JP3531795B2 - 電動オットマン装置 - Google Patents

電動オットマン装置

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JP3531795B2
JP3531795B2 JP00787699A JP787699A JP3531795B2 JP 3531795 B2 JP3531795 B2 JP 3531795B2 JP 00787699 A JP00787699 A JP 00787699A JP 787699 A JP787699 A JP 787699A JP 3531795 B2 JP3531795 B2 JP 3531795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
の前部にオットマンを前方に展開可能に設け、このオッ
トマンを展開機構で足載せ位置及び収納位置間で移動さ
せるようにした電動オットマン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動オットマン装置としては、例
えば特開平9−206157号公報に記載されたものが
ある。この従来例には、前後方向に延びるように配設さ
れたスライダーの可動レールを電動駆動機構で前後動さ
せることによって平板状に形成された6本のリンク腕で
構成されるリンク機構を動作させ、これによって足載せ
台を収納姿勢と足載せ姿勢との間で姿勢変更可能に構成
した椅子の足載せ台の姿勢変更装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
姿勢変更装置にあっては、足載せ台即ちオットマンを電
動駆動機構によって収納姿勢と足載せ姿勢との間で姿勢
変更が可能であるが、足載せ台とスライダーとの間を連
結するリンク機構が6本の平板状のリンク腕を組合わせ
て構成されているので、オットマンが足載せ姿勢となっ
た時に、オットマンとシートクッションとの間に空間が
生じることになり、この空間部でリンク機構が剥き出し
となり、見栄えが悪いという未解決の課題がある。
【0004】この未解決の課題を解決するために、リン
ク機構を覆う蛇腹を設けることが考えられるが、このよ
うに蛇腹を設ける場合には、コストが嵩むと共に、その
取付けを容易に行うことができず、組付作業を容易に行
うことができないという新たな課題がある。
【0005】本発明の目的は、前記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、オットマン本体及び
シートクッション間に保護シートを配設することによ
り、展開機構を覆うことができ、外観を向上させること
ができ、構成が簡易で組付作業を容易に行え、安全性及
び経済性に優れた電動オットマン装置を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたものであり、請求項1に係る電動オット
マン装置は、シートクッションの前部にオットマンを展
開可能に連結し、該オットマンを電動駆動機構によって
足載せ位置及び収納位置間で展開させるようにした電動
オットマン装置において、前記オットマンは前記シート
クッションの前部に形成された収納凹部に収納された収
納位置から足載せ位置に展開されるオットマン本体と、
該オットマン本体を収納位置及び足載せ位置間に移動さ
せる電動モータを有する展開機構と、前記オットマン本
体及び前記シートクッション間に配設された前記展開機
構を覆う保護シートとで構成され、前記保護シートは、
前記オットマン本体のフレームに装着される樹脂製カバ
ーと、一端が前記樹脂製カバーに係止され、他端がシー
トクッションのクッショントリムと一体に固定されたト
リム材とで構成されていることを特徴とする。
【0007】この請求項1に係る電動オットマン装置に
おいては、オットマン本体及びシートクッション間に保
護シートが配設され、この保護シートは、前記オットマ
ン本体のフレームに装着される樹脂製カバーと、一端が
前記樹脂製カバーに係止され、他端がシートクッション
のクッショントリムと一体に固定されたトリム材とで構
成されているので、展開機構でオットマン本体を収納位
置から足載せ位置に展開した時に、保護シートで展開機
構が覆われることになり、簡易な構成で手や指の挿入を
確実に防止すると共に、トリム材の一端が樹脂製カバー
によってオットマン本体に容易に取付けることができ、
他端がクッショントリムと一体に固定されるので、クッ
ションフレームへの取付けを容易に行うことができ、
栄えをよくすることができる。
【0008】また、請求項2に係る電動オットマン装置
においては、請求項の発明において、前記トリム材
は、樹脂製カバー側端部に樹脂プレートが縫製されてい
ることを特徴とする。
【0009】この請求項に係る発明においては、トリ
ム材の樹脂製カバー側端部に樹脂プレートが縫製されて
いるので、この樹脂プレートによって樹脂製カバーに対
して保護シートを容易に固定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
概略斜視図、図2は図1の側面図であり、図中1は車両
の助手席のシートであって、シートクッション2とその
後端側に例えば図示しないリクライニング機構によって
傾斜可能なシートバック3と、シートクッション2の前
端部に形成された収納凹部2a内に収納された収納位置
と足載せ位置との間に回動可能に配設されたオットマン
4とを備えている。
【0011】ここで、シートクッション2には、その内
部に配設されたクッションフレーム5が車体の床面に配
設された左右一対の前後方向に延長するシートスライド
6に高さ調整自在に支持されている。
【0012】オットマン4は、図3に示すように、クッ
ションフレーム5の前端側の左右端部に夫々前下方に突
出して固定された例えば水平面に対して30°程度傾斜
する支持アーム8に第1のリンク機構9を介して展開自
在に支持されたオットマン本体10と、このオットマン
本体10に進退自在に配設された摺動体としての補助ユ
ニット11とで構成されている。
【0013】また、第1のリンク機構9は、左右の支持
アーム8に夫々所定間隔を保って回動自在に枢支された
支持アーム8に対して略直交する状態で、先端が夫々内
方に屈曲されてく字状に形成された長さの異なる一対の
回動リンク9A及び9Bを有し、これら回動リンク9A
及び9Bの先端がオットマン本体10内に配設された前
端部を開放したコ字状の支持フレーム12の左右後端側
に取付られた支持アーム13に回動自在に連結されてい
る。
【0014】ここで、回動リンク9A及び9Bの連結関
係は、図4に示すように、オットマン本体10がシート
クッション2の収納凹部2a内に収納されている状態
で、回動リンク9A及び9Bが近接して例えば水平面に
対して70°程度傾斜する状態となり、支持アーム8に
対する連結点間を結ぶ直線に対して支持アーム13に対
する連結点間を結ぶ直線が略平行に近い鋭角となり、且
つ支持アーム8の連結点間距離に対して支持アーム13
の連結点間距離が短く選定され、これによってオットマ
ン本体10が水平線に対して略70°程度傾斜した状態
に保持される。
【0015】そして、オットマン本体10を収納位置か
ら前方に展開させた時に、回動アーム9A及び9Bの時
計方向の回動によって両者間が徐々に離間することによ
り、オットマン本体10が徐々に傾斜角が緩やかとなっ
て水平状態に近い状態に向かい、回動リンク9A及び9
Bの基部が夫々支持アーム8と略直角となる状態で、オ
ットマン本体10と支持アーム8とが略平行状態とな
る。
【0016】これら回動アーム9A及び9Bには、図4
及び図5に示すように、オットマン本体10を収納位置
から前方に展開させて、足載せ位置とした時に、両回動
アーム9A及び9B間に生じる空間部を覆う可撓性を有
する合成樹脂材で形成された一対のカバー15A及び1
5Bが装着されている。
【0017】これらカバー15A及び15Bは回動アー
ム9A及び9Bの回動時に互いに干渉しないように配設
され、それらの自由端側がオットマン本体10を足載せ
位置に展開した状態で図5に示すように所定長さ分オー
バーラップし、回動リンク9A及び9B間に形成される
空間部を完全に覆うように選定されている。
【0018】更に、補助ユニット11は、オットマン本
体10の内部に配設された前端部を開放したコ字状の支
持フレーム12の左右杆部12a内に摺動自在に保持さ
れた後端を開放したコ字状パイプ14aとその開放端間
を連結するアングル材でなる連結杆14bとで方形枠状
に構成された摺動フレーム14を有し、この摺動フレー
ム14に着座者のふくらはぎを受ける足載せクッション
14Cが装着されている。
【0019】一方、前述したクッションフレーム5にお
ける前方側で車幅方向の中央部の下面に支持ブラケット
15が取付けられ、この支持ブラケット15に後ろ下が
りに延長する断面逆U字状の支持ケース体16が配設さ
れ、このケース体16内に直線移動機構17が配設され
ている。
【0020】この直線移動機構17は、ケース体16の
後端側に枢着された、電動モータ18の回転駆動力を減
速するギヤユニット19を有し、その前端から突出する
出力回転軸20に前端がケース体16の前端部に回転自
在に支持された二重ネジ軸22の他端が連結されてい
る。この二重ネジ軸22に移動子としてのナット23が
螺合されている。
【0021】そして、ナット23には、オットマン本体
10及び補助ユニット11を可動させる第2のリンク機
構25が連結されている。この第2のリンク機構25
は、ナット23に垂直面内で回動自在に取付けられた前
方に延長する主リンク26を有する。
【0022】そして、主リンク26の先端部が、前述し
た補助ユニット11の摺動フレーム14における連結杆
14bに回転自在に配設され且つオットマン本体10が
収納位置にある状態で摺動フレーム14と平行となる回
動リンク27の自由端に回動自在に連結されている。
【0023】また、主リンク26の先端部より所定距離
後方側位置にオットマン本体10の支持フレーム12に
おけるやや後方側の下面に突出形成された支持ブラケッ
ト28が回動自在に連結されている。ここで、直線移動
機構17、第1のリンク機構9及び第2のリンク機構2
5で展開機構が構成されている。
【0024】更に、シートクッション2とオットマン本
体10の支持フレーム12との間に保護シート30が配
設されている。この保護シート30は、方形のトリム材
31を有し、このトリム材31の一端が図6に拡大図示
するようにクッションシート2のクッショントリム2b
と共にJ型フック32に縫製され、このJ型フック32
がクッションフレーム5の前端側に形成された折り返し
部33に形成された係止片33aにクッショントリム2
b及びトリム材31をU字状に折り返す関係で係止され
ることにより、J型フック32に対してクッショントリ
ム2b及びトリム材31によって常に係止片33a側に
張力を作用させて、J型フック32と係止片33aとの
係止状態が維持されるように構成されている。
【0025】一方、トリム材31の他端には、図7に示
すように、その上面に可撓性を有する合成樹脂プレート
34がその前後方向の中央部で縫製され、この合成樹脂
プレート34とトリム材31とを貫通して中央部及び左
右位置に計3個の位置決め孔35が形成されていると共
に、これら位置決め孔35間に透孔36が形成されてい
る。
【0026】そして、オットマン本体10の支持フレー
ム12に、図3に示すように、合成樹脂カバー37がネ
ジ37aによって固定されている。この合成樹脂カバー
37には、図7に示すように、左右側面板37L,37
Rの内周面に後端側を開放する平面から見てL字状フッ
ク38が一体に形成されていると共に、上面板37Uの
下面側に図8に示すように、前述した合成樹脂プレート
34の位置決め孔35に対応する位置決め兼ズレ防止用
の仮保持用ボス39と透孔36に対応するクリアランス
形成用ボス40とが下方に突出形成されている。
【0027】この合成樹脂カバー37の内周面に、トリ
ム材31が合成樹脂プレート34を合成樹脂カバー37
に合わせてコ字状に折り曲げた状態で、図8及び図9に
示すように、合成樹脂プレート34とトリム材31との
間の隙間にL字状フック38を挿通し、且つ位置決め孔
35及び透孔36に夫々仮保持用ボス39及びクリアラ
ンス形成用ボス40を挿通した関係で装着し、この状態
で、合成樹脂カバー37の仮保持用ボス39をオットマ
ン本体10の支持フレーム12に形成した透孔41内に
挿通することにより、仮止めした状態で、ネジ37aで
合成樹脂カバー37を支持フレーム12に固定すること
により、シートクッション2及びオットマン本体10間
に保護シート30が配設され、この保護シート30によ
って展開機構を構成する第1のリンク機構9の上面側の
空間部が覆われる。
【0028】次に、前記実施の形態の動作を説明する。
今、図4に示すように、二重ネジ軸22の基部側にナッ
ト23が螺合しており、この状態で、主リンク26を介
してオットマン本体10がシートクッション2の収納凹
部2a内に水平線に対して70°程度傾斜したシートク
ッション2の前端部に略沿う状態の収納位置に保持され
ているものとする。
【0029】この状態では、補助ユニット11は、摺動
フレーム14がオットマン本体10の支持フレーム12
内の奥まで入り込んで補助ユニット11とオットマン本
体10とが密着され、且つ補助ユニット11の足載せク
ッション部14Cがオットマン本体10の上部が全て覆
われていると共に、両者間の幅が最短幅となり、シート
クッション2の最低高さ未満となって、補助ユニット1
1の下端が床面に対して離間している。
【0030】また、回動リンク9A及び9Bに装着され
たカバー15A及び15Bは、図4に示すように、両者
が干渉することなく、重なり合っている。この収納状態
で、電動モータ18を例えば正転駆動することにより、
ギヤユニット19の出力回転軸20を例えば時計方向に
回転させて、二重ネジ軸22を時計方向に回転させる
と、これに応じてナット23が前方に移動される。
【0031】このため、回動リンク9A及び9Bが時計
方向に回動することになり、これによって支持アーム1
2での回動リンク9A及び9Bの連結点を結ぶ直線の傾
斜角が徐々に水平方向に向かい、これに従ってオットマ
ン本体10も前方に押し出されながら徐々に水平状態に
向かう。
【0032】このオットマン本体10の傾斜角が徐々に
水平方向に向かうことにより、主リンク26とオットマ
ン本体10の支持ブラケット28とのなす角が徐々に大
きくなることにより、回動リンク27を介して補助ユニ
ット11が前方に徐々に摺動されて、オットマン本体1
0及び補助ユニット11で構成されるオットマン4全体
の幅が拡がる。
【0033】そして、図5に示すように、ナット23が
二重ネジ軸22の前方端部側まで前進すると、その前進
位置が図示しないリミットスイッチ等の位置センサによ
って検出され、これによって電動モータ18の通電が停
止されることにより、ギヤユニット19による二重ネジ
軸22の回転が停止され、オットマン4の前方への展開
が停止されて、所定の足載せ位置に停止される。
【0034】この時、図5に示すように、補助ユニット
11がオットマン本体10に対して前方に大きく突出し
て、足載せクッション部14Cで着座者のふくらはぎを
支持することができ、着座者がリラックス姿勢をとるこ
とができる。
【0035】そして、この足載せ位置では、オットマン
本体10の支持フレーム12の後端側とシートクッショ
ン2の前端との間が保護シート30で覆われることにな
り、オットマン本体10及びシートクッション2間に生
じる空間部に手や指を挿通することを確実に防止するこ
とができると共に、展開機構を構成する第1のリンク機
構9を覆うことにより見栄えをよくすることができる。
【0036】また、回動リンク9A及び9Bが略平行状
態となって、両者間に空間が生じることになるが、この
空間が回動リンク9A及び9Bに装着されたカバー15
A及び15Bによって完全に覆われ、回動リンク9A及
び9B間の空間に手や指を挿入することを確実に阻止す
ることができる。
【0037】この足載せ位置から収納位置に復帰させる
には、電動モータ18を逆転駆動して、ギヤユニット1
9の出力回転軸20を反時計方向に回転させることによ
り、ナット23が後退し、このナット23に連結されて
いる主リンク26が後退することにより、オットマン本
体10が図5の足載せ位置から徐々に傾斜角が大きくな
りながら後方に移動すると共に、補助ユニット11の摺
動フレーム14がオットマン本体10の支持フレーム1
2内に徐々に挿入されることにより、補助ユニット11
がオットマン本体10側に移動する。
【0038】その後、ナット23が図4に示す収納位置
に達すると、これが図示しない位置検出センサで検出さ
れて、電動モータ18に対する通電が停止されて、その
回転が停止され、これに応じてギヤユニット19の出力
回転軸20の回転が停止されることにより、二重ネジ軸
22の回転も停止してナット23の後退が停止され、補
助ユニット11がオットマン本体10に接触した状態で
オットマン4がシートクッション2の収納凹部2a内に
収納された収納位置で停止される。
【0039】このように、前記実施の形態によると、二
重ネジ軸22を回転させてナット23を進退させること
により、オットマン本体10の前方への展開と補助ユニ
ット11の前方への摺動との双方を行うことができ、簡
易なリンク機構でオットマン4の回動と幅拡張とを同時
に行うことができる。しかも、オットマン4は収納位置
でシートクッション2に形成した収納凹部2a内に収納
されることにより、着座者の足元の自由空間が狭くなる
ことを防止することができる。
【0040】また、オットマン本体10が一対の回動リ
ンク9A及び9Bを有する第1のリンク機構9によって
支持されているので、オットマン本体10が収納位置か
ら前方に展開される時に、前方に押し出されながら傾斜
角を徐々に小さくするので、オットマン本体10を一点
で回動自在に支持する場合に比較して前方への突出量を
大きくとることができる。
【0041】更に、シートクッション2及びオットマン
本体10間に保護シート30が配設されているので、オ
ットマン本体10が前方の足載せ位置に展開された時
に、展開機構を構成する第1のリンク機構9を確実に覆
うことができ、手や指の挿通を確実に防止すると共に、
見栄えをよくすることができる。
【0042】しかも、保護シート30のトリム材31の
一端がシートクッション2のクッショントリム2bと縫
製されており、他端が合成樹脂プレート34によって合
成樹脂カバー37に容易に装着され、この合成樹脂カバ
ー37の仮保持用ボス39をオットマン本体10の支持
フレーム12の透孔41に挿通することにより、保護シ
ート30を容易に仮止めすることができ、その後に合成
樹脂カバー37を支持フレーム12にネジ37aで固定
することにより、保護シート30の取付作業を容易に行
うことができる。
【0043】尚更に、回動リンク9A及び9Bに夫々カ
バー15A及び15Bが装着され、これらによって、オ
ットマン本体10が前方の足載せ位置に展開された時
に、回動リンク9A及び9B間に形成される空間部が完
全に覆われることにより、手や指の挿入を確実に阻止す
ることができる。
【0044】尚、前記実施の形態においては、保護シー
ト30のトリム部材31を合成樹脂カバー37を介して
オットマン本体10の支持フレーム12に取付ける場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
合成樹脂カバー37を省略して、トリム部材31の先端
を直接支持フレーム12に接着や溶着によって固定する
ようにしてもよい。また、前記実施の形態においては、
回動リンク9A及び9Bがく字状に形成されている場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
平行リンクを構成していれば任意の形状に形成すること
ができる。
【0045】更に、前記実施の形態においては、補助ユ
ニット11に足載せクッション14Cが形成されている
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、オットマン本体10と補助ユニット11との双方に
足載せクッションを装着するようにしてもよい。
【0046】尚更に、前記実施の形態においては、直線
移動機構として二重ネジ軸22を適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、一重ネジ
軸または三重ネジ軸を適用することもでき、更にはネジ
軸に代えてボールネジを適用することもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る電
動オットマン装置によれば、オットマン本体及びシート
クッション間に保護シートが配設され、この保護シート
は、前記オットマン本体のフレームに装着される樹脂製
カバーと、一端が前記樹脂製カバーに係止され、他端が
シートクッションのクッショントリムと一体に固定され
たトリム材とで構成されているので、展開機構でオット
マン本体を収納位置から足載せ位置に展開した時に、保
護シートで展開機構が覆われることになり、簡易な構成
で手や指の挿入を確実に防止すると共に、トリム材の一
端が樹脂製カバーによってオットマン本体に容易に取付
けることができ、他端が クッショントリムと一体に固定
されるので、クッションフレームへの取付けを容易に行
うことができ、見栄えをよくすることができる。
【0048】また、請求項2に係る電動オットマン装置
によれば、トリム材の樹脂製カバー側端部に樹脂プレー
トが縫製されているので、この樹脂プレートによって樹
脂製カバーに対して保護シートを容易に固定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動オットマン装置の実施の形態
の概略構成を示す斜視図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1のフレーム構成を示す分解斜視図。
【図4】本発明に係る電動オットマン装置におけるオッ
トマンが収納位置にある状態の断面図。
【図5】本発明に係る電動オットマン装置におけるオッ
トマンが足載せ位置にある状態の断面図。
【図6】保護シートのシートクッションへの取付状態を
示す拡大断面図。
【図7】保護シートをオットマン本体に取付ける場合の
分解斜視図。
【図8】保護シートをオットマン本体に取付けた状態の
断面図。
【図9】保護シートの合成樹脂カバーへの取付状態を示
す説明図。
【符号の説明】
1 シート 2 シートクッション 2b クッショントリム 3 シートバック 4 オットマン 8 支持アーム 9 第1のリンク機構 9A 回動リンク 9B 回動リンク 10 オットマン本体 11 補助ユニット(摺動体) 12 支持フレーム 14 摺動フレーム 17 直線移動機構 18 電動モータ 19 ギヤユニット 22 二重ネジ軸 23 ナット 25 第2のリンク機構 26 主リンク 30 保護シート 31 トリム材 34 合成樹脂プレート 37 合成樹脂カバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの前部にオットマンを
    展開可能に連結し、該オットマンを電動駆動機構によっ
    て足載せ位置及び収納位置間で展開させるようにした電
    動オットマン装置において、前記オットマンは前記シー
    トクッションの前部に形成された収納凹部に収納された
    収納位置から足載せ位置に展開されるオットマン本体
    と、該オットマン本体を収納位置及び足載せ位置間に移
    動させる電動モータを有する展開機構と、前記オットマ
    ン本体及び前記シートクッション間に配設された前記展
    開機構を覆う保護シートとで構成され、前記保護シート
    は、前記オットマン本体のフレームに装着される樹脂製
    カバーと、一端が前記樹脂製カバーに係止され、他端が
    シートクッションのクッショントリムと一体に固定され
    たトリム材とで構成されていることを特徴とする電動オ
    ットマン装置。
  2. 【請求項2】 前記トリム材は、樹脂製カバー側端部に
    樹脂プレートが縫製されていることを特徴とする請求項
    に記載の電動オットマン装置。
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Cited By (1)

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