JPH08143369A - 陶磁器焼成用支承具 - Google Patents
陶磁器焼成用支承具Info
- Publication number
- JPH08143369A JPH08143369A JP6309691A JP30969194A JPH08143369A JP H08143369 A JPH08143369 A JP H08143369A JP 6309691 A JP6309691 A JP 6309691A JP 30969194 A JP30969194 A JP 30969194A JP H08143369 A JPH08143369 A JP H08143369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pottery
- supporting means
- receiving
- mounting holes
- firing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多様な形状の陶磁器に対応することができ、
かつ、焼成時間を短縮することができる陶磁器焼成用支
承具を提供する。 【構成】 支承板に比較的大きい通気窓3、4と比較的
小さい取付孔2とを多数個形成し、その取付孔2に、陶
磁器素地の下面に対応する受面8を有する受材5a,5
b、5cを着脱自在に取り付けた構成とした。
かつ、焼成時間を短縮することができる陶磁器焼成用支
承具を提供する。 【構成】 支承板に比較的大きい通気窓3、4と比較的
小さい取付孔2とを多数個形成し、その取付孔2に、陶
磁器素地の下面に対応する受面8を有する受材5a,5
b、5cを着脱自在に取り付けた構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多種類の陶磁器を能率よ
く焼成するために使用するセッター、匣鉢などの支承具
に関する。
く焼成するために使用するセッター、匣鉢などの支承具
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、湾曲した和瓦にかわって西洋風の
平板瓦が多用されるようになっているが、規格化されて
おらず、多種多用な瓦が要求されている。
平板瓦が多用されるようになっているが、規格化されて
おらず、多種多用な瓦が要求されている。
【0003】このため、本願出願人は実開昭4−106
337号公報に記載されているように支承板に陶磁器素
地の下面に対応した形状の受面を有する受材を着脱自在
に取り付けた匣鉢を提案し、受材の交換により多様な形
状の陶磁器に対応できるようにしたが、炉内の熱気が支
承板で遮られて陶磁器の完全焼成に時間を要する点で改
良の余地があった。
337号公報に記載されているように支承板に陶磁器素
地の下面に対応した形状の受面を有する受材を着脱自在
に取り付けた匣鉢を提案し、受材の交換により多様な形
状の陶磁器に対応できるようにしたが、炉内の熱気が支
承板で遮られて陶磁器の完全焼成に時間を要する点で改
良の余地があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、多様な形状の陶磁器に対応することがで
き、かつ、焼成時間を短縮することができる陶磁器焼成
用支承具を提供することである。
する課題は、多様な形状の陶磁器に対応することがで
き、かつ、焼成時間を短縮することができる陶磁器焼成
用支承具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、支承板に比較的大きい通気窓
と比較的小さい取付孔とを多数個形成し、該取付孔に、
陶磁器素地の下面に対応する受面を有する受材を着脱自
在に取り付けた構成とした。
決するための手段として、支承板に比較的大きい通気窓
と比較的小さい取付孔とを多数個形成し、該取付孔に、
陶磁器素地の下面に対応する受面を有する受材を着脱自
在に取り付けた構成とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】本発明は上記構成になり、取付
孔に陶磁器素地の下面に対応する受面を有する受材を着
脱自在に取り付けたから多様な形状の陶磁器の焼成に使
用することができるとともに、支承板に比較的大きい通
気窓を設けたから、陶磁器素地の下面への熱伝達が向上
して焼成時間を短縮することができ、かつ、支承具自体
が軽量化され、熱効率が向上する効果がある。
孔に陶磁器素地の下面に対応する受面を有する受材を着
脱自在に取り付けたから多様な形状の陶磁器の焼成に使
用することができるとともに、支承板に比較的大きい通
気窓を設けたから、陶磁器素地の下面への熱伝達が向上
して焼成時間を短縮することができ、かつ、支承具自体
が軽量化され、熱効率が向上する効果がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0008】図1〜図3に示す実施例において、1はロ
ーラーキルンにおいて陶磁器素地を載せて搬送する耐火
物製の長方形の支承板からなるセッターであって、小さ
い角形の取付孔2とそれより大きい小通気窓3とそれよ
りさらに大きい大通気窓4が適宜の配列で透設されてい
る。
ーラーキルンにおいて陶磁器素地を載せて搬送する耐火
物製の長方形の支承板からなるセッターであって、小さ
い角形の取付孔2とそれより大きい小通気窓3とそれよ
りさらに大きい大通気窓4が適宜の配列で透設されてい
る。
【0009】5a、5bは本体6の上面に受面8を形成
し、下面に脚部7を形成した受材であって、段付きの瓦
素地aを均等に支承するように本体6の背が低い9個の
受材5aと本体6の背が高い3個の受材5bが各脚部7
を取付孔2にほぼ緊密に嵌入してセッター1上に整列さ
れている。
し、下面に脚部7を形成した受材であって、段付きの瓦
素地aを均等に支承するように本体6の背が低い9個の
受材5aと本体6の背が高い3個の受材5bが各脚部7
を取付孔2にほぼ緊密に嵌入してセッター1上に整列さ
れている。
【0010】本実施例の瓦素地aは下面が平なため各受
具5a,5bの受面8は平であるが、斜面を受ける場合
はそれに合わせた形状にする必要がある。
具5a,5bの受面8は平であるが、斜面を受ける場合
はそれに合わせた形状にする必要がある。
【0011】受材5a、5bの本体6の高さは高いほど
セッター1の上面との間隔が大となって素地aの全体が
均一に加熱されるが、高過ぎても効果は上がらず、肉厚
10mm〜15mmの素地では最も低い部分の高さを1
5mm〜20mmにすれば十分である。
セッター1の上面との間隔が大となって素地aの全体が
均一に加熱されるが、高過ぎても効果は上がらず、肉厚
10mm〜15mmの素地では最も低い部分の高さを1
5mm〜20mmにすれば十分である。
【0012】セッター1の全面積に対する取付孔2及び
通気窓3、4の合計面積の割合、すなわち、開口率は大
きいほど素地の下面への熱伝達が向上して焼成時間を短
縮することができるとともに熱負荷の減少により燃焼効
率が向上するが、強度が低下するため、厚さが10mm
〜13mm程度において、シャモット質、ムライト質及
びコージライト質系では35%以下、強度の高い炭化ケ
イ素、窒化ケイ素では50%以下とするのがよい。
通気窓3、4の合計面積の割合、すなわち、開口率は大
きいほど素地の下面への熱伝達が向上して焼成時間を短
縮することができるとともに熱負荷の減少により燃焼効
率が向上するが、強度が低下するため、厚さが10mm
〜13mm程度において、シャモット質、ムライト質及
びコージライト質系では35%以下、強度の高い炭化ケ
イ素、窒化ケイ素では50%以下とするのがよい。
【0013】なお、図4に示すように、複数の脚部7を
備えた細長い棒状の本体6を有する受材5cを用いても
良い。
備えた細長い棒状の本体6を有する受材5cを用いても
良い。
【0014】また、本発明は素地を収容して積み重ねる
ことによりトンネル炉などで焼成するのに用いる匣鉢に
も適用することができる。
ことによりトンネル炉などで焼成するのに用いる匣鉢に
も適用することができる。
【図1】本発明の一実施例の一部切欠平面図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】その断面図である。
【図4】他の実施例の分解斜視図である。
1:セッター(支承板) 2:取付孔 3、4:通気窓 5a、5b,5c:受材 8:受面
Claims (1)
- 【請求項1】 支承板に比較的大きい通気窓と比較的小
さい取付孔とを多数個形成し、該取付孔に、陶磁器素地
の下面に対応する受面を有する受材を着脱自在に取り付
けたことを特徴とする陶磁器焼成用支承具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6309691A JPH08143369A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 陶磁器焼成用支承具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6309691A JPH08143369A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 陶磁器焼成用支承具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143369A true JPH08143369A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17996127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6309691A Pending JPH08143369A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 陶磁器焼成用支承具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08143369A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7151866B2 (en) | 2003-10-22 | 2006-12-19 | Fujitsu Limited | Optical device module |
JP2014139490A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Shinto Co Ltd | 廻り隅瓦焼成用保持台 |
KR101956559B1 (ko) * | 2018-03-06 | 2019-03-11 | 이경재 | 기체 순환식 소성용기 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6309691A patent/JPH08143369A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7151866B2 (en) | 2003-10-22 | 2006-12-19 | Fujitsu Limited | Optical device module |
JP2014139490A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Shinto Co Ltd | 廻り隅瓦焼成用保持台 |
KR101956559B1 (ko) * | 2018-03-06 | 2019-03-11 | 이경재 | 기체 순환식 소성용기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041112 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |