JP3526607B2 - 高炉出銑方法とその装置 - Google Patents

高炉出銑方法とその装置

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JP3526607B2 JP06653994A JP6653994A JP3526607B2 JP 3526607 B2 JP3526607 B2 JP 3526607B2 JP 06653994 A JP06653994 A JP 06653994A JP 6653994 A JP6653994 A JP 6653994A JP 3526607 B2 JP3526607 B2 JP 3526607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】高炉の羽口から吹き込まれている
熱風の流量を制御して出銑強化(出銑時間を延長して出
銑増を図り、炉内に残留する溶銑・滓量を低減する)を
図ると共に出銑終了時に於ける出銑口からの炉内ガス吹
出し量を抑制する高炉出銑方法とその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、高炉においては、高炉々況が不安
定となる原因の1つである高炉底部の湯溜部の溶銑・滓
量を極力低減し、且つ、出銑回数を極力低減して出銑作
業の軽減を図るため、1回の出銑で前記湯溜部に残留す
る溶銑・滓を低減する出銑強化が図られている。
【0003】この出銑強化策として、例えば、特平1
−162706号公報では、出銑中に出銑口から炉内ガ
スが吹出し始めた時、出銑中の出銑口上方の羽口に送風
している送風支管に設けた送風制御弁の開度を40%開
度(60%絞り)にして、送風量を低減する事で、出銑
中の出銑口近傍の炉内湯面レベルを上昇させ出銑を継続
し、出銑増を図る方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平1−1
62706号公報で提案のように、出銑中に出銑口より
炉内ガスが吹き始めてから、所謂、出銑終了時に送風制
御弁を一度に60%程度まで絞ると、羽口近傍の炉内を
滴下中の溶銑・滓が羽口内へ逆流して、羽口内に付着堆
積し、羽口を取り替えなければならない事態に至る恐れ
がある。
【0005】更に、前記送風制御弁を絞っても、直ち
に、炉内の湯面レベルが上昇せず、特に内容積が500
0m3 級の超大型高炉になるとガス吹きが治まって溶銑
・滓が再度出始めるまでには長い時間(10分程度)が
必要となり、この間はガス吹き状態が継続し、更に、出
銑終了時においても従来同様にガス吹きが発生すること
から、1回の出銑で2回のガス吹きが起こる。この出銑
口からのガス吹きに伴って出銑口周りに溶銑・滓が飛散
するために、出銑口周りの機器を傷めたり、飛散溶銑・
滓の除去作業に長時間を要し、更に、作業環境も悪化す
る等の問題を有するものである。
【0006】本発明は上記問題を有することなく、設備
トラブル、作業環境を悪化することなく、出銑強化を図
り、更に、出銑終了時における炉内ガス吹き量を抑制す
ることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、その手段1は、出銑口
の上方の羽口に連接した送風支管に送風制御弁を設け、
出銑中に前記送風制御弁を絞って、その羽口から吹き込
まれる熱風量を低減して出銑量の制御を行う方法におい
て、出銑中の出銑口から炉内ガスが吹出し始める出銑終
了時刻の予測を出銑量、出銑速度、炉内で生成される溶
銑の生成速度及び生成量により行い、この予測出銑終了
時刻以前の出銑末期に前記送風制御弁を絞ってその開度
を90〜60%開度にして送風量を低減して出銑強化を
図り、更に、その後、前記出銑中の出銑口から前記炉内
ガス吹出しを検知して前記送風制御弁を更に絞ってその
開度を80〜50%開度にして送風量を低減し、出銑口
からのガス吹出し量を抑制する高炉出銑方法である。
【0008】更に、手段2は、出銑口の上方の羽口に連
接した送風支管に送風制御弁を設け、出銑口に前記送風
制御弁を絞って、その羽口から吹き込まれる熱風量を低
減して出銑量の制御を行う制御装置において、前記出銑
中の出銑口からの出銑速度、出銑量及び炉内における溶
銑生成速度、溶銑生成量により該出銑口から炉内ガスが
吹出し始める出銑終了時刻以前の出銑末期を予測し、こ
の予測出銑末期に前記送風制御弁を90〜60%内の予
め設定した開度に絞る指示情報を出力すると共に炉前に
設けた出銑状態検知器からの検出情報により前記出銑口
から炉内ガスが吹出し始める出銑終了を判定し、該出銑
終了時に前記送風制御弁を80〜50%内の予め設定し
開度に更に絞る指示情報を出力する弁絞り時期判定部
と、出銑中の出銑口深度、マッド充填予測量により出銑
時間を予測すると共に出滓状況、出銑状況等の出銑状態
を入力し、該予測出銑時間が基準(前回)出銑時間より
長く、且つ、出銑状態に異常がない場合に弁絞り調節可
情報を出力し、それ以外の場合に弁絞り調節不可の情
報を出力する弁絞り調節可否判定部と、送風圧力、炉頂
圧力から求めた炉内の通気抵抗情報、出銑口からの出銑
状況、送風制御弁の弁開度情報により、該送風制御弁の
弁戻しの必要性を判定する弁戻し判定部とからなり、さ
らに、前記弁絞り時期判定部からの弁絞り指示情報、前
弁絞り調節可否判定部からの弁絞り調節可否情報およ
び前記弁戻し判定部からの弁戻しの必要性情報により
前記送風制御弁の調整の要否とその弁開度を判定する弁
総合判定部からなることを特徴とする高炉出銑装置であ
る。
【0009】尚、炉内ガスが吹き始める出銑終了を求め
るには、例えば、出銑口から噴出する炉内ガスを直接検
出する光学的、又は、電磁的センサーを炉前に設け、こ
れで検知しても良いが、これを間接的に求める方法、即
ち、炉内ガスが吹き始めると出銑口から流出する溶銑・
滓の量が低減する事から、出銑樋下面、または、トピー
ドカーの軌条に重量計を設け、この重量計で出銑・滓の
量の低減を検知し、これを出銑終了としても良い。
【0010】
【作用】本発明者等は種々実験・検討の結果、炉内ガス
が出銑口から噴出し始めてから送風制御弁を絞って送風
量を低減する場合(前記特公平1−162706号公報
で提案の方法)においては、該送風制御弁を50%以上
絞ってその開度を50%以下にしても、それ以上の出銑
強化を図ることが殆ど出来ず、しかも、出銑口からの炉
内ガスの噴出を停止することが出来ない。更に、炉内を
滴下している溶銑・滓が羽口に逆流することが判明し
た。
【0011】このことから、送風制御弁の開度を50%
以上(50%以下の絞り)として炉内を滴下している溶
銑・滓が羽口に逆流することなく、出銑強化を効率的に
図れる手段について、更に実験・検討を重ねた。
【0012】この結果、出銑口から炉内ガスが吹出し始
める以前の出銑末期に送風制御弁を10〜40%絞り、
その開度を90〜60%開度として、出銑口への送風量
を低減すると、出銑強化が効率的に図れると共に当然炉
内ガスの吹出しも伴わないことが判明した。この送風制
御弁の開度を90〜60%としたのは、60%以下の開
度としても、その効果が大きく変わらず、しかも、出銑
終了時の送風制御弁の絞り代がなくなり、90%以上の
開度では出銑強化が発現出来ないことによる。
【0013】しかし、炉内ガスが噴出する以前に送風制
御弁を絞るには、出銑終了時期を予測しなければならな
いが、この予測方法は、例えば、本発明者等が特開平5
−125414号公報で提案した方法でも良い。
【0014】更に、出銑末期とは出銑終了の10〜40
分前が好ましい。これは、炉内残銑量レベルが低下して
送風量が減少しても、羽口に炉内残銑・滓が逆流する事
がなく、しかも、炉周方向における送風量のアンバラン
ス状態により炉況を悪化させないために出銑終了の40
分前以内とし、出銑終了の10分前以上とするのは的確
に出銑終了前に送風制御弁を絞る事が出来、かつ、これ
以降に送風制御弁を絞っても出銑強化効果が向上しない
ことによる。
【0015】また、炉前に設けた出銑状態検知器で出銑
終了を検知すると出銑中の出銑口上方近傍の羽口の送風
制御弁を、出銑強化以前の開度から10%以上、更に絞
り、その開度を80〜50%の開度にすることにより、
該出銑口近傍の炉内圧力が低下して出銑終了における炉
内ガスの噴出を抑制することが可能となる。尚、送風制
御弁の絞り量が10%以下であるとその効果がない。し
かし、該送風制御弁の開度が出銑強化以前の開度から5
0%以下になると炉内円周方向におけるガス流バランス
を著しく壊したり、羽口に溶銑・滓が逆流する恐れが生
じるためである。
【0016】一方、出銑時間が基準時間より短いと予測
される場合に送風制御弁を絞って送風量を低減すると出
銑末期時でも炉内の残銑・滓レベルが高く、羽口内への
溶銑・滓の逆流を招く恐れがある。また、出銑状態に異
常がある場合に前記のように送風制御弁を絞って送風量
を低減すると、その状態での出銑を長引かせ炉況が不安
定になることがあることから、送風制御弁の絞りを中止
して早期に出銑を終了させ、出銑口の造り替えを行う。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図2を参照して説
明する。図2中、110は環状管120と羽口130の
間に設けた送風支管、140は送風支管110の途中に
設けた送風制御弁、150は出銑口、160は前記送風
制御弁140の開度を制御する送風制御弁制御装置、1
00は弁制御装置160に弁開度制御情報Zを出力する
弁開度判定装置である。
【0018】図1は弁開度判定装置100のブロック図
であり、図中、(1)は出銑口150から抽出している
溶銑の出銑状況からその出銑口150上方に設けた送風
制御弁140の絞り時期とその絞り量を判定する弁絞り
時期判定ルール群である。
【0019】該弁絞り時期判定ルール群(1)は今ま
でに高炉に装入した装入物の装入量情報から演算した高
炉々内での溶銑・滓Pの生成量Q及び生成速度VQ と、
出銑口150から抽出している溶銑の実流量(受銑容器
又は出銑樋に設けた重量計により測定)P情報、該出銑
量P情報から演算した出銑速度VP から出銑末期(炉内
の湯溜部に溜まった溶銑・滓Pのレベルが出銑口150
のレベルと同等となり炉内ガスが炉外に噴出すると推定
される時期より30分前)時刻を推定し、その時刻にな
ると出銑末期情報Mを出力する出銑末期推定ルール部1
と、
【0020】前記演算出銑速度VP が低下する(出銑
末期になると出銑口150の径が大きくなり出銑速度V
P はこれに伴って上昇するが、出銑口150より炉内ガ
スが流出するとその分、溶銑・滓Pの量が少なくなり、
出銑速度が低下する)これにより出銑終了を判定して出
銑終了情報Eを出力する出銑終了判定部2と、
【0021】出銑末期推定ルール部1からの出銑末期
情報Mの有無と、出銑終了判定部2からの出銑終了情報
Eの有無により表1に従い送風制御弁140の絞り時期
情報とその弁絞り度Aを判定して出力する弁絞り時期判
定部3により構成している。
【0022】つまり、この弁絞り時期判定ルール群
(1)は出銑末期になると送風支管110に設けた送風
制御弁140を30%絞って弁開度を70%とし、出銑
終了時になると送風制御弁140をさらに10%(出銑
末期以前の開度に対する比率)絞って弁開度60%とす
る情報Aを出力する。
【0023】
【表1】
【0024】(2)は出銑口150からの出銑・滓状態
に異常が有るか無いかを判定し、こに基づいて送風制御
弁140の絞り操作を実行するか否かを判定する弁絞り
調節可否判定ルール群である。
【0025】この弁絞り調節可否判定ルール群(2)
は、今回出銑するに先だって当該出銑口150を開口
する際に測定した出銑口150の深度(深さ)H1 と前
回出銑した時の出銑口深度H2 を比較し、その差(H1
−H2 )が基準値H0 より小さいときに「差有り」と
し、その差は基準値H0 より大きいときに「差無し」と
判定し、この出銑口深度情報Cを出力する出銑口深度比
較部4と、
【0026】前回の出銑終了時に該出銑口150に充
填したマッド充填量M1 と前々回の出銑終了時に当該出
銑口150に充填したマッド充填量M2 を比較し、その
差(M1 −M2 )が基準値M0 より小さいときに「差有
り」と判定し、さの差が基準値M0 より大きいとき「差
無し」と判定し、その判定マッド情報Dを出力するマッ
ド充填比較部5と、
【0027】前記出銑口深度比較部4からの出銑口深
度情報Cとマッド充填量比較部5からのマッド情報Dに
より表2に示すように出銑時間の判定(今回の出銑時間
前回の出銑時間である基準出銑時間0 よりも、短
い、長い、を判定)し、その出銑時間判定情報Sを出力
する出銑時間判定部6と、
【0028】
【表2】
【0029】出銑口150から抽出している溶銑の前
記出銑速度VP に基づいて決めた出銑異常(出銑速度が
極端に低下する等の異常)の有無情報W、出銑口150
から抽出している溶銑に伴って溶滓が出ているか否かの
出滓有無情報R(溶銑に伴って溶滓が出ていれば正
常)、前記出銑時間判定部6からの出銑時間情報Sを各
々入力して表3の弁絞り調節可否判定を行い、その弁絞
り調節情報Fを出力する弁絞り調節可否判定部7とから
構成している。即ち、この弁絞り調節可否判定ルール群
(2)は出銑口150から抽出している溶銑・滓の状態
に異常が有るか否かを判断し、異常が有る場合には前記
送風制御弁140の弁絞り操作を阻止し、異常がない場
合には該送風制御弁140の弁絞り操作を許可する情報
Fを出力するものである。
【0030】
【表3】
【0031】(3)は送風制御弁140が絞られている
際に、その弁開度を維持するか、全開状態に戻すかを判
定する弁戻し判定ルール群である。
【0032】この弁戻し判定ルール群(3)は、測定
した送風圧力情報Pb と炉頂圧力Pt により高炉々内の
通気抵抗K1 を演算し、その演算通気抵抗K1 と基準通
気抵抗K0 を比較し、K1 ≧K0 、K1 <K0 のいずれ
であるかを判定し、この通気情報Kを出力する通気状態
判定部8と、
【0033】通気状態判定部8から入力した通気情報
K、現在、出銑口150から出銑を行っているか否かの
情報X、更には、送風制御弁制御装置160から得た現
状における送風制御弁140の開度情報Lにより表4に
従って該送風制御弁140が絞られている場合にはその
戻し(開度100%に戻す)の必要性及び静観(現状維
持)を判定し、その判定した弁戻し情報Gを出力する弁
戻し判定部9とから構成している。
【0034】即ち、この弁戻し判定ルール群(3)は炉
内の通気抵抗が大きい場合には、送風制御弁140の開
度を100%に戻して、炉内への送風状態を通常の状態
に戻すものである。
【0035】
【表4】
【0036】(4)は前記弁絞り時期判定ルール群
(1)から入力した送風制御弁140の絞り時期Aと弁
絞り度B、弁絞り調節可否判定ルール群(2)から入力
した弁絞り調節情報F、弁戻し判定ルール群(3)から
入力した弁戻り情報Gの各々により表5に従って送風制
御弁140の開度を判定する弁開度総合判定ルール群で
ある。
【0037】
【表5】
【0038】
【発明の効果】本発明は、出銑終了時期を予測し、その
予測時期より以前に送風制御弁を絞る事により、出銑口
から炉内ガスの吹出しを伴うことなく出銑強化を図るこ
とが出来、更に、出銑終了時期に炉内ガスの吹出し量を
抑制することが可能と成ることから、炉内ガスに伴って
飛散する溶銑・滓量を大幅に低減して、出銑口周りの機
器を傷めたり、飛散溶銑・滓の除去作業が減少し、しか
も、作業環境も良好になる等の多大な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風制御弁を制御する弁開度判定装置のブロッ
ク図
【図2】本発明の一実施例を示す簡略図
【符号の説明】
1 出銑末期推定ルール部 2 出銑終了判定部 3 弁絞り時期判定部 4 出銑口深度比較部 5 マッド充填量比較部 6 出銑時間予測部 7 弁絞り調節可否判定部 8 通知状態判定部 9 弁戻し判定部 100 弁開度判定装置 110 送風支管 120 環状管 130 羽口 140 送風制御弁 150 出銑口 160 送風制御弁制御装置 P 溶銑・溶滓 Z 弁開度制御情報
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−291908(JP,A) 特開 平7−150210(JP,A) 特開 昭61−99608(JP,A) 特開 平2−8305(JP,A) 特開 平1−162706(JP,A) 特開 平5−125414(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 5/00 316

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出銑口の上方の羽口に連接した送風支管
    に送風制御弁を設け、出銑中に前記送風制御弁を絞っ
    て、その羽口から吹き込まれる熱風量を低減して出銑量
    の制御を行う方法において、出銑中の出銑口から炉内ガ
    スが吹出し始める出銑終了時刻の予測を出銑量、出銑速
    度、炉内で生成される溶銑の生成速度及び生成量により
    行い、この予測出銑終了時刻以前の出銑末期に前記送風
    制御弁を絞ってその開度を90〜60%の開度にし、送
    風量を低減して出銑強化を図り、更に、その後、前記出
    銑中の出銑口からの炉内ガス吹出しを検知して前記送風
    制御弁を更に絞ってその開度を80〜50%の開度にし
    て送風量を低減し、出銑口からのガス吹出し量を抑制す
    ることを特徴とする高炉出銑方法。
  2. 【請求項2】 出銑口の上方の羽口に連接した送風支管
    に送風制御弁を設け、出銑口に前記送風制御弁を絞っ
    て、その羽口から吹き込まれる熱風量を低減して出銑量
    の制御を行う制御装置において、前記出銑中の出銑口か
    らの出銑速度、出銑量及び炉内における溶銑生成速度、
    溶銑生成量により該出銑口から炉内ガスが吹出し始める
    出銑終了時刻以前の出銑末期を予測し、この予測出銑末
    期に前記送風制御弁を90〜60%内の予め設定した
    度に絞る指示情報を出力すると共に炉前に設けた出銑状
    態検知器からの検出情報により前記出銑口から炉内ガス
    が吹出し始める出銑終了を判定し、該出銑終了時に前記
    送風制御弁を80〜50%内の予め設定した開度に更に
    絞る指示情報を出力する弁絞り時期判定部と、出銑中の
    出銑口深度、マッド充填予測量により出銑時間を予測す
    ると共に出滓状況、出銑状況等の出銑状態を入力し、該
    予測出銑時間が基準(前回)出銑時間より長く、且つ、
    出銑状態に異常がない場合に弁絞り調節可情報を出力
    し、それ以外の場合に弁絞り調節不可の情報を出力する
    弁絞り調節可否判定部と、送風圧力、炉頂圧力から求め
    た炉内の通気抵抗情報、出銑口からの出銑状況、送風制
    御弁の弁開度情報により、該送風制御弁の弁戻しの必要
    性を判定する弁戻し判定部とからなり、さらに、前記弁
    絞り時期判定部からの弁絞り指示情報、前記弁絞り調節
    可否判定部からの弁絞り調節可否情報および前記弁戻し
    判定部からの弁戻しの必要性情報により前記送風制御
    弁の調整の要否とその弁開度を判定する弁総合判定部か
    らなることを特徴とする高炉出銑装置。
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