JP3531907B2 - 屋内用ノンメタリック光ケーブル - Google Patents

屋内用ノンメタリック光ケーブル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ケーブルに関する。更
に詳しくは、屋内の情報処理装置間を接続する際に使用
される屋内用ノンメタリック光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、屋内に布設される光ケーブル
は、ターミネーションケーブルとも呼ばれ、広く使用さ
れている。この光ケーブルの特徴としては、該光ケーブ
ルを布設する時の張力が光ファイバに掛からない様に、
張力の殆どを負担するテンションメンバが縦添えされて
おり、通常は鋼線あるいは鋼より線といった金属材料が
使用される。しかしながら、使用環境によっては、ケー
ブルの断面構造上に金属材料を使用しない光ケーブル、
いわゆるノンメタリック光ケーブルを要望する需要者も
ある。その場合は、テンションメンバとして、金属材料
の代わりに繊維強化プラスチック樹脂(FRP)を使用
するのが一般的である。
【0003】前記FRPを使用した、単心型のノンメタ
リック光ケーブルの一例について、図6を用いて説明す
る。このノンメタリック光ケーブル40は、光ファイバ
心線31の外周に抗張力体32およびPVC被覆33を
施した光ファイバコード34が4本、ポリエチレンの介
在35が2本および、例えば3mmφのFRPロッドか
らなるテンションメンバ36が、該テンションメンバ3
6を中心として図示するように配列され、これらの配列
体を樹脂テープ37により押さえ巻きし、次にPVC樹
脂等のシース38を設け、例えばその外径を11〜12
mmとした構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ノンメタリック光ケー
ブルが使用されるのは、主に屋内の部屋間の情報処理装
置間を接続するためであり、通常は両端若しくは片端に
光コネクタを取り付けた形で使用される。また主な布設
場所は、床上,床下、あるいは天井である。このため、
光ケーブルに加わる荷重としては、布設時の張力の他
に、踏まれる、物体が落下する、強い曲げが加わるとい
ったものが考えられる。従って、これらの荷重に耐えら
れる光ケーブルとする必要がある。
【0005】また、テンションメンバの材料として、金
属材料の代わりにFRPを使用した場合、FRPは細く
加工しにくいことから、ケーブルの外径が太くなってし
まうという欠点があった。また、ケーブルに強い曲げを
加えると、FRPが裂けてしまうことから、最小曲げ径
に制限が加わってしまうという問題があり、通常はFR
P径の200倍以上が必要であった。また、通常、屋内
で使用する場合は、ケーブルの引張強度よりもハンドリ
ング性を重視することが多く、より小さいケーブル径、
より小さい曲げ径が求められていた。
【0006】なお、より簡便な構造からなる光コード
を、屋内用ノンメタリック光ケーブルとして適用するこ
とも考えられるが、該光コードにはテンションメンバが
無いため引張強度が弱いという問題がある。また、シー
ス厚さが薄いため、例えば50mを超えるような長尺布
設の場合は、横からの荷重等に対して強度が不足し、ま
た落下物による衝撃にも弱いという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術が有する各種問題
点を解決するためになされたもので、従来よりあるノン
メタリック光ケーブルと光コードの中間域を占める光ケ
ーブルとして、引張強度を必要十分に確保し、各種の荷
重にも耐え、またより小さいケーブル外径と曲げ径が得
られ、ハンドリング性の良い屋内用ノンメタリック光ケ
ーブルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の観点として本発明
は、複数本の光ファイバ素線1がテープ状に形成された
光テープ心線2の外周に被覆3が設けられた光テープコ
ード4、または複数本の光ファイバ素線1がテープ状に
形成された光テープ心線2に、高抗張力繊維からなるテ
ンションメンバ5が縦添えされ、断面が略コの字状のプ
ラスチック成形体ブロック(以下、プラスチック成形体
ブロックと略記する)6aの複数個が繋がった構造の収
納部材6内に収納され、更に前記収納部材6の外周にシ
ース7が設けられている屋内用ノンメタリック光ケーブ
において、前記収納部材6は、前記プラスチック成形
体ブロック6aの複数個が、空隙hを設け,ノンメタリ
ックの連結部材bにより一定ピッチで固着されて繋がっ
た構造である屋内用ノンメタリック光ケーブル10また
は20にある。
【0009】前記光テープ心線2としては、UV樹脂に
よる一体成形品とし、また、抗張力体により囲包すると
好ましい。また、前記テンションメンバ5の高抗張力繊
維としては、アラミド繊維(芳香族ポリアミド繊維)例
えばケブラ(米国デュポン社商品名)、またはポリアリ
レート繊維(全芳香族ポリエステル繊維)例えばベクト
ラン(クラレ社商品名)を用いることが出来る。また、
プラスチック成形体ブロック6aの材質としては各種プ
ラスチック樹脂が使用でき、例えばポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂が使用できる。また、前記シース7
の材料としては、難燃ノンハロゲン材料を用いることが
出来る。更に前記屋内用ノンメタリック光ケーブル10
または20の断面形状を長方形若しくは長円形とすると
好ましい。
【0010】上記第1の観点の光ケーブル10または2
は、光ケーブルの布設時に発生する、ケーブル長手方
向への張力や圧縮力については、その大部分をシース7
およびプラスチック成形体ブロック6aで負担すること
ができる。また、特に張力については、光ファイバの破
断強度を超えない様に、テンションメンバ5として高抗
張力繊維を用い、強化を計っている。また、前記シース
7、プラスチック成形体ブロック6aおよびテンション
メンバ5の材料は、強い曲げが加わったとしても、破損
したり、割れたりすることが無いので、ケーブル外径の
10倍程度の曲げが加わっても十分性能を保つことが可
能である。
【0011】また、前記収納部材6はプラスチック成形
体ブロック6aの複数個が、空隙hを設け,ノンメタリ
ックの連結部材bの上に一定ピッチで固着されて繋がっ
た構造であるので屈曲性が向上する。なお、前記収納部
材6の連結部材bはプラスチック成形体ブロック6aの
底面部に全部又は一部が埋め込まれて固着されていても
良く、また連結部材bはプラスチック成形体ブロック6
aの内面底面部に設けた構造としても良い。また前記連
結部材bの具体例としては、各種繊維、紐、撚り糸、プ
ラスチックフィルム、プラスチック薄板、或いはプラス
チック細棒等を用いることができる。更に、収納部材6
は、光テープコード4または光テープ心線2保護のため
の部材として効果的であり、配列上の制約が少ないの
で、ケーブル外径を小さくすることが可能である。な
お、前記屋内用ノンメタリック光ケーブル20は光ケー
ブル10と比較して構成要素が少ないので、軽量,コン
パクトタイプの屋内用ノンメタリック光ケーブルとして
好適である。
【0012】光テープ心線2をUV樹脂により効果的に
一体成形した場合は、多芯一括布設が可能となり、布設
ケーブル本数を少なくさせることが可能となる。また抗
張力体により囲包されている場合は、光テープ心線2が
保護されるとともに、抗張力にも寄与する。また、シー
ス7の材料として難燃ポリエチレン樹脂等の難燃ノンハ
ロゲン材料を用いことにより、火災時等にハロゲンガス
の発生が防止できるので、屋内での使用に好適である。
更に前記屋内用ノンメタリック光ケーブル10または2
の断面形状を長方形若しくは長円形とすると床上等に
布設する際、ケーブルの転がりが防止でき、効率的に布
線できる。
【0013】第2の観点として本発明は、複数本の光フ
ァイバ素線1がテープ状に形成された光テープ心線2の
外周に被覆3が設けられた光テープコード4、または
数本の光ファイバ素線1がテープ状に形成された光テー
プ心線2に、高抗張力繊維からなるテンションメンバ5
が縦添えされ、断面が略コの字状のプラスチック成形体
ブロック6aの複数個が繋がった構造の収納部材6内に
収納され、更に前記収納部材6の外周にシース7が設け
られている屋内用ノンメタリック光ケーブルにおいて、
前記収納部材6は、前記プラスチック成形体ブロック6
aの複数個が、空隙hを設け,該成形体ブロック6aと
一体構造でヒンジ性を有する連結部(以下、ヒンジ連結
部と略記する)cにより一定ピッチで繋がった構造であ
る屋内用ノンメタリック光ケーブル10または20にあ
る。
【0014】上記第2の観点の光ケーブルは、上記第1
の観点の光ケーブルと同様の作用、効果が得られる。ま
た、前記プラスチック成形体ブロック6aの複数個が、
空隙hを設け,該成形体ブロック6aとヒンジ連結部c
により一定ピッチで繋がった構造であるので屈曲性が更
に向上する。なお、ヒンジ連結部cは前記成形体ブロッ
ク6aと一体構造としているが、ヒンジ連結部cの厚さ
を成形体ブロック6aの底面部の厚さよりも薄くしてヒ
ンジ性を高めると更に好ましい。また、ヒンジ連結部c
は成形体ブロック6aの製造と同時に押出し成形等によ
り形成するとコスト,生産効率が良好となる。
【0015】第3の観点として本発明は、前記プラスチ
ック成形体ブロック6aの形状として、開口部dの側面
(縦)eと底面(横)fのなす角度αが略90度である
屋内用ノンメタリック光ケーブルにある。
【0016】上記第3の観点の光ケーブルは、前記プラ
スチック成形体ブロック6aの形状として、開口部dの
側面(縦)eと底面(横)fのなす角度αが略90度の
ものを好ましく用いることが出来る。
【0017】第4の観点として本発明は、前記プラスチ
ック成形体ブロック6aの形状として、開口部dの側面
(縦)eと底面(横)fのなす角度αが90度より小さ
い屋内用ノンメタリック光ケーブルにある。
【0018】上記第4の観点の光ケーブルは、前記切込
付コの字状成形体6の形状として、前記プラスチック成
形体ブロック6aの形状として、開口部dの側面(縦)
eと底面(横)fのなす角度αが90度より小さいもの
を用いることにより、テンションメンバ5が包み込まれ
るようになり好ましい。
【0019】第5の観点として本発明は、前記プラスチ
ック成形体ブロック6aの形状として、該成形体ブロッ
ク6aの角部が丸く、又は/及び全体が丸みを有する
内用ノンメタリック光ケーブルにある。
【0020】上記第5の観点の光ケーブルは、前記プラ
スチック成形体ブロック6aの形状として、該成形体ブ
ロック6aの角部が丸く、又は/及び全体が丸みを有す
るものを用いることにより、テンションメンバ5が包み
込まれるようになり好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を、図に示す
実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は本発明の屋
内用ノンメタリック光ケーブルの一実施形態を示す要部
断面図である。また図2は本発明の屋内用ノンメタリッ
ク光ケーブルの他の実施形態を示す要部断面図である。
また図3は本発明の屋内用ノンメタリック光ケーブルに
用いる収納部材の一実施形態を示す略図であり、同図
(a)は斜視図、また同図(b)は底面図である。この
図3の収納部材6は、複数のプラスチック成形体ブロッ
ク6aが、空隙hを設け,ノンメタリックの連結部材b
の上に一定ピッチで載置され,固着されて繋がった構造
である。また図4は本発明の屋内用ノンメタリック光ケ
ーブルに用いる収納部材の他の実施形態を示す略図であ
り、同図(a)は斜視図、また同図(b)は底面図であ
る。この図4の収納部材6は、複数のプラスチック成形
体ブロック6aが、空隙hを設け,該成形体ブロック6
aと同じ材質のヒンジ連結部cにより一定ピッチで繋が
った構造である。また図5は本発明の屋内用ノンメタリ
ック光ケーブルに用いるプラスチック成形体ブロックの
実施形態を示す斜視図であり、同図(a)は開口部の側
面と底面のなす角度が略90度であるプラスチック成形
体ブロック、同図(b)は、開口部の側面と底面のなす
角度が90度より小さいプラスチック成形体ブロック、
また同図(c)は角部が丸く、また全体が丸みを有する
プラスチック成形体ブロックである。
【0022】これらの図に於いて、1は光ファイバ素
線、2は光テープ心線(4心光テープ心線)、3は被
覆、4は光テープコード(4心光テープコード)、5は
テンションメンバ(高抗張力繊維)、6は収納部材、6
aはプラスチック成形体ブロック、7はシース、bは連
結部材、cはヒンジ連結部、dは開口部、eは側面
(縦)、fは底面(横)、gは長さ、hは空隙、kは抗
張力体、uはUV樹脂(テープバインダー)、またαは
角度である。
【0023】−第1の実施の形態− 本発明の第1実施形態について図1、図3及び図5
(a)を用いて説明する。 先ず、光ファイバ素線1とし
て、例えばφ250μmのUV素線の4本を用い、テー
プバインダーとしてのUV樹脂uによりリボン状に一体
成形して光テープ心線2とした。次に前記光テープ心線
2の外周に、抗張力体kとしてケブラ(デュポン社商品
名)を囲包した。次に前記抗張力体kの外周に、ポリ塩
化ビニル樹脂(PVC)を熔融押出しして被覆3を設け
て光テープコード(4心光テープコード)4とした。次
に前記光テープコード4に、テンションメンバ5とし
て、例えば太さ1140デニールのアラミド繊維の4本
を縦添えしてから、図5(a)に示すプラスチック成形
体ブロック6aの複数個がケブラ繊維からなる芯棒(連
結部材)bの上に空隙hを設けて一定ピッチで載置,固
着されて繋がった構造の収納部材6(図3参照)に挿入
し、更に前記収納部材6の外周にシース7としてPVC
を長円形状に熔融押出しして設け、屋内用ノンメタリッ
ク光ケーブル10を製造した。
【0024】前記光テープ心線2の外径は、例えば短辺
0.6mm,長辺1.1mmである。また、光テープコ
ード4の外径は、例えば短辺1.6mm,長辺2.7m
mである。また、前記プラスチック成形体ブロック6a
の外径は、例えば縦(e)4.4mm,横(f)5.2
mm,長さ(g)3.0mmである。またプラスチック
成形体ブロック6aの肉厚は、例えば1mmである。ま
た、空隙(h)は、例えば2.0mmである。また、前
記長円形状の光ケーブル10の外径は、例えば短径5.
5mm,長径6.5mmである。また、前記固着は接着
材により行っている。また、前記収納部材6としては、
図4に示すように、前記プラスチック成形体ブロック6
aの複数個が、空隙hを設け,ヒンジ連結部cにより一
定ピッチで繋がった構造のものを用いても良い。
【0025】−第2の実施の形態−本発明の第2実施形
態について図2、図3及び図5(a)を用いて説明す
る。先ず、光ファイバ素線1として、例えばφ250μ
mのUV素線の4本を用い、テープバインダーとしての
UV樹脂uによりリボン状に一体成形して光テープ心線
2とした。次に前記光テープ心線2の外周に、テンショ
ンメンバ5として、例えば太さ1140デニールのアラ
ミド繊維の4本を縦添えしてから図3に示す収納部材6
に挿入し、更に前記収納部材6の外周にシース7として
難燃ポリエチレン樹脂を長方形状に熔融押出しして設
け、屋内用ノンメタリック光ケーブル20を製造した。
【0026】なお、上記第2の実施形態の光ケーブル2
0に於いて、光ファイバ素線1、光テープ心線2、テン
ションメンバ5、および収納部材6は上記第1の実施形
態のものと同材質、同寸法のものを用いた。また、前記
長方形状の光ケーブル20の外径は、例えば短辺4.5
mm,長辺5.5mmである。
【0027】
【発明の効果】本発明の光ケーブルは、テンションメン
バに金属等を使用した場合と比較して低下する恐れがあ
った耐引張強度をカバーし、また横からの荷重から保護
する構造として、前記プラスチック成形体ブロックの複
数個が、空隙hを設け,ノンメタリックの連結部材によ
り一定ピッチで固着されて繋がった構造、または前記プ
ラスチック成形体ブロックの複数個が、空隙を設け,該
成形体ブロックと一体構造でヒンジ性を有する連結部に
より一定ピッチで繋がった構造の収納部材を採用し、こ
の溝内に光ファイバを収納することにより、かなりの外
圧から保護されるようになった。また、収納部材は空隙
を設け,一定ピッチで繋がった構造とすることにより屈
曲性が向上した。また、テンションメンバに金属やFR
Pを使用せずに、アラミド繊維等の高抗張力繊維を使用
することにより、引張強度を確保するとともに、ケーブ
ルの仕上外径を小さく、かつ、最小曲げ径を小さくする
ことが可能となり、ハンドリング性が良くなった。ま
た、溝内に収納される光ファイバの形状として、光テー
プ心線あるいは光テープコードを選択す ることにより、
多芯一括布設が可能となり、布設ケーブル本数を少なく
させることも可能となった。また、光テープ心線のみを
収納した場合は、軽量,コンパクトタイプとして好適と
なった。また、曲げ性や、難燃性の観点からシース材料
にはPVCを一般に採用しているが、難燃ノンハロゲン
材料を用いた場合は、火災時等のハロゲンガスの発生を
防ぐことが可能となり、屋内の使用に於いて、より好適
となった。更に、本発明の光ケーブルの断面形状を長方
形若しくは長円形とした場合は、床上等に布設する際、
ケーブルの転がりが防止でき、効率的に布線できるよう
になった。従って、本発明は産業に寄与する効果が極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋内用ノンメタリック光ケーブルの一
実施形態を示す要部断面図である。
【図2】本発明の屋内用ノンメタリック光ケーブルの他
の実施形態を示す要部断面図である。
【図3】本発明の屋内用ノンメタリック光ケーブルに用
いる収納部材の一実施形態を示す略図である。 (a)は斜視図である。 (b)は底面図である。
【図4】本発明の屋内用ノンメタリック光ケーブルに用
いる収納部材の他の実施形態を示す略図である。 (a)は斜視図である。 (b)は底面図である。
【図5】本発明の屋内用ノンメタリック光ケーブルに用
いるプラスチック成形体ブロックの実施形態を示す斜視
図である。 (a)は開口部の側面と底面のなす角度が略90度であ
るプラスチック成形体ブロックである。 (b)は開口部の側面と底面のなす角度が90度より小
さいプラスチック成形体ブロックである。 (c)は角部が丸く、また全体が丸みを有するプラスチ
ック成形体ブロックである。
【図6】従来のノンメタリック光ケーブルの一例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ素線 2 光テープ心線(4心光テープ心線) 3 被覆 4 光テープコード(4心光テープコード) 5 テンションメンバ(高抗張力繊維) 6 収納部材 6a プラスチック成形体ブロック 7 シース b 連結部材 c ヒンジ連結部 d 開口部 e 側面(縦) f 底面(横) g 長さ h 空隙 k 抗張力体 u UV樹脂(テープバインダー) α 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−103111(JP,A) 実開 平4−77110(JP,U) 実開 平6−50008(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44 361

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線1がテープ状に
    形成された光テープ心線2の外周に被覆3が設けられた
    光テープコード4、または複数本の光ファイバ素線1が
    テープ状に形成された光テープ心線2に、高抗張力繊維
    からなるテンションメンバ5が縦添えされ、断面が略コ
    の字状のプラスチック成形体ブロック6aの複数個が繋
    がった構造の収納部材6内に収納され、更に前記収納部
    材6の外周にシース7が設けられている屋内用ノンメタ
    リック光ケーブルにおいて、 前記収納部材6は、前記プラスチック成形体ブロック6
    aの複数個が、空隙hを設け,ノンメタリックの連結部
    材bにより一定ピッチで固着されて繋がった構造である
    ことを特徴とする屋内用ノンメタリック光ケーブル。
  2. 【請求項2】 複数本の光ファイバ素線1がテープ状に
    形成された光テープ心線2の外周に被覆3が設けられた
    光テープコード4、または複数本の光ファイバ素線1が
    テープ状に形成された光テープ心線2に、高抗張力繊維
    からなるテンションメンバ5が縦添えされ、断面が略コ
    の字状のプラスチック成形体ブロック6aの複数個が繋
    がった構造の収納部材6内に収納され、更に前記収納部
    材6の外周にシース7が設けられている屋内用ノンメタ
    リック光ケーブルにおいて、 前記収納部材6は、前記プラスチック成形体ブロック6
    aの複数個が、空隙hを設け,該成形体ブロック6aと
    一体構造でヒンジ性を有する連結部cにより一定ピッチ
    で繋がった構造であることを特徴とする屋内用ノンメタ
    リック光ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記プラスチック成形体ブロック6aの
    形状として、開口部dの側面(縦)eと底面(横)fの
    なす角度αが略90度であることを特徴とする請求項1
    または2記載の屋内用ノンメタリック光ケーブル。
  4. 【請求項4】 前記プラスチック成形体ブロック6aの
    形状として、開口部dの側面(縦)eと底面(横)fの
    なす角度αが90度より小さいことを特徴とする請求項
    1または2記載の屋内用ノンメタリック光ケーブル。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック成形体ブロック6aの
    形状として、該成形体ブロック6aの角部が丸く、又は
    /及び全体が丸みを有することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の屋内用ノンメタリック光ケーブル。
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