JP3536303B2 - 幅方向で磁気特性が均一な方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

幅方向で磁気特性が均一な方向性電磁鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、幅方向の磁気特性の
均一性に特に優れた方向性電磁鋼板の有利な製造方法に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】一方向性電磁鋼板は、主に変圧器や発電
機の鉄心材料として使用され、磁束密度が高くかつ鉄損
の低い、優れた磁気特性を有することが必要とされる。 【0003】磁気特性に優れた方向性電磁鋼板を得るに
は、基本的に{110}〈001 〉方位いわゆるゴス方位に
高度に集積した二次再結晶粒を得ることが必要である。
かかるゴス方位の二次再結晶粒を発達させるためには、
粒界移動を適度に抑制する分散析出層いわゆるインヒビ
ターの存在が必要であり、例えばMnSe、MnS 、AlN 等が
一般的に利用されている。 【0004】かくして方向性電磁鋼板の製造において
は、熱間圧延に先立つスラブ加熱時にMnSe、MnS 等のイ
ンヒビターを十分に解離固溶させた後、適切な条件で熱
間圧延次いで冷却を行うことによって該インヒビターを
微細かつ均一に分散析出させることが非常に重要であ
り、かかるMnSe、MnS 等の固溶解離のためには、高いス
ラブ加熱温度が必要であるとされている。 【0005】しかしながら一方でインヒビターを完全固
溶させるためにスラブを高温でかつ長時間加熱保持する
と、スラブ結晶組織が極端に粗大化し、かかる不均一組
織に起因して二次再結晶不良が大なり小なり発生するこ
とも良く知られている。特に最近主流となっている結晶
方位が高度に揃った高磁束密度材を製造しようとする場
合に、このような不均一組織の悪影響がことのほか大き
くなる。 【0006】そこでスラブ鋳造組織を微細化することに
よって、長時間加熱後のスラブ組織を効果的に小さくし
ようとする努力がなされてきた。その代表的な技術とし
ては、特公昭52-19169号公報及び特公昭57-41526号公報
等に開示の技術がある。例えば特公昭52-19169号公報で
開示された技術は、鋳込み温度を凝固温度ぎりぎりまで
近づけることにより、スラブの凝固組織の中で特に有害
とされている柱状晶の割合を下げ、等軸晶化する方法で
ある。この技術は、それなりにある程度の効果が認めら
れているものの、実際の操業においては、温度制御の困
難さ、生産効率の低さ、さらには鋳込み失敗率の高さ等
からその実用化はほとんど不可能であった。また比較的
低温でかつ長時間(数時間)加熱均熱する場合には、効
果が認められるとはいうものの、後述するように1400℃
付近の超高温ヘ急速加熱した場合には、等軸晶部分では
インヒビターの溶け残りがしばしば観察され、かえって
磁気特性劣化の原因となる。これは特公昭57-41526号公
報のように電磁攪拌を行って等軸晶化する方法でも同様
であった。 【0007】その他、結晶粒微細化技術として、特公昭
54-27820号公報に開示された技術がある。この技術は、
有害とされる柱状晶を有する連続鋳造スラブに適用する
もので、750 〜1200℃に加熱後、5〜50%の圧下率で分
塊圧延することにより整粒化し、しかる後さらに高温に
再加熱してインヒビターを改めて完全固溶させる方法で
ある。このようにインビヒター溶解の加熱に先立ち、分
塊圧延で一旦スラブ組織を破壊する処理は有効とされて
いるものの、かかる技術の適用においては通常の加熱圧
延工程に先立って分塊圧延ラインを通過させる必要があ
り、それによるコスト増加及び生産性阻害が著しい。し
かも最近のように分塊圧延設備がない工場では、この技
術の適用は事実上不可能である。 【0008】このようにスラブ組織を微細化することに
よって、長時間加熱後のスラブ組織を小さくしようとす
る方法では、方向性けい素鋼板で良好な磁気特性を得る
ために必要とされているインヒビターの完全溶解とスラ
ブ組織の粗大化抑制とを同時かつ完全に達成することは
極めて難しく、またある程度達成できたとしても新たな
弊害を免れ得なかった。 【0009】そこで近年では1400℃以上のスラブ加熱が
可能となってきていることから、以前より高温かつ短時
間での加熱処理によってインヒビターの完全溶解とスラ
ブ組織の粗大化抑制とを両立させることが検討実用化さ
れるようになってきた。その際、インビビターの溶解は
平衡論的にはより容易となるはずであるが、実際には必
ずしもそうにはならず、しかも組織の粗大化は従来の低
温長時間加熱に比較して一層著しくなるとされていた。 【0010】この高温・短時間加熱処理における諸問題
はスラブの不均一加熱に起因すると考えられ、したがっ
てスラブを均一に加熱する多くの技術が開発されて(例
えば特開平3-87316号公報参照)、最近ではかなりの程
度満足し得るレベルにまで到達している。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら最近にな
って、製品鋼板の幅方向中央部については良好な磁気特
性が得られるものの、幅方向端部では極端に特性が劣る
ということがしばしば見受けられるようになってきた。
このような現象が観察される理由は、非常に優れた特性
を得べく種々の製造条件を限界に近い条件に設定するよ
うになったため、少しの製造履歴の違いでも特性の変化
が顕在化するようになったためと考えられる。 【0012】この発明は、上記の問題を有利に解決する
もので、制御された熱処理条件のもとで幅方向の磁気特
性の均一性に優れた方向性電磁鋼板を安定して製造する
ことができる方法を提案することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】この発明は、含けい素鋼
スラブを加熱した後、熱間圧延を施し、次いで1回又は
中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延を施して最終板厚とした
後、脱炭焼鈍を施し、次いで鋼板表面に焼鈍分離剤を塗
布してから仕上げ焼鈍を施す一連の工程によって方向性
電磁鋼板を製造するにあたり、上記スラブ加熱におい
て、スラブの熱間圧延方向に対し直交する方向をスラブ
幅方向とするとき、1400℃以上の均熱を、スラブ幅方
向中央部の均熱時間t1が5分以上30分以下、スラブ
幅方向端部の均熱時間t2 が10分以下で、しかもt1
2 を満足させて行うことを特徴とする幅方向で磁気特
性が均一な方向性電磁鋼板の製造方法である。 【0014】以下この発明を開発するに至る実験につい
て説明する。前述した幅方向端部の特性不良は、従来の
経験から、圧延中の温度低下が顕著であるために発生す
ると推測されていた。確かにそのことが原因の一つであ
ることは否定できないが、圧延中の温度低下に対する防
止策が講じられている現在、それ以外にも端部の特性劣
化の原因があるものと推定された。 【0015】そこで発明者らはスラブの加熱条件に関し
て多くの調査、実験を進めた。まず加熱前のスラブの結
晶組織について調べた結果をC断面の模式図で図1に示
す。図1のように、幅端部50〜100 mm程度は全て柱状晶
によりなっている。この部分の組織が幅方向中央部の等
軸晶とは異なることが確認された。 【0016】次にかかる組織になるスラブを、ガス炉で
1300℃程度まで予備加熱し、次いで誘導加熱炉で1400℃
以上に加熱した場合の、組織の変化と最終的に得られた
磁気特性を幅方向にわたって調べた。 【0017】スラブ加熱後の組織をC断面の模式図で図
2に、磁気特性のスラブ幅方向変化を図3にそれぞれ示
す。これら結果から、スラブ幅方向端部の磁気特性が大
幅に劣化していること、そしてその主原因がスラブ加熱
時の端部の組織の粗大化にあることを知見した。したが
ってスラブ幅方向での特性劣化を防止するためには、こ
のような端部の組織粗大化を防止しなければならないこ
とがわかった。 【0018】そこで組織粗大化の原因をさらに追求する
ためにスラブ加熱時におけるスラブ幅方向中央部と端部
との温度変化を詳細に調べた。まず誘導加熱炉における
スラブ幅方向中央部及び端部の温度上昇曲線を図4に示
す。誘導加熱に先立つガス炉での予備加熱では、熱は主
として輻射又は雰囲気ガスの伝導によって伝わり、スラ
ブ表面より加熱される。したがって端部は中央部に比べ
より容易に加熱され易い。したがって誘導加熱炉での加
熱開始時点ではスラブ幅方向端部が約50℃ほど高温とな
っていた。かかるスラブを誘導加熱すると、端部が均熱
温度に到達するのが早く、均熱時間が長くなった。スラ
ブ端部が均熱温度1400℃に達した時点でのスラブ幅方向
における温度分布を図5に、スラブ幅方向における均熱
時間を図6にそれぞれ示す。 【0019】ところでスラブの端部では図1に示すよう
に柱状晶が発達しやすい。かかる柱状晶は、均熱時間が
少しでも長くなると、その結晶粒が非常に粗大化してし
まう。一方端部での柱状晶の粗大化を防止しようとして
均熱時間を短くすると、幅方向の中央部分が今度は加熱
不足となり、インヒビターの固溶が不十分となってやは
り特性が劣化した。したがって従来のようにスラブを均
一に加熱する誘導加熱方法では、幅方向の磁気特性を均
一化するのは難しかった。 【0020】発明者らは、かかる実験結果から、スラブ
幅方向の磁気特性を均一化すべく鋭意検討を重ねた結
果、誘導加熱の特徴を生かしてスラブ幅方向の中央部を
より強く加熱し、この中央部の均熱時間を長くする一方
で、端部の均熱時間は必要最小限にすることを思い到っ
た。このように高温短時間のスラブ加熱処理条件を幅方
向各位置で制御することにより、インヒビターの完全溶
解と結晶粒の粗大化防止とを幅方向で同時に達成し得る
ことを突き止め、この発明を完成するに至ったのであ
る。 【0021】 【作用】この発明では、熱間圧延に先立つスラブ加熱温
度を、1400℃以上とした上で、スラブ幅方向中央部と端
部との均熱時間を制御することが特徴であり、具体的に
はスラブ幅方向中央部を端部より強く加熱し、その部分
の均熱時間を長くするものである。 【0022】この発明の方法に従うスラブ加熱を用いた
場合の、誘導加熱炉におけるスラブ幅方向中央部及び端
部の温度上昇曲線を図7に示し、スラブ端部が均熱温度
1400℃に達した時点でのスラブ幅方向における温度分布
を図8に、スラブ幅方向における均熱時間を図9にそれ
ぞれ示す。 【0023】ここにスラブ加熱温度を1400℃以上とする
理由は、スラブ幅方向端部の結晶粒粗大化を抑制しつつ
インヒビターを溶解するためには、ある温度以上が必要
となるからである。したがって平均加熱温度は1400℃以
上とする。なお上限はスラブの溶解温度(1440〜1500℃
程度)である。 【0024】かかる1400℃以上での均熱時間がこの発明
では重要である。均熱時間は、スラブ幅方向端部の均熱
時間をt2とするとt2は柱状晶の粗大化防止のために10分
以内、また幅方向中央部の均熱時間をt1とすると、t1
インヒビターを十分に解離固溶させるために5分以上が
必要である。またt1が長くなりすぎるとやはり結晶粒が
粗大化しすぎて特性不良の原因となるのでt1の上限を30
分とする。さらにt2とt1との関係について、中央部と端
部の特性を均一にするためには、t1>t2の条件が必要で
ある。 【0025】なおこの発明の目的とするような幅方向の
加熱速度を制御する具体的手段としてはいろいろある
が、誘導加熱方式の特徴を利用するものが好適である。 【0026】誘導加熱方式では単純に加熱すると磁束の
流れからスラブの幅方向中心部が比較的加熱され易くな
る。実際の炉ではその加熱のスラブ幅方向における不均
一性を小さくするため種々の改善がなされている。した
がって端部の加熱速度を相対的に小さくするには温度均
一化のための種々の方策を逆利用していけばよい。 【0027】すなわちその方法としては、 スラブの加熱コイルのスラブ端部相当部を最初に使用
しない。 端部の放散熱量を少し多くする。例えば冷却ガス吹き
つける方法、冷却体を接触させる。等の方法がある。こ
れらの一方あるいは双方の適用により十分に端部の温度
を制御し得る。 【0028】ところでスラブは、図1に示すように幅方
向端から50〜100 mmは柱状晶となるので、端から50〜10
0 mmの範囲は、1400℃以上の均熱時間が10分以下となる
ようにするのが好ましい。 【0029】なおこの発明において素材の成分組成は特
に限定するものではないが、一般的には以下のような成
分範囲の鋼が方向性電磁鋼板用素材として使用される。 【0030】C:0.01〜0.09wt%(以下単に%で示
す)、Cは、熱間圧延、冷間圧延中の組織の均一微細化
のみならず、ゴス方位の発達に有用な成分であり、少な
くとも0.01%以上の添加が好ましい。しかしながら0.09
%を超えて含有させるとかえってゴス方位に乱れが生じ
るので上限は0.09%程度である。 Si:2.5 〜4.0 % Siは、鋼板の比抵抗を高め鉄損の低減に有効に寄与する
が、4.0 %を上回ると冷延性が損なわれ、一方2.5 %に
満たないと比抵抗が低下するだけでなく、純化二次再結
晶のために行われる最終高温焼鈍中にα−γ変態によっ
て結晶方位のランダム化を生じ、十分な鉄損改善効果が
得られないので、Si量は2.5 〜4.0 %の範囲で使用され
る。 Mn:0.03〜0.10% Mnは、熱間ぜい化を防止するため少なくとも0.03%含有
することが好ましいが、あまりに多すぎると磁気特性を
劣化させるので上限は0.10%程度である。 【0031】Se及び/又はS:0.01〜0.06% Se、Sはいずれも方向性けい素鋼板の二次再結晶を制御
するインヒビターとして不可欠な成分である。抑制力確
保の観点からは少なくとも0.01%の含有が好ましいが、
0.06%を超えるとその効果が損なわれるのその下限、上
限はそれぞれ0.01%、0.06%程度である。インヒビター
としては上記S、Seの他、Al、Sb、Mo、Cu及びSnなども
有効に適合する。特にSb、Moの共存は、実用的に重要で
あり、その効果は良く知られているところである。さら
にAlを添加した場合は一回冷延法で良好な特性が得られ
ることが知られている。これらの成分の共存は原理的に
言ってこの発明の効果をなんら損うものではない。 【0032】 【実施例】C:0.045 %、Si:3.1 %、Mn:0.07%、S
e:0.020 %、Sb:0.02%、Al:0.025 %、N:0.0090
%及びMo:0.01%を含有し、残部は実質的にFeの組成か
らなる溶鋼から、連続鋳造法により幅:1000mm、厚み:
260mm のサイズのスラブを作製した。このスラブを通常
のガス加熱炉で1300℃まで加熱した。その後、スラブを
直ちに電磁誘導加熱方式の炉に入れ、1420℃までスラブ
幅方向にわたって均一に加熱する従来の方法でスラブ全
体を加熱した。 【0033】一方、適合例として、ガス炉加熱を上述と
全く同一の条件で行ったスラブを直ちに誘導加熱炉に入
れ、することによって加熱初期にはスラブ幅方向中心部
の加熱速度を大きくし、中心部が1400℃以上の均熱温度
に達してから端部の温度を均熱温度まで加熱した。 【0034】かかるスラブの幅方向における部分の均熱
時間とスラブ加熱後の最大粒径及び得られた製品鋼板の
磁気特性を測定し、表1にまとめて示す。 【0035】 【表1】 【0036】表1から明らかなように、従来の加熱方法
では、幅端部と中心部の磁気特性かを同時に良好にする
ことができなかったのに対して、適合例では幅方向全体
にわたって良好な特性が得られるようになった。 【0037】 【発明の効果】この発明によれば、スラブ加熱におい
て、1400℃以上の均熱を、スラブ幅方向中央部の均熱時
間t1 が5分以上30分以下、スラブ幅方向端部の均熱時
間t2 が10分以下で、しかもt1 >t2 を満足させて行
うことにより、インヒビターの完全固溶と結晶粒粗大化
防止とを両立させて、鋼板幅方向全体にわたって均一で
良好な磁気特性が得られるため、生産性が高く顕著な経
済的効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、加熱前スラブのC断面における結晶組
織の模式図である。 【図2】図2は、加熱後スラブのC断面における結晶組
織の模式図である。 【図3】図3は、スラブ加熱後の磁気特性のスラブ幅方
向変化を示すグラフである。 【図4】図4は、従来法における誘導加熱炉におけるス
ラブ幅方向中央部及び端部の温度上昇曲線を示すグラフ
である。 【図5】図5は、従来法にてスラブ端部が均熱温度1400
℃に達した時点でのスラブ幅方向の温度分布を示すグラ
フである。 【図6】図6は 従来法にてスラブ端部が均熱温度1400
℃に達した時点でのスラブ幅方向における均熱時間を示
すグラフである。 【図7】図7は、この発明における誘導加熱炉における
スラブ幅方向中央部及び端部の温度上昇曲線を示すグラ
フである。 【図8】図8は、この発明にてスラブ端部が均熱温度14
00℃に達した時点でのスラブ幅方向の温度分布を示すグ
ラフである。 【図9】図9は、この発明にてスラブ端部が均熱温度14
00℃に達した時点でのスラブ幅方向における均熱時間を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−103322(JP,A) 特開 平2−138418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 8/12 C21D 9/00 101 C21D 9/46 501

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 含けい素鋼スラブを加熱した後、熱間圧
    延を施し、次いで1回又は中間焼鈍を挟む2回の冷間圧
    延を施して最終板厚とした後、脱炭焼鈍を施し、次いで
    鋼板表面に焼鈍分離剤を塗布してから仕上げ焼鈍を施す
    一連の工程によって方向性電磁鋼板を製造するにあた
    り、 上記スラブ加熱において、スラブの熱間圧延方向に対し
    直交する方向をスラブ幅方向とするとき、1400℃以上の
    均熱を、スラブ幅方向中央部の均熱時間t1が5分以
    上30分以下、スラブ幅方向端部の均熱時間t2 が10分
    以下で、しかもt1 >t2 を満足させて行うことを特徴
    とする幅方向で磁気特性が均一な方向性電磁鋼板の製造
    方法。
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