JP3140975B2 - 分析装置 - Google Patents

分析装置

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JP3140975B2
JP3140975B2 JP09033024A JP3302497A JP3140975B2 JP 3140975 B2 JP3140975 B2 JP 3140975B2 JP 09033024 A JP09033024 A JP 09033024A JP 3302497 A JP3302497 A JP 3302497A JP 3140975 B2 JP3140975 B2 JP 3140975B2
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誠一郎 吉岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば粒度分布
測定装置などの分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の分析装置、例えば粒度分布測定装
置においては、コンピュータを用い、これに接続された
グラフィックディスプレイなどの表示装置の画面(モニ
タ画面)上に表示された操作ボタンを操作することによ
り測定内容を設定し、これに基づいて前処理や測定を行
ってデータを採取し、データ処理を行うようにしたもの
が実用化されるに至っている。
【0003】ところで、従来の粒度分布測定装置におい
ては、例えば図10に示すように、その測定に必要なボ
タンをモニタ画面上の定められた位置に固定的に表示す
るように構成されていた。すなわち、図10において、
1はモニタ画面で、一つの測定画面を表示している。こ
のモニタ画面1には、例えば測定データを表示する主画
面2の上側のエリア3に、各種の試料調整ボタン4が左
右方向および上下方向に固定的に配置されるとともに、
測定結果を表す主画面2の左側のエリア5に、「停
止」、「測定」、「希釈」など各種の測定制御ボタン6
が上下方向に固定的に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、ユーザが全てのボタン4,6を使用するわけではな
く、個々のユーザには必ずしも必要としないボタン4,
6がモニタ画面上に表示されていることが多い。このよ
うに、ユーザにとって必要のないボタン4,6がモニタ
画面1上に数および位置がともに固定された状態で表示
されていると、ボタン4,6が多いため、必要なボタン
4,6をその押下操作の都度、目視によって探さなけれ
ばならず、また、押下操作すべきボタン4,6を押し間
違えたりするなど、操作が煩雑になるとともに、操作ミ
スを生じやすいといった問題がある。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、表示装置の画面上に表示される
ボタンの操作を簡便かつ確実に行なえるようにした分析
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、コンピュータと接続された表示装置
の画面上に表示されたボタンによる入力操作に基づいて
所定の分析を行うようにした分析装置において、前記画
面上においてユーザが必要とするボタンを予め選択して
おき、前記画面上に測定結果を表示する際、この測定結
果および前記予め選択されたボタンのみを表示できるよ
うにしている。
【0007】上記分析装置によれば、制御のための入力
ミスがなくなるとともに、入力操作が容易に行なえるな
ど、操作部におけるユーザインタフェースの改善が行わ
れるので、操作性および機能性に優れた分析装置が得ら
れる。
【0008】そして、上記分析装置において、ユーザが
指定した位置にボタンを表示するようにした場合、その
操作性および機能性がさらに向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施例
を、図を参照しながら説明する。
【0010】図1は、この発明の一実施例に係る分析装
置としての粒度分布測定装置の構成を概略的構成を示す
図で、この図において、7は測定装置本体、8は自動希
釈ユニット、9はオートサンプラで、これらによって粒
度分布測定装置が構成される。10はコンピュータで、
処理シーケンスにしたがって測定装置本体7、希釈ユニ
ット8およびオートサンプラ9を制御するとともに、測
定装置本体7側から送られてくるデータなどを適宜処理
するものである。このコンピュータ10には、入力装置
としてのキーボード11Aおよびマウス11Bや表示装
置としてのグラフィックディスプレイ12が接続されて
いる。
【0011】そして、図2は、前記コンピュータ10の
内部構成を概略的に示す図で、この図において、13は
CPU、14はディスクユニット、15はメモリユニッ
ト、16はグラフィックI/F、17はシリアルI/
F、18はCPU13と各部14〜17とを接続するC
PUバスラインである。
【0012】そして、この実施例に係る粒度分布測定装
置のメモリユニット15のメモリ内には、図3に示すよ
うな測定条件、測定データ、測定結果などのデータ格納
エリア19とは別に、図4に示すようなボタン4,6の
配置データを格納するデータエリアが形成されている。
すなわち、図4において、20はボタン配置データを格
納するデータエリアで、このデータエリア20には、ボ
タンエリアIの状態を示すデータ部分20a、ボタンエ
リアIIの状態を示すデータ部分20b、ボタンエリア位
置を示すデータ部分20cなどが設けられている。
【0013】そして、データ部分20aには、図4にお
いてその左側に拡大して示すように、エリア表示(オ
ン、オフ)、ボタンの状態(オン、オフ)、ボタンの状
態(オン、オフ)、ボタンの状態(オン、オフ)などボ
タン4,6の状態に関するデータが格納されている。ま
た、データ部分20cには、図4においてその右側に拡
大して示すように、ボタンエリアI位置(上下左右)、
ボタンエリアII位置(上下左右)、表示位置(同一、分
割)、位置関係などボタンエリア位置に関するデータが
格納されている。
【0014】次に、上記構成の粒度分布測定装置を制御
するコンピュータ10のグラフィックディスプレイ12
を用いて行う設定動作について、図5〜図7を参照しな
がら説明する。図5は前記グラフィックディスプレイ1
2の選択表示画面の一例を示すものであり、図6は表示
位置の例を示すものであり、図7はボタン描画処理の流
れの一例を示すものである。
【0015】前記図5に示すような画面において、 1.オペレータは設定するボタンエリア(試料調整ボタ
ン4、測定制御ボタン6)を選択する。図示例では試料
調整ボタン4が選択されている。
【0016】2.選択したエリアのボタン4の一覧が画
面上に表示される。
【0017】3.オペレータは必要なボタン項目をチェ
ックし、表示すべきボタンを選択する。図示例では、
「測定結果」、「自動1」、「自動2」、「循環」、
「超音波時間」が選択されている。なお、ボタンエリア
の表示が必要ないときは、”ボタン表示”項目のチェッ
クをオフにすればよい。
【0018】4.各ボタンエリアの表示位置を画面上に
おける上下左右から選択する。図示例では、「上」が選
択されている。
【0019】5.なお、試料調整ボタン4と測定制御ボ
タン6の表示エリアが同じであり重複しているときは、
表示エリアの選択(同一、分割)およびその位置関係の
設定を行う。図6(A)は、試料調整ボタン4を表示す
るエリアAと測定制御ボタン6を表示するエリアBが同
一であるときを示し、同図(B)はエリアA,Bを分割
した状態を示すものである。
【0020】前記1〜5の操作を試料調整ボタン4と測
定制御ボタン6のそれぞれについて行うことにより、ボ
タン配置設定処理が完了する。このボタン配置設定処理
におけるデータは、ボタン配置データとしてメモリ内に
格納される(図7参照)。
【0021】上述のようにしてボタン4,6の配置設定
が完了すると、画面上にボタン4,6を表示する処理、
すなわち、ボタン描画処理が行われるが、この処理は例
えば図7に示すようにして行われる。また、このボタン
描画処理は、ボタン4,6の配置設定が完了したときの
ほか、画面表示の切り替えが行われたときや、画面サイ
ズに変更があったときに行われる。
【0022】図8および図9は、ユーザにおいて上記手
順にしたがって選択したときの表示画面の例を示すもの
で、これらの図8,9から理解されるように、ボタン
4,6の数は個々のユーザが必要とするものに限られて
いるため、少なくなり、その配置形態もすっきりとした
ものとなっている。また、ボタン4,6配置位置も選
択できるので、それらの操作が容易になるとともに、測
定結果などのデータを主画面2に見やすい状態で表示で
きるといった効果もある。
【0023】この発明は、上述の実施例で例示した粒度
分布測定装置に限られるものではなく、コンピュータか
らの指令に基づいて分析を行うように構成された他の分
析装置にも広く適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、コンピュータと接続された表示装置の画面上に表示
されたボタンによる入力操作に基づいて所定の分析を行
うようにした分析装置において、前記画面上においてユ
ーザが必要とするボタンを予め選択しておき、前記画面
上に測定結果を表示する際、この測定結果および前記予
め選択されたボタンのみを表示できるようにしており、
ユーザが必要とする試料 調節操作や測定制御操作のため
のボタンのみを測定結果とともに前記画面上に表示する
ことができるので、前記操作のために行う入力ミスがな
くなるとともに、その操作容易に行うことができる。
そして、前記画面に表示されるボタンの数が減り、その
配置形態がすっきりするので、測定結果など分析装置に
とって重要なデータを主画面に見やすく表示した状態
で、前記操作のためのボタンを表示することができ、ユ
ーザにとって操作性および機能性に優れた使い勝手のよ
分析装置が得られる。
【0025】そして、多岐にわたるユーザの使用状況や
レベルに合わせて分析装置の操作部を設計することがで
きる。また、分析装置を制御するためのプログラムの変
更を行うことなくユーザ側の事情に合わせた操作部を設
計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る分析装置の概略構成
図である。
【図2】前記分析装置を制御するコンピュータの概略構
成図である。
【図3】前記コンピュータのメモリに格納されるデータ
の一例を示す図である。
【図4】この発明を実施するためのデータの一例を示す
図である。
【図5】前記コンピュータに接続される表示装置におけ
る選択表示画面の一例を示す図である。
【図6】(A),(B)はボタン表示位置の一例を概略
的に示す図である。
【図7】ボタン描画処理の流れの一例を示す図である。
【図8】ユーザの選択に基づいて得られた画面の一例を
示す図である。
【図9】ユーザの選択に基づいて得られた画面の他の例
を示す図である。
【図10】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…画面、4,6…ボタン、10…コンピュータ、12
…表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−211064(JP,A) 特開 平8−101115(JP,A) 特開 平5−232121(JP,A) 特開 平6−175812(JP,A) 特開 平9−72911(JP,A) 特開 平10−2902(JP,A) 特開 平10−221130(JP,A) 特公 平7−69778(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 21/00 G01N 35/00 G06F 3/00 620

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータと接続された表示装置の画
    面上に表示されたボタンによる入力操作に基づいて所定
    の分析を行うようにした分析装置において、前記画面上
    においてユーザが必要とするボタンを予め選択してお
    き、前記画面上に測定結果を表示する際、この測定結果
    および前記予め選択されたボタンのみを表示できるよう
    にしたことを特徴とする分析装置。
  2. 【請求項2】 ユーザが指定した位置にボタンを表示す
    るようにしてなる請求項1に記載の分析装置。
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