JP3521033B2 - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP3521033B2
JP3521033B2 JP30073195A JP30073195A JP3521033B2 JP 3521033 B2 JP3521033 B2 JP 3521033B2 JP 30073195 A JP30073195 A JP 30073195A JP 30073195 A JP30073195 A JP 30073195A JP 3521033 B2 JP3521033 B2 JP 3521033B2
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田 裕 一 竹
井 邦 夫 土
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植
付爪を備えて連続的に苗植作業及び側条施肥作業を行う
田植機に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、ホースジョイン
トの肥料入口と、繰出ケースの出口との合流部は、繰出
ロールの駆動軸芯より偏心した位置にあって、繰出ロー
ルからの繰出肥料を略直線的に合流部に落下させ、エア
タンクからの空気流によって肥料の搬送を行っている。
しかし乍らこのような風の空気流で肥料の搬送を行う構
造の場合、繰出ケースの出口側の肥料が風の吹上げによ
って、出口付近に付着し破損するなどして、肥料詰りが
発生し易いという問題がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】したがって本発明は、肥
料搬送風を供給するエアタンクと、肥料を送出する肥料
繰出ケースと、植付部に肥料を送給する搬送ホースを、
ホースジョイントによって連結させる田植機において、
繰出ロールのロール駆動軸の軸芯延長線下に繰出ケース
の出口を開設させると共に、車体フレームの支柱に横架
する水平フレームにベースフレームを取付け、ベースフ
レームにエアタンクを固定させ、ベースフレームに昇降
レールを立設させ、昇降レールを介して施肥機を昇降自
在に取付けるもので、スムーズな落下排出を可能にして
出口などでの肥料詰りを確実に防止するものである。 【0004】 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は繰出ケースの合流部の断面説明
図、図2は乗用田植機の側面図、図3は同平面図を示
し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エン
ジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、
ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤアクスルケ
ース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に
水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジ
ン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台
(10)を取付けると共に、ステップ(11)を介して
作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッ
ションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)
上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の
前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(1
4)を設ける。 【0009】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップ
リンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク
機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム
(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して
植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロ
ワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)
(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺
動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(1
7)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように
構成する。 【0010】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は6条用の側条
施肥機である。 【0011】さらに、図4、図5にも示す如く、肥料を
入れる肥料タンクである施肥ホッパ(37)と、肥料を
定量供給する肥料繰出ケース(38)と、施肥部である
フロート(34)(35)の側条作溝器(39)にフレ
キシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させ
るターボブロワー型送風機(41)と、円筒形のエアタ
ンク(42)とを、前記施肥機(36)に備えると共
に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付
け、6条分の6組の肥料繰出ケース(38)…をエアタ
ンク(42)上側に配設させている。 【0012】さらに、図6乃至図11に示す如く、前記
車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横
架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレーム
(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横架さ
せる前記ベースフレーム(45)を介して施肥機(3
6)を設けると共に、左右ベースフレーム(45)(4
5)にブラケット(46)(46)を介してエアタンク
(42)をボルト止め固定させるもので、ベースフレー
ム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステ
ー(47)を連結させ、ベースフレーム(45)前後側
に前後昇降レール(48)(49)…を立設させ、前後
一組左右二対の4本の該昇降レール(48)(48)
(49)(49)を介して施肥機(36)を昇降自在に
取付けると共に、左右一対の2本のガススプリング(5
0)(50)によって昇降自在に施肥機(36)を取付
け、車体フレーム(3)後端部に配置させるリヤアクス
ルケース(7)に施肥機(36)重量を支持させるもの
で、図12にも示す如く、前後昇降レール(48)(4
9)に対向させる軸受板(51)を設け、前記レール
(48)(49)に転動自在に嵌込むベアリングローラ
(52)…を軸受板(51)に回転自在に軸支させ、前
後2本のレール(48)(49)を左右対称に2組設
け、1本のレール(48)(49)に対して上下2個の
ローラ(52)(52)を取付け、左右一対の軸受板
(51)(51)を4本のレール(48)(49)と8
個のローラ(52)…によってベースフレーム(45)
に昇降自在に支持させている。 【0013】また、前記ガススプリング(50)の下端
を前記車体フレーム(3)に連結させ、前記軸受板(5
1)にガススプリング(50)上端を連結させ、前記レ
ール(48)(49)とガススプリング(50)を略平
行に立設させると共に、施肥機(36)の前後幅方向の
重心位置にガススプリング(50)を連結させるもの
で、施肥機(36)の重量と略等しいかまたは若干小さ
い伸張力をガススプリング(50)が有するように構成
している。 【0014】さらに、図12乃至図15に示す如く、左
右の軸受板(51)(51)を丸パイプ形の前フレーム
(53)によって一体固定させ、施肥機(36)を持上
げるときに作業者が握る取手(54)を前記前フレーム
(53)に溶接固定させ、左右の前記軸受板(51)
(51)に支軸(55)(55)を介して左右ロックレ
バー(56)(56)を回転自在に軸支させ、前側の左
右昇降レール(48)(48)に左右ロックレバー(5
6)(56)を介して左右軸受板(51)(51)前部
を係止させると共に、後側の左右昇降レール(49)
(49)に左右ロックピン(57)(57)を摺動自在
に取付け、図12に示す軸受板(51)の係合孔(5
8)にロックピン(57)を係脱自在に係入させ、後側
の左右昇降レール(49)(49)に左右軸受板(5
1)(51)後部を左右ロックピン(57)(57)を
介して係止させ、軸受板(51)の前部と後部を前後の
昇降レール(48)(49)にロックレバー(56)と
ロックピン(57)により固定させる。また図15、図
19に示す如く、前記昇降レール(48)に上下係合孔
(58)(59)を形成させ、各係合孔(58)(5
9)にロックレバー(56)を係入させて施肥機(3
6)を上昇位置または下降位置で固定支持させるもの
で、ロックレバー(56)を前記取手(54)の下側に
延出させ、運転席(13)側に突設させる取手(54)
を作業者が握り乍らロックレバー(56)を操作し、ロ
ックレバー(56)を係合孔(58)(59)から離脱
させることができるように構成している。 【0015】また、前記前フレーム(53)にケース前
ブラケット(60)を溶接固定させ、該ケース前ブラケ
ット(60)に前記繰出ケース(38)前側をボルト止
め固定させるもので、1ユニットとして構成する中央2
条分の繰出ケース(38)(38)を左右の昇降レール
(48)(49)間に配設させ、昇降レール(48)
(49)の機外側に左右各2条分の繰出ケース(38)
(38)を夫々配設させ、2条1組として3ユニットの
繰出ケース(38)…を左右に並設させている。 【0016】さらに、図16乃至図18に示す如く、前
記繰出ケース(38)の上面前側の取入口(61)に前
記ホッパ(37)の下部出口(62)を嵌着させると共
に、前記繰出ケース(38)前面下側に取出口(63)
を形成し、着脱自在なキャップ(64)によって取出口
(63)を閉塞している。前記キャップ(64)を取外
して取出口(63)を開放し、ホッパ(37)内部の肥
料を前側下方に流下させるもので、このときに施肥機
(36)を昇降レール(48)(49)の上昇位置に支
持させ、取出口(63)と下方のエアタンク(42)の
間隔を拡大させ、肥料を入れる容器を前記取出口(6
3)下方に容易に差し入れることができ、残留肥料の取
出しを容易に行えるように構成している。 【0017】また、前記繰出ケース(38)下面に閉塞
レバー(65)を介してケース底部である底蓋(66)
を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の前記
底蓋(66)下面に出口(67)を形成するもので、エ
アタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製
の接合パイプ(68)を備え、該パイプ(68)後端に
硬質合成樹脂製のホースジョイント(69)前端を着脱
自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(69)後端
に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(4
1)の送風をエアタンク(42)から各パイプ(68)
…及びホース(40)に吹出させ、底蓋(66)の出口
(67)からジョイント(69)中間に落下する肥料を
搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フラン
ジを形成する前記ジョイント(69)中間に入口(7
0)を上向き開放に形成し、底蓋(66)の出口(6
7)に嵌合キャップ(71)を固定させ、該キャップ
(71)を前記入口(70)の外壁に着脱自在に嵌着さ
せ、出口(67)を入口(70)に接続させると共に、
前記エアタンク(42)に取付板(72)を一体固定さ
せ、取付板(72)に前記ジョイント(69)をボルト
止め固定させている。 【0018】また、取入口(73)及び吹出口(74)
を有する入口板(75)と、同一円周上に略四角形の複
数の繰出口(76)…を有する繰出ロールである繰出板
(77)と、排出口(78)を有する出口板(79)を
備え、略円形平板製の前記各板(75)(77)(7
9)を繰出ケース(38)と底蓋(66)の間に多層状
に配設させると共に、繰出ケース(38)にロール駆動
軸である繰出軸(80)を略垂直に回転自在に軸支さ
せ、各板(75)(77)(79)の中央部に繰出軸
(80)下端側を貫通させ、出口板(79)下面に下方
側からバネ(81)を弾圧させ、各板(75)(77)
(79)を下方に抜出し自在に繰出軸(80)に支持さ
せ、かつ閉塞レバー(65)によって各板(75)(7
7)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)間に
弾圧させるもので、入口板(75)と出口板(79)を
繰出ケース(38)に係止させ、各板(75)(79)
に対して繰出軸(80)を遊転させると共に、繰出板
(77)を繰出軸(80)に係合軸支させ、繰出軸(8
0)によって繰出板(77)を強制的に回転させ、取入
口(73)から繰出口(76)に入った肥料を排出口
(78)に移動させて出口(67)方向に落下させるよ
うに構成している。 【0019】また、前記取入口(73)端部で繰出口
(76)上面の余分な肥料を取除くゴム製仕切板(8
2)を備え、高さ調節する撮(83)を介して前記仕切
板(82)を繰出ケース(38)に高さ調節自在に取付
け、繰出板(77)上面に対する仕切板(82)下端の
高さ調節を繰出ケース(38)外部から行い、繰出口
(76)の肥料送出量を調節するように構成している。 【0020】また、前記入口板(75)の吹出口(7
4)に対向させる圧風取入口(84)を繰出ケース(3
8)に形成し、前記エアタンク(42)の中空部と前記
圧風取入口(84)を分流パイプ(85)によって連通
させ、前記パイプ(85)及び取入口(84)を介して
送風機(41)及びエアタンク(42)からの送風を吹
出口(74)に供給し、排出口(78)位置に移動した
繰出口(76)に吹出口(74)から送風し、該送風に
よって繰出口(76)の肥料を下方に強制的に落下さ
せ、粒形の肥料またはこの粉が繰出口(76)内に残る
のを防ぐように構成している。 【0021】さらに、図7、図10、図15にも示す如
く、前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達さ
せるPTO軸(86)をミッションケース(4)から後
方に延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケー
ス(87)を溶接固定させ、軸受ケース(87)の入力
軸(88)を前記PTO軸(86)中間にチェン(8
9)を介して連動連結させ、軸受ケース(87)の出力
軸(90)後端部にクランク板(91)をボールロック
構造により着脱自在に固定させる。また、前記軸受板
(51)及びケース後ブラケット(92)を一体固定さ
せる四角パイプ形後面フレーム(93)を備え、エアタ
ンク(42)及び前フレーム(53)と略平行に後面フ
レーム(93)を横架させ、ケース後ブラケット(9
2)に前記繰出ケース(38)後側をボルト止め固定さ
せる。 【0022】また、前記左の軸受板(51)にブラケッ
ト(94)及び軸(95)を介して繰出量調節レバー
(96)を軸支させると共に、左の軸受板(51)に支
軸(97)を介して調節リンク(98)及び支点リンク
(99)を設け、前記レバー(96)のネジ部(10
0)に調節リンク(98)を連結させ、支点リンク(9
9)に調節支点(101)を取付け、該支点(101)
に駆動アーム(102)を軸支させる。そして、運転席
(13)方向に突出させる前記レバー(96)の回転操
作によってネジ部(100)を回転させることにより、
前記各リンク(98)(99)が一体的に回転し、前記
調節支点(101)位置を変更させるもので、運転席
(13)の作業者によって前記レバー(102)の繰出
量調節操作が行えるように構成している。 【0023】また、前記後面フレーム(93)に軸受板
(103)を介して繰出駆動軸(104)を回転自在に
軸支させ、該駆動軸(104)に揺動アーム(105)
を固定させ、前記駆動アーム(102)に長さ調節自在
な伸縮ロッド(106)一端側を連結させ、かつ前記揺
動アーム(105)に前記伸縮ロッド(106)の他端
側を連結させると共に、前記クランク板(91)を駆動
アーム(102)に入力ロッド(107)を介して連結
させ、植付駆動用のPTO軸(86)から入力ロッド
(107)及び駆動アーム(102)を介して繰出駆動
軸(104)に駆動力を伝え、図示しない植付クラッチ
の入切によって植付部(15)と施肥機(36)を同時
に作動させたり停止させる操作を行い、また前記出力軸
(90)に対してクランク板(91)を取外して駆動部
を切離して施肥機(36)の上昇部を持上げる操作を行
うもので、前記レバー(96)操作により調節支点(1
01)を位置変更させ、伸縮ロッド(106)の往復ス
トロークを無段階に変更させて肥料繰出量の無段調節を
行うように構成している。 【0024】さらに、図9に示す如く、前記後面フレー
ム(93)に連れ回り防止一方向クラッチ(108)を
介してクラッチ軸(109)を軸支させ、該クラッチ軸
(109)に一方向クラッチ(110)を介して入力リ
ンク(111)を設けると共に、前記繰出駆動軸(10
4)に揺動リンク(112)を固定させ、該リンク(1
12)を前記入力リンク(111)に連係ロッド(11
3)を介して連結させ、入力リンク(111)を揺動さ
せてクラッチ軸(109)を一方向に間欠的に回転させ
るように構成している。 【0025】また、前記繰出ケース(38)に条止めク
ラッチケース(114)を固定させると共に、前記繰出
軸(80)上端側にベベルギヤ(115)(116)を
介して入力軸(117)を常時連結させるもので、入力
軸(117)を前記クラッチ軸(109)に継断自在に
連結させる条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチ
ケース(114)に内設させると共に、前記ケース(1
14)の条止めクラッチを継断操作するクラッチレバー
(118)とクラッチアーム(119)を前記クラッチ
ケース(114)の前後に振分け配設させ、前記植付部
(15)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条
止め用ユニットクラッチレバー(120)に、後面フレ
ーム(98)のアウタ受(121)により張設させる条
止めワイヤ(122)を介して、前記クラッチアーム
(119)を連結させる。そして、前記植付け条止めユ
ニットクラッチレバー(120)操作によって6条植え
用の各植付爪(17)…のいずれかを停止させたとき、
停止させた植付爪(17)に対応する前記ケース(11
4)の条止めクラッチを切断動作させて施肥動作を中止
させ、植付爪(17)によって苗を植付ける条にだけ施
肥を行うように構成している。 【0026】さらに、図12乃至図14にも示す如く、
中央2条分の肥料繰出ケース(38)(38)取付位置
外側で前フレーム(53)と後面フレーム(93)に左
右の軸受板(51)(51)を溶接固定させると共に、
前フレーム(53)と後面フレーム(93)の両端部を
左右のサイドフレーム(123)(123)によって一
体固定させ、両側2条分の肥料繰出ケース(38)(3
8)を軸受板(51)とサイドフレーム(123)間の
前フレーム(53)及び後面フレーム(93)に取付け
るもので、四角枠形の各フレーム(53)(93)(1
23)を軸受板(51)によって左右方向に三等分に区
切り、前後のフレーム(53)(93)間に6条分の肥
料繰出ケース(38)を掛け渡し支持させる。 【0027】図13、図16、図18にも示す如く、前
記繰出ケース(38)と前フレーム(53)間に設ける
ブラケット(60)には横方向に長径の覗穴(124)
を開設していて、繰出ケース(38)に底蓋(66)を
組付ける際、苗載台(16)側に回り込むことなく正面
側より容易に位相などの確認を行って、これら組付けの
取扱い性を向上させるように構成している。 【0028】また図16に示す如く、前記ホースジョイ
ント(69)と搬送ホース(40)との接続にあって
は、ホースジョイント(69)の出口内径部(69a)
に搬送ホース(40)の入口外径部(40a)を、別途
ジョイントなどを用いることなく直接的に挿入結合させ
て、軽量・コンパクトな構成とすると共に着脱操作の容
易化を図ってメンテナンス性を向上させるように構成し
ている。 【0029】さらに、図1、図19に示す如く、前記接
合パイプ(68)に接合させる空気取入側から空気吹出
し側に向けて先細り形に形成する空気流入口である空気
噴出口(125)と、前記入口(70)を備える円筒
(126)によって形成する肥料流入口である肥料落下
口(127)と、前記搬送ホース(40)に送出側を接
合させる合流送出口(128)を、前記ホースジョイン
ト(69)に形成するもので、前記噴出口(125)と
送出口(128)を略同一直線上に配置させ、前記噴出
口(125)と送出口(128)の接合部に肥料落下口
(127)を接続させている。そして、前記円筒(12
6)の入口(70)側をエアタンク(42)に近づける
方向に円筒(126)を傾斜させ、ホースジョイント
(69)の噴出口(125)からの空気噴出方向に対し
て直角方向より後退角を有するように肥料落下口(12
7)を傾斜させ、つまり肥料落下口(127)を空気噴
出口(125)に対し鋭角に傾斜させて形成し、前記噴
出口(125)から噴出した空気が落下口(127)内
に移動し、その空気が落下口(127)の入口(70)
から肥料繰出ケース(38)内部に吹出すのを防いでい
る。 【0030】またさらに、前記空気噴出口(125)端
部に一定長さの小径のストレート部(125a)を形成
して噴出流速の一様化を図ると共に、このストレート部
(125a)と肥料落下口(127)との交差壁部を鋭
角のノーズ部(126a)に形成してこのストレート部
(125a)から落下口(127)への空気吹上りを防
止している。そして最も小径になるストレート部(12
5a)の端部(125b)を肥料落下口(127)の略
中央下方に開口させ、空気噴出口(125)からの空気
の噴流により、負圧になる合流送出口(128)方向に
肥料落下口(127)の空気を吸引させるもので、また
空気噴出口(125)の下流側の合流送出口(128)
を末広がり形状に形成し、搬送ホース(40)接続部に
向けて下降傾斜する斜面(129)を合流送出口(12
8)底面に形成し、空気噴出口(125)下流部の合流
送出口(128)底部での肥料堆積を防いでいる。 【0031】さらに、肥料繰出ケース(38)に連結さ
せるホースジョイント(69)の入口(70)の開口外
周に鈎形突部(130)を設け、該突部(130)を形
成する円筒(126)開口縁に台形斜面(131)を設
けると共に、前記底蓋(66)の出口(67)に嵌着さ
せる可撓性ゴム製嵌合キャップ(71)の上端側内径に
比べて下端側内径を大きく形成し、嵌合キャップ(7
1)の縦断面端面をハの字形とし、下端側を末広がりに
形成する。また嵌合キャップ(71)の中間部内周に肉
厚突条(132)を設けると共に、嵌合キャップ(7
1)の下端部内周に肉薄突条(133)を設け、前記ホ
ースジョイント(69)の円筒(126)に嵌合キャッ
プ(71)を上方側から被せたとき、これら突条(13
2)(133)が台形斜面(131)に弾圧密着し、出
口(67)と入口(70)間の隙間が嵌合キャップ(7
1)によって密閉されるように構成している。 【0032】ところで、前記繰出ケース底蓋(66)は
逆円錐体の漏斗状に形成し、前記出口(67)中心を繰
出軸(80)の軸芯の延長線真下に位置するように設け
て、繰出軸(80)に対し一定寸法離れた位置の排出口
(78)より吹出口(74)からの送風力などとともに
一定量の繰出肥料が排出されるとき、繰出板(77)に
よる回転慣性作用によってこの肥料を螺旋流として繰出
軸(80)を中心に螺旋回転させながら出口(67)に
落下させて、出口(67)に肥料詰りなどのないスムー
ズな排出を促進させるように構成している。 【0033】つまり前記底蓋(66)を駆動軸(80)
を中心とした逆等円錐体の漏斗形状に形成し、繰出肥料
を螺旋流で落下させることによって、肥料の落下の流れ
をスムーズなものとして堆積も起こり難いものとし、前
記ホースジョイント(69)に合流するときの入り力も
大とし、ホースジョイント(69)からの空気の吹返し
も低減させ、例え肥料が破損するような場合でも螺旋流
となって落下する肥料で強制落下させ、さらには底蓋
(66)の側壁部には全周に所定以上の傾斜角(α)を
略均一に有して最小傾斜角部を無くし、肥料の堆積する
のを有効に防止して、出口(67)からの肥料のスムー
ズな排出を促進させるように構成したものである。 【0034】また、前記底蓋(66)の出口(67)の
口径(a)を従来の口径(例えば25mm)より大(例
えばa=28)に形成すると共に、ホースジョイント
(69)の入口(70)の口径(b)をこの口径(a)
より大(b>a)に形成して、これら出口(67)から
入口(70)への肥料の受継ぎ落下を溜りのないスムー
ズなものとさせるように構成している。 【0035】さらに、前記底蓋(66)の出口(67)
とホースジョイントの入口(70)との合流部(13
4)に肥料詰り防止用の掃除部材(135)を設けるも
ので、線径の細いコイルバネ(136)によって掃除部
材(135)を形成し、該バネ(136)の外径を前記
出口(67)及び入口(70)の内径近くの寸法に設け
ると共に、前記繰出軸(80)の下端に係合保持するバ
ネホルダー(137)に、捩りバネ(138)を介し前
記コイルバネ(136)の上端を首振り可能に連結させ
て、繰出軸(80)を回転させての肥料繰出し時にコイ
ルバネ(136)も一体に回動させて、前記出口(6
7)及び入口(70)に肥料粉等が付着するのをコイル
バネ(136)によって防止するように構成している。 【0036】また前記コイルバネ(136)は、コイル
内周が空間のため肥料の落下の妨げとさせることなく、
また首振り可能に支持させることによってバネ(13
6)に回動による負荷がかかり難く、屈曲したホースジ
ョイント(69)入口の堆積物などを容易に除去可能と
させ、さらに、前記排出口(78)から肥料落下時に螺
旋流を描く方向とバネ(136)の回動方向とを同一方
向とさせて、バネ(136)を肥料の落下の妨げとさせ
ることなく、肥料の詰りを防止し肥料のスムーズな排出
を促進させるように構成したものである。 【0037】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、肥料搬送風を供給するエアタンク(42)と、肥料
を送出する肥料繰出ケース(38)と、植付部(15)
に肥料を送給する搬送ホース(40)を、ホースジョイ
ント(69)によって連結させる田植機において、繰出
ロール(77)のロール駆動軸(80)の軸芯延長線下
繰出ケース(38)の出口(67)を開設させると共
に、車体フレーム(3)の支柱(43)に横架する水平
フレーム(44)にベースフレーム(45)を取付け、
ベースフレーム(45)にエアタンク(42)を固定さ
せ、ベースフレーム(45)に昇降レール(48)(4
9)を立設させ、昇降レール(48)(49)を介して
施肥機(36)を昇降自在に取付けるもので、スムーズ
な落下排出を可能にして出口(67)などでの肥料詰り
を確実に防止するものである。 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】
【図面の簡単な説明】 【図1】繰出ケースの合流部の断面説明図である。 【図2】全体の側面図である。 【図3】同平面図である。 【図4】施肥機部の平面図である。 【図5】同背面図である。 【図6】同側面説明図である。 【図7】昇降レール部側面説明図である。 【図8】肥料繰出ケース部の側面説明図である。 【図9】肥料繰出ケース部の平面説明図である。 【図10】ベースフレーム部の背面説明図である。 【図11】肥料繰出ケース部の背面説明図である。 【図12】軸受板部の側面説明図である。 【図13】取手部の平面説明図である。 【図14】同背面説明図である。 【図15】同側面説明図である。 【図16】肥料繰出ケースの断面側面説明図である。 【図17】同断面背面説明図である。 【図18】同断面平面説明図である。 【図19】底蓋とホースジョイントとの分解説明図であ
る。 【符号の説明】 (15) 植付部 (38) 肥料繰出ケース (40) 搬送ホース (42) エアタンク (66) 底蓋(底部) (67) 出口 (69) ホースジョイント (70) 入口 (77) 繰出板(繰出ロール) (80) 繰出軸(ロール駆動軸) (125) 空気噴出口(空気流入口) (125a)ストレート部 (126a)ノーズ部 (127) 肥料落下口(肥料流入口) (128) 合流送出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−276818(JP,A) 特開 昭60−98907(JP,A) 特開 平5−244802(JP,A) 実開 昭64−52415(JP,U) 実開 昭60−164832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 302 A01C 15/00 - 23/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 肥料搬送風を供給するエアタンク(4
    2)と、肥料を送出する肥料繰出ケース(38)と、植
    付部(15)に肥料を送給する搬送ホース(40)を、
    ホースジョイント(69)によって連結させる田植機に
    おいて、繰出ロール(77)のロール駆動軸(80)の
    軸芯延長線下に繰出ケース(38)の出口(67)を開
    させると共に、車体フレーム(3)の支柱(43)に
    横架する水平フレーム(44)にベースフレーム(4
    5)を取付け、ベースフレーム(45)にエアタンク
    (42)を固定させ、ベースフレーム(45)に昇降レ
    ール(48)(49)を立設させ、昇降レール(48)
    (49)を介して施肥機(36)を昇降自在に取付ける
    ことを特徴とする田植機。
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