
十分にあると誤検知されるおそれがある。すなわち、被
検知部へのトナー付着やキズ、あるいは検知装置の故障
や該検知装置の汚れなどが発生しており、上記トナー残
量検知手段が異常であるおそれがある。このことから、
上記トナー残量検知手段の異常を検知することができ
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機とい
う)に適用した場合の一実施形態について説明する。ま
ず、図2を用いて、本実施形態に係るカラー複写機の概
略構成及び動作について説明する。このカラー複写機
は、カラー画像読取装置(以下、カラースキャナとい
う)1、カラー画像記録装置(以下、カラープリンタと
いう)2、給紙バンク3、後述する制御部等で構成され
ている。
【0027】上記カラースキャナ1は、コンタクトガラ
ス121上の原稿4の画像を照明ランプ122、ミラー
群123a,b,c、及びレンズ124を介してカラー
センサ125に結像して、原稿4のカラー画像情報を、
例えばRed,Green,Blue(以下、それぞれ
R,G,Bという)の色分解光毎に読み取り、電気的な
画像信号に変換する。カラーセンサ125は、本例では
R,G,Bの色分解手段とCCDのような光電変換素子
で構成され、原稿4の画像を色分解した3色のカラー画
像を同時に読み取っている。そして、このカラースキャ
ナ1で得たR,G,Bの色分解画像信号強度レベルをも
とにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、
Black(以下、Bkという),Cyan(以下、C
という),Magenta(以下、Mという),Yel
low(以下、Yという)のカラー画像データを得る。
【0028】上記Bk,C,M,Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ122及
びミラー群123a,b,c等からなる光学系が矢印左
方向へ原稿4を走査し、1回の走査毎に1色のカラー画
像データを得る。この動作を合計4回繰り返すことによ
って、順次4色のカラー画像データを得る。そして、そ
の都度カラープリンタ2で順次顕像化しつつ、これを重
ねあわせて最終的な4色フルカラー画像を形成する。 (以下、余白)
【0029】上記カラープリンタ2は、像担持体として
の感光体ドラム200、露光手段としての書き込み光学
ユニット220、現像手段としてのリボルバ現像ユニッ
ト230、中間転写装置260、定着装置270等で構
成されている。
【0030】上記感光体ドラム200は矢印の反時計方
向に回転し、その周りには、感光体クリーニング装置2
01、除電ランプ202、帯電手段としての帯電チャー
ジャ203、帯電電位検出手段としての電位センサ20
4、リボルバ現像ユニット230の選択された現像器、
現像濃度パターン検知器205、中間転写装置260の
中間転写ベルト261などが配置されている。
【0031】また、上記書き込み光学ユニット220
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、上記帯電チャージャ203で一様帯電され
た感光体ドラム200の表面に原稿4の画像に対応した
光書き込みを行い、感光体ドラム200に静電潜像を形
成する。この書き込み光学ユニット220は、光源とし
ての半導体レーザー221、図示しないレーザー発光駆
動制御部、ポリゴンミラー222とその回転用モ−タ2
23、f/θレンズ224、反射ミラー225などで構
成されている。
【0032】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器
231M、Y現像器231Y、及びユニット全体を反時
計回りに回転させる後述の現像リボルバ駆動部などで構
成されている。このリボルバ現像ユニット230に設置
された各現像器は、静電潜像を現像するために現像剤の
穂を感光体ドラム200の表面に接触させて回転する現
像剤担持体としての現像スリ−ブと、現像剤を汲み上げ
て撹拌するために回転する現像剤パドル、及び現像ロー
ラを矢印の時計方向に回転させる後述の現像ローラ駆動
部などで構成されている。各現像器231内のトナーは
フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電さ
れ、また、各現像スリ−ブには図示しない現像バイアス
印加手段としての現像バイアス電源によって負の直流電
圧Vdc(直流成分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳
された現像バイアス電圧が印加され、現像スリ−ブが感
光体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバイ
アスされている。
【0033】カラー複写機本体の待機状態では、リボル
バ現像ユニット230はBk現像器231Kが現像ポジ
ションに位置するホームポジションで停止しており、コ
ピ−動作が開始されると、カラースキャナ1で所定のタ
イミングからBkカラー画像データの読み取りを開始
し、このカラー画像データに基づきレーザー光による光
書き込み、静電潜像形成が始まる(以下、Bk画像デー
タによる静電潜像をBk潜像という。C,M,Yについ
ても同様)。このBk静電潜像の先端部から現像可能と
すべくBk現像位置に静電潜像先端部が到達する前に、
Bk現像スリ−ブを回転開始して、Bk静電潜像をBk
トナーで現像する。そして、以後Bk静電潜像領域の現
像動作を続けるが、静電潜像後端部がBk現像位置を通
過した時点で、速やかに次の色の現像器が現像ポジショ
ンにくるまで、リボルバ現像ユニット230が回転す
る。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像
先端部が到達する前に完了させる。
【0034】また、上記中間転写装置260は、中間転
写ベルト261、ベルトクリーニング装置262、紙転
写コロナ放電器(以下、紙転写器という)263などで
構成されている。中間転写ベルト261は駆動ローラ2
64a、転写対向ロ−ラ264b、クリーニング対向ロ
−ラ264c及び従動ロ−ラ群に張架されており、図示
しない駆動モ−タにより駆動制御される。この中間転写
ベルト261の材質は、ETFE(エチレンテトラフロ
ロエチレン)であり、その電気抵抗は表面抵抗で108
〜1010Ω/cm2程度である。またベルトクリーニン
グ装置262は、入口シ−ル、ゴムブレ−ド、排出コイ
ル、入口シ−ル及びゴムブレ−ドの接離機構等で構成さ
れており、1色目のBk画像を中間転写ベルト261に
転写した後の2、3、4色目の画像をベルト転写してい
る間はブレード接離機構によって中間転写ベルト261
面から入口シ−ル、ブレ−ドを離間させておく。また紙
転写器263は、コロナ放電方式にてAC電圧+DC電
圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベルト261上
の重ねトナー像を後述の転写紙に一括転写する。
【0035】また、カラープリンタ2内の転写紙カセッ
ト207及び給紙バンク3内の転写紙カセット300
a,b,cには、各種サイズの転写紙5が収納されてお
り、指定されたサイズの転写紙5が、その転写紙カセッ
トから、給紙コロ208,301a,b,cによってレ
ジストロ−ラ対209方向に給紙、搬送される。また、
OHP用紙や厚紙などの手差し給紙用にプリンタ2の右
側面に手差しトレイ210がある。
【0036】上記構成のカラー複写機において、画像形
成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム200は
矢印の反時計方向に、中間転写ベルト261は矢印の時
計回りに図示しない駆動モ−タによって回転される。中
間転写ベルト261の回転に伴ってBkトナー像形成、
Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行
われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト
261上に重ねてトナー像が形成される。
【0037】上記Bkトナー像形成は次のように行なわ
れる。帯電チャージャ203はコロナ放電によって感光
体ドラム200を負電荷で約−700Vに一様帯電す
る。そして、半導体レーザ221はBkカラー画像信号
に基づいてラスタ露光を行う。このラスタ像が露光され
たとき、当初一様荷電された感光体ドラム200の露光
された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk
静電潜像が形成される。そして、このBk静電潜像にB
k現像ローラ上の負帯電のBkトナーが接触することに
より、感光体ドラム200の電荷が残っている部分には
トナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部
分にはBkトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナ
ー像が形成される。そして、感光体ドラム200上に形
成されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状
態で等速駆動している中間転写ベルト261の表面に、
ベルト転写器265によって転写される(以下、感光体
ドラム200から中間転写ベルト261へのトナー像転
写を「ベルト転写」という)。
【0038】感光体ドラム200上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて感光体
クリーニング装置201で清掃される。ここで回収され
たトナーは回収パイプを経由して図示しない排トナータ
ンクに蓄えられる。
【0039】感光体ドラム200側ではBk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカ
ラースキャナ1によるC画像データ読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C静電
潜像形成を行う。そして、先のBk静電潜像の後端部が
通過した後で、かつC静電潜像の先端部が到達する前に
リボルバー現像ユニット230の回転動作が行なわれ、
C現像器231Cが現像ポジションにセットされてC静
電潜像がCトナーで現像される。以後、C静電潜像領域
の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点
で、先のBk現像器231Bの場合と同様にリボルバー
現像ユニット230の回転動作を行ない、次のM現像器
231Mを現像ポジションに移動させる。これもやはり
次のM静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了
させる。なお、M及びYの画像形成工程については、そ
れぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現
像の動作が上述のBK,Cの工程と同様であるので説明
は省略する。
【0040】上記中間転写ベルト261には、感光体ド
ラム200に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像
を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像
が形成され、次の転写工程において、この4色のトナー
像が転写紙5に紙転写器263により一括転写される。
【0041】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙5は上記転写紙カセット又は手差しトレイのいずれ
かから給送され、レジストローラ対209のニップで待
機している。そして、紙転写器263に中間転写ベルト
261上のトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど
転写紙5の先端がこのトナー像の先端に一致するように
レジストローラ対209が駆動され、転写紙5とトナー
像とのレジスト合わせが行われる。そして、転写紙5が
中間転写ベルト261上のトナー像と重ねられて正電位
の紙転写器263の上を通過する。このとき、コロナ放
電電流で転写紙5が正電荷で荷電され、トナー画像のほ
とんどが転写紙5上に転写される。続いて紙転写器26
3の左側に配置した図示しないAC+DCコロナによる
分離除電器との対向部を通過するときに、転写紙5は除
電され、中間転写ベルト261から剥離して搬送ベルト
211に移る。
【0042】そして、中間転写ベルト261面から4色
重ねトナー像を一括転写された転写紙5は、紙搬送ベル
ト211で定着装置270に搬送され、所定温度に制御
された定着ロ−ラ271と加圧ロ−ラ272のニップ部
でトナー像が溶融定着され、排出ローラ対212で装置
本体外に送り出され、図示しないコピ−トレイに表向き
にスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0043】一方、ベルト転写後の感光体ドラム200
の表面は、感光体クリーニング装置201(ブラシロ−
ラ、ゴムブレ−ド)でクリーニングされ、除電ランプ2
02で均一に除電される。また、転写紙5にトナー像を
転写した後の中間転写ベルト261の表面に残留したト
ナーは、ベルトクリーニング装置262のブレードを再
びブレ−ド接離機構で押圧することによってクリーニン
グされる。
【0044】ここで、リピ−トコピ−のときは、カラー
スキャナ1の動作及び感光体ドラム200への画像形成
は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、
所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成
工程に進む。また、中間転写ベルト261の方は、1枚
目の4色重ねトナー像の転写紙5への一括転写工程に引
き続き、表面のベルトクリーニング装置262でクリー
ニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転
写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作にな
る。
【0045】以上は、4色フルカラーコピ−を得るコピ
−モ−ドであったが、3色コピ−モ−ド、2色コピ−モ
−ドの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。
【0046】また、単色コピ−モ−ドの場合は、所定枚
数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット230の
所定色の現像器のみを現像作動状態にして、ベルトクリ
ーニング装置262のブレ−ドを中間転写ベルト261
に押圧状態のまま連続してコピ−動作を行う。
【0047】また、A3サイズのフルカラーコピーモー
ドの場合には、中間転写ベルト261が1周するごとに
1色のトナー像を形成し、4回転で4色のトナー像を形
成していくのが望ましいが、装置全体を小さく、つまり
中間転写ベルト261の周長を抑え、小サイズの場合の
コピースピードを確保し、かつ最大サイズのコピースピ
ードも落さないようにするためには、中間転写ベルト2
61が2周する間に1色のトナー像を形成するのが好ま
しい。この場合には、Bkトナー像を中間転写ベルト2
61に転写した後、次の中間転写ベルト261の1周で
は、カラープリンタ2における現像及び転写が行なわれ
ずに空回転し、その次の1周で次色のCトナーによる現
像を行ない、そのCトナー像を中間転写ベルト261に
転写するように順次行なっていく。このとき現像器切り
換えのためのリボルバ現像ユニット230の回転動作
は、上記空回転時に行なう。
【0048】次に、上記リボルバ現像ユニット230に
ついて説明する。図3は、現像器231K,C,M,Y
が一体となったリボルバ現像ユニット230の内部構造
を示す断面図である。図3では、感光体ドラム200に
対向する現像ポジションにあるのがBk現像器231K
の現像室で、図中時計回りの順に、C現像器231Cの
現像室、M現像器231Mの現像室、Y現像器231Y
の現像室となっている。
【0049】ここで、4つの現像室の内部構造は全く同
じであるので、以下、図3で現像ポジションにあるBk
現像器231Kを代表して内部構造を説明する。現像ケ
ーシング230Aには、感光体ドラム200に向けた開
口部が形成され、この開口部を介して一部が露出するよ
うに、図示しないマグネットローラを内包する現像ロー
ラ231KRが設けられている。また、現像室内には、
現像ローラ231KRに担持されて感光体ドラム200
との対向部へ搬送される現像剤量を規制するドクタブレ
ード231KDと、このドクタブレード231KDで規
制されて現像室内に押し留められた現像剤の一部を中心
軸線方向に沿って奥側から手前側へ搬送する上搬送スク
リュー231KSとスクリューケース231KC、及び
現像室内の現像剤を撹拌する撹拌パドル231KPとが
設けられている。この撹拌パドル231KP内には、中
心軸線方向に沿って手前側から奥側へ現像剤を搬送する
下搬送スクリュー231KSPが収容されている。この
下搬送スクリュー231KSPの下方の現像ケーシング
230Aには、現像室内の現像剤を回収するための図示
しない剤回収口が形成され、常時は剤回収用フタ231
KZで閉じられている。
【0050】図4は、上記リボルバ現像ユニット230
におけるトナー循環経路を示す概念断面図である。スク
リューケース231KC内において、ドクタブレード2
31KDで規制され、上搬送スクリュー231KSによ
り図中右側から左側へ搬送された現像剤は、前側板23
1FFを通過して落下部232から下搬送スクリュー2
31KSP上に落下し、さらに下搬送スクリュー231
KSPにより図中左側から前側板231FFを通過して
右側へ搬送される。これにより、現像ローラ231KR
(図3参照)は、撹拌パドル231KP上に存在する現
像剤を汲み上げ、現像領域へ搬送する。そして、一部ド
クタブレード231KDで規制された現像剤は、スクリ
ューケース231KC内に落下し、このスクリューケー
ス231KCで現像ローラ231KRの有効幅内に搬送
され、この有効幅内の撹拌パドル231KPの中空円筒
部の図示しない現像剤排出口から現像室内に排出され、
再び現像ローラ231KRに担持される。つまり、現像
室内での現像剤のいわゆる横撹拌が行われる。そして、
撹拌パドル231KPの中空円筒部の図示しない現像剤
排出口から現像室下部に排出された現像剤が、撹拌パド
ル231KPの回転によりその撹拌板部においていわゆ
る縦撹拌が行われる。また、図示しないトナー補給ロー
ラの回転により、下搬送スクリュー231KSP上に落
下したトナーQが、この下搬送スクリュー231KSP
により落下部232まで搬送され、ここで上搬送スクリ
ュー231KSから落下した現像剤内に取り込まれて互
いに混合され、この混合された現像剤が図示しない現像
剤排出口から現像室内に入ることにより、現像室内の現
像剤のトナー濃度を上昇させる。
【0051】次に、トナー補給について説明する。図5
は、トナー補給部233の内部構造を示す断面図であ
り、図3に示すようにBk現像器231Kが現像ポジシ
ョンにあるときの状態を示している。トナー補給部23
3は、各色に対応したトナー収容器としてのトナーカー
トリッジ230KT、230CT、230MT、230
YTにより構成されている。これらトナーカートリッジ
230KT、230CT、230MT、230YTは、
各トナーカートリッジの略凹形状に形成された部分と、
各トナー受入用ケース230CTH、230MTH、2
30YTHの略凸形状に形成された部分とが嵌合した状
態で組み付けられている。
【0052】上記4つのトナー受入用ケース230KT
H、230CTH、230MTH、230YTHは、対
応する現像室が現像ポジションに位置するときにトナー
補給ローラ230KR、230CR、230MR、23
0YRの上方になる個所にトナー受入れ口が形成された
周壁部を有する。この周壁部が、図6に示すように、リ
ボルバ現像ユニットの回転軸と平行なスライドによりト
ナー排出口を下向きにして上記トナー受入れ口に一致さ
せるようにトナーカートリッジ230KT、230C
T、230MT、230YTを取り付けるトナー収容器
取付部234になっている。
【0053】図5において現像ポジションにあるBk現
像器231Kへのトナー補給を実施する場合は、まず補
給モータ230HMを回転させて補給ローラ230KR
を回転させる。すると、トナーカートリッジ230KT
やBKトナーホッパ230KTH内のトナーが下搬送ス
クリュー231KSP上に落下して、この下搬送スクリ
ュー231KSPの回転とともに搬送され、混合撹拌さ
れながら前側板231FF(図4)を通過して現像器内
に送られる。
【0054】図1は、本実施形態に係るカラー複写機の
制御系の構成を示すブロック図である。制御手段として
の制御部500は、上記カラー複写機における電子写真
プロセスや紙搬送処理を制御する部分であり、演算制御
処理を実行するCPU(中央処理装置)500Aと、前
記演算制御処理のための基本プログラム及びこれらの処
理のための基本データを蓄積しているROM500B
と、各種データを一時的に格納及び退避させるためのR
AM500Cと、外部機器と接続するためのI/Oイン
ターフェース500Dとを備えている。
【0055】上記I/Oインターフェース500Dの入
力側には、トナー残量検知センサ275、トナー有無検
知センサ276、感光体ドラム200と対向配置されて
いる光学センサ(発光素子及び受光素子との組み合わせ
からなる現像濃度パターン検知器)205、電位センサ
(電位検出器)204、BK用カートリッジセンサ27
3、カラー用カートリッジセンサ274がそれぞれ接続
されている。
【0056】上記電位センサ204は、感光体ドラム2
00の現像位置前の帯電電位を検出するためのセンサで
ある。上記各カートリッジセンサ273及び274は、
トナーカートリッジの交換の有無を検出するための光学
センサである。上記トナー残量検知センサ275は、ト
ナーカートリッジ内のトナー残量が所定の量よりも低下
したか否かを検知するためのセンサである。トナー有無
検知センサ276については後述する。
【0057】また、上記I/Oインターフェース500
Dの出力側には、現像バイアス電圧印加手段を含む現像
バイアス制御駆動部502、帯電制御駆動部503、ト
ナー補給駆動部504、レーザ発光駆動部505、現像
剤担持体駆動手段としての現像ローラ駆動部501、現
像リボルバ駆動部506、像担持体駆動手段としての感
光体駆動部507がそれぞれ接続されている。 (以下、余白)
【0058】前述したようなトナー補給のための動作
(以下、リカバリ動作という)が実施される場合は、そ
の制御は制御部500によって行われる。具体的には、
感光体ドラム200の表面上に基準パターンの画像を形
成し、その反射光量を現像濃度パターン検知器205で
検出する。そして、制御部500のCPU500Aが、
検出された反射光量からトナー付着量を算出し、そのト
ナー付着量と画像面積とから、適切なトナー補給量を決
定する。そして、決定したトナー補給量に基づいてトナ
ー補給駆動部504を制御し、リカバリ動作が実行され
る。
【0059】次にトナー付着量の算出について説明す
る。図7は、本実施形態の装置に適用した光学センサで
ある現像濃度パターン検知器205の出力特性の一例で
ある。特性線aは、黒トナーを示し、特性線bは、カラ
ートナーを示している。この現像濃度パターン検知器2
05の出力特性は、顕像化後のパターン上のトナー付着
量が少ないときに反射光量が増え、該検知器205の出
力、すなわちVspの値が上昇する。逆に、顕像化後のパ
ターン上のトナー付着量が多いときに反射光量が減り、
Vspの値も下降する。ただし、特性線bで示すカラート
ナーの場合は、トナー付着量が所定以上になるとトナー
表面からの反射光が増えて再びゆるやかに上昇する特性
を持っている。
【0060】図7からわかるように、特性線bで示すカ
ラートナーの場合には、感光体地肌部の反射光量Vsg
(=4.0)に対してのダイナミックレンジが特性線a
で示す黒トナーの場合に比して狭い。これは、カラート
ナー像の場合、該カラートナー表面からの直接反射光
が、感光体ドラム200からの反射光に対して多くなる
ために起こる現象である。特性が飽和するVsp値(以
下、Vminという)は、上記現像濃度パターン検知器
205として用いる光学センサの特性、感光体ドラム2
00、現像条件などのばらつきによって変化するため、
次式によって規格化している。
【0061】
【数1】 k=(Vsp−Vmin)/(Vsg−Vmin)
【0062】次に、トナー補給制御時の処理を図8を用
いて説明する。図8は、該トナー補給制御の一例を示す
フローチャートである。まず、上記感光体ドラム200
上に中間調の静電潜像を、基準パターンとして形成する
(ステップs21)。そして、電位センサ204によっ
て、この基準パターンの静電潜像の電位を読み込み、R
AM500Cに格納する(ステップs22)。その後、
上記基準パターンの静電潜像をリボルバ現像ユニット2
30の現像器によって現像することで、基準パターンの
トナー像を作成する。該基準パターンのトナー像は、R
AM500Cに格納された電位に対して、一定のポテン
シャルVpp(本実施形態においてはブラック:130
V,カラー:130Vで、図示しない環境補正テーブル
によって高温高湿で−10V、低温低湿で+10Vの補
正を行っている)を加えた現像バイアスを印加して、ト
ナーを用いて顕像化することで形成する。このような基
準パターンのトナー像に関して現像濃度パターン検知器
205によって、その反射光量を検出し(ステップs2
3)、数1によって規格化したトナー付着量kを算出す
る(ステップs24)。このようにして求められた規格
化したトナー付着量kから、予め定められた規格化した
トナー付着量とトナー補給量のテーブル(図示せず)に
基づいてトナー補給モータを制御することによりトナー
補給が行われる(ステップs25)。
【0063】次に、このカラー複写機におけるトナーニ
アエンド、及び、トナーエンドの検知について説明す
る。このカラー複写機においては、トナーカートリッジ
230KT、230CT、230MT、230YTが空
になった状態を、ユーザに対して該トナーカートリッジ
の交換を促すべき状態であるトナーニアエンドの状態と
して扱う。本実施形態においては、トナーニアエンドの
時にはトナーカートリッジ中にトナーが存在しない状態
となっている。このカラー複写機では該トナーカートリ
ッジの交換は現像ポジションにおいて行う。また、該ト
ナーカートリッジ230KT、230CT、230M
T、230YTが空になった時点から、該当するトナー
カートリッジ230KT、230CT、230MT、2
30YTを交換することなく、所定の枚数だけ画像形成
を行った時点を、トナーエンドの状態として扱う。この
所定の枚数は、例えば、上記トナーエンド状態になった
時点におけるトナー受入用ケース内のトナーを消費し、
各現像室内のトナーを消費する前までに作成可能なプリ
ント枚数を、平均的なプリントにおけるトナー消費量を
考慮して予測したものである。
【0064】このカラー複写機では、上記トナーニアエ
ンドを、トナー受入用ケースのトナー量によって検知す
る。このため、図6にトナー受入用ケースの一つ230
KTHを例にして示すように、トナー受入用ケース23
0KTHの装置前側の端壁部分230KTHaに、トナ
ー受入用ケース230KTH内側に突出させて形成した
中空の発光部対向凹部235Ka及び受光部対向凹部2
35Kbを有する被検知部を備えている。以下、このト
ナー受入用ケース230KTHを例にして説明するが、
カラートナー用のトナー受入用ケースについても同様の
構成を採用している。
【0065】上記両凹部235Ka,235Kbの図中
上下方向での具体的な位置は、図6に示すように、トナ
ー受入用ケース230KTH内であって、トナー補給ロ
ーラ230KR及び該ローラとケース内壁面とをシール
するシール部材230KRaで区画された下搬送スクリ
ュウ62側とトナーカートリッジ内部側のうち、トナー
カートリッジ内部側に設けられている。図示の例では、
図6中のY−Y線による断面を示す図9(b)のよう
に、トナー補給ローラ230KRの上側であって、リボ
ルバ現像ユニット230の回転に伴い黒現像器231K
が現像ポジションに位置してトナーカートリッジ230
KTから落下してきたトナーに没する位置に設けられて
いる。
【0066】そして、図6中のX−X線による断面を示
す図9(a)や上記図9(b)に示すように、現像ポジ
ションに位置する現像器に対応するトナー受入用ケース
230KTHの両凹部235Ka,235Kbに対向す
るように、発光素子236や受光素子237が装置本体
側に固定的に設けられている。すなわち、本実施形態で
は、現像器が現像ポジションに位置するときに、該現像
器に対応するトナー受入用ケース230KTH内のトナ
ー残量を検知する。なお、発光素子236、受光素子2
37は前述のトナー残量検知センサ275を構成するも
のである。そして、上記両凹部235Ka,235Kb
を有する被検知部及び検知装置としてのトナー残量検知
センサ275によって、上記トナー受入用ケース内のト
ナー残量を検知するトナー残量検知手段が構成されてい
る。
【0067】図9(a)において、上記一対の中空の凹
部235Ka,235Kbの互いに対向する壁面部に
は、発光素子236からの光に対して透明な透過部23
8a,238bを有している。また、発光部対向凹部2
35Kaには、発光素子236からの光を発光部対向凹
部235Kaにおける透過部238aに向けて反射させ
る反射部239aを形成するとともに、受光部対向凹部
235Kbには、受光部対向凹部235Kbにおける透
過部238bを透過してきた光を受光素子237に向け
て反射させる反射部239bを形成している。
【0068】図示の例では、トナー受入用ケース230
KTHの装置前側の端壁部分230KTHaに四角窓を
形成し、この窓に、例えばポリカーボネート(以下、P
Cという)のような透明な材質からなる中空の三角柱状
部材をはめ込んで上記各凹部235Ka,235Kbを
構成している。そして、他の部分よりも光反射率の高い
部材、例えば銀色の反射テープ100a,100bを貼
り付けて、上記各凹部235Ka,235Kbの反射部
239a,239bを構成している。これに代え、反射
部239a,239bのみを他の部分よりも光反射率の
高い部材を用いて構成したり、反射部239a,239
bにのみ金を蒸着させたりしてもよい。
【0069】なお、発光素子236の光源として、指向
角の広い光源を採用した場合には、本来受光素子237
で受光されるべき光以外に、発光素子236及び受光素
子237が対向しているトナー受入用ケース230KT
Hの端壁部分230KTHaに入射して肉厚部を伝播
し、結果的に受光素子237で受光される伝播光38が
生じてしまう。そして、この光も受光素子237で検知
され、この伝播光38が検知出力におけるノイズとして
現れるため、トナーがあるにもかかわらず無いと誤検知
してしまう恐れがある。これを防止するためには、例え
ば、トナー受入用ケース230KTHの端壁部分230
KTHaを、該端壁部分230KTHaの肉厚部を光が
伝播しない材料として、例えば黒のPCを用いて構成す
る。これに代え、上記発光素子236と受光素子237
とにそれぞれ対向している上記トナー受入用ケース23
0KTHの壁部分を、発光素子236から発せられた光
の一部が、前記壁部分のうち発光部対向凹部235Ka
及び受光部対向凹部235Kb以外の端壁部分230K
THaで反射したとしても、この反射光34が受光素子
237で受光されない方向に反射されるように構成して
もよい。
【0070】また、上記トナー残量検知は、リボルバ現
像ユニット230の回転により所定の現像器を現像ポジ
ションに位置させた時点で該回転を停止した状態で該所
定の現像器についてのトナー受入用ケースについて行う
ため、この停止状態で、検知対象のトナー受入用ケー
ス、例えば黒トナー受け入れ用ケース230KTH、に
おける両凹部235Ka,235Kbの各透過部238
a,238bが鉛直方向に並んで配設されていると、現
像によってトナー受入用ケース230KTH内のトナー
が消費されても、重力方向の下側に位置する透過部にト
ナーが残留してしまうことがある。透過部にこのような
トナーが残留してしまうと、トナー受入用ケース230
KTH内にトナーがほとんど存在しないにもかかわら
ず、まだ存在していると判断し誤検知につながってしま
う。よって、トナー残量検知の際にトナーが残留しない
ような態様で、透過部238a,238bの各面を対向
配置することが望ましい。例えば、図示の例のように、
前記透過部238a,238bの対向面が重力方向に平
行になるように対向配置する。このような配置にするこ
とによって、トナーが重力により上記透過部238a、
238bに滞留しにくくさせることができる。
【0071】本実施形態におけるトナーニアエンド検知
は、現像ポジションに位置する現像器のトナーに対して
次のようになされる。なお、黒現像器230Kが現像ポ
ジションに位置するものとして説明する。図9(a)に
おいて、まず、発光素子236から発せられた光は、該
発光素子236に対向する端壁部分230KTHaに形
成された上記発光部対向凹部235Kaの反射部239
aで反射して、透過部238aを透過する。ここで、ト
ナー受入用ケース230KTH内のトナー量が所定量以
上であると、前記透過部238aを透過した光は、トナ
ーで遮られるため上記受光部対向凹部235Kbの透過
部238bに入射せず、受光素子237には到達しな
い。一方、上記トナー量が所定量以下であると、前記透
過部238aを透過した光はトナーで遮られることがな
いので、上記受光部対向凹部235Kbの透過部238
bに入射した後、更に反射部239bで反射して受光素
子237で受光される。このように、発光素子236か
ら発せられた光が、トナー量が所定量以下であるときの
み受光素子237で受光されるため、受光素子237光
が受光されたか否かを検知することで、トナー受入用ケ
ース230KTH内に所定量のトナーがあるか否かを検
知できる。すなわち、上記発光素子236及び受光素子
237による検知で、トナー受入用ケース230KTH
内に所定量のトナーが無いと判断したときは、トナーカ
ートリッジが空である、すなわち、トナーニアエンドで
あると判断できる。このように、トナーカートリッジ内
のトナーが消費されたことを検知することで、画像濃度
を落とすことなく、また、該トナーカートリッジ内のト
ナーを無駄にせず、有効に利用することができる。
【0072】なお、トナーニアエンド状態と判断した
ら、例えば操作パネル上にトナーニアエンドである旨及
び該当するトナーカートリッジを表示し、そのトナーカ
ートリッジの交換を促す。そして、この表示の後、当該
トナーカートリッジが交換されることなく、所定の枚数
のプリントが行われた時点で、トナーエンドとしてプリ
ント動作を禁止する。
【0073】図10は、上記トナー残量検知センサ27
5の配置の一例を示す説明図である。図示の例において
は、現像ポジションには黒現像器が位置している。該ト
ナー残量検知センサ275は、装置本体に固定されてい
る支持部材240に取り付けられている。そして、該ト
ナー残量検知センサ275は、現像ポジションに位置す
る現像器、図示の例では黒現像器に対応するトナー受入
用ケース230KTHの両凹部235Ka,235Kb
に対向するように配置されている。
【0074】前述のように、図示のカラー複写機におい
ては、トナーが重力により上記透過部238a、238
bに滞留しにくくなるように、前記透過部238a,2
38bの対向面が重力方向に平行になるように対向配置
しているが、このような配置を採用した場合でも、トナ
ーが帯電したり凝集したりして上記透過部238a、2
38bに付着してしまうことがある。そして、実際には
図9(b)に示したトナー受入用ケースの上記発光部対
向凹部及び受光部対向凹部が設置された部分よりも下方
にしかトナー残量がないにもかかわらず、上記透過部へ
のトナー付着により、上記トナー残量検知センサ275
によって「トナー有り」と検知され、上記発光部対向凹
部及び受光部対向凹部が設置された部分にまでトナー残
量が達していると誤検知されてしまうことがある。この
ような場合に、このまま画像形成を続けると、画像濃度
低下、かすれ、また2成分現像剤を用いる画像形成装置
においてはキャリア付着などの不具合が発生してしまう
こととなる。
【0075】また、上記検知装置としてのトナー残量検
知センサ275の発光素子236や受光素子237が故
障したり、トナーで汚れたりした場合にも、上記誤検知
が発生するおそれがある。
【0076】そこで、本実施形態にかかる画像形成装置
においては、上記トナーカートリッジを交換したばかり
で、該トナーカートリッジ及びトナー受入用ケースで構
成されるトナー収容部が満杯状態である場合でも、上記
トナーカートリッジ内のトナーを抜いたり入れたりする
ことなく、該トナー収容部に設定された被検知部にトナ
ーが存在せず、かつ、上記トナー残量検知センサ275
で該部分でのトナーの有無を行うことが可能な異常検知
用状態を形成し得るような構成を採用している。以下、
この構成及び動作について前出の図6を用いて詳しく説
明する。
【0077】本実施形態にかかる画像形成装置において
は、上記トナーカートリッジを交換したばかりで、該ト
ナーカートリッジ及びトナー受入用ケースで構成される
トナー収容部がほぼ満杯状態である場合でも、上記被検
知部にトナーが存在しなくなるように、トナー収容部を
移動させることで該トナーを移動させ、該トナーを移動
させた状態から上記トナー残量検知用の状態へとトナー
収容部の状態を移行させる。このときに上記被検知部に
トナーが存在しない状態から上記被検知部にトナーが存
在する状態への移行に伴うトナーの移動を遮断部材によ
って遮断する。これにより上記異常検知用状態を形成し
て、上記被検知部のトナーの有無を検知する。
【0078】具体的には、この画像形成装置において
は、図6に示すように、上記トナーカートリッジ230
KTのトナー排出口230KHを遮蔽することで該トナ
ーカートリッジ230KTとトナー受入用ケース230
KTHとの間でのトナーの移動を遮断する上記遮断部材
としての薄いSUS製のシャッタ300を開閉自在に設
けている。図示の例においてシャッタ300を閉めるに
は、該シャッタ300を図中矢印方向にスライドさせる
ことでトナーカートリッジ230KTの側部に設けられ
たシャッタ挿入口からシャッタ300をトナーカートリ
ッジ230内部に挿入することにより行う。このとき、
該シャッタ300先端部は該トナーカートリッジ内に設
けられたガイド部に沿って移動し、該シャッタ300が
トナーカートリッジ下部のトナー排出口を覆う状態とな
る。これにより、上記トナーの移動を遮断する状態とす
る。一方、該シャッタ300を開けるには、該シャッタ
300を図中矢印と逆方向にスライドさせればよい。 (以下、余白)
【0079】そして、この画像形成装置において上記異
常検知用状態を形成するには、まず該シャッタ300を
開けた状態で、上記現像リボルバ駆動部506による上
記リボルバ現像ユニット230の回転動作によってトナ
ー収容部内のトナーを自重により移動させ、上記被検知
部にトナーが存在しないようにする。具体的には、該リ
ボルバ現像ユニットの検知対象のトナー受入用ケース
を、該トナー受入用ケースに対応する現像器が現像ポジ
ションから所定の角度、図示の装置では180°回転さ
せた回転位置に位置するように回転させることで、図1
1に示すような、上記トナーカートリッジが交換された
ばかりであっても、トナー収容部内のトナーのほとんど
がトナーカートリッジ230KT内に収容されて、上記
被検知部の発光部対向凹部235Kaの透過部238a
と受光部対向凹部235Kbの透過部238bとの間の
部分にトナーが存在しないような状態、すなわち、該両
透過部238a、238bに付着したトナーを除き、該
透過部周辺にトナーが存在しない状態を形成する。そし
て、この状態でシャッタ300を閉めて上記トナー排出
口230KHを遮蔽し、トナーカートリッジ230KT
内に収容されたトナーが該トナー排出口230KHを介
してトナー受入用ケース230KTH内に移動すること
ができないようにする。そして、該シャッタ300を閉
めたまま回転動作によってトナー受入用ケースをトナー
残量検知用の位置すなわち該トナー受入用ケース230
KTHに対応する現像器が現像ポジションに位置する位
置に上記トナー受入用ケースを移動させる。これによ
り、トナー受入用ケース230KTHの上記被検知部
の、発光部対向凹部235Kaの透過部238aと受光
部対向凹部235Kbの透過部238bとの間の部分に
トナーが存在せず、かつ、上記発光部対向凹部235K
a及び受光部対向凹部235Kbが上記トナー残量検知
センサ275に対向して該トナー残量検知センサ275
により該発光部対向凹部235Ka及び受光部対向凹部
235Kbが設置された部分でのトナーの有無を検知す
ることが可能な状態、すなわち異常検知用状態が形成さ
れることとなる。なお、図6は、黒用のトナー収容部を
示すものであるが、他色のトナー用のトナー収容部につ
いても同様の構成を採用している。
【0080】図12は、このような異常検知用状態を形
成して異常検知を行うときの動作手順の一例を示すフロ
ーチャートである。この例においては、トナー収容部内
のトナーが無くなったことをトナー残量検知手段で正常
に検知できるか否かを上記異常検知用状態を形成して検
知するトナー無しでの異常検知と、トナー収容部内にト
ナーが十分に有ることをトナー残量検知手段で正常に検
知できるか否かを検知するトナー有りでの異常検知とを
行う。このカラー複写機においては、操作者例えばサー
ビスマンが図示しない操作パネル上からサービスマン用
のモードで動作開始を入力することにより、上記異常検
知を開始する。このようにして異常検知の開始が指示さ
れると、カラー複写機の制御部500により上記現像リ
ボルバ駆動部506を制御して、上記リボルバ現像ユニ
ット230を回転させ、所定の現像器、例えば黒現像器
231Kを上記現像ポジションから180°回転させた
回転位置(以下、シャッタ開閉位置という)に位置させ
る(ステップS1)。これにより、黒トナー受入用ケー
ス230KTH内のトナーを、自重により、ほぼ全て上
記収容部230AKTH内に移動させ、該黒トナー受入
用ケース230KTHに設定された上記被検知部の発光
部対向凹部235Kaの透過部238aと受光部対向凹
部235Kbの透過部238bとの間の部分にトナーが
存在しないような状態を形成する。次に、サービスマン
が図示しない装置前カバーを開ける(ステップS2)。
このカラー複写機では、この状態で、図6に示したシャ
ッタ300を閉めることができるように構成されてい
る。ここで、サービスマンは該シャッタ300を閉める
(ステップS3)。具体的には、図6において、シャッ
タ300の取手300aの部分をつかんで矢印方向にス
ライドさせる。これにより、シャッタ300がスライド
し、上記黒トナーカートリッジ230KTと上記黒トナ
ー受入用ケース230KTHとが分離される。これによ
り、上記黒トナーカートリッジ230KTに移動させた
トナーが上記黒トナー受入用ケース230KTHに移動
できないような状態となる。なお、図6に示しているの
は現像器が現像ポジションにあるときのトナー収容部で
あるが、実際のシャッタ開閉位置は、上述のように現像
器が現像ポジションから180°回転した位置であり、
図6に示すトナー収容部の状態とは上下が逆になってい
る。従って、実際のシャッタ開閉位置では、トナーカー
トリッジ230KTがトナー受入用ケース230KTH
の上方に位置する。
【0081】上記シャッタ300を閉めた後、サービス
マンが装置前カバーを閉める(ステップS4)。する
と、まだシャッタを閉めていない他の色のトナー収容部
があるか否かを上記制御部500が判断する(ステップ
S5)。このときまだシャッタを閉めていないトナー収
容部があれば(ステップS5でY)、次色の現像器を上
記シャッタ開閉位置に位置させて、同様にシャッタを閉
めるシャッタ閉じ動作を行う。このように順次シャッタ
閉じ動作を行って、全てのトナー収容部のシャッタを閉
める。図示の装置においては、黒、シアン、マゼンタ、
イエローの順で上記シャッタ閉じ動作を行う。イエロー
のシャッタ閉じ動作が終了し、ステップS5で、全ての
シャッタが閉められたと判断されたら(ステップS5で
N)、カラー複写機の制御部500により上記現像リボ
ルバ駆動部506を制御して、黒現像器231Kが現像
ポジションに来るように回転させる(ステップS6)。
【0082】ここで、通常であればトナーは上記黒トナ
ー受入用ケース230KTHに落下してくるが、上記シ
ャッタ300によって上記黒トナーカートリッジ230
KTからのトナーの移動が遮断されているため、黒トナ
ー受入用ケース230KTHに設定された上記被検知部
の発光部対向凹部235Kaの透過部238aと受光部
対向凹部235Kbの透過部238bとの間の部分にト
ナーが存在しないような状態が維持される。また、黒現
像器231Kが現像ポジションに位置するときには上記
発光部対向凹部235Kaが上記トナー残量検知センサ
275の発光素子236に、上記受光部対向凹部235
Kbが該トナー残量検知センサ275の受光素子237
にそれぞれ対向し、該発光部対向凹部235Ka及び受
光部対向凹部235Kbが設置された部分でのトナーの
有無を上記トナー残量検知センサ275で検知すること
ができる状態となる。このようにして、トナー残量検知
手段の異常検知用状態が形成される。この状態で、トナ
ー残量検知センサ275により上記部分でのトナーの有
無を検知することで、上記トナー無しでの異常検知を行
う(ステップS7)。
【0083】該異常検知は、以下のようになされる。前
述のトナーニアエンド検知の場合と同様に、図9(a)
において、発光素子236から発せられた光は、該発光
素子236に対向する上記発光部対向凹部235Kaの
反射部239aで反射して、透過部238aを透過す
る。ここで、該透過部238aと透過部238bとの間
の部分にトナーが存在しないような状態が形成されてい
るため、通常は上記発光部対向凹部235Kaの透過部
238aを透過した光は受光部対向凹部235Kbの透
過部238aに入射し、反射部239bで反射して受光
素子で受光される。すなわち、トナー無しと判断され
る。一方、トナー残量検知センサ275の発光素子23
6が故障して所望の光が発せられなかったり、受光素子
237が故障して受光素子237に光が達したにも関わ
らず該光を検知することができなかったり、該発光素子
236、受光素子237、発光部対向凹部235Ka、
あるいは、受光部対向凹部235Kbがトナーで汚れた
りしていると実際にはトナーが無いにも関わらず、トナ
ー有りと検知されてしまう。このように、トナー残量検
知手段275が異常である場合のみ、トナー有りと検知
されるため、受光素子237で光が受光されたか否かを
検知することで、トナー残量検知手段が正常であるか否
かを検知できる。
【0084】このようなトナー無しでの異常検知におい
て、上記トナー残量検知センサ275による検知結果に
基づいて、トナー無しでのトナー残量検知が異常か否か
を判断する(ステップS8)。具体的には、上記トナー
残量検知センサ275による検知結果がトナー有りであ
った場合には異常であると判断し(ステップS8で
Y)、「トナー無しの状態でBkは異常検知」としてカ
ウントされる(ステップS9)。そして、まだ異常検知
を行っていない他の色のトナー収容部があるか否かを判
断する(ステップS10)。このときまだ異常検知を行
っていないトナー収容部があれば(ステップS10で
Y)、次色の現像器を上記現像ポジションに移動させ
て、同様に異常検知を行う。なお、上記ステップS8で
トナー無しでのトナー残量検知が異常でないと判断され
た場合(ステップS8でN)には、そのままステップS
10に進む。このように順次異常検知を行って、全ての
色について異常検知が終了し、ステップS10で、まだ
異常検知を行っていないトナー収容部が無くなったと判
断されたら(ステップS10でN)、カラー複写機の制
御部500により上記現像リボルバ駆動部506を制御
して、黒現像器231Kがシャッタ開閉位置に来るよう
に回転させる(ステップS11)。
【0085】次に、サービスマンが、前記装置前カバー
を開ける(ステップS12)。そして、黒用のトナー収
容器のシャッタ300を開けてから(ステップS1
3)、前カバーを閉める(ステップS14)。すると、
まだシャッタを開けていない他の色のトナー収容部があ
るか否かを上記制御部500が判断する(ステップS1
5)。このときまだシャッタを開けていないトナー収容
部があれば(ステップS15でY)、次色の現像器を上
記シャッタ開閉位置に位置させて、同様にシャッタを開
けるシャッタ開け動作を行う。このシャッタ開け動作を
行ったトナー収容部においては、トナーカートリッジと
トナー受入用ケースとの間でトナーの出入りが行える状
態となる。このように順次シャッタ開け動作を行って、
全てのトナー収容部のシャッタを開ける。全てのシャッ
タ開け動作が終了し、ステップS15で、まだシャッタ
が開けられていないトナー収容部が無くなったと判断さ
れたら(ステップS15でN)、カラー複写機の制御部
500により上記現像リボルバ駆動部506を制御し
て、黒現像器231Kが現像ポジションに来るように回
転させる(ステップS16)。
【0086】このとき、上記黒用のトナーカートリッジ
230KTからトナー受入用ケース230KTHにトナ
ーが落下する。そして、該トナー収容部内のトナーが十
分にある場合には、上記黒トナー受入用ケース230K
THに設定された上記被検知部の発光部対向凹部235
Kaの透過部238aと受光部対向凹部235Kbの透
過部238bとの間にトナーが存在することとなる。こ
の状態で上記トナー有りでの異常検知を行う(ステップ
S17)。すなわち、トナー受入用ケース230KTH
内のトナー量が所定量以上であると、前述のように、前
記透過部238aを透過した光は、トナーで遮られるた
め上記受光部対向凹部235Kbの透過部238bに入
射せず、受光素子237には到達しない。一方、トナー
が残量検知部周辺に落下していなかったり、トナー凝集
が発生して上記透過部238aと透過部238bとの間
にトナーが入り込めなかったりするなどの異常が発生し
ている場合には、実際にはトナーが有るにも関わらず、
トナー無しと検知されてしまう。このように、トナー残
量検知手段によりトナー有りの正常な検知が行えない場
合のみ、上記トナー残量検知センサ275によりトナー
無しと検知されるため、該トナー残量検知センサ275
による検知結果に基づいて、トナー残量検知手段による
正常なトナー有りの検知ができるか否かが検知できる。
なお、トナー収容部内のトナーが十分に無い場合には、
トナー無しと検知されてしまうので、トナー有りでの異
常検知を行うにあたり、サービスマンはトナーが該トナ
ー収容部内に所定量入っていることを確認しておく必要
がある。
【0087】このようなトナー有りでの異常検知におい
て、上記トナー残量検知センサ275による検知結果に
基づいて、トナー有りでのトナー残量検知が異常か否か
を判断する(ステップS18)。具体的には、上記トナ
ー残量検知センサ275による検知結果がトナー無しで
あった場合には異常であると判断し(ステップS18で
Y)、「トナー有りの状態でBkは異常検知」としてカ
ウントされる(ステップS19)。そして、まだ異常検
知を行っていない他の色のトナー収容部があるか否かを
判断する(ステップS20)。このときまだ異常検知を
行っていないトナー収容部があれば(ステップS20で
Y)、次色の現像器を上記現像ポジションに移動させ
て、同様に異常検知を行う。なお、上記ステップS18
でトナー有りでのトナー残量検知が異常でないと判断さ
れた場合(ステップS18でN)には、そのままステッ
プS20に進む。このように順次異常検知を行って、全
ての色について異常検知が終了し、ステップS20で、
まだ異常検知を行っていないトナー収容部が無くなった
と判断されたら(ステップS20でN)、これまでの異
常検知結果をまとめて報知手段としての操作パネル上に
表示する。例えばトナー無しでの異常検知で黒,イエロ
ーが、トナー有りでの異常検知でシアンがそれぞれ異常
であると判断された場合には、図13に示すような表示
を操作パネル上に行い、異常検知を終了する。
【0088】このように、上記異常検知用状態を形成し
てトナー無しでのトナー残量検知手段の異常検知を行う
ことにより、上記トナー残量検知手段によって上記トナ
ー受入用ケース内のトナー残量を検知する際に、トナー
受入用ケース内のトナー残量が発光部対向凹部及び受光
部対向凹部が設置された部分に達していないにもかかわ
らず、該発光部対向凹部や受光部対向凹部へのトナー付
着やキズなどが発生していたり上記トナー残量検知セン
サ275の故障や汚れなどが発生していたりすること
で、該部分にまでトナー残量が達していると誤検知され
るのを検知することができる。また、図12の例では、
上記トナー無しでの異常検知を行った後に、トナー有り
での異常検知を行うので、上記トナー残量検知手段によ
って上記トナー受入用ケース内のトナー残量を検知する
際に、トナー受入用ケース内のトナー残量が発光部対向
凹部及び受光部対向凹部が設置された部分に達してお
り、該トナー残量が十分に有るにもかかわらず、該部分
にまでトナー残量が達していないと誤検知されるのを検
知することもできる。
【0089】なお、上記シャッタ開閉位置において、ト
ナー収容部内のトナーが全てトナーカートリッジ内に収
容される必要はなく、その後異常検知用状態を形成する
ことが可能な程度であれば、トナー受入用ケース内にト
ナーが残留していてよい。具体的には、検知対象のトナ
ー受入用ケースをトナー残量検知用の位置に位置させた
としても、該トナー受入用ケースの上記発光部対向凹部
及び受光部対応凹部が設置された部分に達しない程度の
量であれば、該トナー受入用ケース内にトナーが残留し
ていてよい。
【0090】また、上記シャッタの開閉は、図6の矢印
方向へのスライドによるものに限られるものではない。
例えば、装置手前側へのスライドによりシャッタを開状
態とし、装置奥側へのスライドによりシャッタを閉状態
とするものでもよい。
【0091】また、該シャッタは、図6の例のように常
時装置に装着されている必要はなく、装置に対して脱着
可能とし、上記シャッタを閉めるときのみ装置に取り付
けるものであってもよい。
【0092】また、上記シャッタ300の開閉は、手動
で行うのではなく、自動的にギアなどを介して開閉させ
るように構成してもよい。このように構成すれば、上記
異常検知のための一連の動作を、所定のタイミングで自
動的に実行することが可能となる。
【0093】また、上記トナー残量検知に関する異常の
大半は、上記トナー無しでの異常検知によっって検出可
能である。このため、図12を用いて説明した動作手順
において、トナー有りでの異常検知に関する動作は省い
てもよい。また、該トナー有りでの異常検知は、前述の
ように、トナー収容部内のトナー残量が十分に残ってい
ることをサービスマンが前もって確認することが必要で
あるので、特に、上記異常検知を自動化して行う場合に
は、上記トナー有りでの異常検知に関する動作を省くの
が望ましい。
【0094】また、図12の例は、複写機で用いる4色
それぞれについて、黒、シアン、マゼンタ、イエローの
順で上記トナー残量検知の異常検知を行う例であるが、
該異常検知を行う色の順序はこの順序に限られるもので
はなく、また、所望の色についてのみ該異常検知を行う
ように構成してもよい。例えば、サービスマンが、どの
色のトナー残量検知の異常検知を行うかを入力手段とし
ての例えば操作パネルから入力し、該入力結果に基づい
て、上記異常検知を行うように構成すればよい。
【0095】以上、上記実施形態の画像形成装置におい
ては、検知対象のトナーカートリッジとトナー受入用ケ
ースとからなるトナー収容部内のトナーをトナーカート
リッジ内に収容して上記被検知部にトナーが存在しない
状態にした後に、上記シャッタ300を閉めて該トナー
カートリッジからトナー受入用ケースへのトナーの移動
を遮断する。その後、上記検知対象のトナー収容部を上
記トナー残量検知手段によるトナー残量検知が可能な位
置に移動させることで、上記異常検知用状態、すなわ
ち、トナー受入用ケースに設定された被検知部にトナー
が存在せず、かつ、トナー残量検知センサ275による
トナー残量検知が可能な状態を形成することができる。
そして、該トナー残量検知センサ275によるトナー残
量検知を行うことで、トナー残量検知手段の異常を検知
することができる。これにより、上記トナー残量検知手
段によって上記トナー受入用ケース内のトナー残量を検
知する際に、トナー受入用ケース内のトナー残量が発光
部対向凹部及び受光部対向凹部が設置された部分に達し
ていないにもかかわらず、該発光部対向凹部や受光部対
向凹部へのトナー付着やキズなどが発生していたり上記
トナー残量検知センサ275の故障や汚れなどが発生し
ていたりすることで、該部分にまでトナー残量が達して
いると誤検知されるのを検知することができる。よっ
て、該誤検知された状態で画像形成が続けられることに
よる画像品質の低下を防止することが可能となる。ま
た、2成分現像剤を用いる画像形成装置においては、キ
ャリア付着や現像剤こぼれを防止することが可能とな
る。また、上記実施形態にかかる画像形成装置において
は、トナー収容部内のトナーを抜いたり入れたりするこ
となく上記異常検知を行うので、従来トナー収容部内の
トナーを抜いたり入れたりして異常検知を行っていた装
置に比して短時間で、周りを汚すことなく該異常検知を
行うことができる。従って、工場や市場でのトナー残量
検知手段の異常検知が簡単に短時間で行えることとな
る。そして、工場での異常検知を行うことによって装置
の信頼性が向上し、また、市場ではメンテナンスサービ
スに要する時間の低減を図ることができる。特に、サー
ビス時には上記異常を短時間で確認することが可能であ
り、また、該異常が起こらないように装置を修理した後
の修復確認も短時間で行うことができる。
【0096】また、上記実施形態によれば、上記リボル
バ現像ユニット230の回転動作により、上記トナーカ
ートリッジを交換したばかりでも、トナー収容部内のト
ナーがトナーカートリッジ内に収容され、上記被検知部
にトナーが存在しなくなるような状態を形成するので、
該状態を形成するための新たな装置を付加する必要がな
い。よって、コストダウンが実現できる。
【0097】また、上記実施形態によれば、上記報知手
段としての操作パネルにより、トナー残量検知手段の異
常があったことを操作者に報知するので、操作者が速や
かに所定の処理を行うことができる。よって操作性が向
上する。
【0098】また、上記実施形態は、検知対象のトナー
カートリッジとトナー受入用ケースとからなるトナー収
容部内のトナーをトナーカートリッジ内に収容して上記
トナー収容部を移動させることで、上記被検知部にトナ
ーが存在しなくなるように、該トナーを移動させた後
に、上記シャッタ300を閉めて該トナーカートリッジ
からトナー受入用ケースへのトナーの移動を遮断するこ
とで、上記被検知部にトナーが存在しない状態から該被
検知部にトナーが存在する状態への移行に伴うトナーの
移動を遮断して上記トナー無しでの異常検知を行うよう
に構成した例である。しかし、上記トナー無しでの異常
検知を行うためには、必ずしも上記トナー収容部を移動
させてトナーを移動させる必要はない。例えば、上記ト
ナー排出口に上記遮断部材としての例えばシール部材を
設けたトナーカートリッジを、該シール部材で上記トナ
ー排出口から上記トナー受入用ケースのトナー受入れ口
へのトナーの移動を遮断した状態で上記トナー受入用ケ
ースに取り付け、上記被検知部にトナーが存在しない状
態としたまま、上記トナー残量検知センサ275による
トナー無しの検知を行うように上記制御部500を構成
してもよい。このようにしても、同様に上記トナー無し
での異常検知を行うことができる。
【0099】なお、上記異常検知用状態を形成するに
は、次のような態様を採用してもよい。
【0100】[態様D]像担持体上に形成された潜像を
現像する現像器と、上記現像器に補給するトナーを貯蔵
するトナー貯蔵部と、該トナー貯蔵部に連通し、かつ、
該トナー貯蔵部に供給するトナーを収容するとともに該
トナー貯蔵部に対して脱着可能なトナー収容器とで構成
されるトナー収容部と、該トナー収容部内のトナー残量
を検知するために該トナー収容部のトナー貯蔵部に設定
された被検知部と該トナー収容部内の残トナー量が所定
の量よりも少なくなると該被検知部にトナーが存在しな
くなるようなトナー残量検知用の状態で該被検知部のト
ナーの有無を検知する検知装置とを有しかつ該検知装置
で上記トナーの有無を検知することによりトナー収容部
内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段とを備え
た画像形成装置において、トナー収容部内の残トナーが
自重により移動して上記トナー収容器に収容されるよう
な残トナー収容位置に、トナー収容部を移動させるトナ
ー収容部移動手段を設け、該残トナー収容位置での上記
トナー収容器の脱着が可能であるように構成し、該トナ
ー収容器が取り外された後に露出する、上記トナー貯蔵
部の、上記トナー収容器との連通部を遮蔽するための遮
蔽部材を設け、該遮蔽部材により上記連通部を遮蔽した
状態で前記トナー残量検知用の状態を形成することで、
上記被検知部のトナーの有無の検知を上記トナー残量検
知手段の検知装置で行うことが可能で、かつ、トナー収
容部内のトナー残量にかかわらず該被検知部にトナーが
存在しないような異常検知用状態を形成可能に構成した
ことを特徴とする画像形成装置。
【0101】[態様E]少なくとも一つの現像器と該現
像器に補給するトナーを収容したトナー収容部とを備
え、回転自在に設けられた回転現像器ユニットと、該回
転現像器ユニットを回転させる回転駆動手段とを有し、
該回転現像器ユニットの回転により、現像に使用する現
像器を所定の現像位置へ移動させて現像を行う回転型現
像装置を有する態様Dの画像形成装置において、検知対
象のトナー収容部が上記トナー残量検知用の状態をとる
上記回転現像器ユニットの回転位置から、上記回転駆動
手段で該回転現像器ユニットを所定角度回転させること
によって、該検知対象のトナー収容部の残トナーが上記
トナー収容器に収容されるような残トナー収容位置にト
ナー収容部が移動するように、上記トナー収容部移動手
段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
【0102】[態様F]態様D又はEの画像形成装置に
おいて、上記異常検知用状態で上記トナー残量検知手段
の検知装置によって上記部分でのトナー有りが検知され
たときに、該トナー残量検知手段の異常を報知する報知
手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0103】具体的には、以上の態様D乃至Fは、上記
実施形態のように上記シャッタ300で上記トナーカー
トリッジからトナー受入用ケースへのトナーの移動を遮
断することで上記異常形成用状態を形成するものではな
く、トナー収容部内のトナーを上記トナーカートリッジ
内に収容させた後に、該トナーカートリッジを取り外す
ことで上記異常形成用状態を形成するものである。この
場合、トナー受入用ケースのトナー受入れ口230KT
HHが露出することとなり、このまま現像器を回転させ
ると、トナー受入用ケース内に付着したトナーがトナー
受入れ口から飛散してしまうおそれがある。このトナー
飛散を防止するためには、該トナー受入れ口230KT
HHを遮蔽するための遮蔽部材を設ければよい。例えば
図14に示すように、上記トナーカートリッジの上記ト
ナー受入用ケースへの装着部に上記遮蔽部材としてのシ
ャッタ301をスライドにより脱着可能に設ける。な
お、カートリッジ検知によってカートリッジがセットし
ていないと装置が動作しないような、カートリッジセッ
ト検知のある画像形成装置において、このようにトナー
カートリッジを取り外して異常検知を行う場合には、カ
ートリッジセット検知の解除を行って、装置の動作が停
止しないようにすればよい。
【0104】このようなトナーカートリッジの脱着を行
うことで上記異常検知用状態を形成する装置において、
異常検知を行う場合には、図12を用いて説明した異常
検知の動作手順において、シャッタ300の開閉を行う
代わりにトナーカートリッジの脱着及びシャッタ301
の着脱を行えばよい。すなわち、上記シャッタ閉め動作
に代え、トナーカートリッジの取り外し及びシャッタ3
01の取り付けを行い、上記シャッタ開け動作に代え、
トナーカートリッジの取り付け及びシャッタ301の取
り外しを行えばよい。これにより、上記シャッタ300
を用いた場合と同様に、異常検知用状態を形成してトナ
ー無し状態での異常検知を行うことができる。
【0105】
【発明の効果】発明によれば、トナー収容部内のトナ
ーを抜いたり入れたりすることなく、上記被検知部への
トナー付着やキズなどの発生に起因するトナー残量検知
手段の異常及び上記検知装置の故障や汚れなどに起因す
るトナー残量検知手段の異常を検知することができると
いう優れた効果がある。なお、本出願人が先に出願した
特願平9−238924号の画像形成装置とは異なり、
トナー残量検知手段の異常を検知するための検知手段を
新たに設ける必要がないという優れた効果もある。
【0106】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー複写機の制御系の構成を
示すブロック図。
【図2】同カラー複写機の概略構成図。
【図3】リボルバ現像ユニットの内部構造を示す断面
図。
【図4】リボルバ現像ユニットにおけるトナー循環経路
を示す概念断面図。
【図5】トナー補給部の内部構造を示す断面図。
【図6】トナーカートリッジのトナー受入用ケースへの
脱着操作を示す説明図。
【図7】現像濃度パターン検知器の出力特性図。
【図8】トナー補給制御の一例を示すフローチャート。
【図9】(a)は図6中のX−X線による断面図。
(b)は図6中のY−Y線による断面図。
【図10】上記トナー残量検知センサ275の配置の一
例を示す説明図。
【図11】トナー収容部に設定された被検知部にトナー
が存在しないような状態について説明するための説明
図。
【図12】同カラー複写機において異常検知を行うとき
の動作手順の一例を示すフローチャート。
【図13】異常検知時に操作パネル上に表示される表示
の一例を示す説明図。
【図14】同カラー複写機におけるトナー収容部の他の
一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 カラースキャナ 2 カラープリンタ 200 感光体ドラム 203 帯電チャージャ 204 電位センサ 205 光学センサ 220 書き込み光学ユニット 230 リボルバ現像ユニット 231 現像器 275 トナー残量検知センサ 300 シャッタ 500 制御部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像器と該現像器に補給するトナーを収容
    したトナー収容部とを複数組備え、回転自在に設けられ
    た回転現像器ユニットと、該回転現像器ユニットを回転
    させる回転駆動手段とを有し、該回転現像器ユニットの
    回転により、現像に使用する現像器を所定の現像位置へ
    移動させて現像を行う回転型現像装置を有する画像形成
    装置において、 該トナー収容部内のトナー残量を検知するために該トナ
    ー収容部に設定された被検知部のトナーの有無を検知す
    る検知装置と、 該回転現像器ユニットが、検知対象トナー収容部につい
    てトナー残量検知するための上記回転現像器ユニットの
    回転位置から所定角度回転し、該トナー収容部内におけ
    るトナーの自重による移動で該検知対象のトナー収容部
    の被検知部にトナーが存在しない状態から、上記回転駆
    動手段で上記回転現像器ユニットを回転させて、該検知
    対象トナー収容部についてトナー残量検知用の上記回転
    現像器ユニットの回転位置まで該回転現像器ユニットを
    回転させ、該トナー残量検知用の回転位置で該検知対象
    トナー収容部についてトナー残量の検知動作を行うよ
    う、上記回転駆動手段途上記検知装置とを制御する制御
    手段と、 上記状態から該トナー残量検知用の回転位置まで回転さ
    せるときに、該検知対象トナー収容部内のトナーが上記
    被検知部の方へトナーが移動するのを遮断するための遮
    断部材とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記遮断部材によってトナーが移動するのを遮断し、上
    記被検知部にトナーが存在しない状態で上記検知装置に
    よるトナー残量の検知動作でりトナー有りを検知したと
    きに、異常を報知する報知手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記遮断部材でのトナーの移動の遮断は、上記被検知部
    にトナーが存在する状態でのトナー収容器を移動させ、
    該被検知部にトナーが存在しない状態にして行うことを
    特徴とする画像形成装置。
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