JP3521892B2 - 障害物検知装置 - Google Patents

障害物検知装置

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JP3521892B2
JP3521892B2 JP2001245858A JP2001245858A JP3521892B2 JP 3521892 B2 JP3521892 B2 JP 3521892B2 JP 2001245858 A JP2001245858 A JP 2001245858A JP 2001245858 A JP2001245858 A JP 2001245858A JP 3521892 B2 JP3521892 B2 JP 3521892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の障害物を検
知して警報を報知する障害物検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の障害物検知装置を示すブロ
ック図である。図5において、障害物検知センサである
超音波センサ11、51、61、71は車両の前後のバ
ンパなどの適宜障害物検知位置に設置され、中央制御装
置である制御ECU(電子制御ユニット)1とそれぞれ
ライン70、80、90、100を介してスター接続さ
れている。制御ECU1内のマイコン2は、車両のシフ
トポジション72がR、D、2、Lのいずれかであって
車速73が、例えば10km/h以下の場合に次のよう
な障害物検知処理を実行する。
【0003】まず、マイコン2は送信切り替え信号と受
信切り替え信号によりそれぞれ送信用のアナログSW4
と受信用のアナログSW7を超音波センサ11のライン
70側に切り替え、次いで送信ドライバ3が超音波パル
ス(例えば40kHzの矩形波10パルス)を発生する
ように制御する。マイコン2はまた、超音波センサ11
用にあらかじめ設定された障害物判定用のしきい値(電
圧)8を比較器6に設定する。この超音波パルスはアナ
ログSW4、ライン70を介して超音波センサ11に送
信され、超音波センサ11では超音波パルスにより送信
回路12が動作してマイク15を駆動する。もし、この
超音波が検知エリア内の障害物により反射されると、こ
の反射波がマイク15により受信され、この受信信号は
そのゲインが増幅器14、受信ゲイン調整部13により
調整された後、ライン70を介して制御ECU1に送信
される。
【0004】制御ECU1では受信信号がアナログSW
7、受信ゲイン調整部5を介して比較器6に送られてし
きい値8と比較され、受信信号>しきい値8の場合に障
害物検知信号がマイコン2に送られる。マイコン2は超
音波発信開始時から障害物検知信号までの時間を距離に
換算し、報知距離であれば警報を発する。次いで障害物
及び他の物体(例えば道路)によるマルチパス反射波の
あるマルチパス浮遊期間の後、他の超音波センサ51、
61、71についても順次、同様な処理を実行してこれ
を繰り返す。なお、1回のみの障害物検知で警報を発す
ると誤検出のおそれもあるので、複数回の連続検知で警
報を発する。また、警報については、検知位置を表示す
るとともに、警報用の表示灯/ブザーを、例えば20cm
〜50cmの範囲では点滅/間欠音で、また、20cm以下
では連続点灯/連続音で駆動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、制御ECU1のみが演算機能を有するので、
種々の問題が発生する。例えば各超音波センサ11、5
1、61、71から制御ECU1に送られる信号は数m
V程度の微弱アナログ信号であり、耐ノイズ性が低いと
いう問題点がある。すなわち、この微弱アナログ信号が
前後のバンパなどからライン70、80、90、100
を介して制御ECU1に長距離伝送されるので、その過
程で重畳した様々な電磁波ノイズを障害物検知信号と誤
認識するという問題点がある。
【0006】また、各超音波センサ11、51、61、
71により検知された各信号を制御ECU1に伝送して
制御ECU1が集中的に各信号を演算処理するので、制
御ECU1の負荷が大きく、このため、専用のものが必
要になる。
【0007】さらに、各超音波センサ11、51、6
1、71を駆動する時間間隔は、障害物及び他の物体
(例えば道路)によるマルチパス反射波の影響がなくな
るように十分設けているので、障害物検知までに時間が
かかるという問題点がある。なお、通常、1回のみの障
害物検知で警報を発すると誤検出のおそれもあり、複数
回の連続検知で警報を発するので、障害物を検知しても
警報が遅くなる。
【0008】また、各超音波センサ11、51、61、
71のマイク15には発振周波数や音圧レベルにばらつ
きにより、大量生産した制御ECU1と超音波センサ1
1、51、61、71が対応しないという問題点があ
る。さらに、車種に応じて各超音波センサ11、51、
61、71の取り付け位置、角度が異なるのでしきい値
8も異なる。このため、マイク15の発振周波数や音圧
レベルのばらつきにより、超音波センサ11、51、6
1、71毎に受信ゲインを調整する必要があり、また、
マイク15には厳しい仕様が必要になる。また、超音波
センサ11、51、61、71毎、車両毎、車種毎にし
きい値8を制御ECU1に設定する必要がある。
【0009】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、耐ノ
イズ性を向上させることができ、また、ECUの負荷を
低減することができる障害物検知装置を提供することを
目的とする。本発明はまた、障害物検知までのレスポン
スを向上させることができる障害物検知装置を提供する
ことを目的とする。本発明はまた、障害物を検知するた
めの信号源の特性のばらつきや取付位置、方向などを吸
収することができる障害物検知装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、センサが障害物検知信号に基づいて障害物
との距離をデジタル演算してその距離情報を制御ユニッ
トに送信し、制御ユニットがセンサから受信した距離情
報に基づいて警報を発するものであり、制御ユニットが
複数のセンサに対して各ポーリング信号を順次送信し、
複数のセンサが1つのセンサに対するポーリング信号に
基づいて略同時に障害物に対して信号を送信し、その反
射信号に基づいて障害物との距離をデジタル演算し、各
距離情報を自己宛のポーリング信号に同期して制御ユニ
ットに送信することを特徴とする。上記構成により、セ
ンサが障害物との距離をデジタル演算して距離情報を制
御ユニットに送信するので、耐ノイズ性を向上させるこ
とができる。また、制御ユニットが距離を演算しないの
で、制御ユニットの負荷を低減することができる。この
ため、専用のCPUでなくても車両の他のCPU、例え
ばメータ用のCPUやナビゲーション用のCPUが空き
時間に障害物検知を処理することも可能になる。また、
複数のセンサが時分割で信号を送信せず、略同時に信号
を送信するので、障害物検知までのレスポンスを向上さ
せることができる。
【0011】
【0012】本発明はまた、個々のセンサのばらつきに
応じたしきい値を制御ユニットから個々のセンサの不揮
発性メモリに転送する。また、個々のセンサのばらつき
に応じた発振周波数を外部から個々のセンサの不揮発性
メモリに転送する。また、個々のセンサのばらつきに応
じたゲインを外部から個々のセンサの不揮発性メモリに
転送する。上記構成により、障害物を検知するための信
号源の特性のばらつきや取付位置、方向などを吸収する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下、図面を
参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は
本発明に係る障害物検知装置の一実施形態を示すブロッ
ク図、図2は図1の障害物検知装置の通信シーケンスを
示す説明図である。
【0014】図1において、演算機能付き超音波センサ
31、71、81、91は車両の前後のバンパなどの適
宜障害物検知位置に設置され、制御ECU21とバス1
00を介して接続されている。制御ECU21内のマイ
コン22は、車両のシフトポジション72がR、D、
2、Lのいずれかであって車速73が、例えば10km
/h以下の場合に次のような障害物検知処理を実行す
る。
【0015】まず、マイコン2は通信ドライバ/レシー
バ(D/R)23を介してバス100上に、図2に示す
ように演算機能付き超音波センサ31のID=S1を含
むポーリングフレームを送信する。なお、図2はセンサ
が4つの場合(ID=S1、S2、S3、S4)を示し
ている。演算機能付き超音波センサ31、71、81、
91では、このポーリングフレームを通信ドライバ/レ
シーバ(D/R)32、LAN制御回路33で解読し、
自ID=S1を認識した演算機能付き超音波センサ31
のLAN制御回路33は、周波数調整回路34と距離演
算回路39に送信命令を出力する。周波数調整回路34
はあらかじめ不揮発性メモリ40に記憶された共振周波
数の超音波バースト波を発振し、この超音波バースト波
は送信回路35、マイク36を介して、フレーム内のデ
ータフィールドの経過後に送信される。
【0016】もし、この超音波が検知エリア内の障害物
により反射されると、この反射波マイク36により受信
され、この受信信号はそのゲインがゲイン調整回路37
により調整された後、比較器43に印加されてしきい値
調整回路38により調整されたしきい値と比較される。
ここで、ゲイン調整回路37としきい値調整回路38は
それぞれ、あらかじめ不揮発性メモリ40に記憶された
ゲインとしきい値に調整する。受信信号>しきい値の場
合に障害物検知信号が比較器43から距離演算回路39
に送られ、距離演算回路39は超音波発信開始時から障
害物検知までの時間を距離に換算し、これを次のポーリ
ングフレーム(ID=S1)まで記憶する。
【0017】また、制御ECU21は図2に示すよう
に、センサS1のポーリングフレームの送信後、演算機
能付き超音波センサ31によるマルチパス浮遊期間Tm
の影響を受けない期間を考慮して次のセンサ71のID
=S2を含むポーリングフレームを送信する。センサ7
1も同様に超音波の発信及び受信、比較、距離演算を行
い、以下同様な処理を繰り返す。
【0018】そして、次のサイクル期間TCYC0の各ポー
リングフレームを受信すると、同様に超音波の発信及び
受信、比較、距離演算を行うととともに、前回のポーリ
ングフレームで記憶した距離をLAN制御回路33、通
信D/R32を介して自IDに続くデータフィールド上
に乗せてバス100上に出力する。なお、このとき、距
離情報とともに自IDを送信してもよい。制御ECU2
1では、受信したフレームのデータフィールド内の距離
情報が報知距離であれば警報を発する。なお、1回のみ
の障害物検知で警報を発すると誤検出のおそれもあるの
で、複数回の障害物検知で警報を発する。また、警報に
ついては、検知位置を表示するとともに、警報用の表示
灯/ブザーを、例えば20cm〜50cmの範囲では点滅/
間欠音、20cm以下では連続点灯/連続音で駆動する。
以上説明したように第1の実施形態では、演算機能付き
超音波センサ31、71、81、91が従来の制御EC
Uが任っていた機能を有するので、制御ECU21の負
荷を小さくすることができる。また、演算機能付き超音
波センサ31、71、81、91からバス100に出力
される信号はディジタルなので、耐ノイズ性を高めるこ
とができる。
【0019】<第2の実施形態>ところで、上記の第1
の実施形態では、図2に示すように演算機能付き超音波
センサ31、71、81、91毎に、超音波の送信及び
受信時間Trとマルチパス浮遊期間Tmを設ける必要が
あるので、全ての演算機能付き超音波センサ31、7
1、81、91が1回動作する1サイクル期間TCYC0が
長くなり、障害物を検知しても警報が遅くなる。そこ
で、第2の実施形態では、図3に示すようにマイコン2
2はバス100上に、図2に示すように演算機能付き超
音波センサ31のID=S1を含むポーリングフレーム
を送信する場合、このID=S1は全ての演算機能付き
超音波センサ31、71、81、91への超音波送信命
令を含むように定義する。次いでマイコン22はデータ
フィールドの経過後に、センサ71のID=S2を含む
ポーリングフレーム、センサ81のID=S3を含むポ
ーリングフレームのように各センサのポーリングフレー
ムを順次送信する。
【0020】そして、演算機能付き超音波センサ31、
71、81、91はID=S1(+超音波送信命令)を
解読すると、演算機能付き超音波センサ31のフレーム
内のデータフィールドの経過後に超音波を略同時に送信
し、反射波を受信してしきい値と比較し、距離を演算し
て記憶する。そして、演算機能付き超音波センサ31、
71、81、91は次のサイクル期間TCYC0の自IDに
続くデータフィールドに各距離情報を送信する。また、
この次のサイクル期間TCYC0においても同様に、演算機
能付き超音波センサ31、71、81、91はID=S
1(+超音波送信命令)を解読すると、演算機能付き超
音波センサ31のフレーム内のデータフィールドの経過
後に超音波を略同時に送信して反射波を受信し、距離を
演算して記憶する。
【0021】ここで、例えばセンサ数(フレーム数)=
4個、1フレーム期間=5ms、マルチパス浮遊期間Tm
=15msとすると、第1の実施形態では1サイクル期間
TCYC0=100msとなり、第2の実施形態では1サイク
ル期間TCYCN=20msとなる。なお、4回の連続検知で
警報を発する構成の場合、各々4倍の時間を要する。以
上説明したように第2の実施形態では、障害物検知まで
のレスポンスを向上させることができる。
【0022】<調整及び初期設定>ところで、前述した
ように各演算機能付き超音波センサ31、71、81、
91のマイク36には発振周波数や音圧レベルにばらつ
きがあり、また、車種に応じて各演算機能付き超音波セ
ンサ31、71、81、91の取り付け位置、角度が異
なるので、各演算機能付き超音波センサ31、71、8
1、91の発振周波数、受信ゲイン、しきい値が異な
る。そこで、本発明では、各演算機能付き超音波センサ
31、71、81、91毎にあらかじめ発振周波数、受
信ゲイン、しきい値を不揮発性メモリ40に設定する。
【0023】<受信ゲインの調整>マイク36をセンサ
回路基板に組付けた後、マイク36に対して一定距離の
位置に規定形状のテスト用障害物を配置し、また、図1
に示すようにセンサ回路基板のテスト端子45を不図示
の書き込み装置により、例えばHにして演算機能付き超
音波センサ31、71、81、91のLAN制御回路3
3をテストモードに切り替えるとともに、制御ECU2
1からバス100を介して送信命令を出力させ、ゲイン
調整回路37の出力レベルから反射波の電圧をモニタす
る。
【0024】反射波の電圧が所定レベルより不足(過
多)ならば、制御ECU21からバス100を介してゲ
イン調整回路37のゲインを微増(微減)させる。反射
波の電圧が所定レベルになるまで繰り返し、反射波の電
圧が所定レベルになるとそのときに応じた書き込み電圧
をセンサ回路基板の書き込み電圧端子に印加して、受信
ゲインを不図示の外部の書き込み装置からテスト端子4
5を介して不揮発性メモリ40に書き込む。これによ
り、各演算機能付き超音波センサ31、71、81、9
1のマイク36のゲインのばらつきを吸収できる。
【0025】<発振周波数の調整>マイク36をセンサ
回路基板に組付けた後、マイク36に対して一定距離の
位置に規定形状のテスト用障害物を配置し、また、図1
に示すようにセンサ回路基板のテスト端子45を不図示
の書き込み装置により、例えばHにして演算機能付き超
音波センサ31、71、81、91のLAN制御回路3
3をテストモードに切り替えるとともに、制御ECU2
1からバス100を介して送信命令を出力させ、ゲイン
調整回路37の出力レベルから反射波のピーク電圧をモ
ニタする。
【0026】その後、制御ECU21からバス100を
介して、例えば周波数微増命令を含む送信命令を出力さ
せ、ゲイン調整回路37の出力レベルから反射波のピー
ク電圧を再度モニタする。今回のモニタ電圧が前回より
低い場合には制御ECU21からバス100を介して、
周波数微減命令を含む送信命令を出力させ、ゲイン調整
回路37の出力レベルから反射波のピーク電圧を再度モ
ニタする。このようにしてモニタ電圧が最も高くなる発
振周波数を探し、書き込み電圧をセンサ回路基板の書き
込み電圧端子に印加して、発振周波数を不揮発性メモリ
40に書き込む。これにより、各演算機能付き超音波セ
ンサ31、71、81、91のマイク36のゲインの発
振周波数を吸収できる。
【0027】<しきい値の初期化>各演算機能付き超音
波センサ31、71、81、91を車種に応じた取り付
け位置、角度に取り付け、マイク36に対して一定距離
の位置に規定形状のテスト用障害物を配置し、また、図
1に示すようにセンサ回路基板のテスト端子45を不図
示の書き込み装置により、例えばHにして演算機能付き
超音波センサ31、71、81、91のLAN制御回路
33をテストモードに切り替えるとともに、制御ECU
21からバス100を介して送信命令を出力させ、演算
機能付き超音波センサ31、71、81、91に超音波
を送信して反射波を受信し、距離を演算させて制御EC
U21に転送する。この計測距離に応じたしきい値をあ
らかじめ制御ECU21の不揮発性メモリ24に設定
し、この制御ECU21に設定された各演算機能付き超
音波センサ31、71、81、91のしきい値を図4に
示すようにバス100を介して不揮発性メモリ40に書
き込む。
【0028】以上説明したように本発明によれば、耐ノ
イズ性を向上させることができ、また、ECUの負荷を
低減することができる。また、障害物検知までのレスポ
ンスを向上させることができる。また、障害物を検知す
るための信号源の特性のばらつきや取付位置、方向など
を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る障害物検知装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1の障害物検知装置の通信シーケンスを示す
説明図である。
【図3】第2の実施形態の通信シーケンスを示す説明図
である。
【図4】しきい値の初期化シーケンスを示す説明図であ
る。
【図5】従来の障害物検知装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
21 制御ECU 22 マイコン 31、71、81、91 演算機能付き超音波センサ 34 周波数調整回路 36 マイク 37 ゲイン調整回路 38 しきい値調整回路 39 距離演算回路 40 不揮発性メモリ 100 バス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−112000(JP,A) 特開2001−108739(JP,A) 特開 平10−177073(JP,A) 特開 昭63−149994(JP,A) 実開 平5−28982(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 1/72 - 1/82 G01S 3/80 - 3/86 G01S 5/18 - 5/30 G01S 7/52 - 7/64 G01S 13/00 - 13/95 G01S 15/00 - 15/96 G08C 15/06 G08C 19/00 B60R 21/00 620

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の障害物検知位置に取り付けられたセ
    ンサの障害物検知情報を制御ユニットに伝送し、前記制
    御ユニットが必要に応じて警報を発するよう構成された
    障害物検知装置において、 前記センサが障害物検知信号に基づいて障害物との距離
    をデジタル演算してその距離情報を前記制御ユニットに
    送信し、前記制御ユニットが前記距離情報に基づいて前
    記警報を発するものであり、前記制御ユニットが複数の
    前記センサに対して各ポーリング信号を順次送信し、前
    記複数のセンサが1つのセンサに対するポーリング信号
    に基づいて略同時に障害物に対して信号を送信し、その
    反射信号に基づいて障害物との距離をデジタル演算し、
    各距離情報を自己宛のポーリング信号に同期して前記制
    御ユニットに送信することを特徴とする障害物検知装
    置。
  2. 【請求項2】前記センサは、反射信号のレベルがしきい
    値以上の場合に前記障害物検知信号を出力する比較器
    と、前記しきい値を記憶する不揮発性メモリとを有し、
    個々のセンサのばらつきに応じたしきい値を前記制御ユ
    ニットから前記不揮発性メモリに転送することを特徴と
    する請求項1に記載の障害物検知装置。
  3. 【請求項3】前記センサは、送信信号の発振周波数を記
    憶する不揮発性メモリを有し、個々のセンサのばらつき
    に応じた発振周波数を外部から前記不揮発性メモリに転
    送することを特徴とする請求項1又は2に記載の障害物
    検知装置。
  4. 【請求項4】前記センサは、反射信号を増幅するゲイン
    を記憶する不揮発性メモリを有し、個々のセンサのばら
    つきに応じたゲインを外部から前記不揮発性メモリに転
    送することを特徴とする請求項1からのいずれか1つ
    に記載の障害物検知装置。
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