JP3527130B2 - ズームレンズ及びそれを用いたビデオカメラ - Google Patents
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Description
それを用いたビデオカメラに関する。さらに詳細には、
14倍以上の高倍率で、かつ、光学全長の短い小型の非
球面ズームレンズ及びそれを用いたビデオカメラに関す
る。
DVフォーマットの普及に伴って、小型化と高画質化を
両立させることが必須となっている。従って、それに搭
載されるズームレンズも、高画質を有しながら、光学全
長の短い小型のもの、さらにズーム比の大きいものが強
く求められている。
は、高画質でズーム比が約10倍のズームレンズが開示
されている。
81392号公報に開示されたズームレンズは、10枚
という少ないレンズ構成で小型化と高画質化を実現して
いるが、ズーム比は約10倍であった。
を実現するためには、10枚以上のレンズを使用する
か、光学全長をより大きくする必要があり、小型のズー
ムレンズを実現することができないという問題があっ
た。
決するためになされたものであり、少ないレンズ構成
で、14倍以上のズーム比を有するズームレンズを提供
し、併せてこのズームレンズを用いた小型かつ高画質の
ビデオカメラを提供することを目的とする。
め、本発明に係るズームレンズの構成は、物体側から像
面側に向かって順に配置された、正の屈折力を有し、像
面に対して固定された第1レンズ群と、負の屈折力を有
し、光軸上を移動することによって変倍作用を行う第2
レンズ群と、正の屈折力を有し、像面に対して固定され
た第3レンズ群と、正の屈折力を有し、前記第2レンズ
群及び物体の移動によって変動する像面を基準面から一
定の位置に保つように光軸上を移動する第4レンズ群と
を備えたズームレンズであって、前記第2レンズ群は少
なくとも1面の非球面を含み、前記第3レンズ群は、物
体側から順に配置された両凸レンズ、両凹レンズ、像面
側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚のレンズか
らなると共に、少なくとも1面の非球面を含み、前記第
4レンズ群は少なくとも1面の非球面を含む1枚の正レ
ンズからなり、前記第3レンズ群に含まれる凹レンズの
小さい方の曲率半径の絶対値をR30、前記第3レンズ
群の焦点距離をf3としたとき、下記条件式(4)を満
足することを特徴とする。 0.35<R30/f3<0.8 ・・・(4) このズームレンズの構成によれば、第3レンズ群が物体
側から順に配置された両凸レンズ、両凹レンズ、像面側
に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚のレンズから
なることにより、小型で、かつ、広角端から標準位置に
かけての球面収差が良好に補正されたズームレンズが実
現される。また、レンズ径の小さい第2レンズ群、第3
レンズ群、第4レンズ群の各群に少なくとも1面の非球
面を配置し、最適な非球面形状とレンズタイプを採用す
ることにより、少ないレンズ構成で、14倍以上のズー
ム比を有し、かつ、収差が良好に補正された小型のズー
ムレンズを実現することができる。また、上記条件式
(4)を満足することにより、軸外光よりも外側の光束
のコマ収差が良好に補正されたズームレンズが実現され
る。
おいては、第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端にお
ける全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
(2)を満足するのが好ましい。
フィルターなどを挿入することのできるバックフォーカ
スが確保され、かつ、小型のズームレンズが実現され
る。
おいては、第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端にお
ける全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
(5)を満足するのが好ましい。
フィルターなどを挿入することのできるバックフォーカ
スが確保され、かつ、小型のズームレンズが実現され
る。
は、ズームレンズを備えたビデオカメラであって、前記
ズームレンズとして前記本発明に係るズームレンズを用
いることを特徴とする。このビデオカメラの構成によれ
ば、小型かつ高画質で高倍率のビデオカメラが実現され
る。
明をさらに具体的に説明する。
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
側)から像面16側(図1では、右側)に向かって第1
レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ群13、
第4レンズ群14、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板15が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
変倍時、フォーカス時においても、像面16に対して固
定された状態にある。第2レンズ群12は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群13は、物体側から順に配置された正レン
ズ、正レンズ、負レンズの3枚のレンズからなり、変倍
時及びフォーカス時においては、像面16に対して固定
された状態にある。第4レンズ群14は、1枚の正レン
ズからなり、第2レンズ群12及び物体の移動によって
変動する像面を基準面から一定の位置に保つように光軸
上を移動することにより、変倍による像の移動とフォー
カス調整とを同時に行う。
れた第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レンズの3枚
のレンズからなり、かつ、第2の負レンズの物体側の面
が非球面であり、さらに、光軸近傍の局所的曲率半径を
R10、外周部の局所的曲率半径をR11としたとき、
下記条件式(1)を満足するのが望ましい。
外光の主光線よりも外側の光線のコマ収差が大きく発生
し、望遠側では球面収差が補正不足となる。R11/R
10が0.5以下になると、特に望遠側での球面収差が
補正過剰となり、良好な収差補正を得ることができな
い。
3、広角端における全系の焦点距離をfwとしたとき、
下記条件式(2)を満足するのが望ましい。
る式である。f3/fwが2.5以下になると、水晶フ
ィルターやIRカットフィルターなどを挿入することの
できるバックフォーカスを確保することができない。ま
た、f3/fwが4.0以上になると、全長が長くなっ
て、小型のズームレンズを実現することができない。
枚の負レンズの3枚のレンズからなるのが望ましい。こ
のレンズ構成により、小型で、かつ、広角端から標準位
置にかけての球面収差が良好に補正されたズームレンズ
を実現することができる。
配置されたレンズの物体側の面が非球面であり、光軸近
傍の局所的曲率半径をR20、外周部の局所的曲率半径
をR21としたとき、下記条件式(3)を満足するのが
望ましい。
配置されたレンズの物体側の面の非球面に関する式であ
り、球面収差が良好に補正される範囲を規定したもので
ある。R21/R20が1.05以下になると、負の球
面収差が発生し、3.5以上になると、補正過剰となっ
て正の球面収差が発生する。
ンズの小さい方の曲率半径の絶対値をR30、第3レン
ズ群13の焦点距離をf3としたとき、下記条件式
(4)を満足するのが望ましい。
のコマ収差が良好に補正される範囲を規定したものであ
る。R30/f3が0.8以上になると、ズーミング中
間位置での内向きのコマが発生し、R30/f3が0.
35以下になると、外向きのコマが発生する。
4、広角端における全系の焦点距離をfwとしたとき、
下記条件式(5)を満足するのが望ましい。
る式である。f4/fwが2.5以下になると、水晶フ
ィルターやIRカットフィルターなどを挿入するバック
フォーカスを確保することができない。また、f4/f
wが6.0以上になると、フォーカス時における第4レ
ンズ群14の移動量が大きくなって、小型のズームレン
ズを実現することができない。
の面が非球面であり、光軸近傍の局所的曲率半径をR4
0、外周部の局所的曲率半径をR41としたとき、下記
条件式(6)を満足するのが望ましい。
側の面の非球面に関する式であり、軸外光の主光線より
も内側の光束のコマ収差が良好に補正される範囲を規定
したものである。R41/R40が1.05以下になる
と、内向きのコマが発生し、R41/R40が1.75
以上になると、外向きのコマが発生する。
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
側)から像面26側(図2では、右側)に向かって第1
レンズ群21、第2レンズ群22、第3レンズ群23、
第4レンズ群24、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板25が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
変倍時、フォーカス時においても、像面26に対して固
定された状態にある。第2レンズ群22は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群23は、物体側から順に配置された正レン
ズ、正レンズと負レンズとの接合レンズの3枚のレンズ
からなり、変倍時及びフォーカス時においては、像面2
6に対して固定された状態にある。第4レンズ群24
は、1枚の正レンズからなり、第2レンズ群22及び物
体の移動によって変動する像面を基準面から一定の位置
に保つように光軸上を移動することにより、変倍による
像の移動とフォーカス調整とを同時に行う。
上記第1の実施の形態と同様に、上記条件式(1)〜
(6)を満足するのが望ましい。
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
側)から像面36側(図3では、右側)に向かって第1
レンズ群31、第2レンズ群32、第3レンズ群33、
第4レンズ群34、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板35が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
変倍時、フォーカス時においても、像面36に対して固
定された状態にある。第2レンズ群32は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群33は、物体側から順に配置された正レン
ズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズからなり、変倍
時及びフォーカス時においては、像面36に対して固定
された状態にある。第4レンズ群34は、1枚の正レン
ズからなり、第2レンズ群32及び物体の移動によって
変動する像面を基準面から一定の位置に保つように光軸
上を移動することにより、変倍による像の移動とフォー
カス調整とを同時に行う。
上記第1及び第2の実施の形態と同様に、上記条件式
(1)〜(6)を満足するのが望ましい。
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
側)から像面46側(図4では、右側)に向かって第1
レンズ群41、第2レンズ群42、第3レンズ群43、
第4レンズ群44、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板45が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
変倍時、フォーカス時においても、像面46に対して固
定された状態にある。第2レンズ群42は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群43は、物体側から順に配置された正レン
ズ、負レンズと正レンズとの接合レンズの3枚のレンズ
からなり、変倍時及びフォーカス時においては、像面4
6に対して固定された状態にある。第4レンズ群44
は、1枚の正レンズからなり、第2レンズ群42及び物
体の移動によって変動する像面を基準面から一定の位置
に保つように光軸上を移動することにより、変倍による
像の移動とフォーカス調整とを同時に行う。
上記第1〜第3の実施の形態と同様に、上記条件式
(1)〜(6)を満足するのが望ましい。
の実施の形態におけるビデオカメラの構成を示す配置図
である。
ビデオカメラは、ズームレンズ51と、撮像素子52
と、信号処理回路53とにより構成されている。ここ
で、ズームレンズ51としては、上記第1〜第4の実施
の形態のズームレンズが用いられており、これにより小
型かつ高画質で高倍率のビデオカメラが実現されてい
る。
に詳細に説明する。
実施の形態におけるズームレンズの具体的実施例を示
す。
ズの曲率半径、d(mm)はレンズの肉厚又はレンズの
空気間隔、nは各レンズのd線に対する屈折率、νは各
レンズのd線に対するアッベ数を示している(以下の実
施例2〜5についても同様である)。
している(以下の実施例2〜5についても同様であ
る)。
さ、SAGは光軸からの高さがHの非球面上の点の非球
面頂点からの距離、Rは非球面頂点の曲率半径、Kは円
錐常数、D、E、Fは非球面係数を表している。
レンズの非球面係数を示す。
から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって可
変な空気間隔(mm)を示す。下記(表3)における標
準位置は、第3レンズ群13と第4レンズ群14とが最
接近する位置である。下記(表3)中、f(mm)、F
/NO、ω(゜)は、上記(表1)のズームレンズの広
角端、標準位置、望遠端における焦点距離、Fナンバ
ー、入射半画角である。
におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
ンズ群12が物体側から順に配置された第1の負レン
ズ、第2の負レンズ、正レンズの3枚のレンズからな
り、かつ、第2の負レンズの物体側の面が非球面であ
り、さらに、光軸近傍の局所的曲率半径R10と外周部
の局所的曲率半径R11が下記(表4)に示す値を有し
ている。
おり、広角側でのコマ収差と望遠側での球面収差の良好
な補正が実現されている。
第3レンズ群13の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表5)に示す値を有している。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
2枚の正レンズと1枚の負レンズの3枚のレンズからな
っており、これにより小型で、かつ、広角端から標準位
置にかけての球面収差が良好に補正されたズームレンズ
が実現されている。
第3レンズ群13の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表6)に示す値を有している。
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
第3レンズ群13に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群13の焦点距離をf
3が下記(表7)に示す値を有している。
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
第4レンズ群14の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表8)に示す値を有している。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
第4レンズ群14のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表9)に示す値を有してい
る。
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
ムレンズの広角端、標準位置、望遠端における収差性能
図を示す。尚、各図において、(a)はd線に対する球
面収差の図である。(b)は、非点収差の図であって、
実線はサジタル像面湾曲、破線はメリディオナル像面湾
曲を示している。(c)は歪曲収差を示す図、(d)は
軸上色収差の図であって、実線はd線、短い破線はF
線、長い破線はC線に対する値を示している。(e)は
倍率色収差の図であって、短い破線はF線、長い破線は
C線に対する値を示している。これらは、図9〜図20
についても同じである。
ズームレンズは、良好な収差性能を示している。
の実施の形態におけるズームレンズの具体的実施例を示
す。
ムレンズの非球面係数を示す。
端から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって
可変な空気間隔(mm)を示す。
例におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
ンズ群22の第2の負レンズの物体側の面が非球面であ
り、特に光軸近傍の局所的曲率半径R10と外周部の局
所的曲率半径R11が下記(表13)に示す値を有して
いる。
おり、広角側でのコマ収差と望遠側での球面収差の良好
な補正が実現されている。
第3レンズ群23の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表14)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
物体側から順に配置された正レンズ、正レンズと負レン
ズとの接合レンズの3枚のレンズからなっており、これ
により小型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球
面収差が良好に補正されたズームレンズが実現されてい
る。
第3レンズ群23の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表15)に示す値を有している。
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
第3レンズ群23に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群23の焦点距離をf
3が下記(表16)に示す値を有している。
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
第4レンズ群24の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表17)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
第4レンズ群24のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表18)に示す値を有してい
る。
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
ズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収差
性能図を示す。
のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
の実施の形態におけるズームレンズの他の具体的実施例
を示す。
ムレンズの非球面係数を示す。
端から測って無限遠の位置の場合の、ズーミングによっ
て可変な空気間隔(mm)を示す。
例におけるズームレンズのズーム比は約18倍である。
ンズ群22の第2の負レンズの物体側の面が非球面であ
り、特に光軸近傍の局所的曲率半径R10と外周部の局
所的曲率半径R11が下記(表22)に示す値を有して
いる。
おり、広角側でのコマ収差と望遠側での球面収差の良好
な補正が実現されている。
第3レンズ群23の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表23)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
物体側から順に配置された正レンズ、正レンズと負レン
ズとの接合レンズの3枚のレンズからなっており、これ
により小型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球
面収差が良好に補正されたズームレンズが実現されてい
る。
第3レンズ群23の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表24)に示す値を有している。
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
第3レンズ群23に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群23の焦点距離をf
3が下記(表25)に示す値を有している。
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
第4レンズ群24の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表26)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
第4レンズ群24のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表27)に示す値を有してい
る。
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
たズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収
差性能図を示す。
例のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
の実施の形態におけるズームレンズの他の具体的実施例
を示す。
ンズ群32は上記(表1)に示した上記実施例1のもの
と同じである。
ムレンズの非球面係数を示す。
端から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって
可変な空気間隔(mm)を示す。
例におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
第3レンズ群33の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表31)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
物体側から順に配置された正レンズ、負レンズ、正レン
ズの3枚のレンズからなっており、これにより小型で、
かつ、広角端から標準位置にかけての球面収差が良好に
補正されたズームレンズが実現されている。
第3レンズ群33の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表32)に示す値を有している。
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
第3レンズ群33に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群33の焦点距離をf
3が下記(表33)に示す値を有している。
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
第4レンズ群34の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表34)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
第4レンズ群34のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表35)に示す値を有してい
る。
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
たズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収
差性能図を示す。
例のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
の実施の形態におけるズームレンズの他の具体的実施例
を示す。
ンズ群42は上記(表1)に示した上記実施例1のもの
と同じである。
ムレンズの非球面係数を示す。
端から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって
可変な空気間隔(mm)を示す。
例におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
第3レンズ群43の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表39)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
物体側から順に配置された正レンズ、負レンズと正レン
ズとの接合レンズの3枚のレンズからなっており、これ
により小型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球
面収差が良好に補正されたズームレンズが実現されてい
る。
第3レンズ群43の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表40)に示す値を有している。
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
第3レンズ群43に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群43の焦点距離をf
3が下記(表41)に示す値を有している。
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
第4レンズ群44の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表42)に示す値を有してい
る。
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
第4レンズ群44のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表43)に示す値を有してい
る。
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
たズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収
差性能図を示す。
例のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
ンズによれば、第3レンズ群が物体側から順に配置され
た両凸レンズ、両凹レンズ、像面側に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズの3枚のレンズからなることにより、小
型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球面収差が
良好に補正されたズームレンズが実現される。また、レ
ンズ径の小さい第2レンズ群、第3レンズ群、第4レン
ズ群の各群に少なくとも1面の非球面を配置し、最適な
非球面形状とレンズタイプを採用することにより、少な
いレンズ構成で、14倍以上のズーム比を有し、かつ、
収差が良好に補正された小型のズームレンズを実現する
ことができる。また、上記条件式(4)を満足すること
により、軸外光よりも外側の光束のコマ収差が良好に補
正されたズームレンズが実現される。
発明のズームレンズを用いているので、小型かつ高画質
で高倍率のビデオカメラを実現することができる。
ズの構成を示す配置図
ズの構成を示す配置図
ズの構成を示す配置図
ズの構成を示す配置図
ラの構成を示す配置図
Claims (4)
- 【請求項1】 物体側から像面側に向かって順に配置さ
れた、正の屈折力を有し、像面に対して固定された第1
レンズ群と、負の屈折力を有し、光軸上を移動すること
によって変倍作用を行う第2レンズ群と、正の屈折力を
有し、像面に対して固定された第3レンズ群と、正の屈
折力を有し、前記第2レンズ群及び物体の移動によって
変動する像面を基準面から一定の位置に保つように光軸
上を移動する第4レンズ群とを備えたズームレンズであ
って、 前記第2レンズ群は少なくとも1面の非球面を含み、 前記第3レンズ群は、物体側から順に配置された両凸レ
ンズ、両凹レンズ、像面側に凸面を向けた正メニスカス
レンズの3枚のレンズからなると共に、少なくとも1面
の非球面を含み、 前記第4レンズ群は少なくとも1面の非球面を含む1枚
の正レンズからなり、 前記第3レンズ群に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値をR30、前記第3レンズ群の焦点距離を
f3としたとき、下記条件式(4)を満足することを特
徴とするズームレンズ。 0.35<R30/f3<0.8 ・・・(4) - 【請求項2】 第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端
における全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
(2)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。 2.5<f3/fw<4.0 ・・・(2) - 【請求項3】 第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端
における全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
(5)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。 2.5<f4/fw<6.0 ・・・(5) - 【請求項4】 ズームレンズを備えたビデオカメラであ
って、前記ズームレンズとして請求項1〜3のいずれか
に記載のズームレンズを用いることを特徴とするビデオ
カメラ。
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