JP3524166B2 - 食品さいの目切断刃用の掻き落とし装置 - Google Patents

食品さいの目切断刃用の掻き落とし装置

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JP3524166B2
JP3524166B2 JP22246394A JP22246394A JP3524166B2 JP 3524166 B2 JP3524166 B2 JP 3524166B2 JP 22246394 A JP22246394 A JP 22246394A JP 22246394 A JP22246394 A JP 22246394A JP 3524166 B2 JP3524166 B2 JP 3524166B2
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food
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comb
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徳次 高橋
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株式会社タカハシ
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は食品さいの目切断刃用の
掻き落とし装置に関し、詳しくは粘着性食品を櫛歯状切
断刃によってさいの目に切断する際に用いられる掻き落
とし装置の改良に関する。 【0002】 【発明の背景】ゼリー、チーズ、ようかん等のように粘
着性の高い食品や、きゅうり等の根菜類のように水分を
含んでいる食品を、図5の平面図に示すように複数個の
櫛歯部21を有するさいの目切断刃2により縦列(仮想
線X)と横列(仮想線Y)の切断を同時に行って、食品
Fをさいの目に切断する場合、切断済の食品片f・f・
・・は、切断刃2の背面に付着し易いだけでなく、食品
片f・f・・・同士も付着し易く、二次加工や包装等の
その後の処理にとって極めて不都合であるという問題を
有している。 【0003】前者の切断刃背面への付着については、切
断刃背面に略先端部を当接させた掻き落とし装置により
容易に掻き落とすことができる。 【0004】しかし、後者の隣接する食品片同士の付着
については、手作業により離反させる以外に確実な手段
がなく、その作業は極めて煩雑であるだけでなく、作業
環境によっては不衛生になり易いという欠点をも有して
いる。 【0005】 【発明の目的】そこで本発明の目的は、櫛歯状切断刃に
よりさいの目に切断した食品片同士の付着を離反させる
ことができる食品さいの目切断刃用の掻き落とし装置を
提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、本発明に至った
ものである。 【0007】即ち、本発明に係る食品さいの目切断刃用
の掻き落とし装置は、食品を複数のさいの目形状に切断
する櫛歯状切断刃の背面に略先端部を当接させて、該櫛
歯状切断刃の背面に付着した切断済み食品を掻き落とす
食品さいの目切断刃用の掻き落とし装置において、該掻
き落とし装置の先端部が前記櫛歯状切断刃の各櫛歯部に
対応する数に少なくとも分離されており、該分離された
各先端部が各櫛歯部間に入り込んだ状態で前記切断刃背
面に夫々当接し、且つ該分離された各先端部の内、隣接
する切断列の先端部同士の前記切断刃背面への接触位置
を異なる高さとしたことを特徴とする。 【0008】 【発明の作用】複数のさいの目に切断され、切断刃の背
面に付着した切断済食品片は、先端部が前記櫛歯状切断
刃の各櫛歯部に対応する数に少なくとも分離されてお
り、該分離された各先端部が各櫛歯部間に入り込んだ状
態で前記切断刃背面に夫々当接し、且つ該分離された各
先端部の内、隣接する切断列の先端部同士の前記切断刃
背面への接触位置を異なる高さとした掻き落とし装置に
より、隣接する同士が切断刃背面において異なる高さ位
置で掻き落とされるので、掻き落としと共に離反されて
一つ一つ独立した状態となる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面に基
づき説明する。 【0010】図1は本発明の掻き落とし装置の説明左側
面図、図2は同じく説明平面図、図3は同じく説明正面
図である。 【0011】図において、1は本発明の掻き落とし装
置、2は櫛歯状切断刃、3は食品Fを間欠搬送すると共
に切断時のまな板として機能するまな板ベルトである。 【0012】前記櫛歯状切断刃2は、食品Fを横方向に
切断する第一切断刃20と、該第一切断刃20の背面に
複数取り付けられて食品を縦方向の複数列に切断する櫛
歯部21・21・・・とにより、複数個のさいの目形状
の食品片f・f・・・に切断するものである。尚、該櫛
歯状切断刃2は、図示しない駆動機構(又は手動)によ
り上下動されることにより食品Fの切断を行うように構
成されている。尚また、まな板ベルト3は、図示しない
駆動機構(又は手動)により、設定された切断巾分ずつ
前記櫛歯状切断刃2の上下動に対応して間欠搬送するよ
うに構成されている。 【0013】前記掻き落とし装置1は、先端部10が前
記櫛歯状切断刃2の各櫛歯部21・21・・・に対応す
る数、具体的には、櫛歯部21・21・・・によって縦
(X)方向に切断される列の数(本実施例では四列であ
るので四つ)に少なくとも分離され、該分離された四つ
の各先端部10a・10b・10c・10dが各櫛歯部
21・21・・・間に入り込んだ状態で第一切断刃20
の背面に夫々当接するように構成される。 【0014】さらに分離された各先端部10a・10b
・10c・10dは、隣接する切断列(X)の先端部同
士を異なる高さとして第一切断刃20背面への接触位置
を変えて構成されている。即ち、先端部10aと先端部
10b、先端部10bと先端部10c、先端部10cと
先端部10d、の夫々が異なる高さとなっている。 【0015】さらに各先端部10a・10b・10c・
10dは、図1に示すようにその先端から近傍にかけて
湾曲形成されており、掻き落としの際に該湾曲した部分
に食品片fが接触するように構成されている。この湾曲
した部分の存在によって、切断する食品Fの粘着度が極
めて高い場合であっても、各先端部10a・10b・1
0c・10d自体への付着が生じることがなく、確実に
掻き落とすことができる。尚、粘着性の高くない食品F
の切断の場合には、先端部10a・10b・10c・1
0dは湾曲形成することなく平板状のままであっても食
品片fを確実に掻き落とすことができる。 【0016】更にまた上記構成を有する掻き落とし装置
1の材質としては、公知の掻き落とし装置と同様の素
材、例えば、ステンレスやアルミニウム等の金属、合成
樹脂、或いは竹や木等によって形成される。 【0017】以上の構成を有する本発明によれば、櫛歯
状切断刃2によりさいの目に切断された食品片f・f・
f・fは、先ず、その粘着性故に第一切断刃20の背面
に付着するが、櫛歯状切断刃2が上昇して切断位置から
退避する際、掻き落とし装置1により掻き落とされる。
この時、掻き落としは全てが同時に行われるのではな
く、四つの食品片f・f・f・fの内、先ず、低位置に
ある先端部10aと先端部10cにより二つの食品片f
・fが掻き落とされる。次に、未だ第一切断刃20の背
面に付着している残りの二つの食品片f・fが、高位置
にある先端部10bと先端部10dにより行われる。従
って、さいの目に切断された各食品片fは、掻き落とし
と共に離反されて一つ一つが独立した状態となる。 【0018】尚、掻き落とし装置1の先端部10・10
・・・の高さは、隣接する切断列同士が異なっていれば
よく、本実施例のように一つ置きに同じとした段違いで
もよいし、全部が異なっていてもよい。 【0019】また、一つの切断列内に配設される先端部
10の数は一つに限らず、図5に示すように一つの切断
列内に複数の先端部10を当接させるようにしてもよ
い。この場合、先端部fと先端部g、先端部hと先端部
i、先端部jと先端部k、の夫々が異なる高さとなって
いる。尚、一つの切断列内である先端部eと先端部f、
先端部gと先端部h、先端部iと先端部j、先端部kと
先端部l、の夫々の高さは多少異なっていてもよいが、
食品片fが崩れ易いものである場合は同じであることが
好ましい。 【0020】さらに掻き落とし装置1は、先端部10が
分離されていればよく、食品切断機の架台等に取り付け
られるの根元部は一体であってもよい。 【0021】以上説明した本発明の掻き落とし装置は、
公知の食品切断機に取り付けられて使用されることが好
ましい。 【0022】 【発明の効果】本発明によれば、さいの目に切断された
隣接する食品片同士が切断刃背面において異なる高さ位
置で掻き落とされるので、掻き落としと共に離反されて
一つ一つ独立した状態となる。従って、手作業に依らず
に確実に離反させることができるので作業効率が高いだ
けでなく、食品に手を触れずに密閉環境下で切断を行う
ことができるので衛生的である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の掻き落とし装置の説明左側面図であ
る。 【図2】同じく説明平面図である。 【図3】同じく説明正面図である。 【図4】本発明の掻き落とし装置の他の態様を示す説明
正面図である。 【図5】櫛歯状切断刃によるさいの目切断の説明平面図
である。 【符号の説明】 1 掻き落とし装置 10 先端部 2 櫛歯状切断刃 20 第一切断刃 21 櫛歯部 3 まな板ベルト F 食品 f 切断済みの食品片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 7/18 B26D 3/18 B26D 7/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】食品を複数のさいの目形状に切断する櫛歯
    状切断刃の背面に略先端部を当接させて、該櫛歯状切断
    刃の背面に付着した切断済み食品を掻き落とす食品さい
    の目切断刃用の掻き落とし装置において、該掻き落とし
    装置の先端部が前記櫛歯状切断刃の各櫛歯部に対応する
    数に少なくとも分離されており、該分離された各先端部
    が各櫛歯部間に入り込んだ状態で前記切断刃背面に夫々
    当接し、且つ該分離された各先端部の内、隣接する切断
    列の先端部同士の前記切断刃背面への接触位置を異なる
    高さとしたことを特徴とする食品さいの目切断刃用の掻
    き落とし装置。
JP22246394A 1994-08-24 1994-08-24 食品さいの目切断刃用の掻き落とし装置 Expired - Lifetime JP3524166B2 (ja)

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