JP3536962B2 - ビーム走査装置および画像形成装置 - Google Patents

ビーム走査装置および画像形成装置

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JP3536962B2
JP3536962B2 JP11960797A JP11960797A JP3536962B2 JP 3536962 B2 JP3536962 B2 JP 3536962B2 JP 11960797 A JP11960797 A JP 11960797A JP 11960797 A JP11960797 A JP 11960797A JP 3536962 B2 JP3536962 B2 JP 3536962B2
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健至 望月
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
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  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本のビームを
扱うビーム走査装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の画像形成装置に用い
られるビーム走査装置においては、印刷の高速化、高ド
ット密度化に対応して、複数本のビームを用いて走査す
ることが行われている。例えば、特開昭63−1423
16号公報では、複数ビーム発生手段としてアレイ状光
源を用いて複数本のビーム走査を行っており、複数個の
光源を走査方向に対して垂直に配置している。また、特
公昭64−10805号公報では複数個の光源を走査方
向に概略平行に配置して、コリメータレンズの出射瞳面
と回転多面鏡の反射面を共役にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複数個の光源を走査方
向に垂直に配置する構成では、印刷の高速化、高ドット
密度化に対して次のような問題点がある。 (a) 同期用光検出器に複数本のビームが概略同時に入射
するため、各ビームを独立に制御することができない。
従って、アレイ状光源の製造上の誤差、あるいは取付位
置の経時的な変化に伴う複数本のビーム間の走査開始位
置ずれの補正は困難である。 (b) アレイ状光源の製造上の問題から、光源相互の距離
を近付けるのは限界があり、被走査面上で隣接走査はで
きず、飛越し走査となる。従って、複数個の光源を走査
レンズの光軸から大きくずらして配置しなければなら
ず、収差が増大する。
【0004】次に、複数個の光源を走査方向に概略平行
に配置して、コリメータレンズの出射瞳面と回転多面鏡
の反射面を共役にする構成では、印刷の高速化、高ドッ
ト密度化に対して次のような問題点がある。 (c) 複数ビームの被走査面上での光量分布は図13のよ
うに各ビームごとに異なる。従って有効な走査領域が1
本ビームの場合に比べて小さくなる。有効な走査領域を
大きくするためには回転多面鏡の寸法を大きくしなけれ
ばならず、高速回転化に困難を伴う。
【0005】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し、印刷の高速化、高ドット密度化に対応
したビーム走査装置および画像形成装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のビーム走査装置では、複数本のビームを走
査する回転多面鏡と、該回転多面鏡により走査された複
数本のビームを被走査面に結像させる走査レンズとを有
するビーム走査装置において、前記複数本のビームは走
査平面内において相互に角度をなして前記回転多面鏡の
反射面へ入射し、前記複数本のビームの走査平面内にお
ける相互の距離は、前記回転多面鏡の反射面に近づくに
つれて小さくなり、前記複数本のビームの走査平面内に
おける交点と、前記回転多面鏡の反射面との距離Lは概
式(1)によって与えられる構成を採用した。なお、
式(1)において、rは回転多面鏡の外接円半径、ψは走
査レンズの光軸と回転多面鏡への入射ビームのなす角度
である。 L=(r/2)cos(ψ/2) … 式(1) 即ち、本発明においては、複数個の光源を走査方向に概
略平行に配置しても1本ビームの場合と比べて回転多面
鏡の寸法が大きくならないように、コリメートレンズの
出射瞳と共役な面の位置を最適化した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。図2および図3は、コリメータレンズの
出射瞳面と回転多面鏡の反射面を共役にしている場合を
示す。図2および図3において、31はアレイ状光源、
2はコリメータレンズ、3は第1リレーレンズ、4は第
2リレーレンズ、5は走査レンズ、6は回転多面鏡、7
は感光ドラム、11は第1ビーム、22は第2ビーム、
51はコリメータレンズの出射瞳面、55は走査レンズ
5の光軸である。
【0008】アレイ状光源1から出射した第1ビーム1
1および第2ビーム22はコリメータレンズの出射瞳面
51で位置が一致する。その後、第1リレーレンズ3、
第2リレーレンズ4を通過して、コリメータレンズの出
射瞳面51と共役な面である回転多面鏡6の反射面上で
再び位置が一致する。第1ビーム11および第2ビーム
22は走査平面内において相互に角度をなして入射し、
回転多面鏡6で反射した後、走査レンズ5に相互に角度
をなして入射するため、感光ドラム7上では異なる位置
に結像する。
【0009】ここで、図2が有効な走査領域の開始端、
図3が有効な走査領域の終了端を表している。図中、そ
れぞれ光軸55に対して、W1bは第1ビーム11の走
査開始側の有効な領域、W2bは第2ビーム22の走査
開始側の有効な領域、W1eは第1ビーム11の走査終
了側の有効な領域、W2eは第2ビーム22の走査終了
側の有効な領域である。従って、第1ビーム11および
第2ビーム22のいずれもが有効な走査領域Wは式(2)
で表される。 W=W1b+W2e … 式(2) 図4〜図8は、コリメータレンズの出射瞳面と共役な面
の位置を最適化した場合を示す。
【0010】図4において、52および53はコリメー
タレンズの出射瞳面と共役な面であり、回転多面鏡6の
反射面とは異なる位置に存在する。アレイ状光源1から
出射した第1ビーム11および第2ビーム22はコリメ
ータレンズの出射瞳面51で位置が一致する。その後、
第1リレーレンズ3、第2リレーレンズ4を通過して、
コリメータレンズの出射瞳面51と共役な面52で交わ
る方向に進む。実際には回転多面鏡6で反射されるた
め、コリメータレンズの出射瞳面51と共役な面53で
交わる。従って、第1ビーム11と第2ビーム22の相
互の距離は、回転多面鏡6の反射面に近づいて進むにつ
れて小さくなるが、回転多面鏡6の反射面上では位置は
一致していない。
【0011】ここで、図5が第1ビーム11の有効な走
査領域の開始端、図6が第2ビーム22の有効な走査領
域の開始端、図7が第1ビーム11の有効な走査領域の
終了端、図8が第2ビーム22の有効な走査領域の終了
端を表している。図中、それぞれ光軸55に対して、W
1b′は第1ビーム11の走査開始側の有効な領域、W
2b′は第2ビーム22の走査開始側の有効な領域、W
1e′は第1ビーム11の走査終了側の有効な領域、W
2e′は第2ビーム22の走査終了側の有効な領域であ
る。ここで、コリメータレンズの出射瞳面と共役な面の
位置を最適化することにより式(3)、(4)が成り立つ。 W1b′=W2b′≡Wb′ … 式(3) W1e′=W2e′≡We′ … 式(4) 従って、有効な走査領域W′は式(5)で表され、 W′=Wb′+We′ … 式(5) WとW′の大小関係は明らかに式(6)となる。 W′>W … 式(6) 次に、コリメータレンズの出射瞳と共役な面の最適な位
置を求める。
【0012】図9に走査開始端、図10に走査終了端を
示す。図9および図10において、54は第1ビーム1
1と第2ビーム22の中心線、55は走査レンズ5の光
軸、56は回転多面鏡6の反射面と中心線54の交点を
通り中心線54に垂直な面、57は中心線54上の回転
多面鏡6の外接円接平面、ξは中心線54に対する第1
ビーム11および第2ビーム22のなす角度、ψは光軸
55と中心線54のなす角度、θは光軸55に対する片
側の走査角度、ζは面56と面57のなす角度、rは回
転多面鏡6の外接円半径、nは回転多面鏡6の面数、d
は面56における第1ビーム11と第2ビーム22の距
離、Lは第1ビーム11と第2ビーム22の延長線の交
点と面56との距離である。
【0013】論旨の簡略化のため、ここでは第1ビーム
11および第2ビーム22のビーム径および回転多面鏡
の回転に伴う反射面の移動は無視する。また、第1ビー
ム11と第2ビーム22は実際には同一の平面内にはな
く走査平面と垂直な方向に若干ずれて進行するが、それ
は無視して単一の走査平面に投影して考える。さらにξ
は十分小さいとして、tanξ=ξとする。
【0014】第1ビーム11と第2ビーム22が回転多
面鏡6で反射した後に平行になるための回転多面鏡6の
回転角度はξであることを鑑み、図から式(7)、(8)が
成り立つ。 d=L・2ξ … 式(7) d=rξcosζ … 式(8) また、ζは走査開始端から走査終了端まで単調に変化す
る。走査開始端でζb、走査終了端でζeであるとする
と、図から式(9)、(10)が成り立つ。 ζb=(ψ−θ)/2+(π/n) … 式(9) ζe=(ψ+θ)/2−(π/n) … 式(10) ここではそれらの平均値ζで代用し、式(11)を得
る。 ζ=(ζb+ζe)/2=ψ/2 … 式(11) dおよびζを消去して整理すると式(1)が得られる。 L=(r/2)cos(ψ/2) … 式(1) 図1は、本発明によるビーム走査装置の基本構成図であ
る。
【0015】図1において、1は2素子半導体レーザア
レイ、2はコリメータレンズ、3は第1リレーレンズ、
4は第2リレーレンズ、5は走査レンズ、6は回転多面
鏡、7は感光ドラム、8は同期用光検出器、9は光検出
用ミラー、11は第1ビーム、22は第2ビーム、51
はコリメータレンズの出射瞳面、52および53はコリ
メータレンズの出射瞳面と共役な面である。
【0016】ここで、2素子半導体レーザアレイの発光
点間隔をδLD、コリメータレンズ、第1リレーレンズお
よび第2リレーレンズの焦点距離をそれぞれfCL、f
RL1、およびfRL2とする。また、2素子半導体レーザア
レイとコリメータレンズの間隔をd1、コリメータレン
ズと第1リレーレンズの間隔をd2、第1リレーレンズ
と第2リレーレンズの間隔をd3、第2リレーレンズと
回転多面鏡の反射面の間隔をd4とする。また、ψ、
θ、ζ、r、n、Lは前に述べた通りである。また、各
レンズは薄肉レンズとして扱い主点間隔は無視する。
【0017】δLD=0.2mm fCL=6mm fRL1=30mm fRL2=50mm d1=6mm d2=36mm d3=80mm d4=38.84mm ψ=(1/3)πrad θ=(1/6)πrad ζ=(5/24)πrad r=35mm n=8 L=15.16mm 図11は本発明のビーム走査装置の他の実施例である。
図において、32は半導体レーザ、41は1/2波長
板、42は偏光ビームスプリッタである。
【0018】図12は本発明のビーム走査装置の他の実
施例である。図において、35はガスレーザ、44は回
折格子である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数本のビームの走査平面内における相互の距離を、回転
多面鏡の反射面に近づくにつれて小さくなるようにし、
複数本のビームの走査平面内における交点と回転多面鏡
の反射面との距離を最適化することにより、回転多面鏡
の寸法を大きくすることなく、印刷の高速化、高ドット
密度化に対応したビーム走査装置および画像形成装置
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビーム走査装置の一実施例を示す概略
構成図。
【図2】比較例を示す概略構成図。
【図3】比較例を示す概略構成図。
【図4】本発明の走査中央付近の状態を示す説明図。
【図5】本発明の走査開始側の状態を示す説明図。
【図6】本発明の走査開始側の状態を示す説明図。
【図7】本発明の走査終了側の状態を示す説明図。
【図8】本発明の走査終了側の状態を示す説明図。
【図9】本発明の走査開始側の状態を示す説明図。
【図10】本発明の走査終了側の状態を示す説明図。
【図11】本発明の他の実施例を示す概略構成図。
【図12】本発明の他の実施例を示す概略構成図。
【図13】従来例の被走査面上での光量分布を示す説明
図。
【符号の説明】
1…ビーム発生手段、5…走査レンズ、6…回転多面
鏡、7…感光ドラム、11…第1ビーム、22…第2ビ
ーム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のビームを走査する回転多面鏡と、
    該回転多面鏡により走査された複数本のビームを被走査
    面に結像させる走査レンズとを有するビーム走査装置に
    おいて、 前記複数本のビームは走査平面内において相互に角度を
    なして前記回転多面鏡の反射面へ入射し、 前記複数本のビームの走査平面内における相互の距離
    は、前記回転多面鏡の反射面に近づくにつれて小さくな
    り、 前記複数本のビームの走査平面内における交点と、前記
    回転多面鏡の反射面との距離Lは概略式(1)によって
    与えられることを特徴とするビーム走査装置。 L=(r/2)cos(ψ/2) … 式(1) ここで、rは回転多面鏡の外接円半径、ψは走査レンズ
    の光軸と回転多面鏡への入射ビームのなす角度である。
  2. 【請求項2】 感光体と、複数本のビームを走査する回転
    多面鏡と、該回転多面鏡により走査された複数本のビー
    ムを前記感光体表面に結像させる走査レンズとを備えた
    ビーム走査装置とを有する画像形成装置において、 前記複数本のビームは走査平面内において相互に角度を
    なして前記回転多面鏡の反射面へ入射し、 前記複数本のビームの走査平面内における相互の距離
    は、前記回転多面鏡の反射面に近づくにつれて小さくな
    り、 前記複数本のビームの走査平面内における交点と、前記
    回転多面鏡の反射面との距離Lは概略、式(1)によって
    与えられることを特徴とする画像形成装置。 L=(r/2)cos(ψ/2) … 式(1) ここで、rは回転多面鏡の外接円半径、ψは走査レンズ
    の光軸と回転多面鏡への入射ビームのなす角度である。
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DE19820674A DE19820674C2 (de) 1997-05-09 1998-05-08 Strahlenscanvorrichtung

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