JP3535041B2 - Dc/dcコンバータ - Google Patents

Dc/dcコンバータ

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JP3535041B2 JP14895899A JP14895899A JP3535041B2 JP 3535041 B2 JP3535041 B2 JP 3535041B2 JP 14895899 A JP14895899 A JP 14895899A JP 14895899 A JP14895899 A JP 14895899A JP 3535041 B2 JP3535041 B2 JP 3535041B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC/DCコンバ
ータに係り、特に、そのスナバ回路の改良および機能拡
大に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、例えば「スイッチングコンバ
ータの基礎」(1992年2月25日発行、コロナ社、
原田、二宮、顧著)の104頁に示された従来のRCD
スナバ回路付きのフォワード形DC/DCコンバータを
示す回路図である。図15において、1は直流入力電
源、2はトランスであり、2aは第1の巻線、2bは第
2の巻線、2cはリセット巻線、3はスイッチング素
子、4は電流の整流手段としての整流用ダイオード、5
は電流の環流手段としての環流用ダイオード、6はチョ
ークコイル、7は平滑コンデンサであり、チョークコイ
ル6と平滑コンデンサ7とで出力LCフィルタを構成し
ている。8はトランスのリセット用のダイオードであ
り、9はスナバ用ダイオード、10はスナバ用コンデン
サ、11はスナバ用の放電抵抗である。スナバ用ダイオ
ード9とスナバ用コンデンサ10、およびスナバ用放電
抵抗11でRCDスナバ回路12を構成している。
【0003】次に動作について説明する。図16はDC
/DCコンバータの動作波形図である。図中の、図
(a)はスイッチング素子3の駆動波形、図(b)はス
イッチング素子の電流・電圧波形、図(c)はダイオー
ド8の電流波形、図(d)はスナバ用コンデンサ10の
電圧波形、図(e)はトランス2の第1の巻線2aの電
圧波形である。
【0004】スイッチング素子3がオンすると整流用ダ
イオード4がオン状態となり、チョークコイル6および
平滑コンデンサ7を経て電力が負荷へ供給される。ま
た、トランス2には励磁電流が流れ、励磁エネルギーが
蓄積される。スイッチング素子3をオフすると、第1の
巻線2aに逆起電力が発生し、整流用ダイオード4がオ
フ状態、環流用ダイオード5がオン状態となってチョー
クコイル6には引き続き電流が流れて負荷への電力供給
が継続する。スイッチング素子3のオン・オフの時間配
分を調整することにより、負荷への出力電圧を制御する
ことができる。
【0005】同図(b)に示すように、スイッチング素
子3がオフすると、その電圧は急峻に立ち上がり、トラ
ンス2の漏れインダクタンスや寄生インダクタンスに蓄
積されたエネルギーによりスパイク電圧が発生する。こ
のスパイク電圧を抑制するためにRCDスナバ回路12
が接続されている。
【0006】RCDスナバ回路12ではスイッチング素
子3がターンオフすると、スナバ用ダイオード9が導通
状態となり、トランスの漏れインダクタンスや配線の寄
生インダクタンスに蓄積していたエネルギーをスナバ用
コンデンサ10に充電し(図16(d))、スイッチン
グ素子3に発生するスパイク電圧を抑制する。スイッチ
ング素子3の電圧がスナバ用コンデンサ10の電圧より
低くなると、スナバ用コンデンサ10に充電されたエネ
ルギー、即ちスナバエネルギーがスナバ用放電抵抗11
により放電される。
【0007】トランス2の磁束のリセットは、スイッチ
ング素子3がオフ期間にリセット巻線2cとリセット用
ダイオード8により行なわれ(図16(c)、
(e))、スイッチング素子3のオン期間中にトランス
2に蓄積された励磁エネルギーを直流入力電源1に回生
することにより行なわれる。なお、RCDスナバ回路1
2を用いてトランス2の磁束のリセットをすることもで
き、この場合は、トランス2のリセット巻線2cとリセ
ット用ダイオード8は不要となる。しかし、トランス2
に蓄積された励磁エネルギーはすべてスナバ用放電抵抗
11により消費されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
トランスの漏れインダクタンスや配線の寄生インダクタ
ンスに蓄積されたエネルギーをスナバ用コンデンサ10
に充電した後、スナバ用放電抵抗11により消費するこ
とになるため、損失が大きくなり、効率が低下し、発熱
が増加する問題があった。
【0009】また、スイッチング素子3のターンオフ時
の電圧上昇率を抑制することにより、スイッチング損失
や発生ノイズを低減するためには、スナバ用コンデンサ
10の容量値を大きくする必要があるが、容量値を大き
くすればするほどますますRCDスナバ回路12での損
失が大きくなり、効率低下、発熱増加を招く問題があっ
た。
【0010】また、更にトランス2の磁束のリセットを
行なうためのリセット巻線2cとリセット用ダイオード
8をなくすと、スイッチング素子3のオン期間中にトラ
ンス2に蓄積された励磁エネルギーが全て損失となり、
より一層効率が低下し、発熱が増加する問題があり、リ
セット巻線の省略は、極小容量のコンバータへの適用に
限定されていた。
【0011】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、その目的は、抵抗を使わないL
Cスナバによる損失の低減が可能で、効率を低下させ
ず、発熱も防止した上でトランスのリセット巻線を不要
とした、トランスのリセット機能を有するスナバ回路を
備えたDC/DCコンバータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るDC/D
Cコンバータは、第1のスイッチング手段とトランスの
第1の巻線とを直列にして直流入力電源に接続し、上記
第1のスイッチング手段のオンオフ動作により上記トラ
ンスの第2の巻線に誘起される電圧を整流する整流手段
と、この整流手段からの出力を平滑化して負荷へ供給す
る平滑手段と、上記整流手段からの出力が無い時間帯で
上記平滑手段に蓄積されたエネルギーを上記負荷へ供給
するための還流手段とを備えたDC/DCコンバータに
おいて、 上記第1のスイッチング手段の極間に接続さ
れた、第1のダイオードとコンデンサとの直列接続体、
および上記第1のダイオードとコンデンサとの接続点と
上記直流入力電源との間に接続された、誘導性素子と第
2のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1
のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチ
ング手段をオンすることにより、上記オンした第2のス
イッチング手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素
子とが直列となって上記直流入力電源に接続される回路
を形成し、上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れ
インダクタンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエ
ネルギーによって上記第1のスイッチング手段のオフ期
間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コンデン
サと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流入力電
源に回生し、上記トランスのリセット巻線を不要とした
ものである。
【0013】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、第1のスイッチング手段とトランスの第1の巻線
とを直列にして直流入力電源に接続し、上記第1のスイ
ッチング手段のオンオフ動作により上記トランスの第1
の巻線とこの第1の巻線と直列に接続された第2の巻線
とに誘起される合成電圧を整流する整流手段と、この整
流手段からの出力を平滑化して負荷へ供給する平滑手段
と、上記整流手段からの出力が無い時間帯で上記平滑手
段に蓄積されたエネルギーを上記負荷へ供給するための
還流手段とを備えたブースト形のDC/DCコンバータ
において、上記第1のスイッチング手段の極間に接続さ
れた、第1のダイオードとコンデンサとの直列接続体、
および上記第1のダイオードとコンデンサとの接続点と
上記直流入力電源との間に接続された、誘導性素子と第
2のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1
のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチ
ング手段をオンすることにより、上記オンした第2のス
イッチング手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素
子とが直列となって上記直流入力電源に接続される回路
を形成し、上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れ
インダクタンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエ
ネルギーによって上記第1のスイッチング手段のオフ期
間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コンデン
サと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流入力電
源に回生し、上記トランスのリセット巻線を不要とした
ものである。
【0014】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、低電位側端子が上記直流入力電
源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の高電位側端子との間に接続
されたトランスと、上記トランスの第2の巻線の端子間
に接続された、互いに同極性同士が向き合う整流用ダイ
オードと還流用ダイオードとの直列接続体と、上記還流
用ダイオードと並列に接続された、平滑リアクトルと平
滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィルタとを
備えたDC/DCコンバータにおいて、アノード端子が
上記第1のスイッチング素子の高電位側端子に接続され
た第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイオ
ードのカソード端子に接続され他方の端子が上記第1の
スイッチング手段の低電位側端子に接続されたコンデン
サと、上記第1のダイオードおよびコンデンサの接続点
と上記直流電源の高電位側端子との間に接続された、誘
導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続体とを
備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内で上記
第2のスイッチング手段をオンすることにより、上記オ
ンした第2のスイッチング手段を介して上記コンデンサ
と上記誘導性素子とが直列となって上記直流入力電源に
接続される回路を形成し、上記トランスの励磁エネルギ
ー更にその漏れインダクタンスや配線のインダクタンス
に蓄積されたエネルギーによって上記第1のスイッチン
グ手 段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電荷
を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用し
て上記直流入力電源に回生し、上記トランスのリセット
巻線を不要としたものである。
【0015】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、低電位側端子が上記直流入力電
源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の高電位側端子との間に接続
されたトランスと、アノード端子が上記トランスの第1
の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方の端子に接
続された整流用ダイオードと、アノード端子が上記直流
入力電源の高電位側端子に接続されカソード端子が上記
整流用ダイオードのカソード端子に接続された還流用ダ
イオードと、この還流用ダイオードのカソード端子と上
記直流入力電源の低電位側端子との間に接続された、平
滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続体からなる
LCフィルタとを備えたブースト形のDC/DCコンバ
ータにおいて、アノード端子が上記第1のスイッチング
素子の高電位側端子に接続された第1のダイオードと、
一方の端子が上記第1のダイオードのカソード端子に接
続され他方の端子が上記第1のスイッチング手段の低電
位側端子に接続されたコンデンサと、上記第1のダイオ
ードおよびコンデンサの接続点と上記直流入力電源の高
電位側端子との間に接続された、誘導性素子と第2のス
イッチング手段との直列接続体とを備え、上記第1のス
イッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング
手段をオンすることにより、上記オンした第2のスイッ
チング手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子と
が直列となって上記直流入力電源に接続される回路を形
成し、上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れイン
ダクタンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネル
ギーによって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に
上記コンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと
誘導性素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に
回生し、上記トランスのリセット巻線を不要としたもの
である。
【0016】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、低電位側端子が上記直流入力電
源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の高電位側端子との間に接続
されたトランスと、上記トランスの第2の巻線の端子間
に接続された、互いに同極性同士が向き合う整流用ダイ
オードと還流用ダイオードとの直列接続体と、上記還流
用ダイオードと並列に接続された、平滑リアクトルと平
滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィルタとを
備えたDC/DCコンバータにおいて、アノード端子が
上記第1のスイッチング素子の高電位側端子に接続され
た第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイオ
ードのカソード端子に接続され他方の端子が上記第1の
スイッチング手段の低電位側端子に接続されたコンデン
サと、一方の端子が上記第1のダイオードおよびコンデ
ンサの接続点に接続された第2のスイッチング手段と、
上記第2のスイッチング手段の他方の端子と上記直流入
力電源の高電位側端子との間に接続された誘導性素子
と、アノード端子が上記第1のスイッチング手段の低電
位側端子に接続されカソード端子が上記第2のスイッチ
ング手段および誘導性素子の接続点に接続された第2の
ダイオードとを備え、上記第1のスイッチング手段のオ
ン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンすること
により、上記オンした第2のスイッチング手段を介して
上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって上記
直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トランス
の励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配線の
インダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上記第
1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充
電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振
現象を利用して上記直流入力電源に回生し、上記トラン
スのリセット巻線を不要としたものである。
【0017】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、低電位側端子が上記直流入力電
源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の高電位側端子との間に接続
されたトランスと、アノード端子が上記トランスの第1
の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方の端子に接
続された整流用ダイオードと、アノード端子が上記直流
入力電源の高電位側端子に接続されカソード端子が上記
整流用ダイオードのカソード端子に接続された還流用ダ
イオードと、この還流用ダイオードのカソード端子と上
記直流入力電源の低電位側端子との間に接続された、平
滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続体からなる
LCフィルタとを備えたブースト形のDC/DCコンバ
ータにおいて、アノード端子が上記第1のスイッチング
素子の高電位側端子に接続された第1のダイオードと、
一方の端子が上記第1のダイオードのカソード端子に接
続され他方の端子が上記第1のスイッチング手段の低電
位側端子に接続されたコンデンサと、一方の端子が上記
第1のダイオードおよびコンデンサの接続点に接続され
た第2のスイッチング手段と、上記第2のスイッチング
手段の他方の端子と上記直流入力電源の高電位側端子と
の間に接続された誘導性素子と、アノード端子が上記第
1のスイッチング手段の低電位側端子に接続されカソー
ド端子が上記第2のスイッチング手段および誘導性素子
の接続点に接続された第2のダイオードとを備え、上記
第1のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイ
ッチング手段をオンすることにより、上記オンした第2
のスイッチング手段を介して上記コンデンサと上記誘導
性素子とが直列となって上記直流入力電源に接続される
回路を形成し、上記トランスの励磁エネルギー更にその
漏れインダクタンスや配線のインダクタンスに蓄積され
たエネルギーによって上記第1のスイッチング手段のオ
フ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コン
デンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流入
力電源に回生し、上記トランスのリセット巻線を不要と
したものである。
【0018】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、高電位側端子が上記直流入力電
源の高電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の低電位側端子との間に接続
されたトランスと、上記トランスの第2の巻線の端子間
に接続された、互いに同極性同士が向き合う整流用ダイ
オードと還流用ダイオードとの直列接続体と、上記還流
用ダイオードと並列に接続された、平滑リアクトルと平
滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィルタとを
備えたDC/DCコンバータにおいて、カソード端子が
上記第1のスイッチング素子の低電位側端子に接続され
た第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイオ
ードのアノード端子に接続され他方の端子が上記第1の
スイッチング手段の高電位側端子に接続されたコンデン
サと、上記第1のダイオードおよびコンデンサの接続点
と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続され
た、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続
体とを備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内
で上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、
上記オンした第2のスイッチング手段を介して上記コン
デンサと上記誘導性素子とが直列となって上記直流入力
電源に接続される回路を形成し、上記トランスの励磁エ
ネルギー更にその漏れインダクタンスや配線のインダク
タンスに蓄積されたエネルギーによって上記第1のスイ
ッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された
電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利
用して上記直流入力電源に回生し、上記トランスのリセ
ット巻線を不要としたものである。
【0019】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、高電位側端子が上記直流入力電
源の高電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の低電位側端子との間に接続
されたトランスと、アノード端子が上記トランスの第1
の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方の端子に接
続された整流用ダイオードと、アノード端子が上記直流
入力電源の高電位側端子に接続されカソード端子が上記
整流用ダイオードのカソード端子に接続された還流用ダ
イオードと、この還流用ダイオードのカソード端子と上
記直流入力電源の低電位側端子との間に接続された、平
滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続体からなる
LCフィルタとを備えたブースト形のDC/DCコンバ
ータにおいて、カソード端子が上記第1のスイッチング
素子の低電位側端子に接続された第1のダイオードと、
一方の端子が上記第1のダイオードのアノード端子に接
続され他方の端子が上記第1のスイッチング手段の高電
位側端子に接続されたコンデンサと、上記第1のダイオ
ードおよびコンデンサの接続点と上記直流入力電源の低
電位側端子との間に接続された、誘導性素子と第2のス
イッチング手段との直列接続体とを備え、上記第1のス
イッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング
手段をオンすることにより、上記オンした第2のスイッ
チング手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子と
が直列となって上記直流入力電源に接続される回路を形
成し、上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れイン
ダクタンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネル
ギーによって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に
上記コンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと
誘導性素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に
回生し、上記トランスのリセット巻線を不要としたもの
である。
【0020】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、高電位側端子が上記直流入力電
源の高電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の低電位側端子との間に接続
されたトランスと、上記トランスの第2の巻線の端子間
に接続された、互いに同極性同士が向き合う整流用ダイ
オードと還流用ダイオードとの直列接続体と、上記還流
用ダイオードと並列に接続された、平滑リアクトルと平
滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィルタとを
備えたDC/DCコンバータにおいて、カソード端子が
上記第1のスイッチング素子の低電位側端子に接続され
た第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイオ
ードのアノード端子に接続され他方の端子が上記第1の
スイッチング手段の高電位側端子に接続されたコンデン
サと、一方の端子が上記第1のダイオードおよびコンデ
ンサの接続点に接続された第2のスイッチング手段と、
上記第2のスイッチング手段の他方の端子と上記直流入
力電源の低電位側端子との間に接続された誘導性素子
と、カソード端子が上記第1のスイッチング手段の高電
位側端子に接続されアノード端子が上記第2のスイッチ
ング手段および誘導性素子の接続点に接続された第2の
ダイオードとを備え、上記第1のスイッチング手段のオ
ン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンすること
により、上記オンした第2のスイッチング手段を介して
上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって上記
直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トランス
の励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配線の
インダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上記第
1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充
電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振
現象を利用して上記直流入力電源に回生し、上記トラン
スのリセット巻線を不要としたものである。
【0021】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流入力電源と、高電位側端子が上記直流入力電
源の高電位側端子に接続された第1のスイッチング手段
と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位側端子と上
記第1のスイッチング手段の低電位側端子との間に接続
されたトランスと、アノード端子が上記トランスの第1
の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方の端子に接
続された整流用ダイオードと、アノード端子が上記直流
入力電源の高電位側端子に接続されカソード端子が上記
整流用ダイオードのカソード端子に接続された還流用ダ
イオードと、この還流用ダイオードのカソード端子と上
記直流入力電源の低電位側端子との間に接続された、平
滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続体からなる
LCフィルタとを備えたブースト形のDC/DCコンバ
ータにおいて、カソード端子が上記第1のスイッチング
素子の低電位側端子に接続された第1のダイオードと、
一方の端子が上記第1のダイオードのアノード端子に接
続され他方の端子が上記第1のスイッチング手段の高電
位側端子に接続されたコンデンサと、一方の端子が上記
第1のダイオードおよびコンデンサの接続点に接続され
た第2のスイッチング手段と、上記第2のスイッチング
手段の他方の端子と上記直流入力電源の低電位側端子と
の間に接続された誘導性素子と、カソード端子が上記第
1のスイッチング手段の高電位側端子に接続されアノー
ド端子が上記第2のスイッチング手段および誘導性素子
の接続点に接続された第2のダイオードとを備え、上記
第1のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイ
ッチング手段をオンすることにより、上記オンした第2
のスイッチング手段を介して上記コンデンサと上記誘導
性素子とが直列となって上記直流入力電源に接続される
回路を形成し、上記トランスの励磁エネルギー更にその
漏れインダクタンスや配線のインダクタンスに蓄積され
たエネルギーによって上記第1のスイッチング手段のオ
フ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コン
デンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流入
力電源に回生し、上記トランスのリセット巻線を不要と
したものである。
【0022】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、第1のスイッチング手段のオン期間内において第
2のスイッチング手段をオン状態にし、かつ、上記第2
のスイッチング手段のオン時間をコンデンサと誘導性素
子とで決まる共振周期の1/2以上としたものである。
【0023】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、第2のスイッチング手段の電流を検出し、オン状
態から上記電流が零になった後上記第2のスイッチング
手段をオフ状態にするようにしたものである。
【0024】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、第2のスイッチング手段を極性を有するものと
し、オン状態から電流が零になると自動的にオフするよ
うにしたものである。
【0025】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、第1のスイッチング手段のオン、オフ動作と、第
2のスイッチング手段のオン、オフ動作をそれぞれ同期
させるようにしたものである。
【0026】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、第1のスイッチング手段の最小オン時間がコンデ
ンサと誘導性素子とで決まる共振周期の1/2未満で、
かつ、上記第1のスイッチング手段のオン期間内におい
て第2のスイッチング手段をオン状態にするようにした
ものである。
【0027】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、第1のスイッチング手段のオン、オフ動作と、第
2のスイッチング手段のオン、オフ動作をそれぞれ同期
させるようにしたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の一実施の形態を図について説明する。
図1はスナバ回路を有するこの発明の実施の形態1によ
るフォワード形DC/DCコンバータの回路図である。
図において、1は直流入力電源、2はトランスで、第1
の巻線2a、第2の巻線2bを有し、従来では必要とし
たリセット巻線2c(図15)は省略されている。3
は、例えば、トランジスタやIGBT等の第1のスイッ
チング素子、4はトランス2の第2の巻線2bに誘起さ
れる電圧を整流する整流手段としての整流用ダイオー
ド、6および7は、整流用ダイオード4からの出力を平
滑化して図示しない負荷へ供給する平滑手段としてのチ
ョークコイルおよび平滑コンデンサ、5は整流用ダイオ
ード4からの出力が無い時間帯でチョークコイル6に蓄
積されたエネルギーを電流源にして負荷へ供給する環流
用ダイオードである。なお、図示は省略するが、整流用
ダイオード4は図1に示す位置に挿入する場合に限ら
ず、環流用ダイオード5のアノード端子と第2の巻線2
bの他方の端子との間に挿入してもよく、更に、図1の
位置との両者に挿入するようにしてもよい。
【0029】13は第1のダイオード、14はコンデン
サでありこれらは直列接続されており、第1のスイッチ
ング素子3と並列に接続されている。第1のダイオード
13のアノード端子はトランス2の第1の巻線2aと第
1のスイッチング素子3との接続点に接続され、第1の
ダイオード13のカソード端子は直列接続した誘導性素
子としてのリアクトル15と補助スイッチング素子であ
る第2のスイッチング素子16の一端に接続され、その
他端は直流入力電源1の高電位側端子に接続されてい
る。また、第1のスイッチング素子3と逆並列に第2の
ダイオード17が接続され、スナバ回路18が構成され
ている。
【0030】次に動作について説明する。図2は本発明
のフォワード形DC/DCコンバータおよびそのスナバ
回路の動作の一実施の形態を示す動作波形図である。図
中の図(a)は第1のスイッチング素子3の駆動波形、
図(b)は第2のスイッチング素子16の駆動波形、図
(c)は第1のスイッチング素子3の電流isおよび電
圧Vsの波形、図(d)はコンデンサ14の電流icの
波形、図(e)はコンデンサ14の電圧Vcの波形、図
(f)はリアクトル15または第2のスイッチング素子
16に流れる電流iLの波形、図(g)は第2のダイオ
ード17に流れる電流iDの波形である。
【0031】コンバータの基本的な動作は従来と同様で
あるので、詳細な説明は省略するが、図2(a)に示す
ように第1のスイッチング素子3をターンオフすると、
トランス2の漏れインダクタンスや配線の寄生インダク
タンスに蓄積されていたエネルギーが第1のダイオード
13を介して、図2(d)に示すようにコンデンサ14
に充電され、図2(c)のように第1のスイッチング素
子3にかかる電圧が緩やかに上昇し、ターンオフ時のス
パイク電圧を吸収する。また、ターンオフ時の第1のス
イッチング素子3の電圧・電流の重なりが少なくなって
スイッチング損失が低減され、スイッチングノイズも低
減される。更に第1のスイッチング素子3がオン期間中
にトランス2に蓄積した励磁エネルギーも第1のスイッ
チング素子3をターンオフすると、第1のダイオード1
3を介して、コンデンサ14に充電される。コンデンサ
14に充電されたこれらのエネルギーは第1のスイッチ
ング素子3のオフ期間中保持される。
【0032】図2(a)(b)に示すように第1のスイ
ッチング手段3がターンオンしたと同時に、第2のスイ
ッチング手段16をターンオンすると、コンデンサ14
に蓄積され保持されていたエネルギーが図2(e)のよ
うに放電を開始する。この放電はコンデンサ14とリア
クトル15との共振により行なわれ、リアクトル15や
第2のスイッチング手段16に流れる電流波形は図2
(f)のように正弦波状となる。コンデンサ14に蓄積
されていたスナバエネルギーと励磁エネルギーはコンデ
ンサ14→リアクトル15→第2のスイッチング手段1
6→直流入力電源1→コンデンサ14の経路で直流入力
電源1に回生される。
【0033】図2(e)に示すようにコンデンサ14の
電圧Vcが零になると、第2のダイオード17がオン状
態になり、リアクトル15の残りのエネルギーをリアク
トル15→第2のスイッチング手段16→直流入力電源
1→第2のダイオード17→第1のダイオード13→リ
アクトル15の経路で直流入力電源1に引き続き回生す
る。図2(f)に示すようにリアクトル15または第2
のスイッチング手段16に流れる電流iLが零になった
後に、第2のスイッチング手段16をオフする。
【0034】以上のようにフォワード形DC/DCコン
バータのトランスの漏れインダクタンスや配線の寄生イ
ンダクタンスに蓄積されたエネルギー、およびトランス
の励磁エネルギーをコンデンサ14に充電し、これらの
エネルギーを直流入力電源1に回生するので、損失には
ならず、効率の低下を防ぎ、発熱を防止する。また、本
発明のスナバ回路はトランス2のリセット機能を持つの
で、従来のフォワード形DC/DCコンバータのトラン
スのリセット回路、即ち、リセット巻線およびリセット
用ダイオードが不要になる。また更に、コンデンサ14
により第1のスイッチング手段3にかかる電圧が緩やか
に変化し、ターンオフ時のスパイク電圧が吸収され、タ
ーンオフ時の第1のスイッチング手段3の電圧・電流の
重なりが少なくなってスイッチング損失が低減され、ス
イッチングノイズも低減される。
【0035】なお、リアクトル15と第2のスイッチン
グ手段16の接続関係は逆であっても良い。また、第2
のスイッチング手段16のターンオンは、第1のスイッ
チング手段3のターンオンと同時でなくても第1のスイ
ッチング手段3のターンオン後であれば同様の動作、効
果を得ることができる。
【0036】また、上記の説明では、コンデンサ14の
電圧Vcが零になった後の、リアクトル15に残ってい
るエネルギーの回生は、第2のダイオード17を経由し
て行うとしているが、次の条件が成立する場合は、第2
のダイオード17を省略しても上記リアクトル15の残
留エネルギーの回生が可能となる。即ち、第1のスイッ
チング素子3がそのオンの期間に流れる電流の絶対値
が、上記したリアクトル15の残留エネルギーの回生時
に流れる電流の絶対値より大きければ、第2のダイオー
ド17がなくても、リアクトル15→第2のスイッチン
グ素子16→直流入力電源1→第1のスイッチング素子
3→第1のダイオード13→リアクトル15の経路が成
立して回生動作が可能となるからである。
【0037】実施の形態2. なお、上記実施の形態1ではリアクトル15または第2
のスイッチング素子16に流れる電流iLが零になった
のを検出し、その後に第2のスイッチング素子16をオ
フするものについて示したが、電流検出手段を用いずに
第1のスイッチング素子3の最小オン時間以内で、第2
のスイッチング素子16のオン時間をコンデンサ14と
リアクトル15との共振周期のほぼ半分以上の時間にあ
らかじめ設定しておいても良く、上記実施の形態1と同
様の効果を奏すると共に、電流検出手段が不要になり低
コスト化できる効果がある。
【0038】図3はこの発明の実施の形態2によるスナ
バ回路動作を示す動作波形図である。図中の図(a)は
第1のスイッチング素子3の駆動波形、図(b)は第2
のスイッチング素子16の駆動波形、図(c)はコンデ
ンサ14の電圧Vcの波形、図(d)はリアクトル15
または第2のスイッチング素子16に流れる電流iLの
波形、図(e)は第2のダイオード17に流れる電流i
Dの波形である。この図を用いて動作について説明す
る。
【0039】上記図1の第1のスイッチング素子3のオ
フ期間の動作は上記実施の形態1と全く同様であり、説
明は省略する。第1のスイッチング素子3がターンオン
した後、あらかじめ設定された時刻Td後に図3(b)
のように第2のスイッチング素子16をターンオンす
る。コンデンサ14とリアクトル15との共振周期のほ
ぼ半分の時間が、第1のスイッチング素子3の最小オン
時間Ton1以内になるように、あらかじめコンデンサ
14の容量値Cとリアクトル15のインダクタンス値L
を設定しておき、コンデンサ14とリアクトル15との
共振周期のほぼ半分の時間以上に第2のスイッチング素
子16のオン時間Ton2を設定しておく。第2のスイ
ッチング素子16がターンオンすると、コンデンサ14
に蓄積され保持されていたエネルギーが図3(c)のよ
うに放電を開始する。この放電はコンデンサ14とリア
クトル15との共振により行なわれ、リアクトル15や
第2のスイッチング素子16に流れる電流波形は図3
(d)のように正弦波状となる。コンデンサ14に蓄積
されていたスナバエネルギーと励磁エネルギーはコンデ
ンサ14→リアクトル15→第2のスイッチング素子1
6→直流入力電源1→コンデンサ14の経路で直流入力
電源1に回生される。
【0040】図3(c)に示すようにコンデンサ14の
電圧Vcが零になると、第2のダイオード17がオン状
態になり、リアクトル15の残りのエネルギーをリアク
トル15→第2のスイッチング素子16→直流入力電源
1→第2のダイオード17→第1のダイオード13→リ
アクトル15の経路で直流入力電源1に引き続き回生す
る。コンデンサ14とリアクトル15との共振周期のほ
ぼ半分以上の時間が経過すると、図3(d)に示すよう
にリアクトル15または第2のスイッチング素子16に
流れる電流iLが零になっており、あらかじめ設定され
た第2のスイッチング素子16のオン時間Ton2で第
2のスイッチング素子16をオフする。この動作によ
り、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができ
る。
【0041】第1のスイッチング素子3と第2のスイッ
チング素子16とは、ハードウエアとしては一般に異な
ったものとなり、通常、前者の容量は後者のそれより大
きくなる。従って図示しない制御系から両スイッチング
素子3、16に対し、同時にターンオンの信号を送出す
ると、両者のハードウエアの相違に基づくターンオン動
作特性の差から第2のスイッチング素子16が第1のス
イッチング素子3より先にターンオンする可能性が否定
できない。この場合には、第2のスイッチング素子16
のターンオンにより、DC/DCコンバータの主回路動
作への影響が発生し得る。ところが、図3(b)に示す
ように、第2のスイッチング素子16のターンオンのタ
イミングを、第1のスイッチング素子3のそれより時間
Tdだけ遅らせるよう設定し、このTdの値を両者の特
性を考慮して適当に選定すれば、第2のスイッチング素
子16のターンオンのタイミングが第1のスイッチング
素子3のそれより必ず遅くなり、上述した不具合の懸念
が解消される訳である。
【0042】なお、上記実施の形態2では第1のスイッ
チング素子3がターンオンした後、あらかじめ設定され
た時刻Td後に第2のスイッチング素子16をターンオ
ンするものについて示したが、上記実施の形態1と同様
に、第1のスイッチング素子3がターンオンと同時に第
2のスイッチング素子16をターンオンしても同様の効
果が得られる。
【0043】実施の形態3. なお、上記実施の形態2ではコンデンサ14とリアクト
ル15との共振周期のほぼ半分の時間以上に第2のスイ
ッチング素子16のオン時間Ton2をあらかじめ設定
しておくものについて示したが、共振周期のほぼ半分の
時間以上であれば良いので、第1のスイッチング素子3
のターンオフに同期して第2のスイッチング素子16を
ターンオフするものであっても良く、上記実施の形態2
と同様の効果を奏する。
【0044】図4はこの発明の実施の形態3によるスナ
バ回路動作を示す動作波形図である。図中の図(a)〜
(e)は上記図3と同一部分の波形である。この図を用
いて動作について説明する。
【0045】第1のスイッチング素子3のオフ期間の動
作は上記実施の形態1および2と全く同様であり、説明
は省略する。上記図1の第1のスイッチング素子3がタ
ーンオンした後、あらかじめ設定された時刻Td後に図
4(b)のように第2のスイッチング素子16をターン
オンする。コンデンサ14とリアクトル15との共振周
期のほぼ半分の時間が、第1のスイッチング素子3の最
小オン時間Ton1以内になるように、あらかじめコン
デンサ14の容量値Cとリアクトル15のインダクタン
ス値Lを設定しておく。第1のスイッチング素子3の最
小オン時間Ton1と第1のスイッチング素子3のター
ンオンから第2のスイッチング素子16をターンオンま
での遅延時間Tdの差の時間Ton2が、コンデンサ1
4とリアクトル15との共振周期のほぼ半分の時間以上
になるようにあらかじめしておく。エネルギーの回生動
作は上記実施の形態2と同様の動作をするので詳細説明
は省略するが、第2のスイッチング素子16のターンオ
ン後、コンデンサ14とリアクトル15との共振周期の
ほぼ半分以上の時間が経過すると、図4(d)に示すよ
うにリアクトル15または第2のスイッチング素子16
に流れる電流iLが零になっており、第1のスイッチン
グ素子3のターンオフに同期して第2のスイッチング素
子16をターンオフしても、上記実施の形態1あるいは
2と同様の効果を得ることができる。
【0046】実施の形態4. なお、上記実施の形態1〜3では第1のスイッチング素
子3と第2のスイッチング素子16のオン時間が異なる
ものについて示したが、オン時間はコンデンサ14とリ
アクトル15との共振周期のほぼ半分の時間以上であれ
ば良いので、第1のスイッチング素子3のオン、オフ動
作と、上記第2のスイッチング素子16のオン、オフ動
作を同期させるものであっても良く、上記実施の形態1
〜3と同様の効果を奏すると共に、第1のスイッチング
素子3と第2のスイッチング素子16の制御回路や駆動
回路が簡単化でき、コンデンサ14の容量値Cとリアク
トル15のインダクタンス値Lをより広い範囲で選定で
きる効果がある。
【0047】図5は本発明のフォワード形DC/DCコ
ンバータおよびそのスナバ回路の動作の他の実施の形態
を示す動作波形図である。図中の図(a)〜(g)は上
記図2と同一部分の波形である。この図を用いて動作に
ついて説明する。
【0048】第1のスイッチング素子3のオフ期間の動
作は上記実施の形態1〜3と全く同様であり、説明は省
略する。上記図1の第1のスイッチング素子3のターン
オンに同期して、図5(b)のように第2のスイッチン
グ素子16をターンオンする。コンデンサ14とリアク
トル15との共振周期のほぼ半分の時間が、第1のスイ
ッチング素子3の最小オン時間Ton1以内になるよう
に、あらかじめコンデンサ14の容量値Cとリアクトル
15のインダクタンス値Lを設定しておく。エネルギー
の回生動作は上記実施の形態1〜3と同様の動作をする
ので詳細説明は省略するが、第2のスイッチング素子1
6のターンオン後、コンデンサ14とリアクトル15と
の共振周期のほぼ半分以上の時間が経過すると、図5
(e)に示すようにコンデンサ14の電圧Vcは零にな
っており、また図5(f)に示すようにリアクトル15
または第2のスイッチング手段16に流れる電流iLが
零になっているので、第1のスイッチング素子3のター
ンオフに同期して第2のスイッチング素子16をターン
オフすることができる。これにより容易に上記実施の形
態1〜3と同様の効果を得ることができると共に、第2
のスイッチング素子16のオン時間Ton2が許容可能
な最大時間にしたので、コンデンサ14の容量値Cとリ
アクトル15のインダクタンス値Lをより広い範囲で選
定でき、しかも電流検出手段が不要で、遅延時間Tdの
設定回路も不要であり、制御回路や駆動回路が簡単化で
きる効果がある。
【0049】なお、第2のスイッチング素子16のター
ンオフのタイミングについては、第2のスイッチング素
子16自体を極性を有するものとし、第1のスイッチン
グ素子3のターンオフのタイミングと関連させることな
く、第2のスイッチング素子16の電流が零となったタ
イミングでオフさせるようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0050】実施の形態5. なお、上記実施の形態1〜4ではコンデンサ14の電圧
が零になった後、第2のダイオード17が導通するもの
について示したが、第1のスイッチング素子3に電界効
果型トランジスタを用い、その寄生ダイオードを第2の
ダイオード17の代わりに用いたものであっても良く、
上記実施の形態1〜4と同様の効果を奏すると共に、第
2のダイオード17が不要となり低コスト化できる効果
がある。
【0051】図6はこの発明のスナバ回路を有する実施
の形態5によるフォワード形DC/DCコンバータの回
路図である。図において、1〜7および13〜16は図
1に示した上記実施の形態1の構成要素と同等のもので
ある。3は第1のスイッチング素子であり、電界効果型
トランジスタを用いている。19は電界効果型トランジ
スタの寄生ダイオードであり、上記図1の第2のダイオ
ード17と同様の働きをする。16aは第2のスイッチ
ング素子として同様に電界効果型トランジスタを用いて
おり、16bは逆流防止用のダイオードであり、スナバ
回路20が構成されている。
【0052】上記図6に示したフォワード形DC/DC
コンバータの動作は上記実施の形態1〜実施の形態4と
第2のダイオード17の代わりに電界効果型トランジス
タ3の寄生ダイオード19が働く以外は同様であり、説
明な説明は省略する。
【0053】実施の形態6. 上記実施の形態1〜5では第1のスイッチング素子3と
逆並列に第2のダイオード17が接続されるか、電界効
果型トランジスタ3の寄生ダイオード19を用いたもの
について示したが、第2のダイオードがコンデンサ14
と並列に接続されたものでも良く、上記実施の形態1〜
4と同様の効果を奏すると共に、コンデンサ14の電圧
が零になった後の電流経路に第1のダイオード13が含
まれず、第1のダイオード13の導通損失分のエネルギ
ーを有効に直流入力電源1に回生できる効果がある。
【0054】図7はこの発明の他の実施の形態を示す図
である。図において、1〜7、および13〜16は上記
図1に示した実施の形態1の構成要素と同等のものであ
る。異なる点は、第1のスイッチング素子3と逆並列に
接続された第2のダイオード17の代わりに、コンデン
サ14と並列に第2のダイオード21が接続され、スナ
バ回路22が構成されているところである。
【0055】次に動作について説明する。基本的な動作
は、上記実施の形態1〜5とほぼ同様の動作をするので
詳細な説明は省略する。異なる点は、コンデンサ14の
電圧Vcが零になった後の電流経路であり、リアクトル
15→第2のスイッチング素子16→直流入力電源1→
第2のダイオード21→リアクトル15の経路で第1の
ダイオード13を通らずに直流入力電源1に回生すると
ころであり、第1のダイオード13の導通損失分のエネ
ルギーを有効に直流入力電源1に回生できる。
【0056】実施の形態7. 上記実施の形態1〜6では第1のスイッチング素子3の
低電位側端子が直流入力電源1の低電位側端子に接続さ
れたものについて示したが、第1のスイッチング素子3
の高電位側端子が直流入力電源1の高電位側端子に接続
されたものでも良く、上記実施の形態1〜6と同様の効
果を奏する。
【0057】図8〜図10はこの発明の他の実施の形態
を示す図である。図において、1〜7、および13〜1
7,19、21は上記図1、図6、あるいは図7に示し
た実施の形態1〜6の構成要素と同等のものである。図
8において、14はコンデンサ、13は第1のダイオー
ドであり、これらは直列接続されており、第1のスイッ
チング素子3と並列に接続されている。15はリアクト
ル、16は補助スイッチング手段である第2のスイッチ
ング素子でありこれらは直列接続され、その一端はコン
デンサ14と第1のダイオード13との接続点に接続さ
れている。また、その他端側は直流入力電源1の低電位
側端子に接続されている。直流入力電源1の高電位側端
子は第1のスイッチング素子3の高電位側端子に接続さ
れており、第1のスイッチング素子3の低電位側端子に
は第1のダイオード13のカソード端子が接続されてい
る。また、第1のスイッチング素子3と逆並列に第2の
ダイオード17が接続され、スナバ回路23が構成され
ている。なお、リアクトル15と第2のスイッチング素
子16の接続関係は逆であっても良い。
【0058】また、図9においては、図6と同様に第1
のスイッチング素子3として、電界効果型トランジスタ
を用いている。19は電界効果型トランジスタの寄生ダ
イオードであり、上記図8の第2のダイオード17と同
様の働きをする。16aは第2のスイッチング素子とし
て同様に電界効果型トランジスタを用いており、16b
は逆流防止用のダイオードであり、スナバ回路24が構
成されている。
【0059】また、図10においては、図7と同様に第
1のスイッチング素子3と逆並列に接続された第2のダ
イオード17の代わりに、コンデンサ14と並列に第2
のダイオード21が接続され、スナバ回路25が構成さ
れている。
【0060】次に動作について説明する。基本的な動作
は、上記実施の形態1〜6とほぼ同様の動作をするので
詳細な説明は省略する。異なる点は、第2のスイッチン
グ素子16、または16aをターンオンした時のコンデ
ンサ14に蓄積され保持されていたエネルギーの放電経
路であり、コンデンサ14→直流入力電源1→第2のス
イッチング手段16、または16aおよび16b→リア
クトル15→コンデンサ14の経路で直流入力電源1に
スナバエネルギーおよび励磁エネルギーが回生されると
ころである。
【0061】また、コンデンサ14の電圧Vcが零にな
った後の電流経路は、図8と図9ではリアクトル15→
第1のダイオード13→第2のダイオード17、または
寄生ダイオード19→直流入力電源1→第2のスイッチ
ング素子16(または16b、16a)→リアクトル1
5の上記実施の形態1〜6と逆向きの経路で直流入力電
源1に引き続き回生する。図10ではリアクトル15→
第2のダイオード21→直流入力電源1→第2のスイッ
チング素子16→リアクトル15の経路で第1のダイオ
ード13を通らずに直流入力電源1に引き続き回生する
ところが異なる。
【0062】なお、図8の回路において、第1のスイッ
チング素子3のオン期間における通電状態の条件によっ
ては、第2のダイオード17を省略し得ることは実施の
形態1で説明したと同様である。
【0063】実施の形態8. ところで、第1のスイッチング素子3の最小オン時間が
例えば無負荷時や軽負荷時等で非常に短い時間になる場
合があるが、一方において、第1のスイッチング素子3
のターンオフ時のスパイク電圧の抑制、スイッチングノ
イズの低減、スイッチング損失の低減をするためにコン
デンサ14の容量値をある程度大きくする必要から、コ
ンデンサ14とリアクトル15との共振周期の半分の時
間が第1のスイッチング素子3の最小オン時間より長く
なってしまう場合が起こりうる。この場合、リアクトル
15に電流が流れている状態、即ちエネルギーが残って
いる状態で第2のスイッチング素子16をオフすること
になり、第2のスイッチング素子16にはそのターンオ
フ時に過大なスパイク電圧が発生し、ノイズの増加、効
率の低下、あるいは発熱を引き起こす問題があり、第2
のスイッチング素子16が破壊に至る場合もあると言っ
た問題もある。
【0064】この実施の形態8は、この問題を解消する
ために検討されたもので、コンデンサ14の電圧Vcが
零になった後、第2のスイッチング素子16を経由する
ことなくリアクトル15のエネルギーを直流入力電源1
に回生することを可能とするものである。
【0065】図11はこの発明の他の実施の形態を示す
図である。図において、1〜16は上記図7に示した構
成要素と同等のものである。第1のスイッチング素子3
と並列に、直列接続した第1のダイオード13とコンデ
ンサ14を接続し、第1のダイオード13とコンデンサ
14との接続点に第2のスイッチング素子16、リアク
トル15を順に直列に接続し、リアクトル15の他端側
を直流入力電源1の高電位側端子に接続し、また直流入
力電源1の低電位側端子は第1のスイッチング素子3の
低電位側端子に接続した回路であり、第2のスイッチン
グ素子16とリアクトル15の接続点と直流入力電源1
の低電位側端子との間に第2のダイオード26を接続し
てスナバ回路27が構成されている。
【0066】基本的な動作は、上記実施の形態6とほぼ
同様の動作をするので詳細な説明は省略する。異なる点
は、コンデンサ14の電圧Vcが零になった後の電流経
路が、リアクトル15→直流入力電源1→第2のダイオ
ード26→リアクトル15の経路となり第2のスイッチ
ング素子16を通らずに、第2のスイッチング素子16
の導通損失分のエネルギーを有効に直流入力電源1に回
生できるところである。
【0067】第2のスイッチング素子16をオフした後
の電流経路が、リアクトル15→直流入力電源1→第2
のダイオード26→リアクトル15の経路となるように
することにより、リアクトル15に残ったエネルギーが
上記経路で直流入力電源1に回生できる効果があり、第
2のスイッチング素子16にはターンオフ時のスパイク
電圧の防止、ノイズ発生の防止、効率低下の防止、ある
いは発熱防止、第2のスイッチング素子16の破壊防止
の効果がある。この場合、第2のスイッチング素子16
のオン時間は第1のスイッチング素子3のオン時間以内
にする。
【0068】また、第1のスイッチング素子3の最小オ
ン時間が、コンデンサ14とリアクトル15との共振周
期の半分の時間より短い場合においては、第2のスイッ
チング素子16をオフした後の電流経路が、リアクトル
15→直流入力電源1→第2のダイオード26→リアク
トル15の経路となり、リアクトル15に残ったエネル
ギーが直流入力電源1に回生できる。
【0069】また、第1のスイッチング素子3の最小オ
ン時間が、コンデンサ14とリアクトル15との共振周
期の半分の時間より短い場合においては、第1のスイッ
チング素子3のオン、オフ動作に、第2のスイッチング
素子16のオン、オフを同期させることにより、第2の
スイッチング素子16のオン時間が第1のスイッチング
素子3のオン時間と同一の、許容できる最大オン時間に
できるため、コンデンサ14に蓄積したエネルギーを最
大限、直流入力電源1に回生でき、コンデンサ14の残
留電荷を最小にすることができる。
【0070】実施の形態9. 上記実施の形態8では第1のスイッチング素子3の低電
位側端子が直流入力電源1の低電位側端子に接続された
ものについて示したが、第1のスイッチング素子3の高
電位側端子が直流入力電源1の高電位側端子に接続され
たものでも良く、上記実施の形態8と同様の効果を奏す
る。
【0071】図12はこの発明の他の実施の形態を示す
図である。図において、1〜16は上記図10に示した
構成要素と同等のものである。第1のスイッチング素子
3と並列に、直列接続したコンデンサ14と第1のダイ
オード13を接続し、コンデンサ14と第1のダイオー
ド13との接続点に第2のスイッチング素子16、リア
クトル15を順に直列に接続し、リアクトル15の他端
側を直流入力電源1の低電位側端子に接続し、また直流
入力電源1の高電位側端子は第1のスイッチング素子3
の高電位側端子に接続した回路であり、第2のスイッチ
ング素子16とリアクトル15の接続点と直流入力電源
1の高電位側端子との間に第2のダイオード26を接続
してスナバ回路28が構成されている。
【0072】基本的な動作は、上記実施の形態7の図1
0とほぼ同様の動作をするので詳細な説明は省略する。
異なる点は、コンデンサ14の電圧Vcが零になった後
の電流経路が、リアクトル15→第2のダイオード26
→直流入力電源1→リアクトル15の経路となり第2の
スイッチング素子16を通らずに、第2のスイッチング
素子16の導通損失分のエネルギーを有効に直流入力電
源1に回生できるところである。
【0073】また、第1のスイッチング素子3の最小オ
ン時間が、コンデンサ14とリアクトル15との共振周
期の半分の時間より短い場合においては、第2のスイッ
チング素子16をオフした後の電流経路が、リアクトル
15→第2のダイオード26→直流入力電源1→リアク
トル15の経路となり、リアクトル15に残ったエネル
ギーが直流入力電源1に回生できる。
【0074】また、上記実施の形態8と同様に、第1の
スイッチング素子3の最小オン時間が、コンデンサ14
とリアクトル15との共振周期の半分の時間より短い場
合においては、第1のスイッチング素子3のオン、オフ
動作に、第2のスイッチング素子16のオン、オフを同
期させることにより、第2のスイッチング素子16のオ
ン時間が許容できる最大オン時間にできるため、コンデ
ンサ14に蓄積したエネルギーを最大限、直流入力電源
1に回生でき、コンデンサ14の残留電荷を最小にする
ことができる。
【0075】実施の形態10. 上記実施の形態1〜9ではフォワード形DC/DCコン
バータのスナバ回路について示したが、ブースト形フォ
ワードコンバータに本発明のスナバ回路を接続した構成
をとったものでも良く、上記実施の形態1〜9と同様の
効果を奏する。
【0076】図13、図14はこの発明の実施の形態1
0のブースト形フォワードコンバータを示す構成図であ
る。図において、1〜3および13〜18、23は上記
図1または図8に示した上記実施の形態1または7の構
成要素と同等のものである。29は整流用ダイオード、
30は環流用ダイオード、31はチョークコイル、32
は平滑コンデンサである。
【0077】次に動作について説明する。基本的な動作
は、上記実施の形態1や7とほぼ同様であるが、このブ
ースト形のコンバータにあっては、トランス2の第2の
巻線2bは第1の巻線2aと直列に接続されており、第
1と第2の巻線2a、2bの合成電圧に相当する電圧を
出力することができる。もっとも、スナバ回路としての
動作は、先の形態例と全く同様となり、スナバエネルギ
ーとトランスの励磁エネルギーを直流入力電源に回生す
る。
【0078】なお、図13のスナバ回路18は上記図6
のスナバ回路20や上記図7のスナバ回路22、あるい
は上記図11のスナバ回路27に置き換えたものであっ
ても良く、それぞれ同様の効果を奏する。また、図14
のスナバ回路23は上記図9のスナバ回路24や上記図
10のスナバ回路25、あるいは上記図12のスナバ回
路28に置き換えたものであっても良く、それぞれ同様
の効果を奏する。
【0079】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、第
1のスイッチング手段とトランスの第1の巻線とを直列
にして直流入力電源に接続し、上記第1のスイッチング
手段のオンオフ動作により上記トランスの第2の巻線に
誘起される電圧を整流する整流手段と、この整流手段か
らの出力を平滑化して負荷へ供給する平滑手段と、上記
整流手段からの出力が無い時間帯で上記平滑手段に蓄積
されたエネルギーを上記負荷へ供給するための還流手段
とを備えたDC/DCコンバータにおいて、上記第1の
スイッチング手段の極間に接続された、第1のダイオー
ドとコンデンサとの直列接続体、および上記第1のダイ
オードとコンデンサとの接続点と上記直流入力電源との
間に接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手段
との直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段の
オン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンするこ
とにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介し
て上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって上
記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラン
スの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配線
のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上記
第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに
充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共
振現象を利用して上記直流入力電源に回生するようにし
たので、トランスのリセット巻線が不要で、しかも、損
失、発熱を伴うことなく、第1のスイッチング手段のタ
ーンオフ時のスパイク電圧が吸収でき、ターンオフ時の
電圧、電流の重なりが少なくなってスイッチング損失・
スイッチングノイズが低減するDC/DCコンバータを
提供することができる。
【0080】また、この発明においては、第1のスイッ
チング手段とトランスの第1の巻線とを直列にして直流
入力電源に接続し、上記第1のスイッチング手段のオン
オフ動作により上記トランスの第1の巻線とこの第1の
巻線と直列に接続された第2の巻線とに誘起される合成
電圧を整流する整流手段と、この整流手段からの出力を
平滑化して負荷へ供給する平滑手段と、上記整流手段か
らの出力が無い時間帯で上記平滑手段に蓄積されたエネ
ルギーを上記負荷へ供給するための還流手段とを備えた
ブースト形のDC/DCコンバータにおいて、上記第1
のスイッチング手段の極間に接続された、第1のダイオ
ードとコンデンサとの直列接続体、および上記第1のダ
イオードとコンデンサとの接続点と上記直流入力電源と
の間に接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手
段との直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段
のオン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンする
ことにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介
して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって
上記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラ
ンスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配
線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上
記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサ
に充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との
共振現象を利用して上記直流入力電源に回生するように
したので、トランスのリセット巻線が不要で、しかも、
損失、発熱を伴うことなく、第1のスイッチング手段の
ターンオフ時のスパイク電圧が吸収でき、ターンオフ時
の電圧、電流の重なりが少なくなってスイッチング損失
・スイッチングノイズが低減するブースト形のDC/D
Cコンバータを提供することができる。
【0081】また、この発明においては、アノード端子
が上記第1のスイッチング素子の高電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのカソード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の低電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、上記第1のダイオードおよびコンデンサの接続
点と上記直流電源の高電位側端子との間に接続された、
誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続体と
を備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内で上
記第2のスイッチング手段をオンすることにより、上記
オンした第2のスイッチング手段を介して上記コンデン
サと上記誘導性素子とが直列となって上記直流入力電源
に接続される回路を形成し、上記トランスの励磁エネル
ギー更にその漏れインダクタンスや配線のインダクタン
スに蓄積されたエネルギーによって上記第1のスイッチ
ング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電荷
を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用し
て上記直流入力電源に回生するようにしたので、簡便な
構成により、トランスのリセット巻線が不要で、しか
も、損失、発熱を伴うことなく、第1のスイッチング手
段のターンオフ時のスパイク電圧が吸収でき、ターンオ
フ時の電圧、電流の重なりが少なくなってスイッチング
損失・スイッチングノイズが低減するDC/DCコンバ
ータを提供することができる。
【0082】また、この発明においては、アノード端子
が上記第1のスイッチング素子の高電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのカソード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の低電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、上記第1のダイオードおよびコンデンサの接続
点と上記直流入力電源の高電位側端子との間に接続され
た、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続
体とを備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内
で上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、
上記オンした第2のスイッチング手段を介して上記コン
デンサと上記誘導性素子とが直列となって上記直流入力
電源に接続される回路を形成し、上記トランスの励磁エ
ネルギー更にその漏れインダクタンスや配線のインダク
タンスに蓄積されたエネルギーによって上記第1のスイ
ッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された
電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利
用して上記直流入力電源に回生するようにしたので、簡
便な構成により、トランスのリセット巻線が不要で、し
かも、損失、発熱を伴うことなく、第1のスイッチング
手段のターンオフ時のスパイク電圧が吸収でき、ターン
オフ時の電圧、電流の重なりが少なくなってスイッチン
グ損失・スイッチングノイズが低減するブースト形のD
C/DCコンバータを提供することができる。
【0083】また、この発明においては、アノード端子
が上記第1のスイッチング素子の高電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのカソード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の低電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、一方の端子が上記第1のダイオードおよびコン
デンサの接続点に接続された第2のスイッチング手段
と、上記第2のスイッチング手段の他方の端子と上記直
流入力電源の高電位側端子との間に接続された誘導性素
子と、アノード端子が上記第1のスイッチング手段の低
電位側端子に接続されカソード端子が上記第2のスイッ
チング手段および誘導性素子の接続点に接続された第2
のダイオードとを備え、上記第1のスイッチング手段の
オン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンするこ
とにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介し
て上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって上
記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラン
スの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配線
のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上記
第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに
充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共
振現象を利用して上記直流入力電源に回生するようにし
たので、コンデンサの電圧が零になった後、第2のスイ
ッチング手段を経由せずに直流入力電源へのエネルギー
回生が可能となり、その分回生効率が向上するととも
に、第1のスイッチング手段の最小オン時間が短い場合
にも、第2のスイッチング手段の破壊が防止できるDC
/DCコンバータを提供することができる。
【0084】また、この発明においては、アノード端子
が上記第1のスイッチング素子の高電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのカソード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の低電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、一方の端子が上記第1のダイオードおよびコン
デンサの接続点に接続された第2のスイッチング手段
と、上記第2のスイッチング手段の他方の端子と上記直
流入力電源の高電位側端子との間に接続された誘導性素
子と、アノード端子が上記第1のスイッチング手段の低
電位側端子に接続されカソード端子が上記第2のスイッ
チング手段および誘導性素子の接続点に接続された第2
のダイオードとを備え、上記第1のスイッチング手段の
オン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンするこ
とにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介し
て上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって上
記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラン
スの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配線
のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上記
第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに
充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共
振現象を利用して上記直流入力電源に回生するようにし
たので、コンデンサの電圧が零になった後、第2のスイ
ッチング手段を経由せずに直流入力電源へのエネルギー
回生が可能となり、その分回生効率が向上するととも
に、第1のスイッチング手段の最小オン時間が短い場合
にも、第2のスイッチング手段の破壊が防止できるブー
スト形のDC/DCコンバータを提供することができ
る。
【0085】また、この発明においては、カソード端子
が上記第1のスイッチング素子の低電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのアノード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の高電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、上記第1のダイオードおよびコンデンサの接続
点と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続され
た、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続
体とを備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内
で上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、
上記オンした第2のスイッチング手段を介して上記コン
デンサと上記誘導性素 子とが直列となって上記直流入力
電源に接続される回路を形成し、上記トランスの励磁エ
ネルギー更にその漏れインダクタンスや配線のインダク
タンスに蓄積されたエネルギーによって上記第1のスイ
ッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された
電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利
用して上記直流入力電源に回生するようにしたので、簡
便な構成により、トランスのリセット巻線が不要で、し
かも、損失、発熱を伴うことなく、第1のスイッチング
手段のターンオフ時のスパイク電圧が吸収でき、ターン
オフ時の電圧、電流の重なりが少なくなってスイッチン
グ損失・スイッチングノイズが低減するDC/DCコン
バータを提供することができる。
【0086】また、この発明においては、カソード端子
が上記第1のスイッチング素子の低電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのアノード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の高電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、上記第1のダイオードおよびコンデンサの接続
点と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続され
た、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続
体とを備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内
で上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、
上記オンした第2のスイッチング手段を介して上記コン
デンサと上記誘導性素子とが直列となって上記直流入力
電源に接続される回路を形成し、上記トランスの励磁エ
ネルギー更にその漏れインダクタンスや配線のインダク
タンスに蓄積されたエネルギーによって上記第1のスイ
ッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された
電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利
用して上記直流入力電源に回生するようにしたので、簡
便な構成により、トランスのリセット巻線が不要で、し
かも、損失、発熱を伴うことなく、第1のスイッチング
手段のターンオフ時のスパイク電圧が吸収でき、ターン
オフ時の電圧、電流の重なりが少なくなってスイッチン
グ損失・スイッチングノイズが低減するブースト形のD
C/DCコンバータを提供することができる。
【0087】また、この発明においては、カソード端子
が上記第1のスイッチング素子の低電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのアノード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の高電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、一方の端子が上記第1のダイオードおよびコン
デンサの接続点に接続された第2のスイッチング手段
と、上記第2のスイッチング手段の他方の端子と上記直
流入力電源の低電位側端子との間に接続された誘導性素
子と、カソード端子が上記第1のスイッチング手段の高
電位側端子に接続されアノード端子が上記第2のスイッ
チング手段および誘導性素子の接続点に接続された第2
のダイオードとを備え、上記第1のスイッチング手段の
オン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンするこ
とにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介し
て上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって上
記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラン
スの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配線
のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上記
第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに
充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共
振現象を利用して上記直流入力電源に回生するようにし
たので、コンデンサの電圧が零になった後、第2のスイ
ッチング手段を経由せずに直流入力電源へのエネルギー
回生が可能となり、その分回生効率が向上するととも
に、第1のスイッチング手段の最小オン時間が短い場合
にも、第2のスイッチング手段の破壊が防止できるDC
/DCコンバータを提供することができる。
【0088】また、この発明においては、カソード端子
が上記第1のスイッチング素子の低電位側端子に接続さ
れた第1のダイオードと、一方の端子が上記第1のダイ
オードのアノード端子に接続され他方の端子が上記第1
のスイッチング手段の高電位側端子に接続されたコンデ
ンサと、一方の端子が上記第1のダイオードおよびコン
デンサの接続点に接続された第2のスイッチング手段
と、上記第2のスイッチング手段の他方の端子と上記直
流入力電源の低電位側端子との間に接続された誘導性素
子と、カソード端子が上記第1のスイッチング手段の高
電位側端子に接続されアノード端子が上記第2のスイッ
チング手段および誘導性素子の接続点に接続された第2
のダイオードとを備え、上記第1のスイッチング手段の
オン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンするこ
とにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介し
て上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって上
記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラン
スの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配線
のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上記
第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに
充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共
振現象を利用して上記直流入力電源に回生するようにし
たので、コンデンサの電圧が零になった後、第2のスイ
ッチング手段を経由せずに直流入力電源へのエネルギー
回生が可能となり、その分回生効率が向上するととも
に、第1のスイッチング手段の最小オン時間が短い場合
にも、第2のスイッチング手段の破壊が防止できるブー
スト形のDC/DCコンバータを提供することができ
る。
【0089】また、この発明においては、第1のスイッ
チング手段のオン期間内において第2のスイッチング手
段をオン状態にし、かつ、上記第2のスイッチング手段
のオン時間をコンデンサと誘導性素子とで決まる共振周
期の1/2以上としたので、常に、コンデンサに蓄積さ
れたエネルギーの直流入力電源への回生が確実になされ
る。
【0090】また、この発明においては、第2のスイッ
チング手段の電流を検出し、オン状態から上記電流が零
になった後上記第2のスイッチング手段をオフ状態にす
るようにしたので、第2のスイッチング手段の適切なオ
フ動作が確実になされる。
【0091】また、この発明においては、第2のスイッ
チング手段を極性を有するものとし、オン状態から電流
が零になると自動的にオフするようにしたので、電流検
出手段を必要とすることなく、第2のスイッチング手段
のオフ動作が確実になされる。
【0092】また、この発明においては、第1のスイッ
チング手段のオン、オフ動作と、第2のスイッチング手
段のオン、オフ動作をそれぞれ同期させるので、両スイ
ッチング手段を駆動する構成が簡便になるとともに、コ
ンデンサの容量値と誘導性素子のインダクタンス値をよ
り広い範囲で選定することができる。
【0093】また、この発明においては、第1のスイッ
チング手段の最小オン時間がコンデンサと誘導性素子と
で決まる共振周期の1/2未満で、かつ、上記第1のス
イッチング手段のオン期間内において第2のスイッチン
グ手段をオン状態にするので、第1のスイッチング手段
の最小オン時間が極めて小さくなる場合にも、本発明に
なるDC/DCコンバータを適用することができる。
【0094】また、この発明においては、第1のスイッ
チング手段のオン、オフ動作と、第2のスイッチング手
段のオン、オフ動作をそれぞれ同期させるので、両スイ
ッチング手段を駆動する構成が簡便になるとともに、コ
ンデンサの容量値と誘導性素子のインダクタンス値をよ
り広い範囲で選定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフォワード形
DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図2】 図1のフォワード形DC/DCコンバータお
よびそのスナバ回路の各部動作波形図である。
【図3】 この発明の実施の形態2のスナバ回路の各部
動作波形図である。
【図4】 この発明の実施の形態3のスナバ回路の各部
動作波形図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるフォワード形
DC/DCコンバータおよびそのスナバ回路の各部動作
波形図である。
【図6】 この発明の実施の形態5によるフォワード形
DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態6によるフォワード形
DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態7によるフォワード形
DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による他のフォワー
ド形DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態7による他のフォワ
ード形DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図11】 この発明の実施の形態8によるフォワード
形DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図12】 この発明の実施の形態9によるフォワード
形DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図13】 この発明の実施の形態10によるブースト
形フォワードコンバータを示す回路図である。
【図14】 この発明の実施の形態10による他のブー
スト形フォワードコンバータを示す回路図である。
【図15】 従来のRCDスナバ回路付きのフォワード
形DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図16】 図15のフォワード形DC/DCコンバー
タおよびそのスナバ回路の各部動作波形図である。
【符号の説明】
1 直流入力電源、2 トランス、2a トランス2の
第1の巻線、2b トランス2の第2の巻線、3 第1
のスイッチング素子、4,29 整流用ダイオード、
5,30 環流用ダイオード、6,31 チョークコイ
ル、7,32 平滑コンデンサ、13 第1のダイオー
ド、14 コンデンサ、15 リアクトル、16 第2
のスイッチング素子、17,21,26 第2のダイオ
ード、18,20,22,23,24,25,27,2
8 スナバ回路、19 電界効果型トランジスタの寄生
ダイオード。

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のスイッチング手段とトランスの第
    1の巻線とを直列にして直流入力電源に接続し、上記第
    1のスイッチング手段のオンオフ動作により上記トラン
    スの第2の巻線に誘起される電圧を整流する整流手段
    と、この整流手段からの出力を平滑化して負荷へ供給す
    る平滑手段と、上記整流手段からの出力が無い時間帯で
    上記平滑手段に蓄積されたエネルギーを上記負荷へ供給
    するための還流手段とを備えたDC/DCコンバータに
    おいて、 上記第1のスイッチング手段の極間に接続された、第1
    のダイオードとコンデンサとの直列接続体、および上記
    第1のダイオードとコンデンサとの接続点と上記直流入
    力電源との間に接続された、誘導性素子と第2のスイッ
    チング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッチ
    ング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段を
    オンすることにより、上記オンした第2のスイッチング
    手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列
    となって上記直流入力電源に接続される回路を形成し、
    上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタ
    ンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーに
    よって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
    ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
    素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に回生
    し、上記トランスのリセット巻線を不要としたことを特
    徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチング手段とトランスの第
    1の巻線とを直列にして直流入力電源に接続し、上記第
    1のスイッチング手段のオンオフ動作により上記トラン
    スの第1の巻線とこの第1の巻線と直列に接続された第
    2の巻線とに誘起される合成電圧を整流する整流手段
    と、この整流手段からの出力を平滑化して負荷へ供給す
    る平滑手段と、上記整流手段からの出力が無い時間帯で
    上記平滑手段に蓄積されたエネルギーを上記負荷へ供給
    するための還流手段とを備えたブースト形のDC/DC
    コンバータにおいて、 上記第1のスイッチング手段の極間に接続された、第1
    のダイオードとコンデンサとの直列接続体、および上記
    第1のダイオードとコンデンサとの接続点と上記直流入
    力電源との間に接続された、誘導性素子と第2のスイッ
    チング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッチ
    ング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段を
    オンすることにより、上記オンした第2のスイッチング
    手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列
    となって上記直流入力電源に接続される回路を形成し、
    上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタ
    ンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーに
    よって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
    ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
    素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に回生
    し、上記トランスのリセット巻線を不要としたことを特
    徴とするDC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 直流入力電源と、低電位側端子が上記直
    流入力電源の低電位側端子に接続された第1のスイッチ
    ング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側
    端子と上記第1のスイッチング手段の高電位側端子との
    間に接続されたトランスと、上記トランスの第2の巻線
    の端子間に接続された、互いに同極性同士が向き合う整
    流用ダイオードと還流用ダイオードとの直列接続体と、
    上記還流用ダイオードと並列に接続された、平滑リアク
    トルと平滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィ
    ルタとを備えたDC/DCコンバータにおいて、 アノード端子が上記第1のスイッチング素子の高電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのカソード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の低電位側端子に接続
    されたコンデンサと、上記第1のダイオードおよびコン
    デンサの接続点と上記直流入力電源の高電位側端子との
    間に接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手段
    との直列接続体とを備え、上記第1のスイッチング手段
    のオン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンする
    ことにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介
    して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって
    上記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラ
    ンスの励磁エネルギー更にその漏れインダ クタンスや配
    線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上
    記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサ
    に充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との
    共振現象を利用して上記直流入力電源に回生し、上記ト
    ランスのリセット巻線を不要としたことを特徴とするD
    C/DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 直流入力電源と、低電位側端子が上記直
    流入力電源の低電位側端子に接続された第1のスイッチ
    ング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側
    端子と上記第1のスイッチング手段の高電位側端子との
    間に接続されたトランスと、アノード端子が上記トラン
    スの第1の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方の
    端子に接続された整流用ダイオードと、アノード端子が
    上記直流入力電源の高電位側端子に接続されカソード端
    子が上記整流用ダイオードのカソード端子に接続された
    還流用ダイオードと、この還流用ダイオードのカソード
    端子と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続さ
    れた、平滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続体
    からなるLCフィルタとを備えたブースト形のDC/D
    Cコンバータにおいて、 アノード端子が上記第1のスイッチング素子の高電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのカソード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の低電位側端子に接続
    されたコンデンサと、上記第1のダイオードおよびコン
    デンサの接続点と上記直流入力電源の高電位側端子との
    間に接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手段
    との直列接続体とを備え、上記第1のスイッチング手段
    のオン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンする
    ことにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介
    して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって
    上記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラ
    ンスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配
    線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上
    記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサ
    に充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との
    共振現象を利用して上記直流入力電源に回生し、上記ト
    ランスのリセット巻線を不要としたことを特徴とするD
    C/DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 直流入力電源と、低電位側端子が上記直
    流入力電源の低電位側端子に接続された第1のスイッチ
    ング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側
    端子と上記第1のスイッチング手段の高電位側端子との
    間に接続されたトランスと、上記トランスの第2の巻線
    の端子間に接続された、互いに同極性同士が向き合う整
    流用ダイオードと還流用ダイオードとの直列接続体と、
    上記還流用ダイオードと並列に接続された、平滑リアク
    トルと平滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィ
    ルタとを備えたDC/DCコンバータにおいて、 アノード端子が上記第1のスイッチング素子の高電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのカソード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の低電位側端子に接続
    されたコンデンサと、一方の端子が上記第1のダイオー
    ドおよびコンデンサの接続点に接続された第2のスイッ
    チング手段と、上記第2のスイッチング手段の他方の端
    子と上記直流入力電源の高電位側端子との間に接続され
    た誘導性素子と、アノード端子が上記第1のスイッチン
    グ手段の低電位側端子に接続されカソード端子が上記第
    2のスイッチング手段および誘導性素子の接続点に接続
    された第2のダイオードとを備え、上記第1のスイッチ
    ング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段を
    オンすることにより、上記オンした第2のスイッチング
    手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列
    となって上記直流入力電源に接続される回路を形成し、
    上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタ
    ンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーに
    よって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
    ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
    素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に回生
    し、上記トランスのリセット巻線を不要としたことを特
    徴とするDC/DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 直流入力電源と、低電位側端子が上記直
    流入力電源の低電位側端子に接続された第1のスイッチ
    ング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の高電位側
    端子と上記第1のスイッチング手段の高電位側端子との
    間に接続されたトランスと、アノード端子が上記トラン
    スの第1の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方の
    端子に接続された整流用ダイオードと、アノード端子が
    上記直流入力電源の高電位側端子に接続されカソード端
    子が上記整流用ダイオードのカソード端子に接続された
    還流用ダイオードと、この還流用ダイオードのカソード
    端子と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続さ
    れた、平滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続体
    からなるLCフィルタとを備えたブースト形のDC/D
    Cコンバータにおいて、 アノード端子が上記第1のスイッチング素子の高電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのカソード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の低電位側端子に接続
    されたコンデンサと、一方の端子が上記第1のダイオー
    ドおよびコンデンサの接続点に接続された第2のスイッ
    チング手段と、上記第2のスイッチング手段の他方の端
    子と上記直流入力電源の高電位側端子との間に接続され
    た誘導性素子と、アノード端子が上記第1のスイッチン
    グ手段の低電位側端子に接続されカソード端子が上記第
    2のスイッチング手段および誘導性素子の接続点に接続
    された第2のダイオードとを備え、上記第1のスイッチ
    ング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段を
    オンすることにより、上記オンした第2のスイッチング
    手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列
    となって上記直流入力電源に接続される回路を形成し、
    上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタ
    ンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーに
    よって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
    ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
    素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に回生
    し、上記トランスのリセット巻線を不要としたことを特
    徴とするDC/DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 直流入力電源と、高電位側端子が上記直
    流入力電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
    ング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位側
    端子と上記第1のスイッチング手段の低電位側端子との
    間に接続されたトランスと、上記トランスの第2の巻線
    の端子間に接続された、互いに同極性同士が向き合う整
    流用ダイオードと還流用ダイオードとの直列接続体と、
    上記還流用ダイオードと並列に接続された、平滑リアク
    トルと平滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィ
    ルタとを備えたDC/DCコンバータにおいて、 カソード端子が上記第1のスイッチング素子の低電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのアノード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の高電位側端子に接続
    されたコンデンサと、上記第1のダイオードおよびコン
    デンサの接続点と上記直流入力電源の低電位側端子との
    間に接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手段
    との直列接続体とを備え、上記第1のスイッチング手段
    のオン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンする
    ことにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介
    して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって
    上記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラ
    ンスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配
    線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上
    記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサ
    に充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との
    共振現象を利用して上記直流入力電源に回生し、上記ト
    ランスのリセット巻線を不要としたことを特徴とするD
    C/DCコンバータ。
  8. 【請求項8】 直流入力電源と、高電位側端子が上記直
    流入力電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
    ング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位側
    端子と上記第1のスイッチング手段の低電位側端子との
    間に接続されたトランスと、アノード端子が上記トラン
    スの第1の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方の
    端子に接続された整流用ダイオードと、アノード端子が
    上記直流入力電源の高電位側端子に接続されカソード端
    子が上記整流用ダイオードのカソード端子に接続された
    還流用ダイオードと、この還流用ダイオードのカソード
    端子と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続さ
    れた、平滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続体
    からなるLCフィルタとを備えたブースト形のDC/D
    Cコンバータにおいて、 カソード端子が上記第1のスイッチング素子の低電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのアノード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の高電位側端子に接続
    されたコンデンサと、上記第1のダイオードおよびコン
    デンサの接続点と上記直流入力電源の低電位側端子との
    間に接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手段
    との直列接続体とを備え、上記第1のスイッチング手段
    のオン期間内で上記第2のスイッチング手段をオンする
    ことにより、上記オンした第2のスイッチング手段を介
    して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列となって
    上記直流入力電源に接続される回路を形成し、上記トラ
    ンスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタンスや配
    線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーによって上
    記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサ
    に充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との
    共振現象を利用して上記直流入力電源に回生し、上記ト
    ランスのリセット巻線を不要としたことを特徴とするD
    C/DCコンバータ。
  9. 【請求項9】 直流入力電源と、高電位側端子が上記直
    流入力電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
    ング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位側
    端子と上記第1のスイッチング手段の低電位側端子との
    間に接続されたトランスと、上記トランスの第2の巻線
    の端子間に接続された、互いに同極性同士が向き合う整
    流用ダイオードと還流用ダイオードとの直列接続体と、
    上記還流用ダイオードと並列に接続された、平滑リアク
    トルと平滑コンデンサとの直列接続体からなるLCフィ
    ルタとを備えたDC/DCコンバータにおいて、 カソード端子が上記第1のスイッチング素子の低電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのアノード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の高電位側端子に接続
    されたコンデンサと、一方の端子が上記第1のダイオー
    ドおよびコンデンサの接続点に接続された第2のスイッ
    チング手段と、上記第2のスイッチング手段の他方の端
    子と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続され
    た誘導性素子と、カソード端子が上記第1のスイッチン
    グ手段の高電位側端子に接続されアノード端子が上記第
    2のスイッチング手段および誘導性素子の接続点に接続
    された第2のダイオードとを備え、上記第1のスイッチ
    ング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段を
    オンすることにより、上記オンした第2のスイッチング
    手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列
    となって上記直流入力電源に接続される回路を形成し、
    上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタ
    ンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーに
    よって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
    ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
    素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に回生
    し、上記トランスのリセット巻線を不要としたことを特
    徴とするDC/DCコンバータ。
  10. 【請求項10】 直流入力電源と、高電位側端子が上記
    直流入力電源の高電位側端子に接続された第1のスイッ
    チング手段と、第1の巻線が上記直流入力電源の低電位
    側端子と上記第1のスイッチング手段の低電位側端子と
    の間に接続されたトランスと、アノード端子が上記トラ
    ンスの第1の巻線と直列に接続された第2の巻線の一方
    の端子に接続された整流用ダイオードと、アノード端子
    が上記直流入力電源の高電位側端子に接続されカソード
    端子が上記整流用ダイオードのカソード端子に接続され
    た還流用ダイオードと、この還流用ダイオードのカソー
    ド端子と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続
    された、平滑リアクトルと平滑コンデンサとの直列接続
    体からなるLCフィルタとを備えたブースト形のDC/
    DCコンバータにおいて、 カソード端子が上記第1のスイッチング素子の低電位側
    端子に接続された第1のダイオードと、一方の端子が上
    記第1のダイオードのアノード端子に接続され他方の端
    子が上記第1のスイッチング手段の高電位側端子に接続
    されたコンデンサと、一方の端子が上記第1のダイオー
    ドおよびコンデンサの接続点に接続された第2のスイッ
    チング手段と、上記第2のスイッチング手段の他方の端
    子と上記直流入力電源の低電位側端子との間に接続され
    た誘導性素子と、カソード端子が上記第1のスイッチン
    グ手段の高電位側端子に接続されアノード端子が上記第
    2のスイッチング手段および誘導性素子の接続点に接続
    された第2のダイオードとを備え、上記第1のスイッチ
    ング手段のオン期間内で上記第2のスイッ チング手段を
    オンすることにより、上記オンした第2のスイッチング
    手段を介して上記コンデンサと上記誘導性素子とが直列
    となって上記直流入力電源に接続される回路を形成し、
    上記トランスの励磁エネルギー更にその漏れインダクタ
    ンスや配線のインダクタンスに蓄積されたエネルギーに
    よって上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
    ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
    素子との共振現象を利用して上記直流入力電源に回生
    し、上記トランスのリセット巻線を不要としたことを特
    徴とするDC/DCコンバータ。
  11. 【請求項11】 第1のスイッチング手段のオン期間内
    において第2のスイッチング手段をオン状態にし、か
    つ、上記第2のスイッチング手段のオン時間をコンデン
    サと誘導性素子とで決まる共振周期の1/2以上とした
    ことを特徴とする請求項3ないし10のいずれかに記載
    のDC/DCコンバータ。
  12. 【請求項12】 第2のスイッチング手段の電流を検出
    し、オン状態から上記電流が零になった後上記第2のス
    イッチング手段をオフ状態にするようにしたことを特徴
    とする請求項3ないし11のいずれかに記載のDC/D
    Cコンバータ。
  13. 【請求項13】 第2のスイッチング手段を極性を有す
    るものとし、オン状態から電流が零になると自動的にオ
    フするようにしたことを特徴とする請求項3ないし11
    のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  14. 【請求項14】 第1のスイッチング手段のオン、オフ
    動作と、第2のスイッチング手段のオン、オフ動作をそ
    れぞれ同期させることを特徴とする請求項11記載のD
    C/DCコンバータ。
  15. 【請求項15】 第1のスイッチング手段の最小オン時
    間がコンデンサと誘導性素子とで決まる共振周期の1/
    2未満で、かつ、上記第1のスイッチング手段のオン期
    間内において第2のスイッチング手段をオン状態にする
    ことを特徴とする請求項5、6、9または10のいずれ
    かに記載のDC/DCコンバータ。
  16. 【請求項16】 第1のスイッチング手段のオン、オフ
    動作と、第2のスイッチング手段のオン、オフ動作をそ
    れぞれ同期させることを特徴とする請求項15記載のD
    C/DCコンバータ。
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