JP3534448B2 - 熱収縮性チユーブ - Google Patents
熱収縮性チユーブInfo
- Publication number
- JP3534448B2 JP3534448B2 JP18314594A JP18314594A JP3534448B2 JP 3534448 B2 JP3534448 B2 JP 3534448B2 JP 18314594 A JP18314594 A JP 18314594A JP 18314594 A JP18314594 A JP 18314594A JP 3534448 B2 JP3534448 B2 JP 3534448B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shrinkable tube
- heat
- thickness
- heat shrinkable
- mmφ
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
部等に自動機を使って挿入収縮させる乾電池用及びキャ
ップシール用熱収縮性チューブに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、熱収縮性チューブの肉厚は真円状
のマンドレル(内芯)と同じく真円状のダイリング(外
芯)とから成る金型のギャップ(間隙)を調整すること
により、同芯円上のばらつきを極力小さいものにして押
出し成形するのが一般的であり、結果としての肉厚分布
は金型の製作精度、滑り、樹脂温分布、調整技術、冷
却、加熱延伸温度分布等により違いはあるが、概ね同芯
円上に均一に分布するよう製造されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の如く製造された
熱収縮性チューブは巻取る前に平坦にたたまれてテープ
状にシールされるが乾電池内装、外装用やキャップシー
ル用等に使用される硬い材質の熱収縮性チューブでは、
シールの際にニップロールでニップされた熱収縮性チュ
ーブの折目が硬くなるため、熱収縮性チューブの開口度
が小さく、被覆物の挿入が悪くなるという欠点がある。 【0004】本発明は硬い材質の熱収縮性チューブでも
口開きが大きくなる様な肉厚分布を有する熱収縮性チュ
ーブを得ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
しようとするものであり、熱収縮チューブにおいて、長
手方向の垂直断面が肉厚の異なる形状を有し、肉厚の薄
い部分を折目とし、且つチューブの長手方向の垂直断面
の中央部の厚さをX、折目部分の厚さをYとすると、 1.2≦X/Y≦2 であることを特徴とする熱収縮チューブにある。 【0006】以下、本発明を更に詳細に説明する。 【0007】本発明は熱収縮性チューブは折目部の肉厚
を中央部の肉厚より小さくすることにより開口度を大き
くしたものでこのような熱収縮性チューブは金型形状を
図1のように楕円形にし内側に配置したマンドレルAと
該マンドレルAの外側に配置した真円形のダイリングB
との間に溶融樹脂を通過させて押出成形するか図2のよ
うに真円形で内側に配置したマンドレルAと該マンドレ
ルAの外側に配置した楕円形のダイリングBとの間に溶
融樹脂を通過させて押出成形すれば容易に得られる。 【0008】この場合熱収縮性チューブの中央部の厚み
と折目部の厚みの比を1.2≦a≦2にすることが肝要
である。 【0009】aが1.2より小さいと充分な開口が得ら
れずaが2より大きいと延伸後のシールロールで折目部
のシールが充分にできず熱収縮性チューブ内の圧力流体
が洩れるので、熱収縮性チューブの延伸状態を保持する
ことが困難であり上記範囲が好ましい。熱収縮性チュー
ブとしてはポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト等各種プラスチックチューブが対象となる。 【0010】 【実施例】以下本発明を実施例に基ずき更に詳細に説明
する。 実施例1 図2に示すような16mmφの径の真円形のマンドレル
と長径16.9mmφで短径が16.6mmφの楕円形
のダイリングからなる金型を使用して同一径を保持しな
がら長さ方向に3倍(200%)引落し(ドロー)の
後、冷却固定し、内径16mmφで厚さ上下の厚い部分
が0.15mm、左右の薄い部分0.1mmの原反熱収
縮性チューブを得た。 【0011】この熱収縮性チューブを80〜100℃の
温度下に横方向に約2倍の延伸をかけ、冷却して径固定
した後、ニップロールでシール後が巻取って折径52.
00mm(内径換算33.0mm)肉厚が中央の厚い部
分0.075mm,両端部0.05mmの本発明の熱収
縮性チューブを得た。 【0012】この熱収縮性チューブと前記と同じマンド
レルと16.9mmφの真円状のダイリングとによって
同様の方法で製造された熱収縮性チューブとを65mm
長にカットし、そのカットピースの中央部を両側からバ
キュームで吸いつけて32mm引張って開口させ、30
mmφの円柱状物を挿入したところ、本発明による熱収
縮チューブは前記円柱状物を極めて容易に挿入できたの
に対し、後者の従来方法による熱収縮性チューブは両端
部(耳部)と中央部の間の部分に円柱状物が当り挿入で
きなかった。 【0013】本発明による熱収縮性チューブは内接円換
算で直径約30mmφで開口したのに対し、従来法によ
る熱収縮性チューブは直径28mmφしか開口しなかっ
た。 【0014】 【発明の効果】以上述べたように熱収縮性チューブの中
央部の厚みと折目部の厚みの比aを1.2≦a≦2にな
るようにすることにより、折目部が中央部より薄いため
開口時の折目の強度が弱くなる結果、熱収縮チューブの
開口度が大きくなり、自動機による熱収縮性チューブの
挿入を極めて円滑に行うことができる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱収縮チューブにおいて、長手方向の垂
直断面が肉厚の異なる形状を有し、肉厚の薄い部分を折
目とし、且つチューブの長手方向の垂直断面の中央部の
厚さをX、折目部分の厚さをYとすると、 1.2≦X/Y≦2 であることを特徴とする熱収縮チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18314594A JP3534448B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 熱収縮性チユーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18314594A JP3534448B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 熱収縮性チユーブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847974A JPH0847974A (ja) | 1996-02-20 |
JP3534448B2 true JP3534448B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=16130594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18314594A Expired - Fee Related JP3534448B2 (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 熱収縮性チユーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3534448B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP18314594A patent/JP3534448B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0847974A (ja) | 1996-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3996323A (en) | Method of producing double-walled synthetic plastics tubes having an outer wall with annular or helical corrugations | |
TWI765060B (zh) | 層疊剝離容器 | |
US3321562A (en) | Method and apparatus for forming enlarged container rim | |
JP3534448B2 (ja) | 熱収縮性チユーブ | |
JPS58502192A (ja) | 包装容器の製造方法およびこの方法を実施するための装置 | |
US4512832A (en) | Method for manufacturing a tube package | |
US3950469A (en) | Process for the production of a plastic tube to be used as an artificial sausage casing | |
EP0076671B1 (en) | Method of forming a wraparound closure article | |
JPH0466171B2 (ja) | ||
JPS5854973B2 (ja) | マガリカンノブロ−セイケイホウ | |
JPS58122819A (ja) | チユ−ブの製造方法およびその製造装置 | |
JPH0421426A (ja) | ラベル付中空容器の製法 | |
JPH1148313A (ja) | 湾曲した管の製造方法及び気管切開カテーテルの内管の製造方法 | |
US5248472A (en) | Method of and apparatus for manufacturing tubular thermoplastic resin film having a rough inner surface | |
JPH06217662A (ja) | 熱収縮性フィルムで被覆されたフロートの製造方法 | |
JPH0469537B2 (ja) | ||
JPS6259643B2 (ja) | ||
US3461491A (en) | Uniformly blow molded container neck | |
KR960004042Y1 (ko) | 돌기가 형성된 비닐하우스 필름 | |
JPH0148137B2 (ja) | ||
JPS5973926A (ja) | 内面に突起部を有する中空二重壁容器の成形方法 | |
JPH0336020B2 (ja) | ||
JPS58194512A (ja) | 熱収縮性チユ−ブの製造方法 | |
JPS62138226A (ja) | 輸液用プラスチツク容器の製造方法 | |
JPH0458372B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040115 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040309 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |