JP3529474B2 - 液位測定装置 - Google Patents

液位測定装置

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JP3529474B2
JP3529474B2 JP03482895A JP3482895A JP3529474B2 JP 3529474 B2 JP3529474 B2 JP 3529474B2 JP 03482895 A JP03482895 A JP 03482895A JP 3482895 A JP3482895 A JP 3482895A JP 3529474 B2 JP3529474 B2 JP 3529474B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンク中の密度の変化
する液体の液位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンクの中に存在する密度が変化する液
体の液位を測定するために、従来の液位測定装置は図3
に示す構成となっている。タンク1の中に三本のチュー
ブを挿入されている。第一のチューブT1の先端はタン
ク1の底からL0の位置の下部に、第二のチューブT2
の先端は第一のチューブT1の上側のタンク1の底から
L1の位置の液体中に、第三のチューブT3の先端は、
タンクの底からLKの位置であるタンク上部の空気中に
設置されている。第一のチューブT1と第二のチューブ
T2との間に発生する密度差圧P1から液体の密度値D
1を密度出力回路MOにより算出する。また、第一のチ
ューブT1と第三のチューブT3との間に発生する液位
差圧P2を、前記密度値D1で除算することで、タンク
中に充填された液体の液位Lを測定する。密度値D1
は、以下の式(A)によって計算可能であり、液位L
は、式(A)によって計算される密度値D1を使用して
式(B)によって計算が可能である。
【0003】
【数1】 D1=1000・P1/(L1−L0) …… (A) L=1000・P2/D1+L0 …… (B) 但し、P1,P2の単位:mmAq D1の単位 :kg/m3 L0,L1の単位:mm とする。
【0004】上記(A),(B)式の関係を図4の液位
測定装置SE1の演算回路構成図を参照して説明する。
密度センサDTにより得られる密度差圧P1は、密度出
力回路MOによって上記(A)式から得られる密度値D
1を算出し、密度リニアライズ処理部R1を通して工学
値変換された後、レンジの上下限値を制限するフィルタ
回路F1を通り、密度値指示計SDIの表示として使用
される。一方、差圧センサLTによって測定された液位
差圧P2は、液位リニアライズ処理部R2を通して工学
値変換がなされ、除算回路W1により密度値D1で割ら
れた後、加算回路K1でL0が加えられ、密度補正され
た求めるべき液位Lを算出し、この値は液位指示計SL
1で表現される。このとき、密度値D1が上限値Dmax
と下限値Dmin の間の値をとるとすれば、密度値指示計
SDIのレンジは、
【0005】
【数2】 Dmin <D1<Dmax …… (C) であり、求めるべき液位Lは
【0006】
【数3】 1000・P2/Dmax +L0<L<1000・P2/Dmin +L0 … (D) と表され、液位指示計SLIのレンジが求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方法では、密度値D1は液位がL1よりも低い位置
では差圧P1が測定できず、このため液位Lは液位差圧
P2の上限値をPmax 、下限値をPmin とすれば、以下
の(E)式の、
【0008】
【数4】 L1<L<1000・Pmax /Dmin +L0 …… (E) のレンジ範囲でしか表現できなかった。また、この式で
はPmax ,Dmin がどのような関係を有するか分から
ず、タンク1に入りうる最大の液位をレンジの上限にと
るしかなかった。このため、従来の計算法による装置に
おいては、液位L1以下の値は測定不可能であり、レン
ジ決定が困難であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】[請求項1]記載の発明
は、チューブの先端がタンクの底部付近に位置されてい
る第一のチューブと、第一のチューブの先端より上方の
液体中の位置に設定されている第二のチューブと、チュ
ーブの先端がタンク内の空気中に設定されている第三の
チューブと、前記第一のチューブと第二のチューブとの
間に発生する差圧から液体密度を検出する密度センサ
と、前記第一のチューブと第三のチューブとの間に発生
する差圧を検出する差圧センサと、前記差圧センサにて
検出される差圧を前記密度センサにて検出される密度で
除算することでタンクの中に存在する密度が変化する液
体の液位を測定する液位測定装置において、タンク内の
液位が第二のチューブの先端以下に下がった場合、第二
のチューブの先端において下がる直前に検出される密度
を記憶し、この記憶された密度に基づいてタンク内の液
位の密度補正を行い、前記密度を記憶するタンク内の液
L は、L0を第一のチューブの先端位置、L1を第二
のチューブの先端位置、α,βを前記L1,L0の位置
における前記タンクの中に存在する液体の波打ち量を示
すタンク固有の値としたとき、条件[L0+β≦L
L≦L1+α]に基づき第二のチューブの先端の密
度を記憶することを特徴とする。
【0010】
【0011】[請求項]記載の発明は、[請求項1]
記載の発明において、 設計上の密度変化レンジの最大
値に基づいて計算される液位の上限値および下限値とす
ることで密度補正後の液位を表示する表示器を設けたこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】今まで測定が不可能であった液位L0+β≦L
≦L1+αを予測値ではあるが測定すること、及び液位
の指示計の値を必ず上限値から下限値の間に連続して変
化するようにしたことを可能にすることができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1と図2を参照して、以
下に説明する。図2は、本実施例の液位測定装置の演算
回路構成図を示すものである。図1は、本実施例の構成
図を示すものである。
【0014】図1において、タンク1中の3本のチュー
ブのうち、第二のチューブT2の先端(タンク1の底か
らL1に位置する先端)の上側の液体中にて、このチュ
ーブの先端の上方近傍の位置を(L1+α)とし、液体
がL1にあるときにも液位が波打ち等によって(L1+
α)以上には液位が上がらない位置を定めておく。ま
た、タンク1中の液体中の下側に位置する第一のチュー
ブT1の先端(タンク1の底からL0の位置)の上方近
傍の位置を(L0+β)とし、液体がL0にあるときに
も液位が波打ち等によって(L0+β)以上には液位が
上がらない位置を定めておく。また、予め使用する液体
が決定していれば、計算によって定められる液体の最大
密度は予測可能であり、その値をD0とする。
【0015】図2の液位測定装置SE2の演算回路構成
図を参照して説明する。密度センサDTから得られる密
度差圧P1は、密度出力回路MOにより演算され密度値
D1となり、密度リニアライズ処理部R1を通して、工
学値変換がなされる。ただし、この密度値D1は液位が
以下の式(F)
【0016】
【数5】L1+αL …… (F) の時のみ信用できる値である。しかし、実際の液位を測
るためには、少なくとも下限値L0+βまでの値を取る
必要がある。このため、液位が以下の式(G)
【0017】
【数6】L0+β≦L≦L1+α …… (G) の範囲ではL1+αでの密度値D1を使用することに
し、タンク下部での密度をL1+αでの密度値D1での
一定の値に保持しておくホールド回路Hを設ける。この
ホールド回路Hは、式(G)の条件式(a)の時、つま
【0018】
【数7】 L0+β≦L かつ …… (a) L≦L1+α のフラグの条件で、液位が下がる時に出力されていた信
号を、
【0019】
【数8】L≦L1+α 時点の密度D1で保持する保持回路Kと、条件式(a)
の条件の場合以外は、測定されている密度値をそのまま
出力する切替回路SELを含んでいる。
【0020】このホールド回路Hより出力される密度値
D1は、予め計算によって示される予測最大密度と最低
密度の間にあることが前提条件となるため、この上下限
値で値を制限するフィルタ回路F1を通す。つまり、フ
ィルタ回路F1の出力である密度値D1は、上下限値を
それぞれ、Dmax ,Dmin とすれば
【0021】
【数9】Dmin <D1<Dmax …… (I) となり、この密度値D1はレンジDmin からDmax をも
つ密度値指示計SDIに表示される。
【0022】一方、差圧センサLTによって測定された
液位差圧P2は、液位リニアライズ処理部R2を通し
て、工学変換された後、減算回路G2でL0+βを減算
された後、液体の最大密度値D0で除算し、除算回路W
2で以下の式(J)が計算され、仮の最大密度の液位L
2を求め、
【0023】
【数10】 L2=1000・P2/Dmax =1000・P2/D0 …… (J) となる。この(J)式より得られるL2により、求める
べき液位Lは、前記で得られたD1を使用し、密度比回
路Aから得られるD1/D0の値で割った後、L0+β
を加えたものになる。これを式で表せば、
【0024】
【数11】 L=L2/(D1/D0)+L0+β =1000・P2/D1+L0+β …… (K) として決定でき、液位Lは”液位差圧P2が最大でかつ
密度値D0が下限値Dminの時”に最大となり、測定下
限値であるL0+βの値Lmin 、測定上限値の値をLma
x とすれば、
【0025】
【数12】 Lmin =L0+β …… (L) は明白であり、P2の上下限値を、それぞれPmax ,P
min とすれば
【0026】
【数13】 Lmax =1000・Pmax /D0+L0+β …… (M) となる。これにより、従来、液位を液位指示計SLIで
表現するときに、困難であったレンジの幅を(L),
(M)の式により、次式(N)
【0027】
【数14】 Lmin =L0+β<L<1000・Pmax /D0+L0+β ……(N) で指定できることとなる。
【0028】
【発明の効果】これらの装置により、タンクの中に存在
する液体の波打ち量を示すタンク固有の値α,βを加味
したホールド回路Hをつけることで、従来から課題とな
ってきたチューブ上側値L1+α以下で、かつチューブ
下側値L0+β以上の液位の測定が可能となり、予め設
定される最大密度D0を使用することで、液位指示計L
1のレンジの上下限値を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体構成図。
【図2】本実施例の液位測定装置の演算回路構成図。
【図3】従来の全体構成図。
【図4】従来の液位測定装置の演算回路構成図。
【符号の説明】
DT…密度センサ、LT…差圧センサ、SE1,SE2
…液位測定装置、H…ホールド回路、MI1,MI2…
密度補正演算回路、R1…密度リニアライズ処理部、R
2…液位リニアライズ処理部、MO…密度出力回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブの先端がタンクの底部付近に位置
    されている第一のチューブと、第一のチューブの先端よ
    り上方の液体中の位置に設定されている第二のチューブ
    と、チューブの先端がタンク内の空気中に設定されてい
    る第三のチューブと、前記第一のチューブと第二のチュ
    ーブとの間に発生する差圧から液体密度を検出する密度
    センサと、前記第一のチューブと第三のチューブとの間
    に発生する差圧を検出する差圧センサと、前記差圧セン
    サにて検出される差圧を前記密度センサにて検出される
    密度で除算することでタンクの中に存在する密度が変化
    する液体の液位を測定する液位測定装置において、タン
    ク内の液位が第二のチューブの先端以下に下がった場
    合、第二のチューブの先端において下がる直前に検出さ
    れる密度を記憶し、この記憶された密度に基づいてタン
    ク内の液位の密度補正を行い、前記密度を記憶するタン
    ク内の液位 L は、L0を第一のチューブの先端位置、L
    1を第二のチューブの先端位置、α,βを前記L1,L
    0の位置における前記タンクの中に存在する液体の波打
    ち量を示すタンク固有の値としたとき、下記条件に基づ
    き第二のチューブの先端の密度を記憶することを特徴と
    する液位測定装置。L0+β≦L かつ L≦L1+α
  2. 【請求項2】液体の設計上の密度変化レンジの最大値に
    基づいて計算される液位の上限値および下限値とするこ
    とで密度補正後の液位を表示する表示器を設けたことを
    特徴とする請求項記載の液位測定装置。
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CN102080979B (zh) * 2010-11-18 2012-04-25 杭州中美华东制药有限公司 一种测量发酵罐液位的方法
CN104236669A (zh) * 2014-05-26 2014-12-24 罗湘利 一种高精度液位传感器及液位遥测遥控仪

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