JP3527130B2 - ズームレンズ及びそれを用いたビデオカメラ - Google Patents

ズームレンズ及びそれを用いたビデオカメラ

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JP3527130B2
JP3527130B2 JP09742699A JP9742699A JP3527130B2 JP 3527130 B2 JP3527130 B2 JP 3527130B2 JP 09742699 A JP09742699 A JP 09742699A JP 9742699 A JP9742699 A JP 9742699A JP 3527130 B2 JP3527130 B2 JP 3527130B2
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    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
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    • G02B3/02Simple or compound lenses with non-spherical faces
    • G02B3/04Simple or compound lenses with non-spherical faces with continuous faces that are rotationally symmetrical but deviate from a true sphere, e.g. so called "aspheric" lenses
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    • G02B2003/0093Simple or compound lenses characterised by the shape

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズ及び
それを用いたビデオカメラに関する。さらに詳細には、
14倍以上の高倍率で、かつ、光学全長の短い小型の非
球面ズームレンズ及びそれを用いたビデオカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の民生用ビデオカメラにおいては、
DVフォーマットの普及に伴って、小型化と高画質化を
両立させることが必須となっている。従って、それに搭
載されるズームレンズも、高画質を有しながら、光学全
長の短い小型のもの、さらにズーム比の大きいものが強
く求められている。
【0003】例えば、特開平9−281392号公報に
は、高画質でズーム比が約10倍のズームレンズが開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−2
81392号公報に開示されたズームレンズは、10枚
という少ないレンズ構成で小型化と高画質化を実現して
いるが、ズーム比は約10倍であった。
【0005】高画質を維持しつつ、より大きなズーム比
を実現するためには、10枚以上のレンズを使用する
か、光学全長をより大きくする必要があり、小型のズー
ムレンズを実現することができないという問題があっ
た。
【0006】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、少ないレンズ構成
で、14倍以上のズーム比を有するズームレンズを提供
し、併せてこのズームレンズを用いた小型かつ高画質の
ビデオカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るズームレンズの構成は、物体側から像
面側に向かって順に配置された、正の屈折力を有し、像
面に対して固定された第1レンズ群と、負の屈折力を有
し、光軸上を移動することによって変倍作用を行う第2
レンズ群と、正の屈折力を有し、像面に対して固定され
た第3レンズ群と、正の屈折力を有し、前記第2レンズ
群及び物体の移動によって変動する像面を基準面から一
定の位置に保つように光軸上を移動する第4レンズ群と
を備えたズームレンズであって、前記第2レンズ群は少
なくとも1面の非球面を含み、前記第3レンズ群は、物
体側から順に配置された両凸レンズ、両凹レンズ、像面
側に凸面を向けたメニスカスレンズの3枚のレンズか
らなると共に、少なくとも1面の非球面を含み、前記第
4レンズ群は少なくとも1面の非球面を含む1枚の正レ
ンズからなり、前記第3レンズ群に含まれる凹レンズの
小さい方の曲率半径の絶対値をR30、前記第3レンズ
群の焦点距離をf3としたとき、下記条件式(4)を満
足することを特徴とする。 0.35<R30/f3<0.8 ・・・(4) このズームレンズの構成によれば、第3レンズ群が物体
側から順に配置された両凸レンズ、両凹レンズ、像面側
に凸面を向けたメニスカスレンズの3枚のレンズから
なることにより、小型で、かつ、広角端から標準位置に
かけての球面収差が良好に補正されたズームレンズが実
現される。また、レンズ径の小さい第2レンズ群、第3
レンズ群、第4レンズ群の各群に少なくとも1面の非球
面を配置し、最適な非球面形状とレンズタイプを採用す
ることにより、少ないレンズ構成で、14倍以上のズー
ム比を有し、かつ、収差が良好に補正された小型のズー
ムレンズを実現することができる。また、上記条件式
(4)を満足することにより、軸外光よりも外側の光束
のコマ収差が良好に補正されたズームレンズが実現され
る。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】また、前記本発明のズームレンズの構成に
おいては、第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端にお
ける全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
(2)を満足するのが好ましい。
【0015】 2.5<f3/fw<4.0 ・・・(2) この好ましい例によれば、水晶フィルターやIRカット
フィルターなどを挿入することのできるバックフォーカ
スが確保され、かつ、小型のズームレンズが実現され
る。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】また、前記本発明のズームレンズの構成に
おいては、第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端にお
ける全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
(5)を満足するのが好ましい。
【0021】 2.5<f4/fw<6.0 ・・・(5) この好ましい例によれば、水晶フィルターやIRカット
フィルターなどを挿入することのできるバックフォーカ
スが確保され、かつ、小型のズームレンズが実現され
る。
【0022】
【0023】
【0024】また、本発明に係るビデオカメラの構成
は、ズームレンズを備えたビデオカメラであって、前記
ズームレンズとして前記本発明に係るズームレンズを用
いることを特徴とする。このビデオカメラの構成によれ
ば、小型かつ高画質で高倍率のビデオカメラが実現され
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて、本発
明をさらに具体的に説明する。
【0026】〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
【0027】図1に示すように、物体側(図1では、左
側)から像面16側(図1では、右側)に向かって第1
レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ群13、
第4レンズ群14、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板15が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
【0028】第1レンズ群11は、正の屈折力を有し、
変倍時、フォーカス時においても、像面16に対して固
定された状態にある。第2レンズ群12は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群13は、物体側から順に配置された正レン
ズ、正レンズ、負レンズの3枚のレンズからなり、変倍
時及びフォーカス時においては、像面16に対して固定
された状態にある。第4レンズ群14は、1枚の正レン
ズからなり、第2レンズ群12及び物体の移動によって
変動する像面を基準面から一定の位置に保つように光軸
上を移動することにより、変倍による像の移動とフォー
カス調整とを同時に行う。
【0029】第2レンズ群12が物体側から順に配置さ
れた第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レンズの3枚
のレンズからなり、かつ、第2の負レンズの物体側の面
が非球面であり、さらに、光軸近傍の局所的曲率半径を
R10、外周部の局所的曲率半径をR11としたとき、
下記条件式(1)を満足するのが望ましい。
【0030】 0.5<R11/R10<0.95 ・・・(1) R11/R10が0.95以上になると、広角側では軸
外光の主光線よりも外側の光線のコマ収差が大きく発生
し、望遠側では球面収差が補正不足となる。R11/R
10が0.5以下になると、特に望遠側での球面収差が
補正過剰となり、良好な収差補正を得ることができな
い。
【0031】また、第3レンズ群13の焦点距離をf
3、広角端における全系の焦点距離をfwとしたとき、
下記条件式(2)を満足するのが望ましい。
【0032】 2.5<f3/fw<4.0 ・・・(2) 上記条件式(2)は、第3レンズ群13のパワーに関す
る式である。f3/fwが2.5以下になると、水晶フ
ィルターやIRカットフィルターなどを挿入することの
できるバックフォーカスを確保することができない。ま
た、f3/fwが4.0以上になると、全長が長くなっ
て、小型のズームレンズを実現することができない。
【0033】第3レンズ群13は、2枚の正レンズと1
枚の負レンズの3枚のレンズからなるのが望ましい。こ
のレンズ構成により、小型で、かつ、広角端から標準位
置にかけての球面収差が良好に補正されたズームレンズ
を実現することができる。
【0034】さらに、第3レンズ群13の最も物体側に
配置されたレンズの物体側の面が非球面であり、光軸近
傍の局所的曲率半径をR20、外周部の局所的曲率半径
をR21としたとき、下記条件式(3)を満足するのが
望ましい。
【0035】 1.05<R21/R20<3.5 ・・・(3) 上記条件式(3)は、第3レンズ群13の最も物体側に
配置されたレンズの物体側の面の非球面に関する式であ
り、球面収差が良好に補正される範囲を規定したもので
ある。R21/R20が1.05以下になると、負の球
面収差が発生し、3.5以上になると、補正過剰となっ
て正の球面収差が発生する。
【0036】さらに、第3レンズ群13に含まれる凹レ
ンズの小さい方の曲率半径の絶対値をR30、第3レン
ズ群13の焦点距離をf3としたとき、下記条件式
(4)を満足するのが望ましい。
【0037】 0.35<R30/f3<0.8 ・・・(4) 上記条件式(4)は、軸外光の主光線よりも外側の光束
のコマ収差が良好に補正される範囲を規定したものであ
る。R30/f3が0.8以上になると、ズーミング中
間位置での内向きのコマが発生し、R30/f3が0.
35以下になると、外向きのコマが発生する。
【0038】また、第4レンズ群14の焦点距離をf
4、広角端における全系の焦点距離をfwとしたとき、
下記条件式(5)を満足するのが望ましい。
【0039】 2.5<f4/fw<6.0 ・・・(5) 上記条件式(5)は、第4レンズ群14のパワーに関す
る式である。f4/fwが2.5以下になると、水晶フ
ィルターやIRカットフィルターなどを挿入するバック
フォーカスを確保することができない。また、f4/f
wが6.0以上になると、フォーカス時における第4レ
ンズ群14の移動量が大きくなって、小型のズームレン
ズを実現することができない。
【0040】また、第4レンズ群14のレンズの物体側
の面が非球面であり、光軸近傍の局所的曲率半径をR4
0、外周部の局所的曲率半径をR41としたとき、下記
条件式(6)を満足するのが望ましい。
【0041】 1.05<R41/R40<1.75 ・・・(6) 上記条件式(6)は、第4レンズ群14のレンズの物体
側の面の非球面に関する式であり、軸外光の主光線より
も内側の光束のコマ収差が良好に補正される範囲を規定
したものである。R41/R40が1.05以下になる
と、内向きのコマが発生し、R41/R40が1.75
以上になると、外向きのコマが発生する。
【0042】〈第2の実施の形態〉図2は本発明の第2
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
【0043】図2に示すように、物体側(図2では、左
側)から像面26側(図2では、右側)に向かって第1
レンズ群21、第2レンズ群22、第3レンズ群23、
第4レンズ群24、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板25が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
【0044】第1レンズ群21は、正の屈折力を有し、
変倍時、フォーカス時においても、像面26に対して固
定された状態にある。第2レンズ群22は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群23は、物体側から順に配置された正レン
ズ、正レンズと負レンズとの接合レンズの3枚のレンズ
からなり、変倍時及びフォーカス時においては、像面2
6に対して固定された状態にある。第4レンズ群24
は、1枚の正レンズからなり、第2レンズ群22及び物
体の移動によって変動する像面を基準面から一定の位置
に保つように光軸上を移動することにより、変倍による
像の移動とフォーカス調整とを同時に行う。
【0045】本実施の形態のズームレンズにおいても、
上記第1の実施の形態と同様に、上記条件式(1)〜
(6)を満足するのが望ましい。
【0046】〈第3の実施の形態〉図3は本発明の第3
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
【0047】図3に示すように、物体側(図3では、左
側)から像面36側(図3では、右側)に向かって第1
レンズ群31、第2レンズ群32、第3レンズ群33、
第4レンズ群34、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板35が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
【0048】第1レンズ群31は、正の屈折力を有し、
変倍時、フォーカス時においても、像面36に対して固
定された状態にある。第2レンズ群32は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群33は、物体側から順に配置された正レン
ズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズからなり、変倍
時及びフォーカス時においては、像面36に対して固定
された状態にある。第4レンズ群34は、1枚の正レン
ズからなり、第2レンズ群32及び物体の移動によって
変動する像面を基準面から一定の位置に保つように光軸
上を移動することにより、変倍による像の移動とフォー
カス調整とを同時に行う。
【0049】本実施の形態のズームレンズにおいても、
上記第1及び第2の実施の形態と同様に、上記条件式
(1)〜(6)を満足するのが望ましい。
【0050】〈第4の実施の形態〉図4は本発明の第4
の実施の形態におけるズームレンズの構成を示す配置図
である。
【0051】図4に示すように、物体側(図4では、左
側)から像面46側(図4では、右側)に向かって第1
レンズ群41、第2レンズ群42、第3レンズ群43、
第4レンズ群44、光学ローパスフィルターとCCDの
フェースプレートに等価な平板45が順に配置されてお
り、これによりズームレンズが構成されている。
【0052】第1レンズ群41は、正の屈折力を有し、
変倍時、フォーカス時においても、像面46に対して固
定された状態にある。第2レンズ群42は、物体側から
順に配置された第1の負レンズ、第2の負レンズ、正レ
ンズの3枚のレンズからなり、全体として負の屈折力を
有し、光軸を移動することによって変倍作用を行う。第
3レンズ群43は、物体側から順に配置された正レン
ズ、負レンズと正レンズとの接合レンズの3枚のレンズ
からなり、変倍時及びフォーカス時においては、像面4
6に対して固定された状態にある。第4レンズ群44
は、1枚の正レンズからなり、第2レンズ群42及び物
体の移動によって変動する像面を基準面から一定の位置
に保つように光軸上を移動することにより、変倍による
像の移動とフォーカス調整とを同時に行う。
【0053】本実施の形態のズームレンズにおいても、
上記第1〜第3の実施の形態と同様に、上記条件式
(1)〜(6)を満足するのが望ましい。
【0054】〈第5の実施の形態〉図5は本発明の第5
の実施の形態におけるビデオカメラの構成を示す配置図
である。
【0055】図5に示すように、本実施の形態における
ビデオカメラは、ズームレンズ51と、撮像素子52
と、信号処理回路53とにより構成されている。ここ
で、ズームレンズ51としては、上記第1〜第4の実施
の形態のズームレンズが用いられており、これにより小
型かつ高画質で高倍率のビデオカメラが実現されてい
る。
【0056】
【実施例】以下、具体的実施例を挙げて、本発明をさら
に詳細に説明する。
【0057】(実施例1)下記(表1)に、上記第1の
実施の形態におけるズームレンズの具体的実施例を示
す。
【0058】
【表1】
【0059】上記(表1)において、r(mm)はレン
ズの曲率半径、d(mm)はレンズの肉厚又はレンズの
空気間隔、nは各レンズのd線に対する屈折率、νは各
レンズのd線に対するアッベ数を示している(以下の実
施例2〜5についても同様である)。
【0060】また、非球面形状は、下記(数1)で定義
している(以下の実施例2〜5についても同様であ
る)。
【0061】
【数1】
【0062】但し、上記(数1)中、Hは光軸からの高
さ、SAGは光軸からの高さがHの非球面上の点の非球
面頂点からの距離、Rは非球面頂点の曲率半径、Kは円
錐常数、D、E、Fは非球面係数を表している。
【0063】下記(表2)に、本実施例におけるズーム
レンズの非球面係数を示す。
【0064】
【表2】
【0065】また、下記(表3)に、物点がレンズ先端
から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって可
変な空気間隔(mm)を示す。下記(表3)における標
準位置は、第3レンズ群13と第4レンズ群14とが最
接近する位置である。下記(表3)中、f(mm)、F
/NO、ω(゜)は、上記(表1)のズームレンズの広
角端、標準位置、望遠端における焦点距離、Fナンバ
ー、入射半画角である。
【0066】
【表3】
【0067】上記(表3)から分かるように、本実施例
におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
【0068】本実施例におけるズームレンズは、第2レ
ンズ群12が物体側から順に配置された第1の負レン
ズ、第2の負レンズ、正レンズの3枚のレンズからな
り、かつ、第2の負レンズの物体側の面が非球面であ
り、さらに、光軸近傍の局所的曲率半径R10と外周部
の局所的曲率半径R11が下記(表4)に示す値を有し
ている。
【0069】
【表4】
【0070】すなわち、上記条件式(1)が満たされて
おり、広角側でのコマ収差と望遠側での球面収差の良好
な補正が実現されている。
【0071】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群13の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表5)に示す値を有している。
【0072】
【表5】
【0073】すなわち、上記条件式(2)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0074】本実施例においては、第3レンズ群13が
2枚の正レンズと1枚の負レンズの3枚のレンズからな
っており、これにより小型で、かつ、広角端から標準位
置にかけての球面収差が良好に補正されたズームレンズ
が実現されている。
【0075】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群13の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表6)に示す値を有している。
【0076】
【表6】
【0077】すなわち、上記条件式(3)が満たされて
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
【0078】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群13に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群13の焦点距離をf
3が下記(表7)に示す値を有している。
【0079】
【表7】
【0080】すなわち、上記条件式(4)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0081】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群14の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表8)に示す値を有している。
【0082】
【表8】
【0083】すなわち、上記条件式(5)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0084】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群14のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表9)に示す値を有してい
る。
【0085】
【表9】
【0086】すなわち、上記条件式(6)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0087】図6〜図8に、上記(表1)に示したズー
ムレンズの広角端、標準位置、望遠端における収差性能
図を示す。尚、各図において、(a)はd線に対する球
面収差の図である。(b)は、非点収差の図であって、
実線はサジタル像面湾曲、破線はメリディオナル像面湾
曲を示している。(c)は歪曲収差を示す図、(d)は
軸上色収差の図であって、実線はd線、短い破線はF
線、長い破線はC線に対する値を示している。(e)は
倍率色収差の図であって、短い破線はF線、長い破線は
C線に対する値を示している。これらは、図9〜図20
についても同じである。
【0088】図6〜図8から分かるように、本実施例の
ズームレンズは、良好な収差性能を示している。
【0089】(実施例2)下記(表10)に、上記第2
の実施の形態におけるズームレンズの具体的実施例を示
す。
【0090】
【表10】
【0091】下記(表11)に、本実施例におけるズー
ムレンズの非球面係数を示す。
【0092】
【表11】
【0093】また、下記(表12)に、物点がレンズ先
端から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって
可変な空気間隔(mm)を示す。
【0094】
【表12】
【0095】上記(表12)から分かるように、本実施
例におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
【0096】本実施例におけるズームレンズは、第2レ
ンズ群22の第2の負レンズの物体側の面が非球面であ
り、特に光軸近傍の局所的曲率半径R10と外周部の局
所的曲率半径R11が下記(表13)に示す値を有して
いる。
【0097】
【表13】
【0098】すなわち、上記条件式(1)が満たされて
おり、広角側でのコマ収差と望遠側での球面収差の良好
な補正が実現されている。
【0099】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群23の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表14)に示す値を有してい
る。
【0100】
【表14】
【0101】すなわち、上記条件式(2)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0102】本実施例においては、第3レンズ群23が
物体側から順に配置された正レンズ、正レンズと負レン
ズとの接合レンズの3枚のレンズからなっており、これ
により小型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球
面収差が良好に補正されたズームレンズが実現されてい
る。
【0103】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群23の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表15)に示す値を有している。
【0104】
【表15】
【0105】すなわち、上記条件式(3)が満たされて
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
【0106】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群23に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群23の焦点距離をf
3が下記(表16)に示す値を有している。
【0107】
【表16】
【0108】すなわち、上記条件式(4)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0109】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群24の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表17)に示す値を有してい
る。
【0110】
【表17】
【0111】すなわち、上記条件式(5)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0112】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群24のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表18)に示す値を有してい
る。
【0113】
【表18】
【0114】すなわち、上記条件式(6)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0115】図9〜図11に、上記(表10)に示した
ズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収差
性能図を示す。
【0116】図9〜図11から分かるように、本実施例
のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
【0117】(実施例3)下記(表19)に、上記第2
の実施の形態におけるズームレンズの他の具体的実施例
を示す。
【0118】
【表19】
【0119】下記(表20)に、本実施例におけるズー
ムレンズの非球面係数を示す。
【0120】
【表20】
【0121】また、下記(表21)に、物点がレンズ先
端から測って無限遠の位置の場合の、ズーミングによっ
て可変な空気間隔(mm)を示す。
【0122】
【表21】
【0123】上記(表21)から分かるように、本実施
例におけるズームレンズのズーム比は約18倍である。
【0124】本実施例におけるズームレンズは、第2レ
ンズ群22の第2の負レンズの物体側の面が非球面であ
り、特に光軸近傍の局所的曲率半径R10と外周部の局
所的曲率半径R11が下記(表22)に示す値を有して
いる。
【0125】
【表22】
【0126】すなわち、上記条件式(1)が満たされて
おり、広角側でのコマ収差と望遠側での球面収差の良好
な補正が実現されている。
【0127】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群23の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表23)に示す値を有してい
る。
【0128】
【表23】
【0129】すなわち、上記条件式(2)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0130】本実施例においては、第3レンズ群23が
物体側から順に配置された正レンズ、正レンズと負レン
ズとの接合レンズの3枚のレンズからなっており、これ
により小型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球
面収差が良好に補正されたズームレンズが実現されてい
る。
【0131】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群23の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表24)に示す値を有している。
【0132】
【表24】
【0133】すなわち、上記条件式(3)が満たされて
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
【0134】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群23に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群23の焦点距離をf
3が下記(表25)に示す値を有している。
【0135】
【表25】
【0136】すなわち、上記条件式(4)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0137】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群24の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表26)に示す値を有してい
る。
【0138】
【表26】
【0139】すなわち、上記条件式(5)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0140】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群24のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表27)に示す値を有してい
る。
【0141】
【表27】
【0142】すなわち、上記条件式(6)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0143】図12〜図14に、上記(表19)に示し
たズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収
差性能図を示す。
【0144】図12〜図14から分かるように、本実施
例のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
【0145】(実施例4)下記(表28)に、上記第3
の実施の形態におけるズームレンズの他の具体的実施例
を示す。
【0146】
【表28】
【0147】尚、本実施例の第1レンズ群31と第2レ
ンズ群32は上記(表1)に示した上記実施例1のもの
と同じである。
【0148】下記(表29)に、本実施例におけるズー
ムレンズの非球面係数を示す。
【0149】
【表29】
【0150】また、下記(表30)に、物点がレンズ先
端から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって
可変な空気間隔(mm)を示す。
【0151】
【表30】
【0152】上記(表30)から分かるように、本実施
例におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
【0153】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群33の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表31)に示す値を有してい
る。
【0154】
【表31】
【0155】すなわち、上記条件式(2)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0156】本実施例においては、第3レンズ群33が
物体側から順に配置された正レンズ、負レンズ、正レン
ズの3枚のレンズからなっており、これにより小型で、
かつ、広角端から標準位置にかけての球面収差が良好に
補正されたズームレンズが実現されている。
【0157】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群33の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表32)に示す値を有している。
【0158】
【表32】
【0159】すなわち、上記条件式(3)が満たされて
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
【0160】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群33に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群33の焦点距離をf
3が下記(表33)に示す値を有している。
【0161】
【表33】
【0162】すなわち、上記条件式(4)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0163】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群34の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表34)に示す値を有してい
る。
【0164】
【表34】
【0165】すなわち、上記条件式(5)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0166】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群34のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表35)に示す値を有してい
る。
【0167】
【表35】
【0168】すなわち、上記条件式(6)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0169】図15〜図17に、上記(表28)に示し
たズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収
差性能図を示す。
【0170】図15〜図17から分かるように、本実施
例のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
【0171】(実施例5)下記(表36)に、上記第4
の実施の形態におけるズームレンズの他の具体的実施例
を示す。
【0172】
【表36】
【0173】尚、本実施例の第1レンズ群41と第2レ
ンズ群42は上記(表1)に示した上記実施例1のもの
と同じである。
【0174】下記(表37)に、本実施例におけるズー
ムレンズの非球面係数を示す。
【0175】
【表37】
【0176】また、下記(表38)に、物点がレンズ先
端から測って2mの位置の場合の、ズーミングによって
可変な空気間隔(mm)を示す。
【0177】
【表38】
【0178】上記(表38)から分かるように、本実施
例におけるズームレンズのズーム比は約14倍である。
【0179】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群43の焦点距離f3と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表39)に示す値を有してい
る。
【0180】
【表39】
【0181】すなわち、上記条件式(2)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0182】本実施例においては、第3レンズ群43が
物体側から順に配置された正レンズ、負レンズと正レン
ズとの接合レンズの3枚のレンズからなっており、これ
により小型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球
面収差が良好に補正されたズームレンズが実現されてい
る。
【0183】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群43の最も物体側に配置されたレンズの物
体側の面が非球面であり、物体側の面の光軸近傍の局所
的曲率半径R20と外周部の局所的曲率半径R21が下
記(表40)に示す値を有している。
【0184】
【表40】
【0185】すなわち、上記条件式(3)が満たされて
おり、ズーム全域の球面収差が良好に補正されたズーム
レンズが実現されている。
【0186】また、本実施例におけるズームレンズは、
第3レンズ群43に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
半径の絶対値R30と第3レンズ群43の焦点距離をf
3が下記(表41)に示す値を有している。
【0187】
【表41】
【0188】すなわち、上記条件式(4)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも外側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0189】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群44の焦点距離f4と広角端における全系
の焦点距離fwが下記(表42)に示す値を有してい
る。
【0190】
【表42】
【0191】すなわち、上記条件式(5)が満たされて
おり、水晶フィルターやIRカットフィルターなどを挿
入することのできるバックフォーカスが確保され、か
つ、小型のズームレンズが実現されている。
【0192】また、本実施例におけるズームレンズは、
第4レンズ群44のレンズの物体側の面が非球面であ
り、光軸近傍の局所的曲率半径R40と外周部の局所的
曲率半径をR41が下記(表43)に示す値を有してい
る。
【0193】
【表43】
【0194】すなわち、上記条件式(6)が満たされて
おり、軸外光の主光線よりも内側の光束のコマ収差が良
好に補正されたズームレンズが実現されている。
【0195】図18〜図20に、上記(表36)に示し
たズームレンズの広角端、標準位置、望遠端における収
差性能図を示す。
【0196】図18〜図20から分かるように、本実施
例のズームレンズは、良好な収差性能を示している。
【0197】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のズームレ
ンズによれば、第3レンズ群が物体側から順に配置され
両凸レンズ、両凹レンズ、像面側に凸面を向けた
ニスカスレンズの3枚のレンズからなることにより、小
型で、かつ、広角端から標準位置にかけての球面収差が
良好に補正されたズームレンズが実現される。また、レ
ンズ径の小さい第2レンズ群、第3レンズ群、第4レン
ズ群の各群に少なくとも1面の非球面を配置し、最適な
非球面形状とレンズタイプを採用することにより、少な
いレンズ構成で、14倍以上のズーム比を有し、かつ、
収差が良好に補正された小型のズームレンズを実現する
ことができる。また、上記条件式(4)を満足すること
により、軸外光よりも外側の光束のコマ収差が良好に補
正されたズームレンズが実現される。
【0198】また、本発明のビデオカメラによれば、本
発明のズームレンズを用いているので、小型かつ高画質
で高倍率のビデオカメラを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるズームレン
ズの構成を示す配置図
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるズームレン
ズの構成を示す配置図
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるズームレン
ズの構成を示す配置図
【図4】本発明の第4の実施の形態におけるズームレン
ズの構成を示す配置図
【図5】本発明の第5の実施の形態におけるビデオカメ
ラの構成を示す配置図
【図6】本発明の実施例1の広角端における収差図
【図7】本発明の実施例1の標準位置における収差図
【図8】本発明の実施例1の望遠端における収差図
【図9】本発明の実施例2の広角端における収差図
【図10】本発明の実施例2の標準位置における収差図
【図11】本発明の実施例2の望遠端における収差図
【図12】本発明の実施例3の広角端における収差図
【図13】本発明の実施例3の標準位置における収差図
【図14】本発明の実施例3の望遠端における収差図
【図15】本発明の実施例4の広角端における収差図
【図16】本発明の実施例4の標準位置における収差図
【図17】本発明の実施例4の望遠端における収差図
【図18】本発明の実施例5の広角端における収差図
【図19】本発明の実施例5の標準位置における収差図
【図20】本発明の実施例5の望遠端における収差図
【符号の説明】
11、21、31、41 第1レンズ群 12、22、32、42 第2レンズ群 13、23、33、43 第3レンズ群 14、24、34、44 第4レンズ群 15、25,35、45 平板 16、26、36、46 像面 51 ズームレンズ 52 撮像素子 53 信号処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−281392(JP,A) 特開 平10−260356(JP,A) 特開 平9−33808(JP,A) 特開 平9−15497(JP,A) 特開 平8−234107(JP,A) 特開 平4−307509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から像面側に向かって順に配置さ
    れた、正の屈折力を有し、像面に対して固定された第1
    レンズ群と、負の屈折力を有し、光軸上を移動すること
    によって変倍作用を行う第2レンズ群と、正の屈折力を
    有し、像面に対して固定された第3レンズ群と、正の屈
    折力を有し、前記第2レンズ群及び物体の移動によって
    変動する像面を基準面から一定の位置に保つように光軸
    上を移動する第4レンズ群とを備えたズームレンズであ
    って、 前記第2レンズ群は少なくとも1面の非球面を含み、 前記第3レンズ群は、物体側から順に配置された両凸
    ンズ、両凹レンズ、像面側に凸面を向けたメニスカス
    レンズの3枚のレンズからなると共に、少なくとも1面
    の非球面を含み、 前記第4レンズ群は少なくとも1面の非球面を含む1枚
    の正レンズからなり、 前記第3レンズ群に含まれる凹レンズの小さい方の曲率
    半径の絶対値をR30、前記第3レンズ群の焦点距離を
    f3としたとき、下記条件式(4)を満足することを特
    徴とするズームレンズ。 0.35<R30/f3<0.8 ・・・(4)
  2. 【請求項2】 第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端
    における全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
    (2)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。 2.5<f3/fw<4.0 ・・・(2)
  3. 【請求項3】 第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端
    における全系の焦点距離をfwとしたとき、下記条件式
    (5)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。 2.5<f4/fw<6.0 ・・・(5)
  4. 【請求項4】 ズームレンズを備えたビデオカメラであ
    って、前記ズームレンズとして請求項1〜3のいずれか
    に記載のズームレンズを用いることを特徴とするビデオ
    カメラ。
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