JP3534581B2 - トラクタ - Google Patents
トラクタInfo
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- JP3534581B2 JP3534581B2 JP25596697A JP25596697A JP3534581B2 JP 3534581 B2 JP3534581 B2 JP 3534581B2 JP 25596697 A JP25596697 A JP 25596697A JP 25596697 A JP25596697 A JP 25596697A JP 3534581 B2 JP3534581 B2 JP 3534581B2
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耕深自動制御機能
を備えるトラクタの技術分野に属するものである。
を備えるトラクタの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種トラクタのなかには、耕
深設定器の設定値と耕深センサの検出値との偏差に応じ
た速度で作業機を自動的に昇降制御する耕深自動制御機
能を備えるものがある。そして、この様なものでは、耕
深センサを備えない作業機を装着した状態で耕深自動制
御が働くことを回避すべく、耕深センサの非接続時に耕
深自動制御を禁止する必要があるが、単に耕深センサの
非接続判断に基づいて耕深自動制御を禁止したもので
は、耕深センサの接続操作と同時に耕深自動制御が働い
て作業機が急激に昇降作動する可能性がある。
深設定器の設定値と耕深センサの検出値との偏差に応じ
た速度で作業機を自動的に昇降制御する耕深自動制御機
能を備えるものがある。そして、この様なものでは、耕
深センサを備えない作業機を装着した状態で耕深自動制
御が働くことを回避すべく、耕深センサの非接続時に耕
深自動制御を禁止する必要があるが、単に耕深センサの
非接続判断に基づいて耕深自動制御を禁止したもので
は、耕深センサの接続操作と同時に耕深自動制御が働い
て作業機が急激に昇降作動する可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、耕深センサが
接続されても、所定の操作があるまで耕深自動制御を禁
止する手段を設けることが考えられるが、該手段に基づ
く作業機停止状態は、耕深センサの接続不良に基づく停
止状態、電気系もしくは油圧系の故障に基づく停止状
態、耕深自動スイッチのOFFに基づく停止状態等と差
異がないため、オペレータが停止原因を誤認して無駄な
作業を行う可能性があった。
接続されても、所定の操作があるまで耕深自動制御を禁
止する手段を設けることが考えられるが、該手段に基づ
く作業機停止状態は、耕深センサの接続不良に基づく停
止状態、電気系もしくは油圧系の故障に基づく停止状
態、耕深自動スイッチのOFFに基づく停止状態等と差
異がないため、オペレータが停止原因を誤認して無駄な
作業を行う可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、耕深センサを接続可能な制御部
に、耕深設定器の設定値と耕深センサの検出値との偏差
に応じた速度で作業機を自動的に昇降制御する耕深自動
制御手段を備えたトラクタにおいて、前記耕深自動制御
手段に、通常制御速度よりも低速で作業機を昇降制御す
る低速制御モードを設定すると共に、耕深センサの接続
操作を判断した場合に、耕深自動制御を低速制御モード
で実行する低速制御モード実行手段を設けたものであ
る。つまり、耕深センサの接続操作判断に基づいて作業
機を低速で昇降させるため、耕深センサの接続操作と同
時に作業機が急激に昇降する不都合がない許りか、前記
低速昇降に基づいて耕深センサの接続等を確認できる利
点がある。また、耕深自動制御を低速制御モードで実行
する場合に、作業機目標位置をポジションレバーの設定
位置で置き換える目標位置置換手段を設けたものであ
る。つまり、耕深センサを接続した際、作業機がどこま
で昇降するのかを容易に認識することができ、また、作
業機昇降位置とポジションレバー設定位置との一致を低
速制御モードの解除条件にする場合には、ポジションレ
バーの一致操作を省略できる利点がある。また、ポジシ
ョンレバーの操作を判断した場合に、低速制御モードを
解除する低速制御モード解除手段を設けたものである。
つまり、耕深センサを接続した後、ポジションレバーを
操作するだけで通常制御モードの耕深自動制御を開始す
ることができる。また、耕深センサの接続操作を判断し
た場合に、所定時間経過してから耕深自動制御を低速制
御モードで実行する低速制御モード実行遅延手段を設け
たものである。つまり、耕深センサが接続されてから所
定時間後に作業機を低速で昇降させるため、耕深センサ
の接続操作を余裕をもって行うことができる許りでな
く、接続直後の不安定な耕深センサ信号をスキップでき
る利点がある。
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、耕深センサを接続可能な制御部
に、耕深設定器の設定値と耕深センサの検出値との偏差
に応じた速度で作業機を自動的に昇降制御する耕深自動
制御手段を備えたトラクタにおいて、前記耕深自動制御
手段に、通常制御速度よりも低速で作業機を昇降制御す
る低速制御モードを設定すると共に、耕深センサの接続
操作を判断した場合に、耕深自動制御を低速制御モード
で実行する低速制御モード実行手段を設けたものであ
る。つまり、耕深センサの接続操作判断に基づいて作業
機を低速で昇降させるため、耕深センサの接続操作と同
時に作業機が急激に昇降する不都合がない許りか、前記
低速昇降に基づいて耕深センサの接続等を確認できる利
点がある。また、耕深自動制御を低速制御モードで実行
する場合に、作業機目標位置をポジションレバーの設定
位置で置き換える目標位置置換手段を設けたものであ
る。つまり、耕深センサを接続した際、作業機がどこま
で昇降するのかを容易に認識することができ、また、作
業機昇降位置とポジションレバー設定位置との一致を低
速制御モードの解除条件にする場合には、ポジションレ
バーの一致操作を省略できる利点がある。また、ポジシ
ョンレバーの操作を判断した場合に、低速制御モードを
解除する低速制御モード解除手段を設けたものである。
つまり、耕深センサを接続した後、ポジションレバーを
操作するだけで通常制御モードの耕深自動制御を開始す
ることができる。また、耕深センサの接続操作を判断し
た場合に、所定時間経過してから耕深自動制御を低速制
御モードで実行する低速制御モード実行遅延手段を設け
たものである。つまり、耕深センサが接続されてから所
定時間後に作業機を低速で昇降させるため、耕深センサ
の接続操作を余裕をもって行うことができる許りでな
く、接続直後の不安定な耕深センサ信号をスキップでき
る利点がある。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はトラク
タの走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降
リンク機構2を介してロータリ等の耕耘式作業機3が着
脱自在に装着されている。そして、前記作業機3は、リ
フトロッド4を介して昇降リンク機構2を吊持するリフ
トアーム5の油圧作動に伴って昇降するが、これらの基
本構成は何れも従来通りである。
を図面に基づいて説明する。図面において、1はトラク
タの走行機体であって、該走行機体1の後部には、昇降
リンク機構2を介してロータリ等の耕耘式作業機3が着
脱自在に装着されている。そして、前記作業機3は、リ
フトロッド4を介して昇降リンク機構2を吊持するリフ
トアーム5の油圧作動に伴って昇降するが、これらの基
本構成は何れも従来通りである。
【0006】6は前記作業機3に設けられる耕深センサ
であって、該耕深センサ6は、耕深変化に伴って上下揺
動するリヤカバー7の揺動角を検出し、該検出信号をハ
ーネス8を介して後述する制御部9に入力するが、前記
ハーネス8には、作業機3の着脱を考慮してカプラ10
(センサ側カプラ10a、制御部側カプラ10b)が介
設されている。
であって、該耕深センサ6は、耕深変化に伴って上下揺
動するリヤカバー7の揺動角を検出し、該検出信号をハ
ーネス8を介して後述する制御部9に入力するが、前記
ハーネス8には、作業機3の着脱を考慮してカプラ10
(センサ側カプラ10a、制御部側カプラ10b)が介
設されている。
【0007】11は前記リフトアーム5を油圧作動させ
るリフトシリンダであって、該リフトシリンダ11は、
上昇用ソレノイド12aおよび下降用ソレノイド12b
を備えるリフトアーム用電磁切換バルブ12の切換操作
に基づいて伸縮作動するが、上昇用ソレノイド12aお
よび下降用ソレノイド12bは、制御部9から出力され
るインチングパルス信号に基づいて間欠駆動するため、
インチングパルス信号のデューティ設定(ON時間/周
期)に応じて作業機3の昇降速度を制御することができ
るようになっている。
るリフトシリンダであって、該リフトシリンダ11は、
上昇用ソレノイド12aおよび下降用ソレノイド12b
を備えるリフトアーム用電磁切換バルブ12の切換操作
に基づいて伸縮作動するが、上昇用ソレノイド12aお
よび下降用ソレノイド12bは、制御部9から出力され
るインチングパルス信号に基づいて間欠駆動するため、
インチングパルス信号のデューティ設定(ON時間/周
期)に応じて作業機3の昇降速度を制御することができ
るようになっている。
【0008】13は運転席14の一側方に配設されるサ
イドパネルであって、該サイドパネル13には、ポジシ
ョン制御の目標高さ設定操作具であるポジションレバー
15、耕深自動制御のON−OFF操作具である耕深自
動スイッチ16、耕深自動制御の目標耕深設定操作具で
ある耕深設定ボリューム(耕深設定器)17等の操作具
が組み込まれている。
イドパネルであって、該サイドパネル13には、ポジシ
ョン制御の目標高さ設定操作具であるポジションレバー
15、耕深自動制御のON−OFF操作具である耕深自
動スイッチ16、耕深自動制御の目標耕深設定操作具で
ある耕深設定ボリューム(耕深設定器)17等の操作具
が組み込まれている。
【0009】前記制御部9は、所謂マイクロコンピュー
タを用いて構成されており、その入力側には、前述した
耕深センサ6、耕深自動スイッチ16および耕深設定ボ
リューム17に加え、リフトアーム5の上下揺動角を検
出するリフトアームセンサ18、ポジションレバー15
の操作角を検出するポジションセンサ19等が接続され
る一方、出力側には、前述したリフトアーム用電磁切換
バルブ12の上昇用ソレノイド12aおよび下降用ソレ
ノイド12bに加え、耕深自動制御状態を表示する耕深
自動ランプ20、警報音を発生させる警報ブザー21等
が接続されている。つまり、制御部9は、ポジションセ
ンサ19の検出値とリフトアームセンサ18の検出値と
の偏差に応じた速度で作業機3(リフトアーム5)を自
動的に昇降制御する「ポジション制御」、耕深設定ボリ
ューム17の設定値と耕深センサ6の検出値との偏差に
応じた速度で作業機3を自動的に昇降制御する「耕深自
動制御」等の制御プログラムを備えるが、前記「耕深自
動制御」に、耕耘作業時に実行される通常制御モード
と、該通常制御モードよりも低速(通常デューティの1
/n)で作業機3を昇降制御する低速制御モードとを設
定すると共に、このモード切換えを「耕深自動モード切
換」において行うようになっており、以下、本発明の要
部である「耕深自動モード切換」をフローチャートに基
づいて説明する。
タを用いて構成されており、その入力側には、前述した
耕深センサ6、耕深自動スイッチ16および耕深設定ボ
リューム17に加え、リフトアーム5の上下揺動角を検
出するリフトアームセンサ18、ポジションレバー15
の操作角を検出するポジションセンサ19等が接続され
る一方、出力側には、前述したリフトアーム用電磁切換
バルブ12の上昇用ソレノイド12aおよび下降用ソレ
ノイド12bに加え、耕深自動制御状態を表示する耕深
自動ランプ20、警報音を発生させる警報ブザー21等
が接続されている。つまり、制御部9は、ポジションセ
ンサ19の検出値とリフトアームセンサ18の検出値と
の偏差に応じた速度で作業機3(リフトアーム5)を自
動的に昇降制御する「ポジション制御」、耕深設定ボリ
ューム17の設定値と耕深センサ6の検出値との偏差に
応じた速度で作業機3を自動的に昇降制御する「耕深自
動制御」等の制御プログラムを備えるが、前記「耕深自
動制御」に、耕耘作業時に実行される通常制御モード
と、該通常制御モードよりも低速(通常デューティの1
/n)で作業機3を昇降制御する低速制御モードとを設
定すると共に、このモード切換えを「耕深自動モード切
換」において行うようになっており、以下、本発明の要
部である「耕深自動モード切換」をフローチャートに基
づいて説明する。
【0010】さて、「耕深自動モード切換」では、セン
サデータ、スイッチデータ、ボリュームデータ等を読み
込んだ後、耕深自動スイッチ16(モーメンタリの場合
は状態保存データもしくは初期データ)がONであるか
否かを判断し、この判断がNOである場合には、耕深自
動制御をOFF状態にすると共に、耕深自動ランプ20
を消灯する。一方、耕深自動スイッチ16がONの場合
には、耕深センサ入力端子のレベル、もしくは別途設け
られるカプラ接続検出ラインの断続状態に基づいて耕深
センサ6(カプラ10)の接続状態を判断する。ここ
で、耕深センサ6が非接続状態であると判断した場合に
は、耕深自動制御をOFF状態とするが、前回が非接続
状態で、かつ今回が接続状態である場合には、耕深セン
サ6の接続操作であると判断して低速制御モードフラグ
をセットすると共に、所定時間のタイマをセットするよ
うになっている。そして、低速制御モードフラグがセッ
トされた状態では、前記タイマ時間が経過するまで耕深
自動制御をOFF状態とするが、タイマ時間が経過した
後は、耕深設定ボリューム値をポジションセンサ値で、
耕深センサ値をリフトアームセンサ値でそれぞれ置換
(図5の「耕深設定値にポジションセンサ値、耕深セン
サ値にリフトアームセンサ値セット」)した後、低速制
御モードの耕深自動制御を実行すると共に、耕深自動ラ
ンプ20を点滅させるようになっている。つまり、耕深
自動スイッチ16がONの状態で耕深センサ6のカプラ
10を接続操作すると、所定時間経過した後、低速制御
モードの耕深自動制御に基づいて作業機3がポジション
レバー位置を目標としてゆっくりと昇降し、また、この
状態では、耕深自動ランプ20の点滅に基づいて低速制
御モード状態であることが報知されるようになってい
る。
サデータ、スイッチデータ、ボリュームデータ等を読み
込んだ後、耕深自動スイッチ16(モーメンタリの場合
は状態保存データもしくは初期データ)がONであるか
否かを判断し、この判断がNOである場合には、耕深自
動制御をOFF状態にすると共に、耕深自動ランプ20
を消灯する。一方、耕深自動スイッチ16がONの場合
には、耕深センサ入力端子のレベル、もしくは別途設け
られるカプラ接続検出ラインの断続状態に基づいて耕深
センサ6(カプラ10)の接続状態を判断する。ここ
で、耕深センサ6が非接続状態であると判断した場合に
は、耕深自動制御をOFF状態とするが、前回が非接続
状態で、かつ今回が接続状態である場合には、耕深セン
サ6の接続操作であると判断して低速制御モードフラグ
をセットすると共に、所定時間のタイマをセットするよ
うになっている。そして、低速制御モードフラグがセッ
トされた状態では、前記タイマ時間が経過するまで耕深
自動制御をOFF状態とするが、タイマ時間が経過した
後は、耕深設定ボリューム値をポジションセンサ値で、
耕深センサ値をリフトアームセンサ値でそれぞれ置換
(図5の「耕深設定値にポジションセンサ値、耕深セン
サ値にリフトアームセンサ値セット」)した後、低速制
御モードの耕深自動制御を実行すると共に、耕深自動ラ
ンプ20を点滅させるようになっている。つまり、耕深
自動スイッチ16がONの状態で耕深センサ6のカプラ
10を接続操作すると、所定時間経過した後、低速制御
モードの耕深自動制御に基づいて作業機3がポジション
レバー位置を目標としてゆっくりと昇降し、また、この
状態では、耕深自動ランプ20の点滅に基づいて低速制
御モード状態であることが報知されるようになってい
る。
【0011】また、低速制御モードの耕深自動制御を実
行している状態では、ポジションセンサ値の変化を判断
し、該判断がYESになった場合には、低速制御モード
フラグをリセットすると共に、警報ブザー21を所定時
間作動して低速制御モードの解除を報知し、そして、低
速制御モードフラグがリセットされた後は、通常制御モ
ードの耕深自動制御を実行しつつ、耕深自動ランプ20
を連続点灯させて通常制御モード状態であることを報知
するようになっている。
行している状態では、ポジションセンサ値の変化を判断
し、該判断がYESになった場合には、低速制御モード
フラグをリセットすると共に、警報ブザー21を所定時
間作動して低速制御モードの解除を報知し、そして、低
速制御モードフラグがリセットされた後は、通常制御モ
ードの耕深自動制御を実行しつつ、耕深自動ランプ20
を連続点灯させて通常制御モード状態であることを報知
するようになっている。
【0012】叙述の如く構成されたものにおいて、耕深
自動制御に、通常制御速度よりも低速で作業機3を昇降
制御する低速制御モードを設定すると共に、耕深センサ
6の接続操作を判断した場合に、耕深自動制御を低速制
御モードで実行するようにしたため、耕深センサ6を接
続操作した際に、作業機3がゆっくりと昇降することに
なり、その結果、耕深センサ3の接続操作と同時に作業
機3が急激に昇降する不都合を回避することができる許
りでなく、ゆっくりとした昇降作動に基づいて、耕深セ
ンサ6の接続状態、電気系もしくは油圧系の故障の有
無、耕深自動スイッチ16のON−OFF等を確認する
ことができる。
自動制御に、通常制御速度よりも低速で作業機3を昇降
制御する低速制御モードを設定すると共に、耕深センサ
6の接続操作を判断した場合に、耕深自動制御を低速制
御モードで実行するようにしたため、耕深センサ6を接
続操作した際に、作業機3がゆっくりと昇降することに
なり、その結果、耕深センサ3の接続操作と同時に作業
機3が急激に昇降する不都合を回避することができる許
りでなく、ゆっくりとした昇降作動に基づいて、耕深セ
ンサ6の接続状態、電気系もしくは油圧系の故障の有
無、耕深自動スイッチ16のON−OFF等を確認する
ことができる。
【0013】また、本実施形態では、耕深自動制御を低
速制御モードで実行する場合に、耕深設定ボリューム値
をポジションセンサ値で置換すると共に、耕深センサ値
をリフトアームセンサ値で置換するため、耕深センサ6
を接続した際に、作業機3がポジションレバー位置を目
標としてゆっくりと昇降作動することになり、その結
果、作業機3がどこまで昇降するのかを容易に認識する
ことができる許りでなく、接続直後の不安定な耕深セン
サ値に基づいて低速制御モードを実行する場合に比して
制御の安定性を向上させることができる。
速制御モードで実行する場合に、耕深設定ボリューム値
をポジションセンサ値で置換すると共に、耕深センサ値
をリフトアームセンサ値で置換するため、耕深センサ6
を接続した際に、作業機3がポジションレバー位置を目
標としてゆっくりと昇降作動することになり、その結
果、作業機3がどこまで昇降するのかを容易に認識する
ことができる許りでなく、接続直後の不安定な耕深セン
サ値に基づいて低速制御モードを実行する場合に比して
制御の安定性を向上させることができる。
【0014】また、ポジションレバー15の操作判断に
基づいて低速制御モードを解除するため、耕深センサ6
を接続した後、ポジションレバー15を操作するだけで
通常制御モードの耕深自動制御を開始することができ
る。
基づいて低速制御モードを解除するため、耕深センサ6
を接続した後、ポジションレバー15を操作するだけで
通常制御モードの耕深自動制御を開始することができ
る。
【0015】また、耕深センサ6の接続操作を判断して
から所定時間経過後に低速制御モードの耕深自動制御を
実行するため、耕深センサ6の接続操作を余裕をもって
行うことができる許りでなく、接続直後の不安定な耕深
センサ信号をスキップできる利点がある。
から所定時間経過後に低速制御モードの耕深自動制御を
実行するため、耕深センサ6の接続操作を余裕をもって
行うことができる許りでなく、接続直後の不安定な耕深
センサ信号をスキップできる利点がある。
【0016】また、耕深自動ランプ20の点灯制御(消
灯、点滅、点灯)に基づいて耕深自動制御状態(OF
F、低速制御モード、通常制御モード)を報知するた
め、耕深自動制御に複数のモードを設定したものであり
ながら、オペレータの誤認を防止することができる。
灯、点滅、点灯)に基づいて耕深自動制御状態(OF
F、低速制御モード、通常制御モード)を報知するた
め、耕深自動制御に複数のモードを設定したものであり
ながら、オペレータの誤認を防止することができる。
【0017】また、低速制御モードを通常制御モードに
切換える際には、警報ブザー21の警報音でモード切換
えを報知するため、耕深自動制御に複数のモードを設定
したものでありながら、オペレータの誤認を防止するこ
とができる。
切換える際には、警報ブザー21の警報音でモード切換
えを報知するため、耕深自動制御に複数のモードを設定
したものでありながら、オペレータの誤認を防止するこ
とができる。
【0018】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いものであることは勿論であって、例えば前記実施形態
では、耕深自動制御を低速制御モードで実行する際に、
耕深設定設定値および耕深センサ値の置換処理を行って
いるが、該置換処理を省略したり、耕深設定値を予め設
定した固定値(絶対的固定値のみならず現在位置を基準
とする相対的固定値を含む)に置換したり、あるいは、
耕深設定値を二つの固定値に交互に置換して作業機を往
復昇降させるようにしてもよい。また、前記実施形態で
は、ポジションレバー操作を低速制御モードの解除条件
にしているが、解除条件の追加および変更は適宜行うこ
とができる。また、前記実施形態では、低速制御モード
の実行を所定時間遅延させているが、該遅延処理を省略
したり、オペレータの好みで遅延時間を調節できるよう
にしてもよい。
いものであることは勿論であって、例えば前記実施形態
では、耕深自動制御を低速制御モードで実行する際に、
耕深設定設定値および耕深センサ値の置換処理を行って
いるが、該置換処理を省略したり、耕深設定値を予め設
定した固定値(絶対的固定値のみならず現在位置を基準
とする相対的固定値を含む)に置換したり、あるいは、
耕深設定値を二つの固定値に交互に置換して作業機を往
復昇降させるようにしてもよい。また、前記実施形態で
は、ポジションレバー操作を低速制御モードの解除条件
にしているが、解除条件の追加および変更は適宜行うこ
とができる。また、前記実施形態では、低速制御モード
の実行を所定時間遅延させているが、該遅延処理を省略
したり、オペレータの好みで遅延時間を調節できるよう
にしてもよい。
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】耕深センサのカプラを示す要部斜視図である。
【図3】サイドパネルの平面図である。
【図4】制御部の入出力を示すブロック図である。
【図5】「耕深自動モード切換」を示すフローチャート
である。
である。
1 走行機体
3 作業機
6 耕深センサ
9 制御部
10 カプラ
15 ポジションセンサ
17 耕深設定ボリューム
フロントページの続き
(72)発明者 田村 智志
島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番
地1 三菱農機株式会社内
(72)発明者 木村 重治
島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番
地1 三菱農機株式会社内
(56)参考文献 実開 平3−112207(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01B 63/10
Claims (4)
- 【請求項1】 耕深センサを接続可能な制御部に、耕深
設定器の設定値と耕深センサの検出値との偏差に応じた
速度で作業機を自動的に昇降制御する耕深自動制御手段
を備えたトラクタにおいて、前記耕深自動制御手段に、
通常制御速度よりも低速で作業機を昇降制御する低速制
御モードを設定すると共に、耕深センサの接続操作を判
断した場合に、耕深自動制御を低速制御モードで実行す
る低速制御モード実行手段を設けたトラクタ。 - 【請求項2】 請求項1において、耕深自動制御を低速
制御モードで実行する場合に、作業機目標位置をポジシ
ョンレバーの設定位置で置き換える目標位置置換手段を
設けたトラクタ。 - 【請求項3】 請求項1において、ポジションレバーの
操作を判断した場合に、低速制御モードを解除する低速
制御モード解除手段を設けたトラクタ。 - 【請求項4】 請求項1において、耕深センサの接続操
作を判断した場合に、所定時間経過してから耕深自動制
御を低速制御モードで実行する低速制御モード実行遅延
手段を設けたトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25596697A JP3534581B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25596697A JP3534581B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | トラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1175422A JPH1175422A (ja) | 1999-03-23 |
JP3534581B2 true JP3534581B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=17286058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25596697A Expired - Fee Related JP3534581B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3534581B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP25596697A patent/JP3534581B2/ja not_active Expired - Fee Related
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