JP3542344B2 - 蓄電システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電システム及びこれに用いる電力変換装置に係り、特に電力貯蔵システム等の複数の二次電池により構成した組電池の充電または放電を行なうための蓄電システム及びこれに用いる電力変換装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の蓄電システムとしては、複数の二次電池により構成した組電池と、この組電池の充電または放電を行なう電力変換装置と、を備えるものがある(従来技術1)。この従来技術1は、組電池に対して充電または放電するための電力変換器を1個設けている。この電力変換器は、交流から直流及び直流から交流に変換する機能と、電圧を降圧または昇圧する機能と、を1つの電力変換器に備えるようになっている。
【0003】
また、従来の電力貯蔵システムとして、特開2001−25170号公報(従来技術2)に示すように、電力変換器の直流側に充電電力が放電電力に比べて小さい二次電池を接続した電力貯蔵システムで、複数の電力変換器を並列に設け、全電力変換器の総容量と一つの電力変換器の容量との割合を二次電池の放電電力と充電電力との割合に等しくするようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に組電池は複数の二次電池が種々の形態で組み合わされて蓄電システムに用いられるため、蓄電システム用電力変換装置は充放電電流が種々の大きさで動作できるものを準備することが必要である。
【0005】
しかしながら、上記従来技術1では、組電池に対して充電または放電する電力変換器を1個設けているに過ぎないため、使用される組電池における種々の大きさの充放電電流に対応できる定格仕様の電力変換器を種々準備しておかねばならない。このため、電力変換器の種類が増加し、部品管理が煩雑になると共に部品コストが増大するという課題があった。
【0006】
また、従来技術2では、複数の電力変換器を並列に設けているが、使用される組電池における種々の大きさの充放電電流に対応することに関しては記載されていない。即ち、従来技術2を組電池に用いた場合には、従来技術1と同様に、使用される組電池における種々の大きさの充放電電流に対応できるように異なる定格仕様の電力変換器を種々準備しておかねばならない。このため、従来技術2では、電力変換器の種類が従来技術1よりも複数倍増加し、さらに部品管理が煩雑になると共に部品コストが増大するという課題があった。
【0007】
そして、従来技術1、2では、充放電電流の変化に対応して電力変換器の動作を制御することについては配慮されておらず、組電池の多段充電時の小さな電流や補充電時の特に小さな電流などに対応して電力変換器の動作を高精度に制御するのが難しいという課題があった。
【0008】
本発明の第1の目的は、小さな定格電流の電力変換器を共用して組電池の異なる充放電電流に対応することが可能で、電力変換器の種類の増加を抑えることができる共にコスト低減が図れる蓄電システム及びこれに用いる電力変換装置を提供することにある。
【0009】
本発明の第2の目的は、充放電時の電流の小さい場合でも容易に充放電電流を高精度で制御できる蓄電システム及びこれに用いる電力変換装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するために、本発明の蓄電システムは、複数の二次電池により構成した組電池と、前記組電池の充電または放電を行なう電力変換装置と、を備えた蓄電システムにおいて、前記電力変換装置は前記組電池に対して1つのインバータ及び複数の電力変換器を備え、前記複数の電力変換器は、充電または放電時に電圧を降圧または昇圧する機能を有すると共に、同等の定格仕様のものを用いて前記インバータと前記組電池との間に並列に接続し、前記各電力変換器は、二つのスイッチング素子と、各スイッチング素子のコレクタ、エミッタ間に逆向きに接続したダイオードと、前記二つのスイッチング素子の間と前記組電池との間に接続したリアクトルと、を備え、前記各電力変換器のスイッチング素子に加えるパルス信号の周波数、パルス幅を同じにすると共にパルス位相を2π/3だけずらして充電動作または放電動作を行うように制御する制御装置を備える構成にしたことにある。
【0011】
前記第2の目的を達成するために、本発明の蓄電システムは、複数の二次電池により構成した組電池と、前記組電池の充電または放電を行なう電力変換装置と、を備えた蓄電システムにおいて、前記電力変換装置は、充電または放電時に電圧を降圧または昇圧する複数の電力変換器と、前記複数の電力変換器に対応する複数電流検出器と、を備え、前記複数の電流検出器の中の少なくとも一つは異なる分解能を有する電流検出器を備える構成にしたことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の複数の実施例について図を参照して説明する。各実施例の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
【0013】
本発明の第1実施例について図1から図5を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の第1実施例である蓄電システムのブロック構成図である。図1において、100Vまたは200Vの商用電源1は負荷2を接続して交流電力を給電する。蓄電システム50は商用電源1と負荷2の間に接続され、商用電源1により交流電力を供給されると共に、負荷2に交流電力を供給する。更には、蓄電システム50は直流負荷11に接続され、この直流負荷11に直流電力を供給する。そして、蓄電システム50は組電池8及び電力変換装置3を備えて構成されている。
【0015】
組電池8は複数の二次電池により構成され、充電または放電される。蓄電システム50の使用場所や使用目的に応じて、この二次電池の数が異なるように設けられる。図1は1組の組電池8を示しているが、必要に応じて複数の組電池8が並列または直列に接続される場合がある。
【0016】
電力変換装置3は、双方向インバータ4、平滑コンデンサ5、電力変換器6a、6b及び電流検出器7a、7bからなる充放電系統と、逆流防止ダイオード9及び直流給電開始手段10からなる直流放電系統とを備えている。
【0017】
双方向インバータ4の一側は商用電源1と負荷2との間に接続され、その他側は平滑コンデンサ5に接続されている。双方向インバータ4は一側から供給された交流電力を直流電力に変換して他側から出力すると共に、他側から供給された直流電力を交流電力に変換して出力する。平滑コンデンサ5と組電池8との間には複数の電力変換器6a、6bが並列に接続されている。この電力変換器6a、6bは電圧を降圧または昇圧して充放電するためのものである。各電力変換器6a、6bは同等の定格仕様のものが用いられている。電力変換器6a、6bにはそれぞれ電流検出器7a、7bが設けられている。従って、商用電源1及び負荷2は電力変換装置3を介して組電池8に接続されることとなる。
【0018】
逆流防止ダイオード9と直流給電開始手段10は直列に接続されている。この直列回路の逆流防止ダイオード9は電力変換器6a、6bの並列回路と組電池8との間に接続されると共に、直流給電開始手段10は直流負荷11に接続されている。従って、直流負荷11は直流給電開始手段10及び逆流防止ダイオード9を介して組電池8または電力変換器6a、6bに接続されることとなり、これらから直流電力が供給される。
【0019】
図2及び図3は電流検出器7a、7bの構成図である。12a、12bは電力変換器6a、6bの入出力電流を流す充放電電流線である。この充放電電流線12a、12bは検出センサ部13a、13bにそれぞれ1ターン、4ターン巻かれて設けられている。14a、14bは検出センサ部13a、13bにそれぞれ巻かれた検出線である。該検出線14a、14bはそれぞれプリアンプ15a、15bに接続されている。なお、図2及び図3では、検出センサ部13a、13bをコアで表記しているが、検出センサ部13a、13bはホール素子等の手段を用いてもよい。また、本実施例では同等の定格の電力変換器を2並列としているが、蓄電システム50の仕様により、適当な数の並列数にしても良い。
【0020】
各電流検出器7a、7bは同仕様の部品が用いられ、検出センサ部13a、13bに充放電電流線12a、12bを通す回数を変えて検出仕様設定手段としている。即ち、本実施例では、検出センサ部13a、13bに充放電電流線12a、12bを通す回数を1ターンと4ターンに変えて、電流検出器7a、7bの分解能を1:4に変えている。換言すれば、各電流検出器7a、7bは検出仕様設定手段以外の構成が同じにしてある。なお、電流検出器7a、7bの分解能を変える方法として、プリアンプ15a、15bのゲインまたは電流検出器6a、6bの後段のアンプ(図示せず)のゲインを変えてもよい。また、分解能の違いは1:4に限るものではなく、蓄電システム50の仕様により、適当な値に設定する。
【0021】
図4は電流検出器6a、6bの充放電電流線12a、12bを流れる電流に対する検出値の出力特性図である。出力特性16は電流検出器7aの充電電流を変化させた場合の検出値であり、出力特性17は電流検出器7bの充電電流を変化させた場合の検出値である。また、出力特性18は電流検出器7aの放電電流を変化させた場合の検出値であり、出力特性19は電流検出器7bの放電電流を変化させた場合の検出値である。本実施例では充電時の検出値を正としたが、放電時の検出値を正としてもかまわない。上述したように電流検出器7a、7bの検出センサ部13a、13bに充放電電流線12a、12bを通す回数を1ターンと4ターンに変えていることにより、検出値が出力特性16と出力特性17または出力特性18と出力特性19のように、1:4の値となる。その結果、電流検出器7aと7bの分解能が1:4となって、電流検出器7bの分解能は電流検出器7aの分解能の4倍に大きくなっている。
【0022】
なお、各電流検出器7a、7bに同じ仕様のセンサを使用しているため、電流値が高分解能に設定した電流検出器7bでは電流検出器7aの検出限界(図示せず)の1/4のところで検出限界20に達し、検出値出力の直線性が失われる。しかし、電流0の値から電流検出器7bの検出限界20の値までの充放電電流値に対しては、電流検出器7bは電流検出器7aの4倍の分解能で電流を検出することができる。従って、電流検出器7bは小さい充放電電流の検出に用い、電流検出器7aは大きい充放電電流の電流検出を用いるように使い分けることが好ましい。
【0023】
次に、このように構成した蓄電システム50の充放電動作を説明する。
【0024】
充電時においては、商用電源1から供給される交流を双方向インバータ4で直流に整流すると共に昇圧し、平滑コンデンサ5により平滑して直流電圧とし、係る直流電圧を電力変換器6a、6bで降圧し、電流を予め設定した充電電流値に制御しながら組電池8に充電する。このとき、各電力変換器6a、6bには同じ制御信号を与えることにより、同等の充電電流が流れ、それらを合計した電流が組電池8の充電電流になる。
【0025】
この場合に、充電電流の管理・制御は電流検出器7aで行なう。各電力変換器6a、6bが同等の定格仕様なので、各電力変換器6a、6bには同等の充電電流が流れる。従って、充電電流の合計は電流検出器7aの値に電力変換器6の並列の個数を掛けて求められる。組電池8が充電完了に近づくと、これを検出して制御装置により充電を電力変換器6bのみで行なうように制御される。具体的には、小さい電流値での補充電が必要な鉛系の二次電池やニッケル・カドミウム二次電池等を用いた組電池の場合には微少電流で補充電を行ない、CV充電等による押し込み充電が必要なリチウムイオン二次電池等を用いた組電池の場合には充電電流を絞って押し込み充電を行なう。この場合において、高分解能の電流検出器7bで充電電流を検出するので、小さい電流を高精度で検出し、制御することができる。
【0026】
放電は直流給電と交流給電の機能を有する。通常の直流給電における放電は組電池8より逆流防止ダイオード9及び直流給電開閉手段10を介して直流負荷11に直流を給電することにより行なわれる。この直流給電は直流給電開始手段10を閉路することにより開始される。また、交流側の負荷2の消費電力が大きい場合には、組電池8より電力変換器6a、6bにより昇圧して平滑コンデンサ5に充電して直流電圧を生成し、係る直流電圧を双方向インバータ4で交流に変換し、商用電源1からの電力に重畳して負荷2に出力する。このようにして負荷2の電力の一部を蓄電システム50から交流給電して分担することにより、商用電源1の過電流を抑えることができる。
【0027】
この組電池8の電力を交流に変換して出力することにより放電する場合には、各電力変換器6a、6bは同じ制御信号により動作させる。各電力変換器6a、6bの定格仕様が同等であるので、このときの放電電流は同等になる。その電流の管理・制御は電流検出器7aの検出値を用いて行ない、組電池8の放電電流の合計は電流検出器7aの検出値に電力変換器6の並列接続数を掛けて求められる。
【0028】
このように、電力変換器6a、6bに流れる充放電電流は、同じ制御信号で制御することにより同等にすることができるので、各電力変換器6a、6bの定格電流は組電池8の充放電電流を電力変換器6の並列数で割った値で十分である。従って、組電池8の充放電電流が大きい場合でも、小さい定格電流の電力変換器6a、6bを複数使用することにより対応できる。
【0029】
図5は電流検出器7aの変形例を示すものである。この電流検出器7aは検出センサ部にシャント抵抗13cを用いたものである。この電流検出器7aの分解能の設定はシャント抵抗13cの抵抗値を変えるかプリアンプ15aのゲインを変えることにより行なう。
【0030】
次に、本発明の第2実施例について図6を参照しながら説明する。図6は本発明の第2実施例の蓄電システムのブロック構成図である。
【0031】
組電池8の充放電の電力変換を行なう電力変換器6a〜6cは、それぞれ、スイッチング素子21a〜21f、各スイッチング素子のコレクタ、エミッタ間に逆向きに接続したダイオード22a〜22f、及びリアクトル23a〜23cにより構成されている。電力変換器6a〜6cの各部品は同一仕様のものが用いられている。
【0032】
そして、スイッチング素子21a、21c、21eのコレクタとダイオード22a、22c、22eのカソードはそれぞれ平滑コンデンンサ5の正極側に接続されている。スイッチング素子21aのエミッタとダイオード22aのアノードはスイッチング素子21bのコレクタとダイオード22bのカソード及びリアクトル23aの一端に接続され、スイッチング素子21cのエミッタとダイオード22cのアノードはスイッチング素子21dのコレクタとダイオード22dのカソード及びリアクトル23bの一端に接続され、スイッチング素子21eのエミッタとダイオード22eのアノードはスイッチング素子21fのコレクタとダイオード22fのカソード及びリアクトル23cの一端に接続され、スイッチング素子21b、21d、21fのエミッタ及びダイオード22b、22d、22fのアノードはそれぞれ平滑コンデンサ5の負極側及び組電池8の負極側に接続されている。各リアクトル23a〜23cはそれぞれ電流検出器7a〜7cを介してフィルタコンデンサ24の正極側に接続されている。
【0033】
係る電力変換器6a〜6cのスイッチング素子21a〜21f及びダイオード22a〜22fは、広く一般に用いられている電動機制御用インバータモジュールを転用して本発明に適用できるようにしている。これにより、電力変換器6a〜6cを安価なものとすることができる。
【0034】
各電流検出器7a〜7cはそれぞれセンサ・インタフェース手段25a〜25cに接続されている。該センサ・インタフェース手段25a〜25cは充放電制御装置28に接続されている。平滑コンデンサ5の両端は直流電圧検出器26の両端に接続されている。該直流電圧検出器26は充放電制御装置28に接続されている。
【0035】
また、フィルタコンデンサ24の負極側は組電池8の負極側に接続され、フィルタコンデンサ24の両端には電池側電圧検出器27が接続されている。該電池側電圧検出器27は充放電制御装置28に接続されている。フィルタコンデンサ24の正極側には電池スイッチ29の一端が接続されている。該電池スイッチ29の他端は組電池8の正極側に接続されている。
【0036】
また、双方向インバータ4にはインバータ制御装置30が接続されている。該インバータ制御装置30は充放電制御装置28と接続されている。なお、充放電制御装置28とインバータ制御装置30とを一つの制御装置に纏めてもよい。
【0037】
電力変換器6a〜6c、電流検出器7a〜7c及びセンサ・インタフェース手段25a〜25cで構成される部分は同一仕様のもので構成されている。但し、センサ・インタフェース手段25a〜25cの内の少なくとも1個の検出感度を充放電制御装置28からの指令で変更可能とされている。
【0038】
充放電電流が予め設定した値よりも小さい場合に、センサ・インタフェース手段25aの検出感度が高感度になるように充放電制御装置28からの指令で設定された状態における動作を次に説明する。
【0039】
組電池8を充電する場合の動作は次の通りである。双方向インバータ4はインバータ制御装置30の信号により、商用電源1から供給する交流を直流に整流すると共に、直流電圧検出器26により電圧を監視しながら、組電池8の電圧よりも高い所定の直流電圧に昇圧して平滑コンデンサ5を充電する。
【0040】
そして、充放電制御装置28からのパルス信号で電力変換器6aのスイッチング素子21aを断続させ、小さい充電電流を電力変換器6aに流してフィルタコンデンサ24を所定の電圧に充電する。この時の充電電流は電流検出器25aで検出すると共に、フィルタコンデンサ24の電圧は電池側電圧検出器27で検出され、これらは充放電制御装置28で管理される。スイッチング素子21aがパルス信号でオンしている期間は、電流がリアクトル23aを通ってフィルタコンンデンサ24に流れると共に、リアクトル23aに磁気エネルギーとして蓄えられる。スイッチング素子21aがオフすると、リアクトル23aに蓄えられたエネルギーは電流としてダイオード22bとフィルタコンデンサ24とで構成される経路によりフィルタコンデンサ24を充電する電流として流れる。
【0041】
そして、フィルタコンデンサ24の電圧が組電池8の電圧に近い所定値に達すると、それを電池側電圧検出器27で検出して充放電制御装置28に入力し、充放電制御装置28の信号で電池スイッチ29をオンする。これにより、組電池8への充電が開始される。電池スイッチ29がオンすると、充放電制御装置28からのパルス信号により、各電力変換器6a〜6cのスイッチング素子21a、21c、21eが断続し、電流検出器25a〜25cで充電電流を監視すると共に、組電池8の電圧を電池側電圧検出器27で監視しながら、組電池8を充電する。
【0042】
この時の充電電流は平滑コンデンサ5の電圧と組電池8の電圧の差が大きいほど大きくなると共に、スイッチング素子21a、21c、21eの加えるパルス信号のデューティーが大きいほど大きくなる。平滑コンデンサ5の電圧と組電池8の電圧の差を監視しながら、パルスのデューティーを制御することにより、充電電流を所定の値に制御することができる。この時の電流の制御は電流検出器25b、25cの信号により行ない、電流検出器25aの信号は制御には用いない。この時の各部の動作はフィルタコンデンサ24に充電する時と同様である。
【0043】
充放電制御装置28は、各スイッチング素子21a、21c、21eへのパルス周波数、パルス幅を同じにすると共に、各パルスの位相を2π/nだけずらすように制御している。この第2実施例では2π/3だけ位相をずらしている。パルスの位相を2π/nだけずらすことにより、各電力変換器6a〜6cからフィルタコンデンサ24及び組電池8に流れ込むスイッチング電流の位相がずれて重畳される。これによって、組電池8に流れ込むリップル電流を小さくできると共に、見かけのスイッチング周波数がn倍にできる。この見かけ上のスイッチング周波数がn倍にできることにより、可聴域の騒音を低減できると共に、実際のスイッチング周波数をその分下げるようにすればスイッチングロスを低減できる。
【0044】
また、組電池8の補充電を行なう場合には、補充電時の電流は通常の充電電流より小さいので、電力変換器6aのみで行ない、その電流の制御は電流検出器25aの信号で行なう。
【0045】
一方、組電池8から放電する場合の動作は次の通りである。各電力変換器6a〜6cのスイッチング素子21b、21d、21fを充放電制御装置28からのパルス信号で断続させることにより行なう。各電力変換器6a〜6cの動作は全く同じなので、代表で電力変換器6aの動作を説明する。スイッチング素子21aがオンすると、組電池8の放電電流がリアクトル23aを介してスイッチング素子21aに流れ、リアクトル23aに磁気エネルギーが蓄えられる。スイッチング素子21aをオフすると、リアクトル23aの電流が遮断されるため、リアクトル2に蓄えられた磁気エネルギーによりスイッチング素子21aのコレクタ側が昇圧され、係る部分の電圧が平滑コンデンサ5の電圧を越えるとダイオード22aを介してリアクトル23aより平滑コンデンサ5に電流が流れ出す。平滑コンデンサ5の電荷は双方向インバータ4により商用電源1に連系して出力される。電力変換器6b、6cは電力変換器6aと同様に昇圧動作をし、放電が行なわれる。
【0046】
電力変換器6a〜6cのスイッチング素子21b、21d、21fに加えられるパルス信号は充電時と同様に周波数、パルス幅を同じにすると共に、各パルスの位相を2π/nだけずらしている。この第2実施例では2π/3だけ位相をずらしている。この目的は、充電時と同様に、パルスの位相を2π/nだけずらすことにより、各電力変換器6a〜6cから平滑コンデンサ5に流れ出すスイッチング電流の位相がずれて重畳される。これによって、組電池8から流れ出すリップル電流を小さくできると共に、見かけのスイッチング周波数がn倍にできる。この見かけ上のスイッチング周波数がn倍にできることにより、可聴域の騒音を低減できると共に、スイッチング周波数をその分下げるようにすればスイッチングロスを低減できる。
【0047】
また、この第2実施例で第1実施例と同じ定格の部品を用いて電力変換器6a〜6cを構成した場合には、第2実施例の電力変換器6a〜6cは第1実施例の電力変換器6a、6bの1.5倍の電流で充放電できる。
【0048】
次に、本発明の第3実施例について図7を参照しながら説明する。図7は本発明の第3実施例の蓄電システムのブロック構成図である。
【0049】
この第3実施例は、双方向インバータ4をスイッチング素子21g、21h、各スイッチング素子のコレクタ、エミッタ間に逆向きに接続したダイオード22g、22h、リアクトル31、同じ容量のコンデンサを1対直列接続した平滑コンデンサ5、及びインバータフィルタコンデンサ32により、ハーフブリッジの双方向インバータが構成されている。
【0050】
組電池8の充放電の電力変換を行なう電力変換器6a、6bの構成は第2実施例と同様であり、該電力変換器6a、6b及び前記双方向インバータ4は制御装置35により制御される。
【0051】
前記双方向インバータ4を構成するスイッチング素子21g、ダイオード21h、22g、22hは、電力変換器を構成するスイッチング素子21a、21b、21c、21d、ダイオード22a、22b、22c、22dと同等の部品で構成してある。リアクトル31とインバータフィルタコンデンサ32の一端とは交流電流センサ33を介して接続してある。交流電流センサ33にはプリアンプ34が接続してある。係るプリアンプ34は制御部35に接続してある。双方向インバータ4は系統切離しスイッチ36を介して商用電源1に接続してある。
【0052】
次に、係る構成の蓄電システムの動作を説明する。電力変換器6a、6bの動作は第2の実施例と同様なので説明を省略し、双方向インバータ4の動作を説明する。
【0053】
双方向インバータ4は、制御装置35よりスイッチング素子21g、21hに、商用電源1に同期して略正弦波状にデューティーが変化するパルス信号を加えることにより、昇圧AC/DC変換または降圧DC/AC変換動作させて電力を交流側から直流側に、または直流側から交流側に流す。
【0054】
まず系統切離しスイッチ36を閉路するとダイオード22g、22hを介して電流が流れ、平滑コンデンサ5a、5bにそれぞれ充電される。商用電源1が交流100Vの場合には、平滑コンデンサ5a、5bはそれぞれ直流約140Vに充電される。
【0055】
商用電源1から組電池8に電力を流す充電動作では、リアクトル31側の電圧が系統切離しスイッチ36よりも高い場合に、スイッチング素子21hをパルス信号でオンさせると、電流が商用電源1からリアクトル31、スイッチング素子21h、平滑コンデンサ5b、系統切離しスイッチ36の順に流れ、リアクトル31に磁気エネルギーが蓄積される。スイッチング素子21hがオフすると、リアクトル31の磁気エネルギーによりリアクトル31とスイッチング素子21hのコレクタとの接続部の電圧が上昇し、係る電圧がスイッチング素子21gのコレクタよりも高くなると、電流がリアクトル31、ダイオード22g、平滑コンデンサ5a、系統切離しスイッチ36、商用電源1の順で流れ、昇圧しながら平滑コンデンサ5aを充電する。
【0056】
また、リアクトル31側の電圧が系統切離しスイッチ36よりも低い場合に、スイッチング素子21hの代りにスイッチング素子21gをパルス信号でオンさせると、電流が商用電源1から系統切離しスイッチ36、平滑コンデンサ5a、スイッチング素子22g、リアクトル31の順で流れ、リアクトル31に磁気エネルギーが蓄えられる。スイッチング素子21gがオフすると、リアクトル31の磁気エネルギーによりリアクトル31とスイッチング素子21hのコレクタとの接続部の電圧が下降し、係る電圧がスイッチング素子21hのエミッタよりも低くなると、電流がリアクトル31、商用電源1、系統切離しスイッチ36、平滑コンデンサ5b、ダイオード22hの順で流れ、昇圧しながら平滑コンデンサ5bを充電する。
【0057】
この時の双方向インバータの電流は交流電流センサ33により検出し、プリアンプ34で増幅して制御装置35に伝達される。また平滑コンデンサ5a、5bの両端に加わる直流電圧が直流電圧検出器26により検出され、制御装置35に伝達される。制御装置35は係る交流電流情報及び直流電圧情報によりスイッチング素子21g、21hに加えるパルス信号のデューティーを加減して交流電流及び平滑コンデンサ5a、5bに加わる直流電圧を制御する。このように双方向インバータ4により昇圧して、電力変換器6a、6bにより降圧して組電池8を適当な電流で充電する。
【0058】
放電する場合は、予め電力変換器6a、6bにより平滑コンデンサ5a、5bをそれぞれ商用電源1のピーク電圧よりも高くなるように昇圧充電しておき、係る状態で、リアクトル31側の電圧が系統切離しスイッチ36よりも高い場合に、スイッチング素子21gをパルス信号でオンさせると、電流が平滑コンデンサ5bからスイッチング素子21g、リアクトル31、商用電源1、系統切離しスイッチ36の順に流れ、リアクトル31に磁気エネルギーが蓄積される。スイッチング素子21gがオフすると、リアクトル31の磁気エネルギーによりリアクトル31とスイッチング素子21hのコレクタとの接続部の電圧が降下し、係る電圧がスイッチング素子21hのエミッタよりも低くなると、電流がリアクトル31、商用電源1、系統切離しスイッチ36、平滑コンデンサ5b、ダイオード22h、の順で流れ、商用電源1側に出力する。
【0059】
また、リアクトル31側の電圧が系統切離しスイッチ36よりも低い場合に、スイッチング素子21hをパルス信号でオンさせると、電流が平滑コンデンサ5aから系統切離しスイッチ36、商用電源1、リアクトル31、スイッチング素子22hの順で流れ、リアクトル31に磁気エネルギーが蓄えられる。スイッチング素子21hがオフすると、リアクトル31の磁気エネルギーによりリアクトル31とスイッチング素子21hのコレクタとの接続部の電圧が上昇し、係る電圧がスイッチング素子21gのコレクタよりも高くなると、電流がリアクトル31、ダイオード22g、平滑コンデンサ5a、系統切離しスイッチ36、商用電源1の順で流れ、商用電源1側に出力する。
【0060】
商用電源1側に出力する場合には、出力を商用電源1に重畳して、交流出力電流を一定に制御しながら行なう。
【0061】
係る電力変換器6a、6bのスイッチング素子21a〜21d及びダイオード22a〜22dと双方向インバータ4のスイッチング素子21g〜21h及びダイオード22g〜22hは、広く一般に用いられている電動機制御用インバータモジュールを転用して本発明に適用できるようにしている。これにより、電力変換器6a、6bと双方向インバータ4を安価なものとすることができる。
【0062】
上述した実施例によれば、組電池8を充電または放電する略同等の定格・仕様の電力変換器6a〜6cを並列に少なくとも2個以上設けたので、組電池8の充放電電流が大きい場合でも小さい定格電流の電力変換器6a〜6cが使用できる。これにより、蓄電システム50の定格充電電流が異なるものを製作する場合に、略同等の定格・仕様の電力変換器6a〜6cで製作でき、電力変換器の種類を増やすこと無く蓄電装置の定格を多様化できる。従って、同じ仕様の電力変換器の使用数を増やすことにより部品コストを低減できる。また、双方向インバータ4と電力変換器6a〜6cとを独立して設けると共に、複数の電力変換器6a〜6cに双方向インバータ4を共通して設けるようにしているので、電力変換器6a〜6cのみの複数化で組電池8の異なる充放電電流に対応できる。これにより、さらに部品コストの低減が可能となる。
【0063】
また、充放電電流を加減するときに並列で動作させる電力変換器を増減することにより容易に充放電電流を加減できる。そして、組電池8を充電または放電する各電力変換器6a〜6cの電流を検出する電流検出器7a〜7cの検出仕様設定手段以外の構成を同じにしたことにより、電流検出器7a〜7cの部品の共通化ができ、部品コストを低減できる。
【0064】
更に、電流検出器7a〜7cの少なくとも1個の検出分解能を、他の電流検出器の検出分解能よりも大きく設定したことにより、通常の充放電電流の管理・制御の精度を変えずに、通常の充放電電流より小さい補充電時の電流の高精度管理・制御や、押し込み充電時の小さい電流を高精度で管理・制御することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、小さな定格電流の電力変換器を共用して組電池の異なる充放電電流に対応することが可能で、電力変換器の種類の増加を抑えることができる共にコスト低減が図れる蓄電システム及びこれに用いる電力変換装置を得ることができる。
【0066】
また、本発明によれば、充放電時の電流の小さい場合でも容易に充放電電流を高精度で制御できる蓄電システム及びこれに用いる電力変換装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である蓄電システムのブロック構成図である。
【図2】図1の蓄電システムの第1の電流検出器の構成図である。
【図3】図1の蓄電システムの第2の電流検出器の構成図である。
【図4】図2及び図3の電流検出器の出力特性図である。
【図5】図2の電流検出器の変形例を示す構成図である。
【図6】本発明の第2実施例の蓄電システムの構成図である。
【図7】本発明の第3実施例の蓄電システムの構成図である。
【符号の説明】
1…商用電源、2…負荷、3…電力変換装置、4…双方向インバータ、5…平滑コンデンサ、6a〜6c…電力変換器、7a〜7c…電流検出器、8…組電池、9…逆流防止ダイオード、10…直流給電開始手段、11…直流負荷、12a、12b…充放電電流線、13a、13b…検出センサ部、14a、14b…検出線、15a、15b…プリアンプ、50…蓄電システム。
Claims (1)
- 複数の二次電池により構成した組電池と、前記組電池の充電または放電を行なう電力変換装置と、を備えた蓄電システムにおいて、前記電力変換装置は前記組電池に対して1つのインバータ及び複数の電力変換器を備え、前記複数の電力変換器は、充電または放電時に電圧を降圧または昇圧する機能を有すると共に、同等の定格仕様のものを用いて前記インバータと前記組電池との間に並列に接続し、前記各電力変換器は、二つのスイッチング素子と、各スイッチング素子のコレクタ、エミッタ間に逆向きに接続したダイオードと、前記二つのスイッチング素子の間と前記組電池との間に接続したリアクトルと、を備え、前記各電力変換器のスイッチング素子に加えるパルス信号の周波数、パルス幅を同じにすると共にパルス位相を2π/3だけずらして充電動作または放電動作を行うように制御する制御装置を備えることを特徴とする蓄電システム。
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