JP3533593B2 - プッシュプル型ソレノイド - Google Patents

プッシュプル型ソレノイド

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JP3533593B2
JP3533593B2 JP07417399A JP7417399A JP3533593B2 JP 3533593 B2 JP3533593 B2 JP 3533593B2 JP 07417399 A JP07417399 A JP 07417399A JP 7417399 A JP7417399 A JP 7417399A JP 3533593 B2 JP3533593 B2 JP 3533593B2
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coil body
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嘉章 村上
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三明電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブに取外し可
能に装着されるプッシュプル型ソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プッシュプル型ソレノイドは非
磁性パイプを備え、この非磁性パイプの外周面に、二つ
並んで配されたボビンにそれぞれコイルを巻回し樹脂材
料により一体成形されたコイル体が配される。また、非
磁性パイプのバルブ側開口部にバルブ側固定鉄心(固定
磁極ともいう。)が溶接され、このバルブ側固定鉄心
は、バルブに対し取外し可能に固着される。また、非磁
性パイプの非バルブ側開口部に非バルブ側固定鉄心(固
定磁極ともいう。)が溶接される。また、非磁性パイプ
の内部に可動鉄心(プランジャーともいう。)が軸線方
向へ移動可能に収容され、可動鉄心はバルブのスプール
に連結部材を介して連結される。
【0003】プッシュプル型ソレノイドには交流用と直
流用とがあり、交流用ソレノイドは、交流用コイル体
と、可動鉄心側の端面にくま取りコイルが配設された交
流用固定鉄心とを備え、また、直流用ソレノイドは、直
流用コイル体と、くま取りコイルを備えていない直流用
固定鉄心とを備えて構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のプッシュプル型ソレノイドにおいては、バ
ルブ側及び非バルブ側の固定鉄心が非磁性パイプに溶接
されており、非磁性パイプから固定鉄心を分離させるこ
とができず、また、コイル体は一体化されているため、
二つのボビンを分離させることができない。このため、
交流用ソレノイドの交流用コイルを直流用コイルに、交
流用固定鉄心を直流用固定鉄心に交換することで、交流
用ソレノイドを途中から直流用ソレノイドとして変更使
用することができず、また、その逆もできない。このた
め、交流用ソレノイドに直流電圧を印加して直流用ソレ
ノイドとして使用する場合が有るが、このような使用方
法によると、交流用固定鉄心として通常軟磁性材料が使
用されているため直流用固定鉄心として望ましい炭素鋼
材料を使用した場合と比べ吸引力特性が低下する不具合
が生じる。また、直流用ソレノイドに交流電圧を印加し
た場合、直流用固定鉄心にくま取りコイルが配設されて
いないため、固定鉄心と可動鉄心との吸引力が周期的に
零になり唸りが発生して実用にならない。
【0005】本発明は、上記の問題点にかんがみなされ
たものであり、交流用ソレノイドから直流用ソレノイド
への変更使用及び直流用ソレノイドから交流用ソレノイ
ドへの変更使用などが可能なプッシュプル型ソレノイド
を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプッシュプル型
ソレノイドは、バルブに取外し可能に装着されるプッシ
ュプル型ソレノイドにおいて、非磁性パイプと、前記非
磁性パイプの外周面に取外し可能に嵌合されるバルブ側
コイル体と、前記非磁性パイプの外周面に前記バルブ側
コイル体と並んで取外し可能に嵌合される非バルブ側コ
イル体と、前記非磁性パイプのバルブ側開口部に取外し
可能に嵌合されるとともに、前記バルブに対し取外し可
能に固着されるバルブ側固定鉄心と、前記非磁性パイプ
の非バルブ側開口部に取外し可能に嵌合される非バルブ
側固定鉄心と、前記非磁性パイプの内部に軸線方向へ移
動可能に収容され、前記バルブのスプールと連結部材を
介して連結される可動鉄心と、前記バルブ側固定鉄心の
外周面に、該バルブ側固定鉄心と前記非磁性パイプとの
間のシール性を保つために配設されるバルブ側シールリ
ングと、前記非バルブ側固定鉄心の外周面に、該非バル
ブ側固定鉄心と前記非磁性パイプとの間のシール性を保
つために配設される非バルブ側シールリングと、前記非
バルブ側コイル体の非バルブ側端面側に配される取付板
と、前記取付板と前記バルブの端面との間を連結し、当
該ソレノイドを前記バルブに取外し可能に装着する取付
金具とを備えることを特徴とする。
【0007】ここで、前記バルブ側コイル体及び前記バ
ルブ側固定鉄心は、交流用コイル体及び交流用固定鉄
心、又は、直流用コイル体及び直流用固定鉄心であり、
また、前記非バルブ側コイル体及び前記非バルブ側固定
鉄心は、交流用コイル体及び交流用固定鉄心、又は、直
流用コイル体又は直流用固定鉄心である。
【0008】また、前記バルブ側コイル体及び前記非バ
ルブ側コイル体は、それぞれ、コイルが巻回されたボビ
ンをインサート体として樹脂材料により一体成形されて
おり、前記非磁性パイプの外周面に、前記バルブ側コイ
ル体と前記非バルブ側コイル体との間に取外し可能に嵌
合される中央環状ヨーク板を備える。
【0009】また、前記取付板は、前記非バルブ側固定
鉄心の外周面に取外し可能に嵌合される非バルブ側環状
ヨーク板により構成される。
【0010】また、当該ソレノイドは鉛直なバルブ端面
に装着されるものであり、前記取付金具は複数本の取付
ボルトからなり、各取付ボルトは、先端部が前記バルブ
端面にねじ込まれ、前記取付板は、前記非バルブ側コイ
ル体の非バルブ側端面と当接しない部位に各取付ボルト
の脚部が挿通される複数のボルト挿通孔を有し、前記バ
ルブ側コイル体、非バルブ側コイル体又は中央環状ヨー
ク板の外周面に、開口端を有するリング状の板ばね部材
が該外周面を取り囲むようばね弾性により係止され、前
記板ばね部材は、各ボルト挿通孔に挿通された各取付ボ
ルトの脚部が通る部位に、外方へ突出した湾曲部を有
し、前記湾曲部の内周面と前記バルブ側コイル体、非バ
ルブ側コイル体又は中央環状ヨーク板の外周面とで形成
される空間に各取付ボルトの先端部が通るよう構成され
る。
【0011】また、前記バルブ側コイル体及び非バルブ
側コイル体の外周に、外部へリード線を導くための膨出
部が形成され、前記板ばね部材の開口端は前記膨出部に
係止される。
【0012】また、前記バルブ側コイル体又は非バルブ
側コイル体の外周面に凹部が形成されるとともに、前記
板ばね部材は内方へ突出した突起部を有し、前記突起部
は前記凹部に係止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。
【0014】図1は、一実施形態に係るプッシュプル型
ソレノイドの断面図、図2は、図1図示II矢視図、図3
は、図1図示III 矢視図をそれぞれ示す。
【0015】図1〜図3において、プッシュプル型ソレ
ノイド1は、バルブ2に取外し可能に装着されるプッシ
ュプル型ソレノイドである。
【0016】このソレノイド1は非磁性パイプ3を備え
る。
【0017】バルブ側コイル体4は、非磁性パイプ3の
外周面に取外し可能に嵌合される。バルブ側コイル体4
は交流用コイル体又は直流用コイル体である。バルブ側
コイル体4は、コイル4aが巻回されたボビン4bをイ
ンサート体として樹脂材料4cにより一体成形されてい
る。
【0018】非バルブ側コイル体5は、非磁性パイプ3
の外周面にバルブ側コイル体4と並んで取外し可能に嵌
合される。非バルブ側コイル体5は、交流用コイル体又
は直流用コイル体である。非バルブ側コイル体5は、コ
イル5aが巻回されたボビン5bをインサート体として
樹脂材料5cにより一体成形されている。
【0019】中央環状ヨーク板6は、非磁性パイプ3の
外周面に取外し可能に嵌合され、バルブ側コイル体4と
非バルブ側コイル体5との間に位置する。
【0020】バルブ側固定鉄心7は、非磁性パイプ3の
バルブ側開口部3aに取外し可能に嵌合されるととも
に、バルブ2に対しねじ8又はストッパーリング(Cリ
ング)9により取外し可能に固着される。バルブ側固定
鉄心7は、バルブ側コイル体4が交流用コイル体である
場合交流用固定鉄心であり、また、バルブ側コイル体4
が直流用コイル体である場合直流用固定鉄心である。
【0021】非バルブ側固定鉄心10は、非磁性パイプ
3の非バルブ側開口部3bに取外し可能に嵌合される。
非バルブ側固定鉄心10は、非バルブ側コイル体5が交
流用コイル体である場合交流用固定鉄心であり、また、
非バルブ側コイル体5が直流用コイル体である場合直流
用固定鉄心である。
【0022】可動鉄心11は、非磁性パイプ3の内部に
軸線方向へ移動可能に収容され、バルブ2のスプール
(図示せず。)と連結部材12を介して連結される。
【0023】バルブ側シールリング(Oリング)13
は、バルブ側固定鉄心7の外周面に、バルブ側固定鉄心
7と非磁性パイプ3との間のシール性を保つために配設
される。
【0024】非バルブ側シールリング(Oリング)14
は、非バルブ側固定鉄心10の外周面に、非バルブ側固
定鉄心10と非磁性パイプ3との間のシール性を保つた
めに配設される。
【0025】取付板15は、非バルブ側コイル体5の非
バルブ側端面5d側に配される。取付板15は、非バル
ブ側固定鉄心10の外周面に取外し可能に嵌合される非
バルブ側環状ヨーク板により構成される。取付板15
は、非バルブ側コイル体5の非バルブ側端面5dと当接
しない部位に取付金具(取付ボルト)16の脚部16b
が挿通される複数のボルト挿通孔15aを有する。
【0026】取付ボルト16は、先端部16aがバルブ
端面2aにねじ込まれて取付板15とバルブ端面2aと
の間を連結し、当該ソレノイド1をバルブ2に取外し可
能に装着する。
【0027】なお、図中の他の符号4eは、バルブ側コ
イル体4の樹脂材料4cの膨出部、5eは、非バルブ側
コイル体5の樹脂材料5cの膨出部、17はバルブ側磁
性コイルケース、18は非バルブ側磁性コイルケース、
19はバルブ側環状ヨーク板、20は手動操作用プッシ
ュピン、21はバルブ側コイル体4のリード線、22は
非バルブ側コイル体5のリード線、23はOリングをそ
れぞれ表す。
【0028】次に、上記のように構成されたソレノイド
1が交流用ソレノイドであるとし、この交流用ソレノイ
ドを直流用ソレノイドに変更使用する場合の取扱方法を
順に説明する。
【0029】(1) まず、ソレノイド1を解体する。
【0030】ソレノイド1の解体方法は、取付ボルト1
6をバルブ2から外す。この取付ボルト16を取外した
後、取付板15を非バルブ側固定鉄心10(交流用固定
鉄心)から取外し、非バルブ側磁性コイルケース18を
非バルブ側コイル体5(交流用コイル体)から取外す。
さらに、非バルブ側コイル体5、中央環状ヨーク板6を
順に非磁性パイプ3から取外した後、バルブ側コイル体
4(交流用コイル体)をバルブ側磁性コイルケース17
と一体に非磁性パイプ3から取外し、バルブ側コイル体
4とバルブ側磁性コイルケース17とを分離する。さら
に、バルブ側環状ヨーク19をバルブ側固定鉄心7(交
流用固定鉄心)から取外す。
【0031】次に、非バルブ側固定鉄心10を非磁性パ
イプ3から取外すとともに非磁性パイプ3をバルブ側固
定鉄心7から取外し、バルブ側固定鉄心7を可動鉄心1
1、連結部材12及びスプールと一体にバルブ2から取
り外す。
【0032】その後、スプールから連結部材12を取外
し、可動鉄心11及び連結部材12とバルブ側固定鉄心
7とを分離する。
【0033】(2) 次に、非バルブ側コイル体5(交流用
コイル体)及びバルブ側コイル体4(交流用コイル体)
をそれぞれ直流用コイル体に取り替えるとともに、非バ
ルブ側固定鉄心10(交流用固定鉄心)及びバルブ側固
定鉄心7(交流用固定鉄心)をそれぞれ直流用固定鉄心
に取り替える。
【0034】(3) その後、上述したソレノイド1の解体
方法と逆の手順でソレノイド1を組み立てるとともにソ
レノイド1をバルブ2に装着する。
【0035】以上説明したように、本実施形態に係るソ
レノイド1は分解、組立可能に構成されているため、交
流用ソレノイドから直流用ソレノイドへの変更使用を容
易に行うことができるようになる。同様に、直流用ソレ
ノイドから交流用ソレノイドへの変更使用も容易に行う
ことができる。さらに、バルブ側コイル体4と非バルブ
側コイル体5を交流用、直流用別々のものとするととも
に、バルブ側固定鉄心7と非バルブ側固定鉄心10を交
流用、直流用別々のものとすることもできる。
【0036】また、本実施形態に係るソレノイド1によ
ると、二つのコイル体4、5の間に中央環状ヨーク板6
を別体で配設した構成であるため、二つのコイル体4、
5に各々環状ヨーク板を埋設するタイプと比べ、部品点
数を削減することができる。
【0037】また、本実施形態に係るソレノイド1によ
ると、取付板15を、非バルブ側固定鉄心10の外周面
に取外し可能に嵌合される非バルブ側環状ヨーク板によ
り構成したため、非バルブ側コイル体5に環状ヨーク板
を埋設し取付板15を別途用いるタイプと比べ、部品点
数を削減することができる。
【0038】また、本実施形態に係るソレノイド1によ
ると、図1に示すように、リード線21、22の取出口
が各コイル体4、5の軸線方向中心からずれて位置して
いるため、コイル体4、5の軸線方向における向きを逆
向きとすることで内側、外側の二つの位置を選択的にと
ることができる。
【0039】図4は、図1〜図3に示したソレノイドを
鉛直なバルブ端面に装着する際の作業性向上を目的とし
て発明したソレノイドの斜視図を示し、図5は、同ソレ
ノイドの構成要素である板ばね部材の使用態様図を示
す。
【0040】図1〜図3に示したソレノイド1を鉛直な
バルブ端面2aに装着する作業において、取付板15の
ボルト挿通孔15aに取付ボルト16の脚部16bを挿
通し先端部16aを鉛直なバルブ端面2aにねじ込む
際、脚部16bが長いため、図8に脚部16bの外形を
二点鎖線で示したように、脚部16bが水平な状態を保
てなくなる。このため、先端部16aをバルブ端面2a
に形成されているねじ孔2bに位置合わせするためには
脚部16bを手で水平に支えるなどの補助的作業が必要
となり、作業性が悪い。
【0041】そこで、作業性向上を目的とする図4及び
図5に示すソレノイド1は、バルブ側コイル体4、非バ
ルブ側コイル体5又は中央環状ヨーク板6の外周面を取
り囲み、ばね弾性により該外周面に圧接部30cが係止
される板ばね部材30が設けられる。
【0042】板ばね部材30は、開口端30a、30a
を有し、通常時に略台形形状のリング状に形成されてい
る。
【0043】板ばね部材30は、隣り合う圧接部30c
間に湾曲部30bを有しており、各湾曲部30bは、ボ
ルト挿通孔15aに挿通された取付ボルト16の脚部1
6bが通る部位に外方へ突出して形成されている。取付
ボルト16の脚部16bは、湾曲部30cの内周面とバ
ルブ側コイル体4、非バルブ側コイル体5又は中央環状
ヨーク板6の外周面とで形成される空間31を通過可能
である。
【0044】上記構成の板ばね部材30は、ソレノイド
1をバルブ端面2aに装着する際、バルブ側コイル体
4、非バルブ側コイル体5又は中央環状ヨーク板6の外
周面に取り付けられる。そして、取付ボルト16の脚部
16bを取付板15のボルト挿通孔15aに挿通し先端
部16aをバルブ端面2aのねじ孔2bにねじ込む作業
の際、先端部16aを板ばね部材30の湾曲部30cの
内周面と上記外周面とで形成される空間31に通すこと
で脚部16bの水平状態がほぼ保たれ、先端部16aが
バルブ端面2aのねじ孔2b付近まで案内されるように
なる。
【0045】このように、板ばね部材30を設けたこと
により、ソレノイド1を鉛直なバルブ端面2aに装着す
る際、上述したような取付ボルト16の脚部16bを水
平に保つための補助的作業が全く不要となり、作業性が
向上する。
【0046】図6は、図4及び図5に示した板ばね部材
30の変形例を示す。
【0047】図6に示す板ばね部材30は、外部へリー
ド線21、22を導くためにバルブ側コイル体4及び非
バルブ側コイル体5の外周に形成されている膨出部4
e、5eに、板ばね部材30の開口端30a、30aが
係止されるよう構成したことを特徴としており、その他
の部分は図4及び図5に示した板ばね部材30と同様に
構成されている。このような構成を採用することによ
り、板ばね部材30の円周方向における位置決めが容易
になるとともに、板ばね部材30が非所望に回動し上記
空間31と取付ボルト16の脚部16bとの間に位置ズ
レが発生する不具合を解消することができる。
【0048】図7は、板ばね部材30の他の変形例を示
す。
【0049】図7に示す板ばね部材30は、圧接部30
cに内方へ突出した突起部30dを設けたことを特徴と
しており、この突起部30dは、バルブ側コイル体4、
非バルブ側コイル体5又は中央環状ヨーク板6の外周面
に予め形成された凹部4f、5f又は6aに係止され
る。このように構成された板ばね部材30によっても、
図6の板ばね部材30と同様に円周方向における位置決
めを確実に行うことができる。
【0050】
【発明の効果】本発明のプッシュプル型ソレノイドによ
ると、交流用ソレノイドから直流用ソレノイドへの変更
使用及び直流用ソレノイドから交流用ソレノイドへの変
更使用などが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプッシュプル型ソレ
ノイドの断面図である。
【図2】図1図示II矢視図である。
【図3】図1図示III 矢視図である。
【図4】他の実施形態に係るプッシュプル型ソレノイド
の斜視図である。
【図5】同ソレノイドの構成要素である板ばね部材の使
用態様図である。
【図6】板ばね部材の変形例の構成図である。
【図7】板ばね部材の他の変形例の構成図である。
【図8】図1〜図3に示すソレノイドの問題点を説明す
るための説明図である。
【符号の説明】
1 プッシュプル型ソレノイド 2 バルブ 2a 端面 3 非磁性パイプ 3a バルブ側開口部 3b 非バルブ側開口部 4 バルブ側コイル体 4a コイル 4b ボビン 4c 樹脂材料 4e 膨出部 4f 凹部 5 非バルブ側コイル体 5a コイル 5b ボビン 5c 樹脂材料 5d 非バルブ側端面 5e 膨出部 5f 凹部 6 中央環状ヨーク板 6a 凹部 7 バルブ側固定鉄心 10 非バルブ側固定鉄心 11 可動鉄心 12 連結部材 13 バルブ側シールリング(Oリング) 14 非バルブ側シールリング(Oリング) 15 取付板(非バルブ側環状ヨーク板) 16 取付金具(取付ボルト) 16a 先端部 16b 脚部 21、22 リード線 30 板ばね部材 30a 開口端 30b 湾曲部 30d 突起部 31 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブに取外し可能に装着されるプッシ
    ュプル型ソレノイドにおいて、 非磁性パイプと、 前記非磁性パイプの外周面に取外し可能に嵌合されるバ
    ルブ側コイル体と、 前記非磁性パイプの外周面に前記バルブ側コイル体と並
    んで取外し可能に嵌合される非バルブ側コイル体と、 前記非磁性パイプのバルブ側開口部に取外し可能に嵌合
    されるとともに、前記バルブに対し取外し可能に固着さ
    れるバルブ側固定鉄心と、 前記非磁性パイプの非バルブ側開口部に取外し可能に嵌
    合される非バルブ側固定鉄心と、 前記非磁性パイプの内部に軸線方向へ移動可能に収容さ
    れ、前記バルブのスプールと連結部材を介して連結され
    る可動鉄心と、 前記バルブ側固定鉄心の外周面に、該バルブ側固定鉄心
    と前記非磁性パイプとの間のシール性を保つために配設
    されるバルブ側シールリングと、 前記非バルブ側固定鉄心の外周面に、該非バルブ側固定
    鉄心と前記非磁性パイプとの間のシール性を保つために
    配設される非バルブ側シールリングと、 前記非バルブ側コイル体の非バルブ側端面側に配される
    取付板と、 前記取付板と前記バルブの端面との間を連結し、当該ソ
    レノイドを前記バルブに取外し可能に装着する取付金具
    と、 を備えることを特徴とするプッシュプル型ソレノイド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記バルブ側コイル
    体及び前記バルブ側固定鉄心は、交流用コイル体及び交
    流用固定鉄心、又は、直流用コイル体及び直流用固定鉄
    心であり、また、前記非バルブ側コイル体及び前記非バ
    ルブ側固定鉄心は、交流用コイル体及び交流用固定鉄
    心、又は、直流用コイル体又は直流用固定鉄心であるこ
    とを特徴とするプッシュプル型ソレノイド。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記バルブ側コイル
    体及び前記非バルブ側コイル体は、それぞれ、コイルが
    巻回されたボビンをインサート体として樹脂材料により
    一体成形されており、 前記非磁性パイプの外周面に、前記バルブ側コイル体と
    前記非バルブ側コイル体との間に取外し可能に嵌合され
    る中央環状ヨーク板を備えることを特徴とするプッシュ
    プル型ソレノイド。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記取付板は、前記
    非バルブ側固定鉄心の外周面に取外し可能に嵌合される
    非バルブ側環状ヨーク板により構成されることを特徴と
    するプッシュプル型ソレノイド。
  5. 【請求項5】 請求項4において、当該ソレノイドは鉛
    直なバルブ端面に装着されるものであり、 前記取付金具は複数本の取付ボルトからなり、 各取付ボルトは、先端部が前記バルブ端面にねじ込ま
    れ、 前記取付板は、前記非バルブ側コイル体の非バルブ側端
    面と当接しない部位に各取付ボルトの脚部が挿通される
    複数のボルト挿通孔を有し、 前記バルブ側コイル体、非バルブ側コイル体又は中央環
    状ヨーク板の外周面に、開口端を有するリング状の板ば
    ね部材が該外周面を取り囲むようばね弾性により係止さ
    れ、 前記板ばね部材は、各ボルト挿通孔に挿通された各取付
    ボルトの脚部が通る部位に、外方へ突出した湾曲部を有
    し、 前記湾曲部の内周面と前記バルブ側コイル体、非バルブ
    側コイル体又は中央環状ヨーク板の外周面とで形成され
    る空間に各取付ボルトの先端部が通るよう構成されるこ
    とを特徴とするプッシュプル型ソレノイド。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記バルブ側コイル
    体及び非バルブ側コイル体の外周に、外部へリード線を
    導くための膨出部が形成され、前記板ばね部材の開口端
    は前記膨出部に係止されることを特徴とするプッシュプ
    ル型ソレノイド。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記バルブ側
    コイル体又は非バルブ側コイル体の外周面に凹部が形成
    されるとともに、前記板ばね部材は内方へ突出した突起
    部を有し、前記突起部は前記凹部に係止されることを特
    徴とするプッシュプル型ソレノイド。
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