JP3535621B2 - 焼成用焼台 - Google Patents

焼成用焼台

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    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B11/00Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
    • B28B11/003Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles the shaping of preshaped articles, e.g. by bending
    • B28B11/005Using heat to allow reshaping, e.g. to soften ceramic articles

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  • Ceramic Engineering (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全体が湾曲した曲
がりタイルや陶板などの焼成に用いられる焼成用焼台の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】湾曲した曲がりタイルや陶板を焼成する
際には、これらの被焼成品をこれに対応した湾曲面を持
つ焼成用焼台の上に載せて焼成する必要がある。このた
めに、従来から例えばかまぼこ状の焼成用焼台が用いら
れているが、従来の焼成用焼台はかさ比重が2.0 〜2.5
程度のキャスタブルセラミックよりなるものが普通であ
った。
【0003】このために従来の焼成用焼台は重量及び熱
容量が大きくなり、ヒートショックに弱いうえ、焼成用
焼台による持ち出し熱量が大きくなって焼成炉の熱効率
が悪くなるという問題があった。また使用中に焼成用焼
台が反ることが避けられず、被焼成品もそれに合わせて
変形してしまうため、製品の寸法精度を出しにくいとい
う問題もあった。更に焼成用焼台の内部には炉内の熱風
が入らないために、被焼成品に焼きむらが生じ易く、均
一焼成が行いにくいという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、湾曲した曲がりタイルや陶板を寸
法精度よくかつ均一に焼成することができ、またヒート
ショックに強く持ち出し熱量の少ない焼成用焼台を提供
するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の焼成用焼台は、軽量セラミックよ
りなり、被焼成品を支持する湾曲面をリブにより支えた
形状を持ち、リブ自体あるいはリブとリブの間に熱風を
通過させるための複数の貫通孔または開孔部を備えたこ
とを特徴とするものである。なお、被焼成品を支持する
湾曲面の全部の端縁と底面との間に、それぞれ貫通孔ま
たは開孔部を形成した構造とすることができる。また、
底面を複数本の棒状体により構成することができる。さ
らに、かさ比重が1.0 〜1.7 の軽量セラミックよりなる
ものとすることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ更に詳細に説明する。図1に示
す第1例の焼成用焼台は、被焼成品を支持するための凸
状の湾曲面1を備えたものであり、その下面に無機接着
材で固定された4枚のリブ2によりこの湾曲面1を支え
た形状となっている。各リブ2の底面は平板3に無機接
着材で固定されている。そして各リブ2にはそれぞれ6
個ずつの貫通孔4が透設されており、炉内の熱風や冷却
風がこれらの貫通孔4を通って焼成用焼台の内部に進入
することができるようになっている。また、平板3の中
央にも貫通孔5が形成されている。
【0007】この焼成用焼台は、かさ比重が1.0 〜1.7
の軽量セラミックよりなるものであるが、ここではムラ
イト質の多孔質セラミックが用いられている。なお本発
明においてかさ比重を1.0 〜1.7 としたのは、かさ比重
が1.0 未満であると機械的な強度が出にくく、逆に1.7
を越えると重量及び熱容量が増加して本発明の利点が損
なわれるからである。このような多孔質セラミックは、
例えば木くず、スチレンビーズ、ウレタン等の造孔材を
混入して焼成する方法や、セラミックファイバーを混入
し固め焼成する方法等によって製造することができる。
【0008】次に図2に示す第2例の焼成用焼台も、被
焼成品を支持するための凸状の湾曲面1を備えたもので
あるが、この湾曲面1を支えるためのリブ2が図1とは
直角な方向に無機接着材で固定されている。この実施例
ではリブ2自体には貫通孔は設けられていないのである
が、リブ2、2間に端面から他端面まで通じる開孔部6
が形成されている。この第2例の焼成用焼台は、かさ比
重が1.0 〜1.7 のコージライト質の多孔質セラミックが
用いられている。
【0009】次に図3に示す第3例の焼成用焼台は、被
焼成品を支持するための凹状の湾曲面1を備えたもので
ある。この凹状の湾曲面1も4枚のリブ2により支えら
れており、各リブ2自体に貫通孔4が透設されているの
みならず、左右の側面にも開孔部6が形成されて熱風の
通りを良くしている。第3例の実施例の焼成用焼台は、
かさ比重が1.0 〜1.7 のムライト−コージライト質の多
孔質セラミックが用いられている。また湾曲面1、リブ
2、底板はそれぞれ無機質の接着材で固定された構造と
なっている。
【0010】これらの焼成用焼台はいずれもその湾曲面
1上に被焼成品を載せ、焼成炉において例えば1200〜13
00℃の焼成を行うものである。いずれの焼成用焼台も、
かさ比重が1.0 〜1.7 の軽量セラミックよりなるもので
あるために重量及び熱容量が小さく、炉からの持ち出し
熱量を小さくしてヒートロスを減少させることができ
る。
【0011】またこれらの焼成用焼台は、被焼成品を支
持する湾曲面1をリブ2により支えた形状としたので、
従来の中実の一体品に比較して使用中の反りがはるかに
少なく、湾曲面1が所定形状を保つことができるので、
湾曲した曲がりタイルや陶板を寸法精度よく焼成するこ
とができる。
【0012】またこれらの焼成用焼台は、従来の鋳込み
品に比較して熱容量が小さいために迅速焼成にも使用す
ることができる。例えば従来は均一な製品を得るために
1200℃の焼成を行う場合に8時間程度を必要としていた
が、本発明の焼成用焼台を使用すればローラハースキル
ンを用いて3〜4時間の迅速焼成を行うことも可能であ
る。
【0013】しかもこれらの焼成用焼台は、リブ2自体
あるいはリブ2、2間の貫通孔4や開孔部6を通じて熱
風が焼成用焼台の内部に進入することができるので、被
焼成品は焼成用焼台の内部からも熱を受けることとな
り、焼きむらのない均一焼成が可能となる。
【0014】図4は第4例の焼成用焼台を示すもので、
被焼成品を支持するための凸状の湾曲面1を4枚のリブ
2により支えた形状であり、各リブ2にはそれぞれ6個
ずつの貫通孔4が透設されていることは図1の焼成用焼
台と同様である。しかしこの図4の焼成用焼台において
は、湾曲面1の全部の端縁が底面からやや上方にあり、
湾曲面1の全部の端縁と底面の平板3との間に、それぞ
れ貫通孔4または開孔部6が形成されている。このた
め、図3に示したものと同様に、湾曲面1の内部に四方
から熱風が進入することができ、均一焼成が可能となる
とともに、冷却工程においては冷却風が進入し易くな
り、内部に熱がこもりにくくなる利点がある。
【0015】図5は第5例の焼成用焼台は、底面を複数
本の棒状体7により構成したものである。このような構
造としておけば、複数本の棒状体7、7間にも隙間が形
成されるため、底面を平板3により構成していた他の例
の焼成用焼台に比較して一段と熱風や冷却風の通風状態
が良くなる利点がある。
【0016】本発明の効果を確認するために、次の試験
を行った。まず図6に示される湾曲面1を貫通孔4付き
のリブ2により支えた形状を持つ焼成用焼台を、かさ比
重が1.0 、1.3 、1.5 、1.7 、1.9 のムライト−コージ
ライト質の材料で作成した。また比較のために、同一形
状の焼成用焼台を、かさ比重が2.0 、2.4のムライト−
コージライト質の材料で作成した。これらを使用して60
0 ×600 ×10t mmの曲がりタイルを50枚ずつ、焼成し
た。焼成は最高温度が1250℃、焼成時間3時間のローラ
ーハースキルンにより行い、焼成後の良品数で評価し
た。その結果は表1に示すとおりである。
【0017】
【表1】
【0018】次に、かさ比重が1.5 のムライト−コージ
ライト質の材料で図1、図6に示した形状の焼成用焼台
を作成した。この焼成用焼台と、比較のためにかさ比重
が2.0 のムライト−コージライト質の材料の鋳込み品と
を使用し、600 ×600 ×10t mmの曲がりタイルを50枚ず
つ、焼成した。焼成は最高温度1250℃のローラーハース
キルンにより行い、焼成時間は3時間と5時間とした。
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の焼成用
焼台は湾曲した曲がりタイルや陶板を寸法精度よくかつ
均一に焼成することができるものであり、またヒートシ
ョックに強く迅速焼成が可能であるうえ、持ち出し熱量
が少なくヒートロスの低減を図ることもできる利点があ
る。よって本発明は従来の問題点を解決したものとし
て、工業的価値の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の第2例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施形態の第3例を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施形態の第4例を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施形態の第5例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施形態の第6例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 湾曲面、2 リブ、3 平板、4 貫通孔、5 貫
通孔、6 開孔部、7棒状体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽量セラミックよりなり、被焼成品を支
    持する湾曲面をリブにより支えた形状を持ち、リブ自体
    あるいはリブとリブの間に熱風を通過させるための複数
    の貫通孔または開孔部を備えたことを特徴とする焼成用
    焼台。
  2. 【請求項2】 被焼成品を支持する湾曲面の全部の端縁
    と底面との間に、それぞれ貫通孔または開孔部を形成し
    た請求項1記載の焼成用焼台。
  3. 【請求項3】 底面を複数本の棒状体により構成した請
    求項1または2記載の焼成用焼台。
  4. 【請求項4】 かさ比重が1.0 〜1.7 の軽量セラミック
    よりなる請求項1〜3のいずれかに記載の焼成用焼台。
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ES2387151B1 (es) * 2012-05-04 2013-05-07 Estudio Ceramico, S.L. Metodo y sistema para el moldeo de baldosas ceramicas conformadas
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