JP3533220B2 - 眼内レンズ - Google Patents
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- JP3533220B2 JP3533220B2 JP51931394A JP51931394A JP3533220B2 JP 3533220 B2 JP3533220 B2 JP 3533220B2 JP 51931394 A JP51931394 A JP 51931394A JP 51931394 A JP51931394 A JP 51931394A JP 3533220 B2 JP3533220 B2 JP 3533220B2
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- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
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Description
第843,527号の一部継続出願である。この先行出願は本
件においてその全体が参考に供される。
関し、特に、切り口、例えば端から端までの大きさが約
3.2mm又は約2.8mmを超えない強膜トンネル状切り口を介
してIOLを眼内に挿入させることを可能とした、変形可
能な光学要素を備えたIOLに関する。切り口の端から端
までの寸法、つまり切り口の一端から切り口の他端まで
のカットされた表面に沿う最も短い距離を、以下では切
り口の寸法として参照される。
や怪我によって損なわれるようになった場合、水晶体を
IOLに置き換えることが一般的に行われる。これを達成
する一つの方法は眼に比較的長い切り口を形成し、水晶
体を無傷で取り除くことである。しかしながら、これを
達成する最も一般的な方法は眼により短い切り口を形成
し、その切り口を介してファコ乳化器械のプローブ又は
ファコ(phaco)チップを眼内に挿入して超音波エネル
ギーを用いて水晶体を粉砕することである。水晶体の破
片は次に比較的短いファコ切り口を介して眼から吸引さ
れ、ファコチップが取り外される。
的にファコ切り口として呼ばれているが、切り口の寸法
はファコチップが切り口とある程度ぴったりとフィット
するように一般的には約2.8mm又は約3.2mmを超えない大
きさである。レンズを取り除くための切り口が大きい場
合には眼の外傷も大きく、患者の耐えるべき回復時間も
長くなるということが一般的に認識されている。また、
他の厄介な問題、例えば水晶体を一体のまま除去する必
要があるという問題が大きな切り口によって招来される
であろう。水晶体除去プロセスの約70%は現在ファコ乳
化技術が使用されている。勿論、ファコ乳化によるレン
ズの摘出に必要とされる切り口は小さいが、小さなファ
コ切り口を介して挿入しうるIOLが有用であるとともに
用いられることが望ましい。
光学要素に結合され(又は一体に形成され)、眼内の摘
出された水晶体の領域に光学要素を固定する固定メンバ
ーとを含む。IOLには2つの基本的なタイプがあり、一
方は例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)で形成さ
れたハードな又はリジッドな光学要素を有し、他方はシ
リコン、ヒドロゲル又はアクリル等の変形可能な材料で
構成された変形可能な光学要素を有する。ハードなIOL
が使用される場合、小さなファコ切り口はハードな光学
要素が切り口を介して挿入されることを許容するために
ハードな光学要素のほぼ直径まで拡大されなければなら
ず、これによりファコ乳化によるレンズ摘出の有利さの
大部分は明らかに失われる。
きさを有する強膜トンネル状切り口を通過させることの
できる従来のIOLには2つの公知の種類がある。強膜ト
ンネル状切り口は眼の強膜のシングル切り口である、シ
ングル切り口にクロスし又は交差する他の切り口を有さ
ない。これらのIOLの第1は約1.47又はそれ以上の屈折
率のアクリル光学要素を有する。アクリルIOLは約12dか
ら約24dまでの全てのジオプトリ範囲をカバーするが、
小さなファコ切り口を介してIOLを挿入するために必要
とされる高い伸び率は有していない。伸び率はLd/Lu×1
00として定義され、ここにLdは無負荷状態から破断点ま
での長さの最大変化であり、Luは無負荷時の長さであ
る。高い伸び率は光学要素が弾性的に伸展されるととも
に小さなファコ切り口を通して通過するために小さな断
面形態を滑らかに呈するようにできるので望ましい。例
えば、現在の公知のアクリル光学要素は約150%の伸び
率しか有していない。
する。1つの公知のシリコンベース光学要素において、
屈折率は約1.408である。従って、12ジオプトリ強度のI
OLを提供するためには約5.1平方ミリの比較的大きな最
大断面積を有することが必要である。より高いジオプト
リ強度はこのシリコンベースの材料で構成されることが
できるが、より高いパワーはそれに対応してより大きな
最大断面積を必要とする結果、これらは約2.8又は約3.2
mmの大きさの強膜トンネル状切り口を介して眼内に普通
に挿入できないであろう。さらに明確に言うと、このタ
イプのシリコンIOLがステンレス鋼製のホールド鉗子タ
イプのインサータを用いて14dを超える強度において3.2
mmの強膜トンネル状切り口を介して移植しうるというこ
とは非常に疑わしく、15dを超える強度において3.2mmの
強膜トンネル状切り口を介しての眼内への移植は不可能
であると本件発明者は理解している。20d又はそれ以上
の強度を有するこのタイプのIOLの移植は不可能であ
る。
ロフ等(Fedorov et al.)の米国特許第4,647,282号
に開示されている。この特許に開示されたシリコンベー
ス材料の1つは1.480の屈折率を有すると述べられてい
る。しかしながら、このシリコンベース材料は130%だ
けの伸び率を有するとともに、この特許はとりわけ光学
要素がどのように製造されるべきであるかという明確な
幾何学的教示を欠いている。
折率と改良された機械的特性を有する補強された眼内レ
ンズ用の透明シリコンエラストマー」の名称で1990年8
月1日に出願された米国特許出願第562,452号に開示さ
れている。現在、この材料による公知の16ジオプトリパ
ワーの光学要素は約5.3平方ミリの最大断面積を有す
る。
の重要な点は眼内での光学要素の保持に役立たせるため
いに用いられる固定メンバー又はハプティック(hapti
c)の光学要素に対する配置である。強度、モールド及
び他の材料的な関連により、以前は例えばIOLが変形さ
れるとともに小さな切り口を介して眼内に設置されるよ
うに製造される時、そのようなIOLの光学要素の光学的
領域に固定メンバーの基端部が取り付けられる必要があ
ると考えられていた。この構造は複数の固定メンバーの
各々の部分が光学要素によって定まる光学的フィールド
内に存在し、従って患者の視野を妨げ得るという、少な
くとも1つの欠点を有する。この問題はIOLの光学要素
をより小型化するという時流によってより深刻化されて
いる。例えばフィラメントタイプの1又は複数の固定メ
ンバーを含み、光学要素の光学的領域が完全に固定メン
バーから分離されているIOLを提供することが有利であ
る。
件発明のIOLは先行技術の同タイプのレンズと比較して
外縁の厚み(光学要素の光軸に平行)が減少された光学
的領域を備えた光学要素を含む。この減少された厚みは
光学要素が好ましくは約3.2又は約2.8mm程度の大きさを
有する非常に小さな切り口を介して眼内に挿入するため
に変形され、例えば巻回され又は折り重ねられることを
許容する。そのような減少された厚みは例えば光学要素
の光学的領域の光学的特性及び性能を実質的に損なうこ
となく達成される。その結果、通常ファコチップのため
に使用されるファコ切り口はIOLが移植されることを許
容するために拡大される必要はない。本件IOLの1又は
複数の固定メンバーは好ましくは光学要素と干渉しない
ように光学要素の境界を定める外縁領域に固定される。
要約すれば、本件発明は非常に効果的で有用な小さな切
り口のIOLを与え、その光学要素は外縁の減少された厚
みを有し、及び/又は固定メンバーとの干渉からフリー
である。
分な剛性を有してIOL上の眼の動きによる力によって招
来される光学的ひずみが実質的に生じない。光学要素は
その大きさが小さい場合には光が光学要素の外縁と相互
に影響しあって眩しさを招来するので、好ましくは眩し
さを減少し又は実質的に防止するのに十分なサイズ、及
び/又は適切な構造とする。1つの実施例において、光
学要素の光学的領域は光学的に透明な材料で構成され、
光学的領域の境界を定める外縁領域は同じく光学的に透
明な材料で形成された外縁領域を有する実質的に同一の
IOLに比較して眩しさを減少させるように構成されてい
る。例えば、光学要素の外縁領域は少なくとも部分的に
粗くすることができる。そのような粗さは移植された光
学要素によって示される眩しさを粗い外縁を有さない実
質的に同一の光学要素に比較して減少するように作用す
る。
の伸び率を有する。好ましくは光学要素の伸び率は少な
くとも約260%である。
の非常に高い%に適用可能である。本件発明は特に約12
から約24ジオプトリ強度の光学的領域を有する変形可能
な光学要素に適用可能であり、このジオプトリ強度の範
囲はIOLが装着される全ての患者の約95%に対して処方
されると確信される。この発明の特徴は例えば少なくと
も約20ジオプトリ強度の光学的領域を有する光学要素に
適用可能であり、これは3.2mmの強膜トンネル状切り口
を介して移植可能な公知の先行技術のシリコンIOLのジ
オプトリ強度よりもはるかに高い強度である。
形可能な光学要素を挿入するために必要とされる切り口
の大きさを決定するための主要なコントロール因子であ
るという本件発明者の認識に部分的に基づいている。よ
り明確に言うと、約3.2mm又は約3.0mmを超えない大きさ
の強膜トンネル状切り口を介して挿入するためには光学
要素の最大断面積は約5.8平方ミリを超えるべきではな
い。
的領域の光学的特性に実質的に悪影響を与えることなく
減少させることができることを知見した。より明確に言
うと、外縁領域が光学的領域の(架空の)外縁の軸方向
の最大厚みよりも大きい最大軸方向厚み(光学的軸に平
行)を有するように光学要素を形成することにより、光
学要素の断面積は(同一の光学的パワーを維持して)減
少されることができる。勿論、本件発明によれば光学的
領域の光学的パワーは増加させることができる一方、光
学要素の断面積は一定に維持される。光学要素の断面積
の減少あるいは光学的パワーの増加は外縁領域が光学的
領域の外縁の軸方向の最大厚みと同じである軸方向の最
大厚みを有する実質的に同一のIOLに関連している。本
件発明において、外縁領域はIOLの1または複数の固定
メンバーが光学要素に強固に取り付けられることを許容
するように十分な厚みに維持されている。
有し、これらの表面の一方又は両方の曲率が光学要素の
矯正能力又はジオプトリ強度を決定する。最大断面積を
所望の最大値又はそれ以下に維持するために、矯正を与
える1つ又は両方の表面の凸状曲率を最小化するのが望
ましい。光学要素を薄くするような不適切な凸状曲率を
有さないで必要な矯正を得るために、少なくとも約1.40
の屈折率、好ましくは少なくとも約1.46の屈折率を有す
る光学要素を採用することが必須ではないが望ましい。
1.40以下の屈折率は獲得可能なジオプトリ矯正を制限し
あるいは望ましくない場合には他との交換が要求される
傾向にある。
れた時に曲げられあるいは変形され、これによって光学
的ひずみを招来するような薄さに形成されないことがま
た重要である。本件IOLの比較的薄い外縁領域はある程
度の曲がり又は変形を示す。基本的にはその外縁領域は
好ましくは移植後の望ましくない変形に対して光学要素
を補強するのに役立つフレームを形成する。外縁領域は
好ましくは固定メンバーを光学要素に固定するのに使用
するとともに光学要素をサポートするのに役立つ支えを
含む。1つの好ましい構成として、光学軸に沿った光学
要素の厚みは移植されたIOLの光学要素の機械的変形に
よって招来される光学的ひずみに対してガードするため
に約0.65mm以上又は約0.68mm〜約0.79mmである。
るように製造されるべきである。これを達成するために
光学的領域及び外縁領域を含む光学要素は好ましくは眼
内で光学的領域をカバーするのに十分な半径方向の大き
さを有して光線が光学要素のエッジと相互に影響しあっ
て眩しさを引き起こさないことを保証するべきである。
好ましい構成において、眩しさは約5mmまでの小さな直
径を有する光学要素によって実質的に防止されることが
できるが、光学要素は円形であり、少なくとも約6mmの
直径を有する。光学要素の外縁領域の全部又は一部は少
なくともその粗い表面の部分を有するように構成され、
光学的に透明な材料で形成された外縁領域を有する実質
的に同一の眼内レンズに比較して眩しさを減少させるよ
うになっている。
される。考慮すべき他の重要な点は固定メンバーと光学
要素との間に強い固定が得られることを可能とするよう
に光学要素を構成することである。外縁領域は網膜に光
を結像させるために使用されないが、光学要素に対して
固定メンバーを固定するために固定メンバーの固定領域
を受け取るために使用される。中央光学的領域は網膜に
光を結像させるとともに望ましい矯正を与えるために使
用される。外縁領域及び1又は複数の固定メンバーは好
ましくは光学要素の光学的領域が完全に1又は複数の固
定メンバーからフリーであるように構成される。特に有
用な構成において1又は複数の固定メンバーの基端部分
は、例えば光学要素内に配置された固定メンバーのその
部分は光学要素に対して一般的に接線の方向に延びる。
に、IOLの光学的特性、例えば光学的パワーに効果的に
寄与しないので、外縁領域の軸方向断面積は最小に減少
されるのが望ましい。他方、外縁領域のある種の厚み、
例えば軸方向の大きさは固定メンバーの強固な固定を形
成し、及び/又は光学要素に有利な強度を与えるために
必要とされる。好ましい構成において、外縁領域の軸方
向の厚みは約0.305mm、好ましくは約0.381mm以上であ
る。
含む。好ましくは、光学要素の硬さはIOLの移植に使用
されるツールによって光学要素に作用される圧縮力がIO
Lに永久的な疵やマークをつけないように少なくとも約3
8ショアA硬さである。さらに、光学要素は好ましくは
約1000psiを超えない引張強度を有し、これはそれ以上
の引張強度が移植中の光学要素の伸びをより困難とする
からである。引張強度は好ましくは固定メンバーが弾性
的に半径方向の内方に押し付けられた時に光学要素の機
械的なひずみを防止するために約600psi以上であるべき
である。本件IOLの光学要素は適切な材料又は材料の組
合せで形成されるであろう。そのような材料は例えばシ
リコンベース材料(高分子材料)、アクリル高分子材
料、ヒドロゲル形成ポリマー、その類似物及びそれらの
混合物を含む。ある種のシリコンベース材料はそれらを
光学的な材料として使用するために適した多数の特性を
有する。好ましくは、シリコンベース材料は実質的にア
クリレートとは異なる。好ましいシリコンベース材料は
「高屈折率と改良された機械的特性を有する補強された
眼内レンズ用の透明シリコンエラストマー」の名称で19
90年8月1日に出願された上述の米国特許出願第562,45
2号に述べられている。この出願はその全体が本件で参
考に供される。
ば、固定メンバーはPMMA又はポリプロピレンで形成され
るであろう。移植後に眼によって招来される光学要素上
の力により一層望ましく適合させるために、複数の各固
定メンバーは好ましくはC形状に延びた弾性メンバーの
形態をなす。好ましくは固定メンバーは一般的に直径方
向に対向する位置で光学要素に結合されている。
照することによってその他の特徴及び効果とともに最も
よく理解されるであろう。
つの部品で組立てられたIOLの平面図である。
る。
を示す立面図である。
使用を示す透視図である。
て眼内に挿入するために使用される代表的な形態の挿入
ツールを示す透視図である。
ある。
挿入する状態を示す透視図である。
バー15及び17を含むIOL11を示す。光学要素13は弾性的
で変形可能であり、好ましくは約1.46の屈折率、約260
%の伸び、約1000psiまでの引張強度及び約38のショア
A硬さを有する変形可能な弾性シリコンベース材料を用
いてモールド法によって製造されている。特に有用なシ
リコンベース材料は下記により十分に開示される。光学
要素13のために各種の形態が採用されるが、図示の実施
例において光学要素13は両面凸レンズであり、平面的に
は円形をなし、約6mmの外径D1を有する。
を含む。図示されているように、面19及び21は共に凸状
をなし、これは好ましいことである。しかし、他の形
態、例えば所望のジオプトリ強度範囲を与える平面−凸
面形態が代わりに採用されることが出来る。
3.0mm又は約2.8mm以下の大きさの強膜トンネル状切り口
を介して移植しうるのに十分に小さなサイズにIOL13が
折り畳まれることを可能とするために特に開発され、こ
れは約12から約24のジオプトリ強度範囲を有する光学要
素を可能とする。光学要素13は光学的軸23を有し、光学
的軸に沿う光学要素13の厚みT1、例えば中央厚みは約0.
65mm以上で、約0.68mmから約0.79mmまでである。光学要
素13は直径D2の中央光学的領域25、架空の外縁26、光学
的領域の境界を定める環状の周縁領域27及び外縁28を有
する。例えば、図2に示されるように周縁領域27の軸方
向の厚みT2は好ましくは約0.381mmを超えないが、約0.3
05mmの厚みが採用されることができる。中央光学的領域
25の外縁26の厚みは外縁領域27の厚みT2以下である。光
学的領域25は平面的に円形であり(図1)、光学要素13
のレンズ部分又は視覚矯正部分を形成している。領域25
と27は必須の要素であって一体化されている。
学要素の断面積である最大断面積を有する。光学要素13
の最大断面積は図3に断面で示され、好ましくは約5.8
平方ミリを超えない。
ズの一部を構成しない。外縁領域27の機能は移植された
時に変形に対して光学的領域25を補強し、固定メンバー
15及び17を光学要素13にマウンティングし又は固定し、
移植後に眩しさを招来する、光と光学要素の外縁28との
相互影響の可能性を減少するために、光学要素13の直径
を増加する機能を含む。1つの実施例において、外縁領
域27の外表面、例えば外縁28及び内方に面する壁30は眩
しさを減少させ又は防止するために粗くされている。さ
らに、外縁領域27のコーナー及びエッジは好ましくはエ
ッジでの眩しさが減少されるように角形(又はストレー
ト表面と交差することによって形成される形状)よりも
むしろ丸くなっている。
を詳細に図示している。図3Bにおいて、外縁領域27Bの
厚みTBは光学要素13Bの光学的領域25Bの外縁26Bの厚み
と等しい。これに対し、外縁領域27の厚みT2は光学要素
13の光学的領域25の外縁26の厚みよりも大きい。この減
少された光学的領域25の外縁の厚みは光学的要素13Bに
比較して減少された断面積の有する結果を光学要素13に
招来する。この図において、光学要素13及び13Bの半径
方向の全長は同じで、厚みT2及びTBは同じで光学領域25
及び25Bの光学的パワーは同じで、外縁領域27及び27Bの
全形態は同じであるということに注意されるべきであ
る。
離れた位置(内方に面する壁30の長さによって測定され
る)で終了している実施例を示している。しかしなが
ら、他の例も有効であり、本件発明の範囲内に含まれ
る。例えば、後面21は外縁領域の底面から離れて終わる
ことができ、あるいは前面19が頂面34から離れて終わる
とともに後面21が底面36から離れて終わることができ
る。外縁領域27は外縁26によって部分的に決定され、外
縁領域の限定された部分はその外縁で光学的領域25の厚
みと等しい厚みを有するであろう。光学的領域25の外縁
26は例えば通常のレンズ挿入状態の下、及び眼内での通
常使用状態の下で外縁領域27が光学的領域25から分離さ
れあるいは引き裂かれるのを防止するのに十分な厚みを
有すべきである。
が、この実施例においてそれらの各々は一般的にC形状
をなすPMMAの弾性ファイバー又はストランドである。固
定メンバー15及び17の各々は外縁領域27内に配置される
とともに光学要素13に対して一般的に接線方向に伸びる
基端部分を有する。外縁領域27の材料はその基部29を完
全に取り囲み、直径方向に対向する位置で固定メンバー
を光学要素13に強固に固定している。中央光学的領域25
は固定メンバー15及び17から完全にフリーであり、固定
メンバー15及び17によって阻害されない。
き、これはアタッチメントループ31の使用と同様に、ク
リスト等の米国特許第4,790,846号において説明され、
これは本件で参照されることによって具体的にされる。
勿論、各種の技術及び構造が眼内に光学要素13を固定す
る何らかの固定メンバーを提供するために採用でき、示
された構造は単なる例示である。
取る半径方向の突起又は支え33を含む。支え33は固定メ
ンバー15及び17の外縁領域27への固定に役立つととも
に、眼内での光学的歪みを形成するようなタイプの変形
に対する光学的領域25の補強に役立つ。
きさの強膜トンネル状切り口を介して移植可能であると
ともに約12ないし約24ジオプトリ強度を有するIOLのセ
ットを製造することを可能とすることである。この発明
の望ましい特徴を得る1つの好ましい方法はシリコンベ
ース材料、又は少なくとも約1.40の屈折率、少なくとも
約160%の伸び及び下記表に示されるパラメータを有す
る材料の6mmの径D1の光学要素を利用することである。
り畳まれることができることの一つの方法を示す。図4
において、光学要素13は径について半分に折り畳まれ、
折り畳み線は単なる例示ではあるが一般的に図1に示す
参照線47に沿わされるであろう。図1に示す光学要素13
の左半分は光学要素の右半分の下方に折り畳まれて図4
に示される折り畳み状態が与えられる。折り畳みは固定
メンバー15及び17が挿入のために所望の位置に来るよう
に所望の径に沿ってなされることができる。固定メンバ
ー15及び17は切り口を介しての挿入を阻害しないように
十分にフレキシブルである。
を含む人間の眼を概略的に示す。ニュートラルレンズ53
を取り除くために、強膜トンネル状切り口の形態をなす
ファコ切り口57が図5に一例として示される眼に形成さ
れ、伝統的なファコ乳化器機61のファコチップ59が切り
口を介してニュートラルレンズ53を内蔵する眼の領域内
に挿入される。切り口57は通常約2.8mmの大きさを超え
ず、眼の組織は典型的にはファコチップ59の回りにかな
りピッタリと合う。器機61によって与えられた超音波エ
ネルギーがニュートラルレンズ53を粉砕し、レンズの破
片はファコチップ59を介して適用される大気圧以下の圧
力を用いてカプセル状バッグ55から吸引される。ニュー
トラルレンズ53が満足すべき程度に除去された後、ファ
コチップ59は切り口57を介して眼51から引き抜かれる。
切り口57を介してIOL11を挿入することである。これを
達成するため、IOL11は6mm径の光学要素13が約2.8mmを
超えない大きさの強膜トンネル状切り口に通過しうる大
きさとできるように適切に変形されなければならない。
これは例として図4に示されるように、IOL11を折り畳
むことによって達成できる。IOL11の折り畳み及びその
切り口57を介しての挿入は好ましくは適切な挿入ツール
にて実行される。
種の挿入ツール、例えばマクドネルドインサータ、ファ
インインサータ、マクファーソンインサータ、あるいは
タイング鉗子が採用されることができる。図6はアーム
が相互に弾性的に離れるように基端部分77で連結された
弾性金属アーム73及び75を含む従来のマクドネルドイン
サータ71を示す。アーム73及び75は各々チップ79で終了
し、これらはアームの付勢力の作用によって相互にほと
んど接触した閉状態に保持されている。アーム73及び75
に各々結合されたフランジスリーブ78とフランジピン80
とはストップを形成し、これはアームの離間を制限する
とともにチップ79のハードな接触を防止している。アー
ム73及び75は相互に離間する方向に付勢されているが、
同じ付勢力が図6Aに示されるアームの交差部分81によっ
てチップ79を相互に接近させる方向に作用している。チ
ップ79及び交差部分81は各々剛体であるが、切り口を長
くすることなく切り口57を通過する十分に小さな寸法で
ある。
チップ79によって把持されることができる。IOL11は次
に切り口57を増大させることなく図7に概略的に示され
るように切り口57を介して眼内に挿入されることができ
る。移植手順は公知の手順と基本的には同じであろう。
移植がなされると、変形可能な弾性光学要素13はその通
常の又は変形していない状態に戻るとともに、固定メン
バー15及び17はIOL11を通常のように眼内に固定する。
ール置換シロキサンユユニットを約12〜約18モル%含む
架橋コポリマーの化学合成物を有する補強された弾性合
成物であり、ここにアリール置換基(R4基及びR5基)は
フェニル基、モノ−低アルキル置換フェニル基、ジ−低
アルキル置換フェニル基から独立的に選択されることが
できる。好ましくは、両アリール基は単フェニルであ
り、得られるジフェニルシロキサンユニットは約14〜約
16モル%のコポリマーの形態で存在する。
エンドブロック化されている。エンドブロック基の少な
くとも1つの置換基はオレフィン結合を含む。従って、
コポリマー内で具体化されるエンドブロック基の一般式
はR1R2R3SiO0.5であり、ここにR1及びR2の性質は臨界的
でなく、これらは例えばアルキル基、アリール基、置換
アルキル基、置換アリール基から独立的に選択されるで
あろう。R3はオレフィン結合を含む。R3は好ましくはア
ルキニル基、より好ましくはビニール基である。好まし
い実施例において、エンドブロック基はジメチル、ビニ
ルシロキサンユニットである。オレフィン(ビニール)
基の役割はポリマーの硬化又は架橋を可能とすることで
あり、好ましくはある種の紫外線を吸収した化合物を架
橋コポリマーマトリックスに共有結合的にリンクさせる
ことである。
e)は好ましくは2つのアルキル置換基がエチル又はメ
チルのいずれかであるジシアルキルシロキサンユニット
である。換言すれば、コポリマーのシロキサン構成ブロ
ックの残部の一般式は好ましくはR6R7−SiOであり、こ
こにR6基及びR7基はメチル又はエチルから独立的に選択
される。好ましくは、R6基及びR7基は共にメチルであ
る。
メチルである時には約250の重合度が選択されるが、コ
ポリマーは約100〜約2000の重合度を有する。
されうる、又は公知の手順によって製造されうる出発材
料に基づき、公知の手順に従って実行されることができ
る。
強材、例えばトリメチルシリル処理されたシリカ補強材
等のフュームシリカ補強材を含む。
ポリマー100重量部に対して約15重量部〜約45重量部が
使用される。フュームシリカ自体は商業的に入手可能で
ある。使用されるフュームシリカ補強材は好ましくは約
100〜約450m2/gの表面積を有する。より好ましくは、フ
ュームシリカは約200m2/gの表面積を有し、コポリマー1
00重量部に対して約27重量部が含まれ、コポリマーがシ
リカと直接的に混合される同工程で実質的にヘキサメチ
ルジシラザンにてトリメチルスリレート化される。
野において「ベース」という用語で一般的に知られてい
る。眼内レンズに最適な材料を製造する目的で、ベース
は適切な不活性溶媒、例えばトリクロロトリ−フルオロ
エタンに分散され、分散物は固形不純物を除去するため
に濾過される。その後、溶媒はゆるやかな加熱と吸引と
によって除去される。
好ましくは等しい重量を有する2つのアリコートに分割
される。アリコートは“パートA"及び“パートB"という
用語で一般的に知られている。
リコン結合水素化物が架橋剤の形態で第2のアリコート
(パートB)に添加される。式(R)a(H)bSiO
4−a−b/2を有する有機水素ポリシロキサン溶液が特
に適切であり、ここにRは例えばメチル等の単低アルキ
ルであり、aは約1.00〜約2.10の範囲、bは約0.1〜約
1.0の範囲にある。
法である材料から選択されることができる。
混合したアリコートに対する処理時間として少なくとも
2時間、好ましくは約6時間が許容される。この理由に
より、例えば1,2,3,4テトラメチル−1,2,3,4−テトラビ
ニルシクロテトラシロキサン等の適切な架橋インヒビタ
ーが第2のアリコート(パートB)に添加されるであろ
う。
ートBの液体射出成型、鋳造、あるいは加圧成型によっ
て達成されるであろう。
たが、多くの変形、改良及び置換はこの発明の精神及び
観点を離れることなく技術分野の当業者によってなされ
るであろう。
Claims (38)
- 【請求項1】眼内に移植される眼内レンズであって: 光学的軸及び周縁を有する所望の光学的パワーの光学的
領域と、上記光学的領域に隣接し、その境界を定めると
ともに上記光学的領域に比して低減された光学的パワー
を有する外縁領域とを含む光学要素であって、上記外縁
領域は上記光学的領域の上記外縁に直接的に接する、上
記光学的領域の上記外縁の軸方向厚みよりも大きな軸方
向厚みを有するとともに、上記光学要素が通常の光学的
状態から、上記眼内レンズが切り口を介して眼内に挿入
されることを可能とする挿入状態に弾性的に折り畳まれ
又は巻かれることのできるように構成された光学要素;
及び 上記光学要素に直接取りつけられ、上記光学要素を眼内
に保持するために上記光学要素から外方に延びて上記光
学的領域が1つ以上の固定メンバーからフリーであるよ
うにしてなる1つ以上の固定メンバーから構成される眼
内レンズ。 - 【請求項2】上記光学的領域の上記外縁は実質的に一定
の厚みを有する請求項1記載の眼内レンズ。 - 【請求項3】上記光学的領域は上記1つ以上の固定メン
バーからフリーである請求項1記載の眼内レンズ。 - 【請求項4】眼内に移植される眼内レンズであって: 光学的軸及び周縁を有する所望の光学的パワーの光学的
領域と、上記光学的領域に隣接し、その境界を定めると
ともに上記光学的領域に比して低減された光学的パワー
を有する外縁領域とを含む光学要素であって、上記外縁
領域は上記光学的領域の上記外縁に直接的に接する、上
記光学的領域の上記外縁の軸方向厚みよりも大きな軸方
向厚みを有するとともに、上記光学要素が通常の光学的
状態から、上記眼内レンズが切り口を介して眼内に挿入
されることを可能とする変形挿入状態に弾性的に変形さ
れることのできるように構成され、上記変形挿入状態は
上記眼内レンズが3.0mmを越えない大きさの強膜トンネ
ル状切り口を通過されることを許容する、光学要素;及
び 上記外縁領域と結合され、上記光学要素を眼内に保持す
るために上記外縁領域から外方に延びる1つ以上の固定
メンバーから構成される眼内レンズ。 - 【請求項5】眼内に移植される眼内レンズであって: 光学的軸及び周縁を有する所望の光学的パワーの光学的
領域と、上記光学的領域に隣接し、その境界を定めると
ともに上記光学的領域に比して低減された光学的パワー
を有する外縁領域とを含む光学要素であって、上記外縁
領域は上記光学的領域の上記外縁に直接的に接する、上
記光学的領域の上記外縁の軸方向厚みよりも大きな軸方
向厚みを有するとともに、上記光学要素が通常の光学的
状態から、上記眼内レンズが小さな切り口を介して眼内
に挿入されることを可能とする挿入状態に弾性的に折り
畳まれ又は巻かれることのできるように構成された光学
要素;及び 上記光学要素に結合され、上記光学要素を眼内に保持す
るために上記光学要素から外方に延びる1つ以上の固定
メンバーから構成され、 上記1つ以上の固定メンバーはの各々、上記光学要素内
に配置される、上記光学要素に対して概ね接線方向に延
びる基端部分を有する眼内レンズ。 - 【請求項6】上記光学的領域は光学的に透明な材料で形
成され、上記外縁領域は光学的に同じ透明材料で製造さ
れた外縁領域を有する実質的に同一の眼内レンズに比し
て眩しさを減少させるように構成されている請求項1記
載の眼内レンズ。 - 【請求項7】上記外縁領域は少なくとも部分的には粗く
なっている請求項1記載の眼内レンズ。 - 【請求項8】上記光学的領域及び上記外縁領域は同じ材
料で製造されている請求項1記載の眼内レンズ。 - 【請求項9】上記光学要素はシリコンベース材料で形成
されている請求項1記載の眼内レンズ。 - 【請求項10】上記光学的領域が少なくとも20ジオプト
リ強度を有し、上記光学要素が5.8平方mmを超えない最
大断面積を有し、上記光学的領域が少なくとも1.40の屈
折率を有する請求項1記載の眼内レンズ。 - 【請求項11】上記光学的領域が上記光学的軸に沿って
0.65mm以上の厚みを有し、上記軸方向における上記外縁
領域の最大厚みが0.305以上である請求項10記載の眼内
レンズ。 - 【請求項12】眼内に移植される眼内レンズであって: 光学要素が上記眼内レンズが切り口を介して眼内に挿入
されるように通常の光学的状態から挿入状態に弾性的に
折り畳まれ又は巻かれることのできるように構成され、
上記光学要素が、外縁を有し所望の光学的パワーの光学
的領域と、上記光学的領域に接し、その境界を定めると
ともに上記光学的領域に比して低減された光学的パワー
を有する外縁領域とを含み、上記外縁領域は上記光学的
領域の外縁に直接的に接する、上記光学的領域の上記外
縁の軸方向厚みよりも大きな軸方向厚みを有する、光学
要素;及び 上記外縁領域に直接取りつけられ、上記外縁領域から外
方に延びて上記光学的領域が1つ以上の固定メンバーか
らフリーであるようにしてなる1つ以上の固定メンバー から構成される眼内レンズ。 - 【請求項13】上記外縁領域はその光学的パワーが実質
的に非効果的である請求項12記載の眼内レンズ。 - 【請求項14】眼内に移植される眼内レンズであって: 光学要素が上記眼内レンズが切り口を介して眼内に挿入
されるように通常の光学的状態から挿入状態に弾性的に
変形されることのできるように構成され、上記光学要素
が、外縁を有し所望の光学的パワーの光学的領域と、上
記光学要素に接し、その境界を定めるとともに上記光学
的領域に比して低減された光学的パワーを有する外縁領
域とを含み、上記外縁領域は上記光学的領域の外縁に直
接的に接する、上記光学的領域の上記外縁の軸方向厚み
よりも大きな軸方向厚みを有する、光学要素;及び 上記外縁領域に直接取りつけられ、上記外縁領域から外
方に延びて上記光学的領域が1つ以上の固定メンバーか
らフリーであるようにしてなる1つ以上の固定メンバー
から構成され、 上記変形挿入状態は、上記眼内レンズが3.2mmを越えな
い大きさの強膜トンネル状切り口を通過されることを可
能とする眼内レンズ。 - 【請求項15】上記変形挿入状態は上記眼内レンズが3.
0mmを越えない大きさの強膜トンネル状切り口を通過さ
れることを許容するようになっている請求項12記載の眼
内レンズ。 - 【請求項16】眼内に移植される眼内レンズであって: 光学要素が上記眼内レンズが切り口を介して眼内に挿入
されるように通常の光学的状態から挿入状態に弾性的に
折り畳まれ又は巻かれることのできるように構成され、
上記光学要素が、外縁を有し所望の光学的パワーの光学
的領域と、上記光学的領域に接し、その境界を定めると
ともに上記光学的領域に比して低減された光学的パワー
を有する外縁領域とを含み、上記外縁領域は上記光学的
領域の外縁に直接的に接する、上記光学的領域の上記外
縁の軸方厚みよりも大きな軸方向厚みを有する、光学要
素;及び 上記外縁領域に直接取りつけられ、上記外縁領域から外
方に延びて上記光学的領域が1つ以上の固定メンバーか
らフリーであるようにしてなる1つ以上の固定メンバー
から構成され、 上記変形挿入状態は上記眼内レンズが3.0mmを越えない
大きさの強膜トンネル状切り口を通過されることを可能
とし、 上記1つ以上の固定メンバーは各々上記光学要素に対し
て概ね接線方向に延びる基端部分を有するフィラメント
から構成される眼内レンズ。 - 【請求項17】上記光学的領域は光学的に透明な材料で
形成され、上記外縁領域は光学的に同じ透明材料で製造
された外縁領域を有する実質的に同一の眼内レンズに比
し、眩しさを減少させるように構成されている請求項12
記載の眼内レンズ。 - 【請求項18】上記外縁領域は少なくとも部分的に粗く
なっている請求項12記載の眼内レンズ。 - 【請求項19】上記光学的領域少なくとも20ジオプトリ
強度を有し、上記光学要素が5.8平方mmを超えない最大
断面積を有し、上記光学的領域が少なくとも1.40の屈折
率を有する請求項12記載の眼内レンズ。 - 【請求項20】上記光学要素がシリコンベース材料で形
成されている請求項12記載の眼内レンズ。 - 【請求項21】眼内に移植される眼内レンズにおいて、 弾性を有し変形可能な、シリコンベースの少なくとも20
ジオプターの強度を持つ光学要素であって、周縁部を有
し、且つ、通常の光学的状態から、眼内レンズを3.2ミ
リメータより大きくない強膜トンネル状切り口を通じて
眼内へ挿入可能にする変形挿入状態へ弾性的に変形でき
るように構成された光学要素と、 該光学要素を眼内で保持するために上記光学要素と結合
する固定手段とからなり、 該固定手段は、C形状で弾性を有し、直径方向の対向位
置において上記光学要素と結合した第1及び第2の固定
メンバーを含み、 上記光学要素は、眼内に移植されたときに通常の光学状
態であり、眼内レンズ上で活動する眼からの力によって
生ずる光学的な歪みが実質的に生じないような十分な堅
さを有し、また、上記光学要素は眼内に移植されたとき
に、光の干渉と光学要素の周縁部とから生ずるぎらぎら
とまぶしい光を実質的に防止するのに十分なサイズであ
る ことを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項22】請求項21記載の眼内レンズにおいて、 上記光学要素は光学的に透明な材料からなり、 その光学的に透明な材料は、 R1R2R3SiO0.5端ユニット、R4R5−SiOユニット及びR6R7
−SiOユニットを含むコポリマーと、(R)a(H)bSi
O4−a−b/2の式を持つ有効な架橋量の成分との間の反
応の架橋シリコンポリマーと、 上記架橋シリコンポリマーを補強するために有効な量に
あるシリカ補強剤とからなり、 R1とR2はアルキル基とアリール基とからなるグループの
中から独立して選択され、R3はビニール基であり、R4と
R5はフェニルとアルキル置換フェニルとからなるグルー
プの中から独立して選択され、R6とR7はメチルとエチル
とからなるグループの中から独立して選択され、 上記コポリマーは100から2000の範囲の重合度を有し、
Rはより低いアルキル基であり、aは1から2.1の範囲
内にあり、bは0.1から1.0範囲内あり、上記架橋シリコ
ンポリマーは12から18モルパーセントの、R4R5−SiO式
のアリール置換ユニットを含む ことを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項23】請求項22記載の眼内レンズにおいて、上
記光学的に透明な材料はエラストマであることを特徴と
する眼内レンズ。 - 【請求項24】請求項22記載の眼内レンズにおいて、R4
とR5はフェニルであることを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項25】請求項22記載の眼内レンズにおいて、R1
とR2はメチルであり、また、R6とR7はメチルであること
を特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項26】請求項22記載の眼内レンズにおいて、上
記架橋シリコンポリマに対する上記シリカ補強剤の重量
比は、上記架橋シリコンポリマの100重量部に対し、上
記シリカ補強剤の15から45重量部の範囲にあることを特
徴とする眼内レンズ。 - 【請求項27】眼内に移植される眼内レンズであって、 4.4平方ミリメートル以下の最大の断面面積と少なくと
も260%の伸び率とを持ち、弾性のある変形可能な光学
要素であって、通常の光学的状態から、眼内レンズを3.
2ミリメートルより大きくない強膜トンネル状切り口を
通して眼内へ挿入可能にする変形挿入状態へ弾性的に変
形できるように構成された光学要素と、 該光学要素を眼内で保持するための固定手段とを備え、 上記光学要素は眼内に移植されたときに通常の光学状態
にあり、かつ、眼内レンズ上で活動する眼からの力によ
る生ずる歪みが実質的に発生しない十分な堅さを持ち、
上記光学要素は眼内に移植されたときに光の干渉及び光
学要素の周辺から生ずるぎらつきを実質的に防止するの
に十分なサイズであり、 上記光学要素は光学的に透明な材料から作成され、 該光学的に透明な材料は、 R1R2R3SiO0.5端ユニット、R4R5−SiOユニット及びR6R7
−SiOユニットを含むコポリマーと、(R)a(H)bSi
O4−a−b/2の式を持つ有効な架橋量の成分との間での
反応の架橋シリコンポリマーと、 上記架橋シリコンポリマーを補強するために有効な量に
あるシリカ補強剤とからなり、 R1とR2アルキル基とアリール基とからなるグループの中
から独立して選択され、R3はビニール基であり、R4とR5
はフェニルと、単一のより低いアルキル置換フェニルと
からなるグループの中から独立して選択され、R6とR7は
メチルとエチルからなるグループの中から独立して選択
され、上記コポリマは100から2000の範囲の重合度を有
し、Rはより低いアルキル基であり、aは1から2.1の
範囲にあり、bは0.1から1.0の範囲に有ることを特徴と
する眼内レンズ。 - 【請求項28】請求項27記載の眼内レンズにおいて、上
記固定手段は、上記光学要素と直径方向の対向位置にお
いて結合するC形状の弾力のある第1及び第2の固定メ
ンバーを含むことを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項29】請求項27記載の眼内レンズにおいて、上
記光学的に透明な材料は、エラストマであることを特徴
とする眼内レンズ。 - 【請求項30】請求項27記載の眼内レンズにおいて、上
記架橋シリコンポリマは、12から18モルパーセントのア
リールシロキサンユニットを含むことを特徴とする眼内
レンズ。 - 【請求項31】請求項27記載の眼内レンズにおいて、R4
とR5はフェニルであることを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項32】請求項27記載の眼内レンズにおいて、R1
とR2はメチルであり、また、R6とR7はメチルであること
を特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項33】請求項27記載の眼内レンズにおいて、上
記架橋シリコンポリマに対する上記シリカ補強剤の重量
比は、上記架橋シリコンポリマの100重量部に対し、上
記シリカ補強剤の15から45重量部の範囲にあることを特
徴とする眼内レンズ。 - 【請求項34】眼内に移植される眼内レンズにおいて、 弾性を有して変形可能な、シリコンベースの少なくとも
20ジオプターの強度を持つ光学要素であって、周縁部を
有し、且つ、通常の光学的状態から、眼内レンズを3.2
ミリメータより長くない切り口を通じて眼内へ挿入可能
にする変形挿入状態へ弾性的に変形できるように構成さ
れた光学要素と、 該光学要素を眼内で保持するために該光学要素と結合す
る固定手段とからなり、 該固定手段は、上記光学要素から放射状に湾曲して伸び
る伸張した弾性を有した固定メンバーを含み、 上記光学要素は眼内に移植されたときに通常の光学状態
であり、眼内レンズ上で活動する眼からの力による生ず
る光学的な歪みを実質的に生じないような十分な堅さを
有し、また、上記光学要素は眼内に移植されたときに、
光の干渉と光学要素の周辺部とから生ずるぎらぎらとま
ぶしい光を実質的に防止するのに十分なサイズである ことを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項35】請求項34に記載の眼内レンズにおいて、
上記光学要素は通常状態から変形された挿入状態へ弾性
的に変形されることができ、それにより、眼内レンズを
3.2ミリメータより長くない強膜トンネル状切り口を通
じて眼内へ挿入できるように構成されることを特徴とす
る眼内レンズ。 - 【請求項36】請求項34に記載の眼内レンズにおいて、
上記固定メンバーは短繊維(filament)またはストラン
ド(strand)を含むことを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項37】請求項34に記載の眼内レンズにおいて、
上記固定メンバーは、上記光学要素と直径方向の対向位
置において結合するC形状の弾力のある第1及び第2の
固定メンバーを含むことを特徴とする眼内レンズ。 - 【請求項38】請求項34記載の眼内レンズにおいて、 上記光学要素は光学的に透明な材料から作成され、 該光学的に透明な材料は、 R1R2R3SiO0.5端ユニット、R4R5−SiOユニット及びR6R7
−SiOユニットを含むコポリマーと、(R)a(H)bSi
O4−a−b/2の式を持つ有効な架橋量の成分との間の反
応の架橋シリコンポリマーと、 上記架橋シリコンポリマーを補強するために有効な量に
あるシリカ補強剤とからなり、 R1とR2はアルキル基とアリール基からなるグループから
独立して選択され、R3はビニール基であり、R4とR5はフ
ェニルとアルキル置換フェニルとからなるグループから
独立して選択され、R6とR7はメチルとエチルからなるグ
ループから独立して選択され、上記コポリマは100から2
000の範囲の重合度を有し、Rはより低いアルキル基で
あり、aは1から2.1の範囲にあり、bは0.1から1.0の
範囲に有り、上記架橋シリコンポリマーは12から18モル
パーセントの、R4R5−SiO式のアリール置換ユニットを
含むことを特徴とする眼内レンズ。
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