JP3528373B2 - 毛髪処理組成物 - Google Patents

毛髪処理組成物

Info

Publication number
JP3528373B2
JP3528373B2 JP30378595A JP30378595A JP3528373B2 JP 3528373 B2 JP3528373 B2 JP 3528373B2 JP 30378595 A JP30378595 A JP 30378595A JP 30378595 A JP30378595 A JP 30378595A JP 3528373 B2 JP3528373 B2 JP 3528373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
humidity
film
water
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30378595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09124448A (ja
Inventor
祐司 平野
尚久 呉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP30378595A priority Critical patent/JP3528373B2/ja
Priority to US08/734,263 priority patent/US5985254A/en
Priority to TW085112883A priority patent/TW516963B/zh
Priority to EP96117107A priority patent/EP0773015B1/en
Priority to DE1996631279 priority patent/DE69631279T2/de
Priority to CN96123358A priority patent/CN1117557C/zh
Publication of JPH09124448A publication Critical patent/JPH09124448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3528373B2 publication Critical patent/JP3528373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/06Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/046Aerosols; Foams
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8141Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8158Homopolymers or copolymers of amides or imides, e.g. (meth) acrylamide; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8164Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical, and containing at least one other carboxyl radical in the molecule, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers, e.g. poly (methyl vinyl ether-co-maleic anhydride)

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨天、強風環境下
においても毛髪に自然な風合でセットが保持されるよう
にするための毛髪処理組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ヘアファッションは多様化してお
り、それに応じて、ヘアスタイリング剤にも多様な機能
が要求されているが、なかでも、種々の環境下、特に雨
天等の高湿度下あるいは強風下においても、セットした
所定のスタイリングが長時間にわたって保持されるよう
にすることが強く望まれている。
【0003】従来より、このような要望に応えるべく、
ヘアスタイリング剤に強力なセット保持力を付与する方
法としては、基本的に、ヘアスタイリング剤に高い弾性
率(相対湿度65%程度の常湿度下で108 Pa以上)
の皮膜を形成するポリマーを配合することが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘアス
タイリング剤に、高い弾性率の皮膜を形成するポリマー
を含有させると、そのヘアスタイリング剤を用いてセッ
トした毛髪はごわつくようになり、そのヘアスタイル
は、見た目においても触感上も自然さを欠いたものとな
るという問題点があった。
【0005】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、毛髪に高弾性率の皮膜を形
成することなく、優れたセット保持力を付与し、雨天や
強風といった種々の環境下においてもセットしたスタイ
リングが自然な風合いで保持されるようにする、新たな
毛髪処理組成物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、毛髪内の
水分量は、その毛髪がおかれた環境の湿度に応じて変化
するが、その場合の毛髪のセットの崩れは、単に環境湿
度の大小に応じて変化するのではなく、毛髪内含水量と
環境湿度との差に応じて定まる毛髪への水分浸透速度に
大きく依存すること、そして、毛髪内への水分の浸透速
度を低く押さえることにより、セットの崩れを効果的に
抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0007】即ち、本発明は、防湿包装材料の透湿度試
験法JIS−Z0208(但し、測定条件:温度20
℃、相対湿度90%)により測定した透湿度に基づく、
皮膜の水蒸気に対する透過係数が0.8×10-3g・m
-1・hr-1以下であり且つ皮膜の弾性率(20℃、相対
湿度65%)が0.01×10 7 Pa以上7×10 7 Pa
以下となるポリマー皮膜を形成するビニルアルコール・
イタコン酸ランダム共重合体を含有する毛髪処理組成物
を提供する。
【0008】以上のような本発明の毛髪処理組成物によ
れば、透湿度の低い皮膜を毛髪に形成するので、毛髪が
雨天等の高湿度環境下におかれ、毛髪に水分が浸透する
場合に、毛髪への水分の浸透速度を低く押さえる。一
方、毛髪のセットの崩れは、毛髪へ水分が浸透する際の
浸透速度に大きく依存し、浸透速度が高いほど崩れやす
くなる。したがって、本発明の毛髪処理組成物によれ
ば、毛髪のセットの崩れを大きく抑制することが可能と
なる。
【0009】また、本発明の毛髪処理組成物において
は、毛髪のセットの崩れを抑制するにあたり、毛髪の弾
性率を不要に高めることはしない。したがって、毛髪の
セットに自然な仕上がり感を付与することが可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0011】本発明の毛髪処理組成物は、セット保持力
を向上させるために、上記のようにポリマー皮膜の透過
係数が特定値以下の透湿度の低いポリマーを使用するこ
とを特徴としている。このような透湿度の低いポリマー
の使用は、毛髪自体の水素結合の組み替えによって形成
されるセット、所謂ウォーターセットに関する次のよう
な知見に基づくものである。
【0012】即ち、図1は、ウォーターセットした毛髪
に対し、毛髪の表面と芯部との間の水分の濃度勾配とし
て求めた湿度勾配(g/g・hair)と、セット解除直後
のウェーブ長さL0 と所定時間経過後のウェーブ長さL
1 及びウォーターセットが完全に解除されたときの毛髪
長L∞とから、次式(1)
【0013】
【数1】 ウェーブの崩れ率(%)=[(L1 −L0 )/L∞]×100 (1) で定義されるウェーブの崩れ率(%)を求め、これらの
関係を示した図である。
【0014】ここで、湿度勾配(g/g・hair)の算出
の基礎となる毛髪の表面の水分濃度は、セットを解除す
る時の湿度により定まる平衡吸着水の量として求めら
れ、また毛髪の芯部の水分濃度はセットを形成する時の
湿度により定まる平衡吸着水の量として求められる。
【0015】また、図1の関係図を求めるにあたり、ウ
ォーターセットに使用する毛髪としては、図6(a)に
示したように、毛髪1(日本人女性のバージンヘア10
本、長さ13cm)の一端を両面テープ2で巻き固定
し、他端を解放状態とした毛束3を作製して用いた。
【0016】ウォーターセットの方法としては、図6
(b)に示したような、直径1cm、長さ5cmの円筒
状のガラスロッド4に、図6(c)に示したように、水
でぬらした毛束3を間隙なく螺旋状に巻き付け、両面テ
ープ2、5で両端を固定し、20℃、所定のセット形成
湿度で24時間静置することによりウォーターセットし
た。
【0017】また、ウォーターセットの解除直後のウェ
ーブ長さL0 及び所定時間経過後のウェーブ長さL1 を
求める方法としては、毛束3を上述のようにウォーター
セットした後、図6(d)に示したように、20℃、所
定のセット解除湿度で毛束3をガラスロッド4から外
し、両面テープ2を上にして固定面6に吊り下げ、その
直後の長さL0 として、コイル状のウォーターセットさ
れた毛髪1の先端と両面テープ2との距離を測定した。
さらに30分経過後、ウェーブ長さL1 として、図6
(e)に示したようにウェーブが或程度崩れた後の毛髪
1の先端と両面テープ2と距離を測定した。
【0018】ウォーターセットが完全に解除されたとき
の毛髪長L∞としては、ウォーターセットする前の当初
の毛髪1の長さ13cmを用いた。したがって、ウェー
ブの崩れ率(%)は、前述の式(1)でL∞=13とし
【0019】
【数2】[(L1 −L0 )/13]×100 により求めた。
【0020】図1中、符号●は、吸湿過程でのウェーブ
の崩れ率(%)を表し、符号○は乾燥過程でのウェーブ
の崩れ率(%)を表している。
【0021】同図から、毛髪から水分が放出されていく
乾燥過程よりも、毛髪中へ水分が浸透する吸湿過程にお
いて、毛髪のウェーブが大きく崩れること、特に、湿度
勾配が大きい場合、即ち毛髪への水分の浸透速度が大き
い場合に、毛髪のウェーブが大きく崩れることがわか
る。
【0022】図2は、上記と同様に10本の毛髪より作
製した毛束をウォーターセットした場合において、セッ
ト形成時の湿度をセット解除後にも引き続き維持させた
場合の当該湿度(セット形成湿度=セット解除湿度)と
ウェーブの崩れ率(%)との関係を示した図である。図
中、符号●は、セット解除直後30分のウェーブの崩れ
率を表している。また、符号□は、繊維学会誌,Vol45,
No9,p367-380(1989)に基づいて毛髪への水の吸着等温線
より求めた毛髪の自由水含量(g/g・hair)を表して
いる。同図から、湿度80%以下の常湿下においては、
セット形成時の湿度がセット解除後にも引き続き維持さ
れる限り、湿度の大小によらずウェーブの崩れがほとん
ど起こらないことがわかる。
【0023】したがって、図1及び図2から、常湿下で
の毛髪のセットの崩れは、単にセット解除後に毛髪がお
かれる環境湿度の大小に依存するのではなく、毛髪のセ
ット時の湿度とセット解除後の環境湿度との差により定
まる毛髪への水分の浸透速度に大きく依存することがわ
かる。
【0024】図3〜5は、この点をさらに明らかにする
ものである。即ち、図3は種々の湿度で形成したセット
を湿度35%RHで解除した場合の、セット解除直後及
び解除30分後のウェーブ率(%)を示したものであ
り、図4、図5は同様に、それぞれ湿度65%RH、9
8%RHで解除した場合の、セット解除直後及び解除3
0分後のウェーブ率(%)を示した図である。
【0025】これら図3〜5のウェーブ率の測定方法
も、図6に示した前述の方法と同様に毛束をウォーター
セットし、次いでセット解除し、セット解除直後のウェ
ーブ率を次式
【0026】
【数3】[(L∞−L0 )/L∞]×100 から求め、セット解除30分後のウェーブ率を次式
【0027】
【数4】[(L∞−L1 )/L∞]×100 から求めた。
【0028】これらの図から、常湿下では、セット形成
湿度とセット解除湿度とが等しい場合に、セット解除直
後のウェーブ率(%)がセット解除後30分においても
維持されることがわかる。また、セット形成湿度がセッ
ト解除湿度よりも低く、セット解除後に水分が毛髪に浸
透していくときにセットが大きく崩れること、この場
合、セット形成湿度とセット解除湿度との差が大きく、
毛髪への水分の浸透速度が大きい程セットが大きく崩れ
ることがわかる。ただし、図5から、極端な高湿度条
件、例えば、相対湿度98%でセットの形成と解除を行
う場合には、図2に示したように、相対湿度80%付近
から増大してくる毛髪内の自由水がセット崩れの原因と
なるため、毛髪の水分の出入りが無くてもセット崩れが
生じることがわかる。
【0029】以上により、常湿下での毛髪のセットの崩
れは、毛髪と外界との水分の移動過程で起こるものであ
り、毛髪への水分の浸透速度を低下させることによりセ
ット崩れを抑制できることがわかる。
【0030】したがって、本発明においては、セット保
持力を向上させるために、毛髪処理組成物に含有させる
ポリマーとして、前述のようにポリマー皮膜の透湿度を
低く押さえたもの、即ち、防湿包装材料の透湿度試験法
JIS−Z0208(但し、温度20℃、相対湿度90
%)により測定した透湿度に基づく、皮膜の水蒸気に対
する透過係数が、0.8×10-3g・m-1・hr-1以下
であるものを使用する。
【0031】ここで、透湿度とは、一定時間に単位面積
のポリマー皮膜を透過する水蒸気の量(g・m-2・hr
-1)をいい、その値が大きい程水蒸気を透過させやすい
ことを意味する。しかし、透湿度は同じ材質であっても
その厚みに応じて値が変化するため、透湿度によって
は、異なる厚みの膜の材質間の透湿性を比較することが
できない。そこで、本発明においては、材質の透湿性を
表す物性値として水蒸気透過係数を使用する。水蒸気透
過係数は、厚みの逆数に対して透湿度をプロットして得
られる直線の傾きであり(g・m-1・hr-1)、その値
が大きい程水蒸気を透過させやすいことを意味する。
【0032】また、本発明においてポリマー皮膜の水蒸
気透過係数とは、防湿包装材料の透湿度試験法JIS−
Z0208に準じた方法により求められる透湿度に基づ
いて次のようにして得られる値をいう。即ち、図7
(a)に示したように、有効透過断面積28.27cm
2 のカップ11に吸湿剤12として塩化カルシウム5g
を入れ、ポリマー皮膜13をカップ11に被せ、封鎖ロ
ウ14としてミツロウの白色ペレットを使用し、カップ
11を封鎖する。この場合、ポリマー皮膜13は、ポリ
マー溶液をテフロン製シャーレ上にキャストし、減圧乾
燥させるというキャスト法により、厚さ0.1〜0.0
3mmに成膜したものを使用する。
【0033】ポリマー皮膜13を被せたカップは、同図
(b)に示したように、温度20±0.1℃、湿度90
±2%のグローブボックス15に静置する。この場合、
グローブボックス15の湿度は、燐酸やグリセリン等の
一般に湿度調整に使用される化合物の水溶液を用いて調
整する。そして、ポリマー皮膜13を被せたカップ11
を経時的に秤量する。この秤量は、20時間静置し、定
常状態に達した後は、1時間30分間隔で秤量する。
【0034】即ち、グローブボックス15に静置後最初
の数時間は、ポリマー皮膜13を透過する水蒸気量とポ
リマー皮膜13そのものに吸着する水蒸気量の両方の寄
与によりカップ11の重量が増加するが、20時間経過
後にはポリマー皮膜13を透過する水蒸気量のみの寄与
によりカップ11の重量が変化する。したがって、20
時間静置した後に一定時間間隔(1時間30分間隔)で
秤量する。
【0035】そして、同図(c)に示したように、時間
に対して重量増加分をプロットし、これによりそのポリ
マー皮膜13の当該膜厚での透湿度J(g・m-2・hr
-1)を求める。さらに、同様の秤量を異なる膜厚のポリ
マー皮膜に対しても行い、それぞれのポリマー皮膜の透
湿度Jを求める。そして、同図(d)に示したように、
膜厚の逆数に対して透湿度をプロットし、それにより得
られる直線の傾きとして水蒸気透過係数P(g・m-1
hr-1)を求める。
【0036】なお、同図(c)にはポリマー皮膜とし
て、厚さd=0.036mm又は0.601mmのオル
ガノシロキサン(特願平6−188061号明細書のオ
ルガノシロキサンA−2)を使用した例を示し、また同
図(d)には、ポリマー皮膜として、塩化ジメチルジア
リルアンモニウム(マーコート100、Calgon社
製)、ポリエチルオキサゾリン(分子量5万)、ポリビ
ニルアルコール(PA24、信越化学(株)製)を使用
した例を示した。
【0037】本発明においては、このようにして得られ
る皮膜の水蒸気透過係数が0.8×10-3g・m-1・h
-1以下となるポリマーを使用する。これにより、毛髪
の吸湿過程において、毛髪への水分の浸透速度を十分に
抑制でき、毛髪にセットを保持させることが可能とな
る。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】また、本発明で使用するポリマーとして
は、イオン性基で変性されているものも好ましく使用す
ることができる。イオン性基で変性されたポリマーを使
用することにより、ポリマー皮膜の水蒸気透過係数を低
く抑制できるだけでなく、毛髪に対する皮膜の付着性も
向上させることができ、また、フレーキングを防止で
き、さらに毛髪に柔らかな感触も付与できる。この場
合、イオン性基によるポリマーの変性割合は僅かであっ
ても、変性の効果は現れる。一方、変性割合が高過ぎる
とポリマー皮膜の水蒸気透過係数が増大する傾向がみら
れるので、かえって好ましくない。そこで、イオン性基
による変性は、イオン性基を含むモノマーの全モノマー
に対する比率として50%以下とすることが好ましい。
【0042】このようなイオン性基を含有し、水蒸気透
過係数が低い皮膜を形成するポリマーは、前述のモノマ
ー類とイオン性基を含むモノマーとの共重合体として得
ることができる。イオン性基を含むモノマーとしては
タコン酸をあげることができる。
【0043】また、本発明で使用するポリマーとして
は、重合度500以上のものが好ましい。重合度が低す
ぎると高湿度下で可塑化しやすくなり、セット保持力が
低下するので好ましくない。
【0044】さらに、本発明で使用するポリマーとして
は、ポリマー皮膜の弾性率(20℃、相対湿度65%)
が0.01×107 Pa以上7×107 Pa以下、特
に、0.01×107 Pa以上5×107 Pa以下のも
のを使用することが好ましい。従来、セット保持力を強
化させるために毛髪処理剤に使用するポリマーとして
は、皮膜弾性率が高いものが使用されていたが、本発明
においては、上述のように、皮膜の水蒸気に対する透過
係数を制御することによりセット保持力を向上させてい
るので、セット保持力の強化のために皮膜の弾性率を高
めることが不要である。さらに、皮膜の弾性率が高いと
毛髪がごわつき、自然な仕上がり感に欠けたものとな
る。したがって、本発明においては7×107 Pa以
下、特に5×107 Pa以下という低い弾性率の皮膜を
形成するポリマーを使用することが好ましい。
【0045】一方、皮膜弾性率が低すぎると、水蒸気透
過係数が極めて低い皮膜を形成するポリマーであっても
ポリマー皮膜が柔らかすぎて所期のヘアスタイルを保持
させることができない。
【0046】したがって、本発明においては、弾性率が
上述の範囲にあるポリマー皮膜を形成するポリマーを使
用することが好ましい。
【0047】本発明の毛髪処理組成物において、上述の
ように、水蒸気に対して透過係数の低いポリマー皮膜を
形成するポリマーは、単独で用いても2種以上を組み合
わせて用いてもよく、このようなポリマーの合計の配合
割合は、毛髪処理組成物の0.1重量%以上とすること
が好ましい。
【0048】本発明の毛髪処理組成物には、必要に応じ
て種々の成分を含有させることができる。例えば、ヘア
スタイルのまとまりをさらに向上させる目的で、ポリエ
チレングリコール、高分子シリコーン等の樹脂成分、炭
化水素油、エステル油、シリコーン油等の油剤もしくは
油脂成分を含有させることができる。また、毛髪処理組
成物の可溶化や乳化の目的で溶剤や、アニオン性、カチ
オン性又は非イオン性の界面活性剤や、高級アルコール
類を含有させることができる。さらに、増粘剤、キレー
ト剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、起泡
剤、噴射剤等の化粧品中に通常用いられるものを適宜配
合することができる。
【0049】本発明の毛髪処理組成物の製法には特に制
限はなく、常法にしたがい、各成分を混合することによ
り得ることができる。
【0050】また、本発明の毛髪処理組成物の剤型にも
特に制限はなく、例えば、ヘアフォーム、ヘアスプレ
ー、ヘアセットミスト、ヘアセットジェル、カーラーロ
ーション、セットローション、ブローローション等とす
ることができる。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。ここで、実施例3は、ポリマー皮膜を形成する
ポリマーをイタコン酸モノマーで変性した本発明の毛髪
処理剤組成物の例である。なお、実施例1及び2は、イ
タコン酸モノマー以外のイオン性基含有モノマーを使用
した毛髪処理剤組成物の例(参考例)である。
【0052】実施例1〜3、比較例1〜4 表1の処方1のセットローションを、そのポリマー成分
として表2に示したポリマーを使用し、各成分を混合す
ることにより調製した。
【0053】
【表1】[処方1] (成分) (重量%) ポリマー 2 エタノール 49 精製水 49 使用した各ポリマーの水蒸気透過係数及び皮膜弾性率
(20℃, 65%)を求めた。
【0054】この場合、水蒸気透過係数は、前述のよう
に防湿包装材料の透湿度試験法JIS−Z0208に準
じた方法に基づいて求めた。
【0055】また、皮膜弾性率は、水蒸気透過係数の測
定に供したポリマー皮膜と同様に、キャスト法により成
膜した皮膜を測定試料とした(試料寸法:長さ30m
m、幅5mm、厚さ0.3mm)。測定装置としては、
新興通信工業(株)製万能引張圧縮試験機(モデル:T
CM−20S)を使用し、測定条件は、温度20℃、相
対湿度65%、クロスヘッドスピード20mm/min
とした。
【0056】これらの結果を表2に示す。
【0057】
【表2】 ポリマー 水蒸気透過係数 皮膜弾性率 (g・m-1・ hr-1 ) (Pa) 実施例1 変性ホ゜リヒ゛ニルアルコール誘導体(*1) 0.73×10-3 0.48×107 実施例2 変性ホ゜リヒ゛ニルアルコール誘導体(*2) 0.14×10-3 0.34×107 実施例3 変性ホ゜リヒ゛ニルアルコール誘導体(*3) 0.09×10-3 3.7 ×107 比較例1 アクリル酸 /アクリル酸エステル / 1.3 ×10-3 6.3 ×107 メタクリル酸エステル共重合体(*4) 比較例2 ヒ゛ニルメチルエーテル /マレイン酸エチル 2.75×10-3 44 ×107 共重合体(*5) 比較例3 アクリル酸アミト゛/アクリル酸アルキル/メタクリル酸 1.3 ×10-3 12 ×107 メトキシホ゜リエチレンク゛リコール共重合体(*6) 比較例4 メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(*7) 0.9 ×10-3 22 ×107 注 (*1)次式のビニルアルコール・塩化メタクリルアミドプ
ロピルトリメチルアンモニウムランダム共重合体(モル
変性度 10mol%)、商品名 CGX111、クラレ
(株)製、
【0058】
【化1】 (*2)上記(*1)と同様の構造のビニルアルコール・塩化メ
タクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムランダ
ム共重合体(モル変性度 3mol %)、商品名CM31
8、クラレ(株)製、 (*3)次式のビニルアルコール・イタコン酸のランダム共
重合体(モル変性度0.21mol %)、商品名 HL12
E、クラレ(株)製、
【0059】
【化2】 (*4)アニオン性共重合体、商品名GK707、瓦応化学
(株)製 (*5)アニオン性共重合体、商品名ガントレッツES−2
25、ジーエーエフ・ジャパン(株)製、(注:アミノ
メチルプロパノールで10モル%まで中和して使用) (*6)カチオン性共重合体、花王(株)製、(注:乳酸で
100モル%まで中和して使用) (*7)メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(重
合比50:50)
【0060】評価 実施例及び比較例のセットローションの (i)吸湿時のセ
ット保持力、(ii)フレーキングの少なさ、(iii) 柔らか
さを次のようにして評価した。これらの結果を表3に示
す。
【0061】(i) 吸湿時のセット保持力 図8(a)に示したように、毛髪1(日本人女性のバー
ジンヘアの束、長さ10cm、1g)の一端を2枚のア
クリル板7にて挟んで接着剤で固定し、他端を解放状態
とした板トレス8を作製した。ついで、板トレス8をイ
オン交換水中に5分間浸漬し、タオルで十分に水気を除
き、その後、板トレス8の毛髪1に実施例及び比較例の
セットローションを、浴比(毛髪:セットローション)
1:0.2で塗布し、同図(b)に示したように、毛髪
1をガラスロッド(直径4cm)4に巻き付け、温度2
0℃、相対湿度65%の条件で24時間静置し、その後
同図(c)に示したように、毛髪1をガラスロッド4か
らはずしてセットを解除し、両面テープを用いて板トレ
ス8を固定面6に固定し、吊り下げた。そして板トレス
8を温度20℃、相対湿度98%の条件へ移し、3時間
後に同図(d)に示したように、毛髪1の先端と固定面
6との距離L1 を測定した。この距離L1 と、同図
(e)に示した状態で予め測定しておいた板トレス8の
自然長L∞とから次式にしたがって、セット効率(%)
を求めた。
【0062】
【数5】 セット効率(%)=[(L∞−L1 )/L∞]×100 このようにして求めたセット解除後3時間のセット効率
にしたがい、吸湿時のセット保持力を次のように3段階
に評価した。
【0063】 70%以上: ○ 50%以上70%未満: △ 50%未満: ×
【0064】(ii)フレーキングの少なさ 上記と同様に作製した板トレス(日本人女性のバージン
ヘアの束、長さ10cm、1g)の毛髪に、実施例及び
比較例のセットローションを、浴比(毛髪:セットロー
ション)1:0.2で塗布し、自然乾燥させた後、板ト
レスに5回くし通しを行い、その後、専門パネラーの目
視観察により、フレーキングの有無を次のように4段階
に評価した。
【0065】 フレーキングが無いかあるいはほとんど無く目立たない場合: ◎ ややフレーキングあるが目立たない場合: ○ フレーキングがあり、やや目立つ場合: △ フレーキングが目立つ場合: ×
【0066】(iii) 柔らかさ 上記と同様に作製した板トレス(日本人女性のバージン
ヘアの束、長さ10cm、1g)の毛髪に、実施例及び
比較例のセットローションを、浴比(毛髪:セットロー
ション)1:0.2で塗布し、自然乾燥させた後、板ト
レスの柔らかさを専門パネラーの触感試験により、次の
ように4段階に評価した。
【0067】 柔らかい場合: ◎ やや柔らかい場合: ○ 普通の場合: △ 硬い場合: ×
【0068】
【表3】 吸湿時のセット保持力 フレーキングの少なさ 柔らかさ 実施例1 ○ ◎ ◎ 実施例2 ○ ◎ ◎ 実施例3 ○ ◎ ◎ 比較例1 × × ○ 比較例2 × × × 比較例3 × △ × 比較例4 × ○ × 表3の結果から、水蒸気透過係数が、0.8×10-3
・m-1・hr-1以下であり、低弾性率の皮膜を形成する
ポリマーを配合した実施例のセットローションにより毛
髪をセットすると、優れたセット保持力が得られ、か
つ、柔らかな感触も得られることがわかる。
【0069】実施例4 表4の処方2のヘアセットフォーム原液を、各成分を混
合することにより調製た。
【0070】
【表4】[処方2(原液)] (成分) (重量%) アニオン化ポリビニルアルコール(HL12E,クラレ(株)製) 3 N-ヤシ油脂肪酸アシル- L-ク゛ルタミン酸モノトリエタノールアミン 0.3 (アミソフト CT12、味の素(株)製) プロピレングリコール 0.1 α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 0.1 8−アセチルショ糖変性アルコール 10.0 香料 微量 イオン交換水 バランス 得られた原液と、噴射剤として液化石油ガスとを、原
液:噴射剤=85:15の比率で混合し、ヘアセットフ
ォームを得た。
【0071】このヘアセットフォームについて、実施例
1と同様にして (i)吸湿時のセット保持力、(ii)フレー
キングの少なさ、(iii) 柔らかさを評価した。その結
果、セット効率は、75%であり、優れたセット保持力
を有することがわかった。また、フレーキングと柔らか
さの評価は共に◎であった。
【0072】実施例5 表5の処方3のヘアセットスプレー原液を、各成分を混
合することにより調製した。
【0073】
【表5】[処方3(原液)] (成分) (重量%) アニオン化ポリビニルアルコール(HL12E,クラレ(株)製) 2 α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 0.1 スクワラン 0.2 プロピレングリコール 0.5 イオン交換水 20.0 香料 微量 8−アセチルショ糖変性アルコール バランス 得られた原液と、噴射剤として液化石油ガスを、原液:
噴射剤=50:50の比率で混合し、ヘアセットスプレ
ーを得た。
【0074】このヘアセットスプレーについて、実施例
1と同様にして (i)吸湿時のセット保持力、(ii)フレー
キングの少なさ、(iii) 柔らかさを評価した。その結
果、セット効率は、77%であり、優れたセット保持力
を有することがわかった。また、フレーキングと柔らか
さの評価は共に◎であった。
【0075】実施例6 表6の処方4のヘアセットジェルを、各成分を混合する
ことにより調製した。
【0076】
【表6】[処方4(原液)] (成分) (重量%) アニオン化ポリビニルアルコール(M115,クラレ(株)製) 0.5 アニオン化ポリビニルアルコール(HL12E,クラレ(株)製) 3 カルボキシビニルポリマー 1.0 トリエタノールアミン(89%) 1.2 α−モノイソステアリルグリセリルエーテル 0.1 プロピレングリコール 1.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 香料 微量 イオン交換水 バランス 得られた原液と、ヘアセットジェルについて、実施例1
と同様にして (i)吸湿時のセット保持力、(ii)フレーキ
ングの少なさ、(iii) 柔らかさを評価した。その結果、
セット効率は、80%であり、優れたセット保持力を有
することがわかった。また、フレーキングと柔らかさの
評価は共に◎であった。
【0077】
【発明の効果】本発明の毛髪処理組成物によれば、毛髪
に自然な風合いを保持させつつ、優れたセット保持力を
付与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湿度勾配とウェーブの崩れ率との関係図であ
る。
【図2】セット形成湿度(=セット解除湿度)と、ウェ
ーブの崩れ率又は自由水含量との関係図である。
【図3】セット形成湿度とウェーブ率との関係図であ
る。
【図4】セット形成湿度とウェーブ率との関係図であ
る。
【図5】セット形成湿度とウェーブ率との関係図であ
る。
【図6】ウェーブの崩れ率の測定方法の説明図である。
【図7】ポリマー皮膜の透湿度の評価方法の説明図であ
る。
【図8】セット効率の測定方法の説明図である。
【符号の説明】
1 毛髪 2 両面テープ 3 毛束 4 ガラスロッド 5 両面テープ 6 固定面 7 アクリル板 8 板トレス 11 カップ 12 吸湿剤 13 ポリマー 14 封鎖ロウ 15 グローボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−277211(JP,A) 特開 平9−87151(JP,A) 特開 昭57−116006(JP,A) 特開 昭60−202103(JP,A) 特開 平7−187964(JP,A) 特開 昭53−15437(JP,A) 特開 昭51−106747(JP,A) 特開 昭60−126212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防湿包装材料の透湿度試験法JIS−Z
    0208(但し、測定条件:温度20℃、相対湿度90
    %)により測定した透湿度に基づく、皮膜の水蒸気に対
    する透過係数が0.8×10-3g・m-1・hr-1以下
    あり且つ皮膜の弾性率(20℃、相対湿度65%)が
    0.01×10 7 Pa以上7×10 7 Pa以下となるポリ
    マー皮膜を形成するビニルアルコール・イタコン酸ラン
    ダム共重合体を含有する毛髪処理組成物。
  2. 【請求項2】 ポリマーを構成する全モノマーに対し、
    イタコン酸モノマーの比率が50%以下である請求項
    記載の毛髪処理組成物。
JP30378595A 1995-10-28 1995-10-28 毛髪処理組成物 Expired - Lifetime JP3528373B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30378595A JP3528373B2 (ja) 1995-10-28 1995-10-28 毛髪処理組成物
US08/734,263 US5985254A (en) 1995-10-28 1996-10-21 Hair treatment composition
TW085112883A TW516963B (en) 1995-10-28 1996-10-22 Hair treatment composition
EP96117107A EP0773015B1 (en) 1995-10-28 1996-10-24 Hair treatment composition
DE1996631279 DE69631279T2 (de) 1995-10-28 1996-10-24 Haarpflegemittel
CN96123358A CN1117557C (zh) 1995-10-28 1996-10-28 头发调理组合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30378595A JP3528373B2 (ja) 1995-10-28 1995-10-28 毛髪処理組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09124448A JPH09124448A (ja) 1997-05-13
JP3528373B2 true JP3528373B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=17925268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30378595A Expired - Lifetime JP3528373B2 (ja) 1995-10-28 1995-10-28 毛髪処理組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5985254A (ja)
EP (1) EP0773015B1 (ja)
JP (1) JP3528373B2 (ja)
CN (1) CN1117557C (ja)
DE (1) DE69631279T2 (ja)
TW (1) TW516963B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6372601B1 (en) 1998-09-03 2002-04-16 Micron Technology, Inc. Isolation region forming methods
US6514918B1 (en) 2000-08-18 2003-02-04 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Viscous, mild, and effective cleansing compositions
DE102004046223A1 (de) * 2004-09-22 2006-03-23 Henkel Kgaa Pflegende Haarbehandlungsmittel mit Polyvinylalkohol
JP2012036130A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Kao Corp 整髪方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2404046C3 (de) * 1974-01-29 1984-07-26 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Verwendung von Carboxyl- bzw. Carboxylat- und Hydroxylgruppen aufweisenden Polymeren als Hautfeuchthaltemittel
JPS57116006A (en) * 1981-01-09 1982-07-19 Kuraray Co Ltd Additive for cosmetic
LU83350A1 (fr) * 1981-05-08 1983-03-24 Oreal Composition destinee au traitement des fibres keratiniques a base de polymere cationique et de polymere anionique a groupements vinylsulfoniques et procede de traitement la mettant en oeuvre
US4690817A (en) * 1983-10-07 1987-09-01 Ici Americas Inc. Quaternary nitrogen containing polyvinyl alcohol polymers for use in skin conditioning, cosmetic and pharmaceutical formulations
US4689217A (en) * 1983-10-07 1987-08-25 Ici Americas Inc. Amine and ammonium nitrogen containing polyvinyl alcohol polymers having improved lipophilic properties for use in skin conditioning, cosmetic and pharmaceutical formulations
DE3479504D1 (en) * 1983-10-07 1989-09-28 Ici America Inc Modified polyvinyl alcohol polymers
JPS60202103A (ja) * 1984-03-27 1985-10-12 Kuraray Co Ltd 化粧料用添加剤
JPS61261341A (ja) * 1985-05-15 1986-11-19 Nitto Electric Ind Co Ltd 含水弾性体組成物
JPS6335511A (ja) * 1986-07-30 1988-02-16 Shiseido Co Ltd パツク化粧料
GB8618634D0 (en) * 1986-07-30 1986-09-10 Unilever Plc Treatment of keratinous fibres
US5112886A (en) * 1986-09-26 1992-05-12 Ici Americas Inc. Allantoin salts of quaternary nitrogen containing polymers for use in skin conditioning, cosmetic and pharmaceutical formulations
US5338541A (en) * 1992-10-15 1994-08-16 Calgon Corporation Dual cationic terpolymers providing superior conditioning properties in hair, skin and nail care products
EP0640643B1 (en) 1993-08-10 2000-04-26 Kao Corporation Organopolysiloxanes and a method of setting hair using the same

Also Published As

Publication number Publication date
DE69631279D1 (de) 2004-02-12
CN1159911A (zh) 1997-09-24
DE69631279T2 (de) 2004-11-18
EP0773015A2 (en) 1997-05-14
TW516963B (en) 2003-01-11
EP0773015B1 (en) 2004-01-07
CN1117557C (zh) 2003-08-13
US5985254A (en) 1999-11-16
JPH09124448A (ja) 1997-05-13
EP0773015A3 (en) 1998-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4059688A (en) Hair fixing compositions containing fluoroterpolymers and method
EP0219830A2 (en) Hair treating composition containing cationic organic polymer and carboxyfunctional silicone
JPH0478608B2 (ja)
WO2009079288A1 (en) Hair styling compositions and methods of use
EP2331059A2 (en) Method for strengthening keratinous fibers
US20110180092A1 (en) Hair styling method
JP2005120045A (ja) 毛髪用化粧料組成物
MX2011002351A (es) Metodos para estilizacion del cabello.
JP3528373B2 (ja) 毛髪処理組成物
JP2004346040A (ja) 毛髪化粧料、ダメージヘア用スタイリング剤およびヘアケア・スタイリング方法
JP4477756B2 (ja) 泡沫状頭髪化粧料
JP6116353B2 (ja) 毛髪化粧料
JP3606490B2 (ja) 整髪用樹脂組成物
WO2008074003A1 (en) Hair styling composition
JP5548384B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2010001287A (ja) 整髪方法
JPH06100418A (ja) 毛髪化粧料
JP3513483B2 (ja) 整髪剤組成物
JPS62226919A (ja) 毛髪化粧料
CN117731556B (zh) 一种定型发胶及其制备方法
JP4443813B2 (ja) 毛髪化粧料
JPS60130508A (ja) 毛髪化粧料組成物
KR100661700B1 (ko) 헤어스프레이 조성물
JP3342546B2 (ja) 毛髪用洗浄剤組成物
JP6284777B2 (ja) 毛髪化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040216

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9