JPH08302406A - 高炉出銑口からの出銑終了時期判定方法とその装置 - Google Patents

高炉出銑口からの出銑終了時期判定方法とその装置

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JPH08302406A
JPH08302406A JP10943995A JP10943995A JPH08302406A JP H08302406 A JPH08302406 A JP H08302406A JP 10943995 A JP10943995 A JP 10943995A JP 10943995 A JP10943995 A JP 10943995A JP H08302406 A JPH08302406 A JP H08302406A
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furnace
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Bunichi Himeno
野 文 一 姫
Tsukasa Tamura
村 司 田
Kozo Yamamura
村 耕 造 山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出銑終了時期を正確に予測する事を課題とす
るものである。 【構成】 出銑口開孔に使用した打込金棒の径と本数、
開孔用錐の径と本数と、出銑開始から終了までの出銑速
度パターンを逐次記憶しておくと共に出銑の都度、当該
出銑口の開孔に使用した金棒の径と本数、開孔用錐の径
と本数の開孔情報を基に、この開孔情報に最も近い出銑
開孔の出銑速度パターンを選出し、このパターンを出銑
速度に応じて少なくとも3区間に分割し、各区間内の最
高出銑速度を選出して、その区間の終点での出銑速度と
し、更に、現時点の出銑速度を起点として、以降の各区
間の終点出銑速度を順次直線で結ぶ予測出銑速度演算式
を求め、この演算式から求めた今後の出銑予測量f
(t),炉内残留溶銑量Q、更には、出銑開始から現時
点までの出銑量ΣMと溶銑生成量Qa、溶銑生成速度V
Pから求めた今後の溶銑生成量VP(t)を基に、Q+Q
a+VP(t)=ΣM+f(t)を満す時期tを逐次求
め、これを出銑終了時期tとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高炉の出銑口から出銑し
ている溶銑の終了時期を判定する方法と装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、高炉においては自動機器の導入に
より省力化が行われている。鋳床においても例外ではな
く自動機器が導入され省力化がなされている。
【0003】しかし、この鋳床の作業は、先行の出銑口
から出銑している溶銑の進捗状況により後行の出銑口の
開口準備開始作業時期等の実施タイミングが決まる。こ
のため、鋳床の自動化を行う為には先行の出銑口の出銑
終了時期を正確に判定することが重要となる。
【0004】この出銑終了の予測方法として、例えば、
特開昭57−134504号公報では、出銑中に出銑口
近傍のガスを採取し、このガスの噴出量によって出銑終
了を判定する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57−
134504号公報の提案では、出銑する複数の出銑口
の炉内側高さレベルが大きく異なる場合や炉内圧力が急
激に変動する場合、かつ出銑速度が生成速度より遅い状
態においては、出銑初期から多量のガスが噴出するが徐
々にガスの噴出は減少する事から的確な出銑終了時期の
判定が不可能となり、炉内に多量の溶銑滓を残したまま
で出銑止めを行ってしまう。
【0006】更に、出銑終了時期は直前でしか検出でき
ないため、連続出銑(ある出銑口からの出銑が終了する
と直ちに次の出銑口を開口することにより高炉より連続
して出銑を行う)している高炉に於いては、次回開口予
定の出銑口を的確なタイミングで開口する事は困難であ
り、円滑な出銑サイクルの実現はできないものであっ
た。
【0007】本発明は上記問題を有することなく、出銑
終了時期を正確に予測する事を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するためになされたもので、その手段1は、高炉の出
銑口から出銑を開始する際の炉内残留溶銑量と、出銑を
開始後の溶銑の出銑速度と、炉内で生成する溶銑生成速
度により前記出銑の終了時期を判定する方法において、
当該出銑口について開孔して出銑した際に使用した開孔
用打ち込み金棒の径とその使用本数、開孔用錐の径とそ
の使用本数と、その出銑開始から出銑終了までの出銑速
度パターンを逐次入力して記憶しておくと共に出銑の都
度、当該出銑口の開孔に使用した開孔用打ち込み金棒の
径とその使用本数、開孔用錐の径とその使用本数の開孔
情報を基に、前記記憶情報の中からこの開孔情報と同一
又はそれに最も近い条件で出銑開孔した際の出銑速度パ
ターンを選出し、この選出した出銑速度パターンを出銑
速度に応じて少なくとも3区間に分割し、各区間内の最
高出銑速度を選出して、その区間の終点での出銑速度と
し、更に、現時点の出銑速度を入力し、この入力した出
銑速度を起点として、それ以降の前記各区間の終点出銑
速度を順次直線で結ぶ予測出銑速度演算式を求め、この
出銑速度演算式から求めた今後の出銑予測量f(t)、
前記炉内残留溶銑量Q、更には、出銑を開始してから上
記現時点までの出銑量ΣMと高炉炉内における現時点ま
での溶銑生成量Qa、今後の演算溶銑生成速度VPから
求めた今後の溶銑生成量VP(t)を基に、 Q+Qa+VP(t)=ΣM+f(t) ・・・(1) の左辺と右辺が等しくなる時期を逐次求め、これを出銑
終了時期tとする方法である。
【0009】また、手段2は、高炉の出銑口から出銑を
開始する際の炉内残留溶銑量と、出銑を開始後の溶銑の
出銑速度と、炉内で生成する溶銑生成速度により前記出
銑の終了時期を判定する出銑終了時期判定装置におい
て、当該出銑口について開孔して出銑した際に使用した
開孔用打ち込み金棒の径とその使用本数、開孔用錐の径
とその使用本数と、その出銑開始から出銑終了までの出
銑速度パターンを逐次入力して記憶する出銑速度パター
ン記憶部と、出銑の都度、当該出銑口の開孔に使用した
開孔用打ち込み金棒の径とその使用本数、開孔用錐の径
とその使用本数の開孔情報を基に、前記記憶情報の中か
ら、この開孔情報と同一又はそれに最も近い条件で出銑
開孔した際の出銑速度パターンを選出する出銑速度パタ
ーン選出部と、該出銑速度パターン選出部で選出した出
銑速度パターンを出銑速度に応じて少なくとも3区間に
分割し、各区間内の最高出銑速度を選出して、その選出
した最高出銑速度をその区間の終点での出銑速度とし、
更に、現時点の出銑速度を入力し、該現時点の出銑速度
を起点として、それ以降の前記各区間の終点出銑速度を
順次直線で結ぶ予測出銑速度演算式を逐次導出する予測
出銑速度演算式導出部と、 前記炉内に残留した溶銑量
Q、前記出銑を開始してから前記現時点までの出銑量Σ
M、更には、現時点までの溶銑生成量Qaと今後の溶銑
生成速度VPを逐次入力すると共に前記予測出銑速度演
算式導出部で導出した出銑速度演算式から求めた今後の
出銑予測量f(t)を入力し、この入力情報を基に上式
(1)の左辺と右辺が等しくなる時期を逐次求め、これ
を出銑終了時期とする出銑終了時期判定部とからなる高
炉の出銑終了時期判定装置である。
【0010】
【作用】本発明者等が長年の経験および種々実験・検討
の結果、以下の方法により正確に出銑終了時期の予測が
できる事が判明した。これは、出銑開始から現時点まで
に炉内で生成された累積溶銑生成量(以下、単に溶銑生
成量と略す)Qa、今後の予測累積溶銑生成量V
P(t)(溶銑生成速度VPを時間tの関数にしたも
の)、出銑開始時点に炉内に在留していた溶銑(残銑)
量Qを各々加算して、出銑開始から上記時間tまでの出
銑可能な溶銑量Q+Qa+VP(t)を求める。
【0011】一方、出銑開始から現時点までの累積出銑
量ΣMと予測出銑速度パターンX(例えば図3)からの
出銑速度Vを基に現時点から前記時間tまでの予測出銑
量f(t)を加算して出銑開始から時刻tまでに出銑す
るであろう累積出銑量ΣM+f(t)を求める。
【0012】そして、この両者Q+Qa+VP(t),
ΣM+f(t)が等しくなる前記時刻t、即ち、炉内溶
銑レベルが炉内側出銑口高さになる時期である出銑終了
時期を逐次求めるものである。
【0013】ところで、今後における予測出銑量f
(t)を正確に予測することが出銑終了時期を正確に求
める上で重要である。このため、予測出銑速度パターン
Xの求め方(実績出銑パターンの近似方法)に付いても
検討を行った。これは、実績出銑速度パターンを必要最
小の区分に分割し、この区間内では出銑速度は直線的に
変化するものと仮定し予測出銑速度パターンを求める事
とした。これは、実績出銑速度を厳密に近似しても、出
銑終了時刻の予測精度はある程度粗く近似したパターン
とほとんど差が見られなかった事に加え、出銑終了時刻
の算出にかかる時間が粗く近似したパターンの方がはる
かに速かったためである。
【0014】また、各区間の出銑速度を直線的に変化さ
せるため、隣合う各区間の終点速度を結ぶ事が必要であ
る。このため、各区間の終点速度は実績の出銑速度パタ
ーンを分割した時の各区間内の最高出銑速度とした。こ
れは、出銑速度が出銑口径に比例すること、出銑口
径が出銑中は常に拡大する。この2つのことから、出銑
速度は理論上低下せず、その区間内では一度達した最大
速度は最終的には達するもの(最大速度で出銑するだけ
出銑口は成長している)と仮定したからである。この方
法により、最も簡単に実績出銑速度パターンの近似が行
え、精度良い予測が行える事が実験の結果判明した。
【0015】さらに、出銑中の出銑速度の変化パターン
は、実績と熟練オペレータのノウハウから以下の(1)
〜(3)の3つに区分した。
【0016】(1)初期出銑速度急増期:出銑口が焼き
固められておらずマッドが比較的柔らかいため銑滓によ
る摩耗が大きく出銑口が急激に大きくなり出銑速度が急
激に上昇する時期、 (2)出銑速度緩増期:出銑口が焼き固められて固くな
りつつあり、出銑口の摩耗が徐々に小さくなり、出銑速
度が緩やかに上昇する時期、 (3)出銑速度安定期:出銑口の口径が大きくなり銑滓
の流速が低下し、出銑口の摩耗度が低くなり出銑速度が
略一定となり、更には、炉内の溶銑レベルが出銑口レベ
ルに達して出銑終了となる時期。
【0017】しかし、上記(1),(2)の区間と比べ
(3)の区間が長い場合は、この区間を2分割して近似
し、合計4区分に分割する事により出銑終了時期を予測
する方が、(1)〜(3)の速度変化期間をそのまま利
用して3区分に分割して予測するよりも予測精度が向上
して好ましい。
【0018】このようにして、出銑終了時期を逐次求め
ることにより、現状の出銑状態が変化しても(出銑速度
が落ち込むとその間に炉内残銑量が増加するためその分
出銑時間が延びる等しても)、正確な出銑終了時期を求
める事が出来る。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4を参照して説
明する。図1中、1は過去の出銑速度パターン記憶部で
あり、これは、高炉の出銑口から出銑した溶銑の出銑速
度パターンをその操業状態毎、即ち、出銑口を開口する
際に使用した金棒の径と本数、錐使用有無とその径、及
び樋移行後の初期出銑であるか否か(今回出銑する出銑
口が樋移行後における5回以内の出銑であるか否か)の
情報を出銑口ナンバー毎に種別し、各種別につき過去3
回分(新たにその種別にあてはまる出銑パターンが発生
したときは、現在保存しているその種別の出銑速度パタ
ーンの最も古いパターンを削除して、新たに発生した出
銑速度パターンを変わりに保存)の出銑速度パターンを
記憶保存する。
【0020】2は初期出銑速度パターン選出部であり、
これは、今回出銑するに際して出銑口を開口するために
使用した金棒及び錐の径と、使用した本数、樋移行後の
初期出銑であるか否か、及び、出銑口ナンバーを入力
し、この入力した出銑口ナンバーと同一ナンバーの出銑
口で、しかも、該入力した金棒と錐の径と使用した各本
数、樋移行後の初期出銑であるか否かの各情報と同一の
出銑速度パターン又はこれがない場合には、これに最も
近いところの出銑速度パターンを前記出銑速度パターン
記憶部1に記憶している情報の中から選出し、この選出
した図2に示す出銑速度パターン情報(過去3回分の出
銑速度パターン)Nを出力する。
【0021】3は初期予測出銑速度パターン決定部であ
り、これは、図2に示す上記出銑速度パターンNをもと
に図3に示す初期予測出銑速度パターンXを求めるもの
である。
【0022】即ち、前記出銑速度パターン選出部2で選
出した3回分の出銑速度パターン(図2)Nを予め設定
した区間〜区間〔区間:出銑経過時間0〜t
1(10分)の範囲、区間:出銑経過時間t1〜t
2(90分)の範囲、区間:出銑経過時間t2〜t
3{90分+(出銑終了時間t−90分)/3}の範
囲、区間:t3〜出銑終了時間tまでの残り時間〕に
分割し、そして、この区間〜区間の最高出銑速度値
11〜V14、V21〜V24、V31〜V34を各々求め、更
に、この求めた各3個の平均最高出銑速度V01〜V04
求める。そして、現時点の送風圧力及び前回出銑口閉塞
に使われたマッド充填量より求めた補正係数を前記平均
最高出銑速度V01〜V04に積算して補正し、この補正後
の最高出銑速度V1〜V4を各区間の終点時間t1、t2
3、tの出銑速度値とする図3に示す初期予測出銑速
度パターンXを決定して出力する。
【0023】4は出銑終了予測式選出部であり、これ
は、 (1)上記初期予測出銑速度パターン決定部3から初期
予測出銑速度パターンXを入力すると共に、設定部4a
から表1,表2に示す出銑終了時間tを求める表1中の
(イ)〜(ニ)の演算式を入力し、更に、前記出銑開始
から現時点までの出銑時間Tを逐次入力する。なお、表
1と表2は本来1つの表にまとまっているものである
が、本書への書込みが無理なため、2つに分割したもの
である。表2に示す出力情報の欄を、イ,ロ,ハ,・・
・等の項分け記号を合せて表1の演算式の欄の右に接合
することにより、元の1つの表となる。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】(2)そして、この入力した出銑時間Tと
図3に示す初期予測出銑速度パターンXの各区間の終点
時間t1、t2、t3、tを比較し、その出銑時間Tが区
間(終点時間0〜t1の期間)は表1中(イ)の演算
式及び前記初期予測出銑速度パターンXから抽出した表
2中(イ)の出力情報を選出して出力し、また、出銑時
間Tが区間(終点時間t1超〜t2の期間)は表1中
(ロ)の演算式及び表2中(ロ)の出力情報を選出して
出力し、出銑時間Tが図4に示すように区間(終点時
間t2超〜t3の期間)は表1中(ハ)の演算式及び表2
中(ハ)の出力情報を選出して出力し、更に、出銑時間
Tが区間(終点時間t3超〜tの期間)は表1中
(ニ)の演算式及び表2中(ニ)の出力情報を各々選出
して出力する。
【0027】5は高炉々内に装入した所定期間Hにおけ
る装入物の装入量Dから炉内における溶銑の生成量Qa
とその生成速度Vpを下式(ホ),(ヘ)の各式により
求める溶銑生成量・速度演算部である。
【0028】 Qa=D×λ×η ・・・(ホ) Vp=Qa/H ・・・(ヘ) 但し、λ:鉱石比、η:装入物が炉内を降下して溶融す
る比率。
【0029】6は出銑口から抽出した所定期間の溶銑累
積出銑量ΣFと前記溶銑生成量・速度演算部5からの溶
銑生成量Qaにより現在炉内に残留している溶銑量Qを
演算する炉内溶銑量演算部である。
【0030】7は出銑終了時刻判定部であり、(1)出
銑終了予測式選出部4から表1中に示す(イ)〜(ニ)
の演算式及びその各演算式が必要とする前記出力情報
(最高出銑速度V1〜V4、終点時間t1、t2、t)と、
前記溶銑生成量・速度演算部5から溶銑生成量Qa及び
溶銑生成速度Vpと、前記炉内溶銑量演算防6から現在
炉内に残留している溶銑量Qを逐次入力すると共に出銑
開始から現時点までの出銑時間Tとその間の実測溶銑量
ΣM(受銑容器又は出銑樋に設けた重量計により測
定)、その出銑速度V0を逐次入力する。
【0031】(2)そして、この入力している前記
(イ)〜(ニ)のいずれかの演算式により各々入力した
データ値を基にして区間との時間t0を求める。
【0032】(3)さらに、この区間との時間t0
に終点時間t2を加えて出銑終了時期tを求める。そし
て、この演算した出銑終了時期tをCRTに出力する。
CRTはこの出銑終了時期tを表示する。
【0033】
【発明の効果】本発明は、精度良く出銑終了時刻を判定
し出銑残り時間を算出する事で、安定した出銑サイクル
での操業が可能となり、更に鋳床作業のタイミングを自
動検知する事が可能となることから、安定操業の実現が
でき、しかも鋳床機器の自動運転が出来る等の多大な効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を一態様で実施する装置の機能構成を
示すブロック図である。
【図2】 高炉の出銑口から流出する溶銑の速度変化を
示すグラフである。
【図3】 出銑前に予測した出銑速度変化を示すグラフ
である。
【図4】 出銑開始からT分内の出銑口から流出した溶
銑の速渡変化とT分経過時点以降の予測した出銑速度変
化を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の出銑口から出銑を開始する際の炉
    内残留溶銑量と、出銑を開始後の溶銑の出銑速度と、炉
    内で生成する溶銑生成速度により前記出銑の終了時期を
    判定する方法において、当該出銑口について開孔して出
    銑した際に使用した開孔用打ち込み金棒の径とその使用
    本数、開孔用錐の径とその使用本数と、その出銑開始か
    ら出銑終了までの出銑速度パターンを逐次入力して記憶
    しておくと共に出銑の都度、当該出銑口の開孔に使用し
    た開孔用打ち込み金棒の径とその使用本数、開孔用錐の
    径とその使用本数の開孔情報を基に、前記記憶情報の中
    からこの開孔情報と同一又はそれに最も近い条件で出銑
    開孔した際の出銑速度パターンを選出し、この選出した
    出銑速度パターンを出銑速度に応じて少なくとも3区間
    に分割し、各区間内の最高出銑速度を選出して、その区
    間の終点での出銑速度とし、更に、現時点の出銑速度を
    入力し、この入力した出銑速度を起点として、それ以降
    の前記各区間の終点出銑速度を順次直線で結ぶ予測出銑
    速度演算式を求め、この出銑速度演算式から求めた今後
    の出銑予測量f(t)、前記炉内残留溶銑量Q、更に
    は、出銑を開始してから上記現時点までの出銑量ΣMと
    高炉炉内における現時点までの溶銑生成量Qa、今後の
    演算溶銑生成速度VPから求めた今後の溶銑生成量V
    P(t)を基に下式(1)の左辺と右辺が等しくなる時
    期を逐次求め、これを出銑終了時期tとする事を特徴と
    する高炉の出銑終了時期判定方法; Q+Qa+VP(t)=ΣM+f(t) ・・・(1)。
  2. 【請求項2】 高炉の出銑口から出銑を開始する際の炉
    内残留溶銑量と、出銑を開始後の溶銑の出銑速度と、炉
    内で生成する溶銑生成速度により前記出銑の終了時期を
    判定する出銑終了時期判定装置において、当該出銑口に
    ついて開孔して出銑した際に使用した開孔用打ち込み金
    棒の径とその使用本数、開孔用錐の径とその使用本数
    と、その出銑開始から出銑終了までの出銑速度パターン
    を逐次入力して記憶する出銑速度パターン記憶部と、 出銑の都度、当該出銑口の開孔に使用した開孔用打ち込
    み金棒の径とその使用本数、開孔用錐の径とその使用本
    数の開孔情報を基に、前記記憶情報の中から、この開孔
    情報と同一又はそれに最も近い条件で出銑開孔した際の
    出銑速度パターンを選出する出銑速度パターン選出部
    と、 該出銑速度パターン選出部で選出した出銑速度パターン
    を出銑速度に応じて少なくとも3区間に分割し、各区間
    内の最高出銑速度を選出して、その選出した最高出銑速
    度をその区間の終点での出銑速度とし、更に、現時点の
    出銑速度を入力し、該現時点の出銑速度を起点として、
    それ以降の前記各区間の終点出銑速度を順次直線で結ぶ
    予測出銑速度演算式を逐次導出する予測出銑速度演算式
    導出部と、 前記炉内に残留した溶銑量Q、前記出銑を
    開始してから前記現時点までの出銑量ΣM、更には、現
    時点までの溶銑生成量Qaと今後の溶銑生成速度VP
    逐次入力すると共に前記予測出銑速度演算式導出部で導
    出した出銑速度演算式から求めた今後の出銑予測量f
    (t)を入力し、この入力情報を基に Q+Qa+VP(t)=ΣM+f(t) ・・・(1) の左辺と右辺が等しくなる時期を逐次求め、これを出銑
    終了時期とする出銑終了時期判定部とからなることを特
    徴とする高炉の出銑終了時期判定装置。
JP10943995A 1995-05-08 1995-05-08 高炉出銑口からの出銑終了時期判定方法とその装置 Withdrawn JPH08302406A (ja)

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