JP3527347B2 - 蓋付きキャップの弾性反転型ヒンジ - Google Patents

蓋付きキャップの弾性反転型ヒンジ

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JP3527347B2 JP35041295A JP35041295A JP3527347B2 JP 3527347 B2 JP3527347 B2 JP 3527347B2 JP 35041295 A JP35041295 A JP 35041295A JP 35041295 A JP35041295 A JP 35041295A JP 3527347 B2 JP3527347 B2 JP 3527347B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂により一
体成形した蓋付きキャップの弾性反転型ヒンジに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、合成樹脂により一体成形した蓋付
きキャップに、一片のヒンジ片から成る弾性反転型ヒン
ジを用いた次のようなものがある。 実開平4-68850 号公報の蓋付きキャップ この蓋付きキャップは、上面に口部を開口したキャップ
本体の上に、その口部を開閉する蓋体を配し、該蓋体の
外面及びキャップ本体の周壁外面を共通の一の球面状に
形成し、その蓋体の後部を一片のヒンジ片から成る弾性
反転型ヒンジを介してキャップ本体の後部に開閉自在に
連設し、これら全体を合成樹脂により一体成形したもの
である。この場合の弾性反転型ヒンジは、キャップ本体
の後部と蓋体の後部との間に介在させたヒンジ片が、閉
蓋時に、幅広の上端部においてキャップ本体に抱き付く
ような状態に彎曲してキャップ本体の周壁の後面上部に
形成した一定のヒンジ用凹所に納まり、開蓋時に、後方
へ逆彎曲に弾性変形するものであるが、そのヒンジ用凹
所は、上端が幅広で、下端へと次第に幅狭となり、か
つ、キャップ本体の球面状の周壁外面に沿う縦浅溝であ
って、下端を、その球面状周壁外面の後面中央部分に形
成した小さな垂直平坦面、つまり、その球面状周壁外面
を後面中央部分で部分的に垂直に切り落として形成した
垂直平坦面の上縁に位置させることで、その平面形状が
一字状で背面形状が上方へ凸の円弧をなすものとし、該
ヒンジ用凹所内に、該凹所の形状に適合させて上端が幅
広で、下端までが次第に狭くなる彎曲板状の弾性変形可
能なヒンジ片を内装して、該ヒンジ片の下端をその縦浅
溝の下端に、双方の形状に適合して平面形状が一字状で
背面形状が上方へ凸の円弧をなす第1薄肉ヒンジ部を介
して連設し、また、ヒンジ片の上端を蓋体の後縁部に、
双方の形状に適合して平面形状が後方へ凸の円弧で背面
形状が一字状をなす第2薄肉ヒンジ部を介して連設して
いる。而して、蓋体の開閉に伴い、ヒンジ片には、第1
薄肉ヒンジ部を基準に回動させて、平ら乃至ほぼ平らな
状態に開いた状態(思案点)を境に、後方へ又は前方へ
と弾性反転(彎曲形態を逆転)させるようにしている。 【0003】 実開平2-102368号公報の蓋付きキャッ
プ この蓋付きキャップは、上面に口部を開口した円筒状の
キャップ本体の上に、同径の短円筒状でその口部を開閉
する蓋体を配し、該蓋体の後部を一片のヒンジ片から成
る弾性反転型ヒンジを介してキャップ本体の後部に開閉
自在に連設し、これら全体を合成樹脂により一体成形し
たものである。この場合の弾性反転型ヒンジは、キャッ
プ本体の後部と蓋体の後部との間に介在させたヒンジ片
が、閉蓋時に、両溝壁を前方に向けて直立する横断面台
形状の縦溝形の縦板であって、キャップ本体の後面上部
にその縦溝形に対応させて形成したヒンジ用凹所に納ま
り、開蓋時に、後方へと倒れて四角錐台形状に弾性反転
するようにしており、その四角錐台形状の各稜線に相当
する各所に薄肉ヒンジ部を形成し、その四角錐台形状の
一面に相当する部分を上記ヒンジ用凹所の下部に、か
つ、他面に相当する部分を蓋体の後縁にそれぞれ連設し
ている。而して、蓋体の開閉に伴い、そのヒンジ片に
は、両溝壁が前方に向かって直立する横断面台形状の縦
溝形から四角錐台形状へ、また、四角錐台形状から両溝
壁が前方に向かって直立する横断面台形状の縦溝形へ、
それぞれ弾性反転させるようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の弾性
反転型ヒンジの場合、上述の構成により、基準となる第
1薄肉ヒンジ部が背面形状で上方に凸の状態にて仮想垂
直面内に直立し、この仮想垂直面内にヒンジ片及び第2
薄肉ヒンジ部の弾性反転の思案点が形成されることにな
って、思案点が前寄りとなってしまうために、キャップ
本体乃至蓋体を球面状等にして第2薄肉ヒンジ部をも前
寄りにしなければならず、円筒状の蓋付きキャップにこ
れを採用することは困難である。しかも、ヒンジ片が下
端へ向かって次第に幅狭のものであるため、閉蓋態勢で
の強力な保持力を期待できず、強力な閉口が要求される
広口の口部を備えたものなどには不向きである。また、
上記の弾性反転型ヒンジの場合、弾性反転に際して、
ヒンジ片に無理な伸び縮みが要求されて、ヒンジ片及び
薄肉ヒンジ部に大きな負担が掛かり、かつ、その操作が
重くなり、円滑性に欠けるものとなり、適用範囲も自ず
から制限されることとなる。更には、蓋体にヒンジ片に
対応した切込みを要して密閉性に欠けるものとなること
もある。加えて、上記及びのいずれの場合にも、閉
蓋時の背面形状がヒンジ片に対応して特殊な形態となっ
て、美麗な円筒面を形成できない等の不都合がある。本
発明はこれらの問題点を解決しようとするものである。 【0005】 【0006】【課題を解決するための手段】本 発明は、上面に広口の
口部11を開口した円筒状のキャップ本体1の上に、該キ
ャップ本体の平面形状に適合する円形の平面形状をなし
て上記口部11を開閉する蓋体2を配し、該蓋体を後部で
弾性反転型ヒンジ3を介して上記キャップ本体1の後部
に開閉自在に連設し、該キャップ本体1の上面の周縁に
蓋体周縁嵌合段部13を周設し、これら全体を合成樹脂に
より一体成形した蓋付きキャップの弾性反転型ヒンジに
おいて、前記キャップ本体1の周壁12の後面上部に、上
端開放、下端閉塞の幅広の縦浅溝であって、該縦浅溝全
体の平面形状がその周壁12に沿った円弧をなし、かつ、
縦浅溝下端の背面形状が上方へ凸の円弧をなすヒンジ用
凹所31を形成し、該ヒンジ用凹所内に、該凹所の形状に
適合する幅広縦板であって、全体的平面形状が上記周壁
12に沿った円弧で下端の背面形状が上方へ凸の円弧をな
す弾性変形可能なヒンジ片32を内装するとともに、該ヒ
ンジ片の下端をその縦浅溝31の下端に、これら下端の形
状に適合して平面形状が後方へ凸の円弧で背面形状が上
方へ凸の円弧をなす第1薄肉ヒンジ部33を介して連設
し、また、上記蓋体2の後縁部を上記ヒンジ片32の上端
に、双方の平面形状に適合して平面形状が後方へ凸の円
弧で背面形状が一字状をなす第2薄肉ヒンジ部34を介し
て連設し、該第2薄肉ヒンジ部34を三日月状薄肉細片部
341 としたことを特徴とする。 【0007】如上の構成であるから、発明にあって
は、弾性反転型ヒンジ3は、蓋体2の開蓋及び閉蓋に伴
い、ヒンジ片32乃至第2薄肉ヒンジ34が第1薄肉ヒンジ
部33を基準として前後に弾性反転するが、この第1薄肉
ヒンジ部33が背面形状において上方へ凸の円弧であるだ
けでなく、平面形状においてキャップ本体1の周壁12に
沿って後方へ凸の円弧をなすものであるから、背面形状
において上方へ凸の第1薄肉ヒンジ部33が後方へ傾倒し
て全体的に仮想傾斜面A内に形成された状態となり、こ
の仮想傾斜面内にヒンジ片32及び第2薄肉ヒンジ部34に
おける弾性反転の思案点が形成されることとなって、こ
の仮想傾斜面A内をヒンジ片32と第2薄肉ヒンジ部34と
が全体的に平ら乃至ほぼ平らに広がった状態で通過し、
これを境に、ヒンジ片32及び第2薄肉ヒンジ部34の彎曲
形態が前方又は後方へと弾性反転する。また、このこと
は、弾性反転型ヒンジ3の思案点を後退させることにな
って、蓋体2の広範かつ十分な開閉動を可能にし、更
に、その蓋体2の閉蓋態勢では、第2薄肉ヒンジ部34、
ヒンジ片32及び第1薄肉ヒンジ部33が各平面形状の円弧
において一線上に重なった状態に揃うこととなるから、
ヒンジ片32の各所に生ずる張力が蓋体2に対し各所で直
角(垂直)に作用して、蓋体2の口部11が広口であって
も、確実かつ十分な閉蓋を可能にする。 【0008】加えて、発明にあっては、第2薄肉ヒン
ジ部34における三日月状薄肉細片部341 は、上記仮想傾
斜面内の思案点において、第2薄肉ヒンジ部34の屈曲範
囲を広めて、操作、動作を、軽く、ソフトかつスムーズ
なものにする。 【0009】 【発明の実施の形態】図面は、発明に係る実施の形態
を示している。図において、1は、上面に広口の口部11
を開口した円筒状のキャップ本体、2は、該キャップ本
体の上に上記口部11を開閉するよう配し、かつ、キャッ
プ本体の平面形状に適合させて円形の平面形状に形成し
た蓋体、3は、該蓋体の後部を上記キャップ本体1の後
部に開閉自在に連設した弾性反転型ヒンジであり、これ
らは、合成樹脂により一体成形して成る。キャップ本体
1は、頂壁14の上面中央に口縁を拡開した広口注出筒を
突設して広口の口部11を形成し、該口部の周りで、頂壁
14の上面周縁に蓋体周縁嵌合段部13を周設し、頂壁14の
周縁から周壁12を垂設している。蓋体2は、頂壁21の周
縁から短周壁22を垂設し、該短周壁の周縁を上記蓋体周
縁嵌合段部13に着脱自在に嵌合させ、頂壁21を上記口部
11へ当接させて閉口させるようにしている。 【0010】弾性反転型ヒンジ3は、上記キャップ本体
1の周壁12の後面上部に、上端開放、下端閉塞の幅広の
縦浅溝から成るヒンジ用凹所31であって、該縦浅溝全体
の平面形状がその周壁12に沿った円弧をなし、縦浅溝下
端の背面形状が上方へ凸の円弧をなすヒンジ用凹所31を
形成しており、該ヒンジ用凹所内に、該凹所の形状に適
合する広幅縦板であって、全体的平面形状が円弧状で下
端の背面形状が上方へ凸の円弧をなす弾性変形可能なヒ
ンジ片32を内装し、該ヒンジ片の下端をその縦浅溝31の
下端に、これら下端の形状に適合して平面形状が上記周
壁12に沿った後方へ凸の円弧で背面形状が上方へ凸の円
弧をなす第1薄肉ヒンジ部33を介して連設し、また、上
記蓋体2の短周壁22の後縁部を上記ヒンジ片32の上端
に、双方の平面形状に適合して平面形状が後方へ凸の円
弧で背面形状が一字状をなす第2薄肉ヒンジ部34を介し
て連設し、そして、該第2薄肉ヒンジ部34を三日月状薄
肉細片部341 としている。なお、第2薄肉ヒンジ部34
は、結果的に上記蓋体周縁嵌合段部13と同レベルとな
る。第1薄肉ヒンジ33と第2薄肉ヒンジ34は、中央部で
接するようにしているが(図5)、上下に離間させるよ
うにすることも可能である。 【0011】如上の構成であり、図1の閉蓋態勢では、
蓋体2の短周壁22の周縁がキャップ本体1の蓋体周縁嵌
合段部13に嵌まり、かつ、蓋体2の頂壁21がキャップ本
体1の口部11を閉じている。そして、弾性反転型ヒンジ
3のヒンジ片32がキャップ本体1の縦浅溝31内に納ま
り、該ヒンジ片32の外面がキャップ本体1の周壁12の外
周形状と面一の円弧面となり、キャップ本体1と一の円
筒状外周形状をなして、見映えのよい外観を呈する。ま
た、この閉蓋態勢では、第2薄肉ヒンジ部34及びヒンジ
片32が第1薄肉ヒンジ部33と各平面形状の円弧において
一線上に重なった状態に揃い、ヒンジ片32の各所に生ず
る張力が蓋体2に対し各所で直角(垂直)に作用する。
したがって、蓋体2の口部11が広口であってもこれを確
実かつ十分に閉じることができる。この図1の閉蓋態勢
において、蓋体2を開蓋させると、途中、弾性反転型ヒ
ンジ3が弾性反転して、図2の開蓋態勢となる。この開
蓋態勢及び図1の閉蓋態勢では、弾性反転型ヒンジ3に
より、その弾力及び保持力で蓋体2の適正な位置を維持
確保することができる。 【0012】蓋体2を開閉動させるときは、蓋体2を指
でつまんで回動させればよいが、この際、弾性反転型ヒ
ンジ3は、その蓋体2の開蓋及び閉蓋に伴い、ヒンジ片
32乃至第2薄肉ヒンジ34が第1薄肉ヒンジ部33を基準と
して前後に弾性反転する。これを更に詳細に説明する
と、第1薄肉ヒンジ部33が背面形状において上方へ凸の
円弧をなすものであるとともに、平面形状においてキャ
ップ本体1の周壁12に沿って後方へ凸の円弧をなすもの
であるから、背面形状において上方へ凸の第1薄肉ヒン
ジ部33が後方へと傾倒した状態となる。換言すれば、図
4に示すように、第1薄肉ヒンジ部33は、全体的に、わ
ずかに後方へ彎曲した仮想傾斜面A内に形成された状態
となり、したがって、この仮想傾斜面A内にヒンジ片32
及び第2薄肉ヒンジ部34における弾性反転の思案点が存
在することとなる。つまり、蓋体2の開閉動に伴い、ヒ
ンジ片32と第2薄肉ヒンジ部34との右半と左半が全体的
に平ら乃至ほぼ平らに延びた状態に強制的に弾性変形さ
れて、その仮想傾斜面A内に同化しかつ通過して、これ
を境に、自体の弾力が強力に作用し、ヒンジ片32及び第
2薄肉ヒンジ部34の彎曲形態が瞬時に前方又は後方へと
弾性反転する。そして、そのような仮想傾斜面Aは、結
果的に弾性反転型ヒンジ3の思案点を後方へと移動させ
ることになり、蓋体2には、広範かつ十分な開閉動を得
ることができる。更に、そうしたなかで、第2薄肉ヒン
ジ部34を三日月状薄肉細片部341 としているので、第2
薄肉ヒンジ部34が上記仮想傾斜面A内の思案点を通過す
る際、この第2薄肉ヒンジ部34の屈曲範囲が広まって、
弾性反転が容易になり、したがって、操作、動作を、軽
く、ソフトかつスムーズなものにすることができる。 【0013】 【発明の効果】発明によれば、既述構成とすることに
より、次の効果を奏する。 (1) 閉蓋態勢でキャップ本体1乃至蓋体2を共通の一の
円筒状のものにでき、キャップ本体1及び蓋体2の外周
面は勿論、ヒンジ片32の外面も面一の円弧面とすること
ができて、全周面において、異形部のない、違和感のな
い、美麗な見映えのよい外観を呈するものにできる。 (2) 閉蓋態勢において、第2薄肉ヒンジ部34、ヒンジ片
32、第1薄肉ヒンジ部33が、各平面形状の円弧において
一線上に重なった状態に揃うので、ヒンジ片32の各所に
生ずる張力を蓋体2に対し各所で直角(垂直)に作用さ
せることができ、蓋体2に強力に閉口させることがで
き、キャップ本体1の口部11が広口であってもこれを確
実かつ十分に閉じることができる。しかも、蓋体2には
一切切込み等を要しないから高い密閉性を確保できる。
また、開蓋態勢においても、その弾力及び保持力で蓋体
2の適正な位置を維持確保することができる。 (3) 回動の基準となる第1薄肉ヒンジ部33が全体的に後
方へ傾倒した仮想傾斜面A内に形成された状態となり、
この仮想傾斜面A内にヒンジ片32及び第2薄肉ヒンジ部
34における弾性反転の思案点が存在するから、思案点を
後方に位置させることができて、蓋体2には広範かつ十
分な開閉動を得ることができる。また、これにより、第
2薄肉ヒンジ部34を前方へ位置させる必要はなく、キャ
ップ本体1乃至蓋体2を支障なく円筒状に形成できる。 (4) 弾性反転に際して、ヒンジ片32、第1薄肉ヒンジ部
33及び第2薄肉ヒンジ部34には無理な伸び縮みが要求さ
れず、ヒンジ片及び薄肉ヒンジ部に大きな負担が掛から
ない。したがって、操作が重くなることも、円滑性に欠
けることもなく、各種のものに広範囲に適用できる。 【0014】更に、発明によれば、第2薄肉ヒンジ部
34を三日月状薄肉細片部341 としているから、この第2
薄肉ヒンジ部34において、思案点通過の際の屈曲範囲を
広めることができて、弾性反転を容易なものにでき、そ
の操作、動作を軽く、ソフトかつスムーズなものにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 請求項1及び請求項2の発明に係る蓋付きキ
ャップの弾性反転型ヒンジの実施の形態を示す閉蓋態勢
の斜視図である。 【図2】 同実施の形態における開蓋態勢の斜視図であ
る。 【図3】 同実施の形態における開蓋態勢の要部拡大平
面図である。 【図4】 同実施の形態における開蓋態勢の要部拡大側
面図である。 【図5】 同実施の形態における閉蓋態勢の要部拡大中
央縦断側面図である。 【図6】 同実施の形態における開蓋態勢の要部拡大中
央縦断側面図である。 【符号の説明】 1…キャップ本体 11…口部 12…周壁 13…蓋体周縁嵌合段
部 14…頂壁 2…蓋体 21…頂壁 22…短周壁 3…弾性反転型ヒンジ 31…ヒンジ用凹所 32…ヒンジ片 33…第1薄肉ヒンジ
部 34…第2薄肉ヒンジ部 341…三日月状薄肉細
片部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 上面に広口の口部11を開口した円筒状の
    キャップ本体1の上に、該キャップ本体の平面形状に適
    合する円形の平面形状をなして上記口部11を開閉する蓋
    体2を配し、該蓋体を後部で弾性反転型ヒンジ3を介し
    て上記キャップ本体1の後部に開閉自在に連設し、該キ
    ャップ本体1の上面の周縁に蓋体周縁嵌合段部13を周設
    し、これら全体を合成樹脂により一体成形した蓋付きキ
    ャップの弾性反転型ヒンジにおいて、前記キャップ本体
    1の周壁12の後面上部に、上端開放、下端閉塞の幅広の
    縦浅溝であって、該縦浅溝全体の平面形状がその周壁12
    に沿った円弧をなし、かつ、縦浅溝下端の背面形状が上
    方へ凸の円弧をなすヒンジ用凹所31を形成し、該ヒンジ
    用凹所内に、該凹所の形状に適合する幅広縦板であっ
    て、全体的平面形状が上記周壁12に沿った円弧で下端の
    背面形状が上方へ凸の円弧をなす弾性変形可能なヒンジ
    片32を内装するとともに、該ヒンジ片の下端をその縦浅
    溝31の下端に、これら下端の形状に適合して平面形状が
    後方へ凸の円弧で背面形状が上方へ凸の円弧をなす第1
    薄肉ヒンジ部33を介して連設し、また、上記蓋体2の後
    縁部を上記ヒンジ片32の上端に、双方の平面形状に適合
    して平面形状が後方へ凸の円弧で背面形状が一字状をな
    す第2薄肉ヒンジ部34を介して連設し、該第2薄肉ヒン
    ジ部34を三日月状薄肉細片部341 としたことを特徴とす
    る蓋付きキャップの弾性反転型ヒンジ。
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