JP3526680B2 - ディレイタイム設定装置 - Google Patents

ディレイタイム設定装置

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JP3526680B2
JP3526680B2 JP30221095A JP30221095A JP3526680B2 JP 3526680 B2 JP3526680 B2 JP 3526680B2 JP 30221095 A JP30221095 A JP 30221095A JP 30221095 A JP30221095 A JP 30221095A JP 3526680 B2 JP3526680 B2 JP 3526680B2
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聡 木村
隆 本多
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
    • H04S7/30Control circuits for electronic adaptation of the sound field
    • H04S7/302Electronic adaptation of stereophonic sound system to listener position or orientation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカに供給さ
れる信号のディレイタイムを設定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサラウンドシステムでは、図3に
示すように、ステレオオーディオ信号L及びRは、サラ
ウンドアンプ5の信号処理回路51で信号処理され、デ
ィレイ回路52でディレイタイムを持たせた後、リスニ
ングルーム6内に適宜配置されたレフトフロントスピー
カ61、センタースピーカ62、ライトフロントスピー
カ63、レフトサラウンドスピーカ64及びライトサラ
ウンドスピーカ65に各信号SL 、SC 、SR 、SKS
及びSRS が供給されるが、ディレイタイム設定方法は
ディレイタイムを直接ディレイ回路52に入力するもの
であった。すなわち、リスニングポジションPとフロン
ト側スピーカ61乃至63との距離Amと、リスニング
ポジションとリア側スピーカ64及び65との距離Bm
を測定し、次の式にAm及びBmを代入してディレイタ
イムτを算定して、ディレイ回路52のディレイタイム
調整ツマミ(図示しない)を算定した値に回して調整す
るものであった。 τ=Ka+Kb(Am−Bm) ここで、Ka及びKbは定数である。例えば、定数Ka
=25ms(ミリ秒)、Kb=2ms、Am=3m(メ
ートル)、Bm=2mならば、τ=27msとなり、リ
ア側スピーカからの放音をフロント側スピーカからの放
音に対して27msディレイするようにディレイ回路5
2を調整することにより、サラウンド音響効果が最適と
なり臨場感あふれる音場となるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の方法は
ディレタイムの設定が計算を要し面倒であり、また設定
が正確にできない場合もあった。本発明の目的は、ユー
ザーが容易かつ正確にディレイタイムを設定できるディ
レイタイム設定装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディレイタ
イム設定装置は、サラウンドシステムにおける複数のス
ピーカに供給される信号に所定のディレイタイムを持
たせるためのディレイ手段を備えたシステムにおいて、
リスニングポジションとサラウンドシステムにおける
スピーカとの距離データを、各スピーカ毎に入力する入
力手段と、該入力手段からのリスニングポジションとサ
ラウンドシステムにおける複数のスピーカとの距離デー
タに基づいて、サラウンドシステムにおける各スピーカ
のディレイタイムを算定してディレイ手段に供給する算
定手段と、リスニングルームの各スピーカとリスニング
ポジションの位置を表示するオン・スクリーン・ディス
プレイと、を有し、オン・スクリーン・ディスプレイ
が、入力された距離値情報に対応するスピーカとリスニ
ングポジション間を結ぶ線を実線で表示し、その間の距
離値と対応するディレイタイムとを表示し、その他のス
ピーカとリスニングポジション間は点線で表示するもの
である。
【0005】また、本発明に係る他のディレイタイム設
定装置は、サラウンドシステムにおける複数のスピーカ
に供給される信号に、所定のディレイタイムを持たせる
ためのディレイ手段を備えたシステムにおいて、リスニ
ングポジションとサラウンドシステムにおける各スピー
カとの距離データを、各スピーカ毎に入力する入力手
段、入力手段からの距離データを送信する送信手段、お
よび表示部を有するリモコン送信機と、ディレイ手段、
及び入力手段からのリスニングポジションとサラウンド
システムにおける複数のスピーカとの距離データに基づ
いてサラウンドシステムにおける各スピーカのディレイ
タイムを算定してディレイ手段に供給する算定手段を有
するサラウンドアンプと、を備え、リモコン送信機の表
示部が、入力された距離値情報に対応するスピーカとリ
スニングポジション間を結ぶ線を実線で表示し、その間
の距離値と対応するディレイタイムとを表示し、その他
のスピーカとリスニングポジション間は点線で表示する
ものである。
【0006】本発明に係るディレイタイム設定装置およ
び本発明に係る他のディレイタイム設定装置は、上述し
た各発明の構成に加えて、サラウンドシステムにおける
複数のスピーカが、レフトフロントスピーカ、センター
スピーカ、ライトフロントスピーカ、レフトサラウンド
スピーカ、サブウーファスピーカ及びライトサラウンド
スピーカにより構成され、算定手段が、これら6つのス
ピーカのディレイタイムを算定してディレイ手段に供給
するものである。
【0007】
【作用】スピーカに供給される信号に所定のディレイタ
イムを持たせるディレイ手段を備えたシステムにおい
て、各スピーカとリスニングポジション間の距離を測定
して得た各距離デー タをキー入力装置で入力し、入力さ
れた各距離データに基づいて算定手段でディレイタイム
を自動的に算定し、ディレイ手段にこのディレイタイム
を供給する。ユーザーは自分でディレイタイムを計算す
る手間が省け、容易にディレイタイムの設定ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るディレイタ
イム設定装置をサラウンドシステムにおけるサラウンド
アンプに用いた場合の一実施例の概略構成図である。図
1において、1はサラウンドアンプ、2はリモコン送信
機、3はテレビ受像機等のOSD(オン・スクリーン・
ディスプレイ)、4はリスニングルームである。
【0009】サラウンドアンプ1は、信号入力端子L及
びRと、信号処理回路11と、ディレイ回路12と、C
PU(中央演算部)13と、赤外線信号受信部14とか
らなる。リモコン送信機2、キー入力部21と、赤外線
信号送信部22とからなる。リスニングルームには、レ
フトフロントスピーカ41と、センタースピーカ42
と、ライトフロントスピーカ43と、レフトサラウンド
スピーカ44と、サブウーファ45と、ライトサラウン
ドスピーカ46が所定の位置に配置されており、Pはリ
スニングポジションを示す。サラウンドアンプ1は、入
力端子L及びRに入力されたステレオオーディオ信号L
及びRを信号処理回路11で信号処理し、ディレイ回路
12を介して各スピーカ41乃至46に信号S L
C 、S R 、S LS 、S SW 、S RS を供給する。リモコ
ン送信機2は、キー入力部21と、赤外線信号送信部2
2とからなる。
【0010】まず、リスニングポジションPと各スピー
カー41乃至46の距離を測定し、この距離値をリモコ
ン送信機2のキー入力部11で入力して、赤外線信号送
信部22より各スピーカに対応する距離値情報を含む赤
外線信号を発する。サラウンドアンプ1は、リモコン送
信機2から送信された赤外線信号を赤外線信号受信部1
4で受信し、受信信号に含まれる距離値情報をCPU1
3に送り、CPU13は距離値情報に基づいてディレイ
タイムの演算を行ない、各スピーカーの最適なディレイ
タイムを自動的に算定し、ディレイ回路12にディレイ
タイム設定信号を供給する。ディレイ回路12は、CP
U13からのディレイタイム設定信号に基づいて、信号
処理回路11から各スピーカ41乃至46に送られる信
号に適切なディレイタイムを与える。その結果、各スピ
ーカ41乃至46で再生される音のサラウンド音響効果
が最適となり、リスニンポジションPは臨場感あふれる
音場となる。
【0011】一方、サラウンドアンプ1のCPU13か
らOSD3に映像信号が送られ、OSD3のディスプレ
ィ表示は、図1に示すように、リスニングルーム4の各
スピーカ41乃至46とリスニングポジションPの位置
を予め表示し、リスニングポジションと各スピーカの間
の距離値と対応するディレイタイムとを表示する。図1
では、例えば、ライトフロントスピーカLとリスニング
ポジションP間に実線表示がなされ、その間の距離D L
が5mであることが示され、その他のスピーカとリスニ
ングポジションP間は点線表示がなされている。すなわ
ち、リモコン送信機2から入力された距離値情報に対応
するスピーカとリスニングポジションP間を結ぶ線が実
線表示され、その距離値が示されるものである。
【0012】図2は、前記の動作を説明するフローチャ
ートである。図2において、まず、リスニングポジショ
ンPと各スピーカ間の距離を測定し(ステップS1)、
次にリモコン送信機2のキー入力部21で、レフトフロ
ントスピーカとの距離数値を入力し(S2)、センター
スピーカとの距離数値を入力し(S3)、ライトフロン
トスピーカとの距離数値を入力し(S4)、ライトサラ
ウンドスピーカとの距離数値を入力し(S5)、サブウ
ーファスピーカとの距離数値を入力し(S6)、レフト
サラウンドスピーカとの距離数値を入力する(S7)。
次いで、CPU13において、入力された各距離数値に
基づいてディレイタイムの演算 が行なわれ(S8)、演
算結果をサラウンドアンプ1のディレイ回路12に供給
すると共にOSD4に供給してディレイタイムを表示す
る(S9)。
【0013】以上のように、ユーザーはリスニングポジ
ションと各スピーカ間の距離をキー入力するだけで、容
易かつ正確にディレイタイムを設定できる。しかも、O
SD3のスクリーンに、リスニングルームの各スピーカ
の配置状況、距離情報を入力するリスニングポジション
とスピーカの実線表示、距離数値及び算定されたディレ
イタイムが表示されるので、これらの表示を見ながらデ
ィレイタイムを容易に分かり易く設定することができ
る。
【0014】
【実施例】なお、図1の例では、OSD3にOSDのス
クリーンに、リスニングルームの各スピーカの配置状
況、距離情報を入力するリスニングポジションとスピー
カの実線表示、距離数値及び算定されたディレイタイム
が表示されるように構成したが、他の実施例として、リ
モコン送信機2にLCD(液晶表示)表示部を備え、こ
のLCD表示部に前記のOSD3による表示と同様の表
示をさせるようにしても良い。また、表示部はOSDや
LCDに限らずFL管等で表示する構成でも良い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、サラウンドアンプでの
複雑なディレイタイムの設定を容易に分かりやすく設定
でき、スピーカーの位置を変更した場合にも容易に対応
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディレイタイム設定装置としてサ
ラウンドアンプに用いた場合の一実施例の概略構成図で
ある。
【図2】図1の動作を説明するフローチャートである。
【図3】従来のサラウンドシステムの概略図である。
【符号の説明】
1 サラウンドアンプ 2 リモコン送信機 3 OSD 4 リスニングルーム 11 信号処理回路 12 ディレイ回路 13 CPU 14 赤外線信号受信部 21 キー入力部 22 赤外線信号送信部 41〜46 スピーカ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04S 7/00 G10K 15/00 H04B 10/10 H04B 10/105 H04B 10/22 H04S 1/00 H04S 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サラウンドシステムにおける複数のスピ
    ーカに供給される信号に所定のディレイタイムを持た
    せるためのディレイ手段を備えたシステムにおいて、 リスニングポジションとサラウンドシステムにおける
    スピーカとの距離データを、各スピーカ毎に入力する入
    力手段と、 該入力手段からのリスニングポジションとサラウンドシ
    ステムにおける複数のスピーカとの距離データに基づい
    、サラウンドシステムにおける各スピーカのディレイ
    タイムを算定して前記ディレイ手段に供給する算定手段
    リスニングルームの各スピーカとリスニングポジション
    の位置を表示するオン・スクリーン・ディスプレイと、
    を有し、 前記オン・スクリーン・ディスプレイは、入力された距
    離値情報に対応するスピーカとリスニングポジション間
    を結ぶ線を実線で表示し、その間の距離値と対応するデ
    ィレイタイムとを表示し、その他のスピーカとリスニン
    グポジション間は点線で表示する ことを特徴とするディ
    レイタイム設定装置。
  2. 【請求項2】 サラウンドシステムにおける複数のスピ
    ーカに供給される信号に、所定のディレイタイムを持た
    せるためのディレイ手段を備えたシステムにおいて、 リスニングポジションとサラウンドシステムにおける各
    スピーカとの距離データを、各スピーカ毎に入力する入
    力手段、前記入力手段からの距離データを送信する送信
    手段、および表示部を有するリモコン送信機と、 前記ディレイ手段、及び前記入力手段からのリスニング
    ポジションとサラウンドシステムにおける複数のスピー
    カとの距離データに基づいてサラウンドシステムにおけ
    る各スピーカのディレイタイムを算定して前記ディレイ
    手段に供給する算定手段を有するサラウンドアンプと、 を備え、 前記リモコン送信機の前記表示部は、入力された距離値
    情報に対応するスピーカとリスニングポジション間を結
    ぶ線を実線で表示し、その間の距離値と対応するディレ
    イタイムとを表示し、その他のスピーカとリスニングポ
    ジション間は点線で表示することを特徴とする ディレイ
    タイム設定装置。
  3. 【請求項3】 前記サラウンドシステムにおける複数の
    スピーカは、レフトフロントスピーカ、センタースピー
    カ、ライトフロントスピーカ、レフトサラウンドスピー
    カ、サブウーファスピーカ及びライトサラウンドスピー
    カにより構成され、 前記算定手段は、これら6つのスピーカのディレイタイ
    ムを算定して前記ディレイ手段に供給することを特徴と
    する請求項1または2記載の ディレイタイム設定装置。
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