JP3523500B2 - マグネシウム合金のプレス部品及びその製造方法 - Google Patents

マグネシウム合金のプレス部品及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷間加工性の高い
マグネシウム合金のプレス部品及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マグネシウム合金は、実用合金の中で最
も軽く、樹脂材料に代わる材料として、近年、電子機器
筐体等に採用されている。これらの電子機器筐体等は、
一般的に使用されているマグネシウム合金がhcp結晶
構造のマグネシウムα相(以下、α相と称す)であり塑
性加工が困難であることから、ダイキャスト法、チクソ
キャスト法、熱間プレス法などの成形によって製造され
ている。
【0003】しかしながら、ダイキャスト法、チクソキ
ャスト法は、成形後に、バリ取り、表面仕上などの2次
加工が必要であるため、生産効率が悪いという問題があ
る。また、熱間プレス法は、成形時に金型温度、材料温
度の両方を調整する必要があり、製造設備等にその機能
を付加しなければならないという問題がある。
【0004】このような問題点を解決するものとして、
リチウムを添加することで、冷間プレス加工を可能にし
たマグネシウム合金が提案されている(特開平9―41
066号公報,以下、従来例1と記す)。
【0005】マグネシウムにリチウムを添加すると、そ
の添加量が6重量%以上においてbccの結晶構造を持
つリチウムβ相(以下、β相と称す)が晶出し、10.
5重量%まではα相とβ相の共晶組織となる。さらに、
添加量が10.5重量%を超えるとβ相単相の均一固溶
体となる。このβ相は、冷間で塑性加工容易なため、β
相の晶出に伴い、著しく冷間での加工性が改善される。
【0006】また、この従来例1では、これらの合金
を、350℃以下の熱間で圧延し圧延材とし、さらに、
この圧延材を焼鈍することで、冷間加工性を向上できる
ことが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1に記載の方法では、熱間圧延後にただ単に焼鈍を行っ
ているだけなので、圧延後に、特に多段階のプレス加工
を施した場合、圧延工程や前段階のプレス加工工程によ
って硬化してしまい、加工性が低下するという問題があ
る。
【0008】また、β相は加工性がよい反面、クリープ
変形しやすいという問題があり、従来例1では強化剤の
添加により対応している。しかしながら、強化剤の添加
のみにより耐クリープ性を上げようとすると、冷間加工
性も低下してしまうという問題がある。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、特に多段階でプレス加工する場合に、
良好な冷間加工性を有するマグネシウム合金圧延材の製
造方法、マグネシウム合金のプレス加工方法、並びに、
プレス加工品を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のマグネシ
ウム合金プレス部品の製造方法は、リチウムを6〜1
0.5重量%含み、残部がマグネシウムと不可避の不純
物とからなるマグネシウムα相とリチウムβ相の共晶組
織のマグネシウム合金プレス部品の製造方法において、
前記マグネシウム合金を、冷間圧延して、所望の厚みと
する冷間圧延工程と、該冷間圧延工程後で、かつ、最終
形状までプレス加工する前に熱処理を施すことにより、
マグネシウムα相を再結晶化させる工程と、最終形状ま
でプレス成形した後に、さらに熱処理を施すことにより
表面にマグネシウムα相を凝集させる工程と、を含むも
のである。
【0011】請求項2記載のマグネシウム合金プレス部
品の製造方法は、前記冷間圧延工程は、圧下率10%以
上であり、マグネシウムα相を再結晶化させる工程で
は、150〜300℃で10分〜2時間の熱処理を施
し、かつマグネシウムα相を凝集させる工程は、200
〜300℃で1〜3時間の熱処理を施すものである。
【0012】請求項3記載のマグネシウム合金プレス部
品の製造方法は、請求項1又は2に記載のマグネシウム
合金プレス部品の製造方法において、前記マグネシウム
合金は、さらに、亜鉛もしくはアルミニウムを0.5〜
3重量%含有するものである。
【0013】請求項4に記載のマグネシウム合金プレス
部品の製造方法は、請求項1〜3の何れか1つに記載の
マグネシウム合金のプレス部品の製造方法において、前
記マグネシウム合金は、さらに、カルシウム、ジルコニ
ウム、珪素のうち少なくとも1つを0.5〜2重量%
有するものである。
【0014】請求項5に記載のマグネシウム合金のプレ
ス部品は、リチウムを6〜10.5重量%含み、残部が
マグネシウムと不可避の不純物とからなるマグネシウム
α相とリチウムβ相の共晶組織のマグネシウム合金のプ
レス部品であって、マグネシウム合金は、冷間圧延さ
れ、熱処理されてマグネシウムα相が再結晶化し、プレ
ス成形により最終形状に形成され、さらに熱処理により
表面にマグネシウムα相が凝集してなるものである。
た、請求項6に記載のマグネシウム合金のプレス部品
は、請求項5に記載のマグネシウム合金のプレス部品に
おいて、冷間圧延が圧下率10%以上であり、マグネシ
ウムα相の再結晶化のための熱処理が150〜300
℃、10分〜2時間であり、マグネシウムα相の凝集の
ための熱処理が200〜300℃、1〜3時間である。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 以下、本発明のマグネシウム合金のプレス部品及びその
製造方法について、従来例1との比較において説明す
る。
【0016】まず、上記したリチウム含有量が6〜1
0.5重量%で残部がマグネシウムと不可避不純物から
なる従来の共晶系マグネシウム合金の、冷間プレス加工
後におけるプレス加工性の低下について、本発明者が鋭
意研究を行なった結果について説明する。
【0017】共晶系マグネシウム合金を圧延することで
生成した圧延材の断面を顕微鏡観察した結果を、図4に
模式的に示す。この図から分かるように、圧延後の共晶
系マグネシウム合金には、加工性の低いα相1が針状に
延ばされて存在している(他の部分はβ相2である)。
ここから、圧延後や前段のプレス加工後におけるプレス
加工性の低下は、針状に延ばされたα相1の存在が原因
だと推察される。なお、このような現象は本発明者が初
めて見出したものである。
【0018】そこで、上記問題を解決するため、本発明
では、圧延工程や前段のプレス加工後における上記針状
のα相1を、略粒状あるいは略球状に変化させる。具体
的には、 圧延工程の少なくとも最終段階(すなわち、所望の厚
みに圧延する段階)を、冷間での圧延とし、 その冷間での圧延後に、熱処理を行う。
【0019】の”圧延後の熱処理”は、針状のα相1
を再結晶化して、略粒状あるいは略球状に変化させるた
めに行うものであり、これにより、後のプレス加工時に
おける加工性を向上できる。また、の”圧延工程の少
なくとも最終段階を冷間での圧延とすること”は、圧延
材(圧延後のマグネシウム合金)に内部歪みを付与する
ために行うものであり、これにより、再結晶化を容易に
起こさせることができ、さらに、その再結晶粒を微細に
することができる。このように本発明の手法によれば、
効果的な再結晶化が可能となり、プレス加工性を向上で
きる。
【0020】図1は、上記の工程を通じて製造した
共晶系マグネシウム合金(リチウム含有量が6〜10.
5重量%で残部がマグネシウムと不可避不純物からなる
マグネシウム合金)の断面を、模式的に示す図である。
この図のように、α相1は略粒状または略球状に分裂し
ており、図4のように針状には存在しなくなるため、プ
レス加工性を向上することができる。
【0021】次に、上記したような再結晶化を実現する
ための条件について説明する。表1は、熱処理温度と熱
処理時間を変化させて、共晶マグネシウム合金のα相の
結晶状態を観察した結果を示す表である。
【0022】
【表1】
【0023】上表より、再結晶化は、150℃〜300
℃で10分〜2時間熱処理を施した場合に実現できるこ
とが分かる。望ましくは、150℃以上200℃未満で
1.5〜2時間,200℃以上250℃未満で1〜2時
間,250℃以上300℃未満で0.5〜2時間,30
0℃程度で10分〜1時間の熱処理が良い。これらの熱
処理条件の下限は再結晶化が生じる限界によって決ま
り、上限は再結晶化に飽和が生じる条件(150℃,2
00℃の場合)または結晶粒が粗大化して強度が低下す
る条件(250℃,300℃の場合)によって決まる。
【0024】なお、圧延の最終段階(所望の厚みにする
段階)における冷間圧延は、圧延材に内部歪みを付与す
るという上記目的のためには、少なくとも圧下率10%
以上好ましくは30%以上で行うことが望ましい。
【0025】以上説明したように、本発明によれば、プ
レス加工性を向上することができ、特に、多段階でプレ
ス加工を行う場合にその効果を発揮し、破断等の発生を
抑制することができる。
【0026】なお、上記の熱処理工程は、所望の厚み
に圧延した後の圧延材び形態において行っても良いし、
また、圧延後にプレス加工した後であっても最終形状に
プレス加工する前であればその段階で行っても良い。
【0027】(実施の形態2)実施の形態1で記した方
法で製造したマグネシウム合金を用いたプレス加工品
は、加工性が良い反面、クリープ変形し易いという問題
がある。本実施の形態では、クリープ変形を防止する方
法について説明する。
【0028】a)熱処理による方法 まず、実施の形態1の製造方法により作製したマグネシ
ウム合金(α相が再結晶化した合金)を、所定の形状に
プレス加工する。このプレス加工品は上記のようにクリ
ープ強度が劣っている。
【0029】次に、上記プレス加工品に熱処理を加え
て、α相をマグネシウム合金の表層に凝集,結合させ
る。図2は、この熱処理後のマグネシウム合金の断面を
示す模式図である。このようにα相を表層に凝集,結合
させれば、後述する具体例のように、クリープ強度を増
大できる。なお、熱処理条件は、本発明者の実験によれ
ば、200〜300℃で1〜3時間において良好な結果
が得られた。
【0030】b)強化剤を添加する方法 マグネシウムの共晶合金に強化剤を含有させておくこと
で、その強度を向上させることができる。この際、強度
を向上させ過ぎると、加工性が悪くなるため、強化剤は
適切な量添加する必要がある。具体的には、強化剤とし
て亜鉛もしくはアルミニウムを用いる場合には、リチウ
ム含有量が6〜10.5重量%の共晶系マグネシウム合
金において、それらを0.5〜3重量%含有させること
が望ましい。
【0031】c)結晶粒微細化剤を添加する方法 マグネシウムの共晶合金に結晶粒微細化剤を含有させて
おくことで、その強度を向上させることができる。この
際、強度を向上させ過ぎると、加工性が悪くなるため、
結晶粒微細化剤は適切な量添加する必要がある。具体的
には、結晶粒微細化剤としてカルシウム,ジルコニウ
ム、または、珪素を用いる場合には、リチウム含有量が
6〜10.5重量%の共晶系マグネシウム合金におい
て、それらの少なくとも1種を0.5〜2重量%含有さ
せることが望ましい。
【0032】なお、(a)〜(c)の方法を組み合わせ
ても良く、この場合、さらに良好なクリープ強度を得る
ことができる。
【0033】(具体例)以下、実施の形態1,2に記載
の共晶系マグネシウム合金の特性を、具体的に説明す
る。ここでは、各種組成(リチウム組成)の合金インゴ
ットを切り出した厚さ5mmのビレットを、200℃で
1mmまで圧延した後、冷間で0.6mmとなるように
(圧下率40%)圧延した試験片を作製し、プレス性を
評価した。結果を表2に示すが、表2中の実施例は上記
試験片を200℃で1時間熱処理(球状化熱処理)した
後に評価を行ったものであり、比較例は上記試験片を熱
処理を行わずに評価を行ったものである。また、プレス
性の評価後に250℃で2時間の熱処理(α相凝集熱処
理)を行ったものと行っていないものについて、クリー
プ強度を評価した。これについても表2に記載してい
る。なお、先に行う200℃1時間の熱処理は、合金中
に存在する針状のα相を球状(粒状)化するのに十分な
条件であり、後に行う250℃2時間の熱処理は、表層
にα相を凝集するに十分な条件である。
【0034】
【表2】
【0035】上記表2において、プレス性とクリープ強
度の評価は以下のようにして行っている。 プレス性評価:室温(23℃)において、図3(a),
(b)に示す形状にプレス加工し、コーナー部分での割
れが存在するか否かで評価。 クリープ強度評価:引張試験機を用いて室温(23℃)
にて初期応力6.5kg/mm2を印加し、2時間放置
後の応力を荷重により算出し評価。引張試験片は幅1
2.5mm,標点距離50mm,厚さ0.6mm。
【0036】表2における各実施例と比較例との比較か
ら、球状化熱処理を行っていない場合には、プレス性評
価においてすべての場合で割れが発生しているが、球状
化熱処理をしたものではすべて良好なプレス性が得られ
ることがわかる。
【0037】また、α相凝集熱処理によりクリープ強度
が大きく増大していることがわかる。
【0038】さらに、実施例2と実施例3,4との比較
から、リチウムを含有した共晶系マグネシウム合金にお
いて、強化剤(ここでは、Al,Zn)を添加すること
でクリープ強度が増大していることがわかる。
【0039】また、実施例2,3,4と実施例5との比
較から、リチウムを含有した共晶系マグネシウム合金に
おいて、結晶粒微細化剤(ここでは、Al,Zn)を添
加することでクリープ強度が増大していることがわか
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、α相
を球状化させるため、冷間での良好なプレス加工性が得
られる。
【0041】また、亜鉛もしくはアルミニウムなどの強
化剤や、カルシウム,ジルコニウム,珪素などの微細化
剤を含有させれば、良好なプレス加工性を保ったまま、
クリープ強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の球状化熱処理後におけるマグネシウム
合金の組織を示す断面模式図である。
【図2】α相凝集化熱処理後におけるマグネシウム合金
の組織を示す断面模式図である。
【図3】プレス加工性の評価を行った箱型状のプレス加
工品を示す図である。
【図4】従来の圧延後におけるマグネシウム合金の組織
を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1 マグネシウムα相 2 リチウムβ相
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C22F 1/00 650 C22F 1/00 650A 685 685Z 686 686A 691 691B 691C 694 694A (56)参考文献 特開 平9−41066(JP,A) 特開 平4−176839(JP,A) 特開 昭57−104641(JP,A) 堀ら,Mg−LiおよびMg−Zr− Li合金の冷間加工性,軽金属,日本, 1990年 4月30日,Vol.40 No. 4,P.285−289 松澤ら,Mg−Li−Al合金の時効 硬化及び機械的性質,軽金属,日本, 1989年 1月30日,Vol.39 No. 1 ,P.45−51 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22F 1/06 B21B 3/00 C22C 23/00 - 23/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウムを6〜10.5重量%含み、残
    部がマグネシウムと不可避の不純物とからなるマグネシ
    ウムα相とリチウムβ相の共晶組織のマグネシウム合金
    プレス部品の製造方法において、 前記マグネシウム合金を、冷間圧延して、所望の厚みと
    する冷間圧延工程と、 該冷間圧延工程後で、かつ、最終形状までプレス加工す
    る前に熱処理を施すことにより、マグネシウムα相を再
    結晶化させる工程と、最終形状までプレス成形した後に、さらに熱処理を施す
    ことにより表面にマグネシウムα相を凝集させる工程
    と、 を含むことを特徴とするマグネシウム合金のプレス
    部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記冷間圧延工程は、圧下率10%以上
    であり、マグネシウムα相を再結晶化させる工程では、
    150〜300℃で10分〜2時間の熱処理を施し、か
    つマグネシウムα相を凝集させる工程は、200〜30
    0℃で1〜3時間の熱処理を施す請求項1記載のマグネ
    シウム合金のプレス部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記マグネシウム合金は、さらに、亜鉛
    もしくはアルミニウムを0.5〜3重量%含有する請求
    項1又は2記載のマグネシウム合金のプレス部品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記マグネシウム合金は、さらに、カル
    シウム、ジルコニウム、珪素のうち少なくとも1つを
    0.5〜2重量%含有する請求項1〜3の何れか1つに
    記載のマグネシウム合金のプレス部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 リチウムを6〜10.5重量%含み、残
    部がマグネシウムと不可避の不純物とからなるマグネシ
    ウムα相とリチウムβ相の共晶組織のマグネシウム合金
    のプレス部品であって、 マグネシウム合金は、冷間圧延され、熱処理されてマグ
    ネシウムα相が再結晶化し、プレス成形により最終形状
    に形成され、さらに熱処理により表面にマグネシウムα
    相が凝集してなることを特徴とするマグネシウム合金の
    プレス部品。
  6. 【請求項6】 冷間圧延が圧下率10%以上であり、マ
    グネシウムα相の再結晶化のための熱処理が150〜3
    00℃、10分〜2時間であり、マグネシウムα相の凝
    集のための熱処理が200〜300℃、1〜3時間であ
    る請求項5記載のマグネシウム合金のプレス部品。
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