JPH05104031A - 遠心分離機の異常振動検出装置 - Google Patents
遠心分離機の異常振動検出装置Info
- Publication number
- JPH05104031A JPH05104031A JP3263397A JP26339791A JPH05104031A JP H05104031 A JPH05104031 A JP H05104031A JP 3263397 A JP3263397 A JP 3263397A JP 26339791 A JP26339791 A JP 26339791A JP H05104031 A JPH05104031 A JP H05104031A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- vibration
- abnormal vibration
- sample
- centrifugal separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、血液や微生物、菌体、生物細胞、
化学物質などの試料を、高速回転させ、遠心力を利用し
て分離、精製する遠心分離機に於いて、試料がロータの
中に非対称に入れられた場合等に発生する異常振動を検
出し、事故を未然に防ぐための安全装置に関するもので
ある。 【構成】 識別体付きアダプタ３とセンサー４により、
ロータの種類を判別し、振動計６により、危険速度通過
後の振動を計測し、あらかじめ制御回路に入力されてい
る各ロータの許容振動値と比較し、許容値を超過してい
る場合には、ロータを停止させる機能を有する異常振動
検出装置。
化学物質などの試料を、高速回転させ、遠心力を利用し
て分離、精製する遠心分離機に於いて、試料がロータの
中に非対称に入れられた場合等に発生する異常振動を検
出し、事故を未然に防ぐための安全装置に関するもので
ある。 【構成】 識別体付きアダプタ３とセンサー４により、
ロータの種類を判別し、振動計６により、危険速度通過
後の振動を計測し、あらかじめ制御回路に入力されてい
る各ロータの許容振動値と比較し、許容値を超過してい
る場合には、ロータを停止させる機能を有する異常振動
検出装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離機のロータの
中に非対称に試料を入れられた場合等に発生する異常振
動を検出し、遠心分離機の破損を未然に防ぐための安全
装置に関するものである。
中に非対称に試料を入れられた場合等に発生する異常振
動を検出し、遠心分離機の破損を未然に防ぐための安全
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】遠心分離機は、回転体であるロータの中
に試料を入れて高速に回転させ、回転により発生する遠
心力により試料を分離する装置である。
に試料を入れて高速に回転させ、回転により発生する遠
心力により試料を分離する装置である。
【０００３】回転による遠心力は極めて大きく、超遠心
分離機の場合には、地球の重力の約５〜６万倍にも達す
る。従って試料のセットにあたっては、ロータがアンバ
ランス状態にならないように十分な注意が必要である。
分離機の場合には、地球の重力の約５〜６万倍にも達す
る。従って試料のセットにあたっては、ロータがアンバ
ランス状態にならないように十分な注意が必要である。
【０００４】最近の遠心分離機には、セットミス等によ
って発生するアンバランスによる異常振動を検出するア
ンバランス検出装置が設けられている。
って発生するアンバランスによる異常振動を検出するア
ンバランス検出装置が設けられている。
【０００５】これらの装置の検出方式は、ロータシャフ
ト部、あるいはモータ部の振れ（移動距離）を限界スイ
ッチ（マイクロスイッチや近接スイッチなど一定の移動
を検知するもの）で検知して、ロータを停止させる方式
である。
ト部、あるいはモータ部の振れ（移動距離）を限界スイ
ッチ（マイクロスイッチや近接スイッチなど一定の移動
を検知するもの）で検知して、ロータを停止させる方式
である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、研究用に使用
される遠心分離機のロータは研究の目的により、形状、
大きさ、重量が異なるロータが使用される為、振動のモ
ードや大きさは一定でなく、限界スイッチなどによる一
定距離、一定振幅、一定加速度で検知する方式では全て
のロータの異常振動を検出できなかった。本発明の目的
は、上記問題を解決し、ロータのアンバランスによる異
常振動をより正確に正確に検出しようとするものであ
る。
される遠心分離機のロータは研究の目的により、形状、
大きさ、重量が異なるロータが使用される為、振動のモ
ードや大きさは一定でなく、限界スイッチなどによる一
定距離、一定振幅、一定加速度で検知する方式では全て
のロータの異常振動を検出できなかった。本発明の目的
は、上記問題を解決し、ロータのアンバランスによる異
常振動をより正確に正確に検出しようとするものであ
る。
【０００７】
【０００８】
【手段】本発明は、許容アンバランス量とは、「それぞ
れのロータごとに決定することが理想である」と言うこ
とに着目し、使用するロータを判別し、マイクロスイッ
チによる一定距離検出方式を非接触式距離計による連続
測定方式とし、危険速度経過後にあらかじめ入力されて
いるデータと比較し、許容値を超えている場合は、減速
させるものである。
れのロータごとに決定することが理想である」と言うこ
とに着目し、使用するロータを判別し、マイクロスイッ
チによる一定距離検出方式を非接触式距離計による連続
測定方式とし、危険速度経過後にあらかじめ入力されて
いるデータと比較し、許容値を超えている場合は、減速
させるものである。
【０００９】
【実施例】図１に遠心機の概略構造図を示す。１はロー
タを駆動（回転）させる駆動モータ、２は試料を入れる
ロータである。ロータ２の底部には、ロータを判別する
ため各ロータそれぞれに異なる識別体（例えばバーコー
ドやマグネット）を有するアダプタが設置されている。
４はアダプタの識別体を読み出しロータを判別するため
のセンサー、５はロータ駆動軸１０に一定距離を設けて
取付けられた振動計あるいは振れ量を計測する近接スイ
ッチである。５は、回転数を検出するセンサーである。
図２は、回転数と振れの一般的な関係図である。
タを駆動（回転）させる駆動モータ、２は試料を入れる
ロータである。ロータ２の底部には、ロータを判別する
ため各ロータそれぞれに異なる識別体（例えばバーコー
ドやマグネット）を有するアダプタが設置されている。
４はアダプタの識別体を読み出しロータを判別するため
のセンサー、５はロータ駆動軸１０に一定距離を設けて
取付けられた振動計あるいは振れ量を計測する近接スイ
ッチである。５は、回転数を検出するセンサーである。
図２は、回転数と振れの一般的な関係図である。
【００１０】一般に危険速度における最大振巾は、同一
駆動部、同一回転体でもかなりのバラツキがあり、危険
速度時に正常あるいは異常を判別することはきわめて不
正確になる可能性がある。
駆動部、同一回転体でもかなりのバラツキがあり、危険
速度時に正常あるいは異常を判別することはきわめて不
正確になる可能性がある。
【００１１】本発明は、ロータが回転を始めるとロータ
底部に取付けられたアダプタによりロータを判別し、そ
して、前述の不合理を除くため回転センサーにより危険
速度を通過した事を判別後、距離計により振れ量を計測
し、あらかじめ測定・入力されている「ロータに対する
許容振れ量」に対して比較する。比較の結果、あらかじ
め入力されている当該ロータの許容値を超えている場合
には、ロータを減速に移すものである。
底部に取付けられたアダプタによりロータを判別し、そ
して、前述の不合理を除くため回転センサーにより危険
速度を通過した事を判別後、距離計により振れ量を計測
し、あらかじめ測定・入力されている「ロータに対する
許容振れ量」に対して比較する。比較の結果、あらかじ
め入力されている当該ロータの許容値を超えている場合
には、ロータを減速に移すものである。
【００１２】図３は、上記の説明図である。尚、本発明
は、ロータそれぞれに設置された識別体を自動的に検出
し、ロータを判別する代りに、ユーザーが、ロータの種
類識別情報（例えばロータ毎に付与されたコード等）を
任意に設定し、装置が、その情報により、ロータを判別
し、振動測定値とロータの許容振動値を比較し、異常振
動を検出することも実現可能である。
は、ロータそれぞれに設置された識別体を自動的に検出
し、ロータを判別する代りに、ユーザーが、ロータの種
類識別情報（例えばロータ毎に付与されたコード等）を
任意に設定し、装置が、その情報により、ロータを判別
し、振動測定値とロータの許容振動値を比較し、異常振
動を検出することも実現可能である。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、危険速度を通過した後
に、ロータの振動を各ロータの許容振れ量に対して計測
・判定するので精度よく正常・異常振動を判別すること
ができる。しかも、ロータの判別も自動的に行うので、
使用者は何ら意識することなく製品を運転することがで
きる。
に、ロータの振動を各ロータの許容振れ量に対して計測
・判定するので精度よく正常・異常振動を判別すること
ができる。しかも、ロータの判別も自動的に行うので、
使用者は何ら意識することなく製品を運転することがで
きる。
【図１】 遠心機の概略構造図。
【図２】 回転体の回転数と振れの一般的な関係図。
【図３】 データの処理図。
１は駆動モータ、２はロータ、３は識別体付きアダプ
タ、４は識別体読み取り用センサー、５は回転検出セン
サー、６はマイクロスイッチあるいは距離計、７はモー
タ固定具、８はドア、９はエバポレータである。
タ、４は識別体読み取り用センサー、５は回転検出セン
サー、６はマイクロスイッチあるいは距離計、７はモー
タ固定具、８はドア、９はエバポレータである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 達也 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 近野 公重 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機エン ジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 遠心分離機の回転体を判別する機構によ
り、ロータを判別し、また、危険速度通過後に、駆動シ
ャフト部あるいはモータ部やロータ等の振動を計測し、
あらかじめ入力されている各ロータの許容振動値と、計
測された振動値を比較し、当該ロータの許容値を超過し
ている場合にロータを停止させる機能を有する遠心分離
機の異常振動検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3263397A JPH05104031A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 遠心分離機の異常振動検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3263397A JPH05104031A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 遠心分離機の異常振動検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05104031A true JPH05104031A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17388933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3263397A Pending JPH05104031A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 遠心分離機の異常振動検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05104031A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018116441A1 (ja) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 株式会社島津製作所 | 遠心式流動場分画装置 |
| KR102389389B1 (ko) * | 2020-12-17 | 2022-04-21 | 한국기계연구원 | 선박 청정기 고장 진단 장치 및 방법 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP3263397A patent/JPH05104031A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018116441A1 (ja) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 株式会社島津製作所 | 遠心式流動場分画装置 |
| US11407146B2 (en) | 2016-12-22 | 2022-08-09 | Shimadzu Corporation | Centrifugal field-flow fractionation device |
| KR102389389B1 (ko) * | 2020-12-17 | 2022-04-21 | 한국기계연구원 | 선박 청정기 고장 진단 장치 및 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990824 |