JP3533715B2 - 遠心分離機用ロータ - Google Patents

遠心分離機用ロータ

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JP3533715B2
JP3533715B2 JP19926794A JP19926794A JP3533715B2 JP 3533715 B2 JP3533715 B2 JP 3533715B2 JP 19926794 A JP19926794 A JP 19926794A JP 19926794 A JP19926794 A JP 19926794A JP 3533715 B2 JP3533715 B2 JP 3533715B2
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健二 永井
豊作 佐藤
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勝則 赤津
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査用の血液等の試料
を試験管に入れ、更に試験管をラックに入れこれをロー
タのバケットに装填し、このロータを高速回転させ遠心
力場を発生させて、必要成分を分離採取する検査前処理
用遠心分離機のロータにおけるラックの装填ミスを防止
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心分離機用ロータは、図9及び
図10に示すようにロータボディ4にバケット1が懸架
されており、回転前はバケット開口部が上方を向いてい
るが回転すると図11に示すようにバケット1がアーム
ピン5を中心に回転する。またバケット1に装填される
ラック2は、通常バケット1の中央部に装填されバケッ
ト1及びラック2はほぼ垂直の状態でスイングする。従
来のロータは図12及び図13に示すようにバケット1
にラック2を装填する際、バケット1の回転軸側の側板
7又は外周側の側板6上にラックを誤って載せてしまう
構造となっていたため、側板7にラック2を載せたまま
高速回転させてしまうと、側板7に過大な遠心荷重が加
わって側板7が変形もしくは破断してしまうという問題
があった。従って、大きな回転エネルギーを持ったラッ
ク2がバケット1から飛びだし図14に示すような遠心
分離機のドア11やチャンバー9に激突し、装置が大破
してしまい大きな事故となるケースがあった。またラッ
ク2をバケット1の側板7に載せても、ラック2は見た
目上あまり傾いているように見えないため、オペレータ
がラック2の装填ミスに気がつかずにそのまま回転させ
てしまい大きな事故につながってしまうという問題もあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠心分離機用ロ
ータは、遠心分離する試料を入れた試験管を保持するラ
ックをバケットに装填する際、誤ってバケット側板の上
にラックを載せて高速回転させてしまい、バケットの側
板が変形もしくは破断してラックが遠心分離機のドアや
チャンバーへ激突し、装置を壊してしまう問題があっ
た。また、上記の問題を発生させるもうひとつの要因と
して、誤ってラックをバケットの側板上に載せても、ラ
ックが傾かず水平に近い状態に保持されることが多いた
め、ラックを装填するオペレータがラックの装填ミスに
気付かずに遠心分離機用ロータを回転させてしまい結果
的に事故につながってしまうことであった。
【0004】本発明は上記の問題を解決し、ラックを誤
ってバケット側板上に載せられないようにするか、また
は載せてもオペレータが装填ミスに気がつくようにする
ことで、事故を未然に防止できるようにすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項は回転軸側のバ
ケット側板より外側まで伸ばした邪魔板に突起を設け回
転軸側のバケット側板上にラックを載せられなくするこ
とと、バケットの外周側の側板上にラックを載せてバケ
ットが傾こうとすると、突起がバケットに当たりバケッ
トの動きを押さえ、ラックが大きく傾いた状態のままに
することによって、オペレータにラックの装填ミスを気
付かせることによって達成される。
【0006】 請求項は上記邪魔板をロータボディと一
体の形とするこで達成される。
【0007】 請求項は外周側のバケット側板を上方が
外側に広がるような傾斜を設けることによって達成され
る。
【0008】
【作用】上記のようにロータボディに邪魔板を設けた遠
心分離機用ロータは、ラックをロータのバケットに載せ
る際に、誤ってバケットの回転軸側の側板上に載せられ
ないように作用する。また邪魔板端部に突起を設けるこ
とにより、上記の作用とラックをバケットの外周側の側
板に誤って載せても突起がバケットに当たって回転しな
いため、ラックが斜めに誤って装填されていることが目
視で明らかに確認できるため、ラックの装填ミスに気が
つくよう作用する。また邪魔板とロータボディを一体に
することでも同様に作用する。またバケットの回転軸側
の側板をロータボディの下側に隠れるように配置するこ
とにより、回転軸側の側板上にラックを載せられないよ
うになる。さらに外周側の側板に傾斜を設けることによ
り、ラックを装填ミスしても所定の位置に戻すよう作用
する。またロータボディに目印を設け、その見えかたの
違いでラックの装填方法の正誤を判断できるよう作用す
る。
【0009】
【実施例】本発明になる遠心分離機用ロータは図9、図
10及び図14に示すようにドア11とチャンバー9に
覆われた遠心分離機10に入れて使用する。また遠心分
離機ロータはバケット1とロータボディ4とアームピン
5で構成され、ロータを回転すると図11に示すように
バケットはロータボディのアームピンを支点として水平
方向から垂直方向に回転する。通常バケット内には遠心
力によって分離する試料の入った試験管を入れるラック
2を装填する。従来は図12及び図13に示すようにラ
ックをバケットに装填する際に誤ってバケットの回転軸
側の側板や外周側の側板上に載せて回転させてしまうこ
とがあり、そのままの状態で回転すると側板に過大な荷
重が加わって、側板が曲がったり、破断してラックが飛
びだしてドアやチャンーバに激突し遠心分離機を大破さ
せてしまうことがあった。またラックを誤って側板上に
のせた場合、ロータの上から見るとラックがあまり傾い
て見えないため、オペレータが装填ミスに気がつかない
こともあった。
【0010】 本発明の遠心分離機用ロータは図1および
図2に示すようにバケット1を支持するアームピン5の
ついたロータボディ4の上に邪魔板3を設け、ラック2
をバケット1に装填する際に回転軸側の側板7上に載せ
られなくした。
【0011】 また図3及び図4に示すようにロータボデ
ィ4に邪魔板3aを設け、更に邪魔板に突起を設けるこ
とによって上記同様ラック2をバケット1に装填する際
に回転軸側の側板7上に載せられなくし且つ外周側の側
板6上にラック2を載せた場合は、バケット1が邪魔板
の突起に当たるようになっているため、図13に示した
ようなバケット1の位置にはならず、バケット1がほぼ
垂直の状態となるためラック2が大きく傾いた状態とな
るため、オペレータがラック2の装填ミスに気付くこと
ができる。更に図1から図4に示した邪魔板3及び邪魔
板3aを図5に示すようにロータボディと邪魔板を一体
にしても同様な効果が得られる。
【0012】 図6は回転軸側の側板7aをロータボディ
の下側となるように構成し、側板上にラックを載せられ
ないようにしたものである。図7は上記のものをさらに
改良したものであり、回転軸側の側板7aをロータボデ
ィの下側となるように構成し且つ外周側の側板6aに傾
斜を設けて、ラックを外周側の側板6aに載せても所定
の位置に納まるようにしてある。図8は本発明の変形応
用例であり、ロータボディに目印12を設けてラックの
装填が正しい場合と正しくない場合で、目印の見えかた
を異なるようにして、オペレータにラックの装填ミスに
気がつかせるようにしたものである。
【0013】 上記発明によってラックをバケットの回転
軸側または外周側の側板上にのせたり、装填ミスを遠心
機運転前に気がつくようになるため、バケット側板の変
形または破断のためのラックの離脱によるロータ及び遠
心分離機本体の破壊を未然に防止することが可能とな
る。
【0014】
【発明の効果】本発明によればラックをバケットの回転
軸側または外周側の側板上にのせたり装填ミスがオペレ
ータによって遠心機運転前に発見されるようになるた
め、バケット側板の変形または破断のためのラックの離
脱によるロータ及び遠心分離機本体の破壊を未然に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる遠心分離機用ロータの一実施例
を示す斜視図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 本発明になる遠心分離機用ロータの他の実施
例を示す斜視図である。
【図4】 図2の側面図である。
【図5】 本発明になる遠心分離機用ロータの更に他の
実施例を示す側面図である。
【図6】 本発明になる遠心分離機用ロータのまた更に
他の実施例を示す側面図である。
【図7】 本発明になる遠心分離機用ロータのまた更に
他の実施例を示す側面図である。
【図8】 本発明になる遠心分離機用ロータのもう更に
他の実施例を示す側面図である。
【図9】 従来の遠心分離機用ロータの斜視図である。
【図10】 図9の側面図である。
【図11】 従来の遠心分離機用ロータの斜視図であ
る。
【図12】 従来の遠心分離機用ロータの側面図であ
る。
【図13】 従来の遠心分離機用ロータの側面図であ
る。
【図14】 遠心分離機を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1はバケット、2はラック、3および3aは邪魔板、4
はロータボディ、5はアームピン、6および6aは外周
側の側板、7および7aは回転軸側の側板、8は突起、
9はチャンバー、10は遠心分離機、11はドア、12
は目印である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高村 努 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−139353(JP,A) 実開 平4−118147(JP,U) 実開 昭63−43657(JP,U) 実開 平2−37758(JP,U) 実開 平6−19843(JP,U) 実開 昭56−42346(JP,U) 実開 平6−19844(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04B 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を保持するためのラックと、回転軸
    側の側板と外周側の側板を有するバケットと、該バケッ
    トの回転支持を行うアームピンと、該アームピンを支持
    するロータボディとを備えた遠心分離機用ロータにおい
    て、 前記回転軸側の側板よりも外側まで伸ばした邪魔板を設
    け、さらに前記ラックがバケット外周側の側板に載った
    場合に、前記回転軸側の側板が当接することのできる突
    起を該邪魔板に設けたことを特徴とする遠心分離機用ロ
    ータ
  2. 【請求項2】 前記邪魔板を前記ロータボディと一体に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の遠心分離機用ロ
    ータ。
  3. 【請求項3】 前記バケットの外周側の側板を上方が外
    周に広がるように傾斜を設けたことを、特徴とする請求
    項1又は2記載の遠心分離機用ロータ。
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CN104338621A (zh) * 2013-08-05 2015-02-11 上海安亭科学仪器厂 一种自动脱盖离心机
EP3351307B1 (en) * 2017-01-18 2021-06-23 Beckman Coulter Inc. Swinging bucket centrifuge

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