JP3525513B2 - 分析装置 - Google Patents

分析装置

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JP3525513B2
JP3525513B2 JP26196294A JP26196294A JP3525513B2 JP 3525513 B2 JP3525513 B2 JP 3525513B2 JP 26196294 A JP26196294 A JP 26196294A JP 26196294 A JP26196294 A JP 26196294A JP 3525513 B2 JP3525513 B2 JP 3525513B2
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、複数種類の分析処理
が実行可能な分析機器を備えた分析装置に係り、特に、
所望の分析処理を実行するための設定データを設定する
技術に関する。 【0002】 【従来の技術】最近では、複数種類の分析処理を実行で
きる多機能型の分析装置がユーザーに提供されつつあ
る。この種の分析装置で分析処理を実行するためには、
分析処理に応じた分析機器に対する駆動制御データや分
析処理後のデータ処理に必要な処理データ等の各種の設
定データを、ユーザーが希望する分析処理に応じて設定
する必要がある。この設定データを設定するための設定
装置は、従来、多数枚の設定画面から行なえるように構
成されている。これら各設定画面は、例えば、分析機器
を構成する各機器へ設定データを設定するための各機器
ごとの設定画面や、データ処理の処理項目ごとに設定デ
ータを設定するための処理項目ごとの設定画面などで構
成されている。また、各種の分析処理のデータ設定に共
用できるように、1枚の設定画面には複数個の設定デー
タ項目が用意され、分析処理に応じて、必要なデータを
選択して設定できるような設定画面もある。 【0003】上記のような従来例の設定装置によるデー
タ設定は、ユーザー(操作者)が、所望の分析処理を決
め、次に、その分析処理に必要な設定データが何である
かを考えて決め、そして、必要な設定データを設定する
ための設定画面を探しながら順次呼び出してCRTに表
示し、それら設定画面からキーボードやマウスなどの入
力装置で必要な設定データを順次設定していく。このと
き、ある設定画面では、その画面で設定できるデータ項
目に、ユーザーが希望する分析処理には不要なデータ項
目が含まれていることがあるので、ユーザーは、そのよ
うな設定画面の中から自身が希望する分析処理に必要な
データ項目を選択し、そのデータの設定を行う場合もあ
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の設定装置の場合、操作者は、
所望の分析処理を実行する前に、これから行う分析処理
に必要な設定データが何であるかを考えながら、必要な
設定画面を探しながら順次呼出し、場合によっては呼び
出した設定画面の中から必要なデータ項目を選択して、
設定データを設定していかなければならず、分析装置の
操作に不慣れな操作者にとっては、設定データの設定が
容易に行えないという問題がある。 【0005】また、ある分析処理に対する設定データの
設定操作に慣れた操作者であっても、他の分析処理に対
する設定データの設定操作に不慣れであると、他の分析
処理が行えないことになり、分析装置で実行できる各種
の分析処理を実行できるようになるためには、装置の操
作にかなり熟練しなければならず、そのような熟練者で
ない操作者にとっては、分析装置を充分に使いこなせな
いという問題もある。 【0006】さらに、熟練した操作者であっても、これ
から行う分析処理に必要な設定データが何であるかを考
え、必要な設定画面を呼出しながら操作を行うなどの必
要があり、また、これら呼び出す設定画面が多数になる
こともあり、データの設定が面倒である。 【0007】また、化学的知識や物理的知識などを有
し、分析処理に必要な情報も持ち、例えば、試料中の構
成元素を知りたいという漠然とした目的を持っている
が、分析処理に詳しくないユーザーなどは、自身が目的
とする分析処理が何であるかを特定できず、そのため、
その分析処理に必要な設定データの設定が行えない。す
なわち、従来装置では、必要な知識や情報を持ち、目的
を持っているにもかかわらず、目的とする分析処理が行
えないという不合理な結果も招いていた。 【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、簡単な操作で所望の分析処理に必要
な設定データの設定を行うことができる設定手段を備え
た分析装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本願発明者らは、上述の
ような目的を達成するために、熟練した操作者等に、設
定データの設定の手順等について度重なるインタビュー
を試みた結果、各種の分析処理に必要なデータの設定手
順をまとめていくと、これら各設定手順を木構造的に整
理できることが判明した。また、この木構造的に整理さ
れた設定手順に沿って所望の分析処理に到る過程で、操
作者が選択しようとしている分析処理が絞られてくるの
で、必要な設定データの一部が必然的に決まっていき、
その設定データを自動的に設定することが可能であるこ
とも判明した。そこで、本願発明者らは、このような研
究の結果に基づき、所望の分析処理に必要な設定データ
を簡単な操作で設定することができる設定手段を備えた
次のような分析装置を発明した。 【0010】すなわち、この発明に係る分析装置は、複
数種類の分析処理が実行可能な分析機器と、所望の分析
処理を実行するために、前記分析機器に対する駆動制御
データや分析処理後のデータ処理に必要な処理データ
(以下、これらのデータを「設定データ」という)を設
定する、少なくとも表示手段と入力手段とを備えた設定
手段と、前記設定された設定データに従って前記分析機
器を駆動制御したりデータ処理を行う分析処理制御手段
とを備えた分析装置において、前記設定手段は、(a)
操作者が選択し得る各種の分析処理に到るまでの少なく
とも一部の過程を木構造的に整理した選択推移情報を記
憶した選択推移情報記憶手段と、(b)前記選択推移情
報の分岐点において、操作者に選択情報を提供するとと
もに、その分岐点における選択結果を前記入力手段で指
示するための選択指示部を備えた、前記各分岐点ごとの
複数枚のチャート画面を、前記表示手段へそれぞれ表示
するためのチャート画面表示データを記憶したチャート
画面表示データ記憶手段と、(c)前記各チャート画面
での選択により、操作者による設定データの設定が必要
となったとき、その設定データを前記入力手段から設定
させる設定画面を、前記表示手段に表示するための設定
画面表示データを記憶した設定画面表示データ記憶手段
と、(d)前記チャート画面での選択により、自動的に
決定できる設定データを記憶した自動設定データ記憶手
段と、(e)前記分析処理制御手段に与える設定データ
を記憶しておくための供給データ記憶手段と、(f)前
記チャート画面表示データに基づき所定のチャート画面
を前記表示手段に表示するとともに、前記設定画面表示
データに基づき所定の設定画面を前記表示手段に表示
し、これら画面の表示は、まず、最初のチャート画面を
前記表示手段に表示し、そのチャート画面での操作者の
選択結果に応じ、前記選択推移情報に従って、次のチャ
ート画面、または、設定画面を前記表示手段に表示し、
設定画面を表示したときには、その設定画面での操作者
による設定データの設定後、それに続く次のチャート画
面を前記表示手段に表示し、次に表示されたチャート画
面での操作者の選択結果と、前記選択推移情報とに従っ
て、同様に、次のチャート画面、または、設定画面を表
示するというように、表示中のチャート画面での操作者
の選択結果と、前記選択推移情報とに従って、順次、チ
ャート画面、または、設定画面を前記表示手段に表示し
ていき、かつ、前記表示手段に表示したチャート画面で
の選択により、自動的に決定できる設定データを前記自
動設定データ記憶手段から読み出して前記供給データ記
憶手段に記憶していくとともに、設定画面を表示したと
きには、その設定画面で設定された設定データを前記供
給データ記憶手段に記憶していく設定制御手段とを含ん
で構成されており、(g)さらに、前記設定制御手段
は、操作者による設定データの設定の際において、残り
の設定データの設定手順を操作者に提示するためのプロ
セスフロー画面を、操作者からの入力指示に応じてまた
は常時に、前記表示手段に表示させることを特徴とする
ものである。 【0011】 【作用】この発明の作用は次のとおりである。設定制御
手段は、木構造的に整理された選択推移情報の最初の分
岐点に対応する最初のチャート画面を、チャート画面表
示データに基づき、表示手段に表示する。操作者は、そ
のチャート画面の選択情報を参照して、その分岐点にお
ける選択結果を入力手段から、チャート画面の選択指示
部に対して指示する。次に、設定制御手段は、自動設定
データ記憶手段を検索し、先のチャート画面での操作者
の選択により、自動的に決定できる設定データがあれ
ば、それを、供給データ記憶手段に記憶する。そして、
設定制御手段は、先のチャート画面において、操作者が
選択指示した結果につながる、選択推移情報の次の分岐
点を、選択推移情報から知り、その分岐点に対応する次
のチャート画面をチャート画面表示データに基づき表示
手段に表示する。ただし、先のチャート画面での操作者
による選択指示により、設定データの設定が必要となっ
たときには、設定制御手段は、必要になった設定データ
を設定するための設定画面を、設定画面表示データに基
づき、表示手段に表示し、その設定画面に従って、操作
者により必要な設定データが入力手段から設定される
と、そのデータを供給データ記憶手段に記憶してから、
その設定画面につながる次のチャート画面を表示する。
そして、操作者は、次に表示されたチャート画面でも、
先のチャート画面と同様に、そのチャート画面の選択情
報を参照して選択結果を指示する。設定制御手段は、上
述と同様に、その選択結果に応じて、自動的に設定でき
る設定データを供給データ記憶手段に記憶し、さらに、
その選択結果と選択推移情報とに従い、上述と同様に、
その次のチャート画面を表示、または、設定画面を経て
次のチャート画面を表示する。また、この設定制御手段
は、操作者による設定データの設定の際において、残り
の設定データの設定手順を操作者に提示するためのプロ
セスフロー画面を、操作者からの入力指示に応じてまた
は常時に、表示手段に表示させる。以後、同様の制御を
繰り返す。 【0012】 【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係る分析装置
の概略構成を示すブロック図である。 【0013】図中、符号1は複数種類の分析が実行可能
な分析機器を示し、この分析機器1には、設定手段およ
び分析処理制御手段に相当するコンピュータ2が接続さ
れている。コンピュータ2は、分析処理に必要な設定デ
ータを操作者に設定させ、分析処理に必要な設定データ
が設定されると、その設定データに従って分析処理(設
定データに従った分析機器1の駆動制御や分析処理後の
データ処理等)を実行する。 【0014】コンピュータ2は、CPU(中央処理装
置)11、主記憶装置12、ハードディスク等の補助記
憶装置13、表示手段としてのCRT14、入力手段と
してのK/B(キーボード)15やマウス16等を備え
ている。 【0015】補助記憶装置13には、OS(オペレーテ
ィング・システム)21や、後述する設定制御プログラ
ム22、分析制御プログラム23、選択推移情報24、
チャート画面表示データ25、設定画面表示データ2
6、自動設定データ27等が予め記憶されており、ま
た、設定された設定データを記憶しておくための設定デ
ータ記憶エリア28も設けられている。この補助記憶装
置13は、この発明における選択推移情報記憶手段、チ
ャート画面表示データ記憶手段、設定画面表示データ記
憶手段、自動設定データ記憶手段、供給データ記憶手段
に相当する。 【0016】OS21は、周知のように、コンピュータ
2の電源がONされると、主記憶装置12に読み出さ
れ、OS21を構成するプログラムがCPU11で実行
されて、コンピュータ2が立ち上がる。また、OS21
は、K/B15やマウス16からのデータや指示等の入
力制御や、CRT14への表示制御、補助記憶装置13
に対するデータやプログラム等の読み出し・書込み制御
等の管理を行い、設定制御プログラム22や分析制御プ
ログラム23の起動指示が行われると、これらプログラ
ム22、23を、補助記憶装置13から主記憶装置12
に読み出して実行させることも行う。 【0017】設定制御プログラム22は、後述するよう
に操作者による設定データの設定処理を制御するための
プログラムであり、このプログラムが起動されると、主
記憶装置12に読み出され、そのプログラムがCPU1
1により実行される。なお、この設定制御プログラム2
2やCPU11、主記憶装置12等は、この発明におけ
る設定制御手段を構成する。 【0018】また、分析制御プログラム23は、操作者
により設定された設定データに従って分析機器1を駆動
制御したり、分析処理後のデータ処理を実行するための
プログラムであり、このプログラムが起動されると、主
記憶装置12に読み出され、そのプログラムがCPU1
1により実行される。なお、この分析制御プログラム2
3やCPU11、主記憶装置12等は、この発明におけ
る分析処理制御手段を構成する。 【0019】選択推移情報24は、図2に示すような、
操作者が選択し得る各種の分析処理に到るまでの過程を
木構造的に整理したデータである。この選択推移情報2
4は、分析装置に熟練した操作者等にインタビューした
結果に基づき、分析装置で実行できる各種の分析処理ご
とに、必要な設定データの設定手順をつなぎ合わせ、こ
れら各分析処理に対する設定手順を木構造的に整理した
ものである。なお、図中のC***(*は数字)は、木
構造の分岐点に対応するチャート画面の番号であり、D
***(*は数字)は、チャート画面での選択により、
必要になった設定データを設定するための設定画面の番
号、S***(*は数字)は、操作者が最終的に選択す
る分析処理、すなわち、分析装置で実行可能な分析処理
である。 【0020】なお、選択推移情報24は、図2に示す木
構造の状態で、補助記憶装置13に記憶されているわけ
ではなく、チャート画面の選択に続く画面(の種類と番
号)がプログラムで検索できるような、所定のファイル
形式(例えば、表計算処理に使用されている表形式のフ
ァイルなど)で記憶されている。 【0021】チャート画面表示データ25は、上記選択
推移情報24のC***の、後述するようなチャート画
面をCRT14に表示するためのデータである。 【0022】設定画面表示データ26は、上記選択推移
情報24のD***の、後述するような設定画面をCR
T14に表示するためのデータである。 【0023】自動設定データ27には、各チャート画面
の各選択ボタン(後述する)が選択されたときに、自動
的に設定できる設定データを、各チャート画面の各選択
ボタンごとに整理して、所定のファイル形式(例えば、
表形式など)で記憶している。なお、あるチャート画面
のある選択ボタンが選択されたとき、自動的に設定でき
るデータがないときには、そのチャート画面のその選択
ボタンに対する設定データは何も記憶されていない。 【0024】設定データ記憶エリア28は、後述するよ
うに、チャート画面での選択により自動的に設定できる
設定データや、設定画面で設定された設定データを記憶
しておくための場所であり、設定制御プログラム22と
分析制御プログラム23との間で設定データを受け渡す
ために設けられている。従って、設定制御プログラム2
2と分析制御プログラム23との間で設定データの受渡
しが可能であれば、例えば、設定データ記憶エリア28
を主記憶装置12に設けてもよい。 【0025】なお、CRT14に表示される各画面の表
示制御は、例えば、ウインドゥを開いてそこに所定の画
面を複数枚同時に表示するようにしてもよいし、各画面
の表示エリアを予め決めておき、各画面ごとの表示エリ
アに表示タイミングごとに表示してもよいし、各画面を
単に表示順に従って表示更新するようにしてもよい。 【0026】次に、上述の構成を有する分析装置の動作
を説明する。まず、コンピュータ2の電源がONされる
と、OS21が読み出されて実行されコンピュータ2が
立ち上がる。この状態で、操作者は、設定制御プログラ
ム22の起動をOS21に指示すると、設定制御プログ
ラム22が主記憶装置12に読み出され、以下の設定デ
ータの設定処理が開始される。 【0027】設定処理が開始されると、まず、設定制御
プログラム22(CPU11)は、選択推移情報24の
最初の分岐点に対応するC001のチャート画面(図2
参照)をCRT14に表示する。このチャート画面は、
例えば、図3のような構成である。図中の符号SJで示
すエリアに選択情報が表示され、符号SSで示すエリア
に表示された選択ボタンB1〜Bn(図では、n=4)
は、選択結果を指示するためのボタン(選択指示部に相
当する)である。選択情報には、例えば、化学や物理等
の知識等を有していれば、分析処理について詳しくなく
とも即答できるような質問とその答え(選択肢)とを線
図で結び、各質問に答えていくと、必然的に1個の選択
ボタンB1〜B4に到達するような情報で構成されてい
る。操作者は選択情報を参照して、どの選択ボタンB1
〜B4を選択するかを決め、決定した選択ボタンB1〜
B4のいずれかをマウス16またはK/B15等で選択
指示する。 【0028】これにより、設定制御プログラム22(C
PU11)は、まず、選択されたボタンによって自動的
に設定できるデータがあるか否かを、補助記憶装置13
に記憶された自動設定データ27から検索し、設定でき
るデータがあれば、そのデータを設定データ記憶エリア
28に記憶する。なお、そのチャート画面の選択された
選択ボタンに対する設定データが自動設定データ27に
記憶されていない場合には、設定データ記憶エリア28
へのデータの記憶は行わない。 【0029】そして、設定制御プログラム22(CPU
11)は、選択されたボタンに続くチャート画面、また
は、設定画面を、選択推移情報24から検索し、次のチ
ャート画面、または、設定画面をCRT14に表示す
る。例えば、図2の選択推移情報24では、選択ボタン
B1が選択されるとチャート画面C002を表示し、選
択ボタンB2が選択されるとチャート画面C003を表
示し、選択ボタンB3が選択されると設定画面D001
を表示し、選択ボタンB4が選択されると設定画面D0
02を表示する。 【0030】チャート画面C002やC003は、選択
ボタンB1、B2の選択に続く次の分岐点にそれぞれ対
応するチャート画面であり、次の選択情報と選択用のボ
タンを備えた図3と同様の構成(ただし、各画面ごとに
選択情報や選択ボタンの数、それらのレイアウト等は異
なる)の画面である。 【0031】また、設定画面D001やD002は、選
択ボタンB3、B4の選択により必要となった設定デー
タを設定するための、例えば、図4に示すような構成
(ただし、各画面ごとに設定項目やレイアウト等は異な
る)の画面である。操作者は、この設定画面の設定項目
(図では、項目1〜5)をK/B15等を使って設定
し、設定ボタンSBをマウス16等で指示して設定した
データを確定すると、設定制御プログラム22(CPU
11)は、設定された設定データを、設定データ記憶エ
リア28に記憶する。 【0032】そして、設定制御プログラム22(CPU
11)は、表示した設定画面D***に続く次のチャー
ト画面(設定画面D001のときはチャート画面C00
4、設定画面D002のときはチャート画面C005)
を、選択推移情報24から検索し、次のチャート画面を
表示する。 【0033】各チャート画面C002〜C005におい
ても、上述と同様の処理が繰り返され、選択結果に応じ
て、設定制御プログラム22(CPU11)は、自動的
に設定できる設定データがあればその設定データを設定
データ記憶エリア28に記憶していき、次のチャート画
面、または、設定画面を表示する。このようにして、操
作者は、CRT14に順次表示されるチャート画面にお
いて選択情報を参照して選択ボタンを選択していくこと
により、目的とする分析処理S***の一つに誘導さ
れ、この過程で、選択した分析処理S***に必要な設
定データが全て設定データ記憶エリア28に記憶され
る。 【0034】ここで、操作者による選択の推移の一例を
図5(a)に示す。ここでは、操作者は、チャート画面
C**1〜C**4で斜線で示す選択ボタン、すなわ
ち、チャート画面C**1、**2ではB2、チャート
画面C**3、**4ではB3を指示したものとする。
また、図5(b)は、図5(a)の推移に関する選択推
移情報24の一部を示し、操作者は、図5(b)の太線
に沿って選択推移したことを示す。 【0035】そして、最終的に一つの分析処理S***
に到ると、上記したようにその分析処理S***に必要
な設定データが全て設定データ記憶エリア28に記憶さ
れ、これにより、設定処理が完了する。 【0036】設定処理が完了すると、操作者は分析制御
プログラム23の起動をOS21に指示する。これによ
り、OS21は分析制御プログラム23を補助記憶装置
13から主記憶装置12に読み出し、そのプログラム2
3がCPU11で実行され分析処理が開始する。このと
き、上記設定処理で設定された結果である設定データ記
憶エリア28内に記憶された設定データに従い分析処理
が実行される。 【0037】上述したように、この実施例によれば、操
作者の選択の結果順次CRT14に表示されるチャート
画面や設定画面に従い、選択ボタンでの指示や、必要な
データの設定を繰り返すことで、操作者は、目的とする
分析処理に誘導され、その選択の過程で、選択した分析
処理に必要な設定データが全て設定されることになるの
で、従来装置のように、目的とする分析処理に必要な設
定データの設定手順をを自身で決めて、必要な設定デー
タを設定するための設定画面を探しながら順次呼出し、
データの設定を行う必要がなく、操作に不慣れな操作者
であっても、目的とする分析処理の設定データを設定す
ることができる。また、熟練した操作者に対しては、設
定データの設定が一層簡単になった。さらに、必要な知
識等を有しているが、分析処理に詳しくない操作者等で
あっても、チャート画面の選択情報に従って選択ボタン
を指示するだけで、目的とする分析処理に誘導され、そ
の処理に必要な設定データの設定が行なえる。 【0038】なお、図3に示すチャート画面の選択情報
は、2個の質問Q1、Q2があるので、これらを細分し
て選択推移情報24を図6(a)に示すように構成し、
これに対して、図3のチャート画面を2個に細分した、
図6(b)、(c)に示す2個のチャート画面C001
−1、C001−2を用意して設定処理を行うことも可
能である。なお、チャート画面C001−1の選択ボタ
ンB1を指示すると、チャート画面C002が表示さ
れ、同じくチャート画面C001−1の選択ボタンB
2、B3を指示すると、チャート画面C001−2、設
定画面D002が表示され、また、チャート画面C00
1−2の選択ボタンB1を指示すると、チャート画面C
003が表示され、チャート画面C001−2の選択ボ
タンB2を指示すると、設定画面D001が表示され
る。これは、選択推移情報24を構築する際に、分岐点
をどこにとるかなど、その構築のやり方によって同じ分
析装置であっても、複数の選択推移情報24を構築でき
ることを意味する。従って、選択推移情報24等は、例
えば、図2、図3のように構成してもよいし、図6のよ
うに構成してもよい。ただし、選択推移情報24は、操
作者の選択がより容易になるように構成することが好ま
しい。従って、図3のように、ある程度の選択分岐を1
つにまとめてチャート画面を構成する方が、画面更新の
回数が減らせるし、操作者に対しては、選択分岐の流れ
をまとまった単位ごとに認識でき、操作者にとっては選
択の経過が理解し易くなるので、図2、図3に示す構成
のものの方が、図6のように余りに細分化した構成のも
のよりも好ましい。 【0039】また、チャート画面の選択情報は、図3に
示すチャート画面の選択情報のように、質問と答え(選
択肢)とを文字と線図で表した構成のものに限らず、文
字のみで文章化して選択情報を構成してもよい。ただ
し、図3のように、文字と線図などで選択情報を構成す
ると、操作者には視覚的に内容を理解させることができ
るので、単に文書化して選択情報を構成するよりも好ま
しい。 【0040】次に、上述した実施例装置の変形例をいく
つか紹介する。なお、以下に紹介する各機能を付設する
ためには、各機能を実行するための処理手順を設定制御
プログラム22に付加する等で対応すればよい。 【0041】まず、選択(データの設定)を最初からや
り直すためのリセット機能を設ける。これは、例えば、
図7に示すように、各チャート画面に操作ボタンOBを
設け、このいずれかのボタンOBにリセット機能を割り
付け、そのボタンOBをマウス16等で指示することに
より、現在表示中のチャート画面から最初のチャート画
面に表示切り替えするとともに、設定データ記憶エリア
28に記憶した設定データをクリアする。これにより、
操作者は選択の途中で誤りに気付いたとき、設定処理を
最初からやり直すことが可能となり一層便利になる。な
お、リスタートを指示したとき、それを確認するための
画面を表示し、1クッションおいてリスタート処理を行
なえば、操作誤りなどを防止できる。 【0042】また、設定画面についても、同様に、リセ
ット機能を指示するための操作ボタンを設け、設定画面
から設定処理をやり直せるようにしてもよい。 【0043】次に、現在表示中のチャート画面の1つ前
のチャート画面に戻るバック機能を設ける。これも図7
に示すように操作ボタンOBを設け、そのいずれかにバ
ック機能を割り付け、そのボタンOBをマウス16等で
指示することにより、現在表示中のチャート画面から1
つ前のチャート画面に表示切り替えするとともに、バッ
クする先のチャート画面を選択するまでに設定されたデ
ータ以外のデータを設定データ記憶エリア28からクリ
アする。これにより、操作者は選択の途中で前のチャー
ト画面での選択が誤りであったことに気付いたとき、上
記リセットしなくても1つ前のチャート画面に戻ってそ
こから設定処理をやり直すことができる。 【0044】また、設定画面についても、同様に、バッ
ク機能を指示するための操作ボタンを設け、設定画面か
らその設定画面の1つ前のチャート画面に戻ってそこか
ら設定処理をやり直せるようにしてもよい。 【0045】なお、例えば、2つ前や3つ前のチャート
画面に戻ってそこから設定処理をやり直したい場合に
は、上記バック機能で順次チャート画面をバックさせて
もよいが、例えば、任意のチャート画面にいっきに戻っ
て、そこから設定処理をやり直せるような機能を設けて
もよい。 【0046】次に、設定処理中において、現在の設定デ
ータの設定状況を表示するためのモニター画面を表示す
る機能を設ける。このモニター画面は、例えば、図8に
示すように、設定済のデータを表示するとともに、これ
から設定するであろう設定データ項目(この項目のデー
タは未設定であるので、空白や”−−−”で表示)を表
示する。設定済のデータは、設定データ記憶エリア28
に記憶されたデータを読み出して編集し、これから設定
するであろう設定データ項目は、選択の過程で、これか
ら設定されるであろう設定データ項目を予測し、その設
定データ項目を表示する。また、図7に示すように操作
ボタンOBを設け、そのいずれかに上記モニター画面を
表示させる指示機能を割り付け、操作者がそのボタンO
Bをマウス16等で指示することにより、モニター画面
が編集され、CRT14に表示されるように構成する。
これにより、操作者は、現在のデータの設定状況を認識
することができ、また、後どれくらいのデータを設定す
ればよいかを把握することができる。なお、図8のモニ
ター画面は、後述する蛍光X線分析装置において発明者
が試作した画面例を示し、選択が進むに従って、設定デ
ータ項目が埋まる一方、これから設定するであろう設定
データ項目が増えている状況を示している。 【0047】また、例えば、図9に示すように、CRT
14の表示エリアDAに、チャート画面を表示するため
のエリアCA、設定画面を表示するためのエリアSA、
モニター画面を表示するためのエリアMAを決め、モニ
ター画面をエリアMAに常に表示し、チャート画面での
選択や設定画面でのデータ設定が行われるたびにモニタ
ー画面の内容をリアルタイムに編集するように構成すれ
ば、操作者は、現在のデータの設定状況の認識などを常
に行うことができる。 【0048】次に、図10に示すような確認チャートを
表示する機能を設ける。例えば、上級者が行うような、
あまり一般的でない分析処理を選択できるように構成し
た場合等において、一般のユーザーがその特殊な分析処
理を選択したとき、操作者の注意を喚起し、その選択で
良いか否かを確認させ、誤った選択を未然に防止するこ
とが好ましい。そこで、あるチャート画面での選択の結
果、特殊な分析処理に進む場合に、次のチャート画面を
表示する前に上記のような確認チャートを表示する。こ
の確認チャートが表示されると、操作者はそのメッセー
ジを確認し、1つ前のチャート画面での選択で良いか否
かを判断し、選択をやり直すのであれば、前のチャート
画面に戻るためのボタンB1をマウス16等で指示して
1つ前のチャート画面に戻って選択のやり直しを行い、
一方、選択をやり直さないのであれば、次のチャート画
面に進むためのボタンB2をマウス16等で指示して、
次のチャート画面を表示させる。なお、図10の確認チ
ャートは、後述する蛍光X線分析装置において発明者が
試作した画面例を示している。 【0049】また、必要な箇所で確認チャートを表示さ
せるためには、選択推移情報24を図11のように構成
する。図11中のK***(*は数字)は確認チャート
の番号である。そして、選択推移情報24の推移に従っ
て、あるチャート画面C**1での選択で、B3が選択
されると、それに続く確認チャートK***を表示し、
さらに、確認チャートK***で1つ前のチャート画面
C**1に戻る指示がされると、その確認チャートK*
**の1つ前のチャート画面C**1が表示され、一
方、その確認チャートK***で次のチャート画面C*
*2に進む指示がされると、その確認チャートK***
に続く次のチャート画面C**2が表示される。 【0050】次に、図12に示すような軌道修正チャー
トを表示する機能を設ける。例えば、後述する蛍光X線
分析装置等において、選択が進み、操作者の目的や試料
の性質などが明らかになるにつれ、操作者の要望する分
析方法が手持ちの試料に適用できないことが判明したと
き、その軌道を修正、すなわち、適切な選択の経路に移
る必要がある。このような場合に、この軌道修正チャー
トを表示して、操作者に現状を説明するとともに、可能
な選択肢を示し、その選択肢(ボタンB1、B2)を選
択してもらうことにより、適切な経路への変更を可能に
する。これにより、手持ちの試料等に最適な分析処理に
誘導されることができる。 【0051】ところで、上述の実施例や変形例では、選
択推移情報24を操作者が選択し得る各種の分析処理に
到るまでの過程を木構造図的に整理し、チャート画面等
によって、操作者を分析装置で実行できる分析処理まで
誘導するように構成しているが、例えば、操作者が選択
し得る各種の分析処理に到る途中の過程までを木構造的
に整理して選択推移情報24を構築し、例えば、操作者
の目的とする分析処理がある程度まで絞り込めるまで、
操作者をチャート画面等で誘導するように構成してもよ
い。このように構成しても、操作者が設定すべきデータ
の一部(チャート画面などで設定されるデータ)の設定
が従来装置よりも簡単になるし、操作者が目的とする分
析処理をある程度絞り込めるので、以後どのような設定
データを設定すればよいかがある程度絞り込め、残りの
設定データの設定も容易になる。また、データの設定手
順が複雑で、不慣れな操作者にとってそのデータの設定
が難しいと考えられる設定データの設定を、上述したよ
うにチャート画面等で設定できるように構成すれば、残
りのデータは単に機械的に設定できるので、不慣れな操
作者などへの負担は軽減される。 【0052】なお、上述のように構成したときには、残
りの設定データを設定するための複数個の設定画面をC
RT14に表示するための設定画面表示データを補助記
憶装置13に記憶しておき、設定制御プログラム22
は、操作者により指定された設定画面を前記設定画面表
示データに基づきCRT14に表示させる動作をも行え
るように構成される。なお、設定された残りの設定デー
タは、設定データ記憶エリア28に記憶される。 【0053】また、例えば、残りのデータの設定をより
簡単に行うために、次のような機能を設けてもよい。す
なわち、残りの設定データの設定手順を示す、図13の
ようなプロセスフロー画面をCRT14に表示し、残り
のデータの設定手順を操作者に提示する。図13中の符
号G1、G2、…は、残りの設定データを設定するため
の設定画面を文字、線図で示した絵図であり、これら絵
図の間を結ぶ矢印で設定画面の呼出し順(すなわち、設
定データの設定順)を示している。なお、図13では、
設定画面の呼出し順は、基本的に上から下への流れで示
し、左右に表示される画面は画面間の主従関係を示し、
左が主(親画面)、右が従(子画面、孫画面)を示して
いる。 【0054】操作者は、このプロセスフロー図を参照し
ながら、以後に必要な設定データを設定する手順を把握
し、それに沿って設定画面を順次呼び出して、必要なデ
ータを設定していく。これにより、操作者は残りのデー
タの設定がより簡単になる。なお、図13では、画面
1、5、4、3、2、6、8、7、9、…(G1、G
5、G4、G3、G2、G6、G8、G7、G9、…)
の順で設定画面を呼び出す。また、プロセスフローが1
画面内に表示できないときは、スクロールしたり、適宜
表示更新するように構成すればよい。 【0055】このような機能を実現するためには、チャ
ート画面等で選択された最終結果(図2のS***に相
当するが、ここでは、最終的な分析処理を選択するまで
の途中過程の選択結果)に応じた複数種類のプロセスフ
ロー画面をCRT14に表示するためのプロセスフロー
画面表示データを補助記憶装置13に記憶しておき、設
定制御プログラム22は、チャート画面等の選択の最終
的な選択結果に応じた残りの設定データを設定する設定
画面の呼出し順を示すプロセスフロー画面をCRT14
に表示する処理を行うように構成される。 【0056】なお、このプロセスフロー画面は、CRT
14の所定の表示エリアに補助的に常に表示されるよう
にしてもよいし、操作者がマウス16等で指示すること
により、必要に応じて呼び出されてCRT14に表示さ
せるように構成してもよい。 【0057】また、上記機能をより充実させるために、
図12のG1、G2、…をそれぞれ指示ボタンで構成
し、これら指示ボタンをマウス16等で指示することに
より、指示された設定画面を呼び出すように構成しても
よい。さらに、例えば、各設定画面がウインドゥ上に表
示され、複数枚の設定画面が重ねて表示されているよう
な場合には、指示された設定画面を最前面に表示させる
ようにしてもよい。 【0058】また、図14に示すような、プロセスフロ
ーPRFとパートフローPTFとを備えたガイド画面を
CRT14に表示するように構成してもよい。このガイ
ド画面では、プロセスフローPRFの各設定画面を四角
で示して、これら四角を線でつないで、設定画面のおお
まかな流れを示しており、このプロセスフローPRFの
一部を拡大して表示したのがパートフローPTFであ
る。パートフローPTFの各設定画面は、文字と線図で
各設定画面の画面名などを表したボタンで構成されてお
り、この画面(ボタン)を指示することにより、その画
面に対応した設定画面を呼び出すことができる。パート
フローPTFに表示される設定画面は、プロセスフロー
PRFの設定手順の流れにおいてあるまとまった設定作
業単位の画面群を、パートフローPTFとして表示し、
現在表示されているパートフローPTFは、図の斜線で
示されているようにプロセスフローPRFに強調表示
(例えば、反転表示やカラー表示可能なCRT14であ
れば色を変えて表示:以下の強調表示も同じ)される。
この画面にはプロセスフローPRFの名称と、現在表示
中のパートフローPTFの名称が表示され、また、画面
のボタンGBを指示すると、パートフローPTFについ
ての説明画面がCRT14に表示されるように構成され
ている。また、K/B15の所定のキー(例えばコント
ロールキー)を押しながらマウス16でパートフローP
TFの任意の設定画面を指示すると、指示された設定画
面についての説明画面がCRT14に表示される。さら
に、ボタンDBを指示すると、現在表示されているパー
トフローPTFの次の作業単位のパートフローPTFに
表示更新され、それに伴いプロセスフローPRFの強調
表示も更新される。例えば、図14(a)から同図
(b)に表示更新される。ボタンUBを指示すると、そ
れと逆に、現在表示されているパートフローPTFの前
の作業単位のパートフローPTFに表示更新される。 【0059】また、現在、CRT14に表示中の設定画
面に対応するパートフローPTFまたは/およびプロセ
スフローPTFのボタン、四角が強調表示するように構
成してもよいし、さらに、設定済の設定画面に対応する
パートフローPTFまたは/およびプロセスフローPR
Fのボタンや四角が強調表示するように構成してもよ
い。 【0060】このような機能を実現するためには、上記
プロセスフロー画面表示データに代えて、チャート画面
等で選択された最終結果に応じた複数種類のガイド画面
をCRT14に表示するためのガイド画面表示データを
補助記憶装置13に記憶しておき、設定制御プログラム
22は、チャート画面等の選択の最終的な選択結果に応
じた残りの設定データを設定する設定画面の呼出し順を
示すガイド画面をCRT14に表示する処理を行うよう
に構成される。 【0061】上記のように、プロセスフロー画面やガイ
ド画面を表示して操作者をガイドすることにより、残り
のデータ設定が一層簡単になる。 【0062】次に、分析装置の一つである蛍光X線分析
装置について、本願発明者らが試験的に作成した具体例
について説明する。 【0063】この具体例を説明する前に、まず、蛍光X
線分析装置の概要について簡単に説明しておく。物質を
構成する原子はそれぞれ固有の殻電子準位をもってお
り、このような物質に、X線、γ線、電子線等を照射す
ると、その物質から原子特有の性質をもつX線(特性X
線)が発生する。このX線を蛍光X線と総称し、そのエ
ネルギー(波長)は原子の内殻電子準位すなわち原子固
有の殻間遷移エネルギーに等しい。 【0064】蛍光X線分析装置は、この蛍光X線を用い
て分析対象の物質中に存在する原子の種類の解析(定性
分析)や、分析対象の物質中に存在する原子の量の解析
(定量分析)、あるいは、蛍光X線スペクトルのパター
ン比較による物質の分類、判別・確認(判定分析)等を
行う。 【0065】このような蛍光X線分析装置は、波長分散
型の装置とエネルギー分散型の装置とに大別されるが、
基本的に、分析対象の物質にX線を照射するためのX線
管等を備えたX線発生部と、X線発生部から照射された
X線により分析対象の物質から発生する蛍光X線を検出
するX線励起・検出部と、X線励起・検出部で検出され
た蛍光X線を計数し、以下のような演算によりデータ処
理を行い、その結果を記録したり出力するデータ処理部
などを備えている。 【0066】なお、データ処理部の演算は、例えば、定
性分析では、ピークフィッティング、スムージング、微
分演算、ピーク検索、バックグラウンド除去の後、同定
解析を行い、定量分析では、一般に測定された試料の蛍
光X線の強度を予め用意した標準試料のX線強度と対比
し、さらに種々の補正計算を施して含有量を算出する
(検量線法)等である。 【0067】また、波長分散型の装置は、X線回折の原
理により分光結晶とスリットを組み合わせたX線検出器
を用いて蛍光X線の波長を選別し、データ処理部ではそ
の結果に基づき所定のデータ処理を行うのに対して、エ
ネルギー分散型の装置は、半導体検出器で直接蛍光X線
を検出し、マルチチャネルアナライザでエネルギーを選
別し、データ処理部ではその結果に基づき所定のデータ
処理を行う。 【0068】この蛍光X線分析装置で所定の分析処理を
実行させるためには、例えば、X線管に供給する電圧や
電流量、コリメータの使用の有無などのハードウエアに
対する駆動制御データや、どのような種類の原子につい
て分析したいかなどの処理データ、その他、試料自体の
形態に関する情報や、試料中の共存元素による影響(励
起・吸収など)を取り除くための補正係数などの設定デ
ータを、装置に設定してやらなければならない。 【0069】本願発明者らが作成した試作装置は、これ
ら設定データの設定を容易に行うためのものである。こ
れを図15ないし図25を参照して説明する。 【0070】なお、この例では、分析処理を選択する途
中過程まで、チャート画面で操作者を誘導し、そこで、
操作者が目的としている分析処理を大まかに絞り込むと
ともに、設定が煩雑な設定データの設定をチャート画面
等で完了させておき、残りのデータ設定は図14に示し
たようなガイド画面を参照ながら行なえるように構成し
ている。また、図15ないし図25の画面は、図を簡略
化させるために必要部分以外の図示は省略しており、例
えば、各チャート画面には上記した操作ボタンOB等が
設けられ、リスタート機能やバック機能、モニター画面
の表示機能等が設けられていることを一言付しておく。 【0071】設定制御プログラム22が実行され設定処
理が開始されると、まず、最初のチャート画面に相当す
る図15に示すチャート画面がCRT14に表示され
る。操作者は、選択情報を参照して選択ボタンB1〜B
6のいずれか1つを選択指示する。ここでは、「定性分
析」(選択ボタンB1)を選択したとする。これによ
り、分析タイプが自動設定され、次に図16に示すチャ
ート画面が表示される。これに対して、操作者はそのチ
ャート画面の選択ボタンB1〜B4から1個のボタンを
選択する。ここでは、「塊状(固体,液体,ガラスビー
ト)」(選択ボタンB1)を選択したとする。これによ
り、試料形態が自動設定され、図17のチャート画面が
表示される。以後、操作者は、図17のチャート画面で
「金属」(選択ボタンB1)を選択すると、化合物形態
が自動設定されて図18のチャート画面が表示され、こ
こで、「全元素特性」(選択ボタンB2)を選択する
と、測定元素が自動設定されて図19のチャート画面が
表示され、ここで、「デフォルト条件で測定」(選択ボ
タンB3)を選択すると、図20のチャート画面が表示
され、ここで、「通常分析モード」(選択ボタンB1)
を選択すると、測定モードが自動設定させて図21のチ
ャート画面が表示され、ここで、マスク径「10mmφ」
(選択ボタンB3)と分析視野「3mmφ」(選択ボタン
B7)を選択すると、それらの設定データが自動設定さ
れて図22の設定画面が表示される。操作者は、ここで
未知試料名と分析グループ名を入力して設定ボタンSB
を指示すると、図23に示す終了画面が表示され、チャ
ート画面等による選択処理が終了する。 【0072】なお、図23の終了画面中の「QAチャー
ト」は、チャート画面等で分析処理を選択していく上述
した処理を意味し、また、「プロセスフロー図」の表示
は、上記した図14のようなガイド画面を表示すること
を意味し、さらに、「プロセスフロー表示ダイアログが
起動される」とは、上記したガイド画面を表示して、以
後の設定データの設定処理を開始することを意味する。 【0073】ここで、モニター画面を表示させると、図
24に示すように、これまでの選択等で設定された各設
定データがモニターでき、「Print...」を指示すると、
モニターの内容が図示しないプリンターに印刷される。 【0074】また、図23の終了画面中のボタンBを指
示すると、図25に示すようなガイド画面が表示され
る。ただし、ここまで絞られた分析処理では、これ以
後、プロセスフローを表示するほど多くの設定データを
設定する必要がないので、プロセスフローPRFは表示
されず、パートフローPTFのみが表示されている。パ
ートフローPTF中の「分析画面」はユーザーが直接測
定開始の指示を行うための画面であり、「試料名入力」
および「試料別編集」は測定にあたっての詳細な条件の
追加、変更などを行う場合に利用するための設定画面で
ある。また、この図25の「Print...」を指示すると、
プロセスフロー(ここではパートフロー)が図示しない
プリンターに印刷される。 【0075】なお、上記蛍光X線分析装置では、チャー
ト画面等によるデータ設定処理とガイド画面によるデー
タ設定処理とを併用しているが、この発明に係るチャー
ト画面等によるデータ設定処理のみでデータ設定処理を
行なうように構成することも可能である。 【0076】また、上記例では、この発明を蛍光X線分
析装置の設定手段に適用しているが、蛍光X線分析装置
に限らず、その他各種の分析装置にもこの発明は同様に
適用することができる。 【0077】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、操作者の選択の結果順次表示手段に表示さ
れるチャート画面や設定画面に従い、操作者は、入力手
段から選択指示や、必要な設定データの設定を繰り返す
ことで、操作者は、目的とする分析処理に向かって誘導
され、その選択の過程で、選択した分析処理に必要な設
定データが設定されていくので、従来装置のように、目
的とする分析処理に必要な設定データの設定手順を自身
で決めて、必要な設定データを設定するための設定画面
を探しながら順次呼出し、データの設定を行う必要がな
く、操作に不慣れな操作者であっても、分析処理の設定
データの設定を簡単に行なうことができる。また、熟練
した操作者に対しては、設定データの設定が一層簡単に
なり、処理効率を向上させることができる。さらに、必
要な知識等を有しているが、分析処理に詳しくない操作
者等であっても、チャート面の選択情報に従って選択指
示するだけで、目的とする分析処理に向かって誘導さ
れ、自身が目的とする分析処理を絞り込むことができ
る。さらに、プロセスフロー画面を表示して操作者をガ
イドすることができ、操作者は、残りの設定データの設
定手順数を知ることができ、現在のデータの設定状況の
認識などを行うことができ、残りのデータ設定を一層簡
単にできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例に係る分析装置の概略構成
を示すブロック図である。 【図2】選択推移情報の構成を示す図である。 【図3】チャート画面の構成を示す図である。 【図4】設定画面の構成を示す図である。 【図5】選択の推移の一例を示す図である。 【図6】選択推移情報やチャート画面の変形例を説明す
るための図である。 【図7】チャート画面に操作ボタンを設けた構成を示す
図である。 【図8】モニター画面の構成を示す図である。 【図9】各画面の表示エリアを示す図である。 【図10】確認チャートの構成を示す図である。 【図11】確認チャートを表示させる場合の選択推移情
報の一例を示す図である。 【図12】軌道修正チャートの構成を示す図である。 【図13】プロセスフロー画面の構成を示す図である。 【図14】ガイド画面の構成を示す図である。 【図15】蛍光X線分析装置に適用した場合のチャート
画面を示す図である。 【図16】同じく、蛍光X線分析装置に適用した場合の
チャート画面を示す図である。 【図17】同じく、蛍光X線分析装置に適用した場合の
チャート画面を示す図である。 【図18】同じく、蛍光X線分析装置に適用した場合の
チャート画面を示す図である。 【図19】同じく、蛍光X線分析装置に適用した場合の
チャート画面を示す図である。 【図20】同じく、蛍光X線分析装置に適用した場合の
チャート画面を示す図である。 【図21】同じく、蛍光X線分析装置に適用した場合の
チャート画面を示す図である。 【図22】蛍光X線分析装置に適用した場合の設定画面
を示す図である。 【図23】蛍光X線分析装置に適用した場合の終了画面
を示す図である。 【図24】蛍光X線分析装置に適用した場合のモニター
画面を示す図である。 【図25】蛍光X線分析装置に適用した場合のガイド画
面を示す図である。 【符号の説明】 1 … 分析機器 2 … コンピュータ 11 … CPU(中央処理装置) 12 … 主記憶装置 13 … 補助記憶装置 14 … CRT 15 … キーボード 16 … マウス 22 … 設定制御プログラム 23 … 分析制御プログラム 24 … 選択推移情報 25 … チャート画面表示データ 26 … 設定画面表示データ 27 … 自動データ 28 … 設定データ記憶エリア C*** … チャート画面 D*** … 確認画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−74923(JP,A) 特開 平3−35167(JP,A) 特開 平4−116463(JP,A) 特開 平3−154121(JP,A) 特開 平2−69080(JP,A) 特開 平4−178558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10 G01N 23/00 - 23/227

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数種類の分析処理が実行可能な分析機
    器と、所望の分析処理を実行するために、前記分析機器
    に対する駆動制御データや分析処理後のデータ処理に必
    要な処理データ(以下、これらのデータを「設定デー
    タ」という)を設定する、少なくとも表示手段と入力手
    段とを備えた設定手段と、前記設定された設定データに
    従って前記分析機器を駆動制御したりデータ処理を行う
    分析処理制御手段とを備えた分析装置において、前記設
    定手段は、(a)操作者が選択し得る各種の分析処理に
    到るまでの少なくとも一部の過程を木構造的に整理した
    選択推移情報を記憶した選択推移情報記憶手段と、
    (b)前記選択推移情報の分岐点において、操作者に選
    択情報を提供するとともに、その分岐点における選択結
    果を前記入力手段で指示するための選択指示部を備え
    た、前記各分岐点ごとの複数枚のチャート画面を、前記
    表示手段へそれぞれ表示するためのチャート画面表示デ
    ータを記憶したチャート画面表示データ記憶手段と、
    (c)前記各チャート画面での選択により、操作者によ
    る設定データの設定が必要となったとき、その設定デー
    タを前記入力手段から設定させる設定画面を、前記表示
    手段に表示するための設定画面表示データを記憶した設
    定画面表示データ記憶手段と、(d)前記チャート画面
    での選択により、自動的に決定できる設定データを記憶
    した自動設定データ記憶手段と、(e)前記分析処理制
    御手段に与える設定データを記憶しておくための供給デ
    ータ記憶手段と、(f)前記チャート画面表示データに
    基づき所定のチャート画面を前記表示手段に表示すると
    ともに、前記設定画面表示データに基づき所定の設定画
    面を前記表示手段に表示し、これら画面の表示は、ま
    ず、最初のチャート画面を前記表示手段に表示し、その
    チャート画面での操作者の選択結果に応じ、前記選択推
    移情報に従って、次のチャート画面、または、設定画面
    を前記表示手段に表示し、設定画面を表示したときに
    は、その設定画面での操作者による設定データの設定
    後、それに続く次のチャート画面を前記表示手段に表示
    し、次に表示されたチャート画面での操作者の選択結果
    と、前記選択推移情報とに従って、同様に、次のチャー
    ト画面、または、設定画面を表示するというように、表
    示中のチャート画面での操作者の選択結果と、前記選択
    推移情報とに従って、順次、チャート画面、または、設
    定画面を前記表示手段に表示していき、かつ、前記表示
    手段に表示したチャート画面での選択により、自動的に
    決定できる設定データを前記自動設定データ記憶手段か
    ら読み出して前記供給データ記憶手段に記憶していくと
    ともに、設定画面を表示したときには、その設定画面で
    設定された設定データを前記供給データ記憶手段に記憶
    していく設定制御手段とを含んで構成されており、
    (g)さらに、前記設定制御手段は、操作者による設定
    データの設定の際において、残りの設定データの設定手
    順を操作者に提示するためのプロセスフロー画面を、操
    作者からの入力指示に応じてまたは常時に、前記表示手
    段に表示させるものであることを特徴とする分析装置。
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