JP2014102890A - 充放電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電デバイスEに対する過放電や過充電による特性劣化を防止する。
【解決手段】
スイッチング回路で試験用の充放電用コンデンサの充放電制御を行う制御部は、充電モードの起動時において、出力側に接続されたスイッチをオンする前に出力コンデンサの電圧Vcと前記充放電用コンデンサの電圧Voが一致すると判定するまで充電動作を進め、それらの電圧Vc、Voの一致判定時にPWMパルス出力を停止し、次いで前記スイッチをオンする。そして、その後、一定時間だけ放電モードの動作とならないように前記PWMパルスを生成し、さらにその後、目標電圧に達するまでPWMパルス出力を制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は二次電池等の蓄電デバイスの特性試験に使用される充放電装置に関する。
この種の充放電装置は、入力側に電圧源コンデンサ、出力側に二次電池や電気二重層キャパシタなどの蓄電デバイスが接続され、スイッチング回路をチョッパ駆動して蓄電デバイスの充放電特性試験を行う。すなわち、蓄電デバイスへの充電時には電圧源コンデンサから蓄電デバイスにエネルギーが移行する(充電電流が流れる)ようにスイッチング回路を制御し、蓄電デバイスからの放電時には蓄電デバイスから電圧源コンデンサへエネルギーが移行する(放電電流が流れる)ようにスイッチング回路を制御する。
充電モード時は、図1(A)に示すように降圧型チョッパを構成して、電圧源コンデンサC1の電圧をスイッチング素子Q10でチョッピング制御することで、同電圧を降圧して蓄電デバイスEに充電する。また、放電モード時は、図1(B)に示すように昇圧型チョッパを構成して、蓄電デバイスEの電圧をスイッチング素子Q11でチョッピング制御することで、同電圧を昇圧して電圧源コンデンサC1に放電する。図1(A)と図1(B)を合成すると図1(C)のようになり、昇降圧型チョッパとなる。この昇降圧型チョッパでは、スイッチング素子Q10、Q11を同期させてオンオフ制御することで、充電や放電を行う。図1(C)では、見掛け上、図1(A)のダイオードD10がスイッチング素子Q11に、図1(B)のダイオードD11がスイッチング素子Q10にそれぞれ置き換わっている。
従来の充放電装置としては、図1(D)に示すように、図1(C)に示すチョッパを2つ組み合わせて、4つのスイッチング素子Q1〜Q4をフルブリッジ接続して構成したものがある。この装置では、スイッチング素子Q1、Q2とでチョッパ1を構成し、スイッチング素子Q3、Q4とでチョッパ2を構成している。チョッパ1のスイッチング素子Q1、Q2、は、それぞれ、図1(C)のQ10、Q11に対応している。また、チョッパ2では、蓄電デバイスEの接続される極性が図1(C)と逆となるため、チョッパ2のスイッチング素子Q3、Q4は、それぞれ、図1(C)のQ11、Q10に対応している。チョッパ1、2を組み合わせることで、充電モード時では、チョッパ1による出力電圧とチョッパ2による出力電圧との差によって蓄電デバイスEが充電される。放電モード時も同様である。図1(D)のように2つのチョッパ1、2を組み合わせることで、効率的な制御が可能とされる。(特許文献1)
特開2008−35620号公報
しかしながら、上記従来の充放電装置には次に説明するような問題がある。
充放電装置の概略構成図を示す図2を参照して上記問題点を説明する。
スイッチング回路は、フルブリッジ接続された4個のスイッチング素子Q1〜Q4で構成されている。各スイッチング素子Q1〜Q4にはフリーホイールダイオードD1〜D4が逆並列に接続されている。スイッチング回路の入力側には電圧源コンデンサC1が接続され、出力側にはインダクタL1、L2が直列に接続され、出力コンデンサC2が並列に接続される。また、スイッチMCを介して充放電用コンデンサである蓄電デバイスEが接続される。制御部1は、指令値に基づいてPWMパルスG1〜G4を生成する。指令値は、出力コンデンサC2の電圧Vc(出力コンデンサ電圧Vc)と設定電圧とを比較して算出され、Vc<設定電圧のときは充電モードとなるようにPWMパルスG1〜G4を生成する。Vc>設定電圧のときは放電モードとなるようにPWMパルスG1〜G4を生成する。出力側にはセンサが接続され、これらのセンサで検出した、出力コンデンサ電圧Vc、充放電電圧Vo、出力電流Ioに基づいてPWMパルスG1〜G4を制御する。蓄電デバイスEを充電する充電モードでは、指令値は高い値となり、蓄電デバイスEから放電する放電モードでは指令値は低い値となる。
従来の充放電装置の動作の概要は次の通りである。
今、蓄電デバイスEを充電する場合を考える。この充電モードの起動時の制御シーケンスを図3に示す。
設定電圧が高く設定されて充電モードが起動すると、出力側に充電電流が流れるようにスイッチング素子Q1〜Q4に対してPWMパルスG1〜G4が生成される。
t0〜t1までは、制御部1のオフセットの調整が行われる。t1〜t2でC2に対する予備充電が行われる。予備充電は、スイッチMC1をオンしたときに蓄電デバイスEから出力コンデンサC2に放電電流が流れないように、Vc=Voとするために行う。しかし、t2においては、制御部1の制御誤差や、センサなどを含む制御部全体の誤差εのため、真のVoに対応する指令値d2よりも低い指令値d1のときにVc=Voになったと判断してPWMパルス出力を停止する。したがって、t2では、VcがVoよりも僅かに低い電圧となっている。
制御部1は、t2でVc=Voになったと判断したため、その直後のt3でスイッチMCをオンする。t3では、実際にはVc<Voであるため若干の放電電流が流れてVc=Voとなる。
続いてt4で充電を再開する。このとき、Vcはそのときの指令値d1に対応する値よりも少し高くなっている。すると、制御部1は、Vcを指令値d1に対応する電圧に下げようとするため、出力コンデンサC2から電圧源コンデンサC1へエネルギーが移行するように、充電モードから放電モードに切り替える。つまり、指令値が下降する。一方、指令値は目標指令値MAXに向けて上昇していく。したがって、指令値が上昇してd2(真の電圧)に到達するまでのt4〜t5の期間において、放電電流が流れることになる。
このときに放電電流が流れる理由については、図1(C)を参照すれば理解出来るであろう。図1(C)に示すように、充電モード時では、スイッチング素子Q11がオンすると図示の点線で示す閉ルートにより放電電流が流れてしまうことが分かる。
上記放電電流は、蓄電デバイスEの過放電の可能性があり、特性が劣化する問題がある。また、出力電流Ioの立ち上がり時間が遅延するため、応答速度が悪化する問題がある。
以上の説明は充電モードの起動時での問題であるが、放電モードの起動時でも同様に、蓄電デバイスEの過充電が生じたり放電時の応答速度が悪化する問題がある。
この発明の目的は、スイッチング素子に入力するPWMパルスのオンオフを制御することによって、上記の問題を解決する充放電装置を提供することにある。
この発明は、DC電源に入力側が接続され、ブリッジ接続された複数のスイッチング素子、及び各スイッチング素子に並列に接続されたフリーホイールダイオードを含むスイッチング回路と、
前記スイッチング回路の出力側に直列に接続されるインダクタ及び並列に接続される出力コンデンサと
試験用の充放電用コンデンサと前記インダクタ間に直列に接続されるスイッチと、
前記出力コンデンサ、前記充放電用コンデンサの各電圧、及び前記充放電用コンデンサに流れる出力電流の大きさを検出するセンサと、
前記複数のスイッチング素子の制御端子に接続され、指令値に対応した出力電圧となるように、前記センサの出力を参照して充電モード又は放電モードのPWMパルスを生成して前記制御端子に出力する制御部と、
を備え、
前記制御部は次の制御を行うことを特徴とする。
(1)前記充電モードの起動時において、前記指令値は、前記スイッチをオンする前に前記出力コンデンサの電圧Vcと前記充放電用コンデンサの電圧Voが一致するまで変化させ、それらの電圧Vc、Voの一致検出時にPWMパルス出力を停止し、次いで前記スイッチをオンする。
(2)前記(1)の動作後、一定時間だけ放電モードの動作とならないように前記PWMパルスを生成する。
(3)前記(2)の動作後、前記充放電用コンデンサの電圧Voが予め設定した目標電圧になるように前記指令値を変化させ、目標電圧に達したときにPWMパルス出力を停止する。
すなわち、この発明では、上記(2)の動作のように、図3のt4〜t5の期間において、PWMG2、G3をオフする。後述のように、t4〜t5の期間において、PWMG2、G3をオフすると、この期間では放電電流が流れなくなる。したがって、上記の問題は解決する。
制御部は、放電モードでは次の動作を行う。
(4)前記放電モードの起動時において、前記指令値は、前記スイッチをオンする前に前記出力コンデンサの電圧Vcと前記充放電用コンデンサの電圧Voが一致するまで変化させ、それらの電圧Vc、Voの一致検出時にPWMパルス出力を停止し、次いで前記スイッチをオンする。
(5)前記(4)の動作後、一定時間だけ充電モードの動作とならないように前記PWMパルスを生成する。
(6)前記(5)の動作後、前記充放電用コンデンサの電圧Voが予め設定した目標電圧になるように前記指令値を変化させ、目標電圧に達したときにPWMパルス出力を停止する。
放電モードでは、図3において、このt4〜t5期間においては、PWM指令値が−の方向に増加していく。出力コンデンサ電圧Vcは減少していく。また、出力電流Ioは流れる方向が逆になる。そして、この発明の放電モードでは、PWMG1、G2がt4〜t5期間にオフとなり同期間においては、充電電流が流れなくなる。すると、t4〜t5間において蓄電デバイスEへの過充電を防止出来る。
この発明では、蓄電デバイスの特性試験を行う時に、同デバイスが特性劣化するのを防ぐことが出来る。
チョッパ型充放電装置の概略構成図と従来の充放電装置の問題点を示す図。 この発明が適用される充放電装置のブロック。 従来の充放電装置の充電モードの起動時の制御シーケンス この発明の実施形態の充放電装置に適用されるスイッチング回路において、該回路に供給されるPWMパルスの波形図 定常状態での充電モードの電流経路図 定常状態での放電モードの電流経路図 実施形態の充放電装置の充電モードの起動時の制御シーケンス 実施形態の充放電装置の充電モードの全体のタイミングチャート
図2はこの発明が適用される充放電装置のブロック図である。
スイッチング回路は、フルブリッジ接続された4個のスイッチング素子Q1〜Q4(上位アームのQ1、Q3と下位アームのQ2、Q4)で構成されている。各スイッチング素子Q1〜Q4にはフリーホイールダイオードD1〜D4が逆並列に接続されている。スイッチング回路の入力側には電圧源コンデンサC1が接続され、出力側にはインダクタL1、L2が直列に接続され、出力コンデンサC2が並列に接続される。また、スイッチMCを介して充放電用コンデンサである蓄電デバイスEが接続される。図1(D)と同様に、スイッチング素子Q1、Q2とでチョッパ1を構成し、スイッチング素子Q3、Q4とでチョッパ2を構成している。
制御部1は、指令値に基づいてPWMパルスG1〜G4を生成する。指令値は、出力コンデンサ電圧Vcと設定電圧とを比較して算出されVc<設定電圧のときは充電モードとなるようにPWMパルスG1〜G4を生成する。Vc>設定電圧のときは放電モードとなるようにPWMパルスG1〜G4を生成する。出力側にはセンサが接続され、これらのセンサで検出した、出力コンデンサ電圧Vc、充放電用コンデンサ電圧Vo、出力電流Ioに基づいてPWMパルスG1〜G4を制御する。蓄電デバイスEを充電する充電モードでは、指令値は+の値、蓄電デバイスEから放電する放電モードでは指令値は−の値をとる。したがって、指令値が+のときは充電電流が流れ、−の時は放電電流が流れ、0のときは出力電流が流れない。
図4は、スイッチング回路に供給されるPWMパルスの波形図である。
同図(A)は、一般のスイッチング回路に適用されるPWM方式のパルスであり、同図(B)は、本実施形態のスイッチング回路に供給されるPWM方式のパルスである。
制御部1は、PWMパルスを生成するためのアップカウンタで構成される鋸歯状波発生部を備えている。カウンタモードがスタートするとアップカウンタが計数を開始し、一定の計数値に達するとリセットされる。これを繰り返して図の鋸歯状波を生成する。
通常の(一般の)PWM方式では、同図(A)のように、鋸歯状波としきい値とを対比しながら休止期間を含むPWMパルスを生成する。
定常状態での充電モードでは、PWM1とPWM2をオンする第1の期間ではインダクタL1、L2にエネルギーを蓄積し、休止期間後のPWM2、PWM3をオンする第2の期間ではインダクタL1、L2のエネルギーを蓄電デバイスEに放出する(充電する)。これを繰り返すことにより、インダクタL1、L2に流れる出力電流Ioは、図のように、鋸歯状波の周波数と同じ周波数のリップルを持つ電流となる。
これに対して、本実施例では、図4(B)に示すPWM方式を採用する。
このPWM方式は、第1スイッチング素子Q1と第2スイッチング素子Q2を交互にオンする周期を繰り返し、これより半周期遅れて、第4スイッチング素子Q4と第3スイッチング素子Q3を交互にオンする周期を繰り返す。この方式は、図4(A)に比べてPWM3、PWM4のオンオフが、それぞれ、PWM2、PWM1に対して半周期遅れている。そして、その結果、後述の動作説明から理解出来るように、インダクタL1、L2に流れる出力電流Ioは、図のように、鋸歯状波の周波数に対して倍の周波数のリップルを持つ電流となる。このようなことから、このPWM方式を位相シフト倍周波PWM方式と称する。位相シフト倍周波PWM方式では、全体としてリップル分が少なくなる利点がある。
図5は、上記位相シフト倍周波PWM方式で駆動したときの、定常状態での充電モードの電流経路を示す。
図5(A)は、PWMG1〜PWMG4(以下、単にG1〜G4と称することがある)の波形図であり、図4(B)はタイミング毎の電流経路である。以下、これについて詳細に説明する。
(t10〜t11)
Q1、Q4がオンするため、電圧源コンデンサC1からQ1、Q4をルートとして電流が流れ、インダクタL1、L2にエネルギーが蓄積される。
(t11〜t12)
Q4がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されたエネルギーは、Q3のフリーホイールダイオードとQ1をルートとして蓄電デバイスEに放出される(充電される)。
(t12〜t13)
Q3がオンする。インダクタL1、L2に蓄積されたエネルギーは、Q3とQ1をルートとして蓄電デバイスEに放出される(充電される)。
(t13〜t14)
Q3がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されたエネルギーは、Q3のフリーホイールダイオードとQ1をルートとして蓄電デバイスEに放出される(充電される)。
(t14〜t15)
Q1、Q4がオンするため、電圧源コンデンサC1からQ1、Q4をルートとして電流が流れ、インダクタL1、L2にエネルギーが蓄積される。
(t15〜t16)
Q1がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されたエネルギーは、Q2のフリーホイールダイオードとQ4をルートとして蓄電デバイスEに放出される(充電される)。
(t16〜t17)
Q2がオンする。インダクタL1、L2に蓄積されたエネルギーは、Q2とQ4をルートとして蓄電デバイスEに放出される(充電される)。
(t17〜t18)
Q2がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されたエネルギーは、Q2のフリーホイールダイオードとQ4をルートとして蓄電デバイスEに放出される(充電される)。
以上の動作により、定常状態での充電モードでは、DC電源である電圧源コンデンサC1から蓄電デバイスEに対して充電が行われる。また、G1〜G4の1周期の期間にインダクタL1、L2に対するエネルギー蓄積と、インダクタL1、L2から蓄電デバイスEに対するエネルギー放出がそれぞれ2回行われるため、出力電流Io(リップル電流)は、図4(A)に対して、図4(B)のように、周波数が倍のリップルを持つ電流となる。そのため、全体としてリップル成分が少ない出力電流Ioとなる。
図6は、上記位相シフト倍周波PWM方式で駆動したときの、定常状態での放電モードの電流経路示す。
図6(A)は、PWMG1〜PWMG4(以下、単にG1〜G4と称することがある)の波形図であり、図6(B)はタイミング毎の電流経路である。以下、これについて詳細に説明する。
(t20〜t21)
Q1、Q3がオンするため、前のサイクルでインダクタL1、L2に蓄積されていたエネルギーがQ1、Q3をルートとして放出される。このエネルギーの放出は還流電流となり、熱エネルギーとなって消費される。
(t21〜t22)
Q1がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されていたエネルギーがQ1のフリーホイールダイオード、Q3をルートとして放出され、還流電流が流れる。
(t22〜t23)
Q2がオンする。蓄電デバイスEから、インダクタL1、Q2、電圧源コンデンサC1、Q3、インダクタL2をルートとして電流(放電電流)が流れ、インダクタL1、L2にエネルギーが蓄積される。
(t23〜t24)
Q3がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されていたエネルギーがQ2、Q4のフリーホイールダイオードをルートとして放出され、還流電流が流れる。
(t24〜t25)
Q4がオンする。インダクタL1、L2に蓄積されていたエネルギーがQ2、Q4をルートとして放出され、還流電流が流れる。
(t25〜t26)
Q4がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されていたエネルギーがQ2、Q4のフリーホイールダイオードをルートとして放出され、還流電流が流れる。
(t26〜t27)
Q3がオンする。蓄電デバイスEから、インダクタL1、Q2、電圧源コンデンサC1、Q3、インダクタL2をルートとして電流(放電電流)が流れ、インダクタL1、L2にエネルギーが蓄積される。
(t27〜t28)
Q2がオフする。インダクタL1、L2に蓄積されていたエネルギーがQ1のフリーホイールダイオード、Q3をルートとして放出され、還流電流が流れる。
以上の動作により、定常状態での放電モードでは、蓄電デバイスEから放電が行われる。また、G1〜G4の1周期の期間にインダクタL1、L2に対するエネルギー蓄積と、インダクタL1、L2からのエネルギー放出がそれぞれ2回行われるため、出力電流Io(リップル電流)は、通常のPWM方式に対して周波数が倍のリップルを持つ電流となる。なお、電流は放電電流であるため、電流方向は充電電流に対して逆となる。
図7は、充電モードの起動時の制御シーケンスを示す。
設定電圧が高く設定されて充電モードが起動すると、出力側に充電電流が流れるようにスイッチング素子Q1〜Q4に対してPWMパルスG1〜G4が生成される。
t30〜t31までは、制御部1のオフセットの調整が行われる。t31〜t32でC2に対する予備充電が行われる。予備充電は、スイッチMC1をオンしたときに蓄電デバイスEから出力コンデンサC2に放電電流が流れないように、Vc=Voとするために行う。しかし、t32においては、制御部1の制御誤差とセンサ回路の誤差を含む制御回路全体の誤差εのため、真のVoに対応する指令値d2よりも低い指令値d1のときに、Vc=Voになったと判断してPWMパルス出力を停止する。したがって、t32では、VcがVoよりも僅かに低い電圧となっている。
制御部1は、t32でVc=Voになったと判断したため、その直後のt33でスイッチMCをオンする。t33では、実際にはVc<Voであるため若干の放電電流が流れてVc=Voとなる。
続いてt34で充電を再開する。このとき、Vcはそのときの指令値d1に対応する値よりも少し高くなっている。すると、制御部1は、Vcを指令値d1に対応する値に下げようとするため、出力コンデンサC2から電圧源コンデンサC1へエネルギーが移行するように、充電モードから放電モードに切り替える。
しかし、本実施例では、このときから一定時間Tだけ、G2、G3をオフする。放電モードでは、図6の電流経路から明らかなように、G2、G3をオフすると、どの期間においてもインダクタL1、L2にエネルギーが蓄積出来ない。つまり、t22〜t23、及び、t26〜t27において、電流が流れることはない。図1(C)で言えば、Q11がオフするために図の点線で示す電流が流れないことになる。一方、指令値は目標指令値MAXに向けて上昇していく。したがって、指令値が上昇してd2(真の電圧)に到達するまでのt34〜t35の期間においては、放電電流が流れることはない。この点が図3と大きく異なっている。よって、t34〜t35の期間では、図3に示すような放電電流が蓄電デバイスEから流れることはなくなる。また、t34〜t35の期間で放電電流が流れないため、出力電流Ioの立ち上がりは図3に比べて早くなる。つまり、図3では、t4から出力電流Ioが流れ始め(マイナス値)、t5でプラスに変化して上昇するが、図7では、t35から流れ始めるため、本実施例の出力電流Ioの立ち上がりは、図3に比べてt34〜t35の期間分だけ早くなる
なお、上記期間Tは、少なくともt34〜t35の期間以上とする。本実施例では出力電流Ioが設定電流Isに達するまでの長さにしている。また、充電モードでは出力電流Ioが定電流となるようにG1〜G4を出力する。
図8は、充電モードのときの全体のタイミングチャートを示す。
t40で充電モードの起動シーケンスがスタートし、t41で回路のオフセット補正と出力コンデンサC2への予備充電が終了し、PWMパルスが停止する。その直後にスイッチMCがオンし、PWMパルスが再開する。t42〜t43においては、G1、G4がオンするが、G2、G3がオフするため放電が行われない。したがって、出力電流は−側に振れることなく(放電電流として流れることなく)、急速に立ち上がる。その後、定電流制御されながら、出力コンデンサC2の電圧Vcが所定の電圧になるまで充電が実行され、t4でPWMパルスが停止される。その後、スイッチMCがオフして充電モードが終了する。
放電モードのときも同様な動作となり、t2では、出力電流は+側に振れることなく(充電電流として流れることなく)、急速に立ち下がる。
上記実施形態では、図7のt32においての誤差εによる問題を解消するために、t34以下の一定期間TにおいてG2、G3をオフしたが、他の解決方法として、予め誤差εを考慮し、t32において指令値をε分の加算した値に設定しても良い。そのようにすると、t34では、指令値が下降しないため、t34〜t35において図3に示すような放電電流が流れることを避けられる。また、スイッチング回路を、フルブリッジ接続された複数のスイッチング素子で構成したが、ハーフブリッジ接続した複数のスイッチング素子で構成することも可能である。
以上の説明は充電モードの説明だったが、放電モードのときも同様である。すなわち、放電モードでは、t34〜t35の期間で充電電流が流れるようになるため、この期間において充電モードの動作とならないようにPWMパルスを生成する。このときにオフするPWMパルスはG1、G4である。
Q1〜Q4−スイッチング素子
D1〜D4−フリーホイールダイオード
L1、L2−インダクタ
C1−電圧源コンデンサ
C2−出力コンデンサ
MC−スイッチ
E−蓄電デバイス

Claims (3)

  1. DC電源に入力側が接続され、ブリッジ接続された複数のスイッチング素子、及び各スイッチング素子に並列に接続されたフリーホイールダイオードを含むスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路の出力側に直列に接続されるインダクタ及び並列に接続される出力コンデンサと
    試験用の充放電用コンデンサと前記インダクタ間に直列に接続されるスイッチと、
    前記出力コンデンサ、前記充放電用コンデンサの各電圧、及び前記充放電用コンデンサに流れる出力電流の大きさを検出するセンサと、
    前記複数のスイッチング素子の制御端子に接続され、指令値に対応した出力電圧となるように、前記センサの出力を参照して充電モード又は放電モードのPWMパルスを生成して前記制御端子に出力する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は次の制御を行うことを特徴とする充放電装置。
    (1)前記充電モードの起動時において、前記指令値は、前記スイッチをオンする前に前記出力コンデンサの電圧Vcと前記充放電用コンデンサの電圧Voが一致すると判定するまで変化させ、それらの電圧Vc、Voの一致判定時にPWMパルス出力を停止し、次いで前記スイッチをオンする。
    (2)前記(1)の動作後、一定時間だけ放電モードの動作とならないように前記PWMパルスを生成する。
    (3)前記(2)の動作後、前記充放電用コンデンサの電圧Voが予め設定した目標電圧になるように前記指令値を変化させ、目標電圧に達したときにPWMパルス出力を停止する。
  2. 前記制御部は、さらに次の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の充放電装置。
    (4)前記放電モードの起動時において、前記指令値は、前記スイッチをオンする前に前記出力コンデンサの電圧Vcと前記充放電用コンデンサの電圧Voが一致するまで変化させ、それらの電圧Vc、Voの一致検出時にPWMパルス出力を停止し、次いで前記スイッチをオンする。
    (5)前記(4)の動作後、一定時間だけ充電モードの動作とならないように前記PWMパルスを生成する。
    (6)前記(5)の動作後、前記充放電用コンデンサの電圧Voが予め設定した目標電圧になるように前記指令値を変化させ、目標電圧に達したときにPWMパルス出力を停止する。
  3. 前記複数のスイッチング素子は、上位アームの第1スイッチング素子Q1、下位アームの第2スイッチング素子Q2、上位アームの第3スイッチング素子Q3、下位アームの第4スイッチング素子Q4で構成され、これらのスイッチング素子がフルブリッジ接続され、
    前記制御部は、前記第1スイッチング素子Q1と前記第2スイッチング素子Q2を交互にオンする周期を繰り返し、これより半周期遅れて、前記第4スイッチング素子Q4と前記第3スイッチング素子Q3を交互にオンする周期を繰り返すPWM制御を行う、請求項1又は2に記載の充放電装置。
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