JP3535487B2 - 締結部取外し防止具 - Google Patents

締結部取外し防止具

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JP3535487B2 JP2001307900A JP2001307900A JP3535487B2 JP 3535487 B2 JP3535487 B2 JP 3535487B2 JP 2001307900 A JP2001307900 A JP 2001307900A JP 2001307900 A JP2001307900 A JP 2001307900A JP 3535487 B2 JP3535487 B2 JP 3535487B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトやナットな
どの螺合による締結部に対し、一旦締結された後で取外
しを防止する締結部取外し防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ボルトやナットなどを使用
し、螺合によって鉄塔や建物などの建築物や、鉄道など
の構造物に対する機械的な固定のための締結が広く行わ
れている。螺合による締結では、締付けトルクなどの調
整で締結力の増減が容易となり、締結終了後も必要に応
じて締結力の再調整が可能となる。ボルトやナットを締
結したり、締結を緩めたりするトルクを伝達するスパナ
などの工具は一般的に利用可能であり、比較的小さなト
ルクを作用させて大きな締結力を発揮させることができ
る。一旦締付けを行った締結部には、種々提案されてい
る各種の緩み止め方法を適用して、締結状態を長期間に
わたって維持することもできる。
【0003】しかしながら、近時、送電用鉄塔や鉄道線
路の締結箇所を、何者かが取外してしまう事態が生じて
いる。ボルトとナットとを用いる締結箇所は、適切な緩
み止めを施して長期的な締結状態の維持を図ることは可
能である。しかしながら、悪意ある者が市販の一般用工
具を用いて、容易に締結状態を緩めることまでを防止す
ることはできない。
【0004】本件出願人は、特願2000−14838
3号や特願2000−218455号で、ボルトとナッ
トとを螺合する締結箇所にかぶせて、一般の工具では取
外すことができないようにする取外し防止具を提案して
いる。特願2000−148383号では、円筒状のカ
バー部材をピンでボルトの軸に止めるようにしている。
特願2000−218455号では、ナット側から突出
するボルトの軸の先端を利用して、カバー部材を止める
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特願2000−148
383号で提案している構成では、ピンがカバー部材の
外部に突出してしまう。特願2000−218455号
で提案している構成では、ボルトの先端側にしか用いる
ことができず、頭部側で取外し防止を図ることができな
い。
【0006】本発明の目的は、外部に突出する構成部分
がなく、ボルトの頭部側でも先端側でも取外し防止を図
ることができる締結部取外し防止具を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、螺合によって
締付け部材間の締結を行う締結部に装着され、締結部の
取外しを防ぐ締結部取外し防止具であって、締結部の軸
線方向の一方側から少なくともトルク伝達部を外囲し、
先端が締付け部材の表面に臨み、該先端部分の内周側に
溝を有し、該軸線方向の一方側から他方側に、該溝の終
了部分から該先端まで内径が拡大するようにテーパが形
成されているカバー部材と、大略的に環状で一部が切り
欠かれており、外周側部分がカバー部材の内周側の溝に
嵌合するように付勢され、カバー部材の溝が形成されて
いない内周面に沿って摺動可能なように、外周側からの
押圧で径が縮小可能なばねリングと、該締結部のトルク
伝達部と該締付け部材の表面との間で保持され、外周面
に該ばねリングの内周側が嵌合する溝を有し、該溝が形
成される部分の外周面は、軸線方向に垂直な断面形状が
円形であり、該溝に嵌合するばねリングを、締結部の軸
線方向に関して拘束する拘束部材と、ばねリングが嵌合
する拘束部材の溝の径方向の内方に配置され、全周にわ
たってばねリングを径方向の外方に付勢する弾性体と
を、含むことを特徴とする締結部取外し防止具である。
【0008】本発明に従えば、ボルトやナットなどの螺
合によって締結を行う締結部に装着され、締結部の取外
しを防ぐ締結部取外し防止具は、カバー部材と、ばねリ
ングと、拘束部材と、弾性体とを含む。カバー部材は、
締結部の少なくともトルク伝達部を外囲し、外囲した状
態でばね部材の外周側部分が嵌合する溝を内周側に有
し、溝よりも先端側は、内径が拡大するテーパが形成さ
れている。拘束部材は、締結部のトルク伝達部と締付け
部材間で保持され、ばねリングの内周側が嵌合してばね
リングの軸線方向への移動を拘束する溝を有する。拘束
部材で溝が形成される部分の軸線方向に垂直な断面形状
は円形である。ばねリングが締結部で拘束部材によって
拘束されている状態で、カバー部材を軸線方向の一方側
から装着し、ハンマなどでたたいて押込めば、ばね部材
はテーパに沿って径方向に縮小されて、カバー部材の内
周側を摺動し、溝に達するとばね部材の外周側部分が溝
内に嵌合する。ばねリングは、拘束部材とともにカバー
部材の軸線方向への移動を阻止することができるので、
カバー部材を締結部から除去することができなくなる。
カバー部材は、少なくとも締結部のトルク伝達部を外囲
するので、締結部を緩めるようなトルクを一般工具など
で作用させることができなくなり、取外し防止を図るこ
とができる。カバー部材には、外部に突出する構成部分
を設ける必要がない。
【0009】また本発明で、前記カバー部材には、外周
面から前記内周側の溝まで貫通する通孔が設けられてい
ることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、カバー部材に設けられる
通孔は、外周面から内周側の溝まで貫通するので、通孔
に外周側からピンなどを挿入し、ばね部材を径方向の内
方に圧縮することが可能となる。ばね部材を径方向に圧
縮すると、ばね部材の外周側部分がカバー部材の内周側
の溝から押出され、カバー部材の軸線方向への移動を阻
止することができなくなり、カバー部材を締結部から除
去することができる。カバー部材を締結部から除去すれ
ば、締結を緩めたり、締結状態を再調整したりすること
ができる。
【0011】また本発明で、前記カバー部材は、前記軸
線方向の一方側に、ボルトの軸部が挿通可能なボルト孔
を有することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、カバー部材は、ボルトの
軸部が挿通可能なボルト孔を有するので、ボルトの軸部
が長くても使用可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態による
締結部の取外し防止のための概略的な構成を示す。図1
(a)は実施の第1形態の構成を示し、図1(b)は実
施の第2形態の構成を示す。なお、以下、各図で、先行
する図面に対応する部分には同一の参照符を付し、重複
する説明は省略する。
【0014】図1(a)に示すように、本発明の実施の
第1形態である締結部取外し防止具1では、ボルト2と
ナット3とによって締付け部材4,5に対する締結部
で、ボルト2の軸線2a方向の一端側、すなわち基端側
からボルト2の頭部2bをカバー部材であるキャップ6
で覆う。キャップ6は、軸線方向2aの一端側で開口
し、他端側で閉じて底部を形成している。底部からは、
軸線方向2aの外部に何も突出するものはない。キャッ
プ6をかぶせると、少なくともボルト2の頭部2bで締
結用のトルクを受ける部分に、スパナなどの一般工具を
作用させることができないようにしてしまう。キャップ
6には、内周側に溝6aが形成されている。キャップ6
の外周面と溝6aとの間には、周方向に間隔を開けてピ
ン挿入孔6bが形成されている。締結部にキャップ6を
かぶせるときに、キャップ6の溝6aは、ホルダ7の外
周面に形成される溝7aに対向する。ホルダ7は、ボル
ト2の頭部2aと締付け部材4の表面との間に、一般的
な座金と同様に配置される。キャップ6の溝6aとホル
ダ7の溝7aとの間には、ばねリング8が介在する。ば
ねリング8の内周側とホルダ7の溝との間には、弾性を
有するゴムリング9などが配置される。
【0015】図1(b)に示すように、本発明の実施の
第2形態である締結部取外し防止具11では、ボルト2
の先端側2cから、締付け部材5の表面とナット3との
間にホルダ7を挟んだ状態で、キャップ16をかぶせ
る。キャップ16の内周側に溝16aが形成され、ホル
ダ7の溝7aとの間でばねリング8を挟むようにして、
キャップ16の抜け止めを図る点は、図1(a)と同様
である。なお、キャップ16にも、キャップ6のピン挿
入孔6bと同様なピン挿入孔16bが形成されている。
本実施形態のキャップ16では、底部にボルト2の先端
部2cが挿通されるボルト孔16cが形成されている。
ボルト孔16cにボルト2の先端部2cが挿通されて
も、先端部2cは軸線方向2a外方に突出しないように
しておく。キャップ16の軸線方向の高さを大きくして
おくか、ボルト2の先端部2cの長さを短くしておけ
ば、ボルト孔16が形成されていない図1(a)のキャ
ップ6を使用することもできる。
【0016】図1に示すように、キャップ6,16を締
結部にかぶせると、ばねリング8でキャップ6,16の
溝6a,16aとホルダ7の溝7aとの間が連結され、
軸線2a方向への移動が阻止されてキャップ6,16が
抜けなくなる。キャップ6,16の外周面から軸線2a
まわりのトルクを作用させても、溝6a,16aとばね
リング8の外周側部分との間や、ばねリング8の内周側
部分とホルダ7の溝7aとの間で滑ってしまい、キャッ
プ6、16が空回りして、トルクをホルダ7まで伝達す
ることができない。仮にホルダ7までトルクを作用させ
ることができても、ボルト2の頭部2bやナット3へは
直接トルクを伝達させることはできないので、締結部の
取外し防止を有効に行うことができる。図1の各実施形
態では、ボルト2の頭部2b側と先端部2c側とでそれ
ぞれ取外し防止を図っているけれども、両側で取外し防
止を図ることもできる。
【0017】図2、図3、図3および図5は、図1
(a)に示すキャップ6、ホルダ7、ばねリング8およ
びゴムリング9の構成を、それぞれ単独で示す。図2お
よび図3では、(a)で平面視、(b)で正面断面視し
た状態を示す。図4および図5は、平面視した状態を示
す。
【0018】図2に示すように、キャップ部材6は、大
略的に円筒状であり、たとえば鉄などの金属材料で形成
され、軸線方向の一方が開口し、他方が閉じている。内
周側で開口部寄りの位置に、溝6aが形成されている。
周方向に間隔をあけて,溝6aと外周面との間を貫通す
るピン挿入孔6bが複数設けられている。開口部の内周
側は、内径が大きくなるように、テーパが設けられてい
る。すなわち、開口部の先端では、内径が大きくなって
いるので、ばねリング8の外周側に容易にかぶせること
ができる。ばねリング8の外周側に開口部をかぶせた状
態で、閉じている底側をハンマなどでたたくと、ばねリ
ング8はテーパ部分に沿って摺動し、外径が圧縮され
て、溝6aの部分まで円滑に案内される。溝6aには、
ばねリング8の外周部分が嵌合する。溝6aにばねリン
グ8が嵌合している状態では、ピン挿入孔6bからピン
などの先端を挿入して、ばねリング8を径方向の内方に
圧縮し、溝6aから外すことができる。
【0019】図3に示すように、ホルダ7は、大略的に
円環状であり、たとえば鉄などの金属材料で形成され
る。ホルダ7の外周面には溝7aが形成され、中心寄り
にはボルト2の軸部が挿通する挿通孔7bが形成されて
いる。溝7aには、ばねリング8の内周側部分が嵌合す
る。ばねリング8を径方向の外方から圧縮すると、溝7
a内にばねリング8の大部分を収めることもできる。す
なわち、ホルダ7は、溝7aによってばねリング8の軸
線方向への移動を拘束する拘束部材として機能する。
【0020】図4に示すように、ばねリング8は、たと
えば鉄などの金属板で円環状に形成され、周方向の一部
が切欠8aで切れているばね部材である。径方向の外方
から圧縮すると、ばねリング8の径を縮めることができ
る。圧縮を解除すると、自由状態での形状に戻る。ホル
ダ7の溝7aにばねリング8の内周側部分を嵌合させる
ときは、切欠8aの間隔が大きくなるように開くことも
できる。溝7aに嵌合させると、切欠8aの間隔は自由
状態での間隔に戻る。
【0021】図5に示すように、ゴムリング9は、伸び
縮みが自在な弾性体のリングである。図1(a)および
図1(b)に示す実施形態では、ゴムリング9をホルダ
7の溝7aに装着しておいてから、ばねリング8を嵌合
させる。これによって、ばねリング8をセンタリングす
ることができ、ばねリング8の外周側部分をほぼ一様に
径方向外方に突出させる定位置に、常時保持することが
できる。ばねリング8が外方から圧縮されて内方に縮む
ときには、ゴムリング9も圧縮されて縮み、ばねリング
8に変形の余地を残すことができる。このようなゴムリ
ング9は、プラスチックのエラストマなどでもよい。
【0022】図6は、本発明の第1参考形態に使用する
ボルト22の構成を示す。本参考形態では、ボルト22
の頭部22側につば22dが一体的に形成されるつば付
きボルトで、つば22dの外周に溝22eを形成して図
4のばねリング8を拘束する。すなわち、図1の実施形
態のホルダ7などを用いず、ボルト22自体にばねリン
グ8を拘束する拘束部材としての機能を持たせる。この
ようなつば22dの溝22eばねリング8を嵌合させ、
ボルト22の先端部22cにナットを螺合させ、図1
(a)に示す実施の第1形態と同様に、キャップ6をか
ぶせて取外し防止を図ることができる。
【0023】図7は、本発明の第2参考形態に使用する
ボルト32の構成を示す。ボルト32の頭部32bに
は、先端面の中心付近に、たとえば六角穴が形成され、
六角棒レンチで締結や緩めのトルクを作用させることが
できる。本参考形態では、ボルト32の頭部32bの外
周に、溝32eを直接形成して図4のばねリング8を拘
束する。すなわち、図6の実施形態と同様に、図1の実
施形態のホルダ7などを用いず、ボルト32自体にばね
リング8を拘束する拘束部材としての機能を持たせ、ボ
ルト32の先端部32cにナットを螺合させ、図1
(a)に示す実施の第1形態と同様に、キャップ6をか
ぶせて取外し防止を図ることができる。
【0024】図8は、本発明の第3参考形態に使用する
ナット43の構成を示す。本参考形態のナット43は、
頭部43aと袋部43bとから構成され、袋部43b内
に空間が形成されている。袋部43bの外周側に溝43
cを形成し、図4のばねリング8を嵌合させる。これに
よって、図1(b)に示す実施の第2形態と同様に、キ
ャップ16をかぶせて取外し防止を図ることができる。
なお、本参考形態のように、ナットを拘束部材として利
用する考え方は、つば付きナットにも、つばの部分に溝
を形成することによって適用することができる。
【0025】
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボルトや
ナットなどの螺合によって締結を行う締結部には、カバ
ー部材が締結部の少なくともトルク伝達部を外囲するよ
うに装着される。カバー部材の装着状態では、外部に突
出する構成部分がないようにすることができる。カバー
部材の内周側には溝が形成され、溝にはばねリングの外
周側部分が嵌合する。ばねリングの軸線方向への移動は
拘束部材によって拘束されるので、カバー部材を締結部
から除去することができなくなる。カバー部材によっ
て、締結部を緩めるようなトルクを一般工具などで作用
させることができなくなり、取外し防止を図ることがで
きる。ばねリングは、弾性体によって偏心しないように
保持されるので、カバー部材を円滑に装着させることが
できる。
【0027】また本発明によれば、カバー部材に設けら
れる通孔を利用して、カバー部材を締結部から除去する
ことができる。カバー部材を締結部から除去すれば、締
結を緩めたり、締結状態を再調整したりすることができ
る。
【0028】また本発明によれば、ボルトの軸が長くな
っても、取外しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態および第2形態の締結
部取外し防止具1,11の構成を示す部分的な正面断面
図である。
【図2】図1の実施形態のキャップ6の平面図および正
面断面図である。
【図3】図1の実施形態のホルダ7の平面図および正面
断面図である。
【図4】図1の実施形態のばねリング8の平面図ある。
【図5】図1の実施形態のゴムリング9の平面図であ
る。
【図6】本発明の第1参考形態に使用するボルト22の
正面図である。
【図7】本発明の第2参考形態に使用するボルト32の
正面図である。
【図8】本発明の第3参考形態に使用するナット43の
平面図および正面図である。
【符号の説明】
1,11 締結部取外し防止具 2,22,32 ボルト 2a 軸線 2b,22b,32b 頭部 3,43 ナット 6,16 キャップ 6a,7a,16a,22e,32e,43c 溝 7 ホルダ 8 ばねリング 9 ゴムリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 41/00 F16B 37/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺合によって締付け部材間の締結を行う
    締結部に装着され、締結部の取外しを防ぐ締結部取外し
    防止具であって、 締結部の軸線方向の一方側から少なくともトルク伝達部
    を外囲し、先端が締付け部材の表面に臨み、該先端部分
    の内周側に溝を有し、該軸線方向の一方側から他方側
    に、該溝の終了部分から該先端まで内径が拡大するよう
    にテーパが形成されているカバー部材と、 大略的に環状で一部が切り欠かれており、外周側部分が
    カバー部材の内周側の溝に嵌合するように付勢され、カ
    バー部材の溝が形成されていない内周面に沿って摺動可
    能なように、外周側からの押圧で径が縮小可能なばねリ
    ングと、 該締結部のトルク伝達部と該締付け部材の表面との間で
    保持され、外周面に該ばねリングの内周側が嵌合する溝
    を有し、該溝が形成される部分の外周面は、軸線方向に
    垂直な断面形状が円形であり、該溝に嵌合するばねリン
    グを、締結部の軸線方向に関して拘束する拘束部材と、 ばねリングが嵌合する拘束部材の溝の径方向の内方に配
    置され、全周にわたってばねリングを径方向の外方に付
    勢する弾性体とを、含むことを特徴とする締結部取外し
    防止具。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材には、外周面から前記内
    周側の溝まで貫通する通孔が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の締結部取外し防止具。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材は、前記軸線方向の一方
    側に、ボルトの軸部が挿通可能なボルト孔を有すること
    を特徴とする請求項1または2記載の締結部取外し防止
    具。
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