JP3529296B2 - 光加入者終端装置 - Google Patents

光加入者終端装置

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JP3529296B2 JP11003999A JP11003999A JP3529296B2 JP 3529296 B2 JP3529296 B2 JP 3529296B2 JP 11003999 A JP11003999 A JP 11003999A JP 11003999 A JP11003999 A JP 11003999A JP 3529296 B2 JP3529296 B2 JP 3529296B2
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    • H04Q11/0067Provisions for optical access or distribution networks, e.g. Gigabit Ethernet Passive Optical Network (GE-PON), ATM-based Passive Optical Network (A-PON), PON-Ring

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光加入者終端装置に
関し、特に、1以上の光網終端装置が接続され、これら
を適宜制御する光加入者終端装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報通信サービスを実現する
ためにFTTH(Fiber to the Home)に代表されるよ
うな光アクセスネットワークの構築が急がれており、中
でも大容量のデータ通信を実現し、ネットワークシステ
ムの低廉化を図る手段としてATM−PON(ATM−
based Passive Optical Net
work)技術が注目されている。
【0003】ATM−PON伝送システムは、図23に
示すように、光加入者終端装置(以下、OLTと称す)
5と光網終端装置(以下、ONUと称す)1−1〜1−
3とが、光ファイバ2−1〜2−3,4、および、光受
動素子である光スターカプラ3を介して相互に接続され
て構成されている。これら複数のONUをOLTの1つ
の終端回路で制御する方法は、ITU−T勧告G.98
3に示されている。
【0004】この勧告では、OLTがONUを監視およ
び制御するための専用のPLOAM(Physical Layer O
peration And Management)セルが定義されており、こ
のPLOAMセルを介してOLTはONUに対してON
Uを制御するための情報を、ONUはOLTに対してO
NUの情報をそれぞれ通知し合う。OLTとONUが通
知する情報はそれぞれ複数あり、個々の情報は予め決め
られたコード(以下メッセージと称す)で表される。
【0005】各ONUがPLOAMセルを送出する場合
には、OLTからの送信許可(以下、PLOAM gr
antと称す)が必要である。このPLOAM gra
ntは、OLTからONU方向(以下、下りと称す)に
OLTから送出されるPLOAMセルを介して発行され
る。PLOAM grant1個に対してONUは1個
のPLOAMセルをONUからOLT方向(以下、上り
と称す)に送出可能である。また、PLOAM gra
ntの値は、ONU毎に予め決められており、OLTは
このPLOAM grantの値を適宜設定することに
より、同一のATM−PON上の各ONUからの上りP
LOAMセルの出力を個別に制御することが可能とな
る。
【0006】図24は、OLTとONUの間で授受され
るPLOAMセルの概要を示す図である。なお、この例
では、n個のONU(以下、ONU1〜ONUnと称
す)がOLTに接続されている場合を想定している。こ
こで、PG1〜PGnは、それぞれONU1〜ONUn
に対するPLOAM grantである。この図に示す
ように、下りPLOAMセルに対してPG1〜PGnの
順番でPLOAM grantを発行すると、ある一定
時間後にONU1,ONU2,・・・,ONUnの順番
でメッセージが応答される。
【0007】なお、PLOAM grantを受信して
も送信するメッセージが特にない場合にはその旨を示す
コード(以下、No messageと称す)をPLO
AMセルに内挿して応答する。即ち、メッセージがない
場合においても何らかのPLOAMセルが返送されるこ
とになる。
【0008】ここで、OLTが送出するメッセージを送
出頻度に応じて分類すると、(1)周期的に発生する必
要があるメッセージ(以下、周期的メッセージと称
す)、(2)ある一定時間内(制限時間内)に送出する
必要があるメッセージ(以下、時間制限付メッセージと
称す)、(3)任意に発生可能なメッセージ(以下、非
制限メッセージと称す)の3種類となる。
【0009】同様に、ONUが送出するメッセージを大
別すると、(1)周期的に発生する必要があるメッセー
ジ、(2)OLTから特定のメッセージを受信したらそ
の応答として発生する必要があるメッセージ、(3)O
NUが自立的に任意に発生するメッセージの3種類とな
る。
【0010】これらのメッセージは、OLTの場合には
自立的に送出することが可能であるが、ONUの場合に
は1つのメッセージにつき1つのPLOAM gran
tが必要である。
【0011】以上はメッセージに関する説明であるが、
ATM−PONでは、これ以外にもユーザのデータを転
送するためのATMセル(以下、データセルと称す)が
存在する。このデータセルをONUが送信する場合に
も、前述のメッセージの場合と同様に、OLTからの許
可であるDATA grantが必要となる。DATA
grantは、PLOAM grantと同様に、P
LOAMセルを介してONUに通知される。また、DA
TA grantの値は、ONU毎に予め決められてい
る。
【0012】このようなPLOAM grantおよび
DATA grantを適宜発行してメッセージセルお
よびデータセルを授受することにより、OLTとONU
の間で情報の授受が可能となる。
【0013】ところで、ATM−PONシステムの上り
の伝送路は、光スターカプラなどによって合波されてお
り、また、ONUとOLTの間の距離は各ONUによっ
てまちまちであり、伝送遅延時間も異なるため、ONU
がPLOAM grantまたはDATA grant
を受信した時点でセルを出力すると、合波ポイントであ
る光スターカプラ等においてセルの衝突(コリジョン)
が発生し、OLTで正しいデータが受信できなくなる。
【0014】その対策として、全てのONUの往復の伝
送遅延時間を揃えるため、最も離れた距離に相当する遅
延時間と、個々のONUの距離に相当する遅延時間との
差分を、ONU内の内部遅延として付加している。
【0015】このようなONUの遅延時間は、ONUを
起動する際に測定される。即ち、ONUを起動する際、
OLTは、上りを一時的に未使用状態にするために、g
rantの発行を停止するとともに、測定中であること
を示すunassign grantを送出する。な
お、この期間をWINDOWと呼ぶ。そして、WIND
OWを開いた状態において、起動しようとするONUに
対して遅延測定用のメッセージを出力させ、目的の遅延
時間を測定する。
【0016】このようにして測定した遅延時間を用いる
ことにより、セルのコリジョンの発生を回避しつつ通信
を行うことが可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ATM−PONでは、ITU−T勧告G.983にその
概要が定義されていはいるものの、詳細部分までは未決
定であるため、以下のような問題点があった。
【0018】LTでは全てのONUから送出されてく
るメッセージをまとめてFIFOに一旦蓄積する。WI
NDOW期間中に受信した起動中のONUの遅延測定用
メッセージもこのFIFOに蓄積されるが、この遅延測
定用メッセージがWINDOW期間内に正しく帰ってき
たかどうかを判定する必要があり、また、WINDOW
期間内に帰ってきた遅延測定用以外のメッセージは無視
する必要がある。これに対してメッセージに対する処理
であるメッセージ処理では、FIFOに蓄積されたメッ
セージを受信した順番に適宜読み出して処理するため、
上りセル受信時刻とは非同期に処理が行われることにな
る。そのため、WINDOW期間を示す情報との同期が
取れなくなり、WINDOW期間内に遅延測定用メッセ
ージが正しく帰ってきたかどうかを正確に判断すること
ができないという問題点があった。
【0019】また、遅延測定値は、遅延測定用メッセー
ジを受信した時点でのWINDOWに対するそのメッセ
ージの受信位相から割り出されるが、そのとき正しい遅
延測定用メッセージを受信したかどうかの判定も必要と
なる。しかし、上記の場合と同様の理由により、遅延測
定値とメッセージ処理とが非同期処理になるため、正し
い遅延測定用メッセージを受信したか否かの判定が正確
にできなくなるという問題点もあった。
【0020】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ONUを起動する際に、そのONU迄の伝送
遅延時間を正確に測定することが可能な光加入者終端装
置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、1以上の光網終端装置が接続され、これ
らを適宜制御する光加入者終端装置において、図19に
示すように、前記光網終端装置から送信されてくるメッ
セージを受信する受信手段(図1に示す上りセル終端部
5a)と、前記光網終端装置が起動されるに際して遅延
時間を測定するためのWINDDOW期間が開始された
ことを検出するWINDOW開始検出手段(WINDO
W開始メッセージ発生部120)と、前記WINDOW
開始検出手段(WINDOW開始メッセージ発生部12
0)によってWINDOW期間が開始されたことが検出
された場合には、前記受信手段(上りセル終端部5a)
によって受信されたメッセージの間にWINDOW期間
の開始を示す第1のメッセージを挿入する第1のメッセ
ージ挿入手段(WINDOW開始メッセージ発生部12
0)と、前記WINDOW期間の終了を検出するWIN
DOW終了検出手段(WINDOW終了メッセージ発生
部121)と、前記WINDOW終了検出手段(WIN
DOW終了メッセージ発生部121)によってWIND
OW期間が終了したことが検出された場合には、前記受
信手段によって受信されたメッセージの間にWINDO
W期間の終了を示す第2のメッセージを挿入する第2の
メッセージ挿入手段(WINDOW終了メッセージ発生
部121)と、前記第1および第2のメッセージによっ
て囲繞された領域をWINDOW期間と特定し、その中
に含まれている遅延測定用メッセージを抽出する遅延測
定用メッセージ抽出手段(上りメッセージ処理部6q)
と、前記遅延測定用メッセージ抽出手段(上りメッセー
ジ処理部6q)によって抽出された遅延測定用メッセー
ジを参照して、起動された前記光網終端装置までの遅延
時間を算出する遅延時間算出手段(上りメッセージ処理
部6q)と、を有することを特徴とする光加入者終端装
置が提供される。
【0022】ここで、受信手段(図1に示す上りセル終
端部5a)は、光網終端装置から送信されてくるメッセ
ージを受信する。WINDOW開始検出手段(WIND
OW開始メッセージ発生部120)は、光網終端装置が
起動されるに際して遅延時間を測定するためのWIND
DOW期間が開始されたことを検出する。第1のメッセ
ージ挿入手段(WINDOW開始メッセージ発生部12
0)は、WINDOW開始検出手段(WINDOW開始
メッセージ発生部120)によってWINDOW期間が
開始されたことが検出された場合には、受信手段(上り
セル終端部5a)によって受信されたメッセージの間に
WINDOW期間の開始を示す第1のメッセージを挿入
する。WINDOW終了検出手段(WINDOW終了メ
ッセージ発生部121)は、WINDOW期間の終了を
検出する。第2のメッセージ挿入手段(WINDOW終
了メッセージ発生部121)は、WINDOW終了検出
手段(WINDOW終了メッセージ発生部121)によ
ってWINDOW期間が終了したことが検出された場合
には、受信手段によって受信されたメッセージの間にW
INDOW期間の終了を示す第2のメッセージを挿入す
る。遅延測定用メッセージ抽出手段(上りメッセージ処
理部6q)は、第1および第2のメッセージによって囲
繞された領域をWINDOW期間と特定し、その中に含
まれている遅延測定用メッセージを抽出する。遅延時間
算出手段(上りメッセージ処理部6q)は、遅延測定用
メッセージ抽出手段(上りメッセージ処理部6q)によ
って抽出された遅延測定用メッセージを参照して、起動
された光網終端装置までの遅延時間を算出する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、光加入者終端装置の実施
の形態の構成例を示すブロック図である。
【0024】この図において、上りセル終端部5aは、
図示せぬONUから送信されてきた上り方向のセルを受
信し、PLOAMセルのみを抽出して制御部6の上りメ
ッセージ蓄積部6bに供給し、他のセルを上りATMセ
ル処理部5bにそれぞれ供給する。
【0025】上りATMセル処理部5bは、上り方向の
ATMセル(ユーザセル)に対して所定の処理を施し、
ATMに対して送信する。制御部6は、上りセルに含ま
れているメッセージを抽出して該当する処理を実行する
とともに、下りセルに対してPLOAMセル等を内挿す
る処理を実行する。
【0026】下りATMセル処理部5cは、ATMから
送信されてきた下り方向のATMセル(ユーザセル)を
受信して所定の処理を施した後、MUX(Multiplexe
r)5dに対して供給する。
【0027】MUX5dは、下りATMセルとPLOA
Mセルとを多重化し、ONUに対して送信する。ここ
で、制御部6は、WINDOW処理部6a、上りメッセ
ージ蓄積部6b、上りメッセージ監視部6c、蓄積監視
部6d、PLOAM grant発生部6e、DATA
grant発生部6f、周期的メッセージ監視部6
g、下りメッセージ監視部6h、PLOAMセル送出部
6i、下りメッセージ生成部6j、周期的メッセージ蓄
積部6k、時間制限付メッセージ蓄積部6m、非制限メ
ッセージ蓄積部6n、メッセージ読出優先制御部6p、
および、上りメッセージ処理部6qによって構成されて
いる。
【0028】WINDOW処理部6aは、ONUを起動
する場合において開かれるWINDOWに係る処理を実
行する。上りメッセージ蓄積部6bは、上りセル終端部
5aから供給される上りセルを一時的に蓄積する。
【0029】上りメッセージ監視部6cは、上りメッセ
ージに含まれているNo messageと、そのメッ
セージを送信したONUを特定するためのPON ID
とを検出し、No message以外のメッセージを
送信してきたONUに対してPLOAM grantを
発行させる処理を行う。
【0030】蓄積監視部6dは、上りメッセージ蓄積部
6bに蓄積されているメッセージが所定の閾値を超えた
場合には、PLOAM grant発生部6eに対して
PLOAM grantの送出を一時的に停止させる。
【0031】上りメッセージ監視部6cは、上りメッセ
ージ蓄積部6bに蓄積されているメッセージの中に、O
NUが送信すべきメッセージを有していないことを示す
「No message」が含まれている場合には、そ
のONUに対するPLOAM grantの発行を一時
的に停止させる。
【0032】PLOAM grant発生部6eは、O
NUに対してPLOAMセルの送信を許可するPLOA
M grant信号を発生し、PLOAMセル送出部6
iに供給する。
【0033】DATA grant発生部6fは、ON
Uに対してATMセルの送信を許可するDATA gr
antを発生し、PLOAMセル送出部6iに供給す
る。このとき、DATAgrant発生部6fは、各O
NUの上りセルの占有帯域であるユーザ帯域が所望の値
となるように、各ONUに対するDATA grant
の発生頻度を制御する。
【0034】周期的メッセージ監視部6gは、ONUに
おいて周期的に発生されるメッセージに対するPLOA
M grantをPLOAM grant発生部6eに
対して発生させる。
【0035】下りメッセージ監視部6hは、ONUに対
して応答を要求するメッセージと、そのメッセージによ
り応答を要求するONUを特定するためのONU ID
とを下りメッセージから検出し、これらが検出された場
合にはPLOAM grant発生部6eに対してPL
OAM grant信号を発生させる。
【0036】PLOAMセル送出部6iは、PLOAM
grant発生部6eから供給されたPLOAM g
rantと、DATA grant発生部6fから供給
されたDATA grantと、メッセージ読出優先制
御部6pから供給されたメッセージのそれぞれが衝突を
起こさないように調節しつつMUX5dに対して供給す
る。
【0037】下りメッセージ生成部6jは、各ONUに
対して通知するメッセージである周期的メッセージ、時
間制限付メッセージ、および、非制限メッセージを適宜
発生して、周期的メッセージ蓄積部6k、時間制限付メ
ッセージ蓄積部6m、および、非制限メッセージ蓄積部
6nにそれぞれ供給する。
【0038】周期的メッセージ蓄積部6kは、下りメッ
セージ生成部6jによって発生されたメッセージのう
ち、周期的メッセージを取得して蓄積する。時間制限付
メッセージ蓄積部6mは、下りメッセージ生成部6jに
よって発生されたメッセージのうち、時間制限付メッセ
ージを取得して蓄積する。
【0039】非制限メッセージ蓄積部6nは、下りメッ
セージ生成部6jによって発生されたメッセージのう
ち、非制限メッセージを取得して蓄積する。メッセージ
読出優先制御部6pは、周期的メッセージ蓄積部6k、
時間制限付メッセージ蓄積部6m、および、非制限メッ
セージ蓄積部6nに蓄積されているメッセージを所定の
優先順位に応じて読み出し、PLOAMセル送出部6i
に対して供給する。また、優先順位が同一であるメッセ
ージに、複数のONUに対するメッセージが存在してい
る場合には、各ONUに対するメッセージの送信機会が
公平になるように調節する。
【0040】なお、図示していないが、この実施の形態
には、ONU#1〜ONU#nのn個のONUが接続さ
れているものとする。次に、各部の詳細な構成とその動
作について説明する。
【0041】先ず、図2を参照して、図1に示す周期的
メッセージ監視部6gおよびその周辺部分の詳細な構成
について説明する。図2は、図1に示す周期的メッセー
ジ監視部6g、PLOAM grant発生部6e、お
よび、PLOAMセル送出部6iの詳細な構成例を示す
ブロック図である。
【0042】周期的メッセージ監視部6gは、周期的ト
リガ発生部20−1〜20−nによって構成されてい
る。また、PLOAM grant発生部6eは、周期
的トリガ発生部20−1〜20−nのそれぞれに対応す
るPLOAM grant発生部6e−1〜6e−nに
よって構成されている。
【0043】周期的トリガ発生部20−1〜20−n
は、ONU#1〜ONU#nのそれぞれが送信する周期
的メッセージと同様のタイミングでトリガ信号T1〜T
nを発生し、PLOAMgrant発生部6e−1〜6
e−nに対してそれぞれ供給する。なお、ONU#1〜
#nが発生する周期的メッセージの発生の周期は予め知
ることができるので、その情報に応じて周期的トリガ発
生部20−1〜20−nのトリガ発生周期を設定する。
【0044】PLOAM grant発生部6e−1〜
6e−nは、周期的トリガ発生部20−1〜20−nに
よって発生されたトリガ信号T1〜Tnが供給された時
点で、PLOAM grant信号PG1〜PGnを発
生し、PLOAMセル送出部6iに対して供給する。
【0045】PLOAMセル送出部6iは、供給された
PLOAM grantをMUX5dに対して送出す
る。次に、図3を参照して、図2に示す実施の形態の動
作について説明する。図3は、図2に示す実施の形態の
動作を説明するためのタイミングチャートである。図2
(A),(C),(E)に示すように、周期的トリガ発
生部20−1〜20−nは、ONU#1〜#nが発生す
る周期的メッセージの発生周期と同一の周期でトリガ信
号T1〜Tnを発生する。このとき、トリガ信号T1〜
Tnはそれぞれが重ならないように所定の間隔を有して
いる。
【0046】例えば、いま、図3(A)に示すように周
期的トリガ発生部20−1によってトリガ信号T1が発
生されたとすると、図3(B)に示すようにPLOAM
grant発生部6e−1は、対応するPG1を発生
してPLOAMセル送出部6iに供給する。
【0047】周期的トリガ発生部20−2〜20−nも
同様にしてトリガ信号T2〜Tnを発生し、これらのト
リガ信号に同期してPLOAM grant発生部6e
−2〜6e−nがPG2〜PGnを発生する。
【0048】PLOAMセル送出部6iは、PLOAM
grant発生部6e−1〜6e−nから供給された
PG1〜PGnをPLOAMセルに挿入してATM−P
ON上に送出する。
【0049】以上の実施の形態によれば、ONUが発生
するメッセージのうち、周期的なメッセージに対して確
実にPLOAM grantを発行することが可能とな
るのので、この周期的メッセージをもれなく回収するこ
とが可能となる。
【0050】次に、図4を参照して、図1に示す周期的
メッセージ監視部6gおよびその周辺部分の他の詳細な
構成について説明する。図4は、図1に示す周期的メッ
セージ監視部6g、PLOAM grant発生部6
e、および、PLOAMセル送出部6iの他の詳細な構
成例を示すブロック図である。
【0051】この図において、タイマ30はONUが発
生する周期的なメッセージと同一の周期にてトリガ信号
を発生する。シフトレジスタ31は、タイマ30によっ
て発生されたトリガ信号を1メッセージ周期でシフトさ
せてトリガ信号T1〜Tnを生成し、PLOAM gr
ant発生部6e−1〜6e−nにそれぞれ供給する。
【0052】PLOAM grant発生部6e−1〜
6e−nは、シフトレジスタ31から供給されたトリガ
信号T1〜Tnに対応するPLOAM grantをそ
れぞれ発生してPLOAMセル送出部6iに供給する。
【0053】PLOAMセル送出部6iは、供給された
PLOAM grantをMUX5dに対して送出す
る。次に、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0054】図5は、図4に示す実施の形態の動作を説
明するためのタイミングチャートである。タイマ30
は、例えば、図5(A)に示すトリガ信号T1を発生す
る。シフトレジスタ31は、タイマ30から供給された
トリガ信号T1を1メッセージ周期でシフトしてトリガ
信号T2〜Tn(図5(B)〜(E)参照)を生成し、
PLOAM grant発生部6e−1〜6e−nにそ
れぞれ供給する。即ち、トリガ信号T2は、トリガ信号
T1が1メッセージ周期だけシフトされて生成され、ト
リガ信号T3〜Tnは、トリガ信号T1が2〜(n−
1)周期だけ遅延されて生成される。
【0055】PLOAM grant発生部6e−1〜
6e−nは、シフトレジスタ31から供給されたトリガ
信号T1〜Tnに対応してPLOAM grant信号
であるPG1〜PGnをそれぞれ発生し、PLOAMセ
ル送出部6iに供給する。
【0056】PLOAMセル送出部6iは、PLOAM
grant発生部6e−1〜6e−nから供給された
PG1〜PGnをPLOAMセルにそれぞれ挿入してA
TM−PON上に送出する。
【0057】以上の実施の形態によれば、図2に示す実
施の形態と同様に、ONUが発生するメッセージのう
ち、周期的なメッセージに対して確実にPLOAM g
rantを発行することが可能となるので、周期的メッ
セージをもれなく回収することが可能となるとともに、
トリガ信号T1〜Tnのそれぞれの間隔を確実に制御す
ることが可能となるので、PLOAMセルに対してPL
OAM grantを挿入する際に輻輳が発生すること
を防止できる。
【0058】続いて、図6を参照して、図1に示す下り
メッセージ監視部6hおよびその周辺部分の詳細な構成
例について説明する。図6は、図1に示す下りメッセー
ジ監視部6h、PLOAM grant発生部6e、お
よび、PLOAMセル送出部6iの詳細な構成例を示す
ブロック図である。
【0059】この図に示すように、下りメッセージ監視
部6hは、該当セル抽出部41−1〜41−n、メッセ
ージコード検出部42−1〜42−n、および、トリガ
発生部43−1〜43−nによって構成されている。
【0060】下りメッセージ監視部6hは、周期的メッ
セージ蓄積部6k、時間制限付メッセージ蓄積部6m、
および、非制限メッセージ蓄積部6nからメッセージ読
出優先制御部6pによって読み出されたメッセージを入
力し、ONUに応答を要求するメッセージが含まれてい
る場合にはトリガ信号T1〜Tnを発生して、PLOA
M grant発生部6e−1〜6e−nにそれぞれ供
給する。
【0061】該当セル抽出部41−1〜41−nは、O
NU#1〜#nのそれぞれに対応しており、下りメッセ
ージに含まれているONU IDを参照し、該当するO
NU IDが含まれている場合にはそのセルを取得す
る。例えば、該当セル抽出部41−1は、ONU#1に
対応するONU IDが含まれている場合にはそのセル
を抽出する。
【0062】メッセージコード検出部42−1〜42−
nは、該当セル抽出部41−1〜41−nによって抽出
されたセルに含まれているメッセージの種別を示すコー
ドを参照し、ONUに対して応答を要求するコードが含
まれている場合にはトリガ発生部43−1〜43−nに
対して通知する。
【0063】トリガ発生部43−1〜43−nは、メッ
セージコード検出部42−1〜42−nによって前述し
たコードが検出された場合には、トリガT1〜Tn信号
を発生してPLOAMgrant発生部6e−1〜6e
−nに対して供給する。
【0064】PLOAM grant発生部6e−1〜
6e−nは、トリガ発生部43−1〜43−nから供給
されたトリガ信号T1〜Tnに対応してPG1〜PGn
をそれぞれ発生する。
【0065】PLOAMセル送出部6iは、PLOAM
grant発生部6e−1〜6e−nから供給された
PG1〜PGnをPLOAMセルに挿入してMUX5d
に供給する。
【0066】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。図7は、図6に示す実施の形態の動作を説明す
るタイミングチャートである。いま、図7(A)に示す
ように、ONUを特定するためのONU IDと、コー
ドとを含む下りメッセージが下りメッセージ監視部6h
に対して入力されたとする。その場合、該当セル抽出部
41−1〜41−nは、ONU IDが#1〜#nであ
るセルをそれぞれ抽出してメッセージコード検出部42
−1〜42−nに対して供給する。
【0067】例えば、該当セル抽出部41−1は、ID
が#1であるセル、即ち、ONU#1に対して供給され
るセルを抽出してメッセージコード検出部42−1に供
給する。
【0068】メッセージコード検出部42−1〜42−
nは、該当セル抽出部41−1〜41−nによって抽出
されたセルに、ONUに応答を要求するメッセージが含
まれているか否かを判定し、含まれている場合にはトリ
ガ発生部43−1〜43−nに対してそれぞれ通知す
る。
【0069】例えば、ONUに対して応答を要求するコ
ードが“01”であるとすると、メッセージコード検出
部42−1〜42−nは、該当セル抽出部41−1〜4
1−nから供給されたセルに、コード“01”が含まれ
ている場合にはトリガ信号の発生がトリガ発生部43−
1〜43−nに対して要請される。
【0070】トリガ発生部43−1〜43−nは、メッ
セージコード検出部42−1〜42−nによって前述し
たコードが検出された場合には、図7(B)〜(D)に
示すトリガ信号T1〜Tnを発生してPLOAM gr
ant発生部6e−1〜6e−nにそれぞれ供給する。
【0071】PLOAM grant発生部6e−1〜
6e−nは、トリガ発生部43−1〜43−nから供給
されたトリガ信号T1〜Tnに対応してPLOAM g
rant信号であるPG1〜PGnをそれぞれ発生し、
PLOAMセル送出部6iに供給する。
【0072】PLOAMセル送出部6iは、PLOAM
grant発生部6e−1〜6e−nから供給された
PG1〜PGnをPLOAMセルに挿入してATM−P
ON上に送出する。
【0073】なお、メッセージ読出優先制御部6pによ
って読み出されたメッセージは、PLOAMセル送出部
6iにも供給されており、このメッセージは直ちにPL
OAMセルとして送信される。一方、下りメッセージ監
視部6hに供給されたメッセージに対応するPLOAM
grantは、その処理時間だけ遅延されているので、
PLOAMセル送出部6iからは、先ず、メッセージが
送出され、続いてPLOAM grantが送出される
ことになる。従って、メッセージを受信したONUで
は、このメッセージに対応する返信メッセージを、続い
て送られてくるPLOAM grantによって送信す
ることができる。
【0074】以上の実施の形態によれば、ONUに応答
を要求するメッセージが含まれている場合には、メッセ
ージが送出された直後にPLOAM grantが発行
されることになるので、ONUによる応答メッセージを
確実に受信することが可能となる。
【0075】次に、図8を参照して、図1に示す上りメ
ッセージ蓄積部6b、上りメッセージ監視部6c、PL
OAM grant発生部6e、および、PLOAMセ
ル送出部6iの詳細な構成例について説明する。
【0076】上りメッセージ監視部6cは、該当セル抽
出部51−1〜51−n、メッセージコード検出部52
−1〜52−n、および、トリガ発生部53−1〜53
−nによって構成されており、ONU#1〜#nから送
信され、上りメッセージ蓄積部6bを介して供給された
メッセージがNo message以外である場合に
は、PLOAM grant発生部6e−1〜6e−n
に対してトリガ信号T1〜Tnを発生して供給する。
【0077】該当セル抽出部51−1〜51−nは、上
りメッセージ蓄積部6bから供給されたセルに含まれて
いるPON IDを参照して、該当するセルである場合
にはこれを取得する。例えば、該当セル抽出部51−1
は、セルに含まれているPON IDが“#1”である
場合にはそのセルを抽出する。
【0078】メッセージコード検出部52−1〜52−
nは、該当セル抽出部51−1〜51−nによって抽出
されたセルに含まれているコードがNo messag
e以外である場合にはトリガ発生部53−1〜53−n
に対してその旨を通知する。
【0079】トリガ発生部53−1〜53−nは、メッ
セージコード検出部52−1〜52−nによってNo
message以外のメッセージが検出された場合には
トリガ信号T1〜Tnを発生してPLOAM gran
t発生部6e−1〜6e−nに対してそれぞれ供給す
る。
【0080】PLOAM grant発生部6e−1〜
6e−nは、トリガ発生部53−1〜53−nからトリ
ガ信号T1〜Tnが供給された場合には、PG1〜PG
nを発生し、PLOAMセル送出部6iに供給する。
【0081】PLOAMセル送出部6iは、PLOAM
grant発生部6e−1〜6e−nから供給された
PG1〜PGnをPLOAMセルに挿入してMUX5d
に供給する。
【0082】続いて、以上の実施の形態の動作について
説明する。図9は、図8に示す実施の形態の動作を説明
するタイミングチャートである。図9(A)に示すよう
に、PON IDと、コードとからなる上りメッセージ
が上りメッセージ蓄積部6bから供給されたとする。
【0083】すると、該当セル抽出部51−1〜51−
nは、上りメッセージ蓄積部6bから出力されたセルに
含まれているPON IDを参照して、該当するセルを
それぞれ抽出する。例えば、該当セル抽出部51−1
は、上りメッセージ蓄積部6bから供給されるセルのう
ち、PON IDが“#1”であるセルを抽出する。
【0084】メッセージコード検出部52−1〜52−
nは、該当セル抽出部51−1〜51−nによって抽出
されたセルに含まれているコードが、No messa
ge以外である場合にはトリガ信号T1〜Tnをそれぞ
れ発生する。
【0085】ここで、No messageを示すコー
ドが“03”であるとすると、メッセージコード検出部
52−1〜52−nは、該当セル抽出部51−1〜51
−nから供給されたセルに含まれているコードが“0
3”以外である場合には、図9(B)〜(D)に示すよ
うに、トリガ信号T1〜Tnを発生する。
【0086】PLOAM grant発生部6e−1〜
6e−nは、トリガ発生部53−1〜53−nがトリガ
信号T1〜Tnを発生した場合には、PLOAM gr
antであるPG1〜PGnをそれぞれ発生してPLO
AMセル送出部6iに供給する。
【0087】PLOAMセル送出部6iは、PLOAM
grant発生部6e−1〜6e−nから出力された
PG1〜PGnをPLOAMセルに挿入してMUX5d
に供給する。
【0088】ところで、PLOAM grant発生部
6e−1〜6e−nには、図2および図6に示すトリガ
信号も供給されているので、図8に示すトリガ信号T1
〜Tnと輻輳することが考えられる。このため、PLO
AM grant発生部6e−1〜6e−nでは、図2
および図6に示すトリガ信号と重なった場合には、図2
または図6に示すトリガ信号を優先させ、図8に示すト
リガ信号を廃棄するように構成されている。具体的には
図2と図6のトリガ信号の論理和の反転と、図8に示す
トリガ信号の論理積を取った値をPLOAMgrant
発生部6e−1〜6e−nに入力することで実現でき
る。なお、仮に図8に示すトリガ信号が廃棄された場合
でも、次の上りセルでNo message以外のメッ
セージを受信することでトリガ信号を再度発生すること
が可能である。
【0089】以上の実施の形態によれば、上りメッセー
ジに含まれているセルにNo messageが含まれ
ていない場合には、PLOAM grantを発行させ
ることになるので、ONUによる応答メッセージを確実
に受信可能となるとともに、上りメッセージに含まれて
いるセルに、No messageが含まれている場合
には、そのONUに対してはPLOAM grantが
発行されなくなり、その分だけその他のONUに対して
メッセージを送信する機会が与えられるので、ONUに
おいてメッセージが消失することを防止することが可能
となる。
【0090】次に、図10を参照して、図1に示す上り
セル終端部5a、上りメッセージ蓄積部6b、上りメッ
セージ監視部6c、PLOAM grant発生部6
e、および、PLOAMセル送出部6iの詳細な構成例
について説明する。なお、この図においては、説明を簡
略化するために蓄積監視部6dを省略してある。また、
上りメッセージ処理部6q−1その他によって構成され
る機能ブロック50−1は、ONU#1に対応する部分
であるが、その他の機能ブロック50−2〜50−nに
関しては同様の構成であるのでその詳細については省略
してある。
【0091】以下では、機能ブロック50−1を例に挙
げて説明を行う。上りセル終端部5aは、ONUから送
信されてきた上りセルを受信して上りメッセージ蓄積部
6b−1〜6b−n(一部図示せず)に供給する。
【0092】機能ブロック50−1の上りメッセージ蓄
積部6b−1は、上りセル終端部5aから供給されたセ
ルのうち、ONU#1に対応するセルを抽出して蓄積す
る。なお、どのONUから送信されてきたセルかの判断
は、セルに含まれているPON IDを参照することで
行う。
【0093】上りメッセージ処理部6q−1は、上りメ
ッセージ蓄積部6b−1に蓄積されているメッセージを
順次読み出し、コードを参照して対応する処理を実行す
る。蓄積量検出部60a−1は、アップダウンカウンタ
によって構成されており、上りメッセージ蓄積部6b−
1に対してメッセージが書き込まれたことを示す書き込
み信号WS(Write Signal)が供給された場合にはカウ
ント値を“1”だけカウントアップし、また、上りメッ
セージ蓄積部6b−1に対して読み出し要求RRS(Re
ad Request Signal)が供給された場合には、カウント
値を“1”だけカウントダウンする。その結果、蓄積量
検出部60a−1のカウント値は、上りメッセージ蓄積
部6b−1に蓄積されているメッセージの量を示すこと
になる。
【0094】閾値越え判定部60b−1は、蓄積量検出
部60a−1のカウント値が所定の閾値を越えているか
否かを判定し、閾値を超えている場合にはPLOAM
grant発生部6e−1に対してその旨を通知する。
【0095】PLOAM grant発生部6e−1
は、閾値越え判定部60b−1から閾値を超えたことが
通知されると、下りメッセージ監視部6h−1および上
りメッセージ監視部6c−1からのトリガ信号を無視
し、周期的メッセージ監視部6g−1からのトリガ信号
のみに基づいてPLOAM grantを発生する。
【0096】PLOAMセル送出部6iは、機能ブロッ
ク50−1〜50−nから供給されたPLOAM gr
antをセルに挿入してMUX5dに供給する。なお、
周期的メッセージ監視部6g−1からのトリガ信号につ
いては、決められた周期毎にPLOAM grantを
発行する必要があるため、閾値越えが検出された場合で
も、例外的に処理している。また、閾値越え判定部60
b−1の閾値は上りメッセージ蓄積部6b−1の最大蓄
積量より少ない値に設定する。
【0097】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。なお、以下では閾値越え判定部60b−1の閾
値が“2”である場合を例に挙げて説明する。図11
は、図10に示す実施の形態の動作を説明するタイミン
グチャートである。いま、図11(A)に示すような、
PON IDとコードとから構成される上りメッセージ
が上りセル終端部5aに入力されたとすると、各機能ブ
ロック50−1〜50−nの上りメッセージ蓄積部は、
該当するPON IDが含まれているセルを抽出して蓄
積する。例えば、機能ブロック50−1の上りメッセー
ジ蓄積部6b−1は、PON IDが“#1”であるセ
ルを抽出して蓄積する。
【0098】上りメッセージ蓄積部6b−1に対してセ
ルが書き込まれると、図11(B)に示す書き込み信号
WSが“H”の状態になり、その結果、図11(D)に
示すように、蓄積量検出部60a−1は、カウントアッ
プ動作によりそのカウント値を“1”にする。また、図
11(C)に示すように、上りメッセージ処理部6q−
1から読み出し要求信号RRSが出力されると、蓄積量
検出部60a−1はカウントダウン動作により、そのカ
ウント値を“0”にする。
【0099】図11に示すように、書き込み信号WSが
4回出力された後には、蓄積量検出部60a−1のカウ
ント値が“3”となり、閾値越え判定部60b−1は、
閾値“2”を越えていることから、図11(F)に示す
閾値越え信号を“H”の状態にする。
【0100】その結果、上りメッセージ監視部6c−1
からの出力信号(図11(E)参照)が“H”の状態と
なった場合でも、PLOAM grant発生部6e−
1は、図11(G)に示すようにPLOAM gran
tの発行を留保する。なお、このとき周期的メッセージ
監視部6g−1からの出力に対するPLOAM gra
ntの発行に対しては留保されない。
【0101】そして、上りメッセージ処理部6q−1か
ら読み出し要求信号RRSが出力されて蓄積量検出部6
0a−1のカウント値が“2”になると、閾値越え判定
部60b−1は、閾値越え信号を“L”の状態に復元す
るので、PLOAM grant発生部6e−1は、P
LOAM grantの発行を再開する。
【0102】以上の実施の形態によれば、上りメッセー
ジ蓄積部6b−1に蓄積されているメッセージの量を蓄
積量検出部60a−1によって検出し、蓄積量が所定の
閾値を超えている場合には閾値越え判定部60b−1が
その旨をPLOAM grant発生部6e−1に通知
し、その結果、PLOAM grant発生部6e−1
が周期的メッセージ監視部6g−1以外に対応するPL
OAM grantの発行を留保するようにしたので、
上りメッセージの量を制御することにより上りメッセー
ジ蓄積部6b−1がデータ溢れを生ずることを防止でき
る。また、その場合においても、周期的なメッセージに
対しては、受信を継続することが可能となる。
【0103】次に、図12を参照して、図1に示す上り
セル終端部5a、上りメッセージ蓄積部6b、上りメッ
セージ監視部6c、PLOAM grant発生部6
e、および、PLOAMセル送出部6iの他の詳細な構
成例について説明する。なお、この図において図10と
対応する部分には同一の符号を付してあるのでその説明
は省略する。
【0104】この図に示す実施の形態では、図10の場
合と比較して閾値記憶部60c−1が新たに付加されて
いる。それ以外の構成は、図10の場合と同様である。
閾値記憶部60c−1は、閾値越え判定部60b−1が
判定の基準とする閾値を記憶しており、必要に応じて閾
値越え判定部60b−1に対して供給する。また、その
記憶値は外部から書き換えが可能とされている。
【0105】このような構成によれば、上りメッセージ
蓄積部6b−1の蓄積可能量や、設置環境(例えば、接
続されているONUの個数等)に応じて閾値を最適な値
に変更することが可能となるので、ハードウエアの構成
や設置環境に応じて最適な制御を行うことが可能とな
る。
【0106】次に、図13を参照して、図1に示す周期
的メッセージ蓄積部6k、時間制限付メッセージ蓄積部
6m、非制限メッセージ蓄積部6n、および、メッセー
ジ読出優先制御部6pの詳細な構成例とその動作につい
て説明する。
【0107】図13に示すように、メッセージ読出優先
制御部6pは、メッセージ蓄積監視部70と読出制御部
71とによって構成されている。各メッセージ蓄積部は
FIFO形式のRAMで構成されており、メッセージの
蓄積がない場合はライトアドレスとリードアドレスは同
一のアドレスを示している。この状態においてメッセー
ジの入力があるとそのデータ量分だけライトアドレスを
インクリメントしてRAMに書き込む。また、メッセー
ジを読み出す場合もそのデータ量分だけリードアドレス
をインクリメントする。
【0108】メッセージ蓄積監視部70は、各メッセー
ジ蓄積部からそれぞれ出力される書き込みアドレスと読
み出しアドレスの差分を求めることにより、それぞれの
メッセージ蓄積部に蓄積されているメッセージの量を算
定し、蓄積情報1〜3として読出制御部71に通知す
る。
【0109】読出制御部71は、蓄積情報1〜3を参照
し、所定の規則に従って各メッセージ蓄積部に対して読
出許可1〜3を供給する。即ち、読出制御部71は、読
出許可1が有効(蓄積有り)な場合には、読出許可2,
3を抑止(読出禁止)し、読出許可2が有効な場合に
は、読出許可3を抑止する。その結果、周期的メッセー
ジ、時間制限付メッセージ、非制限メッセージの順に優
先順位が設定され、この優先順位に基づいて読み出しが
実行される。
【0110】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。いま、周期的メッセージ蓄積部6kに2個、時
間制限付メッセージ蓄積部6mに1個、および、非制限
メッセージ蓄積部6nに1個のメッセージが蓄積されて
いるとする。なお、このとき、アドレス情報1〜3とし
ては、それぞれのメッセージ蓄積部におけるメッセージ
の格納状態に応じた情報が出力される。
【0111】メッセージ蓄積監視部70は、アドレス情
報1〜3のそれぞれの書き込みアドレスと読み出しアド
レスの差分を求めることにより、それぞれのメッセージ
蓄積部に蓄積されているメッセージ量を算出する。
【0112】いまの例では、周期的メッセージ蓄積部6
kから出力されるアドレス情報1から得られるメッセー
ジ量は“2”であり、また、時間制限付メッセージ蓄積
部6mおよび非制限メッセージ蓄積部6nから出力され
るアドレス情報2,3からそれぞれ得られるメッセージ
量はともに“1”となる。
【0113】メッセージ蓄積監視部70は、得られたメ
ッセージ量を蓄積情報1〜3として読出制御部71に供
給する。読出制御部71は、蓄積情報1〜3を参照し
て、各メッセージ蓄積部に対して読出許可1〜3を適宜
出力する。
【0114】いまの例では、優先順位が最も高い蓄積情
報1の値が“2”であるので、読出制御部71は、周期
的メッセージ蓄積部6kに対して読出許可1を供給し、
その他のメッセージ蓄積部に対しては許可を与えない。
その結果、周期的メッセージ蓄積部6kに蓄積されてい
るメッセージが1つだけ読み出されてPLOAMセル送
出部6iに供給され、MUX5dを介して下りメッセー
ジとしてONUに送信されることになる。
【0115】メッセージが1つ読み出されたことによ
り、アドレス情報1の読出アドレスは1だけインクリメ
ントされることになるので、メッセージ蓄積監視部70
から出力される蓄積情報1は、“2”から“1”に変化
する。
【0116】しかしながら、優先順位の最も高い蓄積情
報1が依然として“1”であることから、読出制御部7
1は、読出許可1のみを供給し、他の読出許可2,3に
関しては供給しない。その結果、前述の場合と同様の処
理が実行され、周期的メッセージ蓄積部6kに蓄積され
ている全てのメッセージが送信されることになる。
【0117】周期的メッセージ蓄積部6kに蓄積されて
いるメッセージが全て無くなると、読出制御部71は、
時間制限付メッセージ蓄積部6mに対して読出許可2を
与えてそこに蓄積されているメッセージを送信させる。
【0118】時間制限付メッセージ蓄積部6mに蓄積さ
れているメッセージが無くなると、最後に、非制限メッ
セージ蓄積部6nに対して読出許可3が供給され、そこ
に蓄積されているメッセージが送信されることになる。
【0119】ところで、以上のような動作が実行されて
いる最中にメッセージの書き込みが発生した場合には、
その時点において実行されている読出処理が終了した
後、新たなアドレス情報1〜3に応じて蓄積情報1〜3
が算定され、その蓄積情報1〜3に応じて読出制御が実
行されることになる。
【0120】従って、以上の実施の形態によれば、周期
的メッセージ、時間制限メッセージ、および、非制限メ
ッセージの順に優先順位を設定し、この優先順位に応じ
てメッセージをONUに対して送信するようにしたの
で、メッセージの送信要求が輻輳した場合においても、
周期的なメッセージや時間制限メッセージを確実に送信
することが可能となる。
【0121】次に、図14を参照して、図13に示す詳
細な実施の形態の更に詳細な構成例について説明する。
図14は、図13に示す非制限メッセージ蓄積部6n、
メッセージ蓄積監視部70、および、読出制御部71の
詳細を示している。ここで、非制限メッセージ蓄積部6
n−1〜6n−nは、ONU#1〜#nのそれぞれに対
して送信する非制限メッセージを蓄積する。
【0122】メッセージ蓄積監視部70は、非制限メッ
セージ蓄積部6n−1〜6n−nのそれぞれから供給さ
れるアドレス情報1〜nを取得し、書き込みアドレスと
読み出しアドレスとの差分を算出することにより、各メ
ッセージ蓄積部に格納されているメッセージの個数を示
す蓄積情報1〜nを出力する。
【0123】読出制御部71は、蓄積情報1〜nを参照
して、全てのONUに対するメッセージが平等に送信さ
れるように、非制限メッセージ蓄積部6n−1〜6n−
nから読み出されるメッセージの順序を管理する。
【0124】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。いま、非制限メッセージ蓄積部6n−1〜6n
−nの全てが空の状態であるとする。そのような状態に
おいて、ONU#1とONU#5に対応する非制限メッ
セージが入力されたとすると、非制限メッセージ蓄積部
6n−1と非制限メッセージ蓄積部6n−5にこれらの
メッセージが蓄積されることになる。
【0125】メッセージ蓄積監視部70は、アドレス情
報1とアドレス情報5のそれぞれの差分が“1”となっ
たことから、蓄積情報1と蓄積情報5の値を“1”とす
る。読出制御部71は、内部にn進カウンタを有してお
り、そのカウント値に対応する蓄積情報が“0”である
か否かチェックする。蓄積情報1〜nのうち1個でも有
効な(“0”でない)情報がある場合にはカウンタの値
を1つずつインクリメントして検索を進めることで有効
な蓄積情報を得る。また、全ての蓄積情報が有効でない
ときはカウンタの値を保持する。検索の結果、有効な蓄
積情報が存在している場合には、該当する非制限メッセ
ージ蓄積部に対して読出許可を出力することで、非制限
メッセージ蓄積部からメッセージを読み出すとともに、
次のメッセージ送出までカウンタの値を止める動作を行
う。なお、次のメッセージ送出時間になった場合には、
前述の場合と同様の処理が繰り返されるが、n進カウン
タはカウント値が“n”になった場合には“1”に循環
する。
【0126】従って、いまの例では、読出制御部71
は、全ての蓄積情報が無効でないことから、内部のカウ
ンタをカウントアップし、先ず、カウント値が“1”で
ある場合に、非制限メッセージ蓄積部6n−1に対して
読出許可1を供給する。その結果、非制限メッセージ蓄
積部6n−1からメッセージが読み出されてPLOAM
セル送出部6iに供給されることになる。
【0127】また、カウンタのカウント値が“5”にな
った場合には、同様にして非制限メッセージ蓄積部6n
−5(図示せず)からメッセージが読み出されてPLO
AMセル送出部6iに対して供給されることになる。そ
れ以降のメッセージ蓄積部にはメッセージが蓄積されて
いないので、カウンタはカウント値“5”を保持するこ
とになる。そして、次のメッセージが書き込まれた場合
には、カウント値“6”から検索を実行することにな
る。
【0128】以上の実施の形態によれば、次回送出可能
なメッセージが存在するか否かの検索を、前回送出した
非制限メッセージ蓄積部の次の非制限メッセージ蓄積部
から実行することにしたので、全ての非制限メッセージ
蓄積部の送信の機会を公平に保つことが可能となる。
【0129】なお、以上の実施の形態では非制限メッセ
ージに複数の種類のメッセージがある場合であって、そ
れらを同一の優先順位として扱う場合に対応している
が、複数の種類のメッセージ間で優先順位が異なる場合
には図13に示す実施の形態と同様に、非制限メッセー
ジ蓄積部を優先順位の個数分に細分化することによって
実現可能である。
【0130】また、以上の実施の形態では、非制限メッ
セージに対応する部分のみを示してあるが、周期的メッ
セージと時間制限付メッセージに関しては、ある時刻ま
たはある時間内に送出する必要があるので、これらに関
してはメッセージ蓄積部に対して書き込まれる時点にお
いて競合制御がなされているので、これらについては除
外した。
【0131】次に、図15を参照して、図1に示すDA
TA grant発生部6fと、PLOAMセル送出部
6iの詳細な構成例について説明する。この図におい
て、n進カウンタ80は、フレーム周期が開始される
と、標準クロックに同期してカウント値をカウントアッ
プし、その値が“n”になった場合には初期値“1”に
循環する。また、FULL検出部84からFULL信号
が出力された場合には、次のフレーム期間が開始される
迄そのカウント動作を停止する。
【0132】grantテーブル81は、アドレス1〜
nのそれぞれに、ONUを特定するためのユニークな値
を有するDATA grantを格納しており、n進カ
ウンタから供給されるカウント値に対応するアドレスか
らDATA grantを読み出して出力する。
【0133】なお、DATA grantが有するON
Uを特定するためのユニークな値の割り当ては、ネット
ワークに接続されている各ONUに割り当てようとする
上りのユーザ帯域に応じて決定される。例えば、ONU
#1〜ONU#3の3つのONUが接続されている場合
に、各ONUが占有する上りの帯域幅の比を、1:2:
3とすると、grantテーブル81に格納されている
全てのDATA grantの1/6に対してONU#
1を特定するユニークな値を付与し、2/6と3/6に
対して、ONU#2とONU#3をそれぞれ特定するユ
ニークな値を付与すればよい。
【0134】grantFIFO82は、53個の情報
を格納可能なFIFOメモリが2つ組み合わされて構成
されており、読み出しまたは書き込み用のメモリとして
交互に使用される。従って、一方に対してデータが書き
込まれている際には、他方はデータの読み出しが行われ
ている。全てのデータの読み書きが終了すると、役割が
交換される。
【0135】FULL検出部84は、grantFIF
O82に1フレーム分の53個のデータが格納された場
合には、その出力信号を“H”の状態とする。PLOA
Mセル送出部6iは、grantFIFO82から出力
されるDATA grantをセルに挿入してMUX5
dに供給する。
【0136】次に、図16を参照して以上の実施の形態
の動作について説明する。図16は、図15に示す実施
の形態の動作を説明するタイミングチャートである。い
ま、図16(A)に示すフレーム周期の開始を示すフレ
ーム周期信号が“H”の状態となったとすると、n進カ
ウンタ80は図16(B)に示す標準クロックに同期し
てその値をカウントアップし、n進カウンタ出力(図1
6(C)参照)としてgrantテーブル81に供給す
る。
【0137】grantテーブル81には、前述のよう
にDATA grantが格納されており、n進カウン
タ80から出力されるカウント値に対応するアドレスか
らDATA grantが読み出されてgrantFI
FO82に供給される(図16(F)参照)。
【0138】grantFIFO82は、2つのFIF
Oメモリから構成されており、何れか一方のメモリに対
してgrantテーブル81から出力されたDATA
grantが書き込まれ、他方のメモリから前回書き込
まれたDATA grantが読み出され(図16
(G)参照)、PLOAMセル送出部6iに供給され
る。
【0139】FULL検出部84は、grantFIF
O82に書き込まれるDATA grantの個数をカ
ウントしており(図16(D)参照)、そのカウント値
が“53”になると、出力信号を“H”の状態とする
(図16(E)参照)。
【0140】FULL検出部84の出力が“H”の状態
になると、n進カウンタはカウント動作を一時的に停止
する(図16(C)参照)。そして、次にフレーム周期
信号が“H”の状態となると、カウント動作を再開す
る。なお、n進カウンタ80のカウント値が“n”にな
った場合には、“1”に循環して同様の動作が繰り返さ
れる。
【0141】grantFIFO82は、PLOAMセ
ルが発行される度に、書き込まれたDATAgrant
を1つずつ読み出してPLOAMセル送出部6iに供給
する(図16(G)参照)。PLOAMセルには1フレ
ーム当たり53個のgrantを格納できるので、53
個のDATA grantが1フレームに格納されてA
TM−PON上に送出されることになる。
【0142】前述したように、grantテーブル81
に格納されているDATA grantにはONUを特
定するためのユニークな値が含まれており、各値が含ま
れている割合は、それぞれの値に対応するONUに対し
て割り当てようとするユーザ帯域に対応していることか
ら、各ONUに対して予め割り当てられたユーザ帯域に
応じてDATA grantを発行することが可能とな
る。
【0143】また、grantテーブル81の内容を変
更することにより、各ONUに対するユーザ帯域の割り
当てを適宜変更することが可能となる。以上の実施の形
態によれば、grantテーブル81の内容を設定する
ことにより、各ONUに対して所望のユーザ帯域を割り
当てることが可能となるとともに、必要に応じて適宜変
更することが可能となる。
【0144】次に、図17を参照して、図1に示すDA
TA grant発生部6fの他の詳細な構成例につい
て説明する。この図において、セレクタ90は、AND
回路100の出力が“H”の状態である場合には高速ク
ロックを選択して出力し、AND回路100の出力が
“L”の状態である場合には低速クロックを選択して出
力する。
【0145】n進カウンタ91は、セレクタ90から供
給される低速または高速クロックに同期してカウントア
ップ動作を行い、そのカウント値をgrantテーブル
92に対して出力する。カウント値が“n”になった場
合には、初期値である“1”に循環する。
【0146】grantテーブル92は、1〜nのn個
のアドレスを有しており、それぞれのアドレスに対して
1つのDATA grantを格納している。無効gr
ant識別部93は、grantテーブル92から出力
されるDATA grantが無効である場合(例え
ば、対応するONUが存在しない等の場合)には、その
出力を“H”の状態にする。
【0147】AND回路94は、無効grant識別部
93とAND回路100の出力がともに“H”である場
合には、grantFIFO95に対する書き込みを禁
止する。
【0148】grantFIFO95は、1〜53のア
ドレスを有する2枚のFIFOメモリによって構成され
ており、交互に書き込みまたは読み出しが繰り返され
る。FULL検出部96は、grantFIFO95に
対して53個のDATA grantが書き込まれた場
合にはその出力を“H”の状態にする。
【0149】OR回路97は、割り込みが発生した場
合、または、FULL検出部96によってgrantF
IFOが一杯になったことが検出された場合には、その
出力を“H”の状態にする。その結果、n進カウンタ9
1はカウント動作を一時的に中断する。
【0150】AND回路99は、NOT回路98の出力
と、割り込み信号とがともに“H”の状態になった場合
にその出力を“H”の状態とする。即ち、AND回路9
9は、割り込みが発生し、かつ、grantFIFO9
5が一杯でない場合には、その出力が“H”の状態とな
る。
【0151】未送出grantアップダウンカウンタ1
12は、AND回路99の出力が“H”の状態になった
場合には、セレクタ90から出力されるクロックをカウ
ントアップする。また、AND回路100の出力が
“H”の状態になった場合にはクロックをカウントダウ
ンする。
【0152】Notエンプティ検出部111は、未送出
grantアップダウンカウンタ112のカウント値が
“0”以外の場合にはその出力を“H”の状態にする。
AND回路100は、NOT回路110の出力が“H”
であり、かつ、Notエンプティ検出部111の出力が
“H”の状態である場合にその出力を“H”の状態にす
る。即ち、AND回路100は、割り込みが発生してい
ない場合であって、かつ、未送出grantアップダウ
ンカウンタ112のカウント値が“0”以外である場合
にその出力を“H”の状態とする。
【0153】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。図18は、図17に示す実施の形態の動作を説
明するタイミングチャートである。通常の状態(割り込
みが発生していない場合)においては、AND回路10
0の出力は図18(F)に示すように“L”の状態であ
るので、セレクタ90は低速クロック(通常クロック)
を選択してn進カウンタ91に供給する(図18(A)
参照)。
【0154】n進カウンタ91は、セレクタ90から供
給されるクロックに同期してカウントアップ動作を行
い、カウント値をgrantテーブル92に対して出力
する(図18(B)参照)。
【0155】grantテーブル92は、n進カウンタ
91から供給されたカウント値に対応するアドレスに格
納されているDATA grantを取得して無効gr
ant識別部93とgrantFIFO95に供給す
る。
【0156】無効grant識別部93は、無効なDA
TA grantを検出した場合には、その出力を
“H”の状態とする。AND回路94は、AND回路1
00の出力と無効grant識別部93の出力の双方が
“H”の状態である場合には、その出力を“H”の状態
とする。いまの例では、Notエンプティ検出部111
の出力が“L”の状態であり、AND回路100の出力
が“L”の状態であるので、AND回路94の出力は
“L”の状態となる。その結果、grantFIFO9
5に対しては全てのDATA grantが書き込まれ
ることになる。
【0157】grantFIFO95に書き込まれたD
ATA grantは、PLOAMセル送出部6iに供
給され、PLOAMセルに挿入されてMUX5dに供給
される。
【0158】このような状態において、図18(C)に
示すように、割り込み信号が“H”の状態となって割り
込みが発生したとする。その場合には、OR回路97の
出力が“H”の状態になるので、n進カウンタ91のカ
ウント動作が一時的に停止されることになる(図18
(B)参照)。
【0159】また、このとき、AND回路99の出力も
“H”の状態となることから、未送出grantアップ
ダウンカウンタ112は、セレクタ90から供給される
クロックに同期してカウントアップ動作を行う(図18
(D)参照)。このカウントアップ動作は、割り込みが
終了するまで継続されるので、未送出grantアップ
ダウンカウンタ112のカウント値は、割り込みの発生
によって送出できなかったDATA grantの個数
を示すことになる。
【0160】未送出grantアップダウンカウンタ1
12のカウント値が“0”以外になると、Notエンプ
ティ検出部111がこれを検出し、その出力を“H”の
状態にする(図18(E)参照)。
【0161】Notエンプティ検出部111の出力が
“H”の状態となり、かつ、NOT回路110の出力が
“H”の状態になると(割り込みが終了すると)、AN
D回路100の出力が“H”の状態となる(図18
(F)参照)。
【0162】AND回路100の出力が“H”の状態と
なると、セレクタ90が高速クロックを選択してn進カ
ウンタ91に供給する(図18(A)参照)。その結
果、n進カウンタ91のカウント動作が高速化されるの
で、grantFIFO95に対するDATA gra
ntの書き込み動作が加速されることになる。
【0163】また、このとき、AND回路94に対して
もAND回路100からの出力が供給されるので、gr
antテーブル92からの出力に無効なDATA gr
antが含まれている場合には、grantFIFO9
5に対する書き込みが中止される。その結果、無効なD
ATA grantを抜かした形で書き込みが実行され
るので、grantFIFO95に対してDATA g
rantを迅速に書き込むことが可能となる。
【0164】AND回路100の出力が“H”の状態に
なると、未送出grantアップダウンカウンタ112
がカウントダウン動作に転じ、割り込みの発生によって
送出出来なかったDATA grantの個数をカウン
トダウンする。
【0165】カウントダウンの結果、カウント値が
“0”になった場合には、Notエンプティ検出部11
1がこれを検出してその出力を“L”の状態にするの
で、AND回路100の出力が“L”の状態となり、セ
レクタ90は低速クロックを再度選択する。その結果、
n進カウンタ91のカウント動作が通常通りとなる。ま
た、無効grantも通常通りにgrantFIFO9
5に対して書き込まれるようになる。
【0166】以上の実施の形態によれば、割り込みが発
生してDATA grantが発行されなかった場合に
は、未送出となったDATA grantの個数をカウ
ントし、割り込みが終了した後に、高速のクロックを用
いてDATA grantの書き込みを行うとともに、
無効なgrantに対しては書き込みを停止するように
したので、必要なDATA grantをONUに対し
て確実に送信することが可能となる。
【0167】なお、以上の実施の形態においては、割り
込みによって未送出となったDATA grantが全
て送出される迄、高速クロックを使用するようにした
が、未送出の個数+α個のデータが送出されるまで高速
クロックを使用するようにしてもよい。
【0168】次に、図19を参照して、図1に示す上り
セル終端部5a、WINDOW処理部6a、上りメッセ
ージ蓄積部6b、および、上りメッセージ処理部6qの
構成例とその動作について説明する。
【0169】図19に示すように、WINDOW処理部
6aは、WINDOW開始メッセージ発生部120およ
びWINDOW終了メッセージ発生部121によって構
成されている。
【0170】WINDOW開始メッセージ発生部120
は、WINDOW信号の立ち上がりを検出すると、WI
NDOWの開始を示す擬似メッセージWSを発生して上
りメッセージ蓄積部6bに書き込む。
【0171】また、WINDOW終了メッセージ発生部
121は、WINDOW信号の立ち下がりを検出すると
WINDOWの終了を示す擬似メッセージWEを発生し
て上りメッセージ蓄積部6bに書き込む。
【0172】上りメッセージ処理部6qは、上りメッセ
ージ蓄積部6bに蓄積されているメッセージを逐次読み
出して対応する処理を実行する。次に、以上の実施の形
態の動作について説明する。
【0173】図20は、図19に示す実施の形態の動作
を説明するタイミングチャートである。上りセル終端部
5aは、図20(A)に示すセル周期に同期してONU
から送信されてくる上りセル(図20(B)参照)か
ら、上りメッセージ(図20(C)参照)を抽出し、上
りメッセージ蓄積部6bに供給する。図20に示す例で
は、上りセル(図20(B))を構成するデータセル
(D)と、メッセージセル(M)のうち、上りメッセー
ジのみが上りセル終端部5aによって抽出され(図20
(C)参照)、上りメッセージ蓄積部6bに供給され
る。
【0174】いま、新たなONUが起動され、図20
(D)に示すように、WINDOW信号が“H”の状態
になったとする。すると、このWINDOW信号の立ち
上がりにおいてWINDOW開始メッセージ発生部12
0がWINDOWの開始を示す擬似メッセージWSを発
生し(図20(E)参照)、上りメッセージ蓄積部6b
に書き込む。そして、WINDOW信号が立ち下がりに
おいてWINDOW終了メッセージ発生部121がWI
NDOWの終了を示す擬似メッセージWEを発生し(図
20(F)参照)、上りメッセージ蓄積部6bに書き込
む。
【0175】なお、擬似メッセージを書き込むタイミン
グとしては、上りセルの1セル期間(図20(A)参
照)のうちメッセージを格納している時間以外の空き時
間を利用する。
【0176】このようにして上りメッセージ蓄積部6b
に書き込まれたメッセージM、WINDOW開始疑似メ
ッセージWS、および、WINDOW終了疑似メッセー
ジWEは上りメッセージ処理部6qに順次読み出されて
対応する処理が実行される。
【0177】なお、上りメッセージ処理部6qは、前の
メッセージの処理が終了し、次のメッセージの処理が可
能になると上りメッセージ蓄積部6bから次のメッセー
ジを読み出す。メッセージの処理に要する時間は、各メ
ッセージ毎に異なるため、図20(G)に示すように、
各メッセージの読み出し位相は上りセルの位相や周期と
は必ずしも一致していない。
【0178】上りメッセージ処理部6qでは読み出した
メッセージの中からWINDOW開始を意味する擬似メ
ッセージWSを認識すると、それ以降WINDOW終了
を意味する擬似メッセージWEを読み出すまでに正しい
遅延測定用メッセージが受信できているかの判定を行
う。例えば、図20(G)に示すメッセージM4は誤っ
てWINDOW期間中に返送されたメッセージ(遅延測
定メッセージ以外のメッセージ)であるので、上りメッ
セージ処理部6qはこれを無視して、メッセージM5を
遅延測定用メッセージとして正しく認識する。
【0179】以上に説明したように、本実施の形態によ
れば、WINDOW信号の立ち上がりのタイミングと立
ち下がりのタイミングでWINDOW開始疑似メッセー
ジとWINDOW終了疑似メッセージとをそれぞれ発生
して上りメッセージ蓄積部6bに書き込み、上りメッセ
ージ処理部122は、これらのメッセージによってWI
NDOWの開始と終了を明示するようにしたので、遅延
測定用メッセージを正確に識別することが可能となるの
で、遅延測定を確実に実行することが可能となる。
【0180】最後に、図21を参照して、図1に示す上
りセル終端部5a、WINDOW処理部6a、上りメッ
セージ蓄積部6b、および、上りメッセージ処理部6q
の他の構成例とその動作について説明する。
【0181】図21に示すように、WINDOW処理部
6aは、WINDOW開始メッセージ発生部120、W
INDOW終了メッセージ発生部121、および、遅延
測定部123によって構成されている。
【0182】WINDOW開始メッセージ発生部120
は、WINDOW信号の立ち上がりを検出すると、WI
NDOWの開始を示す擬似メッセージWSを発生して上
りメッセージ蓄積部6bに書き込む。
【0183】また、WINDOW終了メッセージ発生部
121は、WINDOW信号の立ち下がりを検出すると
WINDOWの終了を示す擬似メッセージWEを発生し
て上りメッセージ蓄積部6bに書き込む。
【0184】更に、遅延測定部123は、上りセル終端
部5aによって受信されるセル(データセルおよびメッ
セージセルの双方)の供給を受け、これらの遅延時間を
測定し、上りメッセージ蓄積部6bに供給する。
【0185】上りメッセージ蓄積部6bは、上りセル終
端部5aから上りメッセージが供給された場合には遅延
測定部123から供給される遅延測定値を取り込んで蓄
積する。なお、この遅延測定値を書き込むタイミングと
しては、メッセージの書き込み以外の時間を使用する。
【0186】上りメッセージ処理部122は、上りメッ
セージ蓄積部6bに蓄積されているメッセージを逐次読
み出して対応する処理を実行する。また、読み出したメ
ッセージがWINDOW開始疑似メッセージWSであっ
た場合には、WINDOW終了疑似メッセージとの間に
囲繞されている遅延測定用メッセージと、遅延測定値と
を取得し、新たに起動されたONUの遅延時間を算出す
る。
【0187】次に、以上の実施の形態の動作を説明す
る。図22は、図21に示す実施の形態の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【0188】上りセル終端部5aは、図22(A)に示
すセル周期に同期してONUから送信されてくる上りセ
ル(図22(B)参照)から、上りメッセージ(図22
(C)参照)を抽出し、上りメッセージ蓄積部6bに供
給する。
【0189】遅延測定部123は、図22(G)に示す
ように、上りセル終端部5aによって上りセルが受信さ
れた場合には、このセルの遅延時間を測定し、遅延測定
値として上りメッセージ蓄積部6bに供給する。図22
(G)に示す例では、データセルに対する遅延測定値D
L−Dと、メッセージM4,M5に対する遅延測定値D
LM4,DLM5がそれぞれ出力されている。
【0190】上りメッセージ蓄積部6bは、上りセル終
端部5aから上りメッセージが供給された場合には、遅
延測定部123から供給される遅延測定値を取得して記
憶する。
【0191】上りメッセージ処理部122は、上りメッ
セージ蓄積部6bに記憶されている情報を逐次取得し
て、対応する処理を実行するが、取得したメッセージが
WINDOW開始疑似メッセージWSである場合には、
WINDOW期間が開始されたことを認識し、WIND
OW期間の終了を示すWINDOW終了疑似メッセージ
WEを取得するまでの間に存在するメッセージの何れか
が遅延測定用メッセージであるのでこれを検出する。
【0192】図22の例では、メッセージM4は、WI
NDOW期間中に誤って返送されたメッセージであるの
で、上りメッセージ処理部122はこのメッセージを無
視する。その次に取得されるメッセージM5は、目的と
する遅延測定用メッセージであるので、上りメッセージ
処理部122はこのメッセージの直後に配置されている
遅延測定値DLM5を取得し、新たに起動されたONU
の遅延値を算出する。
【0193】以上の実施の形態によれば、上りメッセー
ジとともに遅延測定値を上りメッセージ蓄積部6bに書
き込み、上りメッセージ処理部122ではWINDOW
開始疑似メッセージとWINDOW終了疑似メッセージ
とによって囲繞された遅延測定用メッセージを検出した
場合には、その直後に格納されている値から、目的とす
るONUの遅延測定値を確実に算出することが可能とな
【0194】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、1以上
の光網終端装置が接続され、これらを適宜制御する光加
入者終端装置において、光網終端装置から送信されてく
るメッセージを受信する受信手段と、光網終端装置が起
動されるに際して遅延時間を測定するためのWINDD
OW期間が開始されたことを検出するWINDOW開始
検出手段と、WINDOW開始検出手段によってWIN
DOW期間が開始されたことが検出された場合には、受
信手段によって受信されたメッセージの間にWINDO
W期間の開始を示す第1のメッセージを挿入する第1の
メッセージ挿入手段と、WINDOW期間の終了を検出
するWINDOW終了検出手段と、WINDOW終了検
出手段によってWINDOW期間が終了したことが検出
された場合には、受信手段によって受信されたメッセー
ジの間にWINDOW期間の終了を示す第2のメッセー
ジを挿入する第2のメッセージ挿入手段と、第1および
第2のメッセージによって囲繞された領域をWINDO
W期間と特定し、その中に含まれている遅延測定用メッ
セージを抽出する遅延測定用メッセージ抽出手段と、遅
延測定用メッセージ抽出手段によって抽出された遅延測
定用メッセージを参照して、起動された光網終端装置ま
での遅延時間を算出する遅延時間算出手段と、を有する
ようにしたので、網終端装置が新たに起動された場合に
は、この網終端装置の遅延時間を正確に算出することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す周期的メッセージ監視部およびその
関連部分の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す実施の形態の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図4】図1に示す周期的メッセージ監視部およびその
関連部分の他の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図5】図4に示す実施の形態の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図6】図1に示す下りメッセージ監視部およびその関
連部分の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図7】図6に示す実施の形態の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図8】図1に示す上りメッセージ監視部およびその関
連部分の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図9】図8に示す実施の形態の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図10】図1に示す蓄積監視部およびその関連部分の
詳細な構成例を示すブロック図である。
【図11】図10に示す実施の形態の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図12】図1に示す蓄積監視部およびその関連部分の
詳細な構成例を示すブロック図である。
【図13】図1に示すメッセージ読出優先制御部および
その関連部分の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図14】図1に示すメッセージ読出優先制御部および
その関連部分の更に詳細な構成例を示すブロック図であ
る。
【図15】図1に示すDATA grant発生部およ
びその関連部分の詳細な構成例を示すブロック図であ
る。
【図16】図15に示す実施の形態の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図17】図1に示すDATA grant発生部およ
びその関連部分の他の詳細な構成例を示すブロック図で
ある。
【図18】図17に示す実施の形態の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図19】図1に示すWINDOW処理部およびその関
連部分の詳細な構成例を示す本発明のブロック図であ
る。
【図20】図19に示す実施の形態の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図21】図1に示すWINDOW処理部およびその関
連部分の他の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図22】図21に示す実施の形態の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図23】ATM−PON伝送システムの概要を示す図
である。
【図24】OLTとONUの間で授受されるPLOAM
セルの概要を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−3 光網終端装置 2−1〜2−2 光ファイバ 3 スターカプラ 4 光ファイバ 5 光加入者終端装置 5a 上りセル終端部 5b 上りATMセル処理部 5c 下りATMセル処理部 5d MUX 6a WINDOW処理部 6b 上りメッセージ蓄積部 6c 上りメッセージ監視部 6d 蓄積監視部 6e PLOAM grant発生部 6f DATA grant発生部 6g 周期的メッセージ監視部 6h 下りメッセージ監視部 6i PLOAMセル送出部 6j 下りメッセージ生成部 6k 周期的メッセージ蓄積部 6m 時間制限付メッセージ蓄積部 6n 非制限メッセージ蓄積部 6p メッセージ読出優先制御 6q 上りメッセージ処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 カンナ 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 柴田 正志 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 藤吉 新一 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 平島 勝彦 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 小柳 敏則 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 酒井 俊行 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 阿比留 節雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−303901(JP,A) 特開 平6−104982(JP,A) 特開 平8−251129(JP,A) 特開 平9−191317(JP,A) 特開 平5−336143(JP,A) 特開 平7−135506(JP,A) 梶山義夫,前田洋,上田裕巳,ATM −PON国際標準(G.983)の背景と 概要(その2)−伝送フレーム仕様,電 子情報通信学会技術研究報告 CS98− 45,社団法人電子情報通信学会,1998年 6月25日,第98巻第147号,p49〜54 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/44 H04B 10/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の光網終端装置が接続され、これ
    らを適宜制御する光加入者終端装置において、 前記光網終端装置から送信されてくるメッセージを受信
    する受信手段と、 前記光網終端装置が起動されるに際して遅延時間を測定
    するためのWINDOW期間が開始されたことを検出す
    るWINDOW開始検出手段と、 前記WINDOW開始検出手段によってWINDOW期
    間が開始されたことが検出された場合には、前記受信手
    段によって受信されたメッセージの間にWINDOW期
    間の開始を示す第1のメッセージを挿入する第1のメッ
    セージ挿入手段と、 前記WINDOW期間の終了を検出するWINDOW終
    了検出手段と、 前記WINDOW終了検出手段によってWINDOW期
    間が終了したことが検出された場合には、前記受信手段
    によって受信されたメッセージの間にWINDOW期間
    の終了を示す第2のメッセージを挿入する第2のメッセ
    ージ挿入手段と、 前記第1および第2のメッセージによって囲繞された領
    域をWINDOW期間と特定し、その中に含まれている
    遅延測定用メッセージを抽出する遅延測定用メッセージ
    抽出手段と、 前記遅延測定用メッセージ抽出手段によって抽出された
    遅延測定用メッセージを参照して、起動された前記光網
    終端装置までの遅延時間を算出する遅延時間算出手段
    と、 を有することを特徴とする光加入者終端装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段によって受信されたメッセ
    ージの遅延時間を測定する遅延時間測定手段と、 前記遅延時間測定手段によって測定された遅延時間を、
    前記受信手段によって受信されたメッセージに対して付
    加する遅延時間付加手段と、を更に有し、 前記遅延時間算出手段は、前記遅延測定用メッセージに
    対して付加された遅延時間を、起動された前記光網終端
    装置までの遅延時間とすることを特徴とする請求項1記
    載の光加入者終端装置。
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