JP2004112954A - 蓄電装置 - Google Patents

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宮本 好美
Kazuichi Sugiyama
杉山 和一
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Abstract

【課題】蓄電手段として二次電池を用い、交流入力で蓄電する蓄電装置において、高効率の蓄電装置を提供することにある。
【解決手段】蓄電手段の放電出力時に、蓄電手段の電圧、電流と、交流出力の電圧電流とを計測し、その計測値から直流出力電力と交流出力実効電力とを計算し、直流出力電力に対する交流出力実効電力の割合が略最大になるように蓄電手段の直流出力電流を制御する。
【効果】安価な構成で蓄電装置の効率を上げることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電装置に係り、特に二次電池を用いた蓄電手段に商用電源の交流入力で充電し交流出力で放電する蓄電装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
蓄電池による蓄電手段を交流入力で充電し、交流出力で放電する従来の蓄電装置として、以下の特許文献1で提案されているように、フルブリッジの双方向コンバータと昇降圧チョッパとにより充放電する蓄電装置がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−233710号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の蓄電装置の場合、放電時の出力は、所望の値を得るものであり、変換効率は考慮されていない。また、充放電時に昇降圧チョッパと双方向コンバータとでそれぞれ2段に電圧変換を行なうため、充放電時の損失が大きくなり、蓄電装置の充放電効率が低下するとともに、高価な装置になってしまうものであった。
【0005】
本発明の目的は、安価な構成で充放電効率を向上できる蓄電装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の第1の特徴は、蓄電手段として二次電池を用い、商用電源の交流入力を直流に変換して蓄電し、かつ二次電池に蓄電した電力を交流に変換して放電出力する蓄電装置において、蓄電手段の放電出力時に、蓄電手段の電圧、電流と、交流出力の電圧、電流とを計測し、その計測値から直流出力電力と交流出力実効電力を計算し、直流出力電力に対する交流出力実効電力の割合が略最大になるように蓄電手段の直流出力電流を制御するように構成したことにある。
【0007】
また、本発明の第2の特徴は、蓄電手段として二次電池を用い、商用電源の交流入力を直流に変換して蓄電し、かつ二次電池に蓄電した電力を交流に変換して放電出力する蓄電装置において、蓄電手段の放電出力時に、蓄電手段の電圧をパラメータとして、蓄電手段の直流出力電流を設定したデータテーブルを設け、蓄電手段の電圧に応じて直流出力電流を前記データテーブルの所定の値に制御するようにしたことにある。
【0008】
また、本発明の第3の特徴は、さらに、蓄電手段への充電時に、交流入力を整流するとともに交流入力電圧の波高値よりも高い直流電圧に昇圧する変換器を設け、蓄電手段の充放電電圧範囲を商用電源の交流入力電圧の波高値よりも高い電圧に設定し、前記変換器で入力交流電流を商用電源の周波数の略正弦波状に制御するとともに入力交流電流の実効値を予め設定した所定の範囲に制限しながら充電する機能を有するとともに、蓄電手段からの放電出力時に、該蓄電手段に蓄えた電力を商用電源に同期させた交流に変換する変換器で交流に変換し、商用電源に重畳させて系統連系出力する機能を有するようにしたことにある。
【0009】
また、本発明の第4の特徴は、さらに、交流を直流に変換する変換器と直流を交流に変換する変換器とを同一の変換器で構成し、双方向変換器としたことにある。
【0010】
また、本発明の第5の特徴は、さらに、交流と直流とを双方向に変換する変換器と蓄電手段との間にコンデンサとインダクタとにより構成したπ形のローパスフィルタを設けたことにある。
【0011】
また、本発明の第6の特徴は、さらに、蓄電手段から放電出力するときに、交流出力の上限値を設けるとともに、直流電流の単位時間当たりの変化率を、放電出力停止の場合を除き、予め設定した所定の値以下に制限したことにある。
【0012】
また、本発明の第7の特徴は、さらに、蓄電手段をリチウムイオン二次電池としたことにある。
【0013】
また、本発明の第8の特徴は、さらに、蓄電装置の商用電源側に給電系統切替手段を設け、商用電源の停電を検知したら直ちに給電系統切替手段により、所定の負荷への給電系統を蓄電手段側に切替え、蓄電装置からの出力制御を出力電圧一定制御に切換えて、所定の負荷への給電を継続できるようにしたことにある。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の蓄電装置25の1実施例を示すブロック結線図である。1a、1b、1c、1dは半導体スイッチであり、フルブリッジ構成で接続してあり、各半導体スイッチ1a、1b、1c、1dにはそれぞれダイオード2a、2b、2c、2dが並列に逆接続してある。半導体スイッチ1a、1bの接続点にはリアクトル3の一端が接続してあり、該リアクトル3の他端にはチョークコイル4とフィルタコンデンサ5の一端が接続してあり、チョークコイル4の他端には入出力電圧検出部19の一端と入切スイッチ6が接続してある。ここで、各半導体スイッチ1a、1b、1c、1dと、ダイオード2a、2b、2c、2dと、リアクトル3とは双方向変換器18を構成している。
【0015】
半導体スイッチ1c、1dの接続点は交流電流計測センサ7を介して前記フィルタコンデンサ5の他端と入切スイッチ6が接続してある。交流電流計測センサ7は交流電流計測部20に接続してある。前記入切スイッチ6は2回路接点構成になっており、該入切スイッチ6は商用電源8に接続してあって蓄電装置25と商用電源8との接続を開閉するものである。入切スイッチ6の商用電源8側には商用電源電圧検出部24が接続してあり、商用電源8側の線間には負荷9が接続してある。半導体スイッチ1a、1cの接続点には平滑コンデンサ10の一端と、直流電圧検出部11と、インダクタ16とが接続してあり、半導体スイッチ1b、1dの接続点には前記平滑コンデンサ10の他端と、直流電流計測センサ12を介してフィルタコンデンサ15の一端と、二次電池で構成した蓄電手段13の負極側と電池入出力電圧検出部14とが接続してある。ここで、蓄電手段13はリチウムイオン二次電池を多直列接続して、該蓄電手段の充放電電圧範囲が商用電源の交流入力電圧の波高値よりも高い電圧に設定してある。
【0016】
また、インダクタ16の他端はフィルタコンデンサ15の一端と、電池入出力電圧検出部14と、切離しスイッチ17を介して蓄電手段13の正極側が接続してある。前記直流電流計測センサ12には直流電流検出部22が接続してあり、該直流電流検出部22と前記直流電圧検出部11と前記電池入出力電圧検出部14と、前記入出力電圧検出部19と、前記交流電流計測部20と、前記商用電源電圧検出部24とは装置制御部21に接続してあり、各検出情報が装置制御部21に伝達されるように構成してある。また、前記直流電圧検出部11と前記直流電流検出部22とは直流電力算出部34に接続してあり、該直流電力算出部34は前記装置制御部21に接続してある。また、前記入出力電圧検出部19と、前記交流電流計測部20は、交流出力実効電力算出部33に接続してあり、該交流出力実効電力算出部33は前記装置制御部21に接続してある。なお、本実施例では、直流電力算出部34と交流出力実効電力算出部33とを独立させて設けているが、装置制御部21に内装してもよい。
【0017】
23は保護部であり、装置制御部21と入切スイッチ6及び切離しスイッチ17と接続してあり、装置制御部21からの情報で入切スイッチ6及び切離しスイッチ17を開路することができる。
【0018】
このように構成した本発明による蓄電装置25の第1の実施例の充放電動作を次に説明する。
【0019】
図2は本蓄電装置25の各部の電圧波形であり、26、27は交流入力電圧波形及び交流出力電圧波形であり、28は充電時の蓄電手段13の両極間の充電電圧波形であり、29は放電時の蓄電手段13の両極間の放電電圧波形である。本実施例においては交流入力電圧波形26は商用電源8の電圧波形と同等である。
【0020】
本蓄電装置25の充電時は、装置制御部21の司令信号により、切離しスイッチ17をオンさせた後に、入切スイッチ6を入にすると商用電源8により交流入力電圧が入力され、チョークコイル4とフィルタコンデンサ5で構成されたローパスフィルタを通過した後、双方向変換器18に入力される。このとき、平滑コンデンサ10は蓄電手段13により、商用電源8の電圧の波高値よりも高い電圧に充電されている。商用電源8からの交流入力電圧を入出力電圧検出部19で検出し、該入出力電圧検出部19の検出情報に応じて装置制御部21は高周波スイッチング信号を半導体スイッチ1a、1b、1c、1dのゲートに入力し、各半導体スイッチ1a、1b、1c、1dをオン・オフして、入力電流波形を交流電流計測部20で監視して商用電源の周波数の略正弦波状になるように制御しながら、入力交流電流の実効値を予め設定した蓄電手段13を構成する二次電池が許容する所定の範囲に制限しながら、整流・昇圧する。双方向変換器18の整流・昇圧の動作を説明すると、交流入力電圧のリアクタ3側の電圧が正の場合には半導体スイッチ1bと1cとをオンすると電流が半導体スイッチ1b・ダイオード2d及びダイオード2a・半導体スイッチ1cを経由して流れ、係る電流によりリアクトル3にエネルギーが蓄積され、半導体スイッチ1b、1cをオフすると前記リアクトル3に蓄えられたエネルギーがダイオード2a・平滑コンデンサ10と、インダクタ16と蓄電手段13・フィルタコンデンサ15で構成された回路・ダイオード2dを経由して流れ、エネルギーが平滑コンデンサ10・インダクタ15・フィルタコンデンサ15及び蓄電手段13に蓄えられる。またリアクトル3側の電圧が負の場合には、半導体スイッチ1aと1dとをオンすると電流が半導体スイッチ1d・ダイオード2b及びダイオード2c・半導体スイッチ1aを経由して流れ、係る電流によりリアクトル3にエネルギーが蓄積され、半導体スイッチ1a、1dをオフすると前記リアクトル3に蓄えられたエネルギーがダイオード2c・平滑コンデンサ10と、インダクタ16と蓄電手段13・フィルタコンデンサ15で構成された回路・ダイオード2bを経由して流れ、エネルギーが平滑コンデンサ10・インダクタ15・フィルタコンデンサ15及び蓄電手段13に蓄えられる。このときにリアクトル3に蓄えられるエネルギー量は通電電流と通電時間に依存し、平滑コンデンサ10の電圧即ち中間直流電圧(図示せず)は該平滑コンデンサ10に蓄えられたエネルギー量に依存するので、前記半導体スイッチ1b、1c及び1a、1dのオン時間を制御することにより交流入力26を整流・昇圧して中間直流電圧を生成できる。係る中間直流電圧はインダクタ16及びフィルタコンデンサ15を介して蓄電手段13に印加されるので、蓄電手段13には直流分及び低周波成分が加わり、蓄電手段13の内部インピーダンスの影響で蓄電手段13の充電電圧波形は28のように商用電源の交流に起因する低周波成分が重畳された直流電圧になる。なお、双方向変換器18を構成するフルブリッジの半導体スイッチ1a、1b、1c、1dは、上記の動作説明では対角の半導体スイッチをそれぞれ同時にオン/オフするものとして説明したが、それぞれ個別にオン/オフするように制御してもよい。また充電時には切離しスイッチ17は閉じる。なお,装置制御部21は交流電流計測部20により検出した交流入力電流の情報と、電池入出力電圧検出部14で検出した蓄電手段13の充電電圧波形28の情報とにより、双方向変換器18内の半導体スイッチ1a、1b、1c、1dのゲートに入力する高周波のオン/オフ信号の比率を制御して、交流入力電流の実効値を蓄電手段13が許容する所定の電流値の範囲内になるように制御する。
【0021】
次に本実施例による蓄電装置の放電時の動作を説明する。まず切離しスイッチ17を閉じる。なお、蓄電手段13への充電完了後も切離しスイッチ17を開かずに閉じておいてもよい。
【0022】
本蓄電装置25の放電動作は装置制御部21の司令により行なう。放電時は、入切スイッチ6をオンする前に、商用電源電圧検出部24により商用電源8の入力電圧波形26をモニタし、装置制御部21から高周波のオン/オフ信号を双方向変換器18の各半導体スイッチ1a、1b、1c、1dのゲートに加え、インバータとして動作する双方向変換器18を動作させ、入出力電圧検出部19により出力電圧波形27をモニタし、商用電源8の電圧波形26より若干高い交流出力波形27を出力させる。次に入切スイッチ6をオンし、交流出力波形27を商用電源波形26に重畳させて負荷9に給電する。このときに、装置制御部21は、直流電流検出部22、直流電圧検出部11、交流電流計測部20、入出力電圧検出部19により直流及び交流の出力電流及び出力電圧を監視するとともに、直流電流検出部22の計測値と直流電圧検出部11の計測値より直流電力算出部33で直流出力電力を算出し、交流電流計測部20と入出力電圧検出部19の計測値より交流出力実効電力算出部33で交流出力実効電力を算出し、これらの値より、装置制御部21で直流出力電力に対する交流出力実効電力の割合を計算し、係る割合が略最大になるように直流電流を制御する。このとき、交流出力電流について許容上限値を設定するとともに、直流電流の単位時間当たりの変化率を、出力停止の場合を除き予め設定した値以下になるように制限している。放電時の蓄電手段13の両極間の電圧波形は29のようになる。蓄電装置25の出力が交流であるため、蓄電手段13に交流状の電流が流れ、蓄電手段13の内部インピーダンスの影響で交流分が電圧に現れる。本実施例の場合には、出力を商用電源8と連系させる出力方式となっている。
【0023】
図5は、本実施例の交流出力電力と放電時の変換効率の関係を示すグラフの1例であり、39は蓄電手段13が満充電付近で電圧が高い時の特性であり、40は蓄電手段13の放電深度が深く電圧が低いときの特性である。放電時の変換効率は出力の大きさにより変化し、変換効率が最大になる出力条件があるが、この点は蓄電手段13が放電深度により電圧が変わるため、同じ出力では蓄電手段13の電圧が低いほど直流電流が大きくなるため、変換効率が最大に成る点が変動する。本実施例では、放電時の交流出力実効電力の直流出力電力に対する割合が略最大になるため、蓄電手段13の放電深度が変化しても、放電時の電力変換効率を常時略最大にできる。また、蓄電手段13の充放電電圧範囲を商用電源8の波高値よりも高く設定したので、商用電源8を接続した時に、双方向変換器18で昇圧しない限り、商用電源8から蓄電手段13に電流が流れ込むことがない。また、双方向変換器18で充電時の入力交流電流を略正弦波状に制御するとともに、入力交流電流の実効値を予め設定した所定の範囲に制限しながら充電するので、蓄電手段13を構成する二次電池に過大な電流が流れない。また、蓄電手段13の放電時に、交流出力を商用電源に連系させているので、負荷電流が変動したときに、蓄電装置の効率を低下させる出力変動をさせなくとも、負荷電流の変動分を商用電源8で対応するので、蓄電装置の効率低下を防止できる。また、変換器を双方向変換器18としたので、交直変換器と直交変換器とを別々に設けることがなく、安価な回路構成とすることができる。また、双方向変換器18と蓄電手段13との間にフィルタコンデンサ15とインダクタ16及び平滑コンデンサ10により構成したπ形のローパスフィルタを設けたので、交直・直交電力変換時の高周波成分が蓄電手段13に印加されることを防止できる。また、放電出力時に、交流出力の上限値を設けるとともに、直流電流の単位時間当たりの変化率を、放電出力停止の場合を除き、予め設定した所定の値以下に制限したので、蓄電手段13に過大な放電電流が流れることがなく、放電出力の急激な変化が防止できるので、系統連系時の商用電源8側の交流電圧の急激な変動を防止できる。さらに、二次電池としてリチウムイオン二次電池を用いたので、二次電池のメモリ効果がなく、安定した高効率の充放電が可能になる。
【0024】
なお、本実施例では双方向変換器18をフルブリッジとしているが、この形に限定する必要はなく、ハーフブリッジやその他の方式にしてもよいことは言うまでもない。また、二次電池として、リチウムイオン二次電池以外の電池を用いても、リチウムイオン二次電池を用いたことに起因する効果以外の効果は有効である。
【0025】
次に、図3及び図4を用いて本発明による蓄電装置25に係る第2の実施例を説明する。
【0026】
図3は本発明の蓄電装置25に係る第2の実施例のブロック結線図であり、図4は第2の実施例の蓄電装置25の各部の電圧波形である。
【0027】
図3及び図4において、第1の実施例と同じ番号は同じものを示す。本実施例においては、商用電源8は蓄電装置25内の入切スイッチ6に接続され、入切スイッチ6はチョークコイル4とフィルタコンデンサ5で構成したローパスフィルタと入出力電圧検出部19とに接続してあるとともに、負荷切離しスイッチ33に接続してあり、負荷切離しスイッチ33の他端は負荷9に接続してある。平滑コンデンサ10とフィルタコンデンサ15の間には、半導体スイッチ30a、30bと、それぞれの半導体スイッチに並列に逆接続したダイオード31a、31b及びリアクタ16からなる昇降圧チョッパ32が設けてある。また、装置制御部21にはデータテーブル36が接続してあり、直流電力算出部34と交流出力実効電力算出部33とは設けていない。前記データテーブル36には、本第2の実施例の場合に蓄電手段13の電圧に対応して放電時の変換効率が略最大になる直流電流の計算値または実測データを収納してある。なお、このデータテーブルは装置制御部21に内装してもかまわない。他の部分の構成は本発明の第1の実施例と同じである。ただし、本第2の実施例では、蓄電手段13の充放電電圧の範囲は、商用電源8の交流電圧の波高値よりも低くてかまわない。
【0028】
次に本第2の実施例の蓄電装置25の動作を説明する。充電時の動作は次のようになる。充電時は、切離しスイッチ17及び入切スイッチ6をオンした後に充電動作を行なう。入切スイッチ6をオンすると商用電源8より蓄電装置25に電力が供給され、入出力電圧検出部19に入力電圧波形26の電圧が印加される。交流入力電圧が印加された後に、双方向変換器18により、交流入力電流の波形を商用電源周波数の略正弦波状になるように調整し、交流入力電流の実効値を予め設定した所定の範囲に制限しながら整流し、平滑コンデンサ10の電圧即ち中間直流電圧34を予め設定した略一定の電圧になるように昇圧する。中間直流電圧34が略一定の所定値に上昇したら、昇降圧チョッパ32を装置制御部21からの高周波のオン/オフ信号により降圧動作させて、蓄電手段13を所定の電流で充電する。このときにオン/オフするのは半導体スイッチ30aであり、該半導体スイッチ30aがオンすると、平滑コンデンサ10より、インダクタ16を通り、フィルタコンデンサ15及び蓄電手段13を通って電流が流れ、半導体スイッチ30aがオフすると、インダクタ16に蓄えられたエネルギーにより、インダクタ16、フィルタコンデンサ15及び蓄電手段13、ダイオード31bを通る電流が流れて、蓄電手段13に連続的に電流が流れ、蓄電手段13は充電される。
【0029】
次に放電時の動作を説明する。
【0030】
本第2の実施例では、放電時は、蓄電手段13の両極間の電池電圧35を昇降圧チョッパ32により中間直流電圧34の電圧に昇圧し、双方向変換器18により交流に変換し、商用電源8に連系させて放電出力を行なう。このときに、昇降圧チョッパ32では、装置制御部21からの高周波のオン/オフ信号により半導体スイッチ30bがオン/オフし、該半導体スイッチ30bがオンしたときに蓄電手段13から電流が切離しスイッチ17、インダクタ16、半導体スイッチ30b、直流電流センサ12を通って流れ、インダクタ16にエネルギーが蓄えられ、半導体スイッチ30bがオフしたときに、インダクタ16に蓄えられたエネルギーにより昇圧され、ダイオード31aを通って平滑コンデンサ10に電流が流れる。蓄電装置25の放電中に、装置制御部21は、電池入出力電圧検出部14及び直流電流検出部22とにより蓄電手段13の端子間電圧と放電電流とを監視するとともに、入出力電圧検出部19、交流電流計測部20により交流出力電圧、電流を監視するとともに前記データテーブル36を参照し、蓄電手段13の電圧に対するデータテーブル36の値になるように直流電流を制御する。蓄電手段13の端子間電圧が低下して放電を完了した場合や放電電流が予め設定した蓄電手段13の充放電電圧範囲に達した場合には昇降圧チョッパ32の昇圧動作を停止し、放電を終了する。この場合に、直流電流の制御にデータテーブル36の値を使用するので、電力演算や直流出力電力と交流出力実効電力の割合を計算する必要がないため、制御が容易になる。なお、商用電源電圧検出部24が商用電源8の停電を検出した場合には、入切スイッチ6を直ちにオフし、昇降圧チョッパ32を昇圧動作させるとともに、双方向変換器18の動作を定電圧出力インバータとして動作させ、負荷切離しスイッチ33を介して負荷9に給電する。
【0031】
負荷9に蓄電装置25から給電している間は蓄電装置25は自立運転となるため、放電時の変換効率を略最大に制御する処理は行わず、蓄電装置25が給電可能な範囲で負荷9が必要とする電力を供給する。商用電源電圧検出部24が、商用電源8の復電を検出したら、所定時間後に双方向変換器18のインバータ動作を停止させ、直ちに入切スイッチ6をオンさせて、負荷9への給電を蓄電装置25から商用電源8に切換える。ここで負荷切離しスイッチ33を設けているのは、蓄電装置25の故障時に負荷9を切離して負荷9に悪影響を及ぼさないためである。本実施例では、入切スイッチ6を負荷9への給電系統切替手段として、商用電源8の停電したら、直ちに給電系統切替手段である入切スイッチ6をオフさせて、負荷9への給電系統を蓄電手段13側である蓄電装置25に切替え、蓄電装置からの出力の制御を出力電圧一定制御に切換えて、負荷9への給電を停電時も継続できるようにしたので、負荷9を停電を心配しないで使用できる。また、本実施例では、昇降圧チョッパ32を設けているので、蓄電手段13の二次電池の直列数は少なくてもかまわない。この場合も、系統連系で放電出力する場合には、常時放電効率を略最大にできるので、蓄電手段13に蓄えた電力を有効に活用できる。
【0032】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定するものではないことはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、安価な構成で高効率の蓄電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における蓄電装置のブロック結線図である。
【図2】本発明の第1の実施例における蓄電装置の各部の電圧波形である。
【図3】本発明の第2の実施例における蓄電装置のブロック結線図である。
【図4】本発明の第2の実施例における蓄電装置の各部の電圧波形である。
【図5】本発明の実施例の交流出力電力と放電時の変換効率の関係を示すグラフの1例である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d…半導体スイッチ、2a、2b、2c、2d…ダイオード、3…リアクトル、7…交流電流計測センサ、8…商用電源、10…平滑コンデンサ、11…直流電圧検出部、12…直流電流計測センサ、13…蓄電手段、15…フィルタコンデンサ、16…インダクタ、18…双方向変換器、19…入出力電圧検出部、20…交流電流計測部、21…装置制御部、25…蓄電装置、30a、30b…半導体スイッチ、31a、30b…ダイオード、32…昇降圧チョッパ33…交流出力実効電力算出部、34…直流電力算出部、36…データテーブル。

Claims (8)

  1. 蓄電手段として二次電池を用い、商用電源の交流入力を直流に変換して蓄電し、かつ二次電池に蓄電した電力を交流に変換して放電出力する蓄電装置において、蓄電手段の放電出力時に、蓄電手段の電圧、電流と、交流出力の電圧、電流とを計測し、その計測値から直流出力電力と交流出力実効電力を計算し、直流出力電力に対する交流出力実効電力の割合が略最大になるように蓄電手段の直流出力電流を制御することを特徴とする蓄電装置。
  2. 蓄電手段として二次電池を用い、商用電源の交流入力を直流に変換して蓄電し、かつ二次電池に蓄電した電力を交流に変換して放電出力する蓄電装置において、蓄電手段の放電出力時に、蓄電手段の電圧をパラメータとして、蓄電手段の直流出力電流を設定したデータテーブルを設け、蓄電手段の電圧に応じて直流出力電流を前記データテーブルの所定の値に制御することを特徴とする蓄電装置。
  3. 蓄電手段への充電時に、交流入力を整流するとともに交流入力電圧の波高値よりも高い直流電圧に昇圧する変換器を設け、蓄電手段の充放電電圧範囲を商用電源の交流入力電圧の波高値よりも高い電圧に設定し、前記変換器で入力交流電流を商用電源の周波数の略正弦波状に制御するとともに入力交流電流の実効値を予め設定した所定の範囲に制限しながら充電する機能を有するとともに、蓄電手段からの放電出力時に、該蓄電手段に蓄えた電力を商用電源に同期させた交流に変換する変換器で交流に変換し、商用電源に重畳させて系統連系出力する機能を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の蓄電装置。
  4. 交流を直流に変換する変換器と直流を交流に変換する変換器とを同一の変換器で構成し、双方向変換器としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項記載の蓄電装置。
  5. 交流と直流とを双方向に変換する変換器と蓄電手段との間にコンデンサとインダクタとにより構成したπ形のローパスフィルタを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項記載の蓄電装置。
  6. 蓄電手段から放電出力するときに、交流出力の上限値を設けるとともに、直流電流の単位時間当たりの変化率を、放電出力停止の場合を除き、予め設定した所定の値以下に制限したことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項記載の蓄電装置。
  7. 蓄電手段をリチウムイオン二次電池としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項記載の蓄電装置。
  8. 蓄電装置の商用電源側に給電系統切替手段を設け、商用電源の停電を検知したら直ちに給電系統切替手段により、所定の負荷への給電系統を蓄電手段側に切替え、蓄電装置からの出力の制御を出力電圧一定制御に切換えて、所定の負荷への給電を継続できるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項記載の蓄電装置。
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