JP3081069U - 魚類のうろこ取り器 - Google Patents

魚類のうろこ取り器

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JP3081069U
JP3081069U JP2001003215U JP2001003215U JP3081069U JP 3081069 U JP3081069 U JP 3081069U JP 2001003215 U JP2001003215 U JP 2001003215U JP 2001003215 U JP2001003215 U JP 2001003215U JP 3081069 U JP3081069 U JP 3081069U
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JP
Japan
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scale
fish
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scales
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JP2001003215U
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Inventor
邦治 村上
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邦治 村上
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Abstract

(57)【要約】 [課題] うろこ取り作業時にうろこによって手を傷つ
けることなく、魚体にも損傷を与えず、誰でも短時間で
うろこを飛散させることなくうろこ取り作業を行うこと
ができる魚類のうろこ取り器を提供する。 [解決手段] 略平板状のうろこ取り片1と柄3とより
構成され、この平板状のうろこ取り片1はその周側端縁
より僅かばかり内側から周側端縁にかけて厚みを薄くす
ると共に周側端縁を尖鋭に形成してうろこ取り部2と成
す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は魚類のうろこ取り器、更に詳しくはうろこ取り作業時におけるうろこ の飛散防止及び魚体に損傷を与えない魚類のうろこ取り器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的には包丁の刃先側を魚の表面に対して略直角に立ててうろこを取 っていたが、うろこが飛散するので、くし歯に形成したうろこ取り刃の上面にカ バーを設けて構成されているもの(例えば、実開昭58−113378号、実開 平1−74779号、実開平2−78086号公報参照)、数枚のうろこ取り刃 にうろこ飛散防止覆いを形成したもの(例えば、実開平1−167176号公報 参照)、容器を兼ねた平板にうろこ落とし刃を傾斜させて取り付けたもの(例え ば、実開昭59−73187号公報参照)や、半球状または略円錐状の剥離部材 の周縁部に刃を形成し、頂部に指入孔を形成したもの(例えば、実開昭64−9 584号公報参照)等、魚のうろこの飛散防止を目的としたものが多数提案され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた包丁は、刃先に凹凸を有しないので付着したうろこを容易 に取り除くことはできるが、刃先を魚体表面に対して斜めに使用すると魚体を切 ってしまうので、図6で示されるように、刃先側を魚体表面に対して略直角に立 て、うろこの先端側よりつけ根方向に力を加えている。そのため、うろこの裏面 全面に包丁の進行方向の力が作用し、つまりうろこ裏面全面に対して直角方向に 力が作用してうろこは契り取られ、その結果、反作用力によりうろこは飛散する という問題点を有していた。 また、実開昭58−113378号、実開平1−74779号、実開平2−7 8086号、実開平1−167176号、実開昭59−73187号、実開昭6 4−9584号何れも刃と刃の間に付着したうろこを取り除く作業、カバーの洗 浄、魚のうろこ取り作業時に手をうろこによって傷付けられる等という問題点が あった。
【0004】 そこで、本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたもの であり、その目的とするところは、うろこ取り作業時にうろこによって手を傷つ けることなく、魚体にも損傷を与えず、誰でも短時間でうろこを飛散させること なくうろこ取り作業を行うことができる魚類のうろこ取り器を提供することを目 的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は略平板状のうろこ取り片と柄とより構成 され、この平板状のうろこ取り片はその周側端縁より僅かばかり内側から周側端 縁にかけて厚みを薄くすると共に周側端縁を尖鋭に形成してうろこ取り部となし たことを特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の一例を、図面に基づいて説明する。 各図面において、図1は魚類のうろこ取り器の平面図、図2は側面図、図3は 拡大正面図、図4は略平板状のうろこ取り片とうろこの関係を示す説明図、図5 は使用状態を示す説明図、図6は包丁の刃先とうろこの関係を示す説明図である 。 へら状に形成されたうろこ取り片1は、特に材質を限定するものではないが、 硬質合成樹脂若しくは木製、竹製の何れかが好ましい。うろこ取り片1の周側端 縁より僅かばかり内側から周側端縁にかけて厚みを薄くし、うろこ取り片1の周 側端縁を尖鋭に形成してうろこ取り部2と成している。詳細に説明すると、うろ こ取り片1の周側端縁であるうろこ取り部2より内側約1〜10mmよりうろこ 取り部2にかけて上下両面を傾斜させてうろこ取り部2を尖鋭に形成することが 好ましい。3は柄である。 次に使用状態について説明する。 図5で示されるように、柄3を握って、魚4のうろこ5の先端よりつけ根に向 かって、平板1を突くようにする。すると、図4で示されるように、魚4の体表 面に対して斜めに力が作用し、うろこ5のつけ根のみに力が加わり、尖鋭に形成 されているうろこ取り部2により、うろこ5をうろこ5のつけ根よりはぎ取るの で、うろこ5は飛散することがない。また、うろこ取り部2は尖鋭に形成されて いるだけなので、刃として機能はないため、魚4を損傷させることもない。
【0007】 なお、本考案においては、うろこ取り部2を略平板状のうろこ取り片1の周側 端縁に形成する場合を例に説明したが、うろこ取り片1の前端縁若しくは側端縁 のみ形成すること、また、うろこ取り片1の中央部は上面、下面共に厚みを有し ているものを説明したが、何れか一方のみに厚みを有するものも包含するもので ある。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成されているので次に記載する効果を奏する。 へらの形状をした略平板状のうろこ取り片の周側端縁を尖鋭に形成し、この周 側端縁をうろこ取り部としたので、魚の大小、魚の種類を問わず、うろこ取り作 業時におけるうろこの飛散を防止し、しかも魚体に損傷を与えることなく、また 、手をうろこによって傷つけることなく、誰でも僅かな力で、容易に安全に使用 することができると共に、うろこ取り作業の短縮化を図り得ることができ、たと えうろこ取り片にうろこが付着しても、手を切ることなく簡単に洗浄することが できる。 更に、構造が簡単なので、低コストで製造することができ、収納場所を不当に 占有しないという多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案魚類のうろこ取り器の平面図である。
【図2】側面図である。
【図3】拡大正面図である。
【図4】略平板状のうろこ取り片とうろこの関係を示す
説明図である。
【図5】使用状態を示す説明図である。
【図6】包丁の刃先とうろこの関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 うろこ取り片 2 うろこ取り部 3 柄

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平板状のうろこ取り片と柄とより構成
    され、この平板状のうろこ取り片はその周側端縁より僅
    かばかり内側から周側端縁にかけて厚みを薄くすると共
    に周側端縁を尖鋭に形成してうろこ取り部と成したこと
    を特徴とする魚類のうろこ取り器。
JP2001003215U 2001-04-13 2001-04-13 魚類のうろこ取り器 Expired - Lifetime JP3081069U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013230128A (ja) * 2012-05-01 2013-11-14 Hiroaki Funatsu 鱗取り具

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