JP3536045B2 - 結束装置 - Google Patents

結束装置

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JP3536045B2
JP3536045B2 JP2002011270A JP2002011270A JP3536045B2 JP 3536045 B2 JP3536045 B2 JP 3536045B2 JP 2002011270 A JP2002011270 A JP 2002011270A JP 2002011270 A JP2002011270 A JP 2002011270A JP 3536045 B2 JP3536045 B2 JP 3536045B2
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忠弘 宮崎
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B27/00Bundling particular articles presenting special problems using string, wire, or narrow tape or band; Baling fibrous material, e.g. peat, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/02Applying and securing binding material around articles or groups of articles, e.g. using strings, wires, strips, bands or tapes
    • B65B13/025Hand-held tools
    • B65B13/027Hand-held tools for applying straps having preformed connecting means, e.g. cable ties

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Knives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結束装置、特に被
結束物に巻き掛けた結束バンドを引き締めて切断するこ
とのできる結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネスなどの線材やその他の被
結束物を結束するのに用いられる結束バンドとして図1
0に示した結束バンド1が知られている。この結束バン
ド1は、バンド部12の一端部にヘッド部13が連設さ
れた合成樹脂の一体成形体でなり、バンド部12の片面
側に係止突起(不図示)が形成されているのに対し、ヘ
ッド部13には、係止爪14を有するバンド部挿入孔部
15が備わっている。そして、バンド部12を曲げてそ
の他端部をバンド部挿入孔部15に片側から矢印aのよ
うに挿入して矢印bのように他側に引き出すと、バンド
部12の任意箇所で上記係止突起に上記係止爪14が係
合し、それによってバンド部12をバンド部挿入孔部1
5から反挿入方向(反矢印a方向)に引き抜くことがで
きなくなる。しかし、バンド部12を矢印b方向に引き
出す操作を行ったときには、バンド部12がバンド部挿
入孔部15に挿入されていく。
【0003】一方、上記したような結束バンド1、すな
わちバンド部12とこのバンド部12が矢印a方向に挿
入可能で反挿入方向(反矢印a方向)に引抜き不能なバ
ンド部挿入孔部15を備えたヘッド部13とを有する結
束バンド1を使ってワイヤハーネスなどの被結束物を結
束するときに用いられる結束装置として、図8及び図9
に示したものが知られていた。
【0004】図8は結束装置2の使用状態を示した要部
の説明図、図9は結束装置2の要部の概略断面図であ
る。
【0005】図8又は図9に示したように、この結束装
置2は、銃身部21を備えた銃型に形成されていて、そ
の銃身部21の先端に口金3が取り付けられ、かつ、そ
の口金3の後側にクランプ4が配備されていると共に、
口金3の裏側には切断刃5が組み込まれていると共に、
口金3はスリット状の開口31を有している。また、ク
ランプ4は、固定片41とこの固定片41に対して接近
離反揺動される可動片42とを有している。この結束装
置2では、図示していないトリガーを引き込む操作を通
じて、クランプ4が後退し、トリガーの元位置に復帰す
る操作を通じてクランプ4が前進する。そして、クラン
プ4が後退するときには、可動片42が支軸43を支点
として固定片42に近付く方向に揺動してクランプモー
ドになり、クランプ4が前進するときには、可動片42
が支軸43を支点として固定片42から離れる方向に揺
動してクランプ解除モードになる。また、クランプ4を
後退させるのに必要な力が一定値を越えるという状況が
生じたときには、図9に示したレバー51が動作して切
断刃5を押し上げることにより、その切断刃5が口金3
の開口31を横切って移動する。
【0006】したがって、図8のように結束バンド1の
バンド部12をワイヤハーネスなどの被結束物Mに巻き
掛けてヘッド部13のバンド部挿入孔部15に挿入する
と共に、そのバンド部挿入孔部15の他側へ引き出され
たバンド部12を口金3の開口31に挿通させ、さら
に、そのバンド部12をクランプ4の固定片41と可動
片42との間に挿通させた後、結束装置2の上記トリガ
ーの引込み操作と復帰操作とを繰り返すと、結束バンド
1のヘッド部13が口金3の平坦な前端面によって形成
されている受面32によって受け止められた状態で、ト
リガーが引込み操作されるごとにバンド部12がクラン
プ4によってヘッド部13のバンド部挿入孔部15から
後方へ引き出されて被結束物Mがバンド部12によって
引き締められる(結束装置の引締め機能)。
【0007】こうして被結束物Mがバンド部12によっ
て引き締められた状態を図11(A)に説明的に示して
ある。また、図11(B)にバンド部12を切断したと
きの状態を説明的に示してある。
【0008】図11(A)のように被結束物Mが引き締
められた後でのトリガーの引込み操作では、クランプ4
を図11(B)の矢印dのように後退させるのに必要な
力が一定値を越えるので、図9に示したレバー51の動
作を通じて図11(B)のように切断刃5が矢印cのよ
うに押し上げられて口金3の開口31を横切る。これに
より、切断刃5がバンド部12を切断し、バンド部12
の余剰部分12aが切断除去される(結束装置の切断除
去機能)。
【0009】従来の結束装置2において、図9に示した
切断刃5はその刃先52が直線状になっていた(以下、
直線状の刃先52を「直線刃」という)。そのため、そ
の結束装置2を用いて結束バンド1で図11(B)のよ
うに被結束物Mを結束し、バンド部12を切断して余剰
部分12aを切断除去すると、図12(A)のように、
ヘッド部13から突き出たバンド部12の切断端12b
の形状も直線状になってその切断端12bの両側にエッ
ジ12cが形作られる。
【0010】ところが、図12(A)のようにヘッド部
13から突き出たバンド部12の切断端12bの両側に
エッジ12cが形作られていると、そのエッジ12cに
作業者の手や手の指が引掛かって怪我をするという危険
がある。
【0011】そこで、そのような危険を無くするため
に、ヘッド部13から突き出たバンド部12の切断端の
形状を湾曲形状に形作る必要が生じ、その対策のため
に、図13に示したように切断刃5の刃先52を湾曲形
状に変更した。
【0012】図13は湾曲形状の刃先52を持つ切断刃
5が裏側に組み込まれた口金3の横断面形状を示した説
明図である。同図の切断刃5の刃先52の形状は、その
幅方向において中央部に近い箇所ほど後方に位置するよ
うに湾曲している。言い換えると、この切断刃5の刃先
52は、図10に示した結束バンド1のヘッド部13の
バンド部挿入孔部15からのバンド部12の引出し方向
(矢印b)の前方側に位置する湾曲形状に形成されてい
る(以下、湾曲形状の刃先52を「湾曲刃」という)。
【0013】このように、切断刃5の刃先52を直線刃
から湾曲刃に変更すると、従来の結束装置2を用いて結
束バンド1で図11(B)のように被結束物Mを結束
し、バンド部12を切断して余剰部分12aを切断除去
すると、図12(B)のように、ヘッド部13から突き
出たバンド部12の切断端12bの形状も湾曲形状にな
ってその切断端12bの両側にエッジがされなくなって
上記したような危険がなくなる。
【0014】しかしながら、従来の結束装置では、図8
で説明したように、結束バンド1のヘッド部13が口金
3の平坦な前端面で形成されている受面32によって受
け止められるようになっていた。そのため、切断刃5の
刃先52を図13のような湾曲刃に変更すると、次に図
14又は図15を参照して説明する問題が新たに発生し
た。図14は結束バンド1が正常位置に配備された状態
での口金3の横断面形状を示した説明図、図15は結束
バンド1が正常位置に配備されていない状態での口金3
の横断面形状を示した説明図である。
【0015】すなわち、図14のように、結束バンド1
のヘッド部13が口金3の先端面に備わっている平坦な
受面32の幅方向中央部に受け止められている状態で
は、ヘッド部13から突き出て口金3の開口31に挿通
されたバンド部12が切断刃5の湾曲刃でなる刃先52
の幅方向中央部に対向するので、切断刃5によってその
バンド部12が切断されると、バンド部12の切断端1
2b(図12参照)の形状が左右対称な湾曲形状に形作
られる。しかし、このようにバンド部12の切断端12
b(図12参照)の形状が左右対称な湾曲形状に形作ら
れるのは、図14のように結束バンド1のヘッド部13
が口金3の平坦な受面32の幅方向中央部に受け止めら
れているときだけであり、その他の状態では、バンド部
12の切断端12b(図12参照)の形状が左右対称な
湾曲形状に形作られなくなる。たとえば、図15のよう
に、結束バンド1のヘッド部13が口金3の平坦な受面
32の中央部から片側に偏った箇所で受け止められてい
る状態では、ヘッド部13から突き出て口金3の開口3
1に挿通されたバンド部12が切断刃5の湾曲刃でなる
刃先52の幅方向中央部から片側に偏った箇所に対向す
るようになるので、切断刃5によってそのバンド部12
が切断されると、バンド部12の切断端12b(図12
参照)の形状が左右非対称になって切断端12bの片側
にエッジが形成されたりする。また、場合によっては、
バンド部12の一部だけが切断刃5によって切断され、
バンド部12に切り残しが生じてバンド部12が切断除
去されなくなるという事態が起こり得る。なお、図14
及び図15において、L1は口金1の受面32の幅方向
中央部及び切断刃5の湾曲刃の幅方向中央部を通りかつ
上記引出し方向に平行に延びる中心軸線を示し、L2は
結束バンド1のバンド部12の幅方向中央部を通る中心
軸線を示しており、図14の場合には2つの中心軸線L
1,L2が一致している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の結束装置では、切断刃5の刃先52が直線刃であ
ったので、被結束物Mを結束した結束バンド1のバンド
部12の切断端12bの形状が直線状になり、その切断
端12bの両側に形成されるエッジ12cで作業者が怪
我をする危険があった。
【0017】そこで、その危険を解消するために、切断
刃5の刃先52を湾曲刃に変更すると、今度は、口金3
の受面32が平坦面であるために、結束バンド1のヘッ
ド部3を口金3の受面32の幅方向中央部に位置決めし
て受け止めさせるための面倒で煩わしい手作業が必要に
なり、そのために多くの箇所を結束することが必要にな
る結束作業の作業効率が大幅に低下してしまうという問
題があった。
【0018】本発明は以上の状況や問題に鑑みてなされ
たものであり、口金の受面の形状に工夫を講じることに
よって、結束バンドで被結束物を引き締める作業を通じ
て結束バンドのヘッド部が口金の受面の幅方向中央部に
自然に位置決めされるようになって、ヘッド部から突き
出たバンド部に切り残しが生じるという事態が起こらな
くなる結束装置を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、切断刃の刃先を湾曲刃に
した場合に、結束バンドのヘッド部を手作業で口金の受
面の幅方向中央部に位置決めするという作業を行わなく
ても、そのヘッド部が口金の受面の幅方向中央部に自然
に位置決めされてそのヘッド部から突き出たバンド部の
切断端が左右対称の湾曲形状に形作られるようになる結
束装置を提供することを目的とする。
【0020】さらに、本発明は、結束バンドのヘッド部
から突き出たバンド部の突出し長さを正確に定めること
が可能な結束装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る結束装置
は、バンド部とこのバンド部が挿入可能で反挿入方向に
引抜き不能なバンド部挿入孔部を備えたヘッド部とを有
する結束バンドの上記バンド部挿入孔部に挿入された上
記バンド部を、上記バンド部挿入孔部からの引出し方向
に引き出してそのバンド部を巻き掛けた被結束物を引き
締める引締め機能と、被結束物を引き締めた後で上記バ
ンド部挿入孔部から引き出されている上記バンド部の余
剰部分を切断除去する切断除去機能とを有し、上記引締
め機能が、口金の前端面に具備された受面で上記ヘッド
部を受け止めた状態で、その口金のスリット状の開口に
挿通された上記バンド部の余剰部分をクランプ機構によ
り掴ませて上記引出し方向に引き出すことによって発揮
されるようになっている。この条件は、図8又は図9な
どで説明した結束装置に備わっている。
【0022】本発明では、上記口金の上記受面が、その
幅方向において中央部に近い箇所ほど上記引出し方向前
方側に位置し、かつ、上記ヘッド部に対する滑り性を備
えた傾斜面によって形成されている。この構成であれ
ば、結束バンドのヘッド部を口金の受面に受け止めさせ
た上で、そのヘッド部から突き出たバンド部をクランプ
機構により掴ませ引出し方向に引き出して被結束物を引
き締めると、ヘッド部が受面に押し付けられる。そのた
め、ヘッド部が受面の幅方向中央部に位置しているとき
にはヘッド部がその位置で受面に押し付けられるのに対
し、ヘッド部が受面の幅方向中央部から片側に偏ってい
るときには、ヘッド部が受面を滑ってその受面の幅方向
中央部に寄せられるという求心作用が発揮される。その
ため、被結束物を引き締めた後でヘッド部のバンド部挿
入孔部から引き出されているバンド部の余剰部分を切断
除去する際には、ヘッド部が受面の幅方向中央部に自然
に位置決めされており、しかも、ヘッド部から突き出た
バンド部が切断刃の刃先の幅方向中央部に対向してその
刃先の幅方向中央部で切断されるようになる。
【0023】本発明において、上記受面を形成している
上記傾斜面は、上記受面の中央部を通りかつ上記引出し
方向に平行に延びる中心軸線を挟んで位置する平坦な片
側領域と平坦な他側領域との上記中心軸線に対する開き
角度が同一である谷形に形成されていることが望まし
い。これによれば、結束バンドのヘッド部が受面の上記
中心軸線の左右どちらの側に偏って配備されていても、
被結束物が引き締められてヘッド部が受面に押し付けら
れると、上記した受面の求心作用によってヘッド部が受
面の幅方向中央部に同じ状態で位置決めされる。
【0024】本発明では、上記切断除去機能が、上記口
金の裏側でスリット状の上記開口を横切って移動する切
断刃によって発揮されるようになっており、かつ、その
切断刃の刃先が、その幅方向において中央部に近い箇所
ほど上記引出し方向前方側に位置する湾曲形状に形成さ
れていることが望ましい。これによれば、受面が上記し
た求心作用を発揮することと、切断刃の刃先が湾曲刃で
あることとが相まって、ヘッド部から突き出たバンド部
の切断端の湾曲形状が左右対称になってその両端にエッ
ジが形作られなくなる。
【0025】本発明では、上記受面によって受け止めら
れる上記ヘッド部の端面と上記バンド部の切断端との間
隔が、上記受面による上記ヘッド部の受止め箇所と上記
切断刃の刃先との間隔によって定まるようになってい
る。これによれば、受面によるヘッド部の受止め箇所と
切断刃の刃先との間隔が、ヘッド部の端面とバンド部の
切断端との間隔に正確に反映される。
【0026】本発明では、上記受面に具備されている上
記片側領域と上記他側領域とに跨がって上記ヘッド部を
受け入れてそのヘッド部を上記受面の幅方向中央部で位
置決めする凹所が備わり、その凹所の底面が、上記ヘッ
ド部を受け止める補助受面として形成されていてもよ
い。そして、この場合には、上記補助受面によって受け
止められる上記ヘッド部の端面と上記バンド部の切断端
との間隔が、上記補助受面による上記ヘッド部の受止め
箇所と上記切断刃の刃先との間隔によって定まるように
なっていることが望ましい。これによれば、補助受面に
よるヘッド部の受止め箇所と切断刃の刃先との間隔が、
ヘッド部の端面とバンド部の切断端との間隔に正確に反
映される。また、ヘッド部が凹所に入る大きさであれば
補助受面がヘッド部を受け止めて受面ないし補助受面の
幅方向中央部に位置決めすることに役立ち、ヘッド部が
凹所に入らない大きさであれば凹所の周囲の受面がヘッ
ド部を受け止めて受面の幅方向中央部に位置決めするこ
とに役立つ。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る結束装置に用
いられる口金3の概略斜視図、図2は同口金3に切断刃
5を組み付けた状態での縦断面図、図3及び図4は図1
の口金3を採用した第1実施形態に係る結束装置の作用
説明図である。以下、この発明の実施形態を説明する。
なお、実施形態の説明では必要に応じて図8〜図12な
どを参照することとする。
【0028】図1の口金3は、図8及び図9で説明した
結束装置2の口金3と置き換えて用いられる。図1の口
金3は、その前端面の全体が受面32として形成されて
おり、しかも、その受面32は図10で示したような結
束バンド1のヘッド部13に対する滑り性に富んでい
る。受面32の滑り性は、口金3の材料を適宜選択した
り受面32にめっき層を形成したりすることなどによっ
て高めることが可能である。図例の口金3の受面32は
平坦な片側領域33と平坦な他側領域34とに左右に2
区画されていて、それらの各領域33,34が谷形の傾
斜面を形成している。しかも、各領域33,34の境界
部分35が受面32の幅方向中央部に位置している。し
たがって、この受面32は、その幅方向W1において中
央部に近い箇所ほど後方に位置する傾斜面によって形成
されている。言い換えると、受面32を形成している谷
形の傾斜面は、図8で説明した態様で被結束物を結束バ
ンド1で結束する場合に、受面32に受け止めさせた結
束バンド1のヘッド部13のバンド部挿入孔部15に挿
通したバンド部12をそのバンド部挿入孔部15から引
出す方向(矢印b:図10参照)に位置する箇所ほど引
出し方向bの前方側に位置している。しかも、図7に示
したように、受面32を形成している谷形の傾斜面は、
受面の中央部を通りかつ上記引出し方向bに平行に延び
る中心軸線L1を挟んで位置する平坦な片側領域33と
平坦な他側領域34との上記中心軸線L1に対する開き
角度θ1,θ2が同一になっている。
【0029】また、受面32を備える口金3は、横長ス
リット状の開口31を有していると共に、その裏側に切
断刃5が上下スライド可能に配備されている。図3又は
図4に説明的に示したように、切断刃5は、その刃先5
2が湾曲刃として形成されてる。すなわち、刃先52
が、その幅方向において中央部に近い箇所ほど上記引出
し方向bの前方側に位置する湾曲形状に形成されてい
る。なお、上記開口31は片側端部が開放されていて、
その開放口31aを通して上記した結束バンド1のバン
ド部12を中間部分を開口31に嵌め込んで挿通させる
ことができる。
【0030】上記口金3は、図9に示した口金3に置き
換えて、結束装置2の銃身部21の先端にビス止めなど
の適宜手段で取り付けられる。また、図2に示した切断
刃5には、図9のレバー51が連結され、そのレバー5
1の動作によって切断刃5が上下スライドされる。
【0031】実施形態の結束装置2においても、冒頭で
図8又は図9を参照して説明したように、口金3の後側
にクランプ4が配備されていて、クランプ4は、固定片
41とこの固定片41に対して接近離反揺動される可動
片42とを有している。そして、図示していないトリガ
ーを引き込む操作を通じて、クランプ4が後退し、トリ
ガーの元位置に復帰する操作を通じてクランプ4が前進
する。そして、クランプ4が後退するときには、可動片
42が支軸43を支点として固定片42に近付く方向に
揺動してクランプモードになり、クランプ4が前進する
ときには、可動片42が支軸43を支点として固定片4
2から離れる方向に揺動してクランプ解除モードにな
る。また、クランプ4を後退させるのに必要な力が一定
値を越えるという状況が生じたときには、図9に示した
レバー51が動作して切断刃5を押し上げることによ
り、その切断刃5が口金3の開口31を横切って移動す
る。
【0032】したがって、図8のように結束バンド1の
バンド部12をワイヤハーネスなどの被結束物Mに巻き
掛けてヘッド部13のバンド部挿入孔部15に挿入する
と共に、そのバンド部挿入孔部15の他側へ引き出され
たバンド部12を口金3の開口31に挿通させ、さら
に、そのバンド部12をクランプ4の固定片41と可動
片42との間に挿通させた後、結束装置2の上記トリガ
ーの引込み操作と復帰操作とを繰り返すと、結束バンド
1のヘッド部13が口金3の受面32によって受け止め
られた状態で、トリガーが引込み操作されるごとにバン
ド部12がクランプ4によってヘッド部13のバンド部
挿入孔部15から後方へ引き出されて被結束物Mがバン
ド部12によって引き締められ、引締め機能が発揮され
る。こうして図11(A)のように被結束物Mが引き締
められた後でのトリガーの引込み操作では、クランプ4
を図11(B)の矢印dのように後退させるのに必要な
力が一定値を越えるので、図9に示したレバー51の動
作を通じて図11(B)のように切断刃5が矢印cのよ
うに押し上げられて口金3の開口31を横切る。これに
より、切断刃5がバンド部12を切断し、バンド部12
の余剰部分12aが切断除去され、切断除去機能が発揮
される。そして、図3のように切断刃5の刃先52が湾
曲刃になっているので、ヘッド部13から突き出たバン
ド部12の切断端12bの形状も図12(B)に示した
ような湾曲形状になってその切断端12bの両側にエッ
ジがされなくなって作業者が怪我をするといった危険が
なくなる。
【0033】次に、この実施形態の結束装置2におい
て、口金3の受面32は、その幅方向W1において中央
部に近い箇所ほど上記引出し方向bの前方側に位置し、
かつ、結束バンド1のヘッド部13に対する滑り性を備
えた傾斜面によって形成されている。そのため、被結束
物Mに巻き掛けられてヘッド部13のバンド部挿通孔部
15に挿通させたバンド部12を口金3の開口31に挿
通させた初期の状態が、たとえば図4のように受面32
の片側に偏っていたとしても、結束バンド1のヘッド部
13を受面32に受け止めさせた上で、そのヘッド部1
3から突き出たバンド部12を図8に示したクランプ機
構4により掴ませ引出し方向bに引き出して被結束物M
を引き締めると、ヘッド部13が受面32を滑ってその
受面32の幅方向中央部に寄せられるという求心作用が
発揮される。そのため、被結束物Mを引き締めた後でヘ
ッド部13から突き出ているバンド部12の余剰部分を
切断除去する際には、ヘッド部13が図3のように受面
32の幅方向中央部に自然に位置決めされており、しか
も、ヘッド部13から突き出たバンド部12が切断刃5
の刃先52の幅方向中央部に対向してその刃先52の幅
方向中央部で切断される。バンド部12を口金3の開口
31に挿通させた初期の状態で既にヘッド部13が図3
のように受面32の幅方向中央部に位置しているときに
はヘッド部13がその位置で受面32に押し付けられる
ため、ヘッド部13から突き出たバンド部12も切断刃
5の刃先52の幅方向中央部に対向してその刃先52の
幅方向中央部で切断される。
【0034】この実施形態では、受面32がその中心軸
線L1を挟んで位置する左右の平坦な領域33,34の
中心軸線L1に対する開き角度θ1,θ2が同一になっ
ているため、初期の状態で結束バンド1のヘッド部13
が受面32の中心軸線L1の左右どちらの側に偏って配
備されたとしても、被結束物Mが引き締められてヘッド
部13が受面32に押し付けられると、その受面32の
求心作用によってヘッド部13が受面32の幅方向中央
部に同じ状態で位置決めされ、その結果、多くの箇所で
結束装置を行う場合にどの箇所の結束バンド1のバンド
部12の切断端も同じ形状に仕上がるという利点があ
る。
【0035】図5は本発明に係る結束装置に用いられる
他の口金3の概略斜視図、図6は図5の口金3を採用し
た第2実施形態に係る結束装置の作用説明図である。以
下、図5の口金3を採用したこの発明の実施形態を説明
する。なお、実施形態の説明では必要に応じて図1や図
2などを参照することとする。
【0036】図5の口金3は、受面32に具備されてい
る平坦な片側領域33と平坦な他側領域34とに跨がっ
て横長の凹所36が形成され、その凹所36の底面が補
助受面36aとして形成されていると共に、その凹所3
6の底壁部分にスリット状に形成された開口31が備わ
っている。なお、図例では、受面32を形成している谷
形の傾斜面の谷底部分37を平坦に形作ってある。上記
した以外は、図1又は図2で説明した口金3と同じ構成
が採用されている。
【0037】図5の口金3を銃身部21に取り付けた結
束装置2によると、ヘッド部13の大きさが異なる結束
バンド1に応じて、受面32と補助受面36aを使い分
けて結束作業を行うことができる。すなわち、凹所36
に入る大きさのヘッド部13を備えた結束バンド1で被
結束物Mを結束する際には、結束装置2で上述した引締
め機能を発揮させると、受面32の求心作用によってヘ
ッド部13が図6に仮想線で示したように凹所36に入
って補助受面36aによって受け止められて受面32の
幅方向中央部に位置決めされる。また、凹所36に入ら
ない大きさのヘッド部13を備えた結束バンド1で被結
束物Mを結束する際には、結束装置2で上述した引締め
機能を発揮させると、受面32の求心作用によってヘッ
ド部13が凹所36に入らずに受面32によって受け止
められて受面32の幅方向中央部に位置決めされる。そ
の他の作用は、図1又は図2で説明した口金3と同等に
発揮される。
【0038】ところで、図1で説明した口金3を用いた
結束装置2では、図3に示したように、受面32によっ
て受け止められるヘッド部13の端面とバンド部12の
切断端との間隔X1が、受面32によるヘッド部13の
受止め箇所と切断刃5の刃先52との間隔によって正確
に定まる。そのため、受面32によるヘッド部13の受
止め箇所と切断刃5の刃先52との間隔が、ヘッド部1
3の端面とバンド部12の切断端との間隔X1に正確に
反映される。同様に、図5に示した口金3を用いた結束
装置において、凹所36に入る大きさのヘッド部13を
備えた結束バンド1を取り扱うときには、図6のよう
に、補助受面36aによって受け止められるヘッド部1
3の端面とバンド部12の切断端との間隔X2が、補助
受面36aによるヘッド部13の受止め箇所と切断刃5
の刃先52との間隔によって正確に定まる。そのため、
補助受面36aによるヘッド部13の受止め箇所と切断
刃5の刃先52との間隔が、ヘッド部13の端面とバン
ド部12の切断端との間隔X2に正確に反映される。
【0039】そして、図1で説明した口金3の場合に
は、受面32によるヘッド部13の受止め箇所と切断刃
5の刃先52との間隔を変えることによって、図5で説
明した口金3の場合には、補助受面36aによるヘッド
部13の受止め箇所と切断刃5の刃先52との間隔を変
えることによって、ヘッド部13の端面とバンド部12
の切断端との間隔X1,X2を変更することが可能であ
る。
【0040】なお、図1〜図15では説明を簡略にする
ために、同一又は相応する部分に同一符号を付してあ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る結束
装置によれば、結束バンドで被結束物を引き締める作業
を通じて結束バンドのヘッド部が口金の受面の幅方向中
央部に自然に位置決めされるようになるので、ヘッド部
から突き出たバンド部に切り残しが生じるという事態が
起こらない。また、切断刃の刃先を湾曲刃にしたもので
は、結束バンドのヘッド部を手作業で口金の受面の幅方
向中央部に位置決めするという作業を行わなくても、そ
のヘッド部が口金の受面の幅方向中央部に自然に位置決
めされてそのヘッド部から突き出たバンド部の切断端が
左右対称の湾曲形状に形作られるようになり、安全な結
束作業を行うことができるようになる。さらに、結束バ
ンドのヘッド部から突き出たバンド部の突出し長さを正
確に定めることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結束装置に用いられる口金の概略
斜視図である。
【図2】同口金に切断刃を組み付けた状態での縦断面図
である。
【図3】図1の口金3を採用した第1実施形態に係る結
束装置の作用説明図である。
【図4】図1の口金3を採用した第1実施形態に係る結
束装置の他の状態での作用説明図である。
【図5】本発明に係る結束装置に用いられる他の口金の
概略斜視図である。
【図6】図5の口金を採用した第2実施形態に係る結束
装置の作用説明図である。
【図7】受面を形成している谷形の傾斜面の開き角度を
示した説明図である。
【図8】結束装置の使用状態を示した要部の説明図であ
る。
【図9】結束装置の要部の概略断面図である。
【図10】結束バンドを例示した側面図である。
【図11】(A)は被結束物Mが引き締められた状態の
説明図、(B)はバンド部を切断したときの状態の説明
図である。
【図12】(A)は直線刃を用いた場合のバンド部の切
断端の形状を示した説明図、(B)は湾曲刃を用いた場
合のバンド部の切断端の形状を示した説明図である。
【図13】湾曲刃を持つ切断刃が裏側に組み込まれた口
金の横断面形状を示した説明図である。
【図14】結束バンドが正常位置に配備された状態での
口金の横断面形状を示した説明図である。
【図15】結束バンドが正常位置に配備されていない状
態での口金の横断面形状を示した説明図である。
【符号の説明】
1 結束バンド 3 口金 4 クランプ機構 5 切断刃 12 バンド部 12a バンド部の余剰部分 12b バンド部の切断端 13 ヘッド部 15 バンド部挿入孔部 31 開口 32 受面 33 片側領域 34 他側領域 36 凹所 36a 補助受面 52 切断刃の刃先 b 引出し方向 θ1,θ2 開き角度 M 被結束物 L1 中心軸線 X1,X2 ヘッド部の端面とバンド部の切断端との間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/00 B65B 27/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド部とこのバンド部が挿入可能で反
    挿入方向に引抜き不能なバンド部挿入孔部を備えたヘッ
    ド部とを有する結束バンドの上記バンド部挿入孔部に挿
    入された上記バンド部を、上記バンド部挿入孔部からの
    引出し方向に引き出してそのバンド部を巻き掛けた被結
    束物を引き締める引締め機能と、被結束物を引き締めた
    後で上記バンド部挿入孔部から引き出されている上記バ
    ンド部の余剰部分を切断除去する切断除去機能とを有
    し、上記引締め機能が、口金の前端面に具備された受面
    で上記ヘッド部を受け止めた状態で、その口金のスリッ
    ト状の開口に挿通された上記バンド部の余剰部分をクラ
    ンプ機構により掴ませて上記引出し方向に引き出すこと
    によって発揮されるようになっている結束装置におい
    て、 上記口金の上記受面が、その幅方向において中央部に近
    い箇所ほど上記引出し方向前方側に位置し、かつ、上記
    ヘッド部に対する滑り性を備えた傾斜面によって形成さ
    れており、 上記切断除去機能が、上記口金の裏側でスリット状の上
    記開口を横切って移動する切断刃によって発揮されるよ
    うになっており、かつ、その切断刃の刃先が、その幅方
    向において中央部に近い箇所ほど上記引出し方向前方側
    に位置する湾曲形状に形成されて いることを特徴とする
    結束装置。
  2. 【請求項2】 上記受面を形成している上記傾斜面は、
    上記受面の中央部を通りかつ上記引出し方向に平行に延
    びる中心軸線を挟んで位置する平坦な片側領域と平坦な
    他側領域との上記中心軸線に対する開き角度が同一であ
    る谷形に形成されている請求項1に記載した結束装置。
  3. 【請求項3】 上記受面によって受け止められる上記ヘ
    ッド部の端面と上記バンド部の切断端との間隔が、上記
    受面による上記ヘッド部の受止め箇所と上記切断刃の刃
    先との間隔によって定まるようになっている請求項
    記載した結束装置。
  4. 【請求項4】 上記受面に具備されている上記片側領域
    と上記他側領域とに跨がって上記ヘッド部を受け入れて
    そのヘッド部を上記受面の幅方向中央部で位置決めする
    凹所が備わり、その凹所の底面が、上記ヘッド部を受け
    止める補助受面として形成されている請求項2に記載し
    た結束装置。
  5. 【請求項5】 上記補助受面によって受け止められる上
    記ヘッド部の端面と上記バンド部の切断端との間隔が、
    上記補助受面による上記ヘッド部の受止め箇所と上記切
    断刃の刃先との間隔によって定まるようになっている請
    求項に記載した結束装置。
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