JP3537113B2 - ハンガー揺動方法 - Google Patents

ハンガー揺動方法

Info

Publication number
JP3537113B2
JP3537113B2 JP13183997A JP13183997A JP3537113B2 JP 3537113 B2 JP3537113 B2 JP 3537113B2 JP 13183997 A JP13183997 A JP 13183997A JP 13183997 A JP13183997 A JP 13183997A JP 3537113 B2 JP3537113 B2 JP 3537113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
hook
swinging
carrier
processing tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13183997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10317200A (ja
Inventor
啓太 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Seisakusho KK
Original Assignee
Chuo Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Seisakusho KK filed Critical Chuo Seisakusho KK
Priority to JP13183997A priority Critical patent/JP3537113B2/ja
Publication of JPH10317200A publication Critical patent/JPH10317200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3537113B2 publication Critical patent/JP3537113B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき装置におけ
るハンガー揺動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】めっき装置においては、ハンガーを処理
槽側のハンガー受台に載せ、ハンガー受台とともに上下
又は前後方向に揺動させることによってワークと処理液
との接触性を高める工夫がなされている。図3はこのよ
うな従来のハンガーの上下揺動方法を説明する図であ
り、ハンガー1はキャリア2のキャリアフック3により
吊り下げられて処理槽4側のハンガー受台5に載せら
れ、上下方向に揺動されつつめっきが行われる。
【0003】このようにハンガー受台5に1つのハンガ
ー1を載せたキャリア2は、そのハンガー1のワークW
がめっきされている間に他のハンガー1aを移動させ
る。ところがハンガー受台5に置かれたハンガー1はそ
の位置を原位置として上下方向に揺動されているため、
図4に示すようにその上方で他のハンガー1aを移動さ
せようとすると、他のワークWaとハンガーフック6と
が干渉するおそれがある。このために上下揺動中のハン
ガー1の上方でキャリア2及び他のハンガー1aを移動
させるためには、他のワークWaの下端が上下揺動中の
ハンガーフック6の上端をクリアする十分な高さまで他
のハンガー1aを持ち上げることができるようにしなけ
ればならない。その結果、装置が大型化して設備コスト
が高くなるという問題があった。
【0004】また、図5に示すようにハンガー1を処理
槽4の前後方向に揺動する方法は、ワークWがプリント
基板のような薄板である場合には、ワークWが処理液の
抵抗により湾曲してしまうという問題を招いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、ワークWの下端が揺動中のハンガー
のハンガーフックの上端をクリアする高さまで他のハン
ガーを持ち上げなくても、キャリア及び他のハンガーを
移動させることができ、またワークが薄板であっても湾
曲するおそれのないハンガー揺動方法を提供するために
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、ハンガーを処理槽側のハンガー
受台に載せ、ハンガー受台とともに揺動させるにあた
り、ハンガー受台の揺動開始点及び揺動停止点となる原
位置を揺動幅の片側端部に置き、キャリアフックにより
ハンガー受台に載せられたハンガーをこの原位置の片側
でのみ処理槽の幅方向に水平に揺動させることを特徴と
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を説明する。図1において、4は処理槽、2はその上
方を走行するキャリアである。キャリア2は下方に延び
るレール7を備え、このレール7に沿って昇降する昇降
台車8の下部前面に水平なキャリアフック3が設けられ
ている。1は薄板状のワークWが取り付けられたハンガ
ーであり、その両端から上方に延びるハンガーフック6
をキャリアフック3に引っ掛けることにより、ハンガー
1を昇降させることができる。
【0008】5は処理槽4の上部両側に設けられたハン
ガー受台であり、ハンガー1を受けることができる形状
となっている。このハンガー受台5はモータ9により回
転されるクランク10とリンク11により連結されてお
り、処理槽の幅方向に水平に揺動させることができる。
また本発明では、水平揺動はハンガー受台5の揺動開始
点及び揺動停止点となる原位置を、揺動幅の片側端部に
置いて行われる。すなわち図1に示すように、ハンガー
受台5はハンガー1を受ける停止位置(原位置)の片側
(図面上で右側)でのみ揺動される。
【0009】このためには、ハンガー1のハンガーフッ
ク6の左側の部分を従来よりも外側に延長しておき、ハ
ンガー受台5とともにハンガー1が原位置の右側に動い
たときにも、ハンガーフック6の内面がキャリアフック
3に当たらないようにしておく。このように、本発明で
はキャリアフック3によりハンガー受台5に載せられた
ハンガー1は、この原位置の片側でのみ処理槽4の幅方
向に水平揺動されながらめっきされる。
【0010】この結果、次の3つの大きい効果が得られ
る。第1に、水平揺動中のハンガー1の上方をキャリア
2及び他のハンガー1aが移動する場合、図2に示すよ
うにハンガー1の右側のハンガーフック6は外側に逃げ
るようにのみ動く。このため、上方を移動するハンガー
1aの他のワークWaの下端が右側のハンガーフック6
と干渉するおそれはない。従って、他のワークWaの下
端が水平揺動中のハンガー1のハンガーフック6の上端
をクリアする高さまで他のハンガー1aを持ち上げなく
ても、キャリア2及び他のハンガー1aを移動させるこ
とができるため、従来よりも装置の高さを低くでき、そ
の分だけ小型化と設備コストの引き下げが可能となる。
【0011】第2に、左側のハンガーフック6の外側面
は最初の原位置から左側に突出することはない。このた
め、キャリア2からアーム12をハンガーフック6の左
側に垂下させ、その下端に二重降ろし検出用のセンサと
しての近接スイッチ13を取り付けても、近接スイッチ
13が水平揺動中のハンガー1のハンガーフック6と接
触することはない。従って、動作が確実な近接スイッチ
13により、ハンガーの二重降ろしを防止することがで
きる。
【0012】第3に、ハンガー1は処理槽4の幅方向に
水平揺動されるため、従来のように前後方向に揺動する
方法とは異なり、ワークWが液中で大きい抵抗を受けな
い。従ってワークWがプリント基板のような薄板状の場
合にも、湾曲等のトラブルを招くおそれはない。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のハンガ
ー揺動方法はハンガー受台の揺動の原位置を揺動幅の片
側端部に置き、ハンガー受台に載せられたハンガーをこ
の原位置の片側でのみ処理槽の幅方向に水平揺動させる
ようにしたので、他のワークWaの下端が水平揺動中の
ハンガーのハンガーフックの上端をクリアする高さまで
他のハンガーを持ち上げなくても、キャリア及び他のハ
ンガーを移動させることができ、また二重降ろし検出用
のセンサとして近接スイッチ等を用いることができる利
点がある。さらにワークWがプリント基板のような薄板
状の場合にも、液中の抵抗によるワークの湾曲等のトラ
ブルを招くおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンガー揺動方法の説明図である。
【図2】水平揺動中のハンガーの上方を他のハンガーが
通過する状態を示す説明図である。
【図3】従来のハンガーの上下揺動方法の説明図であ
る。
【図4】上下揺動中のハンガーの上方を他のハンガーが
通過する状態を示す説明図である。
【図5】従来のハンガーの前後揺動方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ハンガー 1a 他のハンガー 2 キャリア 3 キャリアフック 4 処理槽 5 ハンガー受台 6 ハンガーフック 7 レール 8 昇降台車 9 モータ 10 クランク 11 リンク 12 アーム 13 近接スイッチ W ワーク Wa 他のワーク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガーを処理槽側のハンガー受台に載
    せ、ハンガー受台とともに揺動させるにあたり、ハンガ
    ー受台の揺動開始点及び揺動停止点となる原位置を揺動
    幅の片側端部に置き、キャリアフックによりハンガー受
    台に載せられたハンガーをこの原位置の片側でのみ処理
    槽の幅方向に水平に揺動させることを特徴とするハンガ
    ー揺動方法。
JP13183997A 1997-05-22 1997-05-22 ハンガー揺動方法 Expired - Fee Related JP3537113B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13183997A JP3537113B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 ハンガー揺動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13183997A JP3537113B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 ハンガー揺動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10317200A JPH10317200A (ja) 1998-12-02
JP3537113B2 true JP3537113B2 (ja) 2004-06-14

Family

ID=15067315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13183997A Expired - Fee Related JP3537113B2 (ja) 1997-05-22 1997-05-22 ハンガー揺動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3537113B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101080732B1 (ko) 2011-06-03 2011-11-07 김영태 도금대상물의 에어포켓 제거용 스윙장치
EP2684987B1 (de) * 2012-07-12 2015-01-14 Thomas GmbH Tauchbad mit einem Halter und einer Hubvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10317200A (ja) 1998-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3537113B2 (ja) ハンガー揺動方法
CN109336022A (zh) 一种吊具支撑体切换装置
CN208580461U (zh) 一种无动力自动脱钩装置
JP3529974B2 (ja) ハンガー振れ止め及び傾斜装置
JP3963322B2 (ja) 長尺材料の移送装置
CN205575366U (zh) 双杆起重吊具
CN217126639U (zh) 一种钟罩炉炉罩吊装装置
JP3523446B2 (ja) めっき装置における治具傾斜機構
JPS5842058Y2 (ja) 塗装ラインにおける空気抜き装置
JP2000094243A (ja) エンジン組立体の振れ止め装置
CN110228688B (zh) 一种输送线的上下挂系统
CN215713495U (zh) 一种汽车金属件电镀系统的自动上下料装置
JPH0523578Y2 (ja)
JPH065380Y2 (ja) 弯曲ガラス板の移載装置
CN208054298U (zh) 焊接运输线
CN210476050U (zh) 一种叉架组件专用翻转装置
JPH0342046Y2 (ja)
JP2712979B2 (ja) 昇降搬送装置
JP3250938B2 (ja) 電極板搬送用懸吊装置の昇降ガイド装置
JPH07315218A (ja) 移動体使用の搬送装置
JP3879508B2 (ja) 車両ボディ浮き抑制装置
JPH116099A (ja) 板状ワークの着脱装置
JP2535703Y2 (ja) ホイストの自動ハンガ開閉装置
JP2584017Y2 (ja) 電着塗装工程におけるワーク浮き上がり防止装置
JPH0417566Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees