JP3521401B2 - 電子部品整列供給装置 - Google Patents
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Description
送するとともに、整列搬送される電子部品を分離して次
工程に供給する電子部品整列供給装置に関し、特に、搬
送および分離に空気圧を利用する電子部品整列供給装置
に関する。
ト基板への自動実装等のために、テープに等間隔に1個
ずつ充填されてテーピングされる。このチップをテーピ
ングする前工程としてチップの外観検査、不良検査、極
性検査等の検査、表裏反転および不良チップの取り除き
等を行うために、チップはインデックステーブルの円周
上に等間隔に1個ずつ移載される。さらに、1個ずつイ
ンデックステーブルに移載するために、移載前にチップ
を1個ずつ分離した状態で搬送しなければならない。そ
こで、インデックステーブルの上流に電子部品整列供給
装置を配置し、この電子部品整列供給装置によって、チ
ップを整列搬送し、さらにチップを1個ずつ分離する。
1202号には、搬送時および分離時に空気圧を利用し
た電子部品整列供給装置について記載している。この電
子部品整列供給装置は、電子部品を整列搬送するため
に、電子部品を整列搬送する搬送路と、この搬送路に上
流から下流への空気の流れをつくり、電子部品を移動す
る空気搬送手段とを備える。さらに、この電子部品整列
供給装置は、整列搬送される電子部品を1個ずつ分離す
るために、空気の噴出による空気流の層で電子部品列の
搬送を遮断する空気遮断手段と、空気遮断手段の上流で
電子部品を吸引して電子部品列を停止させる吸引手段
と、下流側に空気を供給して電子部品列を下流に移動さ
せる空気供給手段とを備える。そして、この電子部品整
列供給装置は、空気遮断手段によって搬送を遮断されて
いる電子部品列を吸引手段で吸引した後、空気遮断手段
による空気の噴き出しを停止し、電子部品列の下流側の
電子部品を分離する。
電子部品整列供給装置では搬送路の上方が開放されてい
るため、上流から下流への空気の流れをつくるための空
気圧が低下する。つまり、空気搬送手段によって下流側
に向けて空気を排出して空気の流れをつくる場合、搬送
路の上方に排出空気が発散するため、空気の排出口から
下流ほど排出圧(正圧)が低下する。また、空気搬送手
段によって下流側から空気を吸引して空気の流れをつく
る場合、吸引する空気が搬送路の上方に無限に広がるの
で、空気の吸引口から上流ほど空気の吸引圧(負圧)が
低下する。さらに、この電子部品整列供給装置では搬送
路の上流部と下流部にしか空気の排出口を設けていない
ため、搬送路の上流から下流において空気圧が一定とな
らない。そのため、従来の電子部品整列供給装置では、
搬送路における空気の流れが不安定となり、電子部品の
搬送において安定性に欠ける。
部品を1個ずつ分離するために吸引手段で電子部品を吸
引して電子部品列を停止させ、吸引停止後に電子部品列
がまとまって下流側に移動する。そのため、電子部品列
が動き出す際の静止摩擦力が大きくなる。そこで、この
電子部品整列供給装置では、電子部品列を下流側に移動
させるために、空気供給手段による空気圧を静止摩擦力
を上回る圧力に設定しなければならない。その結果、こ
の電子部品整列供給装置では、電子部品列には大きな空
気圧がかかるので、電子部品列の動き出しがスムーズに
行われない。さらに、この大きな空気圧による搬送力
は、空気流の層によって電子部品列の搬送を遮断するに
は非常に大きな搬送力である。そのため、この電子部品
整列供給装置では、空気遮断手段による空気圧をこの大
きな搬送力を上回る圧力に設定しなければならない。つ
まり、従来の電子部品整列供給装置では、電子部品を分
離するために大きな空気圧を必要とするので、電子部品
の動きにおいて安定性に欠ける。
に、各種検査、不良電子部品の取り除き、表裏が反転し
ている場合には表裏反転等の多数の処理を電子部品個々
に施さなければならない。そのために、インデックステ
ーブルに沿って多数の処理装置が配置され、インデック
ステーブルも大きなものが必要となる。そこで、電子部
品整列供給装置で電子部品を搬送している際に、各種処
理を施すことができれば、インデックステーブルにおけ
る処理負担が軽減する。しかし、従来の電子部品整列供
給装置は、空気の正圧または負圧によって前後の電子部
品が接した状態で搬送するので、搬送中には個々の電子
部品に処理を施すことがでない。また、電子部品に処理
を施すには、インデックステーブルのように電子部品を
安定した状態で搬送しなければならない。なお、インデ
ックステーブルは、機械的な機構により、安定した状態
で電子部品を回転搬送する。
圧を作用させて安定性に優れた搬送および分離を行うこ
とができるとともに、安定した搬送中に個々の電子部品
に処理を施すことができる電子部品整列供給装置を提供
することにある。
明に係る電子部品整列供給装置は、電子部品を整列搬送
する搬送路と、前記搬送路に上流から下流への空気の流
れをつくり、前記空気の流れにより前記電子部品を移動
させる空気搬送手段とを備え、前記電子部品を整列搬送
するとともに、前記整列搬送される電子部品を分離して
次工程に供給する電子部品整列供給装置であって、前記
搬送路は、底面と、この底面の幅方向両側に各々設けら
れた側面とから形成され、前記搬送路の上方に設けら
れ、前記底面および前記両側面とともに空気の流路を形
成するカバーを備えることを特徴とする。この電子部品
整列供給装置によれば、搬送路に設けられたカバーによ
って形成された空気の流路内に、空気搬送手段による空
気の流れが閉じ込められる。そのため、この電子部品整
列供給装置は、空気搬送手段によって発生させた排出圧
または吸引圧を流路内で保持でき、安定した空気の流れ
によって電子部品を搬送する。
て、前記カバーは、透明であることを特徴とする。この
電子部品整列供給装置によれば、カバーを透明なものを
使用することによって、搬送中の電子部品の様子を確認
することができる。そのため、電子部品整列供給装置
は、電子部品に対して外観検査等の各種検査を施すこと
ができる。
子部品整列供給装置は、電子部品を整列搬送する搬送路
と、前記搬送路に上流から下流への空気の流れをつく
り、前記空気の流れにより前記電子部品を移動させる空
気搬送手段とを備え、前記電子部品を整列搬送するとと
もに、前記整列搬送される電子部品を分離して次工程に
供給する電子部品整列供給装置であって、前記空気搬送
手段は、前記搬送路の下流側に向けて空気を排出する排
出口または前記搬送路の下流側に空気を吸引する吸引口
を複数有し、前記排出口または前記吸引口は、前記搬送
路の幅方向左右両側に交互に配列するように設けられる
ことを特徴とする。この電子部品整列供給装置によれ
ば、搬送路の上流から下流にわたって幅方向左右互い違
いに複数箇所から空気を排出または吸引することによっ
て、搬送路に均一な空気の流れをつくることができる。
また、電子部品整列供給装置は、排出口または吸引口を
幅方向左右両側の交互に配置した場合にはこの幅方向左
右両側の交互の位置から空気を排出または吸引するの
で、必要最小限の排出口または吸引口で安定した空気の
流れをつくることができる。
子部品整列供給装置は、電子部品を整列搬送する搬送路
と、前記搬送路に上流から下流への空気の流れをつく
り、前記空気の流れにより前記電子部品を移動させる空
気搬送手段とを備え、前記電子部品を整列搬送するとと
もに、前記整列搬送される電子部品を分離して次工程に
供給する電子部品整列供給装置であって、前記搬送路で
整列搬送されている前記電子部品を1個ずつ分離する分
離手段を備えることを特徴とする。この電子部品整列供
給装置によれば、分離手段によって搬送路で電子部品を
個々に分離することができるので、個々の電子部品に各
種処理を施すことができる。
て、前記分離手段は、前記電子部品の搬送方向に対して
垂直方向に空気を噴き出し、この空気噴出による空気流
の層で前記整列搬送される電子部品の搬送を遮断する空
気遮断手段と、前記空気遮断手段の上流側に設けられ、
前記電子部品を吸引し、前記整列搬送される電子部品を
停止させる吸引手段とを備え、前記空気遮断手段で搬送
を遮断されている前記整列搬送される電子部品を前記吸
引手段で吸引した後、前記空気遮断手段による空気の噴
き出しを停止し、前記整列搬送される電子部品の下流側
の電子部品を分離することを特徴とする。この電子部品
整列供給装置によれば、電子部品を個々に分離するため
に、電子部品に対する吸引および空気流の層を利用して
いるので、電子部品に機械的なストレスを与えない。
子部品整列供給装置は、電子部品の搬送方向に対して垂
直方向に空気を噴き出し、この空気噴出による空気流の
層で整列搬送される電子部品の搬送を遮断する空気遮断
手段と、前記空気遮断手段の上流側に設けられ、前記電
子部品を吸引し、前記整列搬送される電子部品を停止さ
せる吸引手段とを備え、前記電子部品を整列搬送すると
ともに、前記空気遮断手段で搬送を遮断されている前記
整列搬送される電子部品を前記吸引手段で吸引した後、
前記空気遮断手段による空気の噴き出しを停止し、前記
整列搬送される電子部品の下流側の電子部品を分離して
次工程に供給する電子部品整列供給装置であって、前記
吸引手段で吸引される電子部品の底面に空気を排出する
空気排出手段を備え、前記空気排出手段は、前記吸引手
段による吸引を停止した後、吸引されていた電子部品の
底面に空気を排出することを特徴とする。この電子部品
整列供給装置によれば、空気排出手段が停止していた電
子部品の底面に空気を排出することによって、真空破壊
するとともに、電子部品の静止摩擦力を低減する。その
ため、電子部品整列供給装置は、吸引停止の反応時間を
短くできると共に電子部品列に対する搬送力や空気遮断
手段による空気の噴出圧を抑えることができるので、電
子部品を安定した状態で分離することができる。
して垂直方向(平面視)とする。
係る電子部品整列供給装置の実施の形態を説明する。
送路の上方にカバーを設けたり、空気搬送手段の排出口
または吸引口を搬送路の幅方向左右両側に交互に複数設
けることによって、電子部品を搬送するための空気圧を
均一にし、均一な空気圧を保持する。また、この電子部
品整列供給装置は、搬送路に沿って分離手段を設けるこ
とによって、搬送中に、1個ずつに分離された電子部品
に各種処理を施すことができる。さらに、この電子部品
整列供給装置は、吸引手段で吸引して停止させている電
子部品に、停止解除後に空気排出手段から空気を排出す
ることによって、真空破壊すると共に静止摩擦力を低減
し、その電子部品の動き出しをスムーズにする。
は、パーツフィーダから1列に送られてくるチップを搬
送し、インデックステーブルに1個ずつチップを分離供
給する。そのために、この電子部品整列供給装置は、パ
ーツフィーダから供給されたチップを整列搬送する整列
搬送部と、チップ列からチップを1個ずつ分離してイン
デックステーブルに供給する分離部を備える。さらに、
整列搬送部には、外観検査としてチップの外観をカメラ
撮影するために、チップ列からチップを1個ずつ分離す
る分離手段が備えられる。なお、本実施の形態では、電
子部品としてチップを使用し、チップとしては抵抗やト
ランジスタ等とし、特に限定しない。
装置1の概要構成とその周辺装置について説明する。電
子部品整列供給装置1は、パーツフィーダPFとインデ
ックステーブルITの間に配置される。まず、パーツフ
ィーダPFは、ホッパHからベルトコンベアBCを介し
て多量のチップが投入され、ガイドによって1列に整列
してチップを移動させる。そして、パーツフィーダPF
は、外周部の搬送路にチップを1列で搬送し、チップを
電子部品整列供給装置1に供給する。
送部2では、1列搬送されてくるチップを空気流によっ
て呼び込み、前後のチップに接した状態で1列に整列さ
せてチップを搬送する。さらに、整列搬送部2の分離手
段10は、前後のチップに接した状態のチップ列からチ
ップを1個ずつ分離する(図2乃至図5参照)。ちなみ
に、この1個ずつ分離されて搬送されるチップは、カメ
ラCMによって外観撮影され、外観検査が施される(図
3乃至図4参照)。そして、分離部3では、整列搬送部
2で搬送されてきたチップ列からチップを1個ずつ分離
してインデックステーブルITに供給する。
周上にチップを載置する箇所を等間隔に複数備え、ステ
ップ回転しながらチップが順次載置される。ちなみに、
このステップ回転する毎に、チップの不良検査、極性検
査等が行われる。そして、インデックステーブルIT
は、各検査に合格したチップをテーピング装置(図示せ
ず)に供給する。なお、本実施の形態では、インデック
ステーブルITでの工程が特許請求の範囲に記載の次工
程に相当する。
について説明する。電子部品整列供給装置1の説明で
は、整列搬送部2と分離部3に分けて説明する。
部2の構成について説明する。整列搬送部2は、主とし
て、本体4、カバー6、スプリング板7,7、空気供給
ユニット8,8、空気通路9,9および分離手段10か
ら構成される。
部4c,4cを有する(図4参照)。なお、本体4は、
段差部4c,4cの上流部のみがパーツフィーダPF内
に挿入される。そのため、本体4の直方体部4b最上流
では、パーツフィーダPFの外周形状を避けるために、
切欠部4d(平面視)が形成される(図2参照)。直方
体部4bは、パーツフィーダPFの端部からインデック
ステーブルITの下方まで延びる。なお、直方体部4b
は、下面を台座17の第1台座17aに固定され、パー
ツフィーダPFとインデックステーブルITの間に配置
される。ちなみに、台座17は、第1台座17aの下方
に支持部材17b,17bを介して第2台座17cが配
設され、電子部品整列供給装置1を支持する。また、段
差部4c,4cは、カバー6を収納するために、中心軸
CAに向かって左右対称に形成された1段の階段状の階
段部4e,4eを各々有する。さらに、段差部4c,4
cは、搬送路11を形成するために、直方体部4bの上
面4gから垂直に立ち上がった内側面4f,4fを各々
有する(図4の(b)図参照)。この内側面4f、4f
の立ち上がり高さは、チップCの高さより若干高い高さ
とする。なお、直方体部4bと段差部4c,4cとの搬
送方向の長さとでは、チップCを供給するために直方体
部4bの下流側の上方にインデックステーブルITが覆
うため、下流側において段差部4c,4cが短い。ま
た、本体4には、上流側に分離手段10の各部材が組み
込まれ、最下流側に分離部3の各部材が組み込まれる。
bの上面4gと段差部4c,4cの内側面4f,4fに
よって、チップCが搬送される搬送路11を形成する。
そして、この搬送路11は、パーツフィーダPFの搬送
路に連接する。なお、本実施の形態では、搬送路11が
特許請求の範囲に記載の搬送路に相当し、上面4gが特
許請求の範囲に記載の搬送路の底面に相当し、内側面4
f,4fが特許請求の範囲に記載の搬送路の両側面に相
当する。
側面4f,4f間で搬送路11の幅方向長さを規定す
る。そして、この内側面4f,4fによって、チップC
の幅方向の移動を規制する。なお、搬送路11の幅方向
長さは、チップCの標準公称寸法より0.1〜0.2m
m程度長い長さとする。したがって、チップCの幅が変
わると、搬送路11の幅も変える必要がある。そこで、
本体4の段差部4c,4cの内側面4f,4fの間隔
は、チップCの幅によって決定する。さらに、チップC
の標準公称寸法は製造会社によって若干誤差があるた
め、内側面4f,4f間は、0.1〜0.3mm程度幅
方向に微調整が可能とする。この幅方向の微調整をする
ために、本体4は、第1部材4h、第2部材4i、第3
部材4mおよび第4部材4nの分割構造としている。第
1部材4hと第2部材4iは、中心軸CAを境界として
搬送方向に沿って直方体部4bを分割した各々の部材で
ある。第1部材4hと第2部材4iとは、4本のボルト
15,15,15,15で螺着される。また、第3部材
4mと第4部材4nは、段差部4c,4cに相当する各
々の部材である。第3部材4mは4本のボルト5,5,
5,5で第1部材4hに螺着され、第4部材4nは4本
のボルト5,5,5,5で第2部材4iに螺着される。
ちなみに、第1部材4hと第2部材4iの上面にはボル
ト5,・・・が挿入されるボルト穴(図示せず)が形成
され、ボルト5,・・・の挿入位置を幅方向に移動可能
とするために、ボルト穴は幅方向に長径に形成される。
そして、第3部材4mと第4部材4nの幅方向の螺着位
置によって、幅方向の微調整を可能としている。
よって形成される凹部4jに嵌合する直方体形状であり
(図4の(b)図参照)、無色透明なアクリル樹脂で形
成される。カバー6の搬送方向長さは、本体4の段差部
4c,4cと同じ長さとする。また、カバー6の高さ
は、凹部4jの深さより若干高い高さとする。したがっ
て、カバー6が凹部4jに収納された場合でも、カバー
6の上面が本体4の上面より高くなり、カバー6を本体
4から取り外し易い。なお、カバー6は、本体4の凹部
4jに収納され、スプリング板7,7によって下方に押
圧される。そして、カバー6は、搬送路11で搬送され
るチップCの上方への移動を規制し、搬送路11からの
チップCの飛び出しを防止する。
設けられ、搬送路11とともに空気流路11aを形成す
る(図4の(b)図参照)。なお、空気流路11aは、
カバー6が凹部4jに嵌合しているため、密閉性を有す
る。したがって、搬送路11の下流側に向けて排出され
る空気は、空気流路11aに閉じ込められ、搬送路11
の上方に逃げることなく、空気流路11aの最下流の開
口から排出される。なお、本実施の形態では、空気流路
11aが特許請求の範囲に記載の空気の流路に相当す
る。
の外形寸法が変わる場合、その外形寸法に対応する段差
部4c,4cの形状を有する本体4を形成し、さらに段
差部4c,4cの階段部4e,4eの形状に対応してカ
バー6を形成する。そして、この本体4およびカバー6
に取り替えることによって、外形寸法の変わったチップ
Cに対応することができる。
押えつける弾性力のある板である。スプリング板7,7
は、一方側が本体4の上面にボルト7a,7aで各々固
定され、他方側でカバー6を押えつける。ちなみに、搬
送路11にチップCを搬送するための空気が排出される
と、その空気圧によってカバー6が若干浮上しようとす
る。そこで、空気流路11aの密閉性を保つために、ス
プリング板7,7の弾性力はカバー6を浮上させないだ
けの弾性力を有する。また、スプリング板7,7の弾性
力はカバー6を本体4から取り外し可能な程度の弾性力
であり、カバー6を本体4から取り外すことが可能であ
る。ちなみに、カバー6を取り外すことによって、不良
のチップCを取り除きや搬送路11上のトラブル等に対
処することができる。
路8a、空気供給口8b、ナット8c、空気排出口8
d、チューブ8eおよびポンプ(図示せず)からなる。
空気供給ユニット8,8は、幅方向左右両側に各1ユニ
ット配設される。なお、供給する空気の空気圧は、0.
05〜0.3kg/cm2である。
体4の直方体部4bの上面から下面を貫通する貫通孔で
ある。空気通路8aは、空気供給口8bと空気排出口8
dを結ぶ通路となり、供給空気が流れる。
ポンプ(図示せず)に繋がり、ポンプの作用によって空
気を供給する。なお、ポンプは、空気の供給を行うこと
ができるポンプとする。空気供給口8bは、金属の管形
状であり、ナット8cによって本体4の下面に固定され
る。
の上面4gに開口し、空気通路8aに繋がる。そして、
空気排出口8dは、空気通路9の主通路9bに空気を排
出する。
8から供給された空気が流れる通路であり、搬送路11
に空気を排出する。空気通路9,9は、本体4の幅方向
左右両側に各々形成される。なお、空気通路9,9は、
整列搬送部2とともに分離部3でも使用される。そのた
めに、空気通路9は、共通して使用される主通路9b、
整列搬送部2用の排出路9c,9c,9c,9cと排出
口9e,9e,9e,9e、および分離部3用の分離用
排出路9gと分離用排出口9hから構成される(図2参
照)。
の上面4gで形成され、搬送方向に延び、排出路9c,
9c,9c,9cに繋がる。主通路9bには、空気供給
ユニット8の空気排出口8dが開口され、空気が供給さ
れる。
4cと直方体部4bの上面4gで形成され、排出口9
e,9e,9e,9eに各々繋がる。排出路9c,9
c,9c,9cは、搬送路11に排出する空気の流れる
方向を搬送方向の上流側から下流側にするために、外側
から内側に向かうに従って下流側に傾けて(平面視)各
々形成される(図2参照)。また、排出路9c,9c,
9c,9cは、一定間隔をあけて各々配置される。さら
に、排出路9c,9c,9c,9cは、幅方向一方側の
空気通路9の排出路9c,9c,9c,9cと幅方向他
方側の空気通路9の排出路9c,9c,9c,9cとが
千鳥掛け状の配置(平面視)となるように、各々形成さ
れる(図2参照)。そのため、幅方向一方側の空気通路
9の排出口9e,9e,9e,9eと幅方向他方側の空
気通路9の排出口9e,9e,9e,9eとが、幅方向
左右両側に交互に配置される。
の内側面4fに一定間隔をあけて各々開口され、搬送路
11上に空気を排出する。さらに、排出口9e,9e,
9e,9eは、幅方向一方側の空気通路9の排出口9
e,9e,9e,9eと幅方向他方側の空気通路9の排
出口9e,9e,9e,9eとが交互に配置されるよう
に、各々形成される。したがって、幅方向左右両側の8
個の排出口9e,・・・は、搬送路11の上流から下流
にわたって幅方向左右両側の互い違いの位置から、空気
供給ユニット8,8から供給される空気を搬送路11の
下流側に向けて排出する。ちなみに、8個の排出口9
e,・・・から排出される空気による空気圧が、整列搬
送部2での搬送力となる。なお、この空気圧は、搬送路
11全域にわたって一定間隔で交互に配置された排出口
9e,・・・と密閉された空気流路11aによって、搬
送路11全域にわたって略均一となる。
部4bの上面4gで形成され、主通路9bの下流側先端
から分離用排出口9hに繋がる。分離用排出路9gは、
搬送路11に排出する空気の流れる方向を搬送方向の上
流側から下流側にするために、外側から内側に向かうに
従って下流側に傾けて(平面視)形成される(図2参
照)。
に開口され、搬送路11上に空気を排出する。分離用排
出口9hは、搬送路11の下流側に位置し、空気供給ユ
ニット8から供給される空気を搬送路11の下流側に向
けて排出する。ちなみに、左右両側の2個の分離用排出
口9h,9hから排出される空気の空気圧が、主として
分離部3での搬送力となる。
ト8,8、空気通路9,9および図示しないチューブや
ポンプ等が特許請求の範囲に記載の空気搬送手段に相当
する。
設けられ、整列搬送部2で接した状態で整列搬送されて
くるチップ列C,・・・からチップCを1個ずつ分離す
る。そのために、分離手段10は、エアユニット12、
エアシャッタ13、反射型センサ14および制御部(図
示せず)から構成される。なお、本実施の形態では、分
離手段10が特許請求の範囲に記載の分離手段に相当す
る。
12a、空気吸引供給口12b、ナット12c、チップ
作用口12d、チューブ12eおよびポンプ(図示せ
ず)からなる。
本体4の上面から下面を貫通する貫通孔である。空気通
路12aは、空気吸引供給口12bとチップ作用口12
dを結ぶ通路となり、吸引空気または供給空気が流れ
る。
を介してポンプ(図示せず)に繋がり、ポンプの作用に
よって空気を吸引または供給する。なお、ポンプは、空
気の吸引および空気の供給を行うことができるポンプと
する。空気吸引供給口12bは、金属の管形状であり、
ナット12cによって本体4の下面に固定される。
に開口し、空気通路12aに繋がる。チップ作用口12
dは、搬送方向において分離手段10のエアシャッタ1
3の空気噴出口13dの上流かつ幅方向において搬送路
11の中心軸CA上に開口される。つまり、チップ作用
口12dは、搬送路11内に開口し、搬送路11で搬送
されるチップCの下面を吸引するとともに、チップCの
下面に空気を排出する。
れるチップCの下面をチップ作用口12dから吸引し、
チップ列C,・・・の移動を停止させる。そのため、エ
アユニット12の吸引圧は、この吸引圧による吸引力が
整列搬送部2の搬送路11上での空気圧による搬送力を
上回る値に設定する。また、エアユニット12は、吸引
停止時には、チップCの下面にチップ作用口12dから
空気を排出し、真空破壊して吸引停止する際の反応時間
を短縮する。さらに、この空気の排出によって、チップ
Cと本体4の上面4gとの摩擦力を低減する。特に、エ
アユニット12は、吸引停止直後に空気を排出すること
によって、チップCが動き出す際の静止摩擦力を低減さ
せるのに有効に作用する。なお、エアユニット12の排
出圧は、0.05kg/cm2以下の小さな圧力とし、
吸引されて停止していたチップCがスムーズに動き出せ
る程度の圧力でよい。なお、本実施の形態では、分離手
段10のエアユニット12が特許請求の範囲の請求項5
に記載の吸引手段に相当する。
13a、空気供給口13b、ナット13c、空気噴出口
13d、チューブ13eおよびポンプ(図示せず)から
なる。
本体4の上面から下面を貫通する貫通孔である。空気通
路13aは、空気供給口13bと空気噴出口13dを結
ぶ通路となり、供給空気が流れる。
してポンプ(図示せず)に繋がり、ポンプの作用によっ
て空気を供給する。なお、ポンプは、空気の供給を行う
ことができるポンプとする。空気供給口13bは、金属
の管形状であり、ナット13cによって本体4の下面に
固定される。
開口し、空気通路13aに繋がる。空気噴出口13d
は、搬送方向において分離手段10のエアユニット12
のチップ作用口12dと分離手段10の反射型センサ1
4の間かつ幅方向において搬送路11の中心軸CA上に
開口される。つまり、空気噴出口13dは、搬送路11
内に開口し、搬送路11上に空気を上方の噴き出して空
気流の層をつくる。
1個ずつ分離するために、空気噴出口13dとチップ作
用口12dの間隔は、(チップCの搬送方向長さ×1)
より長くかつ(チップCの搬送方向長さ×2)より短い
範囲であればよく、本実施の形態では(チップCの搬送
方向長さ×1.5)とする。
ら搬送方向に対して垂直方向上方に向かって空気を噴き
出し、空気流の層を搬送路11上に形成する。そして、
エアシャッタ13は、この空気流の層によって、搬送路
11を搬送されるチップ列C,・・・の搬送を遮断す
る。なお、空気の噴出方向を搬送方向に対して垂直方向
としたが、チップCの搬送を遮断できる空気流の層を形
成できればよく、厳密に垂直方向でなくてもよい。ちな
みに、エアシャッタ13の噴出圧は、0.05〜3kg
/cm2とする。なお、本実施の形態では、分離手段1
0のエアシャッタ13が特許請求の範囲の請求項5に記
載の空気遮断手段に相当する。
バ14a、発光素子(図示せず)、受光素子(図示せ
ず)および検知回路(図示せず)からなる。なお、光フ
ァイバ14aは、発光用光ファイバと受光用光ファイバ
を平行に2本備える。
が設けられ、他端14bから搬送路11の上方から下方
に向かって光を発するように取り付けられる。受光用光
ファイバは、その一端に受光素子が設けられ、発光用光
ファイバ14aから発せられて搬送路11またはチップ
Cで反射した光を他端14bで受光する。そのために、
光ファイバ14aは、他端14bを下方に向けて配置さ
れ、支持部材14cによって支持される。なお、光ファ
イバ14aは、エアシャッタ13の下流側の上方に設け
られる。
発光ダイオード等の素子とする。また、受光素子は、受
光すると電圧を発生し、例えば、フォトダイオードやフ
ォトトランジスタ等の素子とする。
続し、発光素子で発光してから受光素子で受光するまで
の時間を計測する。ちなみに、この計測時間は、光がチ
ップCで反射した場合が搬送路11の上面4gで反射し
た場合より短くなる。そこで、搬送路11の上面4gで
反射した場合の時間とチップCで反射した場合の時間を
予め設定しておき、この反射時間の違いによってチップ
Cが反射型センサ14の下方を通過中か否かを判別す
る。そして、検知回路は、チップCが通過している時間
が所定時間範囲内の場合、1個のチップCが反射型セン
サ14の下方を通過したと判断する。この所定時間範囲
は、チップCの搬送方向長さとチップCの搬送速度から
算出され、1個のチップCがチップCの搬送方向長さ分
搬送される時間に対して10%程度の余裕を持たせた範
囲である。
チップCを1個ずつ分離する。そのために、制御部は、
反射型センサ14のチップCの通過確認等の情報を取り
込む。そして、制御部は、エアユニット12の吸引と空
気排出の開始/停止およびエアシャッタ13の空気噴射
の開始/停止するタイミングを判断し、エアユニット1
2およびエアシャッタ13に指示する。
部2の搬送動作について説明する。まず、パーツフィー
ダPFが、チップCを1列で搬送し、電子部品整列供給
装置1の整列搬送部2にチップCを送り出す。
e,・・・が幅方向では左右両側から互い違いでかつ搬
送方向では上流から下流にわたって一定間隔で空気を搬
送路11上に下流側に向けて排出する。また、整列搬送
部2では、カバー6が搬送路11を覆って密閉した空気
流路11aを形成しているため、排出口9e,・・・か
ら排出された空気は空気流路11aの最下流の開口から
しか開放されない。そのため、整列搬送部2では、搬送
路11全域で略同一の空気圧を保持し、安定した空気の
流れをつくっている。
気の流れによって搬送路11の最上流で略真空状態とな
り、パーツフィーダPFから送り出されたチップCを吸
い込み、次々とチップCを搬送路11に導く。さらに、
整列搬送部2では、空気圧によってチップCを搬送路1
1の下流方向に移動させる。このとき、チップCは空気
圧によって常時下流方向に押圧されるため、各チップC
は下流側に隣接するチップCに接した状態で1列に整列
して搬送される。その結果、整列搬送部2では、チップ
列C,・・・を形成し、このチップ列C,・・・を下流
側に搬送する。ちなみに、整列搬送部2では、分離手段
10によってチップ列C,・・・を途中で1個ずつのチ
ップCに分離する。さらに、整列搬送部2では、分離部
3によるチップ列C,・・・の搬送の遮断動作によっ
て、分離されたチップCが接した状態で1列に整列し、
チップ列C,・・・を形成する。なお、チップCは、幅
方向を本体4の内側面4f,4fによって規制され、上
方をカバー6によって規制され、1列整列状態が確保さ
れる。
部2の分離手段10による分離動作を図8のフローチャ
ートに沿って説明する。
気噴出口13dから空気を噴き出して搬送路11上に空
気流の層を形成し、チップ列C,・・・の搬送を遮断し
ている(S10、図6の(a)図参照)。このとき、分
離手段10では、エアユニット12のチップ作用口12
dからチップC2の底面に空気を排出している。
示により、エアユニット12のチップ作用口12dから
の空気の排出を停止し、チップC2の吸引を開始する
(S11)。
離手段10は、制御部からの指示により、エアシャッタ
13による空気の噴出を停止する(S12)。すると、
空気流の層によって搬送を遮断されていたチップ列C,
・・・の最下流のチップC1が下流側に移動し、上流側
のチップ列C,・・・と分離する(S13、図6の
(b)図参照)。すなわち、分離手段10では、空気噴
出口13dとチップ作用口12dの間隔を(チップCの
搬送方向長さ×1.5)の間隔としているため、エアシ
ャッタ13によってチップ列C,・・・の搬送を遮断し
ている時、エアユニット12によってチップ列C,・・
・の最下流から2番目のチップC2を吸引する(図6の
(b)図参照)。そのため、エアシャッタ13による空
気流の層が無くなると、エアユニット12の吸引によっ
てチップC2から上流側のチップ列C,・・・が停止さ
れているため、整列搬送部2での下流側への空気圧によ
って最下流のチップC1のみが下流方向に移動する(図
6の(b)図参照)。
されたチップC1は、下流側へ移動し、反射型センサ1
4の下方を通過する(図3および図6の(c)図参
照)。すると、分離手段10では、反射型センサ14が
チップC1の通過を確認する(S14)。そして、分離
手段10では、この反射型センサ14によるチップC1
の通過確認情報を制御部に送信する。
手段10は、制御部からの指示により、エアシャッタ1
3の空気噴出口13dから空気を噴出する(S15、図
6の(c)図参照)。すると、搬送路11上には、空気
流の層が形成される。
示により、エアユニット12のチップ作用口12dによ
るチップC2の吸引を停止し、チップC2の底面への空
気の排出を開始する(S16、図6の(d)図参照)。
すると、整列搬送部2での下流側への空気圧によって、
チップC2を先頭にしてチップ列C,・・・が下流方向
に移動を開始する(S17)。このとき、真空破壊が起
こり、吸引停止の反応時間が短縮する。さらに、エアユ
ニット12による空気の排出によって、チップC2と搬
送路11との静止摩擦力が低減される。そのため、整列
搬送部2での下流側への空気圧が小さくても、チップ列
C,・・・が移動を開始する。また、移動開始後も、エ
アユニット12による空気の噴出によってチップ列C,
・・・と搬送路11との動摩擦力が低減される。
プC2が空気流の層に到達し、チップ列C,・・・の搬
送が空気流の層によって遮断される。
路11の上方かつ反射型センサ14の下流側に配設され
たカメラCMによって、外観が撮影される。そして、チ
ップC1は、外観検査され、不良があるか否か判定され
る。なお、不良がある場合、本体4に設けられた排出ユ
ニット(図示せず)によって、不良のチップC1が取り
除かれる。
して、分離部3の構成について説明する。なお、分離部
3の基本的な構成は整列搬送部2の分離手段10の構成
と同様なので、同一の構成要素については同一の符号を
付し、詳細な説明を省略する。
けられ、整列搬送部2で接した状態で整列搬送されてく
るチップ列C,・・・からチップCを1個ずつ分離し、
インデックステーブルITに送り出す。分離部3は、主
として、空気供給ユニット8,8、空気通路9,9、エ
アユニット12、エアシャッタ13、反射型センサ14
および制御部(図示せず)から構成される。なお、イン
デックステーブルITへのチップCの移載は、インデッ
クステーブル用吸引手段16による吸引力を利用する。
また、制御部は、分離手段10と共通の制御部でもよい
し、別体の制御部としてもよい。
空気通路9,9の排出口9e,・・・からの排出空気に
よる空気圧も作用するが、分離用排出口9h,9hから
の排出空気による空気圧が主に作用する。
チップ作用口12dが、搬送方向において分離用排出口
9h,9hと分離部3のエアシャッタ13の空気噴出口
13dの間かつ幅方向において搬送路11の中心軸CA
上に開口される。なお、本実施の形態では、分離部3の
エアユニット12が特許請求の範囲の請求項6に記載の
吸引手段と空気排出手段に相当する。つまり、分離部3
のエアユニット12は、吸引手段と空気排出手段を兼ね
る。
空気噴出口13dが、搬送方向において分離部3のエア
ユニット12のチップ作用口12dと分離部3の反射型
センサ14の間かつ幅方向において搬送路11の中心軸
CA上に開口される。なお、本実施の形態では、分離部
3のエアシャッタ13が特許請求の範囲の請求項6に記
載の空気遮断手段に相当する。
光ファイバ14aが、分離部3のエアシャッタ13の下
流側の上方に設けられる。
ンサ14のチップCの通過確認等の情報とともにインデ
ックステーブルITからの情報も取り込む。
主として、吸引通路16a、空気吸引口16b、ナット
16c、チップ吸引口16d、チューブ16eおよび吸
引ポンプ(図示せず)からなる。
本体4の上面から下面を貫通する貫通孔である。吸引通
路16aは、空気吸引口16bとチップ吸引口16dを
結ぶ通路となり、吸引空気が流れる。
して吸引ポンプ(図示せず)に繋がり、吸引ポンプの作
用によって空気を吸引する。なお、吸引ポンプは、空気
の吸引を行うことができるポンプとする。空気吸引口1
6bは、金属の管形状であり、ナット16cによって本
体4の下面に固定される。
に開口し、吸引通路16aに繋がる。チップ吸引口16
dは、搬送方向において分離手段10の反射型センサ1
4の下流側かつ幅方向において搬送路11の中心軸CA
上に開口され、インデックステーブルITの外周部の下
方に位置する。
搬送路11を搬送されるチップCの底面をチップ吸引口
16dから吸引し、インデックステーブルITにチップ
Cを移載する。
して、分離部3での分離動作を図9のフローチャートに
沿って説明する。なお、分離部3での分離動作は、基本
的に、分離手段10による分離動作と同様の動作であ
る。
不良検査や極性不良等が終了する。そして、インデック
ステーブルITが1ステップ回転し、インデックステー
ブルITにおいて、次のチップCを載置する準備が完了
する(S20)。ちなみに、この準備か完了した情報
が、インデックステーブルITから制御部に送信され
る。また、分離部3では、エアシャッタ13の空気噴出
口13dから空気を噴き出して搬送路11上に空気流の
層を形成し、チップ列C,・・・の搬送を遮断している
(図7の(a)図参照)。このとき、分離手段10で
は、エアユニット12のチップ作用口12dからチップ
C2の底面に空気を排出している。
より、エアユニット12のチップ作用口12dからの空
気の排出を停止し、チップC2の吸引を開始する(S2
1)
離部3は、制御部からの指示により、エアシャッタ13
による空気の噴出を停止する(S22)。すると、空気
流の層によって搬送を遮断されていたチップ列C,・・
・の最下流のチップC1が下流側に移動し、上流側のチ
ップ列C,・・・と分離する(S23、図7の(b)図
参照)。
されたチップC1は、下流側へ移動し、反射型センサ1
4を通過する(図3および図7の(c)図参照)。する
と、分離部3では、反射型センサ14がチップC1の通
過を確認する(S24)。そして、分離部3では、この
反射型センサ14によるチップC1の通過確認情報を制
御部に送信する。
部3では、制御部からの指示により、エアシャッタ13
の空気噴出口13dから空気を噴出する(S25、図7
の(c)図参照)。すると、搬送路11上には、空気流
の層が形成される。
により、エアユニット12のチップ作用口12dによる
チップC2の吸引を停止し、チップC2の底面への空気
の排出を開始する(S26、図7の(d)図参照)。す
ると、主に分離用排出口9h,9hからの空気排出によ
る下流側への空気圧によって、チップC2を先頭にして
チップ列C,・・・が下流方向に移動を開始する。この
とき、エアユニット12による空気の噴出によって、真
空破壊が起こり吸引停止の反応時間が短縮するととも
に、チップC2と搬送路11との静止摩擦力が低減す
る。そのため、分離用排出口9h,9hからの空気排出
による下流側への空気圧が小さくても、チップ列C,・
・・が移動を開始する。また、移動開始後も、エアユニ
ット12による空気の噴出によってチップ列C,・・・
と搬送路11との動摩擦力が低減される。
プC1は、下流側に移動し、最終的にインデックステー
ブル用吸引手段16によって吸引され、インデックステ
ーブルITに載置される(S27)。
1のインデックステーブルITへの供給が終了したか否
かを確認する(S28)。そして、供給が終了した場合
には処理を終了し、供給が終了していない場合にはS2
7の処理に戻る。
列搬送部2において搬送路11の上方にカバー6を設け
て密閉した空気流路11aを形成し、チップCを搬送す
るための空気の流れが搬送路11の上方から逃げるのを
防止する。さらに、電子部品整列供給装置1は、整列搬
送部2において搬送路11に下流側に空気を排出する排
出口9e,・・・を幅方向左右両側の内側面4f,4f
に互い違いにかつ搬送方向に一定間隔に設け、搬送路1
1全域で空気を略均一に排出する。その結果、電子部品
整列供給装置1では、搬送路11全域で一定の空気圧に
よる空気の流れが形成され、チップCを安定した状態で
搬送することができる。また、電子部品整列供給装置1
では、排出口9e,・・・を幅方向左右両側に互い違い
に配置することによって、必要最小限の排出口9e,・
・・で搬送路11全域での均一な空気を排出することが
できる。
ば、整列搬送部2において分離手段10を設け、空気圧
を利用してチップ列C,・・・からチップCを1個ずつ
分離する。また、電子部品整列供給装置1は、カバー6
を無色透明のアクリル樹脂で形成することによって、搬
送中のチップCを観察可能とした。そのため、電子部品
整列供給装置1では、整列搬送部2で搬送中の1個ずつ
に分離されたチップCに対して外観検査等の各種処理を
施すことができる。
れば、分離部3においてエアユニット12によって、チ
ップCを吸引するとともにチップCの底面に空気を噴出
できる構成とした。そのため、電子部品整列供給装置1
は、エアユニット12によって吸引して停止させたチッ
プCの移動を開始する際に、このチップCの底面にエア
ユニット12から空気を噴出することによって、真空破
壊により吸引停止の反応時間を短くするとともに、チッ
プCと搬送路11との静止摩擦力を低減する。その結
果、分離部3においてチップCを搬送するための搬送力
となる空気圧を小さい圧力に設定でき、この搬送力とな
る空気圧を小さくすることによってエアシャッタ13に
よる噴出圧も小さい圧力に設定できる。
されることなく、様々な形態で実施される。例えば、空
気搬送手段を搬送路の下流側に空気を排出する手段で構
成したが、搬送路の下流側に空気を吸引する手段で構成
してもよい。また、空気搬送手段として搬送路の左右両
側に各4個の空気の排出口を設けたが、この個数に限定
されることなく、搬送路の長さや空気圧等を考慮して他
の個数に設定してもよい。また、搬送路のカバーを透明
なアクリル樹脂で形成したが、ガラス等の他の透明材あ
るいは金属等の不透明材等で形成してもよい。また、分
離手段を空気遮断手段や吸引手段等の空気を利用した手
段で構成したが、機械的な手段等で構成してもよい。ま
た、分離手段を搬送路に1箇所だけ設けたが、搬送路の
長さや電子部品に施す処理に応じて複数箇所に設けても
よい。そして、設けた分離手段に対応して、表裏反転装
置、各種検査装置等を構成してもよい。また、エアユニ
ットで吸引手段と空気排出手段を一体で構成したが、吸
引手段と空気排出手段を別々に構成してもよい。また、
通過確認センサを反射型センサで構成したが、透過型セ
ンサ等の他のセンサで構成してもよい。
路に設けたカバーによって形成された空気の流路内に、
空気搬送手段による空気の流れが閉じ込められる。その
ため、この電子部品整列供給装置は、空気搬送手段によ
って発生させた排出圧または吸引圧を流路内で保持で
き、安定した空気の流れによって電子部品を搬送するこ
とができる。
を透明なものを使用することによって、搬送中の電子部
品を観察することができる。そのため、電子部品整列供
給装置は、電子部品に対して外観検査等の各種検査を施
すことができる。
左右互い違いの複数箇所から搬送路に空気を排出または
吸引することによって、搬送路全域にわたって均一な空
気圧による空気の流れをつくることができる。また、電
子部品整列供給装置は、排出口または吸引口を幅方向左
右両側に交互に配置した場合、必要最小限の排出口また
は吸引口で安定した空気の流れをつくることができる。
段によって搬送路で電子部品を個々に分離することがで
きるので、個々の電子部品に各種処理を施すことができ
る。
品を個々に分離するために、電子部品に対する吸引およ
び空気流の層を利用しているので、電子部品に機械的な
ストレスを与えない。
出手段によって停止していた電子部品の底面に空気を排
出することによって、真空破壊するとともに、電子部品
の静止摩擦力を低減する。そのため、電子部品整列供給
装置は、吸引停止の反応時間を短縮できると共に電子部
品列に対する搬送力や空気遮断手段による空気の噴出圧
を低減することができるので、電子部品を安定した状態
で分離することができる。
視図である。
図であり、(b)は搬送路周辺の部分拡大図である。
離手段周辺の側断面図であり、(a)はエアシャッタに
よる遮断中であり、(b)は反射型センサによる通過確
認中であり、(c)は反射型センサによる通過確認後で
あり、(d)はエアユニットによる空気噴出中である。
図であり、(a)はエアシャッタによる遮断中であり、
(b)は反射型センサによる通過確認中であり、(c)
は反射型センサによる通過確認後であり、(d)はエア
ユニットによる空気噴出中である。
離手段の動作フローチャートである。
ローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 電子部品を整列搬送する搬送路と、前記
搬送路に上流から下流への空気の流れをつくり、前記空
気の流れにより前記電子部品を移動させる空気搬送手段
とを備え、 前記電子部品を整列搬送するとともに、前記整列搬送さ
れる電子部品を分離して次工程に供給する電子部品整列
供給装置であって、 前記空気搬送手段は、前記搬送路の下流側に向けて空気
を排出する排出口または前記搬送路の下流側に空気を吸
引する吸引口を有し、 前記排出口または前記吸引口は、前記搬送路の幅方向左
右両側のそれぞれに交互に配列するように複数設けられ
ることを特徴とする電子部品整列供給装置。 - 【請求項2】 電子部品を整列搬送する搬送路と、前記
搬送路に上流から下流への空気の流れをつくり、前記空
気の流れにより前記電子部品を移動させる空気搬送手段
とを備え、 前記電子部品を整列搬送するとともに、前記整列搬送さ
れる電子部品を分離して次工程に供給する電子部品整列
供給装置であって、 前記搬送路で整列搬送されている前記電子部品を1個ず
つ分離する分離手段を備え、 前記分離手段は、 前記電子部品の搬送方向に対して垂直方向に空気を噴き
出し、この空気噴出による空気流の層で前記整列搬送さ
れる電子部品の搬送を遮断する空気遮断手段と、 前記空気遮断手段の上流側に設けられ、前記電子部品を
吸引し、前記整列搬送される電子部品を停止させる吸引
手段と、 を備え、 前記空気遮断手段で搬送を遮断されている前記整列搬送
される電子部品を前記吸引手段で吸引した後、前記空気
遮断手段による空気の噴き出しを停止し、前記整列搬送
される電子部品の下流側の電子部品を分離することを特
徴とする請求項1に記載の電子部品整列供給装置。 - 【請求項3】 電子部品の搬送方向に対して垂直方向に
空気を噴き出し、この空気噴出による空気流の層で整列
搬送される電子部品の搬送を遮断する空気遮断手段と、
前記空気遮断手段の上流側に設けられ、前記電子部品を
吸引し、前記整列搬送される電子部品を停止させる吸引
手段とを備え、 前記電子部品を整列搬送するとともに、前記空気遮断手
段で搬送を遮断されている前記整列搬送される電子部品
を前記吸引手段で吸引した後、前記空気遮断手段による
空気の噴き出しを停止し、前記整列搬送される電子部品
の下流側の電子部品を分離して次工程に供給する電子部
品整列供給装置であって、 前記吸引手段で吸引される電子部品の底面に空気を排出
する空気排出手段を備え、 前記空気排出手段は、前記吸引手段による吸引を停止し
た後、吸引されていた電子部品の底面に空気を排出する
ことを特徴とする電子部品整列供給装置。
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