JP3527326B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3527326B2
JP3527326B2 JP20370095A JP20370095A JP3527326B2 JP 3527326 B2 JP3527326 B2 JP 3527326B2 JP 20370095 A JP20370095 A JP 20370095A JP 20370095 A JP20370095 A JP 20370095A JP 3527326 B2 JP3527326 B2 JP 3527326B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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  • Image Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,デジタル複写機,
ファクシミリ装置,スキャナ,画像ファイリング装置等
に使用される画像処理装置に関し,より詳細には,複写
禁止文書の不正複写を防止する機能を有した画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,画像処理技術・画像形成技術の向
上によって,デジタルカラー複写機で複写したコピー紙
幣と実際の紙幣とが容易に区別できないほど精巧に複写
できるようになっている。このため,紙幣,有価証券等
のように複写が禁止されている特殊原稿を判別し,特殊
原稿の場合に違法複写を禁止するようにしたデジタルカ
ラー複写機が実用化されている。
【0003】このような紙幣,有価証券等の特殊原稿を
判別する方法としては,入力した画像データとあらかじ
め登録してある特定のマーク(パターンデータ)とをパ
ターンマッチング法で比較し,特定のマークが存在する
場合に原稿が特殊原稿であると判別する方法や,また,
特開平4−54681号公報に示されるように,色相分
布によるヒストグラムの形状を比較して判別する方法等
が提案されている。
【0004】一方,企業のオフィス等においては,紙幣
や,有価証券等の特殊原稿以外の一般の文書の場合に
も,文書の内容の重要度や,機密保持の観点から,複写
が禁止されている文書(以下,複写禁止文書と記載す
る)が多数存在する。一般に,このような複写禁止文書
には,マル秘の印鑑や,複写禁止のマーク等が押印され
ており,複写可能な文書と区別するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来,
複写禁止文書にマル秘の印鑑や,複写禁止のマーク等を
押印し,利用者に複写禁止文書であることを認識させ
て,利用者が禁止を守ることを前提として当該複写禁止
文書の複写を禁止させているため,実質的に複写を禁止
できるものではなく,例えば,利用者が複写機を用いて
複写することが可能であり,ファクシミリ装置を用いて
ファクシミリ送信することが可能であり,さらに,画像
ファイリング装置に入力して保存することも可能である
という問題点があった。
【0006】また,上記従来の特殊原稿を判別する方法
を,複写禁止文書の判別に適用して,複写禁止文書の複
写を禁止する装置を構成することが考えられるが,例え
ば,パターンマッチング法でマル秘の印鑑や,複写禁止
のマークを判別して,複写禁止文書の複写を禁止する場
合には,マル秘の印鑑や,複写禁止のマークの部分を紙
等で覆い隠して複写された場合に判別ができず,複写禁
止文書の複写禁止を行えないという問題点が発生する。
【0007】また,色相分布によるヒストグラムの形状
を比較して判別する場合には,白黒の2値データとして
画像情報を扱う装置に適用することができないという問
題点や,様々な複写禁止文書が存在し,かつ,それらの
色相分布によるヒストグラムの形状に必ずしも共通性が
ないため,複写禁止文書の判別自体が充分に行えなくな
るという問題点が発生する。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,複写禁止文書の判別を確実に行って,複写禁止文書
の画像情報の複写・転送・保存・入力を確実に禁止する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,請求項1に係る画像処理装置にあって
は,入力した画像情報に対して,シェーディング補正処
理,フィルタ処理,変倍処理,γ補正処理,階調処理等
を施す画像処理装置において,前記画像情報を構成する
個々の画素データ毎に,注目画素データとそれに隣接す
る画素データとから,前記注目画素が黒ピークであるか
否かを検出する黒ピーク検出手段と,前記黒ピーク検出
手段の結果を入力して,注目画素データを中心とする一
定面積中の黒ピーク密度があらかじめ決められた複写禁
止パターンの黒ピーク密度と一致するか否かを判定する
黒ピーク密度判定手段と,前記画像情報を入力して白地
領域を検出する白地領域検出手段と,前記画像情報を入
力してエッジ領域を検出するエッジ領域検出手段と,前
記黒ピーク密度判定手段の判定結果および白地領域検出
手段の検出結果を入力して,複写禁止パターンの黒ピー
ク密度と一致する画素であると判定された注目画素デー
タから一定距離離れた周囲に所定の大きさの白地領域が
存在するか否かを判定する周辺白地領域判定手段と,前
記黒ピーク密度判定手段の判定結果およびエッジ領域検
出手段の検出結果を入力して,複写禁止パターンの黒ピ
ーク密度と一致する画素であると判定された注目画素デ
ータが網グラフあるいは網かけ文字領域画素であるか否
かを判定する網グラフ/網かけ文字領域判定手段と,前
記黒ピーク密度判定手段の判定結果を入力して,複写禁
止パターンの黒ピーク密度と一致する画素であると判定
された注目画素データが,地汚れ等に起因する不正ピー
ク領域画素であるか否かを判定する不正ピーク領域判定
手段と,前記黒ピーク密度判定手段の判定結果,周辺白
地領域判定手段の判定結果,網グラフ/網かけ文字領域
判定手段の判定結果および不正ピーク領域の判定結果に
基づいて,注目画素データが複写禁止パターンの一部で
あるか否かを判定する注目画素データ判定手段と,前記
注目画素データ判定手段によって複写禁止パターンの一
部であると判定された画素データの数に基づいて,前記
画像情報が複写禁止文書であるか否かを判定する複写禁
止文書判定手段とを具備するものである。
【0010】また,請求項2に係る画像処理装置にあっ
ては,複写禁止文書であることを示す複写禁止パターン
を印字する複写禁止パターン印字手段を,さらに備えた
ものである。
【0011】また,請求項3に係る画像処理装置にあっ
ては,前記複写禁止文書は,前記複写禁止パターン印字
手段によってあらかじめ紙面全体に複写禁止パターンを
印字した紙を用いるか,あるいは複写禁止パターンを複
写した紙を用いて作成されており,前記複写禁止文書判
定手段で複写禁止文書であるか否かを判定するものであ
る。
【0012】また,請求項4に係る画像処理装置にあっ
ては,前記複写禁止文書は,前記複写禁止パターン印字
手段によりあらかじめ紙面全体に複写禁止パターンを印
字した紙を用いて作成されるか,あるいは,前記複写禁
止手段により複写時に紙面全体に複写禁止パターンを印
字することにより作成されており,前記複写禁止文書判
定手段により複写禁止文書であるか否かが判定され,前
記不正ピーク領域判定手段は,注目画素を含む第1の領
域の黒ピーク密度が第1の閾値以上である時に,注目画
素を不正ピーク領域候補画素とし,かつ,注目画素を含
む第2の領域に前記不正ピーク領域候補画素が第2の閾
値以上あるとき該第2の領域を不正ピーク領域候補ブロ
ックとし,かつ,第3の領域中に前記不正ピーク領域候
補ブロックが第3の閾値以上あるとき,注目画素を含む
第2の領域を不正ピーク領域と判定し,かつ,前記第1
の閾値が前記黒ピーク密度判定手段に用いる閾値よりも
小さいものである。
【0013】また,請求項5に係る画像処理装置にあっ
ては,前記不正ピーク領域判定手段に用いる第1の領域
を,前記黒ピーク密度判定手段に用いる領域と同じとす
るものである。
【0014】また,請求項6に係る画像処理装置にあっ
ては,前記不正ピーク領域判定手段に用いる第3の領域
を,前記不正ピーク領域判定手段に用いる第2の領域を
主走査方向に連続した領域とするものである。
【0015】また,請求項7に係る画像処理装置にあっ
ては,画像変倍時の場合,前記不正ピーク領域判定手段
において,注目画素を含む前記第1の領域を,スキャナ
走行方向において変更するものである。
【0016】また,請求項8に係る画像処理装置にあっ
ては,前記不正ピーク領域判定手段は,画像拡大時の場
合,入力した画像情報から副走査方向のラインの間引き
を行った画像情報を用いて,不正ピーク領域であるか否
かを判定するものである。
【0017】また,請求項9に係る画像処理装置にあっ
ては,入力した画像情報に対して,シェーディング補正
処理,フィルタ処理,変倍処理,γ補正処理,階調処理
等を施す画像処理装置において,前記画像情報を構成す
る個々の画素データ毎に,注目画素データとそれに隣接
する画素データとから,前記注目画素が黒ピークである
か否かを検出する黒ピーク検出手段と,前記黒ピーク検
出手段の結果を入力して,注目画素データを中心とする
一定面積中の黒ピーク密度があらかじめ決められた複写
禁止パターンの黒ピーク密度と一致するか否かを判定す
る第1の黒ピーク密度判定手段と,前記画像情報を入力
して白地領域を検出する白地領域検出手段と,前記画像
情報を入力してエッジ領域を検出するエッジ領域検出手
段と,前記第1の黒ピーク密度判定手段の判定結果およ
び白地領域検出手段の検出結果を入力して,複写禁止パ
ターンの黒ピーク密度と一致する画素であると判定され
た注目画素データから一定距離離れた周囲に所定の大き
さの白地領域が存在するか否かを判定する周辺白地領域
判定手段と,前記黒ピーク検出手段の結果を入力して,
注目画素データを中心とする一定面積中の黒ピーク密度
が所定の一定閾値以上であるか否かを判定する第2の黒
ピーク密度判定手段と,前記第2の黒ピーク密度判定手
段の検出結果およびエッジ領域検出手段の検出結果およ
び白地領域検出手段の検出結果とを入力して,注目画素
データが網グラフ/網かけ文字領域画素であるか否かを
判定する網グラフ/網かけ文字領域判定手段と,前記第
1の黒ピーク密度判定手段の判定結果,周辺白地領域判
定手段の判定結果,網グラフ/網かけ文字領域判定手段
の判定結果に基づいて,注目画素データが複写禁止パタ
ーンの一部であるか否かを判定する注目画素データ判定
手段と,前記注目画素データ判定手段によって複写禁止
パターンの一部であると判定された画素データの数に基
づいて,前記画像情報が複写禁止文書であるか否かを判
定する複写禁止文書判定手段とを具備するものである。
【0018】また,請求項10に係る画像処理装置にあ
っては,複写禁止文書であることを示す複写禁止パター
ンを印字する複写禁止パターン印字手段を,さらに備え
たものである。
【0019】また,請求項11に係る画像処理装置にあ
っては,前記複写禁止文書は,前記複写禁止パターン印
字手段によってあらかじめ紙面全体に複写禁止パターン
を印字した紙を用いるか,あるいは複写禁止パターンを
複写した紙を用いて作成されており,前記複写禁止文書
判定手段で複写禁止文書であるか否かを判定するもので
ある。
【0020】また,請求項12に係る画像処理装置にあ
っては,前記網グラフ/網かけ文字領域判定手段に用い
る前記第2の黒ピーク密度判定手段における閾値は,前
記第1の黒ピーク密度判定手段に用いる閾値より小さい
ものである。
【0021】また,請求項13に係る画像処理装置にあ
っては,前記網グラフ/網かけ文字領域判定手段に用い
る前記第2の黒ピーク密度判定手段での判定領域を,前
記第1の黒ピーク密度判定手段に用いる判定領域と同じ
くするものである。
【0022】また,請求項14に係る画像処理装置にあ
っては,画像変倍時の場合,前記網グラフ/網かけ文字
領域判定手段に用いる黒ピークの密度を判定する領域の
画素ブロックサイズを,スキャナ走行方向において変更
するものである。
【0023】また,請求項15に係る画像処理装置にあ
っては,前記網グラフ/網かけ文字領域判定手段は,画
像拡大時の場合,入力した画像情報から副走査方向のラ
インの間引きを行った画像情報を用いて,網グラフ/網
かけ文字領域であるか否かを判定するものである。
【0024】また,請求項16に係る画像処理装置にあ
っては,前記網グラフ/網かけ文字領域判定手段におけ
る網かけ文字領域判定手段は,注目画素を含む一定領域
内の黒ピークの密度およびエッジ領域検出手段の検出結
果および,注目画素の前ラインの画素が網かけ文字領域
画素であるか否かの結果および注目画素が非白地画素で
あるか否かの結果により,注目画素が網かけ文字領域か
否かの判定を行うものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕以下,本発明に係る画像処理装置をデジタ
ル複写機に適用した場合を例として図面を参照して詳細
に説明する。以下,本実施例のデジタル複写機につい
て, デジタル複写機の全体構成 複写禁止パターン 複写禁止パターン検出部 複写禁止文書判定部 複写禁止文書の判別処理の動作 複写禁止パターン形成動作 の順に説明する。
【0026】デジタル複写機の全体構成 図1は,本実施例のデジタル複写機のブロック構成図を
示し,原稿から画像を読み取ってA/D変換(アナログ
/デジタル変換)を施した後の画像情報(デジタル信
号)を出力するスキャナ101と,スキャナ101から
画像情報を入力し,後述する各種画像処理および本発明
の複写禁止文書判定処理を実行する画像処理部102
と,画像処理部102で画像処理を施した後の画像情報
を記録紙に出力するプロッタ103と,画像処理部10
2およびプロッタ103の間に配置され,画像処理部1
02から出力された画像情報に複写禁止パターンを合成
する複写禁止パターン合成部115と,各種モードの入
力およびメッセージの表示等を行うための操作表示部1
04と,上記各部を制御するシステムコントローラ10
5とから構成される。なお,複写禁止パターン合成部1
15としては,公知の技術であるデジタル複写機のマル
秘パターン印字機能を適用することができるので詳細な
説明を省略する。
【0027】さらに,画像処理部102は,スキャナ1
01から入力した画像情報にシェーデイング補正を施す
シェーディング補正部106と,平滑化フィルタおよび
エッジ強調フィルタ等を用いて,入力した画像情報に対
して各種フィルタ処理を実行するフィルタ処理部107
と,画像情報の変倍を行う変倍処理部108と,γ補正
処理を行うγ補正部109と,画像情報をあらかじめ設
定されている多値データに変換する階調処理部110
と,スキャナ101から画像情報を入力し,画像情報を
構成する個々の画素データ毎に,その画素データがあら
かじめ決められた複写禁止パターンの一部であるか否か
を検出する複写禁止パターン検出部111と,複写禁止
パターン検出部111によって複写禁止パターンの一部
であると検出された画素データの数に基づいて,画像情
報が複写禁止文書であるか否かを判定する複写禁止文書
判定部112と,白データから成る画像情報を発生する
白データ発生装置113と,階調処理部110および白
データ発生装置113の両方から画像情報を入力し,複
写禁止文書判定部112の判定結果に応じて,階調処理
部110から入力した画像情報,あるいは白データ発生
装置113から入力した画像情報(すなわち,白デー
タ)の何れかを選択的に複写禁止パターン合成部115
を経由してプロッタ103へ出力するセレクタ114と
を備えている。
【0028】複写禁止パターン ここで,図2を参照して,複写禁止パターンについて説
明する。複写禁止パターンは,画像情報(すなわち,原
稿である文書)が複写禁止文書であるか否かを判定する
ためのパターンであり,本発明では複写禁止パターンが
形成されている文書を複写禁止文書と判定する。従っ
て,複写禁止文書は,あらかじめ紙面全体に複写禁止パ
ターンが印刷あるいは複写されている紙を用いて作成す
るものとする。例えば,図2(a)に示すように,紙面
全体に複写禁止パターン201が作成されている紙に,
マル秘の文書を記録することにより,複写禁止文書を作
成することができる。複写が禁止されたマル秘文書のオ
リジナル原稿をコピーする際に,複写禁止パターン合成
部115を用いてコピー文書に複写禁止パターンを合成
して,複写禁止文書を作成することもできる。なお,複
写禁止パターン合成部115による複写禁止パターンの
合成は,操作表示部104上の所定キー(図示せず)を
押下することにより指定する構成であり,所定キーが押
下されると,システムコントローラ105の制御によっ
て複写禁止パターン合成部115がセレクタ114を介
して送られたきた画像情報上に複写禁止パターンを合成
し,プロッタ103へ送出する。
【0029】複写禁止パターン合成部115によって合
成される複写禁止パターン201は,図2(b)の拡大
図に示すように,約65線程度の網点で構成された数字
(ここでは,1)である。図2(a)に示したように紙
面全体に複写禁止パターン201が記録されている文書
に対しては,詳細は後述するが本発明の装置によって複
写禁止文書であると判別し,複写を禁止する動作を行
う。逆に,それ以外の文書に対しては,通常の複写動作
を行う。
【0030】複写禁止パターン検出部 図3は,複写禁止パターン検出部111のブロック構成
図を示し,画像情報を構成する個々の画素データ毎に,
注目画素データとそれに隣接する画素データとから,前
記注目画素が黒ピークであるか否かを検出する黒ピーク
検出部301と,黒ピーク検出部301の検出結果を入
力して,注目画素データを中心とする一定面積中の黒ピ
ーク密度があらかじめ決められた複写禁止パターンの黒
ピーク密度と一致するか否かを判定する黒ピーク密度判
定部302と,画像情報を入力して白地領域を検出する
白地領域検出部303と,画像情報を入力してエッジ領
域を検出するエッジ領域検出部306と,黒ピーク密度
判定部302の判定結果および白地領域検出部303の
検出結果を入力して,複写禁止パターンの黒ピーク密度
と一致する画素であると判定された注目画素データから
一定距離離れた周囲に所定の大きさの白地領域が存在す
るか否かを判定する周辺白地領域判定部304と,黒ピ
ーク密度判定部302の判定結果およびエッジ領域検出
部306の検出結果を入力して,複写禁止パターンの黒
ピーク密度と一致する画素であると判定された注目画素
データが網グラフあるいは網かけ文字領域画素であるか
否かを判定する網グラフ/網かけ文字領域判定部307
と,黒ピーク密度判定部302の判定結果を入力して,
複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致する画素である
と判定された注目画素データが不正ピーク領域画素であ
るか否かを判定する不正ピーク領域判定部308と,黒
ピーク密度判定部302の判定結果および周辺白地領域
判定部304の判定結果,網グラフ/網かけ文字領域判
定部307の判定結果および不正ピーク領域判定部30
8の判定結果に基づいて,注目画素データが複写禁止パ
ターンの一部であるか否かを判定する注目画素データ判
定部305とから構成される。
【0031】具体的には,上記の黒ピーク検出部301
は,図4に示すように3×3マトリックスにおいて注目
画素データを中心画素Eとし,中心画素Eがそれ以外の
画素に比べて濃度が高く,かつ,中心画素Eの濃度が所
定の閾値(以下,黒ピーク閾値と記載する)より大きい
ときに注目画素データを黒ピーク画素として検出する。
【0032】また,黒ピーク密度判定部302は,注目
画素データを中心とする一定面積中(例えば,11×1
1マトリックス)の黒ピーク密度を計測し,図2で示し
た複写禁止パターン201に特徴的な約65線程度の網
点のピーク密度であるか否かを判定する。
【0033】また同様に,白地領域検出部303では,
ある一定領域内の白地有無を検出し,白地が存在するか
否かを検出する。このとき,白地有無の検出は,例え
ば,J×Jマトリックス(例えば,11×11マトリッ
クス)の各画素を所定の閾値(以下,白地検出閾値と記
載する)で2値化した後,そのマトリックス内の全ての
画素が白であるときJ×Jマトリックス内を白地領域と
して検出する。
【0034】さらに,周辺白地領域判定部304では,
白地領域検出部303の検出結果と黒ピーク検出部30
1の検出結果とに基づき,黒ピーク画素として検出され
た画素からある一定距離離れた領域での白地領域の有無
を判定する。周辺白地の有無判定は,例えば,図5
(a)に示すように,注目画素501から上・下・左・
右に一定距離dだけ離れた領域502,503,50
4,505に白地が存在するときに注目画素501を周
辺白地領域の存在する画素として判定する。ここでは,
白地が存在するか否かの判定を上・下・左・右の4方向
の領域502,503,504,505で判定している
が,図5(b)に示すように,上・下・左・右・斜め左
上・斜め右上・斜め右下・斜め左下の8方向の領域50
2〜509を見ることにより,周辺白地領域の判定精度
を高めるようにしても良い。あるいは,図5(a)にお
いて,上・下の2方向の領域502,503のみで判定
することにより,ハード量を低減して構成を簡略化する
こともできる。
【0035】エッジ領域検出部306では,対象画素が
エッジ領域の画素であるか否かの判定を行う。エッジ画
素領域判定はK×K画素参照マトリックスにより行う
が,本実施例ではエッジ判定のための参照マトリックス
を5×5画素ブロックを用いて以下の説明を行う。参照
マトリックスの要素は,あらかじめ各画素をエッジ画素
判定用の閾値で2値化した値がセットされる。図6にエ
ッジ画素判定の模式図を示す。エッジ判定は5×5画素
マトリックスのx方向およびy方向の射影をとり,xs
〔〕,ys〔〕とする。
【0036】例として,xs〔〕の要素であるxs
〔0〕を以下の数1に示すと共に,模式図を図7に示
す。ここで5×5画素マトリックスの各要素をdxyと
表わす。
【0037】
【数1】
【0038】これは図7において,網をかけた画素群の
論理和をとることである。同様にxs〔〕,ys〔〕の
各要素を算出する。
【0039】しかる後に算出したxs〔〕,ys〔〕を
用いて以下の数2によりx方向およびy方向の射影の連
続性を判定する。連続性の判定結果xs,ysは数2よ
り明らかなように,各要素の論理積となる。
【0040】
【数2】
【0041】次に,図6の中心画素Xがエッジ画素であ
るか否かの判定を行う。エッジ画素の判定は,数3に示
すように,連続性判定結果xs,ysの論理和となる。
【0042】
【数3】
【0043】次に,図8を参照して,網グラフ/網かけ
文字領域判定部307の構成を示す。網グラフ/網かけ
文字領域判定部307は,網点画像中エッジ検出部80
1と,網点画像左側エッジ検出部802と,網点画像右
側エッジ検出部803と,網かけ文字領域判定部804
と,網グラフ領域判定部805と,OR回路806とか
ら成る。
【0044】ここで,網点画像中エッジ検出部801,
網点画像左側エッジ検出部802および網点画像右側エ
ッジ検出部803は,それぞれ図9(a)〜(c)に示
すように網点画像中のエッジ画素,網点画像の左側に存
在するエッジ画素,および網点画像の右側に存在するエ
ッジ画素を検出する。
【0045】それぞれの検出は,注目画素がエッジ領域
画素であるときに,主走査方向に左右WDTH画素内に
おける注目画素データを中心とする一定面積中の黒ピー
ク密度があらかじめ決められた複写禁止パターンの黒ピ
ーク密度と一致すると判定された画素の有無を調べて,
左右どちらにも存在するときは網点画像中エッジ画素と
検出し,エッジ画素の右側にのみ存在するときは網点画
像左側エッジ画素と検出し,エッジ画素の左側にのみ存
在するときは網点画像右側エッジ画素と検出する。
【0046】次に,網かけ文字領域判定部804におい
て,注目画素が複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致
すると判定された画素でかつ近傍に網点画像中エッジ画
素が存在するとき,注目画素を網かけ文字領域画素と判
定する。
【0047】また,網グラフ領域判定部805におい
て,注目画素が複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致
すると判定された画素で,かつ左側LNGTH内の最近
傍に網点画像左側エッジ画素が存在し,かつ右側LNG
TH内の最近傍に網点画像右側エッジ画素が存在すると
き,注目画素を網グラフ領域画素と判定する。
【0048】最後に,OR回路806により網かけ文字
領域判定結果と網グラフ領域判定結果の画素毎の論理和
を求める。こうすることにより,複写禁止パターンの黒
ピークと類似した特徴を持つ網かけ文字領域および網グ
ラフ領域を判定することができる。
【0049】不正ピーク領域判定部308では,黒ピー
ク密度判定部302の判定結果を入力して,複写禁止パ
ターンの黒ピーク密度と一致する画素であると判定され
た注目画素データが不正ピーク領域画素であるか否かを
判定する。図10は,不正ピーク領域判定部308での
判定処理に用いる画素ブロック構成の模式図を示し,図
11は,不正ピーク領域判定部308の判定動作のフロ
ーチャートを示す。
【0050】不正ピーク領域判定部308は,黒ピーク
密度判定部302の判定結果を入力すると,注目画素X
(図10参照)を含むM0 ×M0 画素ブロック(注目画
素ブロック)における黒ピーク数を計数する(S110
1)。また,同様に,注目画素ブロックを含む前後のN
0 ブロックの黒ピーク数を計数する(S1102)。
【0051】次に,黒ピーク数を計数したN0 ブロック
のそれぞれの黒ピーク数としきい値TH3とを比較し
(S1103),ここで,N0 ブロック中の各ブロック
の黒ピーク数のうち1ブロックでも,しきい値TH3以
上のブロックが存在すれば,注目画素を含むM0 ×M0
画素ブロック(注目画素ブロック)を不正ピーク領域と
して判定する(S1104)。また,N0 ブロック中の
各ブロックのいずれの黒ピーク数も,しきい値TH3よ
り小さい場合には,注目画素を含むM0 ×M0 画素ブロ
ック(注目画素ブロック)を非不正ピーク領域として判
定する(S1105)。
【0052】このように不正ピーク領域の判定を行うこ
とにより,後述する注目画素データ判定部305におい
て,網点印刷原稿のコピーや,地汚れを,複写禁止パタ
ーンと誤識別しないようにすることができる。
【0053】図3に示した注目画素データ判定部305
は,黒ピーク密度判定部302と周辺白地領域判定部3
04と網グラフ/網かけ文字領域判定部307と不正ピ
ーク領域判定部308の結果に基づき,注目画素が複写
禁止パターンの黒ピーク密度と一致すると判定され,か
つ周辺白地領域画素であり,網グラフ/網かけ文字領域
画素でなく,かつ,不正ピーク領域でないと判定された
ときに,当該注目画素データを複写禁止パターン画素で
あると判定し,複写禁止パターン判定結果を出力する。
【0054】複写禁止文書判定部 図12は,複写禁止文書判定部112のブロック構成図
を示し,複写禁止文書判定部112は,複写禁止パター
ン検出部111の注目画素データ判定部305から各画
素データ毎の複写禁止パターン判定結果を入力し,主走
査方向1ライン中に存在する複写禁止パターンの一部で
あると判定された画素データの数を計数し,計数値があ
らかじめ設定した第1の閾値TH1以上であれば,その
ラインを複写禁止パターンラインと判定するライン判定
部1201と,ライン判定部1201の判定結果をNラ
イン分保持し,Nライン中の複写禁止パターンラインの
数(計数値M)を計数する複写禁止パターンライン計数
部1202と,複写禁止パターンライン計数部1202
の計数値M(M≦N)があらかじめ設定した第2の閾値
TH2以上であれば,画像情報が複写禁止文書であると
判定し,白データ選択信号「1」を出力する判定部12
03とを備えている。
【0055】複写禁止文書の判別処理の動作 以上の構成において,複写禁止文書の判別処理の動作に
ついて,図13(a)〜(c)および図14のフローチ
ャートを参照して詳細に説明する。
【0056】ユーザーが,コピーしたい文書(原稿)を
スキャナ101の所定位置にセットし,操作表示部10
4のコピースタートキー(図示せず)を押下すると,ス
キャナ101によって文書の画像情報が読み取られ,A
/D変換後,デジタル信号として画像処理部102へ入
力される。
【0057】画像処理部102は,デジタル信号である
画像情報をシェーディング補正部106によりシェーデ
ィング補正を行い,フィルタ処理部107と複写禁止パ
ターン検出部111の両方に入力する。フィルタ処理部
107に入力された画像情報は,フィルタ処理部10
7,変倍処理部108,γ補正部109および階調処理
部110でそれぞれ所定の画像処理を施された後,セレ
クタ114に転送される。
【0058】一方,複写禁止パターン検出部111に入
力された画像情報は,先ず,複写禁止パターン検出部1
11において,画像情報を構成する個々の画素データ毎
に,その画素データがあらかじめ決められた複写禁止パ
ターンの一部であるか否かの検出が行われる。
【0059】図13は,複写禁止パターン検出部111
の動作フローチャートを示し,同図(a)が白地領域検
出部303および周辺白地領域判定部304の動作フロ
ーチャート,同図(b)がエッジ領域検出部306およ
び網グラフ/網かけ文字領域判定部307の動作フロー
チャート,同図(c)が黒ピーク検出部301,黒ピー
ク密度判定部302および注目画素データ判定部305
の動作フローチャートである。なお,この3つの動作フ
ローチャートおよび図11に示した不正ピーク領域判定
部308の判定動作のフローチャートは並列処理によっ
て同時に実行されるものである。
【0060】同図(a)のフローチャートに示すよう
に,先ず,白地領域検出部303は,一定領域内の白地
有無を検出し,白地が存在するか否かを検出する(S1
301)。次に,周辺白地領域判定部304は黒ピーク
密度判定部302の検出結果を入力して,黒ピーク密度
を判定し(S1302),黒ピーク密度と一致する場合
には,白地領域検出部303の検出結果と黒ピーク密度
一致画素として検出された画素からある一定距離離れた
領域での白地領域の有無を判定し,判定結果を注目画素
データ判定部305へ出力する(S1303)。一方,
黒ピーク密度一致画素でなければ,当該注目画素データ
に対する処理を終了し,S1301へ戻る。
【0061】同図(b)のフローチャートに示すよう
に,まず,エッジ領域検出部306は,参照マトリック
ス内のx方向およびy方向の射影をとり,エッジ領域を
検出する(S1304)。次にエッジ画素であるかの判
定を行い(S1305),エッジである場合は,左右W
DTH内のピーク密度判定結果を調べる(S130
6)。もし,左右どちらかあるいはどちらにも黒ピーク
密度が,複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致した領
域があれば,当該エッジ画素が網点中エッジか,網点左
側エッジか,網点右側エッジかを調べる(S1307,
S1308),次に,網グラフ/網かけ文字領域である
か否かを調べて,判定結果を注目画素データ判定部30
5へ出力する(S1309)。もしエッジ画素でなかっ
たり,黒ピーク密度一致画素がない場合は,当該注目画
素データに対する処理を終了し,S1304に戻る。
【0062】同図(c)のフローチャートに示すよう
に,まず黒ピーク検出部301で黒ピーク画素の有無を
検出し(S1310),次に黒ピーク密度判定部302
で黒ピーク密度を求め(S1311),黒ピーク密度を
判定する(S1312)。ここで,複写禁止パターンの
黒ピーク密度と不一致の場合は複写禁止パターンの一部
ではないと判定する(S1317)。
【0063】一方,一致した場合は,周辺白地画素領域
があるか否かの判定を行い(S1313),周辺白地画
素でなければ,複写禁止パターンの一部ではないと判定
する(S1317)。また,周辺白地画素である場合
は,網グラフ/網かけ文字領域であるか否かの判定を行
い(S1314),網グラフ/網かけ文字領域である場
合は,複写禁止パターンの一部ではないと判定する(S
1317)。もし,網グラフ/網かけ文字領域でない場
合は,不正ピーク領域であるか否かを判定し(S131
5),不正ピーク領域である場合には,複写禁止パター
ンの一部ではないと判定し(S1317),不正ピーク
領域でない場合には複写禁止パターンの一部であると判
定し(S1316),注目画素に対する処理を終了す
る。
【0064】なお,上記S1301〜S1317の各ス
テップは,画像情報の画素データ毎に実行され,最終的
に入力画像情報全体に対して実行される。
【0065】図14は,複写禁止文書判定部112の動
作フローチャートを示す。先ず,ライン判定部1201
に各画素データ毎の複写禁止パターン判定結果を入力
し,主走査方向1ライン中に存在する複写禁止パターン
の一部であると判定された画素データの数を計数する
(S1401)。次に,計数値と第1の閾値TH1とを
比較し(S1402),計数値≧TH1ならば,そのラ
インを複写禁止パターンラインと判定し(S140
3),計数値<TH1ならば,そのラインを複写禁止パ
ターンラインでない一般ラインであると判定する(S1
404)。
【0066】続いて,複写禁止パターンライン計数部1
202でライン判定部1201の判定結果をNライン分
保持し,Nライン中の複写禁止パターンラインの数(計
数値M)を計数する(S1405)。その後,計数値M
と第2の閾値TH2とを比較し(S1406),計数値
M≧TH2であれば,画像情報が複写禁止文書であると
判定し,白データ選択信号「1」を出力する(S140
7)。一方,計数値M<TH2であれば,白データ選択
信号「0」を出力して(S1408),処理を終了す
る。
【0067】前述したようにセレクタ114には,階調
処理部110および白データ発生装置113の両方から
画像情報が転送されてくる。セレクタ114は,複写禁
止文書判定部112の判定結果(白データ選択信号)に
応じて,白データ選択信号が「1」の場合には,白デー
タ発生装置113から入力した白データを選択的にプロ
ッタ103へ出力する。また,白データ選択信号「0」
の場合には,階調処理部110から入力した画像情報を
選択的にプロッタ103へ出力する。
【0068】従って,上記の処理によって,複写禁止パ
ターンが検出され,複写禁止文書と判別された場合に
は,画像情報が白データに置き換えられることになるの
で,複写禁止文書である画像情報がプロッタ103へ出
力されない,換言すれば,セレクタ114によって複写
禁止文書である画像情報の複写が禁止されることにな
る。
【0069】複写禁止パターン形成動作 次に,複写禁止パターン合成部115を用いた複写禁止
パターン形成動作について説明する。プロッタ103か
ら出力する記録紙上に複写禁止パターンを形成する場
合,換言すれば,複写禁止文書を作成する場合には,先
ず,操作表示部104の所定キーを押下して,複写禁止
パターンの形成動作を指定する。システムコントローラ
105は,操作表示部104から複写禁止パターンの形
成信号を入力すると,画像処理部102の複写禁止パタ
ーン合成部115へ合成指示信号を出力する。複写禁止
パターン合成部115を合成信号に基づいて,セレクタ
114から出力された画像信号に,図2で示した複写禁
止パターンを合成し,画像信号としてプロッタ103へ
出力する。これによって,プロッタ103から複写禁止
パターンの形成された記録紙(複写禁止文書)が出力さ
れる。
【0070】前述したように本実施例では,黒ピーク画
素(注目画素)が複写禁止パターンに特徴的な黒ピーク
密度で,かつ,一定距離離れた領域に白地が存在したと
きに,当該注目画素データを複写禁止パターンの画素で
あると判定するため,複写禁止パターンの存在を確度よ
く容易に検出することができる。
【0071】また,各ライン毎に複写禁止パターンライ
ンであるか否か判定し,さらにNライン中での複写禁止
パターンライン数Mが所定の値を越えた場合に,複写禁
止文書と判定するため,誤判定なく複写禁止文書の判定
を行うことができる。
【0072】また,各ライン毎に複写禁止パターンライ
ンであるか否か判定し,さらにNライン中での複写禁止
パターンライン数Mが所定の値を越えた場合に,複写禁
止文書と判定すると共に,白データ発生装置113およ
びセレクタ114によってページの途中からでも複写禁
止文書と判定された部分を確実に消去することができ
る。
【0073】また,本実施例では,複写禁止パターン合
成部115によって,複写禁止パターンを合成し,プロ
ッタ103を介して記録紙上に出力して複写禁止文書を
作成することができるので,該複写禁止文書を自機で読
み取った際に,複写禁止パターンが確実に認識されて,
複写禁止文書と判定されるので,複写禁止文書の判別を
確実に行って,複写禁止文書の画像情報の複写・転送・
保存・入力を確実に禁止することができる。
【0074】〔実施例2〕次に,実施例2について説明
する。実施例2の構成および動作は,おおむね上記実施
例1と同様なので異なる部分のみ説明する。
【0075】実施例2に係る不正ピーク領域判定部30
8について具体的に説明する。図15および図16に不
正ピーク領域判定部308での判定に用いる画素ブロッ
ク構成の模式図を示す。また,図17は不正ピーク領域
判定部308の処理フローを示している。先ず,図15
に示す注目画素Xを含むxb×yb画素ブロックにおけ
る黒ピーク数を計数し(S1701),計数した黒ピー
ク数と第1の閾値TH1とを比較し(S1702),黒
ピーク数がTH1以上のとき注目画素を不正ピーク領域
候補画素とし(S1703),それ以外のときは非不正
ピーク領域候補画素とする(S1704)。次に,図1
6に示すP×Q画素ブロックの不正ピーク領域候補画素
数を計数し(S1705),計数した不正ピーク領域候
補画素を第2の閾値TH2と比較し(S1706),不
正ピーク領域候補画素数が閾値TH2以上存在するとき
対象ブロックを不正ピーク領域候補ブロックとし(S1
707),そうでないときには非不正ピーク領域候補ブ
ロックとする(S1708)。次に,注目ブロック近傍
の複数ブロック中の不正ピーク領域候補ブロック数によ
り注目ブロックが不正ピーク領域か否かを判定する。こ
こでは,図16に示すように,注目ブロックを含む主走
査方向の前後Lブロックにおける不正ピーク領域候補ブ
ロックを計数し(S1709),第3の閾値TH3と比
較する(S1710)。ここで,計数した不正ピーク領
域候補ブロック数が,閾値TH3以上存在すれば,注目
ブロックを不正ピーク領域とし(S1711),そうで
ないときは,注目ブロックを非不正ピーク領域とする
(S1712)。不正ピーク領域判定部308では,網
点印刷原稿のコピーや地汚れにたいして管理ナンバー印
字パターンと誤識別しないようにするための処理を行っ
ている。
【0076】ここで,不正ピーク領域候補画素判定に用
いる閾値TH1は,xb×yb画素ブロック中の黒ピー
ク密度が,図3の黒ピーク密度判定部302での黒ピー
ク密度より小さい密度で不正領域候補画素と判定できる
ような閾値とする。
【0077】また,図15に示す不正ピーク候補画素検
出に用いる判定ブロック(xb×yb画素ブロック)を
図3の黒ピーク密度判定部302の判定に用いるブロッ
クと同じとしてもよい。
【0078】前述したように実施例2では,黒ピーク画
素(注目画素)が複写禁止パターンに特徴的な黒ピーク
密度で,かつ,一定距離離れた領域に白地が存在したと
きに,当該注目画素データを複写禁止パターンの画素で
あると判定するため,複写禁止パターンの存在を確度よ
く容易に検出することができる。
【0079】また,不正ピーク領域判定部308により
不正ピーク領域と判定された場合に,複写禁止パターン
の一部ではないと判定することにより,網点印刷原稿の
コピーや地汚れにたいして,管理ナンバー印字パターン
と誤識別しないようにできるため,複写禁止パターンの
存在を確度よく検出することができる。
【0080】また,各ライン毎に複写禁止パターンライ
ンであるか否か判定し,さらにNライン中での複写禁止
パターンライン数Mが所定の値を越えた場合に,複写禁
止文書と判定するため,誤判定なく複写禁止文書の判定
を行うことができる。
【0081】また,各ライン毎に複写禁止パターンライ
ンであるか否か判定し,さらにNライン中での複写禁止
パターンライン数Mが所定の値を越えた場合に,複写禁
止文書と判定すると共に,白データ発生装置113およ
びセレクタ114によってページの途中からでも複写禁
止文書と判定された部分を確実に消去することができ
る。
【0082】また,実施例2では,複写禁止パターン合
成部115によって,複写禁止パターンを合成し,プロ
ッタ103を介して記録紙上に出力して複写禁止文書を
作成することができるので,該複写禁止文書を自機で読
み取った際に,複写禁止パターンが確実に認識されて,
複写禁止文書と判定されるので,複写禁止文書の判別を
確実に行って,複写禁止文書の画像情報の複写・転送・
保存・入力を確実に禁止することができる。
【0083】〔実施例3〕次に,実施例3について説明
する。実施例3の構成および動作についても,おおむね
上記実施例1と同様なので異なる部分のみ説明する。
【0084】実施例3は,操作表示部104を介して,
副走査方向のライン間引きを行うか否かを決定するこ
と,および複写禁止パターン検出部111における内部
処理のパラメータの切り替えを行うことにより,変倍時
にも複写禁止文書の判定を確実に行うことができるよう
にしたものである。
【0085】図18は,実施例3に係る複写禁止パター
ン検出部1801の構成を示し,実施例1に係る複写禁
止パターン検出部111(図3参照)に副走査ライン間
引き部1802を追加したものである。副走査ライン間
引き部1802では,拡大時の変倍率に合わせてライン
の間引きを行うとともに,複写禁止パターン検出部18
01および複写禁止文書判定部112において使用する
ライン同期信号を発生する。
【0086】例えば,変倍率200%の時には,副走査
ライン間引き部1802によって,2ラインに1ライン
の間引きを行った信号が複写禁止パターン検出部180
1へ出力される。また,その時に発生するライン同期信
号は,副走査ライン間引き部1802への入力画像情報
のライン同期信号の2倍となる。図19は,上記変倍率
200%の時のライン間引きおよびライン同期信号の発
生を示し,同図(a)が副走査ライン間引き部1802
への入力画像情報のライン同期信号を示し,同図(b)
が副走査ライン間引き部1802で発生する2倍のライ
ン同期信号を示し,これが複写禁止パターン検出部18
01および複写禁止文書判定部112において使用する
ライン同期信号となる。また,同図(c)が副走査ライ
ン間引き部1802への入力画像情報のラインを示し,
それに対して変倍率200%の時に2ラインに1ライン
の間引きが行われて,副走査ライン間引き部1802か
ら画像情報のラインが同図(d)に示すように出力され
る。
【0087】次に,複写禁止パターン検出部1801
は,黒ピーク検出部301とエッジ領域検出部306と
不正ピーク領域判定部308の検出マトリックスを変倍
率により変更する。まず,拡大時に,副走査ライン間引
き部1802においてライン間引きを行なわないとき
は,黒ピーク検出部301では,図4で示した3×3マ
トリックスの代わりに,図20に示す3×5マトリック
スを用いて検出を行い,副走査ライン間引き部1802
においてライン間引きを行うときは,黒ピーク検出部3
01では,図4で示した3×3マトリックスを用いて検
出を行う。この処理は,実施例1に対してE以外のA〜
Iの画素位置が異なるだけで動作は同じである。
【0088】また,エッジ領域判定部306において
は,エッジ画素領域判定はK×K画素参照マトリックス
により行うが,本実施例ではエッジ判定のための参照マ
トリックスを5×5画素ブロックを用いて以下の説明を
行う。参照マトリックスの要素は,あらかじめ各画素を
エッジ画素判定用の閾値で2値化した値がセットされ
る。図21にエッジ画素判定の模式図を示す。エッジ判
定は5×5画素マトリックスのx方向およびy方向の射
影をとり,xs〔〕,ys〔〕とする。
【0089】ここで,xs〔〕については実施例1と同
じ動作をするので説明を省略する。ys〔〕は,図21
に示すように,変倍率に合わせて同図のAまたはBまた
はCを選んで動作する。それぞれの判定式は実施例1と
サイズが異なるだけで同じ動作をする。例えば,50%
縮小時にはAを用いる。これは,副走査方向の変倍をス
キャナの走行スピードを可変として画像を読み取る結
果,1画素あたりの副走査方向の原稿上の読み取り長さ
が等倍に比べて長くなるために,それを補正するため
に,同図のAを用いることで,いつも同程度の原稿上の
長さに対応するためである。
【0090】また,不正ピーク領域判定部308におい
ては,不正ピーク領域候補画素判定のためのxb×yb
画素ブロックにより行うが,本実施例では判定のための
参照画素ブロックを7×7画素ブロックを例にとり説明
する。たとえば200%拡大時には,副走査ライン間引
き部1802においてライン間引きを行なわないとき
は,不正ピーク領域判定部308では,図15で示した
7×7画素ブロックの代わりに,図22に示す7×13
画素ブロックを用いて検出を行う。また,副走査ライン
間引き部1802においてライン間引きを行うときは,
不正ピーク領域判定部308では,変倍率とライン間引
き数に応じて副走査方向の参照画素数を減らしたブロッ
クを用いて検出を行う。たとえば,200%拡大時に1
ライン間引きを行うのであれば,見かけ上等倍時と同じ
画像情報とみなし,図15に示す7×7画素ブロックを
用いて判定を行う。
【0091】一方,たとえば71%縮小時には,図15
で示した7×7画素ブロックの代わりに,図23に示す
7×5画素ブロックを用いて検出を行う。
【0092】また,拡大時には,副走査ライン間引き部
1802においてライン間引きを行うときは,複写禁止
パターン検出部1801においては見かけ上縮小画像情
報が入力されたのと等価となるため,上記の処理を行う
ものである。
【0093】〔実施例4〕次に,実施例4について説明
する。実施例4の構成および動作についても,おおむね
上記実施例1と同様なので異なる部分のみ説明する。
【0094】まず,実施例4に係る複写禁止パターン検
出部111について説明する。図24は,複写禁止パタ
ーン検出部111のブロック構成図を示し,画像情報を
構成する個々の画素データ毎に,注目画素データとそれ
に隣接する画素データとから,前記注目画素が黒ピーク
であるか否かを検出する黒ピーク検出部301と,黒ピ
ーク検出部301の検出結果を入力して,注目画素デー
タを中心とする一定面積中の黒ピーク密度があらかじめ
決められた複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致する
か否かを判定する黒ピーク密度1判定部2401と,画
像情報を入力して白地領域を検出する白地領域検出部3
03と,画像情報を入力してエッジ領域を検出するエッ
ジ領域検出部306と,黒ピーク密度1判定部2401
の判定結果および白地領域検出部303の検出結果を入
力して,複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致する画
素であると判定された注目画素データから一定距離離れ
た周囲に所定の大きさの白地領域が存在するか否かを判
定する周辺白地領域判定部304と,黒ピーク検出部3
01の検出結果を入力して,注目画素データを中心とす
る一定面積中の黒ピーク密度が所定の一定閾値以上であ
るか否かを判定する黒ピーク密度2判定部2402と,
黒ピーク密度2判定部2402の判定結果およびエッジ
領域検出部306の検出結果および白地領域検出部30
3の検出結果を入力して,注目画素データが網グラフ/
網かけ文字領域画素であるか否かを判定する網グラフ/
網かけ文字領域判定部307と,黒ピーク密度1判定部
2401の判定結果および周辺白地領域判定部304の
判定結果および網グラフ/網かけ文字領域判定部307
の判定結果に基づいて,注目画素データが複写禁止パタ
ーンの一部であるか否かを判定する注目画素データ判定
部305とから構成される。
【0095】また,黒ピーク密度1判定部2401は,
注目画素データを中心とする一定面積中(例えば,11
×11画素マトリックス)の黒ピーク密度を計測し,図
2で示した複写禁止パターン201に特徴的な約65線
程度の網点のピーク密度であるか否かを判定する。
【0096】また,黒ピーク密度2判定部2402は,
注目画素データを中心とする一定面積中(例えば,11
×11画素マトリックス)の黒ピーク密度を計測し,所
定の一定閾値以上であるか否かを判定する。
【0097】さらに,周辺白地領域判定部304では,
白地領域検出部303の検出結果と黒ピーク密度1判定
部2401の検出結果とに基づき,黒ピーク画素として
検出された画素からある一定距離離れた領域での白地領
域の有無を判定する。周辺白地の有無判定は,例えば,
図5(a)に示すように,注目画素501から上・下・
左・右に一定距離dだけ離れた領域502,503,5
04,505に白地が存在するときに注目画素501を
周辺白地領域の存在する画素として判定する。ここで
は,白地が存在するか否かの判定を上・下・左・右の4
方向の領域502,503,504,505で判定して
いるが,図5(b)に示すように,上・下・左・右・斜
め左上・斜め右上・斜め右下・斜め左下の8方向の領域
502〜509を見ることにより,周辺白地領域の判定
精度を高めるようにしても良い。あるいは,図5(a)
において,上・下の2方向の領域502,503のみで
判定することにより,ハード量を低減して構成を簡略化
することもできる。
【0098】次に,図25を参照して,網グラフ/網か
け文字領域判定部307の構成を示す。網グラフ/網か
け文字領域判定部307は,網点画像中エッジ検出部2
501と,網点画像左側エッジ検出部2502と,網点
画像右側エッジ検出部2503と,網かけ文字領域判定
部2504と,網グラフ領域判定部2505と,OR回
路2506とFIFO2507とから成る。
【0099】ここで,網点画像中エッジ検出部250
1,網点画像左側エッジ検出部2502および網点画像
右側エッジ検出部2503は,それぞれ図9(a)〜
(c)に示すように網点画像中のエッジ画素,網点画像
の左側に存在するエッジ画素,および網点画像の右側に
存在するエッジ画素を検出する。
【0100】それぞれの検出は,注目画素がエッジ領域
画素であるときに,主走査方向に左右WDTH画素内に
おける注目画素データを中心とする一定面積中に黒ピー
ク密度2判定部2402によりある一定閾値以上と判定
された画素の有無を調べて,左右どちらにも存在すると
きは網点画像中エッジ画素と検出し,エッジ画素の右側
にのみ存在するときは網点画像左側エッジ画素と検出
し,エッジ画素の左側にのみ存在するときは網点画像右
側エッジ画素と検出する。
【0101】次に,網かけ文字領域判定部2504にお
いて,注目画素を含む一定領域内に網点画像中エッジ画
素が所定の閾値以上存在するか,または,注目画素の前
ラインの画素が網かけ文字領域画素であるときに,注目
画素が非白地領域画素であるか注目画素を含む一定画素
ブロック内の黒ピーク数が所定の閾値以上であるとき,
注目画素をを網かけ文字領域画素と判定する。
【0102】また,網グラフ領域判定部2505におい
て,注目画素が黒ピーク密度2判定部2402によりあ
る一定閾値以上と判定された画素で,かつ左側LNGT
H内の最近傍に網点画像左側エッジ画素が存在し,かつ
右側LNGTH内の最近傍に網点画像右側エッジ画素が
存在するとき,注目画素を網グラフ領域画素と判定す
る。
【0103】最後に,OR回路2506により網かけ文
字領域判定結果と網グラフ領域判定結果の画素毎の論理
和を求める。こうすることにより,網かけ文字領域およ
び網グラフ領域を判定することができる。
【0104】図24に示した注目画素データ判定部30
5は,黒ピーク密度1判定部2401と周辺白地領域判
定部304と網グラフ/網かけ文字領域判定部307と
の結果に基づき,注目画素が複写禁止パターンの黒ピー
ク密度と一致すると判定され,かつ周辺白地領域画素で
あり,かつ,網グラフ/網かけ文字領域画素でないと判
定されたときに,当該注目画素データを複写禁止パター
ン画素であると判定し,複写禁止パターン判定結果を出
力する。
【0105】以上の構成において,複写禁止文書の判別
処理の動作について,図26(a)〜(c)および図1
4のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0106】図26は,複写禁止パターン検出部111
の動作フローチャートを示し,同図(a)が白地領域検
出部303および周辺白地領域判定部304の動作フロ
ーチャート,同図(b)がエッジ領域検出部306およ
び網グラフ/網かけ文字領域判定部307の動作フロー
チャート,同図(c)が黒ピーク検出部301,黒ピー
ク密度1判定部2401および注目画素データ判定部3
05の動作フローチャートである。なお,この3つの動
作フローチャートは並列処理によって同時に実行される
ものである。
【0107】同図(a)のフローチャートに示すよう
に,先ず,白地領域検出部303は,一定領域内の白地
有無を検出し,白地が存在するか否かを検出する(S2
601)。次に,周辺白地領域判定部304は黒ピーク
密度1判定部2401の検出結果を入力して,黒ピーク
密度1を判定し(S2602),黒ピーク密度1と一致
する場合には,白地領域検出部303の検出結果と黒ピ
ーク密度1一致画素として検出された画素からある一定
距離離れた領域での白地領域の有無を判定し,判定結果
を注目画素データ判定部305へ出力する(S260
3)。一方,黒ピーク密度1一致画素でなければ,当該
注目画素データに対する処理を終了し,S2601へ戻
る。
【0108】同図(b)のフローチャートに示すよう
に,まず,エッジ領域検出部306は,参照マトリック
ス内のx方向およびy方向の射影をとり,エッジ領域を
検出する(S2604)。次にエッジ画素であるかの判
定を行い(S2605),エッジである場合は,左右W
DTH内の黒ピーク密度2判定部2402での判定結果
を調べる(S2606)。もし,左右どちらかあるいは
どちらにも黒ピーク密度2画素があれば,当該エッジ画
素が網点中エッジか,網点左側エッジか,網点右側エッ
ジかを調べる(S2607,S2608),次に,網グ
ラフ/網かけ文字領域であるか否かを調べて,判定結果
を注目画素データ判定部305へ出力する(S260
9)。もしエッジ画素でなかったり,黒ピーク密度2一
致画素がない場合は,当該注目画素データに対する処理
を終了し,S2604に戻る。
【0109】同図(c)のフローチャートに示すよう
に,まず黒ピーク検出部301で黒ピーク画素の有無を
検出し(S2610),次に黒ピーク密度1判定部24
01で黒ピーク密度1を求め(S2611),黒ピーク
密度1を判定する(S2612)。ここで,複写禁止パ
ターンの黒ピーク密度と不一致の場合は複写禁止パター
ンの一部ではないと判定する(S2616)。
【0110】一方,一致した場合は,周辺白地画素領域
があるか否かの判定を行い(S2613),周辺白地画
素でなければ,複写禁止パターンの一部ではないと判定
する(S2616)。また,周辺白地画素である場合
は,網グラフ/網かけ文字領域であるか否かの判定を行
い(S2614),網グラフ/網かけ文字領域である場
合は,複写禁止パターンの一部ではないと判定する(S
2616)。もし,網グラフ/網かけ文字領域でない場
合は,複写禁止パターンの一部であると判定(S261
5)し,注目画素に対する処理を終了する。
【0111】なお,上記S2601〜S2616の各ス
テップは,画像情報の画素データ毎に実行され,最終的
に入力画像情報全体に対して実行される。
【0112】図14は,複写禁止文書判定部112の動
作フローチャートを示し,この動作はすでに説明してあ
るので,その説明を省略する。
【0113】従って,上記の処理によって,複写禁止パ
ターンが検出され,複写禁止文書と判別された場合に
は,画像情報が白データに置き換えられることになるの
で,複写禁止文書である画像情報がプロッタ103へ出
力されない,換言すれば,セレクタ114によって複写
禁止文書である画像情報の複写が禁止されることにな
る。
【0114】前述したように実施例4では,黒ピーク画
素(注目画素)が複写禁止パターンに特徴的な黒ピーク
密度で,かつ,一定距離離れた領域に白地が存在したと
きに,当該注目画素データを複写禁止パターンの画素で
あると判定するため,複写禁止パターンの存在を確度よ
く容易に検出することができる。
【0115】また,網グラフ/網かけ文字領域判定30
7における網かけ文字領域判定手部2504が,注目画
素を含む一定領域内の黒ピークの密度が所定の一定閾値
以上か否かおよびエッジ領域検出部306の検出結果お
よび,注目画素の前ラインの画素が網かけ文字領域画素
であるか否かの結果および注目画素が非白地画素である
か否かの結果により,注目画素が網かけ文字領域か否か
の判定しているため,網かけ文字領域の検出および複写
禁止文書の判定がより精度良く行われる。
【0116】また,各ライン毎に複写禁止パターンライ
ンであるか否か判定し,さらにNライン中での複写禁止
パターンライン数Mが所定の値を越えた場合に,複写禁
止文書と判定するため,誤判定なく複写禁止文書の判定
を行うことができる。
【0117】また,各ライン毎に複写禁止パターンライ
ンであるか否か判定し,さらにNライン中での複写禁止
パターンライン数Mが所定の値を越えた場合に,複写禁
止文書と判定すると共に,白データ発生装置113およ
びセレクタ114によってページの途中からでも複写禁
止文書と判定された部分を確実に消去することができ
る。
【0118】また,実施例4では,複写禁止パターン合
成部115によって,複写禁止パターンを合成し,プロ
ッタ103を介して記録紙上に出力して複写禁止文書を
作成することができるので,該複写禁止文書を自機で読
み取った際に,複写禁止パターンが確実に認識されて,
複写禁止文書と判定されるので,複写禁止文書の判別を
確実に行って,複写禁止文書の画像情報の複写・転送・
保存・入力を確実に禁止することができる。
【0119】〔実施例5〕次に,実施例5について説明
する。実施例5は,操作表示部104を介して,副走査
方向のライン間引きを行うか否かを決定すること,およ
び複写禁止パターン検出部111における内部処理のパ
ラメータの切り替えを行うことにより,変倍時にも複写
禁止文書の判定を確実に行うことができるようにしたも
のである。なお,実施例5の構成および動作について
も,おおむね実施例1と同等なので,異なる部分のみ説
明する。
【0120】図27は,実施例5に係る複写禁止パター
ン検出部2701の構成を示し,図24に示した複写禁
止パターン検出部111に副走査ライン間引き部270
2を追加したものである。副走査ライン間引き部270
2では,拡大時の変倍率に合わせてラインの間引きを行
うとともに,複写禁止パターン検出部2701および複
写禁止文書判定部112において使用するライン同期信
号を発生する。
【0121】例えば,変倍率200%の時には,副走査
ライン間引き部2702によって,2ラインに1ライン
の間引きを行った信号が複写禁止パターン検出部270
1へ出力される。また,その時に発生するライン同期信
号は,副走査ライン間引き部2702への入力画像情報
のライン同期信号の2倍となる。図14は,上記変倍率
200%の時のライン間引きおよびライン同期信号の発
生を示し,同図(a)が副走査ライン間引き部2702
への入力画像情報のライン同期信号を示し,同図(b)
が副走査ライン間引き部2702で発生する2倍のライ
ン同期信号を示し,これが複写禁止パターン検出部27
01および複写禁止文書判定部112において使用する
ライン同期信号となる。また,同図(c)が副走査ライ
ン間引き部2702への入力画像情報のラインを示し,
それに対して変倍率200%の時に2ラインに1ライン
の間引きが行われて,副走査ライン間引き部2702か
ら画像情報のラインが同図(d)に示すように出力され
る。
【0122】次に,複写禁止パターン検出部2701
は,黒ピーク検出部301とエッジ領域検出部306の
検出マトリックスを変倍率により変更する。まず,拡大
時に,副走査ライン間引き部2702においてライン間
引きを行なわないときは,黒ピーク検出部301では,
図4で示した3×3マトリックスの代わりに,図20に
示す3×5マトリックスを用いて検出を行い,副走査ラ
イン間引き部2702においてライン間引きを行うとき
は,黒ピーク検出部301では,図4で示した3×3マ
トリックスを用いて検出を行う。この処理は,実施例4
に対してE以外のA〜Iの画素位置が異なるだけで動作
は同じである。
【0123】また,黒ピーク密度2判定部2402にお
いては,判定のための参照画素ブロックを,本実施例で
は7×7画素ブロックを例にとり説明する。例えば,2
00%拡大時には,副走査ライン間引き部2702にお
いてライン間引きを行なわないときは,黒ピーク密度2
判定部2402では,図28で示した7×7画素ブロッ
クの代わりに,図22に示す7×13画素ブロックを用
いて検出を行う。また,副走査ライン間引き部2702
においてライン間引きを行うときは,黒ピーク密度2判
定部2402では,変倍率とライン間引き数に応じて副
走査方向の参照画素数を減らしたブロックを用いて検出
を行う。例えば,200%拡大時に1ライン間引きを行
うのであれば,見かけ上等倍時と同じ画像情報とみな
し,図28に示す7×7画素ブロックを用いて判定を行
う。また,例えば,71%縮小時には,図28で示した
7×7画素ブロックの代わりに,図23に示す7×5画
素ブロックを用いて検出を行う。
【0124】また,拡大時には,副走査ライン間引き部
2702においてライン間引きを行うときは,複写禁止
パターン検出部2701においては見かけ上縮小画像情
報が入力されたのと等価となるため,上記の処理を行う
ものである。
【0125】なお,本実施例では,本発明の画像処理装
置をデジタル複写機に適用した例を示したが,特にこれ
に限定するものではなく,ファクシミリ装置に適用した
場合には,同様の処理によってファクシミリ送信を禁止
することができる。また,画像ファイリング装置に適用
した場合には,同様の処理によって複写禁止文書のファ
イリングを禁止することができる。さらに,スキャナに
適用した場合には,同様の処理によって複写禁止文書の
読み取りを禁止することができる。
【0126】また,本実施例では,複写禁止文書の画像
情報と白データとを置き換える例を示したが,例えば,
黒データで置き換えても良く,所定のパターンを有した
データで置き換えても良い。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る画像
処理装置は,画像情報を構成する個々の画素データ毎
に,注目画素データとそれに隣接する画素データとか
ら,前記注目画素が黒ピークであるか否かを検出する黒
ピーク検出手段を有し,前記黒ピーク検出手段の結果を
入力して,注目画素データを中心とする一定面積中の黒
ピーク密度があらかじめ決められた複写禁止パターンの
黒ピーク密度と一致するか否かを判定する。また,前記
画像情報を入力して白地領域を検出し,また,前記画像
情報を入力してエッジ領域を検出し,複写禁止パターン
の黒ピーク密度と一致する画素であると判定された注目
画素データから一定距離離れた周囲に所定の大きさの白
地領域が存在するか否かを判定し,また,複写禁止パタ
ーンの黒ピーク密度と一致する画素であると判定された
注目画素データが網グラフあるいは網かけ文字領域画素
であるか否かを判定し,さらに,複写禁止パターンの黒
ピーク密度と一致する画素であると判定された注目画素
データが不正ピーク領域画素であるか否かを判定する。
その後,注目画素が,複写禁止パターンの黒ピーク密度
と一致する画素であるか否か,一定距離離れた周囲に所
定の大きさの白地領域が存在するか否か,網グラフある
いは網かけ文字領域画素であるか否か,不正ピーク領域
画素であるか否かに基づいて,前記画像情報が複写禁止
文書であるか否かを判定するため,あらかじめ紙面全体
に複写禁止パターンを印字あるいは複写して作成した複
写禁止文書を確実に判別することができ,複写禁止文書
の画像情報の複写・転送・保存・入力を確実に禁止する
ことができる。
【0128】また,不正ピーク領域判定手段において,
複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致する画素である
と判定された注目画素データが,地汚れ等に起因する不
正ピーク領域画素であるか否かを判定し,注目画素デー
タ判定手段において,不正ピーク領域画素の場合には複
写禁止パターンの一部でないと判定する構成であるた
め,網点印刷原稿のコピーや,地汚れを,複写禁止パタ
ーンと誤識別しないようにすることができる。
【0129】また,本発明に係る画像処理装置は,画像
情報を構成する個々の画素データ毎に,注目画素データ
とそれに隣接する画素データとから,前記注目画素が黒
ピークであるか否かを検出する黒ピーク検出手段を有
し,前記黒ピーク検出手段の結果を入力して,注目画素
データを中心とする一定面積中の黒ピーク密度があらか
じめ決められた複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致
するか否かを判定する。また,前記画像情報を入力して
白地領域を検出し,また,前記画像情報を入力してエッ
ジ領域を検出し,複写禁止パターンの黒ピーク密度と一
致する画素であると判定された注目画素データから一定
距離離れた周囲に所定の大きさの白地領域が存在するか
否かを判定し,また,複写禁止パターンの黒ピーク密度
と一致する画素であると判定された注目画素データが網
グラフあるいは網かけ文字領域画素であるか否かを判定
する。また,前記黒ピーク検出手段の結果を入力して,
注目画素データを含む一定の画素ブロックの黒ピーク密
度があらかじめ決められた複写禁止パターンの黒ピーク
密度と一致する画素であると判定された注目画素データ
が,不正ピーク領域画素であるか否かを判定する,すな
わち,注目画素を含む第1の領域の黒ピーク密度が,前
記黒ピーク密度判定手段に用いる閾値よりも小さい第1
の閾値以上である時に,注目画素を不正ピーク領域候補
画素とし,かつ,注目画素を含む第2の領域に前記不正
ピーク領域候補画素が第2の閾値以上あるとき該第2の
領域を不正ピーク領域候補ブロックとし,かつ,第3の
領域中に前記不正ピーク領域候補ブロックが第3の閾値
以上あるとき,注目画素を含む第2の領域を不正ピーク
領域と判定する。さらに,注目画素が,複写禁止パター
ンの黒ピーク密度と一致する画素であるか否か,一定距
離離れた周囲に所定の大きさの白地領域が存在するか否
か,網グラフあるいは網かけ文字領域画素であるか否
か,不正ピーク領域画素であるか否かに基づいて,前記
画像情報が複写禁止文書であるか否かを判定するため,
あらかじめ紙面全体に複写禁止パターンを印字あるいは
複写した紙を用いて作成された複写禁止文書を確実に判
別でき,複写禁止文書の画像情報の複写・転送・保存・
入力を確実に禁止することができる。
【0130】また,本発明に係る画像処理装置は,不正
ピーク領域判定手段に用いる第1の領域を,黒ピーク密
度判定手段に用いる領域と同じとするため,ハードウエ
ア量が削減される。
【0131】また,本発明に係る画像処理装置は,不正
ピーク領域判定手段に用いる第3の領域を,不正ピーク
領域判定手段に用いる第2の領域を主走査方向に連続し
た領域とするため,ラインメモリ量が削減される。
【0132】また,本発明に係る画像処理装置は,画像
変倍時の場合,不正ピーク領域判定手段において注目画
素を含む第1の領域を,スキャナ走行方向において変更
するため,画像変倍時でも不正ピーク領域の検出および
複写禁止文書の判定が精度良く行われる。
【0133】また,本発明に係る画像処理装置は,画像
拡大時の場合,不正ピーク領域判定手段が,入力した画
像情報から副走査方向のラインの間引きを行った画像情
報を用いて,不正ピーク領域であるか否かを判定するた
め,画像拡大時でも不正ピーク領域の検出および複写禁
止文書の判定が精度良く行われる。
【0134】また,本発明に係る画像処理装置は,画像
情報を構成する個々の画素データ毎に,注目画素データ
とそれに隣接する画素データとから,前記注目画素が黒
ピークであるか否かを検出する黒ピーク検出手段を有
し,前記黒ピーク検出手段の結果を入力して,注目画素
データを中心とする一定面積中の黒ピーク密度があらか
じめ決められた複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致
するか否かを判定する。また,前記画像情報を入力して
白地領域を検出し,また,前記画像情報を入力してエッ
ジ領域を検出し,また,複写禁止パターンの黒ピーク密
度と一致する画素であると判定された注目画素データか
ら一定距離離れた周囲に所定の大きさの白地領域が存在
するか否かを判定し,また,注目画素データが網グラフ
/網かけ文字領域画素であるか否かを判定する,すなわ
ち,注目画素を含む一定領域の黒ピークの密度が所定の
閾値以上である時に,該領域を含む周辺のエッジ領域お
よび白地領域の有無により注目画素が網グラフあるいは
網かけ文字領域か否かの判定を行う。さらに,注目画素
が,複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致するか否
か,一定距離離れた周囲に所定の大きさの白地領域が存
在するか否か,および網グラフ/網かけ文字領域画素で
あるか否かに基づいて,前記画像情報が複写禁止文書で
あるか否かを判定することにより,あらかじめ紙面全体
に複写禁止パターンを印字あるいは複写した紙を用いて
作成された複写禁止文書が確実に判別され,複写禁止文
書の画像情報の複写・転送・保存・入力を確実に禁止す
ることができる。
【0135】また,本発明に係る画像処理装置は,網グ
ラフ/網かけ文字領域判定手段に用いる黒ピークの密度
を判定する領域を,第1の黒ピーク密度判定手段に用い
る領域と同じとするため,ハードウエア量が削減され
る。
【0136】また,本発明に係る画像処理装置は,画像
変倍時の場合,網グラフ/網かけ文字領域判定手段に用
いる黒ピークの密度を判定する領域の画素ブロックサイ
ズを,スキャナ走行方向において変更するため,画像変
倍時でも網グラフ/網かけ文字領域の検出および複写禁
止文書の判定が精度良く行われる。
【0137】また,本発明に係る画像処理装置は,画像
拡大時の場合,網グラフ/網かけ文字領域判定手段が,
入力した画像情報から副走査方向のラインの間引きを行
った画像情報を用いて,網グラフ/網かけ文字領域であ
るか否かを判定するため,画像拡大時でも網グラフ/網
かけ文字領域の検出および複写禁止文書の判定が精度良
く行われる。
【0138】また,本発明に係る画像処理装置は,網グ
ラフ/網かけ文字領域判定手段における網かけ文字領域
判定手段が,注目画素を含む一定領域内の黒ピークの密
度およびエッジ領域検出手段の検出結果および,注目画
素の前ラインの画素が網かけ文字領域画素であるか否か
の結果および注目画素が非白地画素であるか否かの結果
により,注目画素が網かけ文字領域か否かの判定をする
ため,網かけ文字領域の検出および複写禁止文書の判定
がより精度良く行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のデジタル複写機のブロック構成図で
ある。
【図2】複写禁止パターンを示す説明図である。
【図3】本実施例の複写禁止パターン検出部のブロック
構成図である。
【図4】黒ピーク検出部における黒ピーク検出方法の例
を示す説明図である。
【図5】周辺白地領域判定部の白地領域の判定方法を示
す説明図である。
【図6】本実施例におけるエッジ画素判定の模式図であ
る。
【図7】本実施例におけるエッジ画素判定の模式図であ
る。
【図8】網グラフ/網かけ文字領域判定部の構成を示す
説明図である。
【図9】網点画像中エッジ検出部,網点画像左側エッジ
検出部および網点画像右側エッジ検出部におけるエッジ
画素の検出を示す説明図である。
【図10】不正ピーク領域判定部での判定処理に用いる
画素ブロック構成の模式図である。
【図11】不正ピーク領域判定部の判定動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本実施例の複写禁止文書判定部のブロック構
成図である。
【図13】本実施例の複写禁止パターン検出部の動作フ
ローチャートである。
【図14】本実施例の複写禁止文書判定部の動作フロー
チャートである。
【図15】実施例2における不正ピーク領域判定部で使
用するxb×yb画素ブロック説明図である。
【図16】実施例2における不正ピーク領域判定部で使
用するM×N画素ブロックおよび連続するLブロック説
明図である。
【図17】実施例2における不正ピーク領域判定部の動
作フローである。
【図18】実施例3の複写禁止パターン検出部の構成を
示す説明図である。
【図19】変倍率200%の時のライン間引きおよびラ
イン同期信号の発生を示す説明図である。
【図20】実施例3における黒ピーク検出部で使用する
3×5マトリックスを示す説明図である。
【図21】実施例3におけるエッジ画素判定の模式図で
ある。
【図22】実施例3における不正ピーク領域判定部で使
用するxb×yb画素ブロック説明図である。
【図23】実施例3における不正ピーク領域判定部で使
用するxb×yb画素ブロック説明図である。
【図24】実施例4の複写禁止パターン検出部のブロッ
ク構成図である。
【図25】実施例4の網グラフ/網かけ文字領域判定部
の構成を示す説明図である。
【図26】実施例4の複写禁止パターン検出部の動作フ
ローチャートである。
【図27】実施例5の複写禁止パターン検出部の構成を
示す説明図である。
【図28】黒ピーク密度2判定部で使用する画素ブロッ
ク説明図である。
【符号の説明】
101 スキャナ 102 画像
処理部 103 プロッタ 104 操作
表示部 105 システムコントローラ 106 シェ
ーディング補正部 107 フィルタ処理部 108 変倍
処理部 109 γ補正部 110 階調
処理部 111 複写禁止パターン検出部 112 複写
禁止文書判定部 113 白データ発生装置 114 セレ
クタ 115 複写禁止パターン合成部 301 黒ピーク検出部 302 黒ピ
ーク密度判定部 303 白地領域検出部 304 周辺
白地領域判定部 305 注目画素データ判定部 306 エッ
ジ領域検出部 307 網グラフ/網かけ文字領域判定部 308 不正ピーク領域判定部 801 網点画像中エッジ検出部 802 網点画像左側エッジ検出部 803 網点画像右側エッジ検出部 804 網か
け文字領域判定部 805 網グラフ領域判定部 806 OR
回路 1201 ライン判定部 1202 複写禁止パターンライン計数部 1203 判定部 1801 複写禁止パターン検出部 1802 副走査ライン間引き部 2401 黒ピーク密度1判定部 2402 黒ピ
ーク密度2判定部 2501 網点画像中エッジ検出部 2502 網点画像左側エッジ検出部 2503 網点画像右側エッジ検出部 2504 網かけ文字領域判定部 2505 網グラフ領域判定部 2506 OR
回路 2507 FIFO 2701 複写禁止パターン検出部 2702 副走
査ライン間引き部

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像情報に対して,シェーディ
    ング補正処理,フィルタ処理,変倍処理,γ補正処理,
    階調処理等を施す画像処理装置において,前記画像情報
    を構成する個々の画素データ毎に,注目画素データとそ
    れに隣接する画素データとから,前記注目画素が黒ピー
    クであるか否かを検出する黒ピーク検出手段と,前記黒
    ピーク検出手段の結果を入力して,注目画素データを中
    心とする一定面積中の黒ピーク密度があらかじめ決めら
    れた複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致するか否か
    を判定する黒ピーク密度判定手段と,前記画像情報を入
    力して白地領域を検出する白地領域検出手段と,前記画
    像情報を入力してエッジ領域を検出するエッジ領域検出
    手段と,前記黒ピーク密度判定手段の判定結果および白
    地領域検出手段の検出結果を入力して,複写禁止パター
    ンの黒ピーク密度と一致する画素であると判定された注
    目画素データから一定距離離れた周囲に所定の大きさの
    白地領域が存在するか否かを判定する周辺白地領域判定
    手段と,前記黒ピーク密度判定手段の判定結果およびエ
    ッジ領域検出手段の検出結果を入力して,複写禁止パタ
    ーンの黒ピーク密度と一致する画素であると判定された
    注目画素データが網グラフあるいは網かけ文字領域画素
    であるか否かを判定する網グラフ/網かけ文字領域判定
    手段と,前記黒ピーク密度判定手段の判定結果を入力し
    て,複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致する画素で
    あると判定された注目画素データが,地汚れ等に起因す
    る不正ピーク領域画素であるか否かを判定する不正ピー
    ク領域判定手段と,前記黒ピーク密度判定手段の判定結
    果,周辺白地領域判定手段の判定結果,網グラフ/網か
    け文字領域判定手段の判定結果および不正ピーク領域の
    判定結果に基づいて,注目画素データが複写禁止パター
    ンの一部であるか否かを判定する注目画素データ判定手
    段と,前記注目画素データ判定手段によって複写禁止パ
    ターンの一部であると判定された画素データの数に基づ
    いて,前記画像情報が複写禁止文書であるか否かを判定
    する複写禁止文書判定手段とを具備することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 複写禁止文書であることを示す複写禁止
    パターンを印字する複写禁止パターン印字手段を,さら
    に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複写禁止文書は,前記複写禁止パタ
    ーン印字手段によってあらかじめ紙面全体に複写禁止パ
    ターンを印字した紙を用いるか,あるいは複写禁止パタ
    ーンを複写した紙を用いて作成されており,前記複写禁
    止文書判定手段で複写禁止文書であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複写禁止文書は,前記複写禁止パタ
    ーン印字手段によりあらかじめ紙面全体に複写禁止パタ
    ーンを印字した紙を用いて作成されるか,あるいは,前
    記複写禁止手段により複写時に紙面全体に複写禁止パタ
    ーンを印字することにより作成されており,前記複写禁
    止文書判定手段により複写禁止文書であるか否かが判定
    され,前記不正ピーク領域判定手段は,注目画素を含む
    第1の領域の黒ピーク密度が第1の閾値以上である時
    に,注目画素を不正ピーク領域候補画素とし,かつ,注
    目画素を含む第2の領域に前記不正ピーク領域候補画素
    が第2の閾値以上あるとき該第2の領域を不正ピーク領
    域候補ブロックとし,かつ,第3の領域中に前記不正ピ
    ーク領域候補ブロックが第3の閾値以上あるとき,注目
    画素を含む第2の領域を不正ピーク領域と判定し,か
    つ,前記第1の閾値が前記黒ピーク密度判定手段に用い
    る閾値よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記不正ピーク領域判定手段に用いる第
    1の領域を,前記黒ピーク密度判定手段に用いる領域と
    同じとすることを特徴とする請求項4に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記不正ピーク領域判定手段に用いる第
    3の領域を,前記不正ピーク領域判定手段に用いる第2
    の領域を主走査方向に連続した領域とすることを特徴と
    する請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像変倍時の場合,前記不正ピーク領域
    判定手段において,注目画素を含む前記第1の領域を,
    スキャナ走行方向において変更することを特徴とする請
    求項4に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記不正ピーク領域判定手段は,画像拡
    大時の場合,入力した画像情報から副走査方向のライン
    の間引きを行った画像情報を用いて,不正ピーク領域で
    あるか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載
    の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 入力した画像情報に対して,シェーディ
    ング補正処理,フィルタ処理,変倍処理,γ補正処理,
    階調処理等を施す画像処理装置において,前記画像情報
    を構成する個々の画素データ毎に,注目画素データとそ
    れに隣接する画素データとから,前記注目画素が黒ピー
    クであるか否かを検出する黒ピーク検出手段と,前記黒
    ピーク検出手段の結果を入力して,注目画素データを中
    心とする一定面積中の黒ピーク密度があらかじめ決めら
    れた複写禁止パターンの黒ピーク密度と一致するか否か
    を判定する第1の黒ピーク密度判定手段と,前記画像情
    報を入力して白地領域を検出する白地領域検出手段と,
    前記画像情報を入力してエッジ領域を検出するエッジ領
    域検出手段と,前記第1の黒ピーク密度判定手段の判定
    結果および白地領域検出手段の検出結果を入力して,複
    写禁止パターンの黒ピーク密度と一致する画素であると
    判定された注目画素データから一定距離離れた周囲に所
    定の大きさの白地領域が存在するか否かを判定する周辺
    白地領域判定手段と,前記黒ピーク検出手段の結果を入
    力して,注目画素データを中心とする一定面積中の黒ピ
    ーク密度が所定の一定閾値以上であるか否かを判定する
    第2の黒ピーク密度判定手段と,前記第2の黒ピーク密
    度判定手段の検出結果およびエッジ領域検出手段の検出
    結果および白地領域検出手段の検出結果とを入力して,
    注目画素データが網グラフ/網かけ文字領域画素である
    か否かを判定する網グラフ/網かけ文字領域判定手段
    と,前記第1の黒ピーク密度判定手段の判定結果,周辺
    白地領域判定手段の判定結果,網グラフ/網かけ文字領
    域判定手段の判定結果に基づいて,注目画素データが複
    写禁止パターンの一部であるか否かを判定する注目画素
    データ判定手段と,前記注目画素データ判定手段によっ
    て複写禁止パターンの一部であると判定された画素デー
    タの数に基づいて,前記画像情報が複写禁止文書である
    か否かを判定する複写禁止文書判定手段とを具備するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 複写禁止文書であることを示す複写禁
    止パターンを印字する複写禁止パターン印字手段を,さ
    らに備えたことを特徴とする請求項9に記載の画像処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記複写禁止文書は,前記複写禁止パ
    ターン印字手段によってあらかじめ紙面全体に複写禁止
    パターンを印字した紙を用いるか,あるいは複写禁止パ
    ターンを複写した紙を用いて作成されており,前記複写
    禁止文書判定手段で複写禁止文書であるか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記網グラフ/網かけ文字領域判定手
    段に用いる前記第2の黒ピーク密度判定手段における閾
    値は,前記第1の黒ピーク密度判定手段に用いる閾値よ
    り小さいことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記網グラフ/網かけ文字領域判定手
    段に用いる前記第2の黒ピーク密度判定手段での判定領
    域を,前記第1の黒ピーク密度判定手段に用いる判定領
    域と同じくすることを特徴とする前記請求項9に記載の
    画像処理装置。
  14. 【請求項14】 画像変倍時の場合,前記網グラフ/網
    かけ文字領域判定手段に用いる黒ピークの密度を判定す
    る領域の画素ブロックサイズを,スキャナ走行方向にお
    いて変更することを特徴とする請求項9または13に記
    載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記網グラフ/網かけ文字領域判定手
    段は,画像拡大時の場合,入力した画像情報から副走査
    方向のラインの間引きを行った画像情報を用いて,網グ
    ラフ/網かけ文字領域であるか否かを判定することを特
    徴とする請求項9または13に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記網グラフ/網かけ文字領域判定手
    段における網かけ文字領域判定手段は,注目画素を含む
    一定領域内の黒ピークの密度およびエッジ領域検出手段
    の検出結果および,注目画素の前ラインの画素が網かけ
    文字領域画素であるか否かの結果および注目画素が非白
    地画素であるか否かの結果により,注目画素が網かけ文
    字領域か否かの判定を行うことを特徴とする前記請求項
    9,12,13,14または15に記載の画像処理装
    置。
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