JP3536179B2 - Hla−a2分子と複合する腫瘍拒絶抗原前駆体由来の単離ペプチド - Google Patents
Hla−a2分子と複合する腫瘍拒絶抗原前駆体由来の単離ペプチドInfo
- Publication number
- JP3536179B2 JP3536179B2 JP52482295A JP52482295A JP3536179B2 JP 3536179 B2 JP3536179 B2 JP 3536179B2 JP 52482295 A JP52482295 A JP 52482295A JP 52482295 A JP52482295 A JP 52482295A JP 3536179 B2 JP3536179 B2 JP 3536179B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- identification number
- cells
- hla
- sequence identification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/46—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
- C07K14/47—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
- C07K14/4701—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
- C07K14/4748—Tumour specific antigens; Tumour rejection antigen precursors [TRAP], e.g. MAGE
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
- A61K38/16—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- A61K38/17—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- A61K38/19—Cytokines; Lymphokines; Interferons
- A61K38/20—Interleukins [IL]
- A61K38/208—IL-12
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/04—Immunostimulants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
86号の一部継続出願である1994年6月17日出願の出願番
号第08/261,160号の一部継続出願である1994年8月15日
出願の出願番号第08/290,381号の一部継続出願である。
本体は、添付する参考文献の全ての出願に対する優先を
主張する。
しくは、本発明は、免疫源およびHLA−A2分子のための
リガンドとしての使用を含む様々な用途において有用な
デカ及びノナペプチドに関する。詳しくは、本発明は、
腫瘍拒絶抗原前駆体から由来し、かつ、HLA−A2分子に
よって提示されるいわゆる”腫瘍拒絶抗原”に関する。
は、数多くの方向で行われてきた。この分野の理解に
は、基礎免疫学と腫瘍学との両方についていくらか理解
していることが前提となる。
瘍が同系の動物に移植されたときに、腫瘍細胞の拒絶に
導く分子を示すことが判った。これらの分子は、受容側
の動物のT細胞によって”認識”され、移植された細胞
の溶解を伴う細胞障害性T細胞応答を誘発する。この最
初の証拠は、メチルコラントレン等の化学的発癌物質に
よって誘発された腫瘍によって得られた。腫瘍によって
発現されT細胞応答を導出する抗原は、腫瘍によって異
なることが判った。化学的発癌物質による腫瘍の誘発と
細胞表面抗原の相違に関する一般的教示内容に関しては
プレーン(Prehn)他,J.Natl.Canc.Inst 18:769〜778
(1957);クライン(Klein)他,Cancer Res.20:1561
〜1572(1960);グロス(Gross),Cancer Res.3:326
〜333(1943),ベイソンブリオ(Basombrio),Cancer
Res.30:2458〜2462(1970)を参照。この種の抗原
は、”腫瘍特異性移植抗原”即ち"TSTAs"として知られ
るようになった。化学的発癌物質によって誘発された時
におけるそのような抗原の発現が観察された後、腫瘍が
生体外で紫外線照射によって誘発された場合にも類似の
結果が得られた。クリプケ(Kripke),J.Natl.Canc.Ins
t.53:333〜1336(1974)参照。
答が観察されたが、一方、自然発生性腫瘍は一般的に非
−免疫原性であると教示された。従って、これらは、腫
瘍を有する対象体の腫瘍に対する反応を誘発する抗原を
提示するものではないと考えられた。ヒューイット(He
witt)他,Brit.J.Cancer 33:241〜259(1976)参照。
(Boon)他,J.Exp.Med.152:1184〜1193(1980)に記載
されているように、tum-抗原提示細胞系のファミリは、
マウス腫瘍細胞または細胞系の突然変異によって得られ
る免疫原性変異体である。詳述すると、tum-抗原は、同
系のマウス中において免疫応答を起こさず腫瘍を形成す
る腫瘍細胞(即ち、"tum+"細胞)を突然変異させること
によって得られる。これらのtum+細胞が突然変異された
とき、これらは同系マウスによって拒絶され、腫瘍を形
成することができない(従って、"tum-")。ここに、そ
の開示内容を参考文献として添付するブーン(Boon)
他,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 74:272(1977)参照。こ
れまで多くのタイプの腫瘍がこの現象を示すことが証明
されている。例えば、フロスト(Frost)他,Cancer Re
s.43:125(1983)参照。
行性腫瘍を形成することができないと考えられる。この
仮説を支持する証拠として、ファン・ペル(Van Pel)
他,Proc.Natl,Acad.Sci.USA 76:5282〜5285(1979)に
よる、通常は腫瘍を形成することがない"tum-"変異体
が、致死下の照射によってその免疫システムを抑制した
場合に、マウス内において腫瘍を形成することが出来る
という観察、および肥満細胞腫P815の腹膜注入tum-細胞
が12〜15日間指数関数的に増殖し、その後、リンパ球と
マクロファージの導入によって僅か数日中に除去される
という観察(ウィッテンホーヴ(Uyttenhove)他,J.Ex
p.Med.152:1175〜1183(1980))等がある。更に、別の
証拠として、マウスが、後に免疫抑制的な量の照射を受
けて細胞が攻撃されても、その後の同じtum-変異体に対
する攻撃に耐えることができる免疫記憶を得るという観
察がある(ブーン(Boon)他,Proc.Natl,Acad.Sci.USA
74:272〜275(1977);前述のファン・ペル(Van Pe
l)他,;前述のウィッテンホーヴ(Uyttenhove)他)。
受けたときに、免疫原性変異体を産生し、これが反応を
起こすことが判った。事実、これらの変異体は、元の腫
瘍に対する免疫防御反応を導出することができた。ファ
ン・ペル(Van Pel)他,J.Exp.Med.157:1992〜2001(1
983)参照。従って、同系拒絶反応の標的である腫瘍に
おいて、いわゆる”腫瘍拒絶抗原”の提示を導出するこ
とが可能であることが示された。異質の遺伝子が自然発
生性腫瘍にトランスフェクションされた場合にも、類似
の結果が得られた。この点に関しては、フィアソン(Fe
arson)他,Cancer Res.48:2975〜1980(1988)を参
照。
され溶解を起こす1つのクラスの抗原が認識された。こ
の類の抗原を、以下、”腫瘍拒絶抗原”即ち"TRAs"とい
う。TRAsには、抗原反応を導出するものもあるし、導出
しないものもある。これらの抗原は、これまで、生体外
での細胞障害性T細胞の特性研究、即ち、特定の細胞障
害性T細胞(以下、"CTL")サブセットによる抗原の同
定の研究、を通じて行われてきた。このサブセットは、
提示された腫瘍拒絶抗原の認識後に増殖し、そして、そ
の抗原を発現している細胞が溶解される。特性研究によ
って、前記抗原を発現する細胞を特異的に溶解するCTL
クローンが同定された。この研究の具体例としては、レ
ヴィ(Levy)他,Adv.Cancr Res.24:1〜59(1977);ブ
ーン(Boon)他,J.Exp.Med.152:1184〜1193(1980);
ブルナー(Brunner)他,J.Immunol.124:1627〜1634(19
80);マリャンスキー(Maryanski)他,Eur.J.Immunol.
124:1627〜1634(1980):マリャンスキー(Maryansk
i)他,Eur.J.Immunol.126:406〜412(1982);パラディ
ーノ(Palladino)他,Canc.Res.47:5074〜5079(1987)
が挙げられる。このタイプの分析は、マイナー組織適合
性抗原、雄特異的H−Y抗原、"tum-"抗原と称され、こ
こに記載のクラスの抗原などの、CTLsによって認識され
る他のタイプの抗原に必要である。
いる。ここに、その開示内容を参考文献として添付する
デプレーン(DePlaen)他,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 8
5:2274〜2278(1988);スジコーラ(Szikora)他,EMBO
J 9:1041〜1050(1990)及びシビル(Sibille)他,
J.Exp.Med.172:35〜45(1990)参照。このP815腫瘍は、
メチルコラントレンによってDBA/2マウス内で誘発さ
れ、生体外腫瘍と細胞系の両方として培養される肥満細
胞腫である。P815系は、突然変異後において、P91A(前
記デプレーン(DePlaen))、35B(前記スジコーラ(Sz
ikora))及びP198(前記シビル(Sibille))と呼ばれ
る変異体など、これまで数多くのtum-変異体を産生して
きた。腫瘍拒絶抗原とは異なり、そしてこれが重要な相
違点であるが、tum-抗原は、腫瘍細胞が突然変異した後
でしか存在しない。腫瘍拒絶抗原は、突然変異が無くて
も、特定の腫瘍の細胞上に存在する。従って、上記参考
文献によれば、ある細胞系が、"P1"と呼ばれる系などの
tum+であり、これを刺激してtum-変異体を産生すること
ができる。tum-表現体はその親細胞系の表現体と異なっ
ているので、tum-細胞系とそのtum+の親の系のDNAの相
違が予想でき、そしてその相違はtum-細胞中における目
的の遺伝子の位置を特定することに利用できる。その結
果、P91A,35B及びP198等のtum-変異体の遺伝子が、遺伝
子の遺伝コード領域における点突然変異によって、その
正常な対立遺伝子と異なっていることが発見された。前
述のスジコーラ(Szikora)及びジビル(Sibille)、及
びラークウィン(Lurquin)他,Cell 58:293〜303(198
9)参照。しかし、これは本発明のTRAsには当てはまら
ないことが判った。これらの参考文献は、更に、前記tu
m-抗原から誘導されたペプチドが、CTLsによって認識さ
れるLd分子によって提示されるものであることを示し
た。P91Aは、Ldによって提示され、P35はDdによって、
そしてP198はKdによって、それぞれ提示される。
日出願のPCT/US92/04354は、MAGEファミリと称するヒト
腫瘍拒絶抗原前駆体のファミリと、各種腫瘍タイプにお
けるそれらの発現を教示している。肺腺癌はこれらには
含まれていない。これらの遺伝子の内のいくつかは、フ
ァン・デア・ブルッゲン(van der Bruggen)他、Sci
ence254:1643(1991)においても記載されている。MAGE
遺伝子を開示する添付の参考文献である、米国特許第5,
342,774号を参照のこと、MAGEファミリの種々の遺伝子
が腫瘍細胞において発現され、これらを、そのような腫
瘍を診断するためのマーカとして、あるいは、ここに記
載するその他の目的のためのマーカとして使用可能であ
ることが今や明らかである。トラヴァーサリ(Traversa
ri)他、Immunogenetics 35:145(1992);ファン・デ
ア・ブルッゲン(van der Bruggen)他、Sicence 25
4:1643(1991)も参照。タンパク質がプロセッシングさ
れ、細胞表面上に提示されるメカニズムがかなり詳細に
報告されている。当該分野における進展の概略は、バリ
ナガ(Barinaga),"Getting Some'Backbone';How MHC
Binds Peptides",Science 257:880(1992);又、
フリーモント(Fremont)他,Science 257 919(199
2);マツムラ(Matsumura)他、Science 257:927(19
92);ラトロン(Latron)他,Science 257:964(199
2)に見られる。これらの論文は、一般に、MHC/HLA分子
に結合するペプチドは、9のアミノ酸長(”ノナペプチ
ド”)でなければならないことと、このノナペプチドの
第1番目と第9番目の残基の重要性とを指摘している。
ここに記載するように、この”ルール”は一般に真実で
あるので、MHC−クラスI分子が結合するペプチドの長
さにはいくらかの幅がある。
において、ノナペプチド腫瘍細胞の表面上に提示される
ことと、このノナペプチドの提示には、その提示分子が
HLA−A1でなければならないこと、とがいま明らかにな
った。MAGE−1腫瘍拒絶抗原("TRA"又は”ノナペプチ
ド”)の複合体によって、それを提示する細胞が、細胞
傷害性T細胞("CTLs")によって溶解される。
る、トラヴァーサリ(Traversari)他の1994年3月24日
出願の出願番号第08/217,188号と、メリーフ(Merief)
他の1994年3月24日出願の出願番号第08/217,187号に注
目されたい。
と、1993年6月7日出願の米国特許出願第073,103号に
提供されている研究において、種々のMAGE遺伝子の相同
領域が、関連するノナペプチドをコードするMAGE−1遺
伝子の領域と比較されたときに、高度なホモロジーの存
在することが示されている。事実、これらの観察によっ
て、すべて同じN末端およびC末端アミノ酸を有するノ
ナペプチドのファミリという、ここに開示された請求の
範囲に記載されている本発明の一態様が導かれたのであ
る。これらのノナペプチドは、単体またはキャリアペプ
チドとの結合した状態において、免疫源としての利用方
法を含む種々の目的において有用であると記載された。
ノナペプチドは、抗原エピトープを構成するのに十分な
寸法のものであり、これに対して生成される抗体は、前
記ノナペプチドが単体として存在する場合、あるいは、
それがより大なるポリペプチドの一部として存在する場
合において、このノナペプチドを同定するのに有用であ
ると記載されている。
LA−A1とMAGE−3との間の関連性を示した。しかし、コ
ーカソイド人種の僅か26%と、ネグロイド人種の僅か17
%だけが、細胞表面においてHLA−A1分子を提示するに
過ぎない。従って、他のタイプのMHC分子によって提示
されるペプチドに関して追加の情報を得て、適度な割合
の人々が前述した研究から恩恵を受けることかできるよ
うになることが望ましい。
定されないことが、いま発見された。本発明は、以下の
開示において、MHCクラスI分子HLA−A2と複合化するペ
プチドを同定するものである。治療および診断のための
利用を含む、以下に開示される本発明の課題は、この知
見から導かれる様々な派生効果を含むものである。
されないことが今回発見された。以下の開示に示される
本発明は、MHCクラスI分子HLA−A2と複合する、MAGE−
3及びその他のMAGE TRAPSを同定するものである。そ
の治療用途および診断用途を含む、この知見から導かれ
る派生効果も、以下の開示に記載される本発明の課題に
含まれる。
リーニングデータの結果を示す。
識番号(SEQ ID NO):6とを使用して得た適定データ
を示す。
的なCTLsを誘発することが可能であるか否かを判定する
ように構成した実験において得られた結果を示す。X軸
は、エフェクタ標的細胞の比率を示し、Y軸は、クロム
放出による、溶解の百分率を示す。
られた4種の特定のCTLsのそれぞれで得られた溶解の百
分率を示している。標的はT2細胞であった。
および非形質転換細胞、及びトランスフェクション細胞
に対してテストしたときに得られた結果を示す。
びMAGE−12cDNAの1つまたはそれ以上によってトランス
フェクションした時に得られた結果を示す。使用したア
ッセイは、WEHI−164クローン13細胞を使用した、TNF放
出アッセイであった。コントロール実験においては、HL
A−A2,MAGE−3及びMAGE−12 cDNAの1つのみを使用し
た。図6Aは、CTLクローン279/19でのテストに関し、図6
BはCTLクローン297/22を使用した場合である。
E−3又はHLA−A2のいずれか一方に関して陽性である
が、その両方に対しては陽性でない細胞と比較したTNF
放出アッセイにおける結果を示す。図7Aにおいて、CTL2
79/19が使用され、これに対して、図7Bのデータを生成
するためにはCTL297/22が使用される。
細胞(即ち、SK23−MEL,LB43−MEL,LB273−MEL 4.0)
と同様に、配列認識番号(SEQ ID NO):6(細胞系T
2)と組み合わせて使用した51Cr放出アッセイを示す。
Pro Arg Ala Leu Val(配列認識番号(SEQ ID N
O):6)又は(ii)Phe Leu Trp Gly Pro Arg Ala
Leu Ile(配列認識番号(SEQ ID NO):12)のいず
れか1つとインキュベートとしておいたT2細胞の溶解を
示す。
らの全部を文献として添付する、エルビン(Elvin)
他、J.Imm.Meth.158:161〜171(1993)、タウンゼント
(Townsend)他、Nature 340:443〜448(1989年8月10
日)及びタウンゼント(Townsend)他、Cell 62:285〜
290(1990年7月27日)に記載された方法と類似してい
る。
クラスIヘテロダイマーの組立部位である、ペプチドを
小胞に供給する経路が欠失したHLA−A2提示細胞系であ
る。この細胞系は、MHCクラスI分子を組立てることが
できるが、これらは不安定であって、細胞溶解すると、
一晩のインキュベーションで、遊離重鎖および軽鎖に分
解される。しかし、前記ヘテロダイマーは、適当なペプ
チドリガンドを添加することによってインヴィトロで安
定化させることが可能である(タウンゼント(Townsen
d)他、Nature 340:443〜448(1989);タウンゼント
(Townsend)他、Cell 62:285〜295(1990))。従っ
て、安定化された細胞を、MHCクラスI分子に対して特
異的な抗体によって免疫沈降させることが可能である。
胞系においてHLA−A2の組立を促進するか否かをテスト
した。テストしたペプチドは、以下を含むものであっ
た。
ベル化した(100〜200μCiでラベル化した1〜2x107の
細胞のアリコット、60分間の接触)。次に、これらの細
胞を、一度、リン酸塩緩衝化塩類溶液によって洗浄し、
その後、10mlの溶解緩衝液(0.5%NP40;0.5% Mega
9,150mM NaCl,5mM EDTA,50mM Tris[pH7.5],2mM
フェニールメチルスルホニルフルオライド,5mM ヨー化
アセトアミド)中で再懸濁した。次に、その溶解物を、
ペプチド(10μM及び20μM)と15〜18時間インキュベ
ートした。その後、核をミクロフュージ(microfuge)
でペレット化し、溶解物を、0.2mlの洗浄された10%(w
/v)のブドウ球菌A組織にて一晩、4℃で、予め清澄化
(precleared)した。溶解物を2つのポーションに分割
し、モノクローナル抗体BB7.2を、5ug/mlの最終濃度で
添加した。このmAbは、パーマ(Parham)他、Hum.Immno
l.3:277〜299(1981)によって記載された配座特異的HL
A−A2認識mAbである。これらの混合物を、90分間氷上で
インキュベートし、その後、ウシ血清胚アルブミンを1
%(w/v)、そして、100ulの5%(w/v)タンパク−A
セファローズビーズを添加した。チューブを45分間回転
させ、その後、1mlの洗浄緩衝液(0.5% NP−40,150mM
NaCl,5mM EDTA,50mM Tris[pH7.5])で、4回、洗
浄した。サンプルを溶出し、タウンゼント(Townsend)
他、Nature340:443〜448(1989)に従って、12%ポリア
クリルアミドゲル上で分析した。
験結果を示している。これらは、濃色のバンドによって
証明されているように、配列認識番号(SEQ ID NO
S):2,6,7,8及び10であり、前記ゲル全部に共通のHC
(重鎖)によって示され、電気泳動の前に、前記ペプチ
ドと複合していた免疫沈降したMHC分子(HLA−A2)を表
している。
2,6,7,8及び10での研究を示している。縦棒が、配列認
識番号(SEQ ID NO):10に関する実験を、".174","A2
系”及び",174マトリクス”と記載されたレーンから分
離している。.174は、MHCクラスI分子の重鎖に関し
て”陰性”のコントロールである。前述したように、こ
の細胞系は、外因性のペプチド無しでは、安定したMHC
−クラスI分子を提示せず、mAb BB7.2は配座特異的で
あるので、これは、非複合化MHC−クラスI分子を沈降
させない。"A2"は、デマース(DeMars)他、Hum.Immuno
l.111:77(1984)によって記載されたHLA−A2を提示す
る公知の細胞系を示しているが、安定したHLA−A2分子
を提示するすべての細胞は、同じように作用するであろ
う。".174マトリクス”は、.174細胞系を、インフルエ
ンザウィルスから由来し、HLA−A2によって提示される
ことが知られている、コントロールペプチドGILGFVFTL
(配列認識番号(SEQ ID NO):11)とともにインキュ
ベートしたときの結果を示している。
トリクスとについて得られる結果と同等であるという事
実によって、MHC−クラスI分子の安定化を示すもので
ある。事実、MHC分子は、前記還元ゲルによって損傷さ
れているが、重鎖分子は、もしも還元の前に安定化され
るならば、前記配座特異性mAbによって結合されるであ
ろう。これは、事実、前記ゲルが示していること、即
ち、前述したペプチドがHLA−A2分子に結合しそれらを
安定化させたということである。
れらの実験において、ここに参考文献として添付する、
タウンゼント(Townsend)他、Cell 62:285〜295(199
0年7月27日)の293に従って、種々の濃度のペプチド
を、上述した細胞系の溶解物に添加し、免疫沈降させ
て、ペプチドの結合のために最前の濃度を判定した。
号(SEQ ID NO):2及び6についての結果を示してい
る。これらのペプチドを、公知のHLA−A2結合ペプチド
配列認識番号(SEQ ID NO):11に対して、20μMから
始めて10倍希釈で、2,0.2そして0.002μMまでの適定を
行った。
O):2及び6)で実験した。配列認識番号(SEQ ID N
O):2の場合、ここでは報告されない実験において、ペ
プチドは5〜10nMまで適定された。これは、前記コント
ロール(配列認識番号(SEQ ID NO:11)と同等であっ
た。
のペプチドの複合体に対して特異的な細胞傷害性Tリン
パ球("CTLs")と、同様にこのような複合体を溶解する
HLA−A2とを誘発する能力を示すために一連の実験を行
った。これらの実験の第1工程を、ここに記載する。
ち、癌腫瘍をなんら有さないドナーから採取した。"LB7
05"と称するこのドナーは、HLA−A1,A2,B8,B27と分類さ
れた。開始時(第0日目)において、前記ドナーからの
PBLsを、106cells/mlの割合で、Iscove's培地と10%胎
児ウシ血清と"AAG"(アスパラギン+アルギニン+グル
タミン)、及び20ug/mlのラビット非ヒトIgM抗体と、20
ng/mlの組換えヒトIL−4("r−hu−IL4")と、0.005%
のパンソルビン(Pansorbin)細胞との中で懸濁させ
た。この混合物を、24−ウェル組織培養プレート(ウェ
ル当り2ml)に分配した。
地と、10%ヒト血清とAAGと20ngmlのr−hu−IL−4と
の中で再懸濁させた。
心分離にかけ、新しいIscove's培地と、10%のヒト血清
とAAGと20ng/mlのr−hu−IL−4と、20U/mlの組換えヒ
トγ−インターフェロンとの中で再懸濁させた。
6cells/mlの割合で、血清無しのIscove's培地と、50ug/
mlの配列認識番号(SEQ ID NO):6の前記ペプチド
と、2.5ug/mlのヒトβ2ミクログロブリン中にて再懸濁
させた。これらの細胞を、この混合物中にて、4時間37
℃でインキュベートし、その後、50Gyで照射した。次
に、これらの細胞を再度、遠心分離に掛け、Iscove's培
地と10%のヒト血清+AAGとの中で再懸濁させた。その
後、これらの細胞を、24ウェル組織培養プレートの個々
のウェル、各ウェル当り1百万の細胞の割合で投入し
た。
LB705から得たCD8+T細胞であった。CD8+細胞の断片は、
T細胞断片を単離する周知の技術を使用して、前記ドナ
ーのPBSsから入手していたものである。前記応答細胞
を、5x106Cells/wellの割合で、前記各ウェルに添加し
た。最終容量は2mlであった。前記細胞の添加後、1000U
/mlの組換えヒトIL−6("r−hu−IL−6")と、10ng/ml
の組換えヒトIL−12("r−hu−IL−12")とを添加し
た。
8+細胞を再活性化した。これは、上述した混合培地を、
10U/mlのr−hu−IL−2と2ng/mlのr−hu−IL−7と共
に、自己由来の付着した(adherent)細胞に移すことに
よって行われた。前記自己由来付着細胞は、LB705から
の5x106の照射済み(50Gy)PBLsを、1mlのIscove's培地
+10%ヒト血清+AAGとの中で、37℃で2時間インキュ
ベートすることによって準備されたものであった。付着
していない細胞をすべて除去し、50ng/mlの配列認識番
号(SEQ ID NO):6のペプチドと、2.5ug/mlのヒトβ
2ミクログロブリンとを、0.5mlの無血清培地中で添加
した。この混合物を、2時間37℃でインキュベートし、
次に洗浄した。その後、前記応答CD8+細胞をそれらに添
加した。
され、無血清培地+50ug/mlヒトβ2ミクログロブリン
+50ug/mlの配列認識番号(SEQ ID NO):6との中で2
時間インキュベートし、その後洗浄しておいた2x106のP
BLsを添加することによって行った。
O):6ZSHLA−A2との複合体に対して特異的なCTLsが産生
され、これを次の例に示す。
た時に、CTLsによる溶解を誘発するか否かを調べるた
め、28日目に一連の実験を行った。
HLA−A2分子を提示するが、外因性ペプチドを提示する
能力の増大をもたらす抗原プロセッシング欠陥を有して
いる。セルンドロ(Cerundolo)他、Nature 345:449
(1990)を参照。これはこの細胞系について記載してい
る。他の同等の細胞系も使用可能である。
化し、1umの配列認識番号(SEQ ID NO):6のペプチド
とともにインキュベートした。CTLsの導入の前に、プレ
インキュベーションを1時間行った。T2細胞のコントロ
ールサンプルは、ペプチドとインキュベートしなかっ
た。
間、配列認識番号(SEQ ID NO):6のペプチドとプレ
インキュベートしておいた、自己由来APCsによって活性
化することによって準備した。
/標的細胞の比を示し、Y軸は、ここにその全部を参考
文献として添付するブーン(Boon)他、Exp.Med.152:11
84(1980)に従って、クロム放出を測定することによっ
て測定される特異的溶解の百分率を示している。各テス
トウェルにおいて、非特異的溶解を、50,000のK562細胞
を、使用した1,000の51Crラベル化T2標的細胞に添加す
ることによって除去した。前記K562細胞は、この系を選
択的に溶解するナチュラルキラー、即ち、"NK"細胞とし
て、非特異的溶解除去する作用をする。
に、T2細胞の溶解を誘発することは明白である。
D NO):6とその提示HLA−A2分子の複合体に対して特異
的なCD8+T細胞と、非特異的CTLsとの混合培地が産生さ
れた。所望の特異性のCTLクローンを単離するために、
参考文献として添付するが、ここに要約されるヘリン
(Herin)他、Int.J.Cancer 39:390〜396(1987)に従
って、限界希釈を行った。
−3とHLA−A2とを発現することが知られている照射済
みSK23−MEL細胞を、支持細胞(feeder cells)として
作用するLG2−EBV細胞とともに、前記CTL混合培地と組
み合わせた。更に、50U/mlのIL−2と5U/mlのIL−4と
を、前記混合物に添加した。これによって、CTLクロー
ン297/19,CTL297/22,CTL297/27及びCTL297/36が産生さ
れた。
/標的比で使用することによって、配列認識番号(SEQ
ID NO):6のペプチドを提示する細胞の溶解の誘発が
証明された。これらの実験において、エフェクタ/標的
比を一定に保ち、ペプチドの量を変化させた。ここで
も、例4の51Cr放出アッセイを使用し、更に、例4のT2
細胞とCTLsとを使用した。例5の4つの異なったCTLsを
使用した。
る程度の投与量依存性を示している。T2細胞がペプチド
とインキュベートされなかった場合は、溶解は、常に、
2%以下であった。
O):6のペプチドの溶解効果を、宿主細胞が本来的にHLA
−A2を発現しないモデルにおいてテストした。
を、(i)HLA−A2.01のゲノムDNAとMAGE−3のcDNA、
(ii)HLA−A2.01のゲノムDNAのみ、あるいは(iii)MA
GE−3のcDNAのみ、のいずれか1つとトランスフェクシ
ョンした。各ケースにおいて、トランスフェクションベ
クターは、pcDNA/Amp Iであり、前記DNAはEcoR Iアダプ
タに結合され、製造業者の指示に従って、前記プラスミ
ドのEcoR I部位にクローン化された。受容細胞を、15,0
00cells/wellの割合で、10%胎児ウシ血清を添加したDu
lbecco's modified Eagle Medium("DMEM")中の組
織培養平底マイクロウェルに接種した。細胞を一晩イン
キュベートし、培地を除去し、これを、10%Nu血清と、
400ug/ml DEAEデクストランと、100μMクロロキニン
と、100ngの前述した要領で作ったプラスミドとを含有
する30ul/wellのDMEMによって置換した。更に別のコン
トロールとして、HLA−A2のみでトランスフェクション
したCOS−7細胞(pcDNA−Amp I中でHLA−A2.01を介し
て)を、上述した例4に従って、1μMの配列認識番号
(SEQ ID NO):6のペプチドと、1時間プレインキュ
ベートした。
つ、HLA−A2+であるメラノーマ細胞系を使用した。これ
らの細胞系は、図中、LB373,LB43,LB24クローン409及び
SK23として示されている。細胞系MZ2−MEL.43は、HLA−
A2-である。更に別のテストにおいて、前記系を、pcDNA
/Amp I中でHLA−A2遺伝子ともトランスフェクションし
た。
ころのトラヴァーサリ(Traversari)他、Immunogeneti
cs 35:145〜152(1992)に従って、かつ、それを改変
した、TNF放出アッセイを使用した。具体的には、1500
のCTLsを、30,000の標的細胞と組み合わせた(CTLsは、
上述したクローンの1つであった)。これらの細胞を、
25U/mlのIL−2の存在下において、共に培養した。24時
間後、前記培地からの上清を、TNFに対して感応性の、W
EHI 164クローン13細胞に対してテストした。ベイヤー
ト(Beyart)他、PNAS 86:9494〜9498(1989)に記載
されているように、LiClを前記WEHI164クローン13細胞
に添加することによって感度が増大した。
は、個々のCTLクローンと、トランスフェクタントと
(各図における上方パネル)、腫瘍細胞系(下方パネ
ル)とのTNF放出(pg/ml)を表している。これらの図
は、MAGE−3トランスフェクションのみでは溶解を誘発
するのに不十分であり、又、HLA−A2トランスフェクシ
ョンのみでも不十分であることを示している。MAGE−3
とHLA−A2との両方のトランスフェクションで十分であ
り、これは予想通りであった。しかし、予想外であった
のは、ペプチド配列認識番号(SEQ ID NO):6を、HLA
−A2のみでトランスフェクションした細胞に添加した場
合の溶解の増加である。第2バネルのこのパータンにも
注目されたい。ここには、"MZ2−MER.43/HLA−A2+1μ
M配列認識番号(SEQ ID NO):6"の、他のすべてに対
して優れた溶解が示されている。これらのパターンは、
既に示したように、テストしたすべてのCTLクローンに
おいて繰り返されている。
に対する溶解効果をテストするために更に別の一連の実
験を行った。前述した例6のTNFアッセイの方がクロム
放出アッセイよりも感度が高いことから、後者を使用す
ればTNFアッセイの結果が確認されるであろう。
ブーン(Boon)他、Exp.Med.152:1184〜1193(1980)に
記載されている。同じアッセイを使用して、HLA−A2陽
性であることが知られている一連の標的細胞とともに、
CTLクローン297/19と297/22とを使用した。前記細胞系L
B43とSK23とも、MAGE−3を発現することが知られてい
る。細胞系T2は、HLA−2+であり、MAGE−3-である。
得られたデータを示している。しかし、これらの比率は
すべて非常に低い。これらのデータは、それぞれ4時間
後と20時間後における細胞溶解の百分率として表されて
いる。
誘発する能力を示している。
MAGE−3をコードするcDNAの1つとでトランスフェクシ
ョンされたCOS−7細胞による、CTLクローン297/19及び
297/22の活性化をテストした。コントロールとして、細
胞を、HLA−A2,MAGE−3又はMAGE−12cDNAの内の1つと
トランスフェクションした。HLA−A2の発現ためのコン
トロールを提供するために、トランスフェクションされ
たCOS細胞のサンプルを、配列認識番号(SEQ ID N
O):6のペプチドと1時間プレインキュベートした。全
部で1500のCTLsを、トランスフェクタントに添加し、上
清のTNF含有量を、24時間後、上述した要領で、WEHI−1
64クローン13細胞に対する毒性をアッセイすることによ
って推定した。
12とは、同じあるように見える腫瘍拒絶抗原にプロセッ
シングされた。MAGE−12腫瘍拒絶抗原前駆体の予想アミ
ノ酸配列は、配列認識番号(SEQ ID NO:6と同じ一区
間(stretch)のアミノ酸を有している。従って、多数
のMAGE TRAPsの1つが同じ腫瘍拒絶抗原を生成するか
もしれないということが出来る。
9及び297/22を、予めHAL−A2+でMAGE−3+であると分類
されていたメラノーマ細胞系とテストした。これらの実
験には、1つの共同培地(coculture)として組み合わ
せた、30,000の腫瘍細胞(標的細胞)と、1500のCTLs
(エフェクタ細胞)を使用した。この共同培地へのTNF
放出を、WEHI−164クローン13系を使用して、上述した
方法によって測定した。
び7Bは、HLA−A2+でMAGE−3+であったCTL系は溶解され
るが、片方に関しては陽性であるが他方に関しては陰性
である系は溶解されないことを示している。HLA−A2+/M
AGE−3+である細胞系MZ2−MEL.43/HLA−A2が、HLA−A2
とトランスフェクションされたMA2−MEL.43、(HLA−A2
-、MAGE−3+)であることに注目されたい。
マ細胞系のCTLクローン297/22による溶解をテストし
た。これらの実験において、前記標的メラノーマ細胞系
は、100u/mlのIFN−γと1ng/mlのTNFαとで72時間プレ
インキュベートされ、上述した要領で、51Crによってラ
ベル化された。これらのラベル化細胞を、種々の比率
で、エフェクタ細胞とインキュベートした。51Cr放出量
を、5時間後に測定した。
瘍細胞がCTLsによって溶解される、HLA−A2と配列認識
番号(SEQ ID NO):6のペプチドとの複合体を提示し
ていることが示されている。
は、MAGE−1,MAGE−2,MAGE−3,MAGE−4及びMAGE−12を
コードするcDNAの1つとトランスフェクションした。
述したDEAE−デクストラン−クロロキン法を使用して、
(a)100ngのプラスミドpcDNA I/Amp(HLA−A2コード
化ゲノムDNAを含有)と、(b)100ngのプラスミドpcD
−SRαと、(c)MAGE−1,MAGE−2,MAGE−3,MAGE−4又
はMAGE−12のいずれか1つのcDNAを含有する100ngのpcD
NA I/Amp、のいずれか1つ、又は(d)として(a)と
(c)との両方でトランスフェクションした。その結果
得られたトランスフェクタントを、1日後に、上述した
TNF放出アッセイにより、細胞傷害性T細胞系CTL297/22
を使用して、テストした。前記TNFアッセイを行うため
に、1,500のCTLsを、10%ヒト血清と20U/mlの組換えヒ
トIL−2とを含有する100ulのIscove's培地中に添加し
た。24時間後、上清を収集し、TNF放出量を、MTTカラリ
メトリックアッセイを使用して、TNF感応WEHI−164クロ
ーン13細胞に対する細胞毒性をテストすることによって
測定した。ここですべての工程は、前述したものと同じ
であった。これらの実験のために、6pg/mlのTNF−βに
よって、WEHI−164クローン13細胞の50%の死亡率が得
られた。
識番号(SEQ ID NO):6のペプチドにプロセッシング
されることから、予想外ではなかった。配列認識番号
(SEQ ID NO):6のペプチドは、MAGE−6によっても
コードされる。従って、CTL297/22は、配列認識番号(S
EQ ID NO):6のプロセッシングから派生する、HLA−A
2と配列認識番号(SEQ ID NO):6との複合体を認識す
るものと予想される。しかし、MAGE−2での成功は、別
のナノペプチドが関連していることを示唆するものであ
った。MAGE−2は配列認識番号(SEQ ID NO):12、即
ち、 Phe Leu Trp Gly Pro Arg Ala Leu Ile に対応する配列を有しているが、配列認識番号(SEQ I
D NO):6に対応する配列は有していない。
に対応するペプチドを合成し、これを、上述した51Cr放
出アッセイでテストした。E/T比を異ならせて、種々の
濃度のペプチドを使用した。ここで使用したすべてのパ
ラメータは、上述したものであった。
のノナペプチドは、事実、それを提示する細胞を溶解す
ることができた。
腫瘍拒絶抗原前駆体由来のペプチドの同定を記載した。
特に興味深く、また、本発明の課題の一部を構成するの
は、配列認識番号(SEQ ID NOS):1〜10及び12によっ
て表されるペプチドである。これらのペプチドは、メリ
フィールド(Merrifield)合成法、又はその他のペプチ
ド合成法によって容易に合成される。
る。即ち、 (Xaa)1(Xaa)2-7(Xaa)8(Xaa)9 (配列認識番号(SEQ ID NO):13) より具体的には、 Xaa Leu Xaa Gly(Xaa)nLeu (配列認識番号(SEQ ID NO):14) そして、 Xaa Leu Xaa Gly(Xaa)nVal (配列認識番号(SEQ ID NO):15) ここで、nは4又は5であり、Xaaはアミノ酸であ
る。(配列認識番号(SEQ ID NO):13において、(Xa
a)1は、好ましくは、Ala,Leu,Ile,又はCysであり、最
も好ましくは、Gly又はPheである。(Xaa)2-7の6つの
アミノ酸は、(Xaa)2-7又は(Xaa)3の第2級アミノ
酸がAspでなくてもよいことを条件として、どのような
アミノ酸であってもよい。(Xaa)8は、ロイシン、メ
チオニン又はプロリンのいずれであってよく、(Xaa)
9はどのようなアミノ酸であってもよい。特に好ましい
のは、これらのすべてのクラスの例である、配列認識番
号(SEQ ID NO):6等のペプチドである。
あるいは、 Gly(Xaa)2-7Leu Xaa (配列認識番号(SEQ ID NO):17) ここでも、Xaaは、上述したように、(Xaa)3において
制限を受ける、どのようなアミノ酸であってもよい。こ
れらのグループは、他のMAGE遺伝子における配列認識番
号(SEQ ID NO):6と配列認識番号(SEQ ID NO):1
2との位置に対応するノナペプチドを含む。このような
ペプチドの例としては、Phe Leu Leu Phe Lys Tyr
Gln Met Lys(配列認識番号(SEQ ID NO):18);
Phe Ile Glu Gly Tyr Cys Thr Pro Glu(配列
認識番号(SEQ ID NO:19);Gly Leu Glu Gly Ala
Gln Ala Pro Leu(配列認識番号(SEQ ID NO:2
0);そして、Ala Leu Ser Arg Lys Val Ala Gl
u Leu(配列認識番号(SEQ ID NO:2、前述)があ
る。これらのノナペプチドは、HLA−A2に結合されるこ
とが強く期待される。従って、HLA−2陽性である細胞
を判定する薬剤として有用である。特に好ましいのは、
前述した構造的要件を満たし、かつ、HLA−A2分子に結
合し、そのノナペプチドとHLA分子との複合体に対して
特異的な細胞傷害性T細胞の溶解を誘発するノナペプチ
ドである。
分子と複合化する。そして、これらの複合体が免疫沈降
されて、本発明の更に別の特徴、即ち、HLA−A2分子と
これらのペプチドの1つとの単離複合体が導かれたので
ある。
て有用である。既に示したように、これらのペプチド
は、HLA−A2分子に結合する。従って、HLA−A2提示細胞
がサンプル中に存在するか否かを判断するアッセイにお
いて有用である。ペプチドは、ラベル化ペプチド(放射
性ラベル、発光団ラベル等)や、あるいは、カラム又は
アガロース又はセファローズビーズ等のなんらかの測定
可能な形状で、対象のサンプルに接触され、それに対す
る細胞の結合を、標準的分析方法を使用して判定する。
に対して特異的なモノクローナル抗体または細胞傷害性
T細胞クローンの産生に使用することができる。当業者
にとって、これを達成するのに必要な方法は周知であ
り、細胞傷害性T細胞クローンの産生については前に例
示した。ある種の癌細胞は、配列認識番号(SEQ ID N
OS):2,6,7,8,10及び12等のMAGE−3由来ペプチドと、H
LA−A2との複合体を提示するので、これらのモノクロー
ナル抗体および細胞傷害性T細胞クローンは、癌の診断
に有用な試薬として作用する。というのは、正常、即
ち、非腫瘍化細胞でそのような複合体を提示するものは
まったく発見されていないからである。上述したクロム
放出アッセイは、対象の標的を判定するのにCTLsを使用
するアッセイの一例であり、当業者にとって、イムノア
ッセイやそれらを行う方法は周知である。
養子移入などの治療環境において有用である。ここに、
これらのすべてを参考文献として添付する、グリーンバ
ーグ(Greenberg)他、J.Immunol.136(5):1917(198
6);レッデル(Reddel)他、Science 257:238(199
2)、リンチ(Lynch)他、Eur.J.Immunol.21:1403(199
1);カスト(Kast)他、Cell 59:603(1989)を参
照。この方法において、上述したペプチドは、抗原提示
細胞("APCs")と組み合わされて安定した複合体を形成
する。このような方法の多くは、例えば、ここに参考文
献として添付する、ロイシャー(Leuscher)他、Nature
351:72〜74(1991);ロメロ(Romero)他、J.Exp.Me
d.174:603〜612(1991);ロイシャー(Leuscher)他、
J.Immunol.148:1003〜1011(1992);ロメロ(Romero)
他、J.Immunol.150:3825〜3831(1993);ロメロ(Rome
ro)他、J.Exp.Med.177:1247〜1256(1993)に開示され
ているもの等から知られている。この後、前記提示細胞
を、細胞傷害性T細胞源と接触させ、対象の複合体に対
して特異的な細胞傷害性T細胞クローンを産生する。好
ましくは、これは、例えば、CTLsによって治療されるべ
き患者から採取された、血液サンプル中に見つかる自己
由来T細胞クローンを使用することによって行われる。
CTLsが産生されると、これらを、対象体に再注入(repe
rfused)して、癌細胞を溶解することによって、その増
殖を抑制する、等により、その癌状態を改善する。
胞、特に、細胞傷害性T細胞を活性化するために、IL−
6とIL−12とを組み合わせて使用することである。ここ
でいう”活性化”とは、T細胞に対してその意図された
機能を果たさせる能力をいう。CTLsの場合には、もちろ
ん、これは、その表面上に、ペプチドとMHC分子との適
当な組合せを提示する細胞の認識と溶解である。その
後、活性化されたT細胞を、例えば、特定のペプチド/M
HC組合せが、テストサンプル中の細胞のサブポピュレー
ションに存在するか否かの判断などの、診断用に使用す
ることができる。又、組合せられたサイトカインを使用
することによって特定のCTLsの同定を容易にすることが
できる。CTLサンプル中において、ある1つのMHC/ペプ
チド組合せに対して特異的な利用可能なサブポピュレー
ションは非常に小さいことが知られている。前記サイト
カインを、所望の組合せを提示するサンプルと組み合わ
せて使用することによって、例えば、溶解による活性化
を判定し、それを、そのサンプルがなんら追加物質と混
合されていないことを除いては、すべての条件を一定に
保つことによって得られるコントロール値と比較するこ
とができる。これによって、必要なコントロール値が提
供される。
なキットであり、このキットは、インターロイキン−6
とインターロイキン−12とを別々のポーションとして有
し、これらポーションは、1つの容器手段内に収納され
ている。この対象のキットには、更に、例えば、提示さ
れるべきペプチドの別のポーション及び/又は、MHC分
子のためのベクター又はコード領域、あるいは、前記MH
C分子と前記ペプチドとの両方をコードするベクター又
はコード領域とを有していてもよい。例えば、前記ペプ
チドは、配列認識番号(SEQ ID NO):6であってよ
い。前記ベクターには、HLA−A2コード化領域、あるい
は、HLA−A2と配列認識番号(SEQ ID NO):6との組合
せを含めてもよい。本発明の更に別の特徴構成は、CTLs
等のT細胞を活性化するのに十分な量のIL−6及びIL−
12から実質的に構成される組成物である。
の、あるいは、組換えによって産生されるもの、ヒト、
ネズミ又はその他の種由来のもの、更に、IL−6及びIL
−12と同じ活性化特性を有する分子のすべてのバリエー
ションをも含む、あらゆる形状のこれらの分子のことを
指している。
500〜約1000u/mlのIL−6と、約1〜約10ng/mlのIL−12
とを使用することが好ましい。但し、これらの量は、当
業者の知見によって可変である。
う。従って、ここでそれらを繰り返すことは避ける。
であって限定のためのものではなく、このような用語お
よび表現を使用するに当たって、ここに図示され記載さ
れた特徴構成またはその一部の均等物を除外する意図は
無く、本発明の範囲内において様々な改変が可能である
と理解される。
Claims (16)
- 【請求項1】HLA−A2分子と特異的に結合する、以下か
らなるグループから選択される単離ペプチド、 配列認識番号(SEQ ID NO):2, 配列認識番号(SEQ ID NO):6, 配列認識番号(SEQ ID NO):7, 配列認識番号(SEQ ID NO):8, 配列認識番号(SEQ ID NO):10,そして 配列認識番号(SEQ ID NO):12。 - 【請求項2】配列認識番号(SEQ ID NO):2として指
定される請求項1の単離ペプチド。 - 【請求項3】配列認識番号(SEQ ID NO):6として指
定される請求項1の単離ペプチド。 - 【請求項4】配列認識番号(SEQ ID NO):7として指
定される請求項1の単離ペプチド。 - 【請求項5】配列認識番号(SEQ ID NO):8として指
定される請求項1の単離ペプチド。 - 【請求項6】配列認識番号(SEQ ID NO):10として指
定される請求項1の単離ペプチド。 - 【請求項7】配列認識番号(SEQ ID NO):12として指
定される請求項1の単離ペプチド。 - 【請求項8】HLA−A2と、請求項1の単離ペプチドとの
単離複合体。 - 【請求項9】請求項8の単離複合体であって、前記ペプ
チドは配列認識番号(SEQ ID NO):6と指定される。 - 【請求項10】請求項8の単離複合体であって、前記ペ
プチドは配列認識番号(SEQ ID NO):12である。 - 【請求項11】HLA−A2と、配列認識番号(SEQ ID N
O):6及び配列認識番号(SEQ ID NO):12とからなる
グループから選択されるペプチドとの複合体に対して特
異的な単離細胞傷害性T細胞クローン。 - 【請求項12】HLA−A2と、配列認識番号(SEQ ID N
O):2,配列認識番号(SEQ ID NO):6,配列認識番号
(SEQ ID NO):7,配列認識番号(SEQ ID NO):8,配
列認識番号(SEQ ID NO):10及び配列認識番号(SEQ
ID NO):12とからなるグループから選択されるペプ
チドとの複合体に対して特異的に結合するモノクローナ
ル抗体。 - 【請求項13】その表面において、HLA−A2と、配列認
識番号(SEQ ID NO):6及び配列認識番号(SEQ ID
NO):12とからなるグループから選択されるペプチドと
の複合体を提示する癌細胞によって特徴付けられる癌状
態を有する対象体を治療するための薬剤であって、前記
薬剤は、請求項11の単離細胞傷害性T細胞クローンを含
有し、かつ、前記癌細胞を溶解するのに、十分な量、投
与される、薬剤。 - 【請求項14】癌状態を有する対象体を検出する方法で
あって、前記対象体からのサンプルを、体外で、HLA−A
2と、配列認識番号(SEQ ID NO):2,配列認識番号(S
EQ ID NO):6,配列認識番号(SEQ ID NO):7,配列
認識番号(SEQ ID NO):8,配列認識番号(SEQ ID N
O):10及び配列認識番号(SEQ ID NO):12とからなる
グループから選択されるペプチドとの複合体に対して特
異的な試薬に接触させる工程と、前記試薬の前記サンプ
ル中の細胞との反応を、癌状態の判定として検出する工
程とを有する方法。 - 【請求項15】請求項14の方法であって、前記試薬はHL
A−A2と、配列認識番号(SEQ ID NO):6及び配列認識
番号(SEQ ID NO):12とからなるグループから選択さ
れるペプチドとの複合体に対して特異的な細胞傷害性T
細胞クローンである。 - 【請求項16】請求項14の方法であって、前記試薬は、
HLA−A2と、配列認識番号(SEQ ID NO):2,配列認識
番号(SEQ ID NO):6,配列認識番号(SEQ ID NO):
7,配列認識番号(SEQ ID NO):8,配列認識番号(SEQ
ID NO):10及び配列認識番号(SEQ ID NO):12と
からなるグループから選択されるペプチドとの複合体に
対して特異的に結合する、モノクローナル抗体である。
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/217,186 | 1994-03-24 | ||
US08/217,186 US5585461A (en) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | Isolated, MAGE-3 derived peptides which complex with HLA-A2 molecules and uses thereof |
US08/261,160 | 1994-06-17 | ||
US08/261,160 US5591430A (en) | 1994-03-24 | 1994-06-17 | Isolated, MAGE-3 derived peptides which complex with HLA-A2 molecules and uses thereof |
US08/290,381 US5851523A (en) | 1994-03-24 | 1994-08-15 | Isolated, peptides derived from MAGE tumor rejection antigen precursors which complex with HLA-A2 molecules and uses thereof |
US08/290,381 | 1994-08-15 | ||
PCT/US1995/003657 WO1995025740A1 (en) | 1994-03-24 | 1995-03-22 | Isolated peptides derived from mage tumor rejection antigen precursors which complex with hla-a2 molecules |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10504518A JPH10504518A (ja) | 1998-05-06 |
JP3536179B2 true JP3536179B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=27396385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52482295A Expired - Lifetime JP3536179B2 (ja) | 1994-03-24 | 1995-03-22 | Hla−a2分子と複合する腫瘍拒絶抗原前駆体由来の単離ペプチド |
Country Status (16)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5851523A (ja) |
EP (2) | EP0960622A3 (ja) |
JP (1) | JP3536179B2 (ja) |
CN (1) | CN1151170C (ja) |
AT (1) | ATE198336T1 (ja) |
AU (1) | AU698781B2 (ja) |
CA (1) | CA2186004C (ja) |
DE (1) | DE69519748T2 (ja) |
DK (1) | DK0804483T3 (ja) |
ES (1) | ES2154728T3 (ja) |
FI (1) | FI963779A (ja) |
GR (1) | GR3035636T3 (ja) |
NO (1) | NO963919L (ja) |
NZ (1) | NZ283587A (ja) |
PT (1) | PT804483E (ja) |
WO (1) | WO1995025740A1 (ja) |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6723832B1 (en) * | 1996-10-03 | 2004-04-20 | Ludwig Institute For Cancer Research | Isolated peptides corresponding to amino acid sequences of NY-ESO-1, which bind to MHC Class I and MHC Class II molecules, and uses thereof |
US5686068A (en) * | 1994-03-24 | 1997-11-11 | Ludwig Institute For Cancer Research | Isolated peptides derived from MAGE-2, cytolytic T cells specific to complexes of peptide and HLA-A2 molecules, and uses thereof |
US5587289A (en) * | 1995-03-14 | 1996-12-24 | Ludwig Institute For Cancer Research | Isolated nucleic acid molecules which are members of the MAGE-Xp family and uses thereof |
US5821122A (en) * | 1995-06-07 | 1998-10-13 | Inserm (Institute Nat'l De La Sante Et De La Recherche . .) | Isolated nucleic acid molecules, peptides which form complexes with MHC molecule HLA-A2 and uses thereof |
EP0785274B1 (en) * | 1996-01-18 | 2000-09-27 | Aventis Pharma Deutschland GmbH | An artifical recombinant substrate (rAGG-1) and native aggrecan to study the proteolytic activity of 'Aggrecanase' in cell culture systems |
AU732468B2 (en) * | 1997-06-23 | 2001-04-26 | Ludwig Institute For Cancer Research | Isolated nona- and decapeptides which bind to HLA molecules, and the use thereof |
US6060284A (en) | 1997-07-25 | 2000-05-09 | Schering Corporation | DNA encoding interleukin-B30 |
US5965535A (en) | 1997-09-12 | 1999-10-12 | Ludwig Institute For Cancer Research | Mage-3 peptides presented by HLA class II molecules |
US6291430B1 (en) | 1997-09-12 | 2001-09-18 | Ludwig Institute For Cancer Research | Mage-3 peptides presented by HLA class II molecules |
US6716809B1 (en) | 1997-09-12 | 2004-04-06 | Ludwig Institute For Cancer Research | Mage-A3 peptides presented by HLA class molecules |
GB9826143D0 (en) | 1998-11-27 | 1999-01-20 | Ludwig Inst Cancer Res | Tumour rejection antigens |
DE60038304T3 (de) * | 1999-09-09 | 2017-04-06 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Interleukin-12 p40 und interleukin-b30. kombinationen davon. antikörper. verwendungen in pharmazeutische zusammensetzungen |
US7090847B1 (en) * | 1999-09-09 | 2006-08-15 | Schering Corporation | Mammalian cytokines; related reagents and methods |
EP1905832A3 (en) * | 1999-09-09 | 2009-09-09 | Schering Corporation | Mammalian interleukin-12 P40 and interleukin B30, combinations thereof, antibodies, uses in pharmaceutical compositions |
JP2003512057A (ja) * | 1999-10-19 | 2003-04-02 | ルードヴィッヒ インスティテュート フォー キャンサー リサーチ | Mage−a12抗原ペプチド及びその利用 |
US6897288B1 (en) | 1999-10-19 | 2005-05-24 | Ludwig Institute For Cancer Research | Mage-A12 antigenic peptides and uses thereof |
WO2001085932A2 (en) | 2000-05-10 | 2001-11-15 | Aventis Pasteur Limited | Immunogenic polypeptides encoded by mage minigenes and uses thereof |
US7049413B2 (en) | 2001-05-18 | 2006-05-23 | Ludwig Institute For Cancer Research | MAGE-A3 peptides presented by HLA class II molecules |
US20030113919A1 (en) * | 2001-08-17 | 2003-06-19 | Aventis Pasteur, Ltd. | Immunogenic targets for melanoma |
PT1496939E (pt) | 2002-04-09 | 2007-11-22 | Sanofi Pasteur Ltd | ''ácido nucleico de cea modificado e vectores de expressão'' |
WO2005035773A2 (en) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Sanofi Pasteur, Inc. | Modified cea /b7 vector |
AU2003278036B2 (en) * | 2002-10-22 | 2009-12-10 | Aventis Pasteur Limited | Anti-cancer vaccines and high-dose cytokines as adjuvants |
CA2698682A1 (en) * | 2007-09-11 | 2009-03-19 | Mondobiotech Laboratories Ag | Use of a peptide as a therapeutic agent |
CN106117334B (zh) * | 2016-06-24 | 2020-02-11 | 秦皇岛未名健康城开发有限公司 | 一种肿瘤抗原mage3的ctl识别表位肽及其应用 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5342774A (en) * | 1991-05-23 | 1994-08-30 | Ludwig Institute For Cancer Research | Nucleotide sequence encoding the tumor rejection antigen precursor, MAGE-1 |
IL106610A0 (en) * | 1992-08-07 | 1993-12-08 | Cytel Corp | Hla binding peptides and their uses |
US5519117A (en) * | 1992-12-22 | 1996-05-21 | Ludwig Institute For Cancer Research | Isolated, tyrosinase derived peptides and uses thereof |
NZ263050A (en) * | 1993-03-05 | 1997-11-24 | Cytel Corp | Compositions of immunogenic peptides with hla-a2.1 binding motifs |
-
1994
- 1994-08-15 US US08/290,381 patent/US5851523A/en not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-03-22 AU AU21928/95A patent/AU698781B2/en not_active Expired
- 1995-03-22 PT PT95914838T patent/PT804483E/pt unknown
- 1995-03-22 CA CA002186004A patent/CA2186004C/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-22 JP JP52482295A patent/JP3536179B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-22 EP EP99200031A patent/EP0960622A3/en not_active Withdrawn
- 1995-03-22 DE DE69519748T patent/DE69519748T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-22 EP EP95914838A patent/EP0804483B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-22 AT AT95914838T patent/ATE198336T1/de active
- 1995-03-22 NZ NZ283587A patent/NZ283587A/en not_active IP Right Cessation
- 1995-03-22 CN CNB951922610A patent/CN1151170C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-22 ES ES95914838T patent/ES2154728T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-22 DK DK95914838T patent/DK0804483T3/da active
- 1995-03-22 WO PCT/US1995/003657 patent/WO1995025740A1/en active IP Right Grant
-
1996
- 1996-09-19 NO NO963919A patent/NO963919L/no unknown
- 1996-09-23 FI FI963779A patent/FI963779A/fi unknown
-
2001
- 2001-03-26 GR GR20010400481T patent/GR3035636T3/el unknown
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
J.Immunol.,Vol.150,No.5(1993),p.1763−1771 |
J.Immunol.,Vol.152,No.1(1994,Jan.),p.163−175 |
Proc.Natl.Acad.Sci.USA,Vol.87(Mar.15,1994),p.2105−2109 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1150805A (zh) | 1997-05-28 |
EP0960622A3 (en) | 1999-12-22 |
AU2192895A (en) | 1995-10-09 |
FI963779A0 (fi) | 1996-09-23 |
NZ283587A (en) | 1998-04-27 |
PT804483E (pt) | 2001-06-29 |
GR3035636T3 (en) | 2001-06-29 |
DE69519748D1 (de) | 2001-02-01 |
JPH10504518A (ja) | 1998-05-06 |
EP0804483A1 (en) | 1997-11-05 |
AU698781B2 (en) | 1998-11-05 |
NO963919L (no) | 1996-11-20 |
US5851523A (en) | 1998-12-22 |
ATE198336T1 (de) | 2001-01-15 |
EP0804483B1 (en) | 2000-12-27 |
FI963779A (fi) | 1996-09-23 |
CA2186004C (en) | 2008-09-23 |
WO1995025740A1 (en) | 1995-09-28 |
EP0960622A2 (en) | 1999-12-01 |
EP0804483A4 (en) | 1998-05-20 |
CA2186004A1 (en) | 1995-09-28 |
CN1151170C (zh) | 2004-05-26 |
ES2154728T3 (es) | 2001-04-16 |
DE69519748T2 (de) | 2001-10-18 |
NO963919D0 (no) | 1996-09-19 |
DK0804483T3 (da) | 2001-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3536179B2 (ja) | Hla−a2分子と複合する腫瘍拒絶抗原前駆体由来の単離ペプチド | |
JP3608788B2 (ja) | Mage−3遺伝子から誘導されてhla−a1により提示される単離されたノナペプチドおよびそれらの用途 | |
US5591430A (en) | Isolated, MAGE-3 derived peptides which complex with HLA-A2 molecules and uses thereof | |
JP3096739B2 (ja) | Hla分子によって提示される単離ノナペプチドとその使用 | |
JP3477523B2 (ja) | Mhc分子hla−c−クローン10と複合体を形成する分離されたペプチドとその利用方法 | |
US5462871A (en) | Isolated nucleic acid molecules which encode MAGE derived nonapeptides | |
JPH08507693A (ja) | 腫瘍拒絶抗原先駆体をコード化する核酸分子 | |
JP3451356B2 (ja) | Hla−a2分子と複合する単離mage−3由来ペプチドとその利用方法 | |
US20110305722A1 (en) | Mage-c2 antigenic peptides and uses thereof | |
JP2008512120A (ja) | 癌−精巣抗原 | |
JPH11502405A (ja) | p15及びチロシナーゼ黒色腫抗原並びに診断及び治療方法におけるそれらの使用 | |
US20040033541A1 (en) | MAGE-A4 antigenic peptides and uses thereof | |
ES2251080T3 (es) | Molecula de acido nucleico aislada que codifica los precursores de antigenos de rechazo tumorales mage-c1 y mage-c2 y sus usos. | |
JPH10503928A (ja) | Hla−a2によって提示される少なくとも1つの腫瘍拒絶抗原にプロセッシングされる腫瘍拒絶抗原前駆体をコードする単離核酸分子 | |
KR20000016382A (ko) | Mage-b계통군의 구성원인 분리된 핵산분자 그리고 그것의사용 | |
JP2002534056A (ja) | 優れたワクチンの調製および使用 | |
KR20010043984A (ko) | Hla-b35 분자에 결합하는 분리된 펩티드 | |
KR20000036126A (ko) | HLA-Cw*16 분자와 복합체를 형성하는 단리 펩타이드 및 그용도 | |
US20050249743A1 (en) | Isolated peptides which bind to HLA-A24 molecules and uses thereof | |
US6682731B1 (en) | Isolated peptides derived from mage tumor rejection antigen precursors which complex with HLA-A2 molecules | |
US7488793B2 (en) | Isolated peptide which binds to HLA-Cw*07 and uses thereof | |
US20030228325A1 (en) | Isolated peptides which bind to HLA-B18 molecules and uses thereof | |
TW419483B (en) | Isolated tumor rejection antigen precursor mage-2 derived peptides, and uses thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040303 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |