JP3523780B2 - 推進工法用誘導管 - Google Patents
推進工法用誘導管Info
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Description
を推進し、2工程目に誘導管をガイドとして、誘導管を
引き込みながらもしくは押し出しながら推進管路を敷設
する推進工法に用いる誘導管に関するものである。
に関する説明図で、図11は図10の推進管内のケーブ
ル・ホース類および排土管の接続状況を説明する図であ
る。図において、1は発進立坑、2は到達立坑、3は先
端に掘削部を有する先導体、4は推進管、5は排土管、
6はケーブル・ホース類、7はジャッキ、8は推進管カ
ラー部(差し込み部)、9は油圧ホース、10は油圧ホ
ースカップラー、11は信号ケーブル、12は信号ケー
ブルカップラー、13は排土管ネジ接続部である。
うに、先端に掘削部を有する先導体3とそれに後続する
推進管4(鋼管、ヒューム管等)を発進立坑1から到達
立坑2までジャッキ7で押し込み、図10(b)に示す
ように、先導体3を到達立坑2で回収し、ケーブル・ホ
ース類6及び排土管5を発進立坑1側に引き込んで回収
することにより管路を埋設する。
し込み部)8で接続される。また、油圧ホース9は油圧
ホースカップラー10で一本毎に取り外し、接続され、
信号ケーブル11は信号ケーブルカップラー12で一本
毎に取り外し、接続され、排土管5は排土管ネジ接続部
13で取り外し、接続される。
題点があった。すなわち、ジャッキにより直接、推進管
4の管軸方向に推力を伝達させるため、硬質ビニール管
等のような低耐力管を推進することはできない。
するような場合には、推進管4の曲率半径が小さくな
り、推進管4が挫屈する可能性がある。さらに、推進管
に収容されたケーブル・ホース類6及び排土管5を一本
毎に取り外し、接続する必要があるため、作業能率が低
く、また、管接続の自動化は困難である。
鑑みてなされたもので、誘導管による2工程方式とし、
その誘導管自体を可撓性を持った構造とすることにより
曲線推進を可能とし、誘導管相互の接続方式を面板合わ
せによるワンタッチ構造とすることにより作業性及び施
工能率を飛躍的に向上させることができ、さらには硬質
ビニール管等のような低耐力管を挫屈させることなく敷
設することを可能とした、非開削工法による経済的でか
つ曲線推進が可能な施工方法を実現するための誘導管を
提供することを目的とする。
に本発明の推進工法用誘導管は、非開削技術を用いて推
進管を施工する推進工法に用いる、推進管のガイドとし
ての誘導管であって、該誘導管の一端に数ヶ所の凹部と
他端に数ヶ所の凸部を有する接続部と、該誘導管を複数
直列接続するために前記凹部と凸部の両方に設けられた
軸合わせ構造と、該誘導管の管軸方向の中央部に可撓性
を有する継ぎ手構造を有することを特徴とするものであ
る。
進工法用誘導管であって、該継ぎ手構造に止水機能と、
可撓部離脱防止機構を設けたことを特徴とするものであ
る。さらに本発明の推進工法用誘導管は、前記推進工法
用誘導管であって、該推進工法用誘導管の内部に配置さ
れるホース類を、前記誘導管の管軸方向の継ぎ手構造付
近において可撓性ホースで構成したことを特徴とするも
のである。
進工法用誘導管であって、該推進工法用誘導管の内部に
配置されるホース類の接続部の一端が凹形状接続部、他
端が凸形状接続部であり、該ホース類が金属管による配
管であることを特徴とするものである。
の凹部と凸部の軸合わせと押し引きの推力に耐えうるロ
ック機構を持った面板合わせによるワンタッチ構造と
し、また曲線推進を可能とするために、推進誘導管の管
軸方向の中央部は可撓性を持った継ぎ手構造とし、さら
に誘導管内部のホース類は金属管による配管とし、中央
部は可撓性構造とすることにより、接続時間の短縮及び
曲線施工を可能としたことを特徴とする。
の形態例を詳細に説明する。なお、本実施形態例は一つ
の例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の変更あるいは改良をし得ることは言うまでもない。
例に係る推進工法を示す断面図、図2は本発明の一実施
形態例に係る誘導管を示す縦断面図、図3は図2のA−
A′断面図、図4は図2のB−B′断面図、図5は図2
のC−C′断面図、図6は図2のD−D′断面図、図7
は図2の誘導管可撓部の一例を示す断面図、図8は本発
明の一実施形態例に係る油圧配管接続部の一例を示す側
面図、図9は本発明の一実施形態例に係る電気信号ケー
ブル用接続部の一例を示す断面図である。図中、図10
及び図11と同一部分は同一符号を付してその説明を省
略する。図において、7′は元押装置、14は誘導管、
15はケーブル・ホース類、16は排土管、17は接続
部(凹部)、18は接続部(凸部)、19は誘導管固定
ボルト穴、20は誘導管固定ボルト穴、21は可撓部
(凸部)、22は可撓部(凹部)、23は可撓部離脱防
止ボルト、24はゴムリング、25は油圧配管、26は
排土管、27は軸合わせピン穴(凹部)、28は軸合わ
せピン(凸部)、29は油圧配管接続部(凹部)、30
はシリコン配管接続部(凹部)、31は電気信号ケーブ
ル用接続部、32は排土管接続部、33はゴムリング、
34はレーザ位置測定用窓、35は電気信号ケーブル、
36はシリコン配管、37は油圧配管接続部(凸部)、
38はシリコン配管接続部(凸部)、39は電気信号ケ
ーブル用接続部(凸部)である。
管を用いた推進管の布設方法を説明する。図1(a)に
示すように施工区間の両端に、発進立坑1および到達立
坑2を構築し、油圧を用いた元押装置7′を設置固定す
る。元押装置7′は、先端に接続された誘導管14を圧
入する機能と引き込む機能の両方を有している。元押装
置7′に掘削機構を有した先導体3を設置し、その後部
に誘導管14を順次継ぎ足しながら、到達立坑2に先導
体3が到達するまで元押装置7′より貫入する。次に、
図1(b)に示すように,到達立坑2で先導体3を回収
し、誘導管14の端部に推進管4を接続し順次継ぎ足し
ながら、元押装置7′により推進管4を発進立坑1まで
引き込むことにより、推進管4を布設する。このよう
に、最初に誘導管14をガイドとして推進管4を施工す
るため、推進管4にかかる推力の低減が可能になる。ま
た誘導管14を折れ曲るような機構とすれば、推進管4
を従来の直線施工から、曲線施工とすることもできる。
のである。本誘導管の一端は接続部(凹部)17と他端
は接続部(凸部)18の面板合わせにより誘導管14を
接続する構造となっており、軸合わせピン穴(凹部)2
7に軸合わせピン(凸部)28を挿入することにより、
ホース類および排土管のそれぞれの接続部の軸ずれを防
止し、損傷を与えること無く確実なワンタッチ接続を可
能にしている。また、誘導管固定ボルト穴19及び20
を用いて誘導管固定ボルトをねじ込むことにより確実に
固定を行うことで誘導管14同士の接続部が離脱するこ
とは無い。
を、可撓部(凹部)22にゴムリング24を介在して挿
入しボルト23により固定(図7に示すように、可撓部
(凸部)21と可撓部(凹部)22の接合部は、すきま
を有する必要があるので、ナットを2重にし、可撓部
(凸部)21と可撓部(凹部)22は、折れ曲る様に構
成)することにより可撓性を持った構造とし、誘導管1
4の内部の油圧配管25、排土管26等のホース類の配
管の中央部は可撓性ホース25′、26′等を使用して
いる。
損失や膨脹を最小化するために、金属性であることが望
ましい。また、可撓部(凸部)21と可撓部(凹部)2
2の接合部からの浸水を防止する目的でゴムリング24
により止水性を確保している。
号ケーブル、排土管等の設置位置を示している。図3に
示すように、電気信号ケーブルへの漏水を防止するため
にゴムリング33を設置している。
を示した図である。この図では下部を支点にして上部が
広がっている状況を示しており、離脱防止ボルト23に
より可撓できる角度をコントロールできるが、本実施形
態例は1.9度の傾きで曲率半径50mまで対応でき
る。またゴムリング24により可撓部の追従性と止水性
を確保している。
は電気信号ケーブル用接続部の拡大図である。油圧配管
等の接続部の特徴として、市中の油圧配管等の配管接続
部 (カップラー)はそれ自体にロック機構を有してい
るため断面外径が大きくなるが、本実施形態例では油圧
配管接続部(凸部)37と油圧配管接続部(凹部)29
を有する配管接続部により、配管同士を確実に固定する
ため、ロック機構が必要無く配管接続部(カップラー)
の断面外径を小さくすることができ、かつ、ロック機構
を無くすことにより油圧配管接続部の内径を大きくする
ことができる。したがって、油圧損失を小さくすること
ができ、また経済的となる。電気信号ケーブル用接続部
31には電気信号ケーブル用接続部凸部39が接置する
構造となっており、内部にはスプリング機構を有してい
る。
管による2工程方式とし、その誘導管自体を可撓性を持
った構造とすることにより曲線推進を可能とし、接続方
式を面板合わせによるワンタッチ構造とすることにより
作業性及び施工能率を飛躍的に向上させることができ、
さらには硬質ビニール管等のような低耐力管を挫屈させ
ることなく敷設することを可能とした、非開削工法によ
る経済的でかつ曲線推進が可能な施工方法を実現するこ
とができるという利点がある。
に起因して発生する工事公害、道路交通の阻害などを回
避できるとともに、より経済的な地下管路の埋設が可能
となる。
面図である。
面図である。
る。
一例を示す側面図である。
用接続部の一例を示す断面図である。
び排土管の接続状況を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 非開削技術を用いて推進管を施工する推
進工法に用いる、推進管のガイドとしての誘導管であっ
て、該誘導管の一端に数ヶ所の凹部と他端に数ヶ所の凸
部を有する接続部と、該誘導管を複数直列接続するため
に前記凹部と凸部の両方に設けられた軸合わせ構造と、
該誘導管の管軸方向の中央部に可撓性を有する継ぎ手構
造を有することを特徴とする推進工法用誘導管。 - 【請求項2】 請求項1記載の推進工法用誘導管であっ
て、該継ぎ手構造に止水機能と、可撓部離脱防止機構を
設けたことを特徴とする推進工法用誘導管。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の推進工法用誘導
管であって、該推進工法用誘導管の内部に配置されるホ
ース類を、前記誘導管の管軸方向の継ぎ手構造付近にお
いて可撓性ホースで構成したことを特徴とする推進工法
用誘導管。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の推進工法用
誘導管であって、該推進工法用誘導管の内部に配置され
るホース類の接続部の一端が凹形状接続部、他端が凸形
状接続部であり、該ホース類が金属管による配管である
ことを特徴とする推進工法用誘導管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11535198A JP3523780B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 推進工法用誘導管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11535198A JP3523780B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 推進工法用誘導管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303573A JPH11303573A (ja) | 1999-11-02 |
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ID=14660383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11535198A Expired - Fee Related JP3523780B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 推進工法用誘導管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3523780B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP11535198A patent/JP3523780B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11303573A (ja) | 1999-11-02 |
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