JP3536151B2 - 二重チューブ - Google Patents

二重チューブ

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JP3536151B2
JP3536151B2 JP09374694A JP9374694A JP3536151B2 JP 3536151 B2 JP3536151 B2 JP 3536151B2 JP 09374694 A JP09374694 A JP 09374694A JP 9374694 A JP9374694 A JP 9374694A JP 3536151 B2 JP3536151 B2 JP 3536151B2
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高志 森
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム等金属
製のチューブ本体内に、合成樹脂製の内筒チューブを挿
入した所謂二重チューブに関し、さらに詳しくはチュー
ブ本体の口部や裾部から、内容物が外部に逸出しない内
容物の保存性に優れた二重チューブに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、アルミニウム製の外筒チューブ内
に、ポリエチレン製の内筒チューブが挿入された二重チ
ューブが使用されている。このような二重チューブは、
酸性またはアルカリ性の内容物に対しては、耐食性を有
する利点がある。すなわち、アルミニウム製等の金属は
酸性、アルカリ性によって腐食されるので、内側のポリ
エチレン製の内筒チューブが直接内容物と接触し、内容
物が外筒チューブと接触しないように構成されたもので
ある。 【0003】従来の二重チューブとしては、例えば図6
〜図9に示すようなものがある。図6中、50はポリエ
チレン製の内筒チューブであり、この内筒チューブ50
が図8および図9に示すように、アルミニウム製の外筒
チューブ54内に挿入されている。そして、内筒チュー
ブ50の口部上端51は、外筒チューブ54の口部先端
55において、外方に二重に折曲され、かつ外筒チュー
ブ54の口部先端55を包み覆い、その外方から中栓体
56が圧接して密着されることにより、中栓体56の天
面56aで内筒チューブ50の口部上端51が、外筒チ
ューブ54の口部先端55に強く圧接されて、内容物5
7がこの密着部を通して外部へ逸出しないように構成さ
れている。これにより内容物57が、外筒チューブ54
の口部先端55付近において外筒チューブ54の金属部
分に接触するのを防止することができる。一方、外筒チ
ューブ54の裾部56は、外筒チューブ54の内側に内
筒チューブ50が積層された状態で、外筒チューブ54
と内筒チューブ50とが、同時に巻締められることによ
り密封されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の発明にあっては、図6に示すように、内筒チ
ューブ50はブロー成形法により製造されるため、内筒
チューブ50の口部51の上端から裾部52の下端に至
るまで、ブロー成形金型によるパーティングライン53
が形成される欠点があった。このパーティングライン5
3の断面を拡大すると、図7に示すように、パーティン
グライン53は外側表面が、突起状53aに突出してい
る。したがって、内筒チューブ50の肉厚にばらつきが
ある。このような内筒チューブ50を二重に折曲して、
外筒チューブ54の口部先端55を覆い、内筒チューブ
50の折曲部外周に、中栓体56を圧接して、天面部5
6aで密着した場合に、中栓体56の押圧にばらつきが
発生し、中栓体56と外筒チューブ54と内筒チューブ
50との間において、密封性に欠ける欠点がある。ま
た、図9に示すように裾部56において、パーティング
ライン53を有する裾部56は、肉厚が一定でないた
め、内筒チューブ50を外筒チューブ54の内側に積層
して折曲げた場合、二重チューブの裾部56の密封性が
損なわれるという問題がある。 【0005】この発明は、このような従来の課題に着目
してなされたもので、二重チューブ内に挿入される内筒
チューブの肉厚を均一化することにより二重チューブの
密封性の向上を図ることを目的とする。 【0006】この課題を解決するため、この発明はアル
ミニウム等金属製の外筒チューブの口部先端を、合成樹
脂製の内筒チューブの口部先端によって、二重に折曲し
て覆い、内筒チューブの折曲部外周に、中栓体を圧接密
着して成る二重チューブにおいて、前記内筒チューブが
インジェクション成形法により製造され、内筒チューブ
の口部および/または裾部に、パーティングラインが存
在しないことを特徴とする二重チューブである。 【0007】 【作用】以上のような構成をもった、この発明の作用に
ついて説明する。この発明に係る内筒チューブは、イン
ジェクション成形法により製造され、口部および/また
は裾部にパーティングラインが存在しいものであるか
ら、パーティングラインが存在しない部位の内筒チュー
ブの肉厚は均一である。したがって、内筒チューブの口
部で外筒チューブの口部先端を覆い中栓体を嵌着した場
合、または内筒チューブの裾部を外筒チューブの裾部に
重ねて二重チューブの裾部を折曲げた場合において、チ
ューブ容器内に収納された内容物が、外部へ漏洩するの
を防止することができる。 【0008】 【実施例】次に、この発明を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、この発明に係る実施例を示す図面であ
る。図1および図2は、この発明に係る二重チューブの
内筒チューブを示した図面である。内筒チューブ1の上
方には、口部2が設けられ、かつ下方には裾部3が開口
されている。この発明の特徴は、内筒チューブ1の口部
2および/または裾部3に、パーティングラインが存在
しないことを特徴としている。また、この発明に係る内
筒チューブの製造方法は、インジェクション成形により
製造される。口部2または裾部3以外は、パーティング
ライン4は、内容物の漏洩に関係なく、図1に示すよう
に内筒チューブ1の胴部のみにパーティングライン4を
形成してもよく、また図2に示すようにパーティングラ
イン4がまったく形成されなくてもよい。 【0009】図3は、内筒チューブ1を外筒チューブ5
に挿入する状態、および中栓体7を外筒チューブ5の口
部6に嵌着する状態を示している。図4に示すように、
内筒チューブ1の口部2は、二重に折曲されて外筒チュ
ーブ5の口部6先端を覆い、上方から中栓体7が嵌入さ
れ、この中栓体7の天面7aが、内筒チューブ1の口部
2を押圧している。また、図5に示すように、内筒チュ
ーブ1の裾部9は、外筒チューブ5の裾部9と同時巻締
めされて折曲げられている。 【0010】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、内筒チューブがインジェクション成形法により製
造されており、内筒チューブの口部および/または裾部
に、パーティングラインが形成されないので、外筒チュ
ーブ内に挿入される内筒チューブの口部および/または
裾部の肉厚が均一化される。したがって、内容物の外部
への漏洩を防止することができ、二重チューブの密封性
の向上が図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る二重チューブの内筒チューブを
示す第1実施例の一部切欠断面図。 【図2】この発明に係る二重チューブの内筒チューブを
示す第2実施例の一部切欠断面図。 【図3】この発明に係る二重チューブを分解した場合に
おける分解斜視図を示す断面図。 【図4】この発明に係る二重チューブの口部を示す断面
図。 【図5】この発明に係る二重チューブの裾部を示す断面
図。 【図6】従来の二重チューブの内筒チューブを示す正面
図。 【図7】図6のA部拡大断面図。 【図8】従来の二重チューブの口部を示す断面図。 【図9】従来の二重チューブの裾部を示す断面図。 【符号の説明】 1 内筒チューブ 2 口部 3 裾部 4 パーティングライン 5 外筒チューブ 6 口部 7 中栓体

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】アルミニウム等金属製の外筒チューブの口
    部先端を、合成樹脂製の内筒チューブの口部先端によっ
    て、二重に折曲して覆い、内筒チューブの折曲部外周
    に、中栓体を圧接密着して成る二重チューブにおいて、
    前記内筒チューブがインジェクション成形法により製造
    され、内筒チューブの口部および/または裾部に、パー
    ティングラインが存在しないことを特徴とする二重チュ
    ーブ。
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JP2012035858A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Takeuchi Press Ind Co Ltd 二重チューブ容器

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