JP2001224165A - チョッパ装置 - Google Patents

チョッパ装置

Info

Publication number
JP2001224165A
JP2001224165A JP2000031577A JP2000031577A JP2001224165A JP 2001224165 A JP2001224165 A JP 2001224165A JP 2000031577 A JP2000031577 A JP 2000031577A JP 2000031577 A JP2000031577 A JP 2000031577A JP 2001224165 A JP2001224165 A JP 2001224165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching means
capacitor
diode
power supply
inductive element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000031577A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuro Suga
郁朗 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000031577A priority Critical patent/JP2001224165A/ja
Publication of JP2001224165A publication Critical patent/JP2001224165A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スナバエネルギー回生時の損失の低減が可能
なチョッパ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 第1のスイッチング手段3のオン期間内
で第2のスイッチング手段17をオンすることにより、
第1のスイッチング手段3のオフ期間にコンデンサ15
に充電された電荷を、コンデンサ15→リアクトル16
→第2のスイッチング手段17→出力平滑コンデンサ7
→第1のスイッチング手段3→コンデンサ15の経路で
出力平滑コンデンサ7に回生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非絶縁形DC/
DCコンバータであるチョッパ装置に係り、特にスナバ
エネルギーを効率的に回生することができるチョッパ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図29は、例えば「スイッチングコンバ
ータの基礎」(コロナ社、原田、二宮、顧著)の107
頁に示された従来のアクティブスナバ回路付きのフォワ
ード形DC/DCコンバータを示す回路図である。図2
9において、1は直流電源、2はトランスであり、2a
は第1の巻線、2bは第2の巻線、3はスイッチング素
子、4は整流ダイオード、5は電流の環流手段としての
環流ダイオード、6はリアクトル、7は出力平滑コンデ
ンサであり、リアクトル6と出力平滑コンデンサ7で出
力LCフィルタを構成している。8はスナバ用ダイオー
ド、9はスナバ用コンデンサ、10はDC/DCコンバ
ータ、11はコンデンサ、12はスナバエネルギー回生
用のダイオードである。スナバ用ダイオード8とスナバ
用コンデンサ9、DC/DCコンバータ10、コンデン
サ11およびスナバエネルギー回生用のダイオード12
でアクティブスナバ回路13を構成している。
【0003】また、図30は上記図29に示した従来の
アクティブスナバ回路を非絶縁形DC/DCコンバータ
である降圧形のチョッパ装置に適用した回路図である。
図30において、1、3、および5〜13は上記図29
に示した従来例の構成要素と同一または同等のものであ
る。次にこれらの動作について説明する。アクティブス
ナバ回路13はスイッチング素子3がターンオフされる
と、スイッチング素子3のオン期間に配線の寄生インダ
クタンスに蓄積されたエネルギーをスナバ用ダイオード
8を通って、スナバ用コンデンサ9に充電し、そのエネ
ルギーをスイッチング素子3のスイッチング周波数以上
のスイッチング周波数で動作するDC/DCコンバータ
10によって、スナバエネルギー回生用ダイオード12
を介して入力電源側に回生する。スイッチング素子3の
電圧はアクティブスナバ回路13のスナバ用コンデンサ
9の電圧にクランプされ、スパイク電圧が抑制できる。
アクティブスナバ回路13のDC/DCコンバータ10
は一般に降圧形コンバータが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
配線の寄生インダクタンスに蓄積されたエネルギーをス
ナバ用コンデンサ9に充電した後、スイッチング素子3
のスイッチング周波数以上の高いスイッチング周波数で
動作するDC/DCコンバータ10によって入力電源側
に回生するためDC/DCコンバータ10でのスイッチ
ング損失が大きくなり、スナバ用コンデンサ9に充電し
たエネルギーの一部がスイッチング損失として消費され
る問題があった。
【0005】また、電力変換器の変換形式や変換条件に
よっては、入力電源側への回生が効率的でないという問
題点もあった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、スナバエネルギー回生時の損
失の低減が可能なチョッパ装置を提供することを目的と
する。また、スナバエネルギーの回生先を最適に選定し
たチョッパ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るチョッパ
装置は、一端が直流電源の高電位側端子に接続されたリ
アクトル、一方の極が上記リアクトルの他端に接続され
他方の極が上記直流電源の低電位側端子に接続された第
1のスイッチング手段、および上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、整流ダイオードと出力平滑
コンデンサとの直列接続体を備えた昇圧形のチョッパ装
置において、上記第1のスイッチング手段の両極間に接
続された、ダイオードとコンデンサとの直列接続体、お
よび上記ダイオードとコンデンサとの接続点および上記
直流電源の高電位側端子の間に接続された、誘導性素子
と第2のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記
第1のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイ
ッチング手段をオンすることにより、上記第1のスイッ
チング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電
荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用
して上記直流電源に回生するようにしたものである。
【0008】この発明に係るチョッパ装置は、一方の極
が直流電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
ング手段、上記第1のスイッチング手段の他方の極およ
び上記直流電源の低電位側端子の間に接続されたリアク
トル、および上記第1のスイッチング手段の両極間に接
続された、整流ダイオードと出力平滑コンデンサとの直
列接続体を備えた昇圧形のチョッパ装置において、上記
第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダイオ
ードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイオー
ドとコンデンサとの接続点および上記直流電源の低電位
側端子の間に接続された、誘導性素子と第2のスイッチ
ング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッチン
グ手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段をオ
ンすることにより、上記第1のスイッチング手段のオフ
期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コンデ
ンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流電源
に回生するようにしたものである。
【0009】この発明に係るチョッパ装置は、カソード
端子が直流電源の高電位側端子に接続された環流ダイオ
ード、一方の極が上記環流ダイオードのアノード端子に
接続され他方の極が上記直流電源の低電位側端子に接続
された第1のスイッチング手段、一端が上記環流ダイオ
ードのカソード端子に接続されたリアクトル、および一
端が上記リアクトルの他端に接続され他端が上記環流ダ
イオードのアノード端子に接続された出力平滑コンデン
サを備えた降圧形のチョッパ装置において、上記第1の
スイッチング手段の両極間に接続された、ダイオードと
コンデンサとの直列接続体、および上記ダイオードとコ
ンデンサとの接続点および上記リアクトルと出力平滑コ
ンデンサとの接続点の間に接続された、誘導性素子と第
2のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1
のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチ
ング手段をオンすることにより、上記第1のスイッチン
グ手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電荷
を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用し
て上記出力平滑コンデンサに回生するようにしたもので
ある。
【0010】この発明に係るチョッパ装置は、一方の極
が直流電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
ング手段、カソード端子が上記第1のスイッチング手段
の他方の極に接続されアノード端子が上記直流電源の低
電位側端子に接続された環流ダイオード、一端が上記環
流ダイオードのカソード端子に接続された出力平滑コン
デンサ、および一端が上記出力平滑コンデンサの他端に
接続され他端が上記環流ダイオードのアノード端子に接
続されたリアクトルを備えた降圧形のチョッパ装置にお
いて、上記第1のスイッチング手段の両極間に接続され
た、ダイオードとコンデンサとの直列接続体、および上
記ダイオードとコンデンサとの接続点および上記リアク
トルと出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続され
た、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続
体を備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内で
上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、上
記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサ
に充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との
共振現象を利用して上記出力平滑コンデンサに回生する
ようにしたものである。
【0011】この発明に係るチョッパ装置は、一方の極
が直流電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
ング手段、この第1のスイッチング手段の他方の極およ
び上記直流電源の低電位側端子の間に接続されたリアク
トル、アノード端子が上記直流電源の低電位側端子に接
続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオードの
カソード端子および上記第1のスイッチング手段の他方
の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備えた昇降
圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデンサと
の直列接続体、および上記ダイオードとコンデンサとの
接続点および上記整流ダイオードと出力平滑コンデンサ
との接続点の間に接続された、誘導性素子と第2のスイ
ッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッ
チング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段
をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
オフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コ
ンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記出力
平滑コンデンサに回生するようにしたものである。
【0012】この発明に係るチョッパ装置は、一端が直
流電源の高電位側端子に接続されたリアクトル、一方の
極が上記リアクトルの他端に接続され他方の極が上記直
流電源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング
手段、カソード端子が上記直流電源の高電位側端子に接
続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオードの
アノード端子および上記第1のスイッチング手段の一方
の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備えた昇降
圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデンサと
の直列接続体、および上記ダイオードとコンデンサとの
接続点および上記整流ダイオードと出力平滑コンデンサ
との接続点の間に接続された、誘導性素子と第2のスイ
ッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッ
チング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段
をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
オフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コ
ンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記出力
平滑コンデンサに回生するようにしたものである。
【0013】この発明に係るチョッパ装置は、一方の極
が直流電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
ング手段、この第1のスイッチング手段の他方の極およ
び上記直流電源の低電位側端子の間に接続されたリアク
トル、アノード端子が上記直流電源の低電位側端子に接
続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオードの
カソード端子および上記第1のスイッチング手段の他方
の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備えた昇降
圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデンサと
の直列接続体、および上記ダイオードとコンデンサとの
接続点および上記直流電源の低電位側端子の間に接続さ
れた、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接
続体を備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内
で上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、
上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデン
サに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子と
の共振現象を利用して上記直流電源に回生するようにし
たものである。
【0014】この発明に係るチョッパ装置は、一端が直
流電源の高電位側端子に接続されたリアクトル、一方の
極が上記リアクトルの他端に接続され他方の極が上記直
流電源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング
手段、カソード端子が上記直流電源の高電位側端子に接
続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオードの
アノード端子および上記第1のスイッチング手段の一方
の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備えた昇降
圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデンサと
の直列接続体、および上記ダイオードとコンデンサとの
接続点および上記直流電源の高電位側端子の間に接続さ
れた、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接
続体を備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内
で上記第2のスイッチング手段をオンすることにより、
上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデン
サに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子と
の共振現象を利用して上記直流電源に回生するようにし
たものである。
【0015】この発明に係るチョッパ装置は、その第1
のスイッチング手段の、一方の極にカソード端子が接続
され他方の極にアノード端子が接続された第2のダイオ
ードを備え、回生によりコンデンサの電圧が零になった
後、ダイオードと上記第2のダイオードとで上記コンデ
ンサをバイパスすることにより誘導性素子に残留するエ
ネルギー分を回生するようにしたものである。
【0016】この発明に係るチョッパ装置は、そのコン
デンサと並列に接続された第2のダイオードを備え、回
生により上記コンデンサの電圧が零になった後、上記第
2のダイオードで上記コンデンサをバイパスすることに
より誘導性素子に残留するエネルギー分を回生するよう
にしたものである。
【0017】この発明に係るチョッパ装置は、その直列
接続体を構成する誘導性素子と第2のスイッチング手段
とを、上記第2のスイッチング手段がダイオードとコン
デンサとの接続点側に位置するように接続し、上記第2
のスイッチング手段がオフした後、上記誘導性素子に残
留したエネルギーを回生するように、上記誘導性素子と
第2のスイッチング手段との接続点および回生先の直流
電源または出力平滑コンデンサの一方の端子の間に接続
された第2のダイオードを備えたものである。
【0018】この発明に係るチョッパ装置は、その直列
接続体を構成する誘導性素子と第2のスイッチング手段
とを、上記第2のスイッチング手段がダイオードとコン
デンサとの接続点側に位置するように接続するととも
に、上記第2のスイッチング手段を、上記ダイオードと
コンデンサとの接続点側に接続された電界効果型トラン
ジスタおよび逆流防止用ダイオードの直列接続体とし、
上記電界効果型トランジスタがオフした後、上記誘導性
素子に残留したエネルギーを回生するように、上記電界
効果型トランジスタと逆流防止用ダイオードとの接続点
および回生先の直流電源または出力平滑コンデンサの一
方の端子の間に接続された第2のダイオードを備えたも
のである。
【0019】この発明に係るチョッパ装置は、一方の極
が直流電源の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
ング手段、この第1のスイッチング手段の他方の極およ
び上記直流電源の低電位側端子の間に接続されたリアク
トル、アノード端子が上記直流電源の低電位側端子に接
続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオードの
カソード端子および上記第1のスイッチング手段の他方
の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備えた昇降
圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、第1のダイオードと第1の
コンデンサとの直列接続体、上記第1のダイオードと第
1のコンデンサとの接続点および上記整流ダイオードと
出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続された、第1
の誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続
体、上記第1のスイッチング手段の両極間に接続され
た、第2のダイオードと第2のコンデンサとの直列接続
体、および上記第2のダイオードと第2のコンデンサと
の接続点および上記直流電源の低電位側端子の間に接続
された、第2の誘導性素子と第3のスイッチング手段と
の直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段のオ
ン期間内で上記第2および第3のスイッチング手段をオ
ンすることにより、上記第1のスイッチング手段のオフ
期間に上記第1または/および第2のコンデンサに充電
された電荷を、上記第1のコンデンサと第1の誘導性素
子とまたは/および上記第2のコンデンサと第2の誘導
性素子との共振現象を利用して上記出力平滑コンデンサ
または/および上記直流電源に回生するようにしたもの
である。
【0020】この発明に係るチョッパ装置は、一端が直
流電源の高電位側端子に接続されたリアクトル、一方の
極が上記リアクトルの他端に接続され他方の極が上記直
流電源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング
手段、カソード端子が上記直流電源の高電位側端子に接
続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオードの
アノード端子および上記第1のスイッチング手段の一方
の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備えた昇降
圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、第1のダイオードと第1の
コンデンサとの直列接続体、上記第1のダイオードと第
1のコンデンサとの接続点および上記整流ダイオードと
出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続された、第1
の誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続
体、上記第1のスイッチング手段の両極間に接続され
た、第2のダイオードと第2のコンデンサとの直列接続
体、および上記第2のダイオードと第2のコンデンサと
の接続点および上記直流電源の高電位側端子の間に接続
された、第2の誘導性素子と第3のスイッチング手段と
の直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段のオ
ン期間内で上記第2および第3のスイッチング手段をオ
ンすることにより、上記第1のスイッチング手段のオフ
期間に上記第1または/および第2のコンデンサに充電
された電荷を、上記第1のコンデンサと第1の誘導性素
子とまたは/および上記第2のコンデンサと第2の誘導
性素子との共振現象を利用して上記出力平滑コンデンサ
または/および上記直流電源に回生するようにしたもの
である。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
を実施するための実施の形態1による非絶縁形DC/D
Cコンバータの1つである降圧形チョッパ装置を示す構
成図である。図1において、1は直流電源、3は第1の
スイッチング手段、5は環流ダイオード、6はリアクト
ル、7は出力平滑コンデンサである。14はダイオー
ド、15はコンデンサであり、これらは直列接続されて
おり、第1のスイッチング手段3と並列に接続されてい
る。16は誘導性素子としてのリアクトル、17は一方
向のみ電流を流すためにスイッチング素子17aとダイ
オード17bとを直列接続した第2のスイッチング手段
であり、リアクトル16と第2のスイッチング手段17
とは直列接続され、その一端はダイオード14とコンデ
ンサ15との接続点に接続されている。その他端側は出
力平滑コンデンサ7の高電位側端子に接続され、出力平
滑コンデンサ7の低電位側端子はダイオード14のアノ
ード端子に接続され、スナバ回路18が構成されてい
る。
【0022】なお、図1の主回路で構成される降圧形の
チョッパ装置は周知であるので、それ自体の動作の説明
は省略するが、直流電源1の電圧をVin、出力平滑コ
ンデンサ7の電圧をVoutとすると、 Vout/Vin=α<1 となる。但し、αはデューティファクタ(Duty F
actor)で、第1のスイッチング手段の1動作周期
におけるオン期間(Ton)とオフ期間(Toff)と
からα=Ton/(Ton+Toff)で表される。
【0023】従って、ここでは、後述するように、常に
電圧が低い出力平滑コンデンサ7側にスナバエネルギー
を回生するのが動作に無理がない。また、直接出力側に
回生することで、回生エネルギーがより有効に活かされ
ることになる。
【0024】次にスナバ回路の動作について説明する。
図2は本発明のスナバ回路動作の実施の形態1の一例を
示す動作波形図である。図中の図(a)は第1のスイッ
チング手段3の駆動波形、図(b)は第2のスイッチン
グ手段17aの駆動波形、図(c)はコンデンサ15の
電圧波形Vc、図(d)はリアクトル16または第2の
スイッチング手段17に流れる電流iLの波形である。
降圧形チョッパ装置の第1のスイッチング手段3がター
ンオフすると、回路の配線の寄生インダクタンス等に蓄
積されていたエネルギーがダイオード14を介して、コ
ンデンサ15に充電され、第1のスイッチング手段3に
かかる電圧を緩やかに上昇させて、ターンオフ時のスパ
イク電圧を吸収する。また、ターンオフ時の第1のスイ
ッチング手段3の電圧・電流の重なりが少なくなってス
イッチング損失が低減され、スイッチングノイズも低減
される。コンデンサ15に充電されたエネルギーは第1
のスイッチング手段3のオフ期間中保持される。
【0025】図2(a)(b)に示すように第1のスイ
ッチング手段3がターンオンしたと同時に、第2のスイ
ッチング手段17aをターンオンすると、コンデンサ1
5に蓄積され保持されていたエネルギーが図2(c)の
ように放電を開始する。この放電はコンデンサ15とリ
アクトル16との共振により行なわれ、リアクトル16
や第2のスイッチング手段17に流れる電流波形は図2
(d)のように正弦波状となる。コンデンサ15に蓄積
されていたスナバエネルギーはコンデンサ15→リアク
トル16→第2のスイッチング手段17→出力平滑コン
デンサ7→第1のスイッチング手段3→コンデンサ15
の経路で出力側に回生される。即ち、第1のスイッチン
グ手段3のオン期間以内において、第2のスイッチング
手段17を1回のみオン状態にすることにより、第1の
スイッチング手段3のオフ期間にコンデンサ15に充電
された電荷を、コンデンサ15とリアクトル16との共
振現象を利用して出力平滑コンデンサ7に回生すること
ができる。
【0026】以上のように降圧形チョッパ装置の配線の
寄生インダクタンス等に蓄積されたエネルギーをコンデ
ンサ15に充電し、そのエネルギーを第1のスイッチン
グ手段3のオン期間以内において、第2のスイッチング
手段17を1回のみオン状態にすることにより、コンデ
ンサ15とリアクトル16との共振現象を利用して出力
側の出力平滑コンデンサ7に回生するので、スナバ回路
内でのスイッチング損失を最小限にでき、有効にスナバ
エネルギーを出力側に伝送できる。また、コンデンサ1
5により第1のスイッチング手段3にかかる電圧が緩や
かに変化し、ターンオフ時のスパイク電圧が吸収され、
ターンオフ時の第1のスイッチング手段3の電圧・電流
の重なりが少なくなってスイッチング損失が低減され、
スイッチングノイズも低減できる。更に、直流電源1の
電圧より出力平滑コンデンサ7の電圧の方が低いため、
コンデンサ15に充電したスナバエネルギーをより多く
回生することができる。
【0027】なお、リアクトル16と第2のスイッチン
グ手段17の接続関係は逆であっても良く、スイッチン
グ素子17aとダイオード17bとの接続関係も逆であ
っても良い。また、第2のスイッチング手段17のター
ンオンは、第1のスイッチング手段3のターンオンと同
時でなくても第1のスイッチング手段3のターンオン後
であれば同様の動作、効果を得ることができる。更に、
第2のスイッチング手段17のターンオフは、第1のス
イッチング手段3のターンオフと同時でなくても第1の
スイッチング手段3のターンオフ前であってリアクトル
16または第2のスイッチング手段17に流れる電流が
零になった後であれば同様の動作、効果を得ることがで
きる。
【0028】実施の形態2.上記実施の形態1ではリア
クトル16または第2のスイッチング手段17に流れる
電流が零になった時に、コンデンサ15に残留電荷が残
る場合について示したが、配線の寄生インダクタンスの
大きささや入出力条件によっては、先にコンデンサ15
の電圧が零になり、その時点ではまだリアクトル16ま
たは第2のスイッチング手段17に電流が流れ続けてい
る場合がある。この場合の動作を図1、図3を用いて説
明する。図3において図(a)〜(d)は図2(a)〜
(d)と同一部分の波形を示すものであり、図(e)は
ダイオード14の電流iDの波形を示す。コンデンサ1
5の電圧が零になるまでの動作は上記実施の形態1と同
様の動作をする。コンデンサ15の電荷が全て放電され
電圧が零になると、ダイオード14が導通して、図3
(e)に示すようにリアクトル電流が零になるまで、リ
アクトル16→第2のスイッチング手段17→出力平滑
コンデンサ7→ダイオード14→リアクトル16の経路
でリアクトルのエネルギーが全て出力側に回生される。
【0029】以上のように、図1に示すチョッパ装置に
あっては、たとえ、リアクトル16に流れる電流が零に
なる前にコンデンサ15の電圧が零になって、その時点
でリアクトル16にエネルギー分が残留することがあっ
ても、当該リアクトル16に残留するエネルギーはダイ
オード14を経て残らず出力平滑コンデンサ7に回生さ
れ効率の高い動作特性が実現される。
【0030】実施の形態3.図4は、この発明を実施す
るための実施の形態3による非絶縁形DC/DCコンバ
ータの1つである降圧形チョッパ装置を示す構成図であ
る。図4において、1、3、5〜7、および14〜18
は図1に示した実施の形態1と同等のものである。但
し、リアクトル16は出力平滑コンデンサ7に、第2の
スイッチング手段17は(第1の)ダイオード14とコ
ンデンサ15との接続点に接続したものである。19は
第2のスイッチング手段17とリアクトル16との接続
点にカソード端子を、出力平滑コンデンサ7の低電位側
端子にアノード端子を接続した第2のダイオードであ
る。
【0031】上記実施の形態2ではコンデンサ15の電
圧Vcが零になった後の電流経路が、リアクトル16→
第2のスイッチング手段17→出力平滑コンデンサ7→
ダイオード14→リアクトル16の経路であるものにつ
いて示したが、この実施の形態3では、コンデンサ15
の電圧Vcが零になった後の電流経路が、リアクトル1
6→出力平滑コンデンサ7→第2のダイオード19→リ
アクトル16の経路となり第2のスイッチング手段17
を通らない構成となり、上記実施の形態2と同様の効果
を奏すると共に、第2のスイッチング手段17の導通損
失分が軽減しスナバエネルギーをより有効に出力平滑コ
ンデンサ7に回生できる効果がある。
【0032】また、第1のスイッチング手段3の最小オ
ン時間が例えばチョッパ装置の無負荷時や軽負荷時等で
非常に短い時間になる場合においては、第1のスイッチ
ング手段3のターンオフ時のスパイク電圧の抑制、スイ
ッチングノイズの低減、スイッチング損失の低減をする
ためにコンデンサ15の容量値をある程度大きくする必
要があることから、コンデンサ15とリアクトル16と
の共振周期の半分の時間が第1のスイッチング手段3の
最小オン時間より長くなってしまう場合が起こりうる。
この場合、リアクトル16に電流が流れている状態、即
ち、リアクトル16にエネルギーが残っている状態で第
2のスイッチング手段17をオフすることになり、第2
のスイッチング手段17にはターンオフ時に過大なスパ
イク電圧が発生し、ノイズの増加、効率の低下、あるい
は発熱を引き起こす問題があり、第2のスイッチング手
段17が破壊に至る場合もあるといった問題もある。
【0033】従って、第2のスイッチング手段17をオ
フした後の電流経路が、リアクトル16→出力平滑コン
デンサ7→第2のダイオード19→リアクトル16の経
路となるようにすることにより、第2のスイッチング手
段17をオフした後もリアクトル16に残ったエネルギ
ーが上記経路で出力平滑コンデンサ7に回生できる効果
が得られることは勿論のこと、第2のスイッチング手段
17にはターンオフ時のスパイク電圧の防止、ノイズ発
生の防止、効率低下の防止、あるいは発熱防止、第2の
スイッチング手段17の破壊防止の効果もある。この場
合、第2のスイッチング手段17のオン時間は第1のス
イッチング手段3のオン時間以内にする。
【0034】更に、第1のスイッチング手段3の最小オ
ン時間が、コンデンサ15とリアクトル16との共振周
期の半分の時間より短い場合においては、第1のスイッ
チング手段3のオン、オフ動作に、第2のスイッチング
手段17のオン、オフを同期させることにより、第2の
スイッチング手段17のオン時間が許容できる最大オン
時間にできるため、コンデンサ15に蓄積したエネルギ
ーを最大限、出力平滑コンデンサ7に回生できる効果が
得られる。
【0035】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4におけるチョッパ装置を示す構成図で、先の図4と
異なるのは、第2のダイオード19のカソード端子の接
続位置のみである。即ち、ここでは、第2のダイオード
19のカソード端子を第2のスイッチング手段17のス
イッチング素子17aとダイオード17bとの接続点に
接続している。ここでは、コンデンサ15の電圧が零に
なった後、また、第2のスイッチング手段17の電流が
オフした後の電流経路が、リアクトル16→出力平滑コ
ンデンサ7→第2のダイオード19→ダイオード17b
→リアクトル16の終路となり、先の実施の形態3で説
明したと同等の効果が得られる。
【0036】実施の形態5.先の各実施の形態では、第
1のスイッチング手段3が直流電源1の低電位側端子と
環流ダイオード5のアノード端子との間に接続されてい
るが、この実施の形態5の図6〜8は、第1のスイッチ
ング手段3が直流電源1の高電位側端子と環流ダイオー
ド5のカソード端子との間に接続されており、それぞれ
図1、4、5に対応するものである。この場合も、降圧
形のチョッパ装置としての動作は全く同一となり、か
つ、スナバ回路としての動作も全く同一となり、第1の
スイッチング手段3のオフ期間にコンデンサ15に充電
された電荷は、コンデンサ15とリアクトル16との共
振現象を利用して出力側の出力平滑コンデンサ7に回生
され、それぞれ図1、4、5で説明したと同等の効果を
奏する。
【0037】実施の形態6.図9は、この発明の実施の
形態6による非絶縁形DC/DCコンバータの1つであ
る昇圧形チョッパ装置を示す構成図である。図9におい
て、51は直流電源、53は第1のスイッチング手段、
54は整流ダイオード、56はリアクトル、57は出力
平滑コンデンサである。14はダイオード、15はコン
デンサであり、これらは直列接続されており、第1のス
イッチング手段53と並列に接続されている。16は誘
導性素子としてのリアクトル、17は一方向のみ電流を
流すためにスイッチング素子17aとダイオード17b
とを直列接続した第2のスイッチング手段であり、リア
クトル16と第2のスイッチング手段17とは直列接続
され、その一端はダイオード14とコンデンサ15との
接続点に接続されている。その他端側は直流電源51の
高電位側端子に接続されており、これらでスナバ回路1
8が構成されている。
【0038】なお、図9の主回路で構成される昇圧形の
チョッパ装置は周知であるのでそれ自体の動作の説明は
省略するが、直流電源51の電圧をVin、出力平滑コ
ンデンサ57の電圧をVoutとすると、 Vout/Vin=1/(1−α)>1 となる。従って、ここでは、後述するように、常に電圧
が低い直流電源51側にスナバエネルギーを回生するの
が効果的である。
【0039】次にスナバ回路の動作について説明する。
第1のスイッチング手段53がターンオフすると、回路
の配線の寄生インダクタンス等に蓄積されていたエネル
ギーがダイオード14を介して、コンデンサ15に充電
され、第1のスイッチング手段53にかかる電圧を緩や
かに上昇させて、ターンオフ時のスパイク電圧を吸収す
る。また、ターンオフ時の第1のスイッチング手段53
の電圧・電流の重なりが少なくなってスイッチング損失
が低減され、スイッチングノイズも低減される。コンデ
ンサ15に充電されたエネルギーは第1のスイッチング
手段53のオフ期間中保持される。そして、第1のスイ
ッチング手段53がターンオンしたと同時に、第2のス
イッチング手段17aをターンオンすると、コンデンサ
15に蓄積され保持されていたエネルギーが放電を開始
する。この放電はコンデンサ15とリアクトル16との
共振により行なわれ、コンデンサ15に蓄積されていた
スナバエネルギーは、コンデンサ15→リアクトル16
→第2のスイッチング手段17→直流電源51→コンデ
ンサ15の経路で入力側に回生される。即ち、第1のス
イッチング手段53のオン期間以内において、第2のス
イッチング手段17を1回のみオン状態にすることによ
り、第1のスイッチング手段53のオフ期間にコンデン
サ15に充電された電荷を、コンデンサ15とリアクト
ル16との共振現象を利用して直流電源51に回生する
ことができる。
【0040】以上のように、回路の配線の寄生インダク
タンス等に蓄積されたエネルギーをコンデンサ15に充
電し、そのエネルギーを第1のスイッチング手段53の
オン期間以内において、第2のスイッチング手段17を
1回のみオン状態にすることにより、コンデンサ15と
リアクトル16との共振現象を利用して出力側の直流電
源51に回生するので、スナバ回路内でのスイッチング
損失を最小限にでき、有効にスナバエネルギーを入力側
に回生できる。また、コンデンサ15により第1のスイ
ッチング手段53にかかる電圧が緩やかに変化し、ター
ンオフ時のスパイク電圧が吸収され、ターンオフ時の第
1のスイッチング手段53の電圧・電流の重なりが少な
くなってスイッチング損失が低減され、スイッチングノ
イズも低減できる。
【0041】なお、リアクトル16と第2のスイッチン
グ手段17の接続関係は逆であっても良く、スイッチン
グ素子17aとダイオード17bとの接続関係も逆であ
っても良い。また、第2のスイッチング手段17のター
ンオンは、第1のスイッチング手段53のターンオンと
同時でなくても第1のスイッチング手段53のターンオ
ン後であれば同様の動作、効果を得ることができる。更
に、第2のスイッチング手段17のターンオフは、第1
のスイッチング手段53のターンオフと同時でなくても
第1のスイッチング手段53のターンオフ前であってリ
アクトル16または第2のスイッチング手段17に流れ
る電流が零になった後であれば同様の動作、効果を得る
ことができる。
【0042】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7によるチョッパ装置を示す構成図である。先の図
9と異なるのは、第1のスイッチング手段53と並列に
第2のダイオード20を追加した点のみである。
【0043】ところで、回路の配線の寄生インダクタン
スの大きさや入出力条件によっては、リアクトル16ま
たは第2のスイッチング手段17に電流が流れ続けてい
るときに、コンデンサ15の電圧が零になる場合があ
る。この場合、リアクトル16に残留するエネルギー
を、リアクトル16→第2のスイッチング手段17→直
流電源51→第2のダイオード20→ダイオード14→
リアクトル16の経路で入力側の直流電源51に回生す
ることができる。
【0044】実施の形態8.図11はこの発明の実施の
形態8によるチョッパ装置を示す構成図である。先の図
10とほぼ同様の動作をなすもので、この回路では、コ
ンデンサ15と並列に第2のダイオード21が接続され
ている。
【0045】この場合、コンデンサ15の電圧が零にな
ると、リアクトル16に残留するエネルギーを、リアク
トル16→第2のスイッチング手段17→直流電源51
→第2のダイオード21→リアクトル16の経路で入力
側の直流電源51に回生することができる。この際、ダ
イオード14のオン電圧による損失分が図10の場合よ
り低減でき、その分、回生がより効率的に行われる利点
がある。
【0046】実施の形態9.図12はこの発明の実施の
形態9によるチョッパ装置を示す構成図である。ここで
は、リアクトル16は直流電源51の高電位側端子に、
第2のスイッチング手段17は(第1の)ダイオード1
4とコンデンサ15との接続点に接続され、そのカソー
ド端子がリアクトル16と第2のスイッチング手段17
との接続点に接続され、そのアノード端子が直流電源5
1の低電位側端子に接続された第2のダイオード19を
設けている。
【0047】リアクトル16に電流が流れている期間中
に、コンデンサ15の電圧が零になる場合や、第2のス
イッチング手段17をターンオフする必要がある場合
(実施の形態3で説明したように、第1のスイッチング
手段53のオン時間が短い場合等)には、リアクトル1
6→直流電源51→第2のダイオード19→リアクトル
16の経路で入力側の直流電源51に回生する。図11
の場合に比較して、第2のスイッチング手段17のオン
電圧による損失分が低減できる効果がある。また、第2
のスイッチング手段17のターンオフ時のスパイク電
圧、ノイズを低減し、第2のスイッチング手段17の破
壊防止の効果がある。
【0048】実施の形態10.図13はこの発明の実施
の形態10におけるチョッパ装置を示す構成図で、先の
図12と異なるのは、第2のダイオード19のカソード
端子の接続位置のみである。即ち、ここでは、第2のダ
イオード19のカソード端子を第2のスイッチング手段
17のスイッチング素子17aとダイオード17bとの
接続点に接続している。ここでは、コンデンサ15の電
圧が零になった後、また、第2のスイッチング手段17
の電流がオフした後の電流経路が、リアクトル16→直
流電源51→第2のダイオード19→ダイオード17b
→リアクトル16の終路となり、先の実施の形態9で説
明したと同等の効果が得られる。
【0049】実施の形態11.先の各実施の形態6〜1
0では、リアクトル56が直流電源51の高電位側端子
と第1のスイッチング手段53の高電位側端子との間に
接続されているが、この実施の形態11の図14〜18
は、リアクトル56が直流電源51の低電位側端子と第
1のスイッチング手段53の低電位側端子との間に接続
されており、それぞれ図9〜13に対応するものであ
る。この場合も、昇圧形のチョッパ装置としての動作は
全く同一となり、かつ、スナバ回路としての動作も全く
同一となり、第1のスイッチング手段53のオフ期間に
コンデンサ15に充電された電荷は、コンデンサ15と
リアクトル16との共振現象を利用して入力側の直流電
源51に回生され、それぞれ図9〜13で説明したと同
等の効果を奏する。
【0050】実施の形態12.図19は、この発明を実
施するための実施の形態12による非絶縁形DC/DC
コンバータの1つである昇降圧チョッパ装置を示す構成
図である。図19において、61は直流電源、63は直
流電源61の高電位側端子に接続された第1のスイッチ
ング手段、66はリアクトルであり、これらは直列に接
続されている。64は整流手段としての整流ダイオー
ド、67は出力平滑コンデンサであり、整流ダイオード
64を介して、リアクトル66と並列に出力平滑コンデ
ンサ67が接続され、昇降圧チョッパ装置が構成されて
いる。
【0051】14はダイオード、15はコンデンサであ
り、これらは直列接続されており、第1のスイッチング
手段63と並列に接続されている。16は誘導性素子と
してのリアクトル、17は一方向のみ電流を流すために
スイッチング素子17aとダイオード17bとを直列接
続した第2のスイッチング手段であり、リアクトル16
と第2のスイッチング手段17とは直列接続され、その
一端はダイオード14とコンデンサ15との接続点に接
続されている。その他端側は整流ダイオード64と出力
平滑コンデンサ67との接続点に接続されており、これ
らでスナバ回路18が構成されている。
【0052】なお、図19の主回路で構成される昇降圧
形のチョッパ装置は周知であるのでそれ自体の動作の説
明は省略するが、直流電源61の電圧をVin、出力平
滑コンデンサ67の電圧をVoutとすると、 Vout/Vin=α/(1−α) となる。従って、デューティファクタαが0.5以下で
あるとVout/Vin≦1となって出力平滑コンデン
サ67の電圧が直流電源61の電圧より低くなり、αが
0.5以上であるとVout/Vin≧1となって直流
電源61の電圧が出力平滑コンデンサ67の電圧より低
くなる。
【0053】図19の回路は、スナバエネルギーを出力
側の出力平滑コンデンサ67に回生するもので、上の出
力電圧特性からα≦0.5の領域でより効果的な回生動
作が達成されると言える。
【0054】次にスナバ回路の動作について説明する。
第1のスイッチング手段63がターンオフすると、回路
の配線の寄生インダクタンス等に蓄積されていたエネル
ギーがダイオード14を介して、コンデンサ15に充電
され、第1のスイッチング手段63にかかる電圧を緩や
かに上昇させて、ターンオフ時のスパイク電圧を吸収す
る。また、ターンオフ時の第1のスイッチング手段63
の電圧・電流の重なりが少なくなってスイッチング損失
が低減され、スイッチングノイズも低減される。コンデ
ンサ15に充電されたエネルギーは第1のスイッチング
手段63のオフ期間中保持される。そして、第1のスイ
ッチング手段63がターンオンしたと同時に、第2のス
イッチング手段17aをターンオンすると、コンデンサ
15に蓄積され保持されていたエネルギーが放電を開始
する。この放電はコンデンサ15とリアクトル16との
共振により行なわれ、コンデンサ15に蓄積されていた
スナバエネルギーは、コンデンサ15→リアクトル16
→第2のスイッチング手段17→出力平滑コンデンサ6
7→コンデンサ15の経路で出力側に回生される。即
ち、第1のスイッチング手段63のオン期間以内におい
て、第2のスイッチング手段17を1回のみオン状態に
することにより、第1のスイッチング手段63のオフ期
間にコンデンサ15に充電された電荷を、コンデンサ1
5とリアクトル16との共振現象を利用して出力平滑コ
ンデンサ67に回生することができる。
【0055】以上のように昇降圧チョッパ装置の配線の
寄生インダクタンス等に蓄積されたエネルギーをコンデ
ンサ15に充電し、そのエネルギーを第1のスイッチン
グ手段63のオン期間以内において、第2のスイッチン
グ手段17を1回のみオン状態にすることにより、コン
デンサ15とリアクトル16との共振現象を利用して出
力側の出力平滑コンデンサ67に回生するので、上記実
施の形態1と同様の効果を奏する。
【0056】また、上記実施の形態2と同様に先にコン
デンサ15の電圧が零になり、その時点ではまだリアク
トル16または第2のスイッチング手段17に電流が流
れ続ける場合には、コンデンサ15の電圧が零になる
と、ダイオード14が導通して、リアクトル電流が零に
なるまで、リアクトル16→第2のスイッチング手段1
7→出力平滑コンデンサ67→第1のスイッチング手段
63→ダイオード14→リアクトル16の経路でリアク
トルのエネルギーが全て出力側に回生される。以上のよ
うに上記実施の形態2と同様の効果を奏すると共に、コ
ンデンサ15に蓄積したスナバエネルギーを全て出力側
に伝送することができる。
【0057】なお、リアクトル16と第2のスイッチン
グ手段17の接続関係は逆であっても良く、スイッチン
グ素子17aとダイオード17bとの接続関係も逆であ
っても良い。また、第2のスイッチング手段17のター
ンオンは、第1のスイッチング手段63のターンオンと
同時でなくても第1のスイッチング手段63のターンオ
ン後であれば同様の動作、効果を得ることができる。更
に、第2のスイッチング手段17のターンオフは、第1
のスイッチング手段63のターンオフと同時でなくても
第1のスイッチング手段63のターンオフ前であってリ
アクトル16または第2のスイッチング手段17に流れ
る電流が零になった後であれば同様の動作、効果を得る
ことができる。
【0058】実施の形態13.図20は、この発明を実
施するための実施の形態13による非絶縁形DC/DC
コンバータの1つである昇降圧チョッパ装置を示す構成
図である。以下、図19と異なる点について説明する。
図20において、21は第2のダイオードであり、アノ
ード端子が上記第1のスイッチング手段63の低電位側
端子に接続され、カソード端子が上記コンデンサ15と
ダイオード14との接続点に接続されている。
【0059】上記実施の形態12ではコンデンサ15の
電圧Vcが零になった後の電流経路が、リアクトル16
→第2のスイッチング手段17→出力平滑コンデンサ6
7→第1のスイッチング手段63→ダイオード14→リ
アクトル16の経路であるものについて示したが、コン
デンサ15の電圧Vcが零になった後の電流経路が、リ
アクトル16→第2のスイッチング手段17→出力平滑
コンデンサ67→第2のダイオード21→リアクトル1
6の経路となり第1のスイッチング手段63とダイオー
ド14を通らず、上記実施の形態12と同様の効果を奏
すると共に、第1のスイッチング手段63の導通損失相
当分が図19の場合より低減でき、その分エネルギーを
一層有効に出力平滑コンデンサ67に回生できる効果が
ある。
【0060】実施の形態14.図21は、この発明を実
施するための実施の形態14による非絶縁形DC/DC
コンバータの1つである昇降圧チョッパ装置を示す構成
図である。図21において、61、63、64、66、
67および14〜18は図19に示した実施の形態12
の構成要素と同等のものである。但し、リアクトル16
は出力平滑コンデンサ67に、第2のスイッチング手段
17はダイオード14とコンデンサ15との接続点に接
続したものである。19は第2のスイッチング手段17
とリアクトル16との接続点にカソード端子を、出力平
滑コンデンサ67の低電位側端子にアノード端子を接続
した第2のダイオードである。
【0061】上記実施の形態13ではコンデンサ15の
電圧Vcが零になった後の電流経路が、リアクトル16
→第2のスイッチング手段17→出力平滑コンデンサ6
7→第2のダイオード21→リアクトル16の経路であ
るものについて示したが、コンデンサ15の電圧Vcが
零になった後の電流経路が、リアクトル16→出力平滑
コンデンサ67→第2のダイオード19→リアクトル1
6の経路となり第2のスイッチング手段17を通らない
構成としたので、上記実施の形態13と同様の効果を奏
すると共に、第2のスイッチング手段17の導通損失分
が図20の場合より低減でき、その分エネルギーを一層
有効に出力平滑コンデンサ67に回生できる効果があ
る。
【0062】また、第1のスイッチング手段63の最小
オン時間が例えばDC/DCコンバータの無負荷時や軽
負荷時等で非常に短い時間になる場合においては、第1
のスイッチング手段63のターンオフ時のスパイク電圧
の抑制、スイッチングノイズの低減、スイッチング損失
の低減をするためにコンデンサ15の容量値をある程度
大きくする必要から、コンデンサ15とリアクトル16
との共振周期の半分の時間が第1のスイッチング手段6
3の最小オン時間より長くなってしまう場合が起こりう
る。この場合、リアクトル16に電流が流れている状
態、即ちエネルギーが残っている状態で第2のスイッチ
ング手段17をオフすることになり、第2のスイッチン
グ手段17にはターンオフ時に過大なスパイク電圧が発
生し、ノイズの増加、効率の低下、あるいは発熱を引き
起こす問題があり、第2のスイッチング手段17が破壊
に到る場合もあると言った問題もある。第2のスイッチ
ング手段17をオフした後の電流経路が、リアクトル1
6→出力平滑コンデンサ67→第2のダイオード19→
リアクトル16の経路となるようにすることにより、リ
アクトル16に残ったエネルギーが上記経路で出力平滑
コンデンサ67に回生できる効果があり、第2のスイッ
チング手段17にはターンオフ時のスパイク電圧の防
止、ノイズ発生の防止、効率低下の防止、あるいは発熱
防止、第2のスイッチング手段17の破壊防止の効果が
ある。この場合、第2のスイッチング手段17のオン時
間は第1のスイッチング手段63のオン時間以内にす
る。
【0063】更に、第1のスイッチング手段63の最小
オン時間が、コンデンサ15とリアクトル16との共振
周期の半分の時間より短い場合においては、第1のスイ
ッチング手段63のオン、オフ動作に、第2のスイッチ
ング手段17のオン、オフを同期させることにより、第
2のスイッチング手段17のオン時間が許容できる最大
オン時間にできるため、コンデンサ15に蓄積したエネ
ルギーを最大限、出力平滑コンデンサ67に回生できる
効果が得られる。
【0064】実施の形態15.先の各実施の形態12〜
14では、第1のスイッチング手段63が直流電源61
の高電位側端子に接続されているが、この実施の形態1
5の図22〜24は、第1のスイッチング手段63が直
流電源61の低電位側端子に接続されており、それぞ
れ、図19〜21に対応するものである。この場合も、
昇降圧のチョッパ装置としての動作は全く同一となり、
かつ、スナバ回路としての動作も全く同一となり、第1
のスイッチング手段63のオフ期間にコンデンサ15に
充電された電荷は、コンデンサ15とリアクトル16と
の共振現象を利用して出力側の出力平滑コンデンサ67
に回生され、それぞれ図19〜21で説明したと同等の
効果を奏する。
【0065】実施の形態16.先の各実施の形態12〜
15では、昇降圧形のチョッパ装置において、そのスナ
バエネルギーを出力側の出力平滑コンデンサ67に回生
するものを示したが、チョッパ動作中のデューティファ
クタαがα≧0.5となるケースが多い場合等では出力
平滑コンデンサ67の電圧に対して入力側の直流電源6
1の電圧の方が低くなるケースが多く、このような場合
はスナバエネルギーを入力側の直流電源61に回生する
のが効率的である。
【0066】この実施の形態16の図25、26は、ス
ナバエネルギーを入力側の直流電源61へ回生する昇降
圧形のチョッパ装置を示す。図25は第1のスイッチン
グ手段63が直流電源61の高電位側端子に接続される
もの、図26は第1のスイッチング手段63が直流電源
61の低電位側端子に接続されるもので、それぞれ、先
の図19、図22に対応するものである。図20、2
1、図23、24に対応する構成のものも考えられる
が、これらと同様の要領で実現でき同等の動作、効果と
なるので説明は省略する。
【0067】図25の回路では、第1のスイッチング手
段63のオフ期間にコンデンサ15に充電された電荷
は、コンデンサ15→直流電源61→第2のスイッチン
グ手段17→リアクトル16→コンデンサ15の経路で
入力側の直流電源61に回生される。また、図26の回
路では、第1のスイッチング手段63のオフ期間にコン
デンサ15に充電された電荷は、コンデンサ15→リア
クトル16→第2のスイッチング手段17→直流電源6
1→コンデンサ15の経路で入力側の直流電源61に回
生される。
【0068】実施の形態17.図27、図28はこの発
明の実施の形態17による昇降圧形のチョッパ装置を示
す構成図で、前者は第1のスイッチング手段63が直流
電源61の高電位側端子に接続されたもの、後者は第1
のスイッチング手段63が直流電源61の低電位側端子
に接続されたものを示す。
【0069】この実施の形態17の特徴は、スナバエネ
ルギーを入力側の直流電源61へ回生するスナバ回路1
8Aと、出力側の出力平滑コンデンサ67へ回生するス
ナバ回路18Bとを併設した点である。これにより、直
流電源61の電圧が出力平滑コンデンサ67の電圧より
低い、昇圧動作の場合には、直流電源61に回生するス
ナバ回路18Aがメインのスナバとして動作する。逆
に、直流電源61の電圧が出力平滑コンデンサ67の電
圧より高い、降圧動作の場合には、出力平滑コンデンサ
67に回生するスナバ回路18Bがメインのスナバとし
て動作する。従って、電圧の変動に応じて、常にスナバ
エネルギーの回生が効率的に実行されるよう、その回生
先が選定される訳である。
【0070】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るチョッパ
装置は、一端が直流電源の高電位側端子に接続されたリ
アクトル、一方の極が上記リアクトルの他端に接続され
他方の極が上記直流電源の低電位側端子に接続された第
1のスイッチング手段、および上記第1のスイッチング
手段の両極間に接続された、整流ダイオードと出力平滑
コンデンサとの直列接続体を備えた昇圧形のチョッパ装
置において、上記第1のスイッチング手段の両極間に接
続された、ダイオードとコンデンサとの直列接続体、お
よび上記ダイオードとコンデンサとの接続点および上記
直流電源の高電位側端子の間に接続された、誘導性素子
と第2のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記
第1のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイ
ッチング手段をオンすることにより、上記第1のスイッ
チング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電
荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用
して上記直流電源に回生するようにしたので、スナバエ
ネルギーの処理による、効率の低下や発熱が防止でき、
スイッチング損失やスイッチングノイズも低減できる。
また、コンデンサに充電された電荷を、電圧が出力側よ
り常に低い入力側の直流電源に回生するので、効率的な
回生動作が実現する。
【0071】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
方の極が直流電源の高電位側端子に接続された第1のス
イッチング手段、上記第1のスイッチング手段の他方の
極および上記直流電源の低電位側端子の間に接続された
リアクトル、および上記第1のスイッチング手段の両極
間に接続された、整流ダイオードと出力平滑コンデンサ
との直列接続体を備えた昇圧形のチョッパ装置におい
て、上記第1のスイッチング手段の両極間に接続され
た、ダイオードとコンデンサとの直列接続体、および上
記ダイオードとコンデンサとの接続点および上記直流電
源の低電位側端子の間に接続された、誘導性素子と第2
のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1の
スイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチン
グ手段をオンすることにより、上記第1のスイッチング
手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、
上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上
記直流電源に回生するようにしたので、スナバエネルギ
ーの処理による、効率の低下や発熱が防止でき、スイッ
チング損失やスイッチングノイズも低減できる。また、
コンデンサに充電された電荷を、電圧が出力側より常に
低い入力側の直流電源に回生するので、効率的な回生動
作が実現する。
【0072】また、この発明に係るチョッパ装置は、カ
ソード端子が直流電源の高電位側端子に接続された環流
ダイオード、一方の極が上記環流ダイオードのアノード
端子に接続され他方の極が上記直流電源の低電位側端子
に接続された第1のスイッチング手段、一端が上記環流
ダイオードのカソード端子に接続されたリアクトル、お
よび一端が上記リアクトルの他端に接続され他端が上記
環流ダイオードのアノード端子に接続された出力平滑コ
ンデンサを備えた降圧形のチョッパ装置において、上記
第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダイオ
ードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイオー
ドとコンデンサとの接続点および上記リアクトルと出力
平滑コンデンサとの接続点の間に接続された、誘導性素
子と第2のスイッチング手段との直列接続体を備え、上
記第1のスイッチング手段のオン期間内で上記第2のス
イッチング手段をオンすることにより、上記第1のスイ
ッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された
電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利
用して上記出力平滑コンデンサに回生するようにしたの
で、スナバエネルギーの処理による、効率の低下や発熱
が防止でき、スイッチング損失やスイッチングノイズも
低減できる。また、コンデンサに充電された電荷を、電
圧が入力側より常に低い出力側の出力平滑コンデンサに
回生するので、効率的な回生動作が実現し、回生エネル
ギーの損失も少なくなる。
【0073】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
方の極が直流電源の高電位側端子に接続された第1のス
イッチング手段、カソード端子が上記第1のスイッチン
グ手段の他方の極に接続されアノード端子が上記直流電
源の低電位側端子に接続された環流ダイオード、一端が
上記環流ダイオードのカソード端子に接続された出力平
滑コンデンサ、および一端が上記出力平滑コンデンサの
他端に接続され他端が上記環流ダイオードのアノード端
子に接続されたリアクトルを備えた降圧形のチョッパ装
置において、上記第1のスイッチング手段の両極間に接
続された、ダイオードとコンデンサとの直列接続体、お
よび上記ダイオードとコンデンサとの接続点および上記
リアクトルと出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続
された、誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列
接続体を備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間
内で上記第2のスイッチング手段をオンすることによ
り、上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コン
デンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素
子との共振現象を利用して上記出力平滑コンデンサに回
生するようにしたので、スナバエネルギーの処理によ
る、効率の低下や発熱が防止でき、スイッチング損失や
スイッチングノイズも低減できる。また、コンデンサに
充電された電荷を、電圧が入力側より常に低い出力側の
出力平滑コンデンサに回生するので、効率的な回生動作
が実現し、回生エネルギーの損失も少なくなる。
【0074】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
方の極が直流電源の高電位側端子に接続された第1のス
イッチング手段、この第1のスイッチング手段の他方の
極および上記直流電源の低電位側端子の間に接続された
リアクトル、アノード端子が上記直流電源の低電位側端
子に接続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオ
ードのカソード端子および上記第1のスイッチング手段
の他方の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備え
た昇降圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッ
チング手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデ
ンサとの直列接続体、および上記ダイオードとコンデン
サとの接続点および上記整流ダイオードと出力平滑コン
デンサとの接続点の間に接続された、誘導性素子と第2
のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1の
スイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチン
グ手段をオンすることにより、上記第1のスイッチング
手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、
上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上
記出力平滑コンデンサに回生するようにしたので、スナ
バエネルギーの処理による、効率の低下や発熱が防止で
き、スイッチング損失やスイッチングノイズも低減でき
る。また、特に、出力側の電圧が低くなる降圧動作状態
が多い場合に、効率的な回生動作が実現する。
【0075】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
端が直流電源の高電位側端子に接続されたリアクトル、
一方の極が上記リアクトルの他端に接続され他方の極が
上記直流電源の低電位側端子に接続された第1のスイッ
チング手段、カソード端子が上記直流電源の高電位側端
子に接続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオ
ードのアノード端子および上記第1のスイッチング手段
の一方の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備え
た昇降圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッ
チング手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデ
ンサとの直列接続体、および上記ダイオードとコンデン
サとの接続点および上記整流ダイオードと出力平滑コン
デンサとの接続点の間に接続された、誘導性素子と第2
のスイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1の
スイッチング手段のオン期間内で上記第2のスイッチン
グ手段をオンすることにより、上記第1のスイッチング
手段のオフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、
上記コンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上
記出力平滑コンデンサに回生するようにしたので、スナ
バエネルギーの処理による、効率の低下や発熱が防止で
き、スイッチング損失やスイッチングノイズも低減でき
る。また、特に、出力側の電圧が低くなる降圧動作状態
が多い場合に、効率的な回生動作が実現する。
【0076】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
方の極が直流電源の高電位側端子に接続された第1のス
イッチング手段、この第1のスイッチング手段の他方の
極および上記直流電源の低電位側端子の間に接続された
リアクトル、アノード端子が上記直流電源の低電位側端
子に接続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオ
ードのカソード端子および上記第1のスイッチング手段
の他方の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備え
た昇降圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッ
チング手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデ
ンサとの直列接続体、および上記ダイオードとコンデン
サとの接続点および上記直流電源の低電位側端子の間に
接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手段との
直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段のオン
期間内で上記第2のスイッチング手段をオンすることに
より、上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
素子との共振現象を利用して上記直流電源に回生するよ
うにしたので、スナバエネルギーの処理による、効率の
低下や発熱が防止でき、スイッチング損失やスイッチン
グノイズも低減できる。また、特に入力側の電圧が低く
なる昇圧動作状態が多い場合に効率的な回生動作が実現
する。
【0077】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
端が直流電源の高電位側端子に接続されたリアクトル、
一方の極が上記リアクトルの他端に接続され他方の極が
上記直流電源の低電位側端子に接続された第1のスイッ
チング手段、カソード端子が上記直流電源の高電位側端
子に接続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオ
ードのアノード端子および上記第1のスイッチング手段
の一方の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備え
た昇降圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッ
チング手段の両極間に接続された、ダイオードとコンデ
ンサとの直列接続体、および上記ダイオードとコンデン
サとの接続点および上記直流電源の高電位側端子の間に
接続された、誘導性素子と第2のスイッチング手段との
直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段のオン
期間内で上記第2のスイッチング手段をオンすることに
より、上記第1のスイッチング手段のオフ期間に上記コ
ンデンサに充電された電荷を、上記コンデンサと誘導性
素子との共振現象を利用して上記直流電源に回生するよ
うにしたので、スナバエネルギーの処理による、効率の
低下や発熱が防止でき、スイッチング損失やスイッチン
グノイズも低減できる。また、特に入力側の電圧が低く
なる昇圧動作状態が多い場合に効率的な回生動作が実現
する。
【0078】また、この発明に係るチョッパ装置は、そ
の第1のスイッチング手段の、一方の極にカソード端子
が接続され他方の極にアノード端子が接続された第2の
ダイオードを備え、回生によりコンデンサの電圧が零に
なった後、ダイオードと上記第2のダイオードとで上記
コンデンサをバイパスすることにより誘導性素子に残留
するエネルギー分を回生するようにしたので、特に、誘
導性素子の残留エネルギー回生時の動作損失が低減す
る。
【0079】また、この発明に係るチョッパ装置は、そ
のコンデンサと並列に接続された第2のダイオードを備
え、回生により上記コンデンサの電圧が零になった後、
上記第2のダイオードで上記コンデンサをバイパスする
ことにより誘導性素子に残留するエネルギー分を回生す
るようにしたので、特に、誘導性素子の残留エネルギー
回生時の動作損失が低減する。
【0080】また、この発明に係るチョッパ装置は、そ
の直列接続体を構成する誘導性素子と第2のスイッチン
グ手段とを、上記第2のスイッチング手段がダイオード
とコンデンサとの接続点側に位置するように接続し、上
記第2のスイッチング手段がオフした後、上記誘導性素
子に残留したエネルギーを回生するように、上記誘導性
素子と第2のスイッチング手段との接続点および回生先
の直流電源または出力平滑コンデンサの一方の端子の間
に接続された第2のダイオードを備えたので、特に、第
2のスイッチング手段オフ後の誘導性素子の残留エネル
ギー回生時の動作損失が低減し、また、第2のスイッチ
ング手段のオフ動作に伴う負担も軽減され信頼性が向上
する。
【0081】また、この発明に係るチョッパ装置は、そ
の直列接続体を構成する誘導性素子と第2のスイッチン
グ手段とを、上記第2のスイッチング手段がダイオード
とコンデンサとの接続点側に位置するように接続すると
ともに、上記第2のスイッチング手段を、上記ダイオー
ドとコンデンサとの接続点側に接続された電界効果型ト
ランジスタおよび逆流防止用ダイオードの直列接続体と
し、上記電界効果型トランジスタがオフした後、上記誘
導性素子に残留したエネルギーを回生するように、上記
電界効果型トランジスタと逆流防止用ダイオードとの接
続点および回生先の直流電源または出力平滑コンデンサ
の一方の端子の間に接続された第2のダイオードを備え
たので、特に、第2のスイッチング手段オフ後の誘導性
素子の残留エネルギー回生時の動作損失が低減し、ま
た、第2のスイッチング手段のオフ動作に伴う負担も軽
減され信頼性が向上する。
【0082】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
方の極が直流電源の高電位側端子に接続された第1のス
イッチング手段、この第1のスイッチング手段の他方の
極および上記直流電源の低電位側端子の間に接続された
リアクトル、アノード端子が上記直流電源の低電位側端
子に接続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオ
ードのカソード端子および上記第1のスイッチング手段
の他方の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備え
た昇降圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッ
チング手段の両極間に接続された、第1のダイオードと
第1のコンデンサとの直列接続体、上記第1のダイオー
ドと第1のコンデンサとの接続点および上記整流ダイオ
ードと出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続され
た、第1の誘導性素子と第2のスイッチング手段との直
列接続体、上記第1のスイッチング手段の両極間に接続
された、第2のダイオードと第2のコンデンサとの直列
接続体、および上記第2のダイオードと第2のコンデン
サとの接続点および上記直流電源の低電位側端子の間に
接続された、第2の誘導性素子と第3のスイッチング手
段との直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段
のオン期間内で上記第2および第3のスイッチング手段
をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
オフ期間に上記第1または/および第2のコンデンサに
充電された電荷を、上記第1のコンデンサと第1の誘導
性素子とまたは/および上記第2のコンデンサと第2の
誘導性素子との共振現象を利用して上記出力平滑コンデ
ンサまたは/および上記直流電源に回生するようにした
ので、スナバエネルギーの処理による、効率の低下や発
熱が防止でき、スイッチング損失やスイッチングノイズ
も低減できる。また、コンデンサに充電された電荷を、
回生動作が効率的に実行される入力側の直流電源または
出力側の出力平滑コンデンサのいずれかまたは双方に回
生するので、昇降圧の動作範囲にかかわらず常に効率的
な回生動作が実現する。
【0083】また、この発明に係るチョッパ装置は、一
端が直流電源の高電位側端子に接続されたリアクトル、
一方の極が上記リアクトルの他端に接続され他方の極が
上記直流電源の低電位側端子に接続された第1のスイッ
チング手段、カソード端子が上記直流電源の高電位側端
子に接続された整流ダイオード、およびこの整流ダイオ
ードのアノード端子および上記第1のスイッチング手段
の一方の極の間に接続された出力平滑コンデンサを備え
た昇降圧形のチョッパ装置において、上記第1のスイッ
チング手段の両極間に接続された、第1のダイオードと
第1のコンデンサとの直列接続体、上記第1のダイオー
ドと第1のコンデンサとの接続点および上記整流ダイオ
ードと出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続され
た、第1の誘導性素子と第2のスイッチング手段との直
列接続体、上記第1のスイッチング手段の両極間に接続
された、第2のダイオードと第2のコンデンサとの直列
接続体、および上記第2のダイオードと第2のコンデン
サとの接続点および上記直流電源の高電位側端子の間に
接続された、第2の誘導性素子と第3のスイッチング手
段との直列接続体を備え、上記第1のスイッチング手段
のオン期間内で上記第2および第3のスイッチング手段
をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
オフ期間に上記第1または/および第2のコンデンサに
充電された電荷を、上記第1のコンデンサと第1の誘導
性素子とまたは/および上記第2のコンデンサと第2の
誘導性素子との共振現象を利用して上記出力平滑コンデ
ンサまたは/および上記直流電源に回生するようにした
ので、スナバエネルギーの処理による、効率の低下や発
熱が防止でき、スイッチング損失やスイッチングノイズ
も低減できる。また、コンデンサに充電された電荷を、
回生動作が効率的に実行される入力側の直流電源または
出力側の出力平滑コンデンサのいずれかまたは双方に回
生するので、昇降圧の動作範囲にかかわらず常に効率的
な回生動作が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるチョッパ装
置を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1のチョッパ装置のスナバ回路1
8の動作を説明するための動作波形図である。
【図3】 実施の形態2のチョッパ装置のスナバ回路1
8の動作を説明するための動作波形図である。
【図4】 この発明の実施の形態3におけるチョッパ装
置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4におけるチョッパ装
置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5におけるチョッパ装
置を示す構成図である。
【図7】 同じく、この発明の実施の形態5におけるチ
ョッパ装置を示す構成図である。
【図8】 同じく、この発明の実施の形態5におけるチ
ョッパ装置を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態6におけるチョッパ装
置を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態7におけるチョッパ
装置を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態8におけるチョッパ
装置を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態9におけるチョッパ
装置を示す構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態10におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態11におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図15】 同じく、この発明の実施の形態11におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図16】 同じく、この発明の実施の形態11におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図17】 同じく、この発明の実施の形態11におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図18】 同じく、この発明の実施の形態11におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図19】 この発明の実施の形態12におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図20】 この発明の実施の形態13におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図21】 この発明の実施の形態14におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図22】 この発明の実施の形態15におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図23】 同じく、この発明の実施の形態15におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図24】 同じく、この発明の実施の形態15におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図25】 この発明の実施の形態16におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図26】 同じく、この発明の実施の形態16におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図27】 この発明の実施の形態17におけるチョッ
パ装置を示す構成図である。
【図28】 同じく、この発明の実施の形態17におけ
るチョッパ装置を示す構成図である。
【図29】 従来のアクティブスナバを説明するための
回路図である。
【図30】 従来のアクティブスナバを説明するための
回路図である。
【符号の説明】
1,51,61 直流電源、3,53,63 第1のス
イッチング手段、4,54,64 整流ダイオード、5
リアクトル、6,56,66 リアクトル、7,5
7,67 出力平滑コンデンサ、14,14A,14B
ダイオード、15,15A,15B コンデンサ、1
6,16A,16B リアクトル、17,17A,17
B 第2のスイッチング手段、17a 電界効果型トラ
ンジスタ、17b 逆流防止用ダイオード、18,18
A,18B スナバ回路、19,20,21 第2のダ
イオード。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が直流電源の高電位側端子に接続さ
    れたリアクトル、一方の極が上記リアクトルの他端に接
    続され他方の極が上記直流電源の低電位側端子に接続さ
    れた第1のスイッチング手段、および上記第1のスイッ
    チング手段の両極間に接続された、整流ダイオードと出
    力平滑コンデンサとの直列接続体を備えた昇圧形のチョ
    ッパ装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記直流電源の高
    電位側端子の間に接続された、誘導性素子と第2のスイ
    ッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッ
    チング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段
    をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
    オフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コ
    ンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流
    電源に回生するようにしたことを特徴とするチョッパ装
    置。
  2. 【請求項2】 一方の極が直流電源の高電位側端子に接
    続された第1のスイッチング手段、上記第1のスイッチ
    ング手段の他方の極および上記直流電源の低電位側端子
    の間に接続されたリアクトル、および上記第1のスイッ
    チング手段の両極間に接続された、整流ダイオードと出
    力平滑コンデンサとの直列接続体を備えた昇圧形のチョ
    ッパ装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記直流電源の低
    電位側端子の間に接続された、誘導性素子と第2のスイ
    ッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッ
    チング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段
    をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
    オフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コ
    ンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流
    電源に回生するようにしたことを特徴とするチョッパ装
    置。
  3. 【請求項3】 カソード端子が直流電源の高電位側端子
    に接続された環流ダイオード、一方の極が上記環流ダイ
    オードのアノード端子に接続され他方の極が上記直流電
    源の低電位側端子に接続された第1のスイッチング手
    段、一端が上記環流ダイオードのカソード端子に接続さ
    れたリアクトル、および一端が上記リアクトルの他端に
    接続され他端が上記環流ダイオードのアノード端子に接
    続された出力平滑コンデンサを備えた降圧形のチョッパ
    装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記リアクトルと
    出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続された、誘導
    性素子と第2のスイッチング手段との直列接続体を備
    え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内で上記第
    2のスイッチング手段をオンすることにより、上記第1
    のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電
    された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現
    象を利用して上記出力平滑コンデンサに回生するように
    したことを特徴とするチョッパ装置。
  4. 【請求項4】 一方の極が直流電源の高電位側端子に接
    続された第1のスイッチング手段、カソード端子が上記
    第1のスイッチング手段の他方の極に接続されアノード
    端子が上記直流電源の低電位側端子に接続された環流ダ
    イオード、一端が上記環流ダイオードのカソード端子に
    接続された出力平滑コンデンサ、および一端が上記出力
    平滑コンデンサの他端に接続され他端が上記環流ダイオ
    ードのアノード端子に接続されたリアクトルを備えた降
    圧形のチョッパ装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記リアクトルと
    出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続された、誘導
    性素子と第2のスイッチング手段との直列接続体を備
    え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内で上記第
    2のスイッチング手段をオンすることにより、上記第1
    のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充電
    された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振現
    象を利用して上記出力平滑コンデンサに回生するように
    したことを特徴とするチョッパ装置。
  5. 【請求項5】 一方の極が直流電源の高電位側端子に接
    続された第1のスイッチング手段、この第1のスイッチ
    ング手段の他方の極および上記直流電源の低電位側端子
    の間に接続されたリアクトル、アノード端子が上記直流
    電源の低電位側端子に接続された整流ダイオード、およ
    びこの整流ダイオードのカソード端子および上記第1の
    スイッチング手段の他方の極の間に接続された出力平滑
    コンデンサを備えた昇降圧形のチョッパ装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記整流ダイオー
    ドと出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続された、
    誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続体を
    備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内で上記
    第2のスイッチング手段をオンすることにより、上記第
    1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充
    電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振
    現象を利用して上記出力平滑コンデンサに回生するよう
    にしたことを特徴とするチョッパ装置。
  6. 【請求項6】 一端が直流電源の高電位側端子に接続さ
    れたリアクトル、一方の極が上記リアクトルの他端に接
    続され他方の極が上記直流電源の低電位側端子に接続さ
    れた第1のスイッチング手段、カソード端子が上記直流
    電源の高電位側端子に接続された整流ダイオード、およ
    びこの整流ダイオードのアノード端子および上記第1の
    スイッチング手段の一方の極の間に接続された出力平滑
    コンデンサを備えた昇降圧形のチョッパ装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記整流ダイオー
    ドと出力平滑コンデンサとの接続点の間に接続された、
    誘導性素子と第2のスイッチング手段との直列接続体を
    備え、上記第1のスイッチング手段のオン期間内で上記
    第2のスイッチング手段をオンすることにより、上記第
    1のスイッチング手段のオフ期間に上記コンデンサに充
    電された電荷を、上記コンデンサと誘導性素子との共振
    現象を利用して上記出力平滑コンデンサに回生するよう
    にしたことを特徴とするチョッパ装置。
  7. 【請求項7】 一方の極が直流電源の高電位側端子に接
    続された第1のスイッチング手段、この第1のスイッチ
    ング手段の他方の極および上記直流電源の低電位側端子
    の間に接続されたリアクトル、アノード端子が上記直流
    電源の低電位側端子に接続された整流ダイオード、およ
    びこの整流ダイオードのカソード端子および上記第1の
    スイッチング手段の他方の極の間に接続された出力平滑
    コンデンサを備えた昇降圧形のチョッパ装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記直流電源の低
    電位側端子の間に接続された、誘導性素子と第2のスイ
    ッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッ
    チング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段
    をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
    オフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コ
    ンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流
    電源に回生するようにしたことを特徴とするチョッパ装
    置。
  8. 【請求項8】 一端が直流電源の高電位側端子に接続さ
    れたリアクトル、一方の極が上記リアクトルの他端に接
    続され他方の極が上記直流電源の低電位側端子に接続さ
    れた第1のスイッチング手段、カソード端子が上記直流
    電源の高電位側端子に接続された整流ダイオード、およ
    びこの整流ダイオードのアノード端子および上記第1の
    スイッチング手段の一方の極の間に接続された出力平滑
    コンデンサを備えた昇降圧形のチョッパ装置において、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、ダ
    イオードとコンデンサとの直列接続体、および上記ダイ
    オードとコンデンサとの接続点および上記直流電源の高
    電位側端子の間に接続された、誘導性素子と第2のスイ
    ッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のスイッ
    チング手段のオン期間内で上記第2のスイッチング手段
    をオンすることにより、上記第1のスイッチング手段の
    オフ期間に上記コンデンサに充電された電荷を、上記コ
    ンデンサと誘導性素子との共振現象を利用して上記直流
    電源に回生するようにしたことを特徴とするチョッパ装
    置。
  9. 【請求項9】 第1のスイッチング手段の、一方の極に
    カソード端子が接続され他方の極にアノード端子が接続
    された第2のダイオードを備え、回生によりコンデンサ
    の電圧が零になった後、ダイオードと上記第2のダイオ
    ードとで上記コンデンサをバイパスすることにより誘導
    性素子に残留するエネルギー分を回生するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1、2または5ないし8のいずれ
    かに記載したチョッパ装置。
  10. 【請求項10】 コンデンサと並列に接続された第2の
    ダイオードを備え、回生により上記コンデンサの電圧が
    零になった後、上記第2のダイオードで上記コンデンサ
    をバイパスすることにより誘導性素子に残留するエネル
    ギー分を回生するようにしたことを特徴とする請求項
    1、2または5ないし8のいずれかに記載したチョッパ
    装置。
  11. 【請求項11】 直列接続体を構成する誘導性素子と第
    2のスイッチング手段とを、上記第2のスイッチング手
    段がダイオードとコンデンサとの接続点側に位置するよ
    うに接続し、上記第2のスイッチング手段がオフした
    後、上記誘導性素子に残留したエネルギーを回生するよ
    うに、上記誘導性素子と第2のスイッチング手段との接
    続点および回生先の直流電源または出力平滑コンデンサ
    の一方の端子の間に接続された第2のダイオードを備え
    たことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載
    のチョッパ装置。
  12. 【請求項12】 直列接続体を構成する誘導性素子と第
    2のスイッチング手段とを、上記第2のスイッチング手
    段がダイオードとコンデンサとの接続点側に位置するよ
    うに接続するとともに、上記第2のスイッチング手段
    を、上記ダイオードとコンデンサとの接続点側に接続さ
    れた電界効果型トランジスタおよび逆流防止用ダイオー
    ドの直列接続体とし、上記電界効果型トランジスタがオ
    フした後、上記誘導性素子に残留したエネルギーを回生
    するように、上記電界効果型トランジスタと逆流防止用
    ダイオードとの接続点および回生先の直流電源または出
    力平滑コンデンサの一方の端子の間に接続された第2の
    ダイオードを備えたことを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載のチョッパ装置。
  13. 【請求項13】 一方の極が直流電源の高電位側端子に
    接続された第1のスイッチング手段、この第1のスイッ
    チング手段の他方の極および上記直流電源の低電位側端
    子の間に接続されたリアクトル、アノード端子が上記直
    流電源の低電位側端子に接続された整流ダイオード、お
    よびこの整流ダイオードのカソード端子および上記第1
    のスイッチング手段の他方の極の間に接続された出力平
    滑コンデンサを備えた昇降圧形のチョッパ装置におい
    て、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、第
    1のダイオードと第1のコンデンサとの直列接続体、上
    記第1のダイオードと第1のコンデンサとの接続点およ
    び上記整流ダイオードと出力平滑コンデンサとの接続点
    の間に接続された、第1の誘導性素子と第2のスイッチ
    ング手段との直列接続体、上記第1のスイッチング手段
    の両極間に接続された、第2のダイオードと第2のコン
    デンサとの直列接続体、および上記第2のダイオードと
    第2のコンデンサとの接続点および上記直流電源の低電
    位側端子の間に接続された、第2の誘導性素子と第3の
    スイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のス
    イッチング手段のオン期間内で上記第2および第3のス
    イッチング手段をオンすることにより、上記第1のスイ
    ッチング手段のオフ期間に上記第1または/および第2
    のコンデンサに充電された電荷を、上記第1のコンデン
    サと第1の誘導性素子とまたは/および上記第2のコン
    デンサと第2の誘導性素子との共振現象を利用して上記
    出力平滑コンデンサまたは/および上記直流電源に回生
    するようにしたことを特徴とするチョッパ装置。
  14. 【請求項14】 一端が直流電源の高電位側端子に接続
    されたリアクトル、一方の極が上記リアクトルの他端に
    接続され他方の極が上記直流電源の低電位側端子に接続
    された第1のスイッチング手段、カソード端子が上記直
    流電源の高電位側端子に接続された整流ダイオード、お
    よびこの整流ダイオードのアノード端子および上記第1
    のスイッチング手段の一方の極の間に接続された出力平
    滑コンデンサを備えた昇降圧形のチョッパ装置におい
    て、 上記第1のスイッチング手段の両極間に接続された、第
    1のダイオードと第1のコンデンサとの直列接続体、上
    記第1のダイオードと第1のコンデンサとの接続点およ
    び上記整流ダイオードと出力平滑コンデンサとの接続点
    の間に接続された、第1の誘導性素子と第2のスイッチ
    ング手段との直列接続体、上記第1のスイッチング手段
    の両極間に接続された、第2のダイオードと第2のコン
    デンサとの直列接続体、および上記第2のダイオードと
    第2のコンデンサとの接続点および上記直流電源の高電
    位側端子の間に接続された、第2の誘導性素子と第3の
    スイッチング手段との直列接続体を備え、上記第1のス
    イッチング手段のオン期間内で上記第2および第3のス
    イッチング手段をオンすることにより、上記第1のスイ
    ッチング手段のオフ期間に上記第1または/および第2
    のコンデンサに充電された電荷を、上記第1のコンデン
    サと第1の誘導性素子とまたは/および上記第2のコン
    デンサと第2の誘導性素子との共振現象を利用して上記
    出力平滑コンデンサまたは/および上記直流電源に回生
    するようにしたことを特徴とするチョッパ装置。
JP2000031577A 2000-02-09 2000-02-09 チョッパ装置 Pending JP2001224165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000031577A JP2001224165A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 チョッパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000031577A JP2001224165A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 チョッパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001224165A true JP2001224165A (ja) 2001-08-17

Family

ID=18556315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000031577A Pending JP2001224165A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 チョッパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001224165A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099423A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Honda Motor Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2008099421A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Honda Motor Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2010233312A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Yokohama National Univ 双方向昇降圧チョッパ回路
WO2010140227A1 (ja) * 2009-06-03 2010-12-09 トヨタ自動車株式会社 コンバータ制御装置
WO2011073777A1 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system including soft switching boost converter

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099423A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Honda Motor Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2008099421A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Honda Motor Co Ltd Dc−dcコンバータ
JP2010233312A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Yokohama National Univ 双方向昇降圧チョッパ回路
WO2010140227A1 (ja) * 2009-06-03 2010-12-09 トヨタ自動車株式会社 コンバータ制御装置
WO2011073777A1 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system including soft switching boost converter
US9029030B2 (en) 2009-12-18 2015-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system including soft switching boost converter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mao et al. Zero-voltage-switching DC–DC converters with synchronous rectifiers
Kim et al. New bidirectional ZVS PWM sepic/zeta DC-DC converter
US6349044B1 (en) Zero voltage zero current three level dc-dc converter
US7663898B2 (en) Switching power supply with direct conversion off AC power source
JP4401418B2 (ja) 双方向dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ
US7782639B2 (en) Adaptively configured and autoranging power converter arrays
Moo et al. Twin-buck converter with zero-voltage transition
EP1028518A2 (en) Soft-switching cell for reducing switching losses in pulse-width-modulated converters
WO2009136602A1 (ja) スイッチング電源装置
JP2002262551A (ja) ボルテージステップダウンdc−dcコンバータ
US20080037290A1 (en) Ac-dc converter and method for driving for ac-dc converter
Fujiwara et al. A novel lossless passive snubber for soft-switching boost-type converters
JPH11127575A (ja) 低廉で効率の高い電力変換器
JP6452226B2 (ja) Dc−dcコンバータの補助回路及びその補助回路を用いた双方向昇降圧dc−dcコンバータ
JP2006136125A (ja) 電荷蓄積素子の電力制御回路
JP4323049B2 (ja) 電力変換装置
JP2000116120A (ja) 電力変換装置
JP2001224165A (ja) チョッパ装置
JP2001054279A (ja) スナバ回路
JP2006087284A (ja) Dc/dcコンバータ
JP3055121B2 (ja) チョッパ型dc−dcコンバータ
JP2015122903A (ja) スイッチング電源装置、電力変換装置
JP3124921B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JPH10285915A (ja) スナバエネルギー回生回路
JP3585025B2 (ja) Ac/dcコンバータ