JP3525910B2 - インバータ発電装置及びインバータ発電装置と外部交流電源との並列運転方法 - Google Patents

インバータ発電装置及びインバータ発電装置と外部交流電源との並列運転方法

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JP3525910B2
JP3525910B2 JP2001137271A JP2001137271A JP3525910B2 JP 3525910 B2 JP3525910 B2 JP 3525910B2 JP 2001137271 A JP2001137271 A JP 2001137271A JP 2001137271 A JP2001137271 A JP 2001137271A JP 3525910 B2 JP3525910 B2 JP 3525910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流発電機と、該
交流発電機の出力を任意の周波数を有する交流出力に変
換するインバータを備えたインバータ発電装置、及び該
インバータ発電装置を外部交流電源とを並列運転する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関等を原動機とする発電装置とし
て、インバータ発電装置が用いられている。
【0003】一般にインバータ発電装置は、内燃機関等
により駆動される交流発電機と、この交流発電機の出力
電圧を直流電圧に変換する直流電源部と、該直流電源部
の出力電圧を所定の周波数の交流電圧に変換して負荷接
続端子間に供給するインバータと、該インバータを制御
するコントローラとにより構成される。
【0004】直流電源部は、交流発電機の出力を整流す
る整流器と、この整流器の直流出力端子間に接続された
平滑用コンデンサとを備えていて、平滑用コンデンサの
両端に直流電源電圧を発生する。
【0005】またインバータとしては、上辺のスイッチ
素子と下辺のスイッチ素子との直列回路からなるスイッ
チアームを複数個並列に接続して構成したスイッチ素子
のブリッジ回路と、各スイッチ素子の両端に逆並列接続
されたダイオードとを有して、ブリッジ回路を構成する
スイッチ素子のオンオフにより直流電源部の出力を交流
電圧に変換するブリッジ形のインバータ回路と、該イン
バータ回路から得られる交流電圧から高調波成分を除去
する高域阻止フィルタとを備えた周知の構成を有するも
のが用いられる。
【0006】コントローラは、インバータ回路のブリッ
ジの対角位置にある対のスイッチ素子にパルス波形のP
WM信号を与えて、該対のスイッチ素子のそれぞれを所
定のタイミングでオンオフさせるPWM制御手段を備え
ていて、インバータ回路の出力をPWM制御することに
より、負荷接続端子を通して負荷に印加する交流出力電
圧の瞬時値に応じてPWM周期毎にデューティ比Dが変
化する断続波形の交流電圧をインバータ回路から出力さ
せる。
【0007】PWM制御におけるデューティ比Dは、負
荷接続端子から出力させる交流出力電圧の波形を所望の
波形とするために必要な基準デューティ比Do に補正係
数Kv を乗じることにより求めることができる。通常、
補正係数Kv としては、負荷接続端子間に得る交流出力
電圧の波高値の定格値Vaと直流電源部の出力電圧Vd
との比Va/Vdを用いている。
【0008】インバータ回路から出力される交流電圧
は、フィルタによりその高調波成分が除去されて滑らか
な波形の交流出力電圧に変換される。
【0009】インバータ発電装置を用いると、インバー
タ回路を制御することにより、直流電源部から出力され
る直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換することが
できるため、発電機の回転数の如何に係わりなく、負荷
接続端子から所望の周波数の交流電圧を得ることができ
る。またPWM制御においてPWM周期毎に変化するデ
ューティ比を制御することにより、任意の大きさを有す
る交流電圧を得ることができる。
【0010】負荷の容量が大きい場合には、上記のイン
バータ発電装置を外部交流電源(他の交流電源装置)と
並列運転することが必要になる場合がある。ここで、外
部交流電源とは、同じように構成された他のインバータ
発電装置、インバータ発電装置と同じ周波数の出力電圧
を発生する交流発電機、或いは商用交流電源等である。
【0011】インバータ発電装置と外部交流電源とを並
列運転するときには、両者の対応する負荷接続端子どう
しを相互に接続して、インバータ発電装置と外部交流電
源とから同時に負荷に電力を供給する。この場合、イン
バータ発電装置及び外部交流電源がそれぞれ発生する電
圧は、波形及び位相が一致している必要がある。
【0012】従って、インバータ発電装置と外部交流電
源との並列運転を行う場合には、負荷接続端子間に外部
交流電源から交流電圧が印加されたときに、インバータ
発電装置の出力電圧の波形及び位相を外部交流電源から
印加される電圧の波形及び位相に一致させる制御をコン
トローラに行わせる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】外部交流電源とインバ
ータ発電装置とを並列運転させるようにした電源装置に
おいて、負荷が一定で、外部交流電源が負荷を駆動する
ために十分な出力を発生しているときにはインバータ発
電装置を運転する必要はなく、外部交流電源の出力を負
荷に供給するだけで負荷を駆動することができる。
【0014】これに対し、負荷が変動する場合には、負
荷が大きくなったときに外部交流電源の出力だけでは負
荷を駆動することができなくなることがあるため、イン
バータ発電装置と外部交流電源とを並列運転することが
必要になる。
【0015】従来は、このように負荷の増大が見込まれ
る場合に、常時インバータ発電装置と外部交流電源とを
並列運転するようにしていたため、負荷が軽いときにイ
ンバータ発電装置を駆動するエネルギーが無駄になると
いう問題があった。
【0016】本発明の目的は、外部交流電源だけでは負
荷を駆動できない場合にのみ外部交流電源との並列運転
を行うようにして省エネルギーを図ることができるよう
にしたインバータ発電装置、及び該インバータ発電装置
と外部交流電源との並列運転方法を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流発電機
と、該交流発電機を駆動する発電機駆動部と、交流発電
機の出力を整流して平滑用コンデンサの両端に直流電圧
を発生させる直流電源部と、該直流電源部が発生する直
流電圧を交流電圧に変換するインバータとを備えて、外
部交流電源の出力が印加される負荷接続端子間にインバ
ータの出力が印加されて該外部交流電源と並列運転され
るインバータ発電装置に適用される。
【0018】本発明においては、外部交流電源の出力が
不足したときに交流発電機を起動させるように発電機駆
動部を制御する発電機起動制御手段と、外部交流電源が
負荷接続端子間に接続された負荷を駆動するために十分
な出力を発生しているときに交流発電機の運転を停止さ
せるように発電機駆動部を制御する発電機停止制御手段
とを設けた。
【0019】上記交流発電機を駆動する発電機駆動部
は、例えば、交流発電機のロータを駆動する内燃機関
と、起動指令及び停止指令に応答して該内燃機関の起動
及び停止を行わせる機関始動・停止装置とにより構成す
ることができる。
【0020】またインバータとしては、例えば、スイッ
チ素子のブリッジ回路と、該ブリッジ回路の各スイッチ
素子に逆並列接続されたダイオードとを有してブリッジ
回路を構成するスイッチ素子のオンオフにより直流電圧
を交流電圧に変換するインバータ回路と、該インバータ
回路の出力から高調波成分を除去する高域阻止フィルタ
とを備えた構成を有するものを用いることができる。
【0021】外部交流電源は、直流電源の出力電圧をイ
ンバータにより交流電圧に変換する他のインバータ発電
装置でもよく、他の異なる構成を有する交流電源(商用
電源を含む。)でもよい。外部交流電源は、その出力の
波形及び位相を他の交流電源の出力の波形及び位相に合
わせる機能を有していなくてよい。
【0022】上記のように、外部交流電源の出力が不足
しているときにのみインバータ発電装置を起動させて外
部交流電源との並列運転を行わせ、外部交流電源が負荷
を駆動するために十分な出力を発生しているときにはイ
ンバータ発電装置を停止させるようにすると、インバー
タ発電装置を無用に運転するこがなくなるため、省エネ
ルギーを図って電源装置の効率を高めることができる。
【0023】交流発電機の運転を停止している状態で
は、外部交流電源から負荷接続端子間に印加されている
交流電圧がフィルタを通してインバータ回路のダイオー
ドにより構成された全波整流回路に印加され、該全波整
流回路により整流された負荷接続端子間の電圧が平滑用
コンデンサに印加される。従って平滑用コンデンサの両
端の電圧を検出することにより負荷接続端子間の電圧を
検出することができる。
【0024】外部交流電源の出力のみで負荷を駆動して
いる状態で、負荷が増大して外部交流電源の出力が不足
する状態になったときには、負荷接続端子間の電圧が低
下し、これに伴って平滑用コンデンサの両端の電圧も低
下するため、平滑用コンデンサの両端の電圧が所定の判
定値以下になったときに外部交流電源の出力が不足して
いると判定することができる。
【0025】従って上記発電機起動制御手段は、直流電
源部の平滑用コンデンサの両端の直流電圧が設定された
起動判定値以下になった時に交流発電機を起動させるよ
うに構成することができる。
【0026】上記の発電機起動制御手段はまた、外部交
流電源から負荷に印加されている交流電圧の大きさが設
定された起動判定値以下になった時に交流発電機を起動
させるように構成することもできる。
【0027】交流発電機を起動して、インバータ発電装
置を外部交流電源と並列運転している状態で負荷が減少
すると、負荷接続端子間の電圧が上昇する。従って、負
荷接続端子間の電圧または平滑用コンデンサの両端の電
圧が所定の停止判定値以上になったときに、外部交流電
源の出力のみで負荷を駆動し得る状態になったと判定す
ることができる。
【0028】従って上記発電機停止制御手段は、平滑用
コンデンサの両端の電圧が、前記起動判定値(平滑用コ
ンデンサの両端の電圧に対して設定された起動判定値)
よりも大きい値に設定された停止判定値以上になったと
きに交流発電機を停止させるように構成することができ
る。
【0029】上記発電機停止制御手段はまた、負荷接続
端子間の電圧が負荷接続端子間の電圧に対して設定され
た起動判定値よりも大きい値に設定された停止判定値以
上になったときに交流発電機を停止させるように構成す
ることもできる。
【0030】本発明に係わるインバータ発電装置におい
ては、外部交流電源との並列運転を可能にするために、
発電機が起動したときに外部交流電源から負荷接続端子
間に印加されている交流電圧と波形及び位相が等しい交
流電圧をインバータから出力させるようにインバータを
制御するインバータ制御手段を設けておく必要がある。
上のようにインバータを制御するには、例えば、インバ
ータから負荷接続端子を通して出力させる交流電圧の波
形を、マイクロコンピュータ内に用意した基準波形(通
常は正弦波)に一致させるようにインバータ回路のスイ
ッチ素子をPWM制御するようにインバータ発電装置を
構成しておいて、基準波形と負荷接続端子間の実際の出
力波形との間に位相差が生じたことが検出されたとき
に、マイクロコンピュータ内の基準波形の位相をシフト
することにより、インバータから負荷接続端子を通して
出力される交流電圧の位相をシフトして、インバータの
出力電圧の位相を外部電源から印加される交流電圧の位
相に一致させるようにすればよい。
【0031】本発明はまた、交流発電機と、該交流発電
機を駆動する発電機駆動部と、該交流発電機の出力を整
流して平滑用コンデンサの両端に直流電圧を発生させる
直流電源部と、該直流電圧を交流電圧に変換して負荷接
続端子間に印加するインバータとを備えたインバータ発
電装置の負荷接続端子間に外部交流電源の出力を印加し
て、インバータ発電装置と外部交流電源とを並列運転す
る方法に適用される。
【0032】本発明においては、外部交流電源が負荷接
続端子間に接続された負荷を駆動するために必要な出力
を発生することができない状態にあるときに交流発電機
を起動させてインバータ発電装置と外部交流電源との並
列運転を行わせ、外部交流電源が負荷接続端子間に接続
された負荷を駆動するために十分な出力を発生すること
ができる状態にあるときには交流発電機の運転を停止さ
せて外部交流電源の出力のみにより負荷を駆動する。
【0033】外部交流電源が負荷を駆動するために必要
な出力を発生することができない状態にあるか否か判定
は、直流電源部の平滑用コンデンサの両端の直流電圧ま
たは負荷接続端子間の電圧が所定の起動判定値以下にな
っているか否かを見ることにより行うことができる。
【0034】また外部交流電源が負荷を駆動するために
十分な出力を発生することができる状態にあるか否かの
判定は、平滑用コンデンサの両端の直流電圧または負荷
接続端子間の電圧が所定の停止判定値以上になったか否
かを見ることにより行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0036】図1は、本発明が対象とするインバータ発
電装置1の構成例を示したものである。同図において、
2は3相磁石式交流発電機、3は交流発電機2を駆動す
る内燃機関(E/G)である。
【0037】磁石式交流発電機2は、多極に構成された
磁石回転子(図示せず。)と、3相結線された発電コイ
ル2u 〜2w を有する固定子とからなっていて、磁石回
転子は、内燃機関3のクランク軸に取り付けられてい
る。
【0038】この例では、後記するコントローラから与
えられる起動・停止指令に応じて内燃機関3の起動及び
停止を自動的に行わせる機関始動・停止装置3Aが設け
られていて、この起動・停止装置と内燃機関3とによ
り、発電機駆動部GDが構成されている。
【0039】また図1において、4はダイオードDu〜
DwとダイオードDx〜Dzとを3相ブリッジ接続した
整流器で、整流器4の3相の交流入力端子4u〜4wに
それぞれ発電機2の3相の出力端子が接続され、整流器
4の直流出力端子4a,4b間には平滑用コンデンサC
dが接続されている。整流器4と平滑用コンデンサCd
とにより直流電源部DCが構成されている。
【0040】5はスイッチ素子としてのMOSFET
Fu及びFxの直列回路からなるスイッチアームとMO
SFET Fv及びFyの直列回路からなるスイッチア
ームとを並列に接続してスイッチ素子のブリッジ回路を
構成したブリッジ形のインバータ回路(電力変換回路)
で、MOSFET Fu,Fv及びFx,Fyのドレイ
ンソース間にはそれぞれアノードがそれぞれのFETの
ソース側に向いた帰還ダイオードDfu,Dfv及びDfx,
Dfyが接続されている。図示の例では、これらの帰還ダ
イオードが、それぞれのMOSFETのドレインソース
間に形成された寄生ダイオードからなっている。
【0041】このインバータ回路5においては、複数の
スイッチアームの一端側の共通接続点及び他端側の共通
接続点から対の入力端子5a及び5bが導出され、2つ
のスイッチアームのそれぞれのMOSFET(スイッチ
素子)どうしの接続点から対の交流出力端子5u及び5
vが導出されている。入力端子5a及び5bはそれぞれ
整流器4の出力端子4a及び4bに接続され、対の出力
端子5u及び5vはそれぞれインダクタンスL1 及びL
2 とコンデンサC1 とからなる低域通過形のフィルタ6
を通して対の負荷接続端子7u及び7vに接続されてい
る。負荷接続端子7u及び7vにはコンセントとプラグ
とからなる周知のコネクタ8を通して負荷9が接続され
ている。
【0042】この例では、インバータ回路5と、フィル
タ6とにより直流電源部DCが発生した直流電圧を交流
電圧に変換するインバータINVが構成されている。
【0043】10は直流電源部DCが出力する直流電源
電圧を検出する電源電圧検出回路で、この検出回路は、
演算増幅器OP1 と抵抗Ra及びRbとにより構成され
ている。また11はフィルタ6から出力される交流出力
電圧を検出する出力電圧検出回路で、この検出回路は、
演算増幅器OP2 と抵抗Ru及びRvとからなってい
る。
【0044】電源電圧検出回路10のアナログ出力及び
出力電圧検出回路11のアナログ出力はインバータIN
Vを制御するコントローラ12に入力されている。
【0045】コントローラ12は、電源電圧検出回路1
0の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器12a
と、出力電圧検出回路11の出力をデジタル信号に変換
するA/D変換器12bと、CPU12cと図示しない
RAM及びROM等とを有するマイクロコンピュータ
と、CPU12cのポートから出力される駆動指令信号
Gu´,Gv´,Gx´及びGy´に応じてFET F
u,Fv,Fx及びFy(半導体スイッチ素子)のゲー
ト(制御端子)にPWM信号Gu,Gv,Gx及びGy
を与える信号出力回路12dとを備えている。
【0046】図1に示したインバータ発電装置1におい
ては、交流発電機2が出力する交流電圧が整流器4と平
滑用コンデンサCdとからなる直流電源部DCにより直
流電源電圧Vdに変換され、この直流電源電圧Vdがイ
ンバータ回路5に入力される。
【0047】コントローラ12のCPU12cは、直流
電源部DCから与えられる直流電源電圧VdのデータA
N1を演算増幅器OP1 とA/D変換器12aとを通し
て読み込むとともに、出力電圧検出回路11の演算増幅
器OP2 とA/D変換器12bとを通して負荷接続端子
7u,7v間の電圧の瞬時値を示す瞬時データAN0を
読み込み、これらのデータに基づいて各PWM周期のデ
ューティ比Dを演算して、演算したデューティ比Dで各
PWM周期のインバータ回路の出力を断続させるように
インバータ回路のスイッチ素子の制御端子にPWM信号
を与える。これにより、負荷接続端子7u,7vを通し
て負荷9に印加する交流出力電圧の瞬時値に応じてPW
M周期毎にデューティ比が変化する断続波形の交流電圧
をインバータ回路5から出力させる。
【0048】図2(A),(B),(C)及び(D)は
それぞれ、負荷接続端子間に正弦波形の交流出力電圧を
得る場合に、コントローラ12からFET Fu,F
y,Fx及びFvのゲートに与えられるPWM信号G
u,Gy,Gx及びGvを示したものである。FET
Fu,Fy,Fx及びFvはそれぞれ、PWM信号G
u,Gy,Gx及びGvがHレベルにあるときにオン状
態になり、PWM信号Gu,Gy,Gx及びGvがLレ
ベルにあるときにオフ状態になる。
【0049】図2(E)及び(F)はブリッジ回路の対
角位置にある対のスイッチ(Fu,Fy)及び(Fx,
Fv)が同時にオン状態になるタイミングを示し、図2
(G)及び(H)はそれぞれブリッジ回路の上辺を構成
する2つのスイッチ(Fu,Fv)が同時にオン状態に
なるタイミング、及び下辺を構成する2つのスイッチ
(Fx,Fy)が同時にオン状態になるタイミングを示
している。
【0050】負荷接続端子7u,7v間に出力する交流
出力電圧の波形を正弦波形とする場合には、交流出力電
圧の正の半波の期間において、対角位置にある対のFE
TFu,Fyのゲートにそれぞれパルス波形のPWM信
号Gu,Gyを与えることにより、これらのFETが同
時にオン状態になる期間を図2(E)に示すように生じ
させて、正弦波交流電圧の瞬時値に比例してPWM周期
Δt毎にデューティ比が変化する断続波形(図2Eに示
した波形と同様の波形)の正の半波の電圧をインバータ
回路5から出力させる。
【0051】また交流出力電圧の負の半波の期間におい
て、対角位置にある対のFET Fx,Fvのゲートに
それぞれパルス波形のPWM信号Gx,Gvを与えるこ
とにより、これらのFETが同時にオン状態になる期間
を図2(F)に示すように生じさせて、正弦波交流電圧
の瞬時値に比例してPWM周期Δt毎にデューティ比が
変化する断続波形(図2Fに示した波形と同様の波形)
の負の半波の電圧をインバータ回路5から出力させる。
図2においてt0 は、交流出力電圧が負の半波から正の
半波に移行する際の零クロス点である。
【0052】インバータ回路5から出力される断続波形
の交流電圧は、フィルタ6を通して滑らかな正弦波交流
出力電圧に変換された後、負荷接続端子7u,7vを通
して負荷9に与えられる。
【0053】PWM信号は、通常、第1の状態(図2に
示した例ではHレベルの状態)と第2の状態(図2に示
した例ではLレベルの状態)とを交互にとるパルス波形
の信号からなっていて、PWM信号が第1の状態をとる
期間インバータ回路のスイッチ素子をオン状態にし、P
WM信号が第2の状態をとる期間インバータ回路5のス
イッチ素子をオフ状態にする。
【0054】図2に示した例では、PWM信号Gu及び
Gxを一定のPWM周期Δtで発生する互いに逆位相の
パルス信号とし、PWM信号Gy及びGvをそれぞれP
WM信号Gu及びGxに対して所定の位相遅れを持った
互いに逆位相のパルス信号として、各PWM信号のデュ
ーティ比をPWM周期Δt毎に変化させることにより、
インバータ回路5からPWM周期Δt毎にデューティ比
が変化する断続波形の交流電圧を出力させるようにして
いる。
【0055】図1に示したインバータ発電装置では、図
2(G)及び(H)に示したように、インバータ回路の
ブリッジの上辺を構成するFET Fu,Fvが同時に
オン状態になる期間及びブリッジの下辺を構成するFE
T Fx,Fyが同時にオン状態になる期間を生じさせ
るように、インバータ回路のFETのスイッチングパタ
ーンを定めている。このようにスイッチングパターンを
定めると、上辺のFET Fu,Fvが同時にオン状態
になる期間、及び下辺のFET Fx,Fyが同時にオ
ン状態になる期間にフィルタ6のコンデンサの電荷を放
電させることができるため、負荷接続端子7u,7v間
に得る交流出力電圧をより滑らかな波形とすることがで
きる。
【0056】本明細書では、各PWM周期Δtにおい
て、インバータ回路の出力電圧または出力電流が高レベ
ルになる期間(インバータ回路の対角位置にあるスイッ
チ素子が同時にオン状態になる期間)がPWM周期Δt
に対して占める割合をPWM制御のデューティ比Dとし
ている。
【0057】マイクロコンピュータを用いてコントロー
ラ12を構成する場合には、マイクロコンピュータ内で
一定の周期で発生するパルスをPWM周期計数用カウン
タにより計数することにより各PWM周期を検出し、各
PWM周期が開始されるタイミングをスイッチタイミン
グとする。
【0058】マイクロコンピュータ12cは、FET
Fu,Fx及びFv,Fyのそれぞれに対して、PWM
周期Δt毎に内部割込み処理を行い、その内部割込み処
理でマップから読み出す等の方法により求めたデューテ
ィ比に基づいてPWM信号発生用タイマにスイッチ素子
のオン時間をセットして、該タイマがセットされたオン
時間の計時を行っている間CPU12cの駆動指令信号
出力ポートの電位を第1の状態(例えばHレベルの状
態)にして、パルス波形の駆動指令信号Gu´,Gx´
及びGv´及びGy´を発生させる。PWM信号出力回
路12dは、CPUが駆動指令信号Gu´,Gv´,G
x´及びGy´をそれぞれ発生したときにFET F
u,Fv,Fx及びFyのゲート(スイッチ素子の制御
端子)にPWM信号Gu,Gv,Gx及びGyを与えて
それぞれのFETをオンオフ制御する。
【0059】図3は、負荷接続端子間に得る交流出力電
圧の波形を正弦波形とする場合の内部割込みタイミング
(インバータ回路のスイッチ素子のスイッチタイミン
グ)とPWM信号のデューティ比との関係を示したもの
で、同図においてaは負荷接続端子間に得る交流電圧の
波形、ΔtはPWM周期、Vaは交流電圧aの波高値の
定格値、Vavは交流電圧aの平均値、Tは交流電圧の周
期(得ようとする交流電圧の周期)である。
【0060】この場合、インバータ回路は、負荷接続端
子間に得る交流出力電圧aの瞬時値に応じてPWM周期
Δt毎にデューティ比Dが変化する断続波形の交流電圧
を出力する。この交流電圧の波形は、1サイクルの正弦
波交流電圧をn個に分割して、階段状とした波形とな
る。この階段状の交流電圧波形をフィルタ6に通すこと
により、高調波成分を除去して負荷接続端子7u,7v
間に滑らかな正弦波形の出力電圧を得る。
【0061】インバータ発電装置の出力電圧の基準波形
を正弦波形とする場合、インバータ出力の基準デューテ
ィ比Do は下記の式により与えられる。
【0062】 Do =Sin (2πnΔt/T) …(1) ここでnはPWM周期が交流電圧波形の立ち上がりの零
クロス点から何番目のPWM周期であるかを示す数値
で、PWM周期を計数するためにコントローラに設けら
れたカウンタの計数値により与えられる。
【0063】コントローラ12が行うPWM制御では、
上記(1)式により与えられる基準デューティ比Do
に、直流電源電圧Vdの変化に伴なって変化する所定の
補正係数Kv を乗じた値をデューティ比Dとする。
【0064】直流電源電圧Vdは、出力電流Idに対し
て例えば図4に示す曲線のように変化する。負荷接続端
子7u,7v間に得る交流出力電圧の波高値の最大定格
値をVrとすると、その時の動作点(最大定格動作点)
は図4に示すPr となり、最大定格負荷電流はIrとな
る。ここで最大定格負荷電流Irは、負荷接続端子間に
波形歪みがない交流電圧を得る場合に許容される最大負
荷電流である。この最大定格負荷電流Irを超える負荷
電流を流すと、交流出力電圧の波形は図5に示すように
頭が潰れた波形となる。
【0065】ここでインバータ発電装置から出力させる
交流電圧の波高値の定格値をVa(<Vr)とすると動
作点は図4のPa点となり、定格負荷電流はIaとな
る。図4に示すように直流電源電圧Vdが変化する場合
に、交流出力電圧の波高値を定格値Vaとするために、
上記基準デューティ比Do に乗じる必要がある補正係数
をKv とすると、この補正係数Kv は、下記の式により
与えられる。
【0066】 Kv =Va/Vd …(2) 従って、交流出力電圧の波高値の定格値をVaとする場
合の、PWM制御のデューティ比Dは、下記の式により
与えられる。
【0067】 D=Sin (2πnΔt/T)×(Va/Vd) …(3) また図1に示したインバータ発電装置のコントローラ1
2は、負荷接続端子7u,7v間の電圧の瞬時値を与え
るデータAN0をCPU12cに読み込んで、このデー
タが定格値を与えるデータよりも小さいときにPWM制
御のデューティ比Dを大きくし、負荷接続端子7u,7
v間の電圧の瞬時値を与えるデータAN0が定格値を与
えるデータよりも大きいときに、PWM制御のデューテ
ィ比Dを小さくするようにデューティ比Dを補正して、
出力電圧検出回路11により検出される電圧と定格値と
の偏差を零に近付ける制御を行うようにしている。
【0068】このような補正を行った後のデューティ比
D´は、下記の式により与えられる。
【0069】 D´=D+G×(ANS−AN0)×Kc …(4) ここで、ANSは交流出力電圧の各瞬時値の定格値、G
は定格値ANSとAN0との偏差に対する補正量の割合
を決めるゲインである。ゲインGは通常1以下の値に設
定される。また係数Kc は、負荷接続端子間の電圧の瞬
時データの補正値[G×(ANS−AN0)]をその時
のデューティ比の補正値に変換するために補正値に乗じ
る係数で、Kv により決まる数値である。
【0070】CPU12cは、PWM周期計数用カウン
タによりPWM周期が検出される毎に、カウンタの計数
値nに応じてROMから読み出した基準デューティ比D
o と、読み込んだ直流電源電圧のデータAN1(=V
d)に対して(2)式により演算した補正係数Kv とを
用いて、(3)式によりデューティ比Dを求めるか、ま
たは予めROMに記憶させたデューティ演算用マップか
ら読み出すことによりデューティ比Dの値を求める。こ
こで用いるデューティ演算用マップは、例えば、カウン
タの計数値nと整流器の出力電圧のデータAN1とデュ
ーティ比Dとの間の関係を与える3次元マップである。
【0071】また、負荷接続端子7u,7v間の電圧と
定格値との偏差を零にする制御を行う場合には、(4)
式を用いて出力電圧のデータAN0と定格値との偏差を
無くすように補正されたデューティ比D´を演算し、こ
のデューティ比D´でインバータ回路の出力をPWM制
御するようにインバータ回路のFETにPWM信号を与
える。
【0072】また図1に示したインバータ発電装置で
は、コントローラが(1)式により与えられる基準波形
と、負荷接続端子7u,7v間の交流電圧の波形との位
相差を随時検出していて、検出された位相差を零にする
ようにインバータ回路の各スイッチ素子に与えるPWM
信号の位相をシフトさせることにより、インバータ発電
装置の出力電圧の位相を外部交流電源から与えられる交
流電圧の位相に一致させる制御を行う。
【0073】PWM信号の位相をシフトするには、例え
ば、位相の1回のシフト量δtをPWM周期Δtよりも
短い時間(δt<Δt)に設定して、一連のPWM信号
を交流出力電圧の1サイクル毎にδtずつ遅らせるか、
δtずつ進めるようにすればよい。
【0074】上記のように、PWM信号の位相をシフト
させる過程により、インバータ発電装置の出力電圧の位
相を外部交流電源から与えられる電圧の位相に一致させ
るように制御するインバータ制御手段を構成することが
できる。
【0075】図1のインバータ発電装置においてはま
た、直流電源電圧Vdが過電流判定電圧値よりも低くな
った時に負荷接続端子7u,7vを通して設定値を超え
る過電流が流れたことを検出して、CPU12cのE/
Dポートをオフ状態にする(Enable/Disable 信号E/
DをDisable の状態にする)ことにより、インバータ回
路5のスイッチ素子へのPWM信号の供給を停止して、
過電流を遮断する過負荷保護手段が設けられている。
【0076】なお上記のように、直流電源電圧Vdの大
きさから過負荷電流が流れたことを検出する代りに、イ
ンバータ回路5を通して流れる負荷電流を検出する電流
検出器を設けて、該電流検出器の出力から過負荷判定電
流値を超える過負荷電流が流れたことが検出されたとき
に、インバータ回路5へのPWM信号の供給を停止し
て、過負荷電流を遮断するようにしてもよい。
【0077】本発明では、図13または図14に示すよ
うに、図1に示したインバータ発電装置1を適宜の外部
交流電源と並列運転する。図13に示した例では、図1
に示したインバータ発電装置1と同様に構成された他の
インバータ発電装置1’を外部交流電源として、この外
部交流電源の出力端子と図1に示したインバータ発電装
置1の出力端子とを共通の負荷接続端子7u,7vに接
続することにより、電源装置を構成している。
【0078】また図14に示した例では、本発明に係わ
るインバータ発電装置1と任意の外部交流電源1”とに
より電源装置を構成している。
【0079】なお図13において、第2のインバータ発
電装置1’の各部には、第1のインバータ発電装置1の
該当部分に付した符号にダッシュ「’」を付けた符号を
付けてある。
【0080】図13及び図14に示した例では、インバ
ータ発電装置1に、変流器等を用いて負荷電流を検出す
る電流検出器15が設けられ、該電流検出器の出力がコ
ントローラ12に入力されている。この場合、コントロ
ーラ12には、負荷電流検出器15により制限値を超え
る過電流が検出されたときにインバータ回路5へのPW
M信号の供給を停止して、過負荷電流を遮断する過負荷
保護手段が設けられている。
【0081】外部交流電源との並列運転を可能にするた
め、図1に示したインバータ発電装置1のコントローラ
12には、前述のように、インバータ回路5からフィル
タ6を通して負荷接続端子7u,7vに印加する交流電
圧の波形及び位相を、外部交流電源から負荷接続端子7
u,7v間に印加される交流電圧(外部交流電圧と呼
ぶ。)の波形及び位相に一致させるようにインバータI
NVを制御するインバータ制御手段が設けられている。
【0082】本発明では、外部交流電源(図13の例で
はインバータ発電装置1’)により負荷を駆動すること
を優先し、外部交流電源の出力が不足する場合にのみ本
発明に係わるインバータ発電装置1からも負荷に電力を
供給する。
【0083】そのため本発明においては、外部交流電源
から負荷接続端子間に供給される出力が不足したときに
交流発電機を起動させるように発電機駆動部(図1の例
では内燃機関3とその起動及び停止を制御する機関起動
・停止装置3Aとからなる。)を制御する発電機起動制
御手段と、外部交流電源が負荷接続端子間に接続された
負荷を駆動するために十分な出力を発生しているときに
交流発電機2の運転を停止させるように発電機駆動部を
制御する発電機停止制御手段とを設ける。
【0084】今、図13に示すように、図1に示したイ
ンバータ発電装置1と、同様に構成された他のインバー
タ発電装置1’とを並列運転する場合を考える。以下の
説明では、インバータ発電装置1を第1のインバータ発
電装置と呼び、他のインバータ発電装置1’(外部交流
電源)を第2のインバータ発電装置と呼ぶ。
【0085】この場合第2のインバータ発電装置1’
は、その出力電圧の波形及び位相を第1のインバータ発
電装置から負荷接続端子7u,7v間に印加されている
電圧の波形及び位相に一致させる機能を持っていてもよ
く、持っていなくてもよい。
【0086】図13において、第2のインバータ発電装
置1’が負荷を駆動するために十分な出力を発生してい
るときには、第1のインバータ発電装置1が待機状態に
ある。この状態では、第1のインバータ発電装置1の交
流発電機2が停止しており、そのコントローラ12はイ
ンバータ回路5の全てのスイッチ素子へのPWM信号の
供給を停止している。
【0087】この状態を第2のインバータ発電装置1’
側から見ると、その出力端子間に負荷9が接続されると
ともに、第1のインバータ発電装置1が容量性の負荷と
して接続されていることになる。
【0088】このとき第1のインバータ発電装置1のイ
ンバータ回路5は整流回路(帰還用ダイオードDfu,D
fv,Dfx及びDfyより構成される。)として働き、第2
のインバータ発電装置1’から第1のインバータ発電装
置1のフィルタ6とインバータ回路5(整流回路)とを
通してインバータ発電装置1の直流電源部DCの平滑用
コンデンサCdに充電電流が流れる。第1のインバータ
発電装置1のコントローラ12はこの平滑用コンデンサ
の両端の電圧のデータAN1を負荷接続端子間の電圧の
データAN0とともに検出している。
【0089】第2のインバータ発電装置1’のみが動作
している状態では、第2のインバータ発電装置1’の直
流電源部DC’が図6(A)に示すような出力特性(V
d’/Id’特性)を持って動作しており、第1のイン
バータ発電装置1の直流電源部は図6(B)に示すよう
にその出力を停止している。この例では、第2のインバ
ータ発電装置1’が第1のインバータ発電装置1と同様
に構成されているため、図6(A)に示した直流電源部
の出力電圧Vd’対出力電流Id’特性は図4に示した
特性と同様の特性となる。
【0090】図6に示した例では、第2のインバータ発
電装置1’が動作点P1'で動作しており、平滑用コンデ
ンサCd’の両端の電圧Vd’及び直流電源部の出力電
流Id’はそれぞれV1'及びI1'に等しくなっている。
このとき負荷接続端子7u,7v間の電圧で第1のイン
バータ発電装置1のフィルタ6とインバータ回路5の帰
還用ダイオードにより構成される整流回路とを通して同
インバータ発電装置1の直流電源部DCの平滑用コンデ
ンサCdが充電されるため、図6(B)に示すように、
第1のインバータ発電装置1の平滑用コンデンサCdの
両端の電圧V1は第2のインバータ発電装置1’の平滑
用コンデンサの両端の電圧V1'にほぼ等しい値を示して
いる。
【0091】負荷9が増大していくと、第2のインバー
タ発電装置1Aの直流電源部の動作点は最大定格動作点
Pr’に向かって移動していき、負荷接続端子7u,7
v間の電圧も低下していく。このとき第1のインバータ
発電装置1の直流電源部の平滑用コンデンサCdの両端
の電圧Vdも低下していく。負荷があるところまで増大
すると、図7(A)に示すように第2のインバータ発電
装置1Aの直流電源部の動作点が最大定格動作点Pr’
に達し、これ以上負荷が増大すると、第2のインバータ
発電装置1’の出力波形が歪む状態になる。
【0092】本発明では、このような状態を外部交流電
源の出力が不足した状態とし、第1のインバータ発電装
置1の交流発電機2を起動して第1及び第2のインバー
タ発電装置の並列運転を開始する状態とする。
【0093】そのため、図13に示したように2台のイ
ンバータ発電装置を並列運転する場合には、第2のイン
バータ発電装置1’の直流電源部DC’の動作点が最大
定格動作点Pr’に達した時の第1のインバータ発電装
置の直流電源部の平滑用コンデンサの両端の電圧、また
はこの電圧よりもわずかに高い電圧を起動判定値Vsと
して設定してそのデータをROMに記憶させておき、一
定の時間毎にCPU12cに読み込まれる第1のインバ
ータ発電装置の直流電源部の平滑用コンデンサの両端の
電圧Vdが起動判定値Vs以上になったときにCPU1
2から発電機駆動部GDの機関始動・停止装置3Aに始
動指令を与える。これにより内燃機関3のスタータを起
動して該機関を自動的に始動させ、第1のインバータ発
電装置の交流発電機2を起動させる。
【0094】コントローラ12が実行するプログラムの
一連の過程のうち、一定の時間毎に直流電圧Vdのデー
タAN1を読み込んで読み込んだ電圧Vdが起動判定値
Vs以上になっているか否かを判定する過程と、この判
定過程により直流電圧Vdが起動判定値Vs以上になっ
ていると判定されたときに機関始動・停止装置に始動指
令を与える過程とにより、発電機起動制御手段が構成さ
れる。
【0095】図7は、第2のインバータ発電装置の直流
電源部の動作点が最大定格動作点Pr’をわずかに超え
る動作点Ps’に達して、第1のインバータ発電装置1
の平滑用コンデンサの両端の電圧Vdが起動判定値Vs
まで低下した状態を示している。コントローラ12は、
一定の時間間隔(サンプリング間隔)で平滑用コンデン
サCdの両端の電圧のデータAN1を読み込んで、該電
圧VdのデータをROMに記憶されている起動判定値V
sのデータと比較し、平滑用コンデンサCdの両端の電
圧Vdが起動判定値Vsまで低下したことを検出したと
きに機関始動・停止装置3Aに始動指令を与える。これ
により機関始動・停止装置が第1のインバータ発電装置
1の内燃機関3を自動的に始動させ、該発電装置の交流
発電機2を起動させる。
【0096】図8は第1のインバータ発電装置1が起動
した直後の直流電源部の出力特性を示したもので、同図
(A)及び(B)はそれぞれ第2のインバータ発電装置
1’及び第1のインバータ発電装置1の直流電源部の出
力特性を示している。第1のインバータ発電装置1が起
動すると、該第1のインバータ発電装置のコントローラ
12は第2のインバータ発電装置1’から負荷接続端子
7u,7v間に印加されている電圧と波形及び位相が等
しい交流電圧を出力させるようにそのインバータ回路5
を制御して、両インバータ発電装置を並列運転状態にす
る。
【0097】第1のインバータ発電装置1が起動する
と、2台の発電装置から負荷に電流が供給される状態に
なり、各発電装置が負担する電流が減少するため、第1
のインバータ発電装置の直流電源部DCの動作点及び第
2のインバータ発電装置の直流電源部DC’の動作点は
共に軽負荷側に移動して図8のP2 点及びP2'点とな
る。コントローラ12は、第1のインバータ発電装置が
起動した直後の直流電源部の平滑用コンデンサの両端の
電圧V2 よりも僅かに高い電圧Vtを停止判定値として
設定してRAMに記憶させる。
【0098】第1及び第2のインバータ発電装置が並列
運転している状態で負荷が増大していくと、それぞれの
直流電源部DCの動作点が重負荷側に移動していく。図
9(A)及び(B)はそれぞれ負荷9が増大して第2の
インバータ発電装置1’及び第1のインバータ発電装置
1の直流電源部の動作点がそれぞれP3'点及びP3 点ま
で移動したことを示している。
【0099】負荷9が過大になると、図10に示すよう
に第1及び第2のインバータ装置の直流電源部の動作点
がそれぞれ最大定格動作点Pr及びPr’を超える動作
点PL 及びPL'まで移動する。この状態では、インバー
タ発電装置1及び1’のコントローラ12,12’の過
負荷保護手段が働いて、それぞれのインバータの動作を
停止させる。
【0100】第1及び第2のインバータ発電装置を並列
運転している状態で負荷が軽くなった場合には、図11
に示すようにそれぞれの直流電源部の動作点が軽負荷側
に移動する。図11に示した例では、第1及び第2のイ
ンバータ発電装置の直流電源部の動作点がそれぞれ、設
定されたPt点及びPt’点まで移動して、第1のイン
バータ発電装置の直流電源部の平滑用コンデンサの両端
の電圧が、第1のインバータ発電装置の起動直後に設定
された停止判定値Vtまで上昇した状態を示している。
第1のインバータ電源装置のコントローラ12は、この
ように平滑用コンデンサCdの両端の電圧が停止判定値
Vtまで上昇したときに、CPU12cから機関始動・
停止装置3Aに停止指令を与えて、内燃機関3を停止さ
せ、これにより交流発電機2の運転を停止させる。図1
2はこのようにして第1のインバータ発電装置の運転を
停止した状態を示している。
【0101】コントローラ12が実行するプログラムの
一連の過程のうち、一定の時間毎に直流電圧Vdのデー
タAN1を読み込んで、読み込んだデータから電圧Vd
が停止判定値Vt以上になっているか否かを判定する過
程と、この判定過程により直流電圧Vdが停止判定値V
t以上になっていると判定されたときに機関始動・停止
装置3Aに停止指令を与える過程とにより、発電機停止
制御手段が構成される。
【0102】第1のインバータ発電装置1の運転を停止
すると、全ての負荷電流を第2のインバータ発電装置
1’が負担することになるため、第2のインバータ発電
装置1’の直流電源部の動作点は重負荷側のP5'点まで
移動する。
【0103】上記の例では、起動判定値Vsを最大定格
動作点における電圧値よりも僅かに低い値に設定してい
るが、起動判定値は最大定格動作点よりも僅かに高く設
定してもよい。
【0104】停止判定値Vtは起動判定値Vsよりも高
い値に設定する。この停止判定値は、上記の例のよう
に、第1のインバータ発電装置の発電機を起動させた直
後の平滑用コンデンサの両端電圧V2 よりも僅かに高い
値に停止判定値Vtを設定するのが好ましい。
【0105】上記の例では、インバータ発電装置の直流
電源部の平滑用コンデンサの両端の直流電圧を検出し
て、該直流電圧が起動判定値以下になったときに交流発
電機を起動させるように発電機起動制御手段を構成し、
該直流電圧が起動判定値よりも高く設定された停止判定
値以上になったときに交流発電機を停止させるように発
電機停止制御手段を構成したが、負荷接続端子間の電圧
を検出して、負荷接続端子間の電圧が起動判定値以下に
なったときに交流発電機を起動するように発電機起動制
御手段を構成し、負荷接続端子間の電圧が起動判定値よ
りも大きい値に設定された停止判定値以上になったとき
に交流発電機を停止させるように発電機停止制御手段を
構成するようにしてもよい。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、外部交
流電源の出力が不足しているときにのみインバータ発電
装置を起動させて外部交流電源との並列運転を行わせ、
外部交流電源が負荷を駆動するために十分な出力を発生
しているときにはインバータ発電装置を停止させるよう
にしたので、インバータ発電装置が無用に運転されるの
を防いで、省エネルギーを図ることができ、電源装置の
効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が対象とするインバータ発電装置の構成
例を示した回路図である。
【図2】図1のインバータ発電装置で用いるインバータ
回路のスイッチ素子へのPWM信号の供給動作とスイッ
チ素子のオンオフ動作とを示したタイミングチャートで
ある。
【図3】図1のインバータ発電装置において負荷接続端
子間に得る交流電圧の波形と、PWM制御における内部
割込みタイミングとを示した説明図である。
【図4】図1のインバータ発電装置の直流電源部の出力
特性を示した線図である。
【図5】図1のインバータ発電装置において、負荷電流
が最大定格負荷電流を超えたときの出力電圧波形を示し
た波形図である。
【図6】負荷を駆動するために第1のインバータ発電装
置と同様に構成された第2のインバータ発電装置とを設
けた電源装置において、第2のインバータ発電装置の出
力が足りているために第1のインバータ発電装置を停止
させている状態を、それぞれのインバータ発電装置の直
流電源部の出力特性をもって示した説明図である。
【図7】負荷を駆動するために第1のインバータ発電装
置と同様に構成された第2のインバータ発電装置とを設
けた電源装置において、第2のインバータ発電装置の出
力が不足している状態を、それぞれのインバータ発電装
置の直流電源部の出力特性をもって示した説明図であ
る。
【図8】負荷を駆動するために第1のインバータ発電装
置と同様に構成された第2のインバータ発電装置とを設
けた電源装置において、第1のインバータ発電装置の出
力が不足する状態になったために第2のインバータ発電
装置を起動した直後の様子を両インバータ発電装置の直
流電源部の出力特性をもって示した説明図である。
【図9】負荷を駆動するために第1のインバータ発電装
置と同様に構成された第2のインバータ発電装置とを設
けた電源装置において、両インバータ発電装置を並列運
転している様子をそれぞれのインバータ発電装置の直流
電源部の出力特性をもって示した説明図である。
【図10】負荷を駆動するために第1のインバータ発電
装置と同様に構成された第2のインバータ発電装置とを
設けた電源装置において、両インバータ発電装置を並列
運転している状態で、負荷が過大になったときの様子を
それぞれのインバータ発電装置の直流電源部の出力特性
をもって示した説明図である。
【図11】負荷を駆動するために第1のインバータ発電
装置と同様に構成された第2のインバータ発電装置とを
設けた電源装置において、両インバータ発電装置を並列
運転している状態で、負荷が軽くなったときの様子をそ
れぞれのインバータ発電装置の直流電源部の出力特性を
もって示した説明図である。
【図12】負荷を駆動するために第1のインバータ発電
装置と同様に構成された第2のインバータ発電装置とを
設けた電源装置において、両インバータ発電装置を並列
運転している状態で、負荷が軽くなったために第1のイ
ンバータ発電装置の運転を停止させたときの様子をそれ
ぞれのインバータ発電装置の直流電源部の出力特性をも
って示した線図である。
【図13】本発明に係わるインバータ発電装置を同様に
構成された他のインバータ発電装置(外部交流電源)と
並列運転する場合の装置の構成を示した構成図である。
【図14】本発明に係わるインバータ発電装置を任意の
構成を有する外部交流電源と並列運転する場合の装置の
構成を示した構成図である。
【符号の説明】
1,1A,1B…インバータ発電装置、2…交流発電
機、3…内燃機関、4…整流器、Cd…平滑用コンデン
サ、DC…直流電源部、INV…インバータ、5…イン
バータ回路、6…フィルタ、7u,7v…負荷接続端
子、9…負荷、10…電源電圧検出回路、11…出力電
圧検出回路、12…コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 9/08 H02J 3/38 H02M 7/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流発電機と、前記交流発電機を駆動す
    る発電機駆動部と、前記交流発電機の出力を整流して平
    滑用コンデンサの両端に直流電圧を発生させる直流電源
    部と、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと
    を備え、外部交流電源の出力が印加される負荷接続端子
    間に前記インバータの出力が印加されて該外部交流電源
    と並列運転されるインバータ発電装置において、前記外部交流電源の出力が不足する状態になって前記平
    滑用コンデンサの両端の直流電圧が設定された起動判定
    値以下になった時に 前記交流発電機を起動させるように
    前記発電機駆動部を制御する発電機起動制御手段と、前記外部交流電源が前記負荷接続端子間に接続された負
    荷を駆動するために十分な出力を発生する状態になって
    前記平滑用コンデンサの両端の直流電圧が前記起動判定
    値よりも大きい値に設定された停止判定値以上になった
    ときに 前記交流発電機を停止させるように前記発電機駆
    動部を制御する発電機停止制御手段と、 を具備したことを特徴とするインバータ発電装置。
  2. 【請求項2】 交流発電機と、前記交流発電機を駆動す
    る発電機駆動部と、前記交流発電機の出力を整流して平
    滑用コンデンサの両端に直流電圧を発生させる直流電源
    部と、前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータと
    を備え、外部交流電源の出力が印加される負荷接続端子
    間に前記インバータの出力が印加されて該外部交流電源
    と並列運転されるインバータ発電装置において、 前記外部交流電源の出力が不足する状態になって前記負
    荷接続端子間の交流電圧の大きさが設定された起動判定
    値以下になった時に前記交流発電機を起動させるように
    前記発電機駆動部を制御する発電機起動制御手段と、 前記外部交流電源が前記負荷接続端子間に接続された負
    荷を駆動するために十分な出力を発生する状態になって
    前記負荷接続端子間の交流電圧の大きさが前記起動判定
    値よりも大きい値に設定された停止判定値以上になった
    ときに前記交流発電機を停止させるように前記発電機駆
    動部を制御する発電機停止制御手段と、 を具備したことを特徴とするインバータ発電装置。
  3. 【請求項3】 交流発電機と、前記交流発電機を駆動す
    る発電機駆動部と、前記交流発電機の出力を整流して平
    滑用コンデンサの両端に直流電圧を発生させる直流電源
    部と、スイッチ素子のブリッジ回路と該ブリッジ回路の
    各スイッチ素子に逆並列接続されたダイオードとを有し
    て前記ブリッジ回路を構成するスイッチ素子のオンオフ
    により前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回
    路と、該インバータ回路の出力が高域阻止フィルタを介
    して印加された対の負荷接続端子とを備えたインバータ
    発電装置の前記負荷接続端子間に外部交流電源の出力を
    印加して前記インバータ発電装置と外部交流電源とを並
    列運転する方法において、 前記直流電源部の平滑用コンデンサの両端の直流電圧が
    設定された起動判定値以下になった時に前記交流発電機
    を起動させ、 前記平滑用コンデンサの両端の直流電圧が前記起動判定
    値よりも大きい値に設定された停止判定値以上になった
    ときに前記交流発電機を停止させることを特徴とするイ
    ンバータ発電装置と外部交流電源との並列運転方法。
  4. 【請求項4】 交流発電機と、前記交流発電機を駆動す
    る発電機駆動部と、前記交流発電機の出力を整流して平
    滑用コンデンサの両端に直流電圧を発生させる直流電源
    部と、スイッチ素子のブリッジ回路と該ブリッジ回路の
    各スイッチ素子に逆並列接続されたダイオードとを有し
    て前記ブリッジ回路を構成するスイッチ素子のオンオフ
    により前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回
    路と、該インバータ回路の出力が高域阻止フィルタを介
    して印加された対の負荷接続端子とを備えたインバータ
    発電装置の前記負荷接続端子間に外部交流電源の出力を
    印加して、前記インバータ発電装置と外部交流電源とを
    並列運転する方法において、 前記負荷接続端子間の交流電圧が設定された起動判定値
    以下になった時に前記交流発電機を起動させ、前記負荷
    接続端子間の交流電圧が前記起動判定値よりも大きい値
    に設定さ れた停止判定値以上になったときに前記交流発
    電機を停止させることを特徴とするインバータ発電装置
    と外部交流電源との並列運転方法。
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