JP3534085B2 - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
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Description
キャビネット(以下本発明の説明はシンクキャビネット
と記す)の筐体内に設置する飲用、調理用の高温のお湯
を供給する給湯装置に関する。
ャビネットを含む給湯装置の構成図で浄水機能付きの小
型電気温水器と呼ばれているものである。図3におい
て、1は水道水を送るための水道管、2は貯水容器、3
はヒータで貯水された水を加熱する。水道管1に取り付
けられた分岐金具4によって水道は分岐され、止水弁5
を開くことで貯水容器2へ水が送られる。この時、貯水
容器2内の湯が水道水によって押し出され、出湯口6か
ら湯が吐出する。貯水容器2と出湯口6とを結ぶ配管7
の途中には浄水部8が設けられており、これによって浄
化されたきれいな湯を出湯することができる。
の構成では、配管7の表面からの放熱によりお湯の温度
が低下したり、出湯後の配管7内の残水により次回出湯
直後のお湯の温度が非常に低いといった課題を有してい
た。
で、吐出されるお湯の温度低下を防止し、高温のお湯を
得られる給湯装置を提供することを目的としている。
るために、本発明の給湯装置は、シンクキャビネット内
に水道水を浄化する浄水手段と、この下流側に前記浄水
手段で浄水した水道水を加熱し出湯する湯沸かし部とを
有しかつシンクキャビネット筐体内に設けられた給湯ユ
ニットと、加熱または非加熱の前記浄水を吐出しかつシ
ンクキャビネット上面に設けられた吐出ユニットとを備
え、給湯ユニットと吐出ユニットとを接続する配管を施
工するにあたって、配管の長さを必要最小限にできる構
成とした。この構成により、配管表面からの放熱や配管
内の残水を極力少なくすることができるので、より高温
のお湯を得ることができる。
を有するキャビネット内に水道水を浄化する浄水手段
と、この下流側に前記浄水手段で浄水した水道水を加熱
し出湯する湯沸かし部とを有した給湯ユニットと、加熱
または非加熱の前記浄水を吐出しかつ前記水受け部を有
するキャビネット上面に設けられた吐出ユニットと、前
記吐出ユニットを着脱可能に固定する吐出ユ ニット取付
台と、前記吐出ユニット取付台に設けられ配管を通過さ
せる開口部と、前記給湯ユニットと吐出ユニットとを接
続する長さを調節できる配管とを備え、前記吐出ユニッ
トは前記配管と着脱可能な接続部を内包する構成とした
給湯装置とするもので、配管の長さを必要最小限にする
ことと、浄水手段を給湯ユニットの上流側に設けること
により、配管表面からの放熱や配管内の残水を極力少な
くし、より高温のお湯を得ることができる。さらに、シ
ンクキャビネット上方で吐出ユニットとの接続作業が行
え吐出ユニットと給湯ユニットとの配管長さを最短にで
きる他、接続部が外部へ露出しないので外観を美しくす
ることができる。
成において、給湯装置は少なくとも、非加熱の浄水、加
熱された浄水とを別々に通水する2本以上の配管を有
し、このうち少なくとも加熱された浄水を通水する配管
を長さ調節できる構成としたもので、配管が複数ある場
合でも最低限お湯を通水する配管については長さ調節が
行えるので、より高温のお湯を得ることができる。ま
た、長さ調節作業自体も少なくできる。
説明する。
クキャビネットに用いた場合の正面断面図である。シン
クキャビネット9に設置されている給湯装置は、シンク
キャビネット9内に収納された給湯ユニット10と、シ
ンクキャビネット9上面に設けられた吐出ユニット11
から成っている。給湯ユニット10は浄水手段である浄
水カートリッジ12と湯沸かし部13とにより構成して
いる。この湯沸かし部13は主に湯沸かし部13の外郭
を形成する本体14と、水を貯える貯水容器15,水を
加熱するヒータ16および水量を検知する水位センサ1
7などより構成されている。
開にすることにより導入した水道水は原水経路19を通
り、水道水を浄化する浄水手段である浄水カートリッジ
12に至る。浄水カートリッジ12によって浄化した水
は湯沸かし部13の本体14内に導入され、給水経路2
0を通り貯水容器15の上方に開口した給水口21より
吐水され、貯水容器15に貯水される。貯水された水は
ヒータ16によって加熱され熱湯になる。
2とを結ぶ水路上に切替弁22を設け、この切替弁22
の切り替えにより浄化した水を本体14の外部に設けた
浄水口23から吐出させることができる。一方、貯水容
器15の底面近傍に貯水容器15内の湯を取り出す取水
口24を設け、取水口24から取り出した湯をポンプ2
5によって本体14の外部の出湯口6から吐出させるこ
とができる。浄水口23と出湯口6は共にシンクキャビ
ネット9上面に設置したシンク26に対応して設置した
吐出ユニット11に設けられている。また出湯口6はシ
ンク26に向けて開口しており、出湯された湯は必ずシ
ンク26の内側へ入るようになっている。また、27は
貯水容器15で発生する蒸気を逃がすための蒸気口であ
る。
あり、29はお湯が通る出湯配管であり、30は蒸気が
通る蒸気配管である。また、31はシンクキャビネット
9上面に固定された吐出ユニット取付台であり、吐出ユ
ニット11はこの吐出ユニット取付台31に固定する。
また、浄水配管28、出湯配管29および蒸気配管30
は吐出ユニット取付台31に設けられた開口部40を貫
通し、吐出ユニット11に設けられた接続部41に接続
されている。従って、配管28〜30は給湯ユニット1
0に接続した後にシンクキャビネット9の上方へ引き出
し、吐出ユニット11との接続が行える。しかる後に吐
出ユニット11を吐出ユニット取付台31に固定するこ
とで配管作業は完了するものである。
る。貯水容器15内で加熱された湯、例えば90〜95
℃に加熱された湯はポンプ25によって出湯口6から吐
出され、貯水容器15内の水位は減少する。これを貯水
容器15に設けた水位センサ17によって検出し、この
結果に基づいて切替弁22を給水21側に開くと共に給
水弁18を開き給水を開始する。給水口21から吐出し
た水は、まず貯水容器15内に設けた給水皿32に一旦
貯えられる。貯えられた水は給水皿32底面に設けられ
た滴下パイプ33によって貯水容器15底部近傍に導水
される。この導水された水は比重差から貯水容器15内
の既存の湯とは混じり合わず、分離した状態で貯水容器
15底部近傍に滞留する。この水の温度を温度センサ3
4が検知し、ヒータによって熱湯になるまで加熱され
る。この時、取水口24は貯水容器15内へ一度に給水
される給水量に相当する位置、即ち貯水容器15底部近
傍に滞留する水の上限位置より上方に設置されており、
取水口24からはいつでも熱湯しか取水されることはな
い。
れた空間で加熱しており、かつ通常最高温度が95℃を
上まわらないように制御しており、さらに、何らかの原
因で沸騰した場合は蒸気センサ35でこれを検出しヒー
タ16を制御するので、貯水容器15内の圧力はほとん
ど上昇せず、出湯口6から熱湯が噴出することはない。
なお、36は水道水を吐出させる一般水栓であり、37
は排水管である。
出湯配管29が長いと配管表面からの放熱が大きくな
り、出湯温度が低下する。また、同様に出湯配管29が
長く、出湯配管29の途中で下に凸状のたるみが生じた
場合にはそのたるんだ部分に出湯後の残水が発生し、次
回出湯時の初期部分で低温の湯が出湯してしまう。本実
施例ではこのような原因による湯温の低下を防止し、高
温の湯を出湯させることを特徴としている。即ち、出湯
配管29の長さを最小限にすることができる構成とした
ことである。
取付台31とは着脱可能に構成されている。出湯配管2
9の施工手順としては、吐出ユニット11と吐出ユニッ
ト取付台31とを分離した状態で、まず出湯配管29を
給湯ユニット10側に接続し、吐出ユニット取付台31
の開口部40を貫通してシンクキャビネット9上方へ引
き出した後、シンクキャビネット9内の出湯配管29長
さを必要最小限残した状態で切断する。切断後、出湯配
管29を吐出ユニット11に設けられた所定の接続部4
1へ接続する。この接続後、吐出ユニット11を吐出ユ
ニット取付台31に固定する。このように配管の施工作
業を行えば、出湯配管29を最小限度の長さにすること
ができ、高温の湯を出湯させることができる。ここで、
出湯配管29の長さ調整はシンクキャビネット9内部で
作業するのではなく、外部で行えるので楽にでき、配管
の調節が的確に行える。また、出湯配管29を簡単な工
具で切断できるように樹脂材料やゴム材料で構成すれば
長さ調節はもっと容易になり、任意の長さに調節しやす
くなる。
同様の構成で長さ調節を行うことで、配管途中にたるみ
が生じなくなり、内部に結露水等の滞留水が発生しな
い。従って雑菌等の繁殖を防止し衛生面で優れたものに
することができる。
同様の構成で長さ調節を行うことで、配管内の残水量が
減少し、残水が雑菌等で汚染されても使用時に捨て水す
る量を少なくすることができる。ただし、捨て水する量
を気にしなくても良いのであれば長さ調整する必要がな
いので、吐出ユニット11に予め浄水配管28を接続し
た状態にしておけば吐出ユニット11に対して他の配管
との誤接続を防止できる。
設けることも可能で、この場合開口部40は吐出ユニッ
ト取付台31に設けるのではなく、シンクキャビネット
9の天面に吐出ユニット取付台31を固定するための穴
と区別して設けるのがよい。そのようにすることで、吐
出ユニット11を吐出ユニット取付台31に固定した後
に、配管28〜30と吐出ユニット11との接続作業が
行えるようになる。即ち、施工手順の制約が減り作業が
容易になるものである。しかしながら、接続部41を吐
出ユニット11の外観部に設けると配管28〜30がシ
ンクキャビネット9外部に露出することになるので、図
1に示すように接続部41は吐出ユニット11に内包さ
れるように構成した方が美観は好ましいものとなる。
明図で、給湯装置の浄水配管28、給湯配管29、蒸気
配管30のいずれか1つの外観を示したものである。配
管38には長さ調節のための切断範囲39が表示されて
いる。表示方法は着色や印刷、表示材料の貼り付け、包
装などどのような表示方法であってもよい。このように
することで、配管施工の際、作業者に対して配管長さの
調節を喚起することができると同時に余計な部分を切断
してしまうといったような誤作業を防止できる。
ンクキャビネット内部で行うようにしても良い。この場
合、配管は吐出ユニット11に予め接続した状態で、吐
出ユニット11と吐出ユニット取付台31とを固定し、
給湯ユニット10に接続する側の配管部を切断等の方法
を用いて長さ調節を行えば、配管長さを最小限にでき
る。
側に浄水手段を設け、配管長さを必要最小限にすること
ができ、従来の構成に比べて、より高温のお湯を得るこ
とができるとともに吐出ユニットの接続作業が容易にな
る。
ャビネットに用いた場合の正面断面図
した説明図
Claims (2)
- 【請求項1】 水受け部を有するキャビネット内に水道
水を浄化する浄水手段と、この下流側に前記浄水手段で
浄水した水道水を加熱し出湯する湯沸かし部とを有した
給湯ユニットと、加熱または非加熱の前記浄水を吐出し
かつ前記水受け部を有するキャビネット上面に設けられ
た吐出ユニットと、前記吐出ユニットを着脱可能に固定
する吐出ユニット取付台と、前記吐出ユニット取付台に
設けられ配管を通過させる開口部と、前記給湯ユニット
と吐出ユニットとを接続する長さを調節できる配管とを
備え、前記吐出ユニットは前記配管と着脱可能な接続部
を内包する構成とした給湯装置。 - 【請求項2】 給湯装置は少なくとも、非加熱の浄水、
加熱された浄水とを別々に通水する2本以上の配管を有
し、このうち少なくとも加熱された浄水を通水する配管
を長さ調節できる構成とした請求項1記載の給湯装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP2001121152A JP3534085B2 (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | 給湯装置 |
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JP2001121152A Expired - Fee Related JP3534085B2 (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | 給湯装置 |
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Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
US7615152B2 (en) * | 2001-08-23 | 2009-11-10 | Pur Water Purification Products, Inc. | Water filter device |
-
2001
- 2001-04-19 JP JP2001121152A patent/JP3534085B2/ja not_active Expired - Fee Related
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