JP3527120B2 - 澱粉を添加した即席乾燥麺類の製造方法 - Google Patents

澱粉を添加した即席乾燥麺類の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、即席麺類の製造方
法において、小麦粉やそば粉等を主原料とし澱粉を2〜
50重量%添加配合した単層麺又は多層麺を製麺し、蒸
煮した蒸麺を60〜100℃の熱風で蒸麺の水分含有量
を18〜27%に一次乾燥し、次に噴射ノズルチューブ
より高温高速の処理空気、不活性ガス(N2,He ,
C02等)、又はこれらの混合ガスを噴射することによ
り、蒸麺を短時間で膨化乾燥させる製造方法に関するも
のである。
【0002】そして、本発明は、熱湯復元性に優れてい
て3〜4分程度の簡単な調理で復元し、生麺的な滑らか
で歯ごたえのある食感食味を呈するものであって、原料
に澱粉を添加配合し熱風で膨化乾燥する即席麺類の製造
方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、熱風等で乾燥した即席麺類は油揚
処理乾燥麺と異なり、調理復元すると生麺的な食感食味
を楽しめる利点を有する為、その品質向上を目的として
多くの技術開発、商品展開がされている。
【0004】例えば、特関昭59−74961号公報に
は、「麺類の製造方法」として熱湯復元性を高め麺の食
感改良することを目的として、アルファー化澱粉(1〜
30%)を原料粉に添加する方法がある。この方法は、
生麺に関して効果がみられるが熱風乾燥麺には充分でな
い。
【0005】又、特開平5−211851号公報には、
「ノンフライ即席麺の製造方法」として当該発明の加工
澱粉と従来からある澱粉とを併用することによって生麺
に近い食感を得る方法がある。しかしながら特殊な加工
処理澱粉であり、コスト高になるうえ単独での効果が低
く、従来の澱粉と併用しなければならない欠点が有る。
【0006】又、本出願人が特公昭56−9098号公
報において、「非油揚即席麺類の製造方法」として、澱
粉を15〜50重量%を用いる方法を開示したが、麺の
復元性や生的食感食味が現在の要求レベルをみたしてい
ない。又、特公昭62−32907号公報には、「多層
麺」として外層は主として小麦粉よりなり、内層に澱粉
を40〜90%含有せしめる多層麺があって、復元性や
麺質改良を目的とするものである。この方法では内層に
含有する澱粉の使用量が多くなるほど復元性はよくなる
が製麺性が悪く、しかも、澱粉の味が強くなり従来の麺
とは異質なものとなる欠点があった。
【0007】そこで本発明者は、これらの欠点を解消す
る技術として特願平10−4364号において、「即席
乾燥麺類の製造方法」として、60以上〜100℃未満
の熱風を用いて一次乾燥をし、次ぎに120〜160℃
の高温熱風で二次膨化乾燥する方法により麺の復元性を
高めつつ生麺的食感食味を有する即席乾燥麺類の製造方
法を提供した。その後、更に研究を重ねたところ該方法
は、復元性が高くなるほど、特に麺線の芯部において組
織の膨化による生麺的歯ごたえが弱くなる欠点を見い出
した。
【0008】即ち、澱粉を用いた従来法においては即席
麺類の復元性、生麺的食感食味の改良は充分でなく、該
方法のように麺を膨化乾燥することによって復元性の高
い組織に改良する方法においては、麺線の内部、特に芯
部での生麺的弾力のある食感食味が劣る問題を生じた。
【0009】そこで、本発明者は澱粉を麺に使用すると
復元性がよくなり、糊化膨潤して粘弾性を高め歯ごたえ
弾力のある生麺的食感食味を呈する性質を膨化乾燥方法
に利用することによって、前記従来法の欠点を解消し本
発明を完成した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、油揚げ処理
乾燥方法ではなく、熱風等で乾燥する従来の即席麺類の
有する前記欠点を解消し、原料に澱粉を使用することと
熱風による膨化乾燥することの併用によって復元性がよ
く、生麺的な優れた食感食味を発現する即席麺類の製造
方法を提供することを目的とする。
【0011】
【発明が解決するための手段】本発明は、即席麺類の製
造において、小麦粉、そば粉等の主原料に澱粉を2〜5
0重量%添加配合したものを常法により製麺し、蒸煮し
て出来た蒸麺を通常の熱風乾燥方法や搬送用ネットコン
ベアーで移行する際60以上〜100℃未満の熱風を該
搬送用ネットコンベアーの上下に複数配設した噴射ノズ
ルチューブより、風速0.1〜30m/secで噴射す
る方法で蒸煮麺の水分含有量を18〜27%に一次乾燥
し、次いで温度100〜160℃の高温熱風を該噴射ノ
ズルチューブより風速20〜70m/secで高速噴射
することにより膨化乾燥することが出来る。
【0012】又、麺線の外層に比較して内層の澱粉含有
率を相対的に大きくすることによっても、本発明の目的
とする生麺的麺質を有する即席麺類を得る事が出来る。
熱風及び高温熱風の成分としては、空気、不活性ガス
(N2,He,CO2等)、又はこれらの混合ガスが用い
られ、特に、高温熱風として不活性ガスを含有する混合
ガスを使用した場合には、麺の含有成分である色素、油
脂、ビタミン類の酸化を防止して麺固有の食味、色調を
維持し、合わせてビタミン類等の栄養成分の破壊も防止
することが出来る。以下本発明について詳細に説明する
【0013】
【発明の実施の形態】まず、本発明がその対象とする即
席麺は、小麦粉、そば粉、小麦蛋白、食塩、アルカリ
剤、調味料及び着色料等の製麺原料を用いて、常法によ
り混捏、複合、圧延、切出して生麺線とし蒸煮した後乾
燥して得られたもので、中華麺、うどん、そば、スパゲ
ッティ等の即席麺類や大麦粉、米粉等の穀類粉を主原料
にした即席麺類に適用することができる。
【0014】本発明における生麺線とは、常法に従つて
小麦粉、そば粉、大麦粉等の穀類粉を主原料とし、水と
必要に応じて食塩、かんすい、増粘多糖類、調味料及び
着色料等の原料を配合し、公知の製麺機械を用いて常圧
又は減圧下で混捏し麺生地とする。
【0015】これを複合又は押出したものを圧延して麺
帯とした単層麺あるいはこれらの麺帯を層状に重ねた多
層麺とし、切り刃やダイス等を用いて生麺線を得る。生
麺線の形状、太さ等は即席麺の種類と調理復元にようす
る時間との関係から製麺条件を適宜選定出来る。
【0016】このとき使用する澱粉は原料粉の全量に対
し2〜50重量%であり、好ましくは4〜40重量%添
加配合する。澱粉の作用効果により復元性が高まり且つ
その物理化学的特性が生麺的食感食味を発現する。澱粉
が2重量%未満では目的とする食感食味を得る事が出来
ない。50重量%以上では麺の食味が澱粉固有の呈味が
強くなり異質なものとなり、又製麺時麺帯剥離、麺線の
切損、など製麺性が悪く良好な麺が得られない。
【0017】使用できる澱粉の種類は、糊化温度の低い
澱粉であって粘度の高いもの、例えば、馬鈴薯澱粉、タ
ピオカ澱粉、甘薯澱粉、コーンスターチ等が好ましい、
このほか小麦澱粉、米澱粉、アルファー化澱粉、アセチ
ル化澱粉、エーテル化及びエステル化澱粉などの澱粉を
単独又は併用して使用できる。
【0018】又、多層麺の場合内層及び外層の原料配合
における澱粉の配合割合は表4の実施例から明らかなよ
うに2〜50重量%の範囲内である。外層となる麺の場
合は、澱粉の使用量を内層での使用より少なく調整する
ことが重要である。このようにすることによって内層部
分、特に膨化乾燥による中心層の食感食味の低下を外層
部分の麺の粘弾性、歯ごたえと対比して澱粉の添加配合
量を調整しながら改善する事が出来る。
【0019】次いで、この生麺線を常法により蒸煮処理
をする。得られた蒸麺を一定量ずつ型詰めして搬送用コ
ンベアーに移行する。該搬送用ネットコンベアーは、そ
の上下に複数配設した噴射ノズルチューブより熱風を噴
射するため通気性を有した耐熱性のものであることが必
要である。例えば網目5〜10メッシュで、鉄、アル
ミ、ステンレス、黄銅製等のものであればよい。
【0020】又核噴射ノズルチューブも同様にアルミ、
ステンレス、黄銅製等のものであればよい。ここで該噴
射ノズルチューブは、内径10〜20mmであって、円
筒状をなし筒長100〜150mmのものが適当であ
る。又は場合によっては該ノズルチューブの先端に取外
し可能な専用ノズルを設けてもよい。該噴射ノズルチュ
ーブより噴射される熱風は、別に設けた高圧室で発生さ
せ、パイプを通して移送する際、外部より過熱蒸気によ
る熱交換が行われ60〜100℃の熱風となってノズル
チューブを通過し、その先端より、該ネットコンベアー
上に載置された蒸麺に噴射される。このとき、該噴射ノ
ズルチューブより噴射される熱風は風量調整用インバー
ターにてその風量調整ができるようになっている。
【0021】又、複数設けた上方位置の噴射ノズルチュ
ーブと下方位置の噴射ノズルチューブの位置関係が交互
に位置するようになっている。これは上方位置の噴射ノ
ズルチューブより噴射される熱風が、該搬送用ネットコ
ンベアーの下方位置の噴射ノズルチューブより噴射され
るものに相殺されることのないように、多数の噴射ノズ
ルチューブの位置関係を交互に位置せしめ、蒸麺をその
まま効率よく突き抜けるように工夫したものである。か
ようにして麺かいの中にまで均一に一次熱風乾燥するこ
とができるのである。
【0022】熱風の温度は60〜100℃の範囲が適当
である。60℃未満では、一次乾燥不足となり、又10
0℃以上では乾燥過ぎとなる。好ましくは80〜90℃
の範囲がよい。
【0023】この時の熱風の風速は0.1〜30m/s
ecの範囲が効果的である。風速が0.lm/sec以
下では一次乾燥に要する時間が長くなり経済的でなく、
又膨化乾燥後の麺の食感が悪い物が出来る。風速が30
m/sec以上では麺かいの表面部分と中心部分とで乾
燥むらがおきて二次膨化乾燥での均一な膨化が得られな
くなる。かかる条件により蒸麺の水分含有量が18〜2
7%好ましくは20〜25%の所望の一次乾燥麺を得る
事が出来る。
【0024】上記の様な一次乾燥方法が好ましいもので
あるが、通常の熱風乾燥その他の乾燥方法を選定しても
よい。重要なことは、一次乾燥麺の水分が18%未満で
は後工程で二次膨化乾燥する場合、含有水分量が不足し
膨化による麺組織の多孔質化が不充分となる。27%を
超えると逆に膨化発泡が進み、麺組織の多孔質化が大き
く部分的膨化むらを生じ、しっかりした歯ごたえのある
麺をうることができない。
【0025】次に上記一次乾燥の装置及び方法において
熱風の替わりに高温熱風を用いて二次膨化乾燥をする。
高温熱風の温度は100〜160℃の範囲が適当であ
る。100℃未満では膨化が不充分であり、160℃を
超えると膨化による多孔質がすすみ膨化むらを生じる。
好ましくは120〜150℃の範囲がよい。
【0026】この時の高温熱風の風速は20〜70m/
secの範囲が効果的である。風速が20m/sec以
下では膨化が不充分で、70m/secを超えると蒸麺
の膨化による組織の多孔質化が進み麺かいに部分的膨化
むらができるからである。
【0027】乾燥時間は最終乾燥麺の水分含有量が4〜
15%の範囲において適宜選定することにより達成でき
る。熱風及び高温熱風が、筒長およそ125mm位の噴
射ノズルチューブより高速に、しかも垂直に麺かいに噴
射されるため、麺かい表面より麺かい裏面にまで急速に
通過する。
【0028】又、逆に麺かい裏面からも噴射ノズルチュ
ーブより高温熱風を噴射することにより、麺かい表裏を
同時に急速乾燥することができる。その結果、麺かい内
部に至るまで短時間で均一に膨化乾燥することができ
る。加熱する熱風に不活性ガス(N2,He,CO2等)
を単独又は空気と併用して用いると、麺の含有成分であ
る色素、油脂、ビタミン類の酸化を防止して、麺固有の
食味と色調を維持し合わせてビタミン類等の栄養成分の
損失を少なくする事ができる。
【0029】次ぎに、上記乾燥麺を常法により調味料、
具材と共に袋やカップ等の包材に収納包装して即席麺類
の商品として提供される。以下本発明の実施例について
説明する。
【0030】
【実施例】(1)
【澱粉含有量を変えた場合の実施例及び比較例】(即席
中華麺)表1で示される各々試料の原料配合比率で添加
配合した原料粉25kg当たり、常法により水8.7k
gにかん水90g、食塩500g、黄色色素30g、肉
エキス80g、アルギン酸20gを添加溶解したものを
混合し、複合、圧延して切刃#18丸を通して各々厚さ
0.94m/mの麺線とした。これを蒸煮した後切断し
90gをネット状のバケットに型語めし、これに空気か
らなる温度90℃の熱風をネットコンベアーの上下に複
数配設した噴射ノズルチューブより風速12m/sec
で噴射して一次乾燥をし、その水分を20%程度に調整
した後、これに空気からなる130℃の高温熱風を噴射
ノズルチューブより風速45m/secで2分10秒間
噴射して二次膨化乾燥せしめ最終水分8〜9%の所望の
即席中華麺を得た。又、各々試料の製麺性評価及び官能
検査評価を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】表1の実施例ロ、ハ、ニ、ホ及びヘは、澱
粉の配合比率%が2〜50重量%のものであり、比較例
イ及びロは、澱粉の配合比率%が本発明の範囲外の1重
量%及び60重量%の場合である。その官能検査評価
は、比較例のものが滑らかさ、粘弾性、歯ごたえ及び食
味において劣っていることが明らかである。
【0033】(2)
【乾燥条件を変えた場合の実施例及び比較例】(即席中
華麺)上記実施例ニと同様に製麺して得た蒸し麺を90
gネット状のバケットに型詰めし、表2に示す通りの各
々乾燥条件1〜19を用いて即席中華麺を得た。これら
の官能検査評価を表2に示した。表2に示す通り本発明
の乾燥条件で得た麺は、いずれも熱湯中4分間で復元し
良好な食感食味を呈した。
【0034】
【表2】
【0035】(3)
【澱粉の種類及び原料粉を替えた場合の各種即席麺の実
施例】表3の原料配合比率に準じ、各々実施例ニと同様
にして製麺し各種即席麺を得た。表3に示す通り製麺
性、官能検査評価いずれも良好であった。
【0036】
【表3】
【0037】(4)
【即席欧風麺の実施例】常法によって減圧ミキサー麺帯
押出し法を用いて製麺し、蒸煮した麺線を上記実施例ニ
において、不活性ガス(N2)の熱風を用いる以外は同
様にして、最終水分12%の食感食味が良好であって色
調、ビタミン類等の低下が少ない所望の即席欧風麺を得
た。
【0038】(5)
【一次乾燥にバッチ方式を用いた場合の即席中華麺の実
施例】上記実施例ニにおいて、ネット状のバケットに型
詰めした蒸煮麺をバッチ方式の熱風乾燥機を用いて庫内
温度90℃で麺の水分を20%まで一次乾燥するほかは
同様にして所望の即席中華麺を得た。製麺性、官能検査
評価いずれも良好であった。
【0039】(6)
【多層麺の場合の実施例及び比較例】(即席中華麺)多
層麺の即席中華麺として内層及び外層からなる3層麺の
実施例及び比較例を示す表4の原料配合割合により、内
層と外層の原料を各々別個に混合したものを常法に従い
複合、圧延して麺帯とし、外層の麺帯の中に内層の麺帯
をサンドイッチ状に重ね合わせた(麺帯厚比、外層:内
層:外層=1:2:1)麺帯を更に圧延し、#18切刃
を通して厚さ0.94m/mの麺線とした。
【0040】その後上記実施例ニと同様して多層麺であ
る即席中華麺を得た。これらの麺の製麺性及び官能検査
評価を表4に示した。単層麺である表1の実施例と対比
してみると、内層の澱粉を外層より多く効果的に調整す
ることによって、バランスの良い生的な粘弾性、歯ごた
えのある所望の多層麺である即席中華麺が得られること
がわかる。
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】以上の結果より、本発明は、製麺原料に
澱粉を2〜50重量%添加配合するため、蒸煮麺を温度
60〜100℃の熱風を用いて水分含有量を18〜27
%に一次乾燥し、その後で100〜160℃の高温熱風
を用いて麺の上下から噴射して二次膨化乾燥することに
より、生じる麺組織の多孔質化が原因となって調理復元
した際復元性が良くなるほど、特に、麺線の芯部におい
て生麺的粘弾性、歯ごたえの低下する欠点を改善でき、
麺線全体として復元性に優れていてバランスの良い生麺
的食感食味を呈する即席麺類を得ることが出来るのであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−117715(JP,A) 特開 昭54−117052(JP,A) 特公 昭56−9098(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/16 - 1/162

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉、そば粉などの主原料に澱粉を2〜
    50重量%添加配合したものを、常法により製麺した麺
    線を蒸煮した後、風速0.1〜30m/sec、温度6
    0以上〜100℃未満の熱風で蒸煮麺の水分含有量を1
    8〜27%に一次乾燥し、その後一次乾燥麺を搬送用ネ
    ットコンベアーで移行する際、別に設けた高圧室より温
    度制御された空気、不活性ガス、又はこれらの混合ガス
    からなる風速20〜70m/sec、温度100〜16
    0℃の高温熱風を該搬送用ネットコンベアーの上下に複
    数配設した噴射ノズルチューブより高速噴射して、麺類
    を二次膨化乾燥することを特徴とする澱粉を添加した即
    席乾燥麺類の製造方法。
  2. 【請求項2】一次乾燥に該搬送用ネットコンベアーの上
    下に複数配設した噴射ノズルチューブを用いることをこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】添加配合する澱粉が4〜40重量%である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】多層麺おいて、麺線の外層に比較して内層
    の澱粉含有率を相対的に大きくしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の方法。
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