JP3519563B2 - 半導体記憶装置の試験方法およびその試験装置およびその試験システム - Google Patents

半導体記憶装置の試験方法およびその試験装置およびその試験システム

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JP3519563B2 JP00882197A JP882197A JP3519563B2 JP 3519563 B2 JP3519563 B2 JP 3519563B2 JP 00882197 A JP00882197 A JP 00882197A JP 882197 A JP882197 A JP 882197A JP 3519563 B2 JP3519563 B2 JP 3519563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リダンダンシ技
術が採用されている半導体記憶装置の試験方法と、その
試験装置およびその試験システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体記憶装置のほとんどには、
リダンダンシ技術が採用されている。良品の取得数を向
上させるためである。リダンダンシ技術は、メインのセ
ルアレイの不良メモリセルおよび不良ロウ/カラムを、
スペアのロウ/カラムに置き換える技術である。これに
より、不良を含む半導体記憶装置は救済され、半導体記
憶装置の製造歩留りは向上する。
【0003】リダンダンシ技術が採用されている半導体
記憶装置の試験には、直流(DC)特性試験、機能(FNC
)試験、リダンダンシ(R/D )解析の3つの項目があ
る。DC特性試験では、半導体記憶装置のDC特性をチ
ェックする。FNC 試験では、半導体記憶装置の機能をチ
ェックする。R/D 解析では、FNC 試験の結果から、メイ
ンのメモリセルアレイの不良箇所を特定し、特定された
不良なメモリセル、およびロウ/カラムを、置換プログ
ラムに従って、スペアのロウ/カラムに置き換える演算
を行う。
【0004】図20は、従来のメモリテスタのブロック
図である。
【0005】図20に示すように、メモリテスタは、メ
モリテスタ本体100、メモリテスタ本体100を操作
する操作端末101、ウェーハが装着されるテストステ
ーション150から構成される。メモリテスタ本体10
0は、CPU102と、OSであるテストプログラム(T
EST PRG.) 、および置き換え演算に使用する置換プログ
ラム(R/D PRG.)を記憶するメインメモリ103と、試験
パターン(1) 、(2) 、期待値(3) を出力するDC特性/
機能試験器104、期待値(3) と、図示せぬDUTから
の応答信号(4) とを比較し、応答信号(4) が正常である
か否かを判定し、判定情報(5) をCPUに伝える判定器
105と、試験中、DUTに異常が認められたとき、そ
の異常発生情報(6) を記憶するフェイルメモリ107と
から構成される。図中、参照符号(9) は、CPU102
からの制御情報である。
【0006】まず、上記メモリテスタは、テストプログ
ラム(TEST PRG.) に従って、DC特性試験およびFNC 試
験を、DUTに対して行う。試験中、DUTに異常が認
められると、フェイルメモリ107には、異常発生情報
(6) が記憶される。
【0007】DC特性試験およびFNC 試験が終了した
ら、テストプログラム(TEST PRG.) に従って、R/D 解析
を行う。リダンダンシ解析では、まず、異常発生情報
(6) のうち、メインのメモリセルアレイの不良を示す情
報(7) をフェイルメモリ107から、読み出す。CPU
102の図示せぬ演算器は、読み出された情報(7) を、
置換プログラム(R/D PRG.)に従って解析し、スペアのロ
ウ/カラムに置き換える演算を行う。演算結果(置き換
え情報:RPLC DATA.)は、リダンダンシ工程のとき、レー
ザーブロワーによって、どのヒューズをブローするかの
情報に使用される。そのため、演算結果は、操作端末1
01により、フロッピディスクなどに記憶/保存され
る。
【0008】図20に示すメモリテスタは、DC特性試
験、FNC 試験、R/D 解析の3つの項目を、それぞれシリ
アルに行う。テストプログラムに従った動作が、1つの
CPU102によって実行されるためである。
【0009】ところで、メモリキャパシティが増加する
と、メモリセル数は増加すると同時に、メモリセルは微
細になる。また、内部配線の多層構造化が進み、製造プ
ロセスは、より複雑になる。このため、図21に示すよ
うに、不良となるメモリセル数は、急激に増加してい
る。増加する不良メモリセルを、確実に救済するため、
図22に示すように、スペアロウ/カラム数も増加して
いる。
【0010】また、メモリキャパシティが増加すると、
メモリセルの数だけでなく、ロウ/カラムデコーダなど
のメモリ周辺回路の数も増えるため、DUT一つ当たり
の試験時間は増加する。
【0011】図23は、DUT一つ当たりの総試験時間
と、メモリキャパシティとの関係を示す図である。図2
4は、ウェーハ一枚当たりの総試験時間と、メモリキャ
パシティとの関係を示す図である。なお、図24におい
ては、ウェーハ一枚当たりの総試験時間を、4つのDU
Tの試験時間のトータル時間と仮定している(実際に
は、ウェーハ一枚に80〜130個程度のDUTが存在
する。しかし、全てのDUTを図示できないため、4つ
のDUTに圧縮して示している)。
【0012】図23に示すように、1MDRAMから4
MDRAMへ進展したときには、DUT一つ当たりの試
験時間の増加は、さほど問題ではない。しかし、4MD
RAMから16MDRAMへ進展したときには、総試験
時間が、1MDRAMに比べて、ほぼ倍増する。このた
め、スループットの低下が問題となる。そこで、図24
に示すように、マルチプロービングと呼ばれる技術を導
入し、総試験時間の短縮が図られる。マルチプロービン
グとは、複数のDUTを同時に試験する方法である。図
24の16MDRAMの欄には、二つのDUTを同時に
試験したときが示されている。マルチプロービングは、
DUTを一つずつ試験するシングルプロービングに比べ
(図24のI線を参照)、総試験時間を半分に短縮す
る。マルチプロービングは、64MDRAMへ進展した
ときにもある程度有効である。しかし、256MDRA
Mへ進展したときには、II線に示すように、総試験時間
は、16MDRAMに比べて、倍増する。このため、2
56MDRAMの量産期には、マルチプロービングの拡
大が図られる、と考えられる。マルチプロービングの拡
大とは、同時に試験するDUTの数を増やすことであ
る。例えば32個同時試験を、64個同時試験とする、
などである。これにより、総試験時間は、再び減少す
る。
【0013】しかし、マルチプロービングの究極は、ウ
ェーハ上のDUTの全てを、同時に試験することであ
る。マルチプロービングの究極では、例えば図24の2
56M以降のように、もはや同時に試験できるDUTが
無くなる。このため、マルチプロービングは、究極を迎
えると、ウェーハ一枚当たりの総試験時間を短縮する効
果は無くなる。このため、ウェーハ一枚当たりの総試験
時間は、DUT1個当たりの総試験時間に依存して増え
続けるようになる。
【0014】マルチプロービングが究極を迎えた後、ス
ループットを改善するには、単純にメモリテスタの台数
を増加させ、生産ラインの単位時間当たりの処理能力を
向上させれば良い。
【0015】しかし、この策は、高額なメモリテスタを
大量に購入する必要性、および生産ラインの改造/新設
など、設備投資の負担が大きい。このような設備投資
は、半導体記憶装置一つ当たりの製造コストを、大きく
増加させる。
【0016】さらに、近時、DUTのDC特性試験およ
びFNC 試験とR/D 解析とを互いに分離する、という新し
い試験方法が示唆されている。この示唆は、例えば超L
SI製造・試験装置ガイドブック 1996年版,工業
調査会発行,1995年12月4日発行,“メモリ用テ
スタ” Tsunehiro Satou et al. p152左欄第30行
〜右欄第12行にある。
【0017】図25は、R/D 解析を、DC特性試験およ
びFNC 試験から分離した、メモリテスタの一例を示すブ
ロック図である。図26は、図2に示す装置の、ウェー
ハ一枚当たりの総試験時間と、メモリキャパシティとの
関係を示す図である。なお、図25においては、図20
と同一の部分には同一の参照符号を付す。また、図26
においては、図24と同様に、ウェーハ一枚当たりの総
試験時間を、4つのDUTの試験時間のトータル時間と
仮定する。
【0018】図26の1MDRAMの欄に示すように、
DUT1のDC特性試験、FNC 試験を行った後、R/D 解
析を、R/D 解析専用の装置に行わせる。そのため、図2
5に示すメモリテスタのCPU102は、メインのメモ
リセルアレイの不良を示す情報(7) をフェイルメモリ1
05から読み出し、読み出した情報(7) を、R/D 解析専
用の装置151に転送する。装置151は、転送された
情報(8) を置換プログラム(R/D PRG.)に従って解析
し、スペアロウ/カラムに置き換える演算を行う。この
R/D 解析が行われている間に、図25に示すメモリテス
タは、次のDUT2のDC特性試験、FNC 試験を行う。
装置151による演算結果(RPLC DATA.)は、CPU10
2に戻される。
【0019】このような試験方法によれば、図26に示
すように、DUT1の試験項目のうち、R/D 解析を、D
UT2の試験にオーバラップさせることができる。同様
に、DUT2のR/D 解析は、DUT3の試験にオーバラ
ップされる。このように、総試験時間は、III 線に示す
技術(図24により説明した技術)に比べ、オーバラッ
プ時間の合計時間分、短縮できる。
【0020】また、図26に示すように、R/D 解析時間
は、メモリキャパシティの増加に伴い、急激に増え続け
ている。不良メモリセル数の増加と、スペアロウ/カラ
ムの増加とに伴って、救済の解を求める演算が複雑化し
ているためである。この試験方法は、R/D 解析の時間が
延びるほど、総試験時間の短縮効果が高まるという、特
徴を持つ。
【0021】しかしながら、この試験方法では、最後の
DUTのR/D 解析が、DUTの試験時間とオーバラップ
されない。このため、最後のDUTのR/D 解析時間は、
そのまま、ウェーハ一枚当たりの総試験時間に加算され
る。
【0022】また、この試験方法では、マルチプロービ
ングが究極を迎え、ウェーハ上のDUTの全てが同時に
試験されるようになったとき、総試験時間の短縮効果
は、全く無くなってしまう。オーバラップ時間が無くな
るためである。この現象は、例えば図26の256M以
降に示されている。つまり、この試験方法による効果
は、マルチプロービングが究極を迎えた時に消滅する。
そして、ウェーハ一枚当たり総試験時間は、マルチプロ
ービングと同様に、DUT1個当たりの試験時間に依存
して増え続ける。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の事
情に鑑み為されたもので、その目的は、ウェーハ一枚当
たりの総試験時間を、より短縮できる半導体記憶装置の
試験方法と、その試験方法を実行する試験装置/試験シ
ステムを提供することにある。
【0024】また、他の目的は、究極のマルチプロービ
ングと併用したとき、ウェーハ一枚当たりの総試験時間
を、さらに短縮できる半導体記憶装置の試験方法と、そ
の試験方法を実行する試験装置/試験システムを提供す
ることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る半導体記憶装置の試験方法では、半
導体記憶装置の少なくともメモリセルアレイの異常な部
分を検出する第1の機能試験を行う工程と、前記半導体
記憶装置の直流特性を検出する直流特性試験、および前
記第1の機能試験と異なった第2の機能試験を行う工
程、この工程とパラレルに、前記第1の機能試験の結果
に基いて前記メモリセルアレイの異常な部分の位置を特
定し、この特定した異常な部分を、スペアのロウ/カラ
ムに置き換える置換演算処理を行う工程とを具備するこ
とを特徴とする。
【0026】上記請求項1に係る半導体記憶装置の試験
方法によれば、機能試験が、メモリセルアレイの機能試
験(第1の機能試験、以下機能試験(FNC1))と、他の
機能試験、例えばロウ/カラムデコーダなどのメモリ周
辺回路の試験(第2の機能試験、以下機能試験(FNC
2))との、2つに分けられている。従来、これらの機
能試験は、一回の機能試験において混在する。混在して
いる機能試験を、請求項1に係る試験方法では、上記機
能試験(FNC1)と上記機能試験(FNC2)とに分離し、ま
ず、試験の対象となっている半導体記憶装置(以下、D
UT)に対し、上記機能試験(FNC1)を行う。この後、
上記機能試験(FNC1)の結果に基いて、上記DUTの置
換演算処理(リダンダンシ解析)を行う、これとパラレ
ルに、上記DUTに対して直流特性試験および機能試験
(FNC2)を行う。つまり、DUTの置換演算処理を行っ
ている間に、このDUTの直流特性試験および機能試験
(FNC2)を行うものである。このため、DUTの置換演
算処理は、このDUTの直流特性試験および機能試験
(FNC2)の試験時間にオーバーラップされる。このた
め、DUT一つ当たりの総試験時間を短縮することがで
きる。
【0027】また、DUTの置換演算処理は、次に試験
するDUTの試験時間に、オーバーラップされない。こ
のため、最後のDUTの置換演算処理は、ウェーハ一枚
当たりの総試験時間に加算されない。したがって、ウェ
ーハ一枚当たりの総試験時間は、DUTの置換演算処理
を、次のDUTの試験中に行う方法よりも短縮できる。
【0028】また、請求項2に係る試験方法では、請求
項1に係る試験方法において、前記第1の機能試験、前
記直流特性試験、前記第2の機能試験、並びに前記直流
特性試験および前記第2の機能試験とパラレルに行われ
る前記置換演算処理を、ウェーハに形成された半導体記
憶装置の複数に対し、パラレルに行うことを特徴とす
る。
【0029】上記請求項2に係る試験方法によれば、請
求項1に係る試験方法を、ウェーハに形成された半導体
記憶装置の複数に対し、パラレルに行う。即ち、マルチ
プロービング方式であるので、ウェーハ一枚当たりの総
試験時間を、さらに短縮することができる。
【0030】また、請求項3に係る試験方法では、請求
項1に係る試験方法において、前記第1の機能試験、前
記直流特性試験、前記第2の機能試験、並びに前記直流
特性試験および前記第2の機能試験とパラレルに行われ
る前記置換演算処理を、ウェーハに形成された半導体記
憶装置の全てに対し、パラレルに行うことを特徴とす
る。
【0031】上記請求項3に係る試験方法によれば、請
求項1に係る試験方法を、ウェーハに形成された半導体
記憶装置の全てに対し、パラレルに行う。即ち、究極の
マルチプロービング方式であるので、ウェーハ一枚当た
りの総試験時間は、最も短くなる。また、従来の試験方
法では、マルチプロービングが究極を迎えたとき、総試
験時間を短縮する効果が消滅していたが、請求項3に係
る試験方法では、置換演算処理に要する時間の分、総試
験時間を短縮する。しかも、この総試験時間を短縮する
効果は、マルチプロービングが究極を迎えても飽和せ
ず、置換演算処理に要する時間が延びるにつれ、高まっ
ていく。
【0032】また、請求項4に係る試験方法では、請求
項1に係る試験方法において、前記メモリセルアレイの
異常な部分の位置を特定する前に、前記半導体記憶装置
が救済可能か否かを判定する工程をさらに具備し、救済
可能な前記半導体記憶装置のみ、前記直流特性試験、前
記第2の機能試験、および前記置換演算処理を行うこと
を特徴とする。
【0033】上記請求項4に係る試験方法によれば、救
済可能な半導体記憶装置のみ、直流特性試験、第2の機
能試験、および置換演算処理を行うので、無用な直流特
性試験、第2の機能試験、置換演算処理を行わずに済
む。このため、DUT一つ当たりの試験時間を短縮でき
る。
【0034】また、請求項5に係る試験方法では、請求
項4に係る試験方法において、前記半導体記憶装置が救
済可能か否かは、不良なアドレスの数が、所定のリミッ
ト値を越えるかによって判定することを特徴とする。
【0035】上記請求項5によれば、不良なアドレスの
数をカウントするだけで、半導体記憶装置が救済可能か
否かを判定できる。このような判定方法は、複雑な処理
を必要とせず、例えば高速に行うことができる。
【0036】上記目的を達成するために、請求項6に係
る半導体記憶装置の試験装置では、直流特性試験パター
ンおよび機能試験パターンを発生する試験パターン発生
器と、半導体記憶装置のメモリセルアレイの異常発生情
報を記憶する第1のメモリと、テストシーケンスを記憶
する第2のメモリと、前記半導体記憶装置のメモリセル
アレイの異常発生情報を記憶する第3のメモリと、前記
メモリセルアレイの異常な部分をスペアのロウ/カラム
に置き換える置換演算処理アルゴリズムを記憶する第4
のメモリと、前記第4のメモリに記憶された前記置換演
算アルゴリズムに従って、前記メモリセルアレイの異常
な部分をスペアのロウ/カラムに置き換える置換演算を
行う演算器と、前記第2のメモリに記憶された前記テス
トシーケンスに従って(a)前記半導体記憶装置の
なくともメモリセルアレイの異常な部分を検出する第1
の機能試験を前記試験パターン発生器に実行させ、前記
第1の機能試験中に異常が認められたとき、前記第1の
メモリおよび前記第3のメモリに記憶させる第1の処
理、(b)前記第1の処理が終了した時、前記半導体記
憶装置の直流特性を検出する直流特性試験および前記第
1の機能試験と異なった第2の機能試験を前記試験パタ
ーン発生器に実行させ、この処理とパラレルに、前記メ
モリセルアレイの異常な部分をスペアのロウ/カラムに
置き換える置換演算処理を前記演算器に実行させる第2
の処理、を行うプロセッサとを具備することを特徴とす
る。
【0037】上記請求項6に係る試験装置によれば、請
求項1に係る試験方法を実行する、試験装置の一つの構
成を提供できる。
【0038】また、上記請求項7に係る試験装置では、
請求項6に係る試験装置において、前記第1、第2の処
理を、ウェーハに形成された半導体記憶装置の複数に対
し、パラレルに実行することを特徴とする。
【0039】上記請求項7に係る試験装置によれば、請
求項2に係る試験方法を実行する、試験装置の一つの構
成を提供できる。
【0040】また、請求項8に係る試験装置では、請求
項6に係る試験装置において、前記第1、第2の処理
を、ウェーハに形成された半導体記憶装置の全てに対
し、パラレルに実行することを特徴とする。
【0041】上記請求項8に係る試験装置によれば、請
求項3に係る試験方法を実行する、試験装置の一つの構
成を提供できる。
【0042】上記目的を達成するために、請求項9に係
る半導体記憶装置の試験システムでは、直流特性試験パ
ターンおよび機能試験パターンを発生する試験パターン
発生器と、半導体記憶装置のメモリセルアレイの異常発
生情報を記憶する第1のメモリと、テストシーケンスを
記憶する第2のメモリと、前記半導体記憶装置のメモリ
セルアレイの異常発生情報を記憶する第3のメモリと、
前記メモリセルアレイの異常な部分をスペアのロウ/カ
ラムに置き換える置換演算処理アルゴリズムを記憶する
第4のメモリと、前記第4のメモリに記憶された前記置
換演算アルゴリズムに従って、前記メモリセルアレイの
異常な部分をスペアのロウ/カラムに置き換える置換演
算を行う演算器と、前記第2のメモリに記憶された前記
テストシーケンスに従って、(a)前記半導体記憶装置
少なくともメモリセルアレイの異常な部分を検出する
第1の機能試験を前記試験パターン発生器に実行させ、
前記第1の機能試験中に異常が認められたとき、その異
常発生情報を前記第1のメモリおよび前記第3のメモリ
に記憶させる第1の処理、および(b)前記第1の処理
が終了した後、前記半導体記憶装置の直流特性を検出す
る直流特性試験および前記第1の機能試験と異なる第2
の機能試験を前記試験パターン発生器に実行させ、この
処理とパラレルに、前記メモリセルアレイの異常な部分
をスペアのロウ/カラムに置き換える置換演算処理を前
記演算器に実行させる第2の処理を行うプロセッサとを
含む試験装置と、前記試験装置を操作する操作装置と、
前記試験装置からの試験パターンを前記半導体記憶装置
に伝え、前記半導体記憶装置からの応答信号を前記試験
装置に伝えるテストステーションと、前記試験装置に含
まれる前記演算器の置換演算処理の結果に基いて、前記
半導体記憶装置に置き換え情報をプログラムするプログ
ラム装置とを具備することを特徴とする。
【0043】上記請求項9に係る試験システムによれ
ば、請求項1に係る試験方法を実行する、試験システム
の一つの構成を提供できる。
【0044】また、請求項10に係る試験システムで
は、請求項9に係る試験システムにおいて、前記第1、
第2の処理を、ウェーハに形成された前記半導体記憶装
置の複数に対し、パラレルに実行することを特徴とす
る。
【0045】上記請求項10に係る試験システムによれ
ば、請求項2に係る試験方法を実行する、試験システム
の一つの構成を提供できる。
【0046】また、請求項11に係る試験システムで
は、請求項9に係る試験システムにおいて、前記第1、
第2の処理を、ウェーハに形成された半導体記憶装置の
全てに対し、パラレルに実行することを特徴とする。
【0047】上記請求項11に係る試験システムによれ
ば、請求項3に係る試験方法を実効する、試験システム
の一つの構成を提供できる上記目的を達成するため
に、請求項12に係る半導体記憶装置の試験装置では、
試験の対象となっている半導体記憶装置に対して与える
直流特性試験パターンおよび機能試験パターンを発生す
る直流特性/機能試験装置と、置換演算処理アルゴリズ
ムを記憶する第1のメモリ、前記半導体記憶装置のメモ
リセルアレイの異常発生情報を記憶する第2のメモリ、
および前記半導体記憶装置のメモリセルアレイの異常な
部分を、スペアのロウ/カラムに置き換える置換演算を
行う演算回路とを含む救済判定処理装置と、前記直流特
性/機能試験装置に、前記メモリセルアレイの異常な部
分を検出する第1の機能試験を実行させた後、前記救済
判定処理装置に、前記置換演算を実行させ、この置換演
算の実行とパラレルに、前記直流特性/機能試験装置
に、直流特性試験および前記第1の機能試験と異なった
第2の機能試験を実行させる制御装置とを具備すること
を特徴とする。
【0048】上記請求項12に係る試験装置によれば、
請求項1に係る試験方法を実行する、試験装置の他の構
成を提供できる。
【0049】請求項1に係る試験方法を実行することが
できる。
【0050】また、請求項13に係る試験装置では、請
求項12に係る試験装置において、前記試験の対象とな
っている半導体記憶装置が救済可能か否かを判定する判
定処理装置を、さらに具備することを特徴とする。
【0051】上記請求項13に係る試験装置によれば、
請求項4に係る試験方法を実行する、試験装置の一つの
構成を提供できる。
【0052】また、請求項14に係る試験装置では、請
求項13に係る試験装置において、前記判定処理装置
は、不良なアドレスの数のリミット値を保持するリミッ
ト値保持回路と、前記試験の対象となっている半導体記
憶装置の不良なアドレス数をカウントするカウント回路
と、前記リミット値と、前記カウント回路のカウント値
とを比較し、前記試験の対象となっている半導体記憶装
置の不良なアドレスの数が救済可能な範囲か否かを判定
する比較回路とを含むことを特徴とする。
【0053】上記請求項14に係る試験装置によれば、
請求項5に係る試験方法を実行する、試験装置の一つの
構成を提供できる。
【0054】また、請求項15に係る試験装置では、請
求項14に係る試験装置において、前記救済判定処理装
置には、前記第1のメモリ、前記第2のメモリ、および
前記演算回路がそれぞれ複数設けられ、前記不良アドレ
ス数超過判定処理装置には、前記カウント回路、および
前記比較回路がそれぞれ複数設けられていることを特徴
とする。
【0055】上記請求項15に係る試験装置によれば、
請求項4および請求項5に係る試験方法を、複数の半導
体記憶装置に対してパラレルに実行する、試験装置の一
つの構成を提供できる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、この発明を、実施の形態に
より説明する。
【0057】図1は、この発明の第1の実施の形態に係
るメモリテスタのブロック図である。
【0058】図1に示すように、メモリテスタは、メモ
リテスタ本体100、メモリテスタを操作する操作端末
101、ウェーハが装着されるテストステーション15
0から構成される。メモリテスタ本体100は、CPU
102と、OSおよびテストプログラム(TEST PRG.) を
記憶するメインメモリ103と、試験パターン(1) 、
(2) 、期待値(3) を出力するDC特性/機能試験器10
4と、期待値(3) と、図示せぬDUTからの応答信号
(4) とを比較し、応答信号(4) が正常であるか否かを判
定し、判定情報(5) をCPUに伝える判定器105と、
試験中、DUTに異常が認められたとき、その異常発生
情報(6) を記憶するフェイルメモリ(I)107とを有
する。さらに、リダンダンシ(R/D )解析を行うリダン
ダンシ解析処理器106を有する。リダンダンシ解析処
理器106は、置き換え演算に使用する置換プログラム
(R/D PRG.)を記憶するメモリ302と、試験中、DUT
のメモリセルアレイに異常が認められたとき、その異常
発生情報(7) を記憶するフェイルメモリ(II)304
と、異常発生情報(7) を、置換プログラムに従って解析
し、スペアロウ/カラムに置き換える演算を行う演算器
306とを含む。図中、参照符号(9) は、CPU102
からの制御情報である。
【0059】テストプログラム(TEST PRG.) に含まれて
いる機能(FNC )試験の各試験項目は、メモリセルアレ
イの試験(FNC1)と、他の試験、例えばロウ/カラムデ
コーダなどのメモリ周辺回路の試験(FNC2)との、2つ
に分けられている。また、試験FNC1試験が終了すると、
DC特性試験およびFNC2試験を開始させるとともに、R/
D 解析を、これらの試験とパラレルに開始させるコマン
ドを含んでいる。このようなテストプログラムは、フロ
ッピディスクなどに格納されており、操作端末101、
CPU102を介して、メインメモリ103に転送さ
れ、ここに記憶される。
【0060】第1の実施の形態に係るメモリテスタの動
作を説明する。
【0061】まず、テストプログラム(TEST PRG.) に従
って、FNC1試験を、DUTに対して行う。FNC1試験中、
DUTに異常が認められると、フェイルメモリ(II)3
04には、メインのメモリセルアレイの異常を示す異常
発生情報(7) が記憶される。情報(7) は、フェイルメモ
リ(II)304に記憶させるとともに、フェイルメモリ
(I)107に記憶させる。
【0062】次に、テストプログラム(TEST PRG.) に従
って、DC特性試験およびFNC2試験を、DUTに対して
行う。これとパラレルに、メインのメモリセルアレイの
不良を示す情報(7) を、フェイルメモリ(II)304か
ら、演算器306に読み出す。演算器は、読み出された
情報(7) を、置換プログラム(R/D PRG.)に従って解析
し、スペアロウ/カラムに置き換える演算を行う。演算
結果(置き換え情報:RPLC DATA.)は、リダンダンシ工程
のとき、レーザーブロワー200によって、どのヒュー
ズをブローするかの情報に使用される。そのため、演算
結果は、レーザーブロワー200に転送される。あるい
は、従来のように操作端末101により、フロッピディ
スクなどに記憶/保存されても良い。
【0063】演算器306が演算を行っている間、DC
特性試験およびFNC2試験は、DUTに対して行われてい
る。
【0064】図1に示すメモリテスタは、FNC1試験を行
った後、DC特性試験およびFNC2試験と、R/D 解析とを
パラレルに行うことができる。リダンダンシ解析処理器
106を、有しているためである。
【0065】図2は、第1の実施の形態に係るメモリテ
スタによる、ウェーハ一枚当たりの総試験時間と、メモ
リキャパシティとの関係を示す図である。なお、図2に
おいては、ウェーハ一枚当たりの総試験時間を、4つの
DUTの試験時間のトータル時間と仮定している(実際
には、ウェーハ一枚に80〜130個程度のDUTが存
在する。しかし、全てのDUTを図示できないため、4
つのDUTに圧縮して示している)。
【0066】第1の実施の形態に係るメモリテスタが行
う試験方法によれば、図2に示すように、DUT1の試
験項目のうち、R/D 解析を、DUT1のDC特性試験お
よびFNC2試験にオーバラップさせることができる。同様
に、DUT2のR/D 解析は、DUT2のDC特性試験お
よびFNC2試験にオーバラップされる。このように、総試
験時間は、III 線に示す従来技術(図24により説明し
た技術)に比べ、R/D解析時間の合計時間分短縮でき
る。さらに、IV線に示す従来技術(図26により説明し
た技術)に比べ、最後のDUTのR/D 解析時間分、短縮
できる。
【0067】また、上記試験方法は、マルチプロービン
グが究極を迎え、ウェーハ上のDUTの全てが同時に試
験されるようになったときでも、総試験時間の短縮の効
果は、無くなることはない。図2の256M以降に示さ
れているように、R/D 解析時間の分、総試験時間は短縮
される。この効果は、リダンダンシ解析時間が延びるに
つれ、高まっていく。
【0068】このように、上記試験方法は、マルチプロ
ービングが究極を迎えても、総試験時間を短縮する効果
は飽和しないという、効果がある。この効果により、上
記試験方法は、ウェーハ上のDUTの全てを同時に試験
する、究極のマルチプロービング方式と併用されること
が、特に好ましい。
【0069】図3は、この発明の第2の実施の形態に係
るメモリテスタと半導体ウェーハとの関係を示す斜視
図、図4は、この発明の第2の実施の形態に係るメモリ
テスタのブロック図、図5は、救済判定処理装置のブロ
ック図、図6は、救済判定処理回路のブロック図、図7
は、この発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置
の試験フローを示す流れ図である。
【0070】まず、図3に示すように、テスタ100
は、テストステーション150に接続されている。テス
トステーション150は、半導体ウェーハ160に形成
された,例えばダイナミック型RAMなどが集積された
半導体記憶装置(DRAM)チップ170に、テスタ1
00から出力された試験パターンを供給する。また、テ
スタ100に、チップ170から出力された応答信号を
供給する。
【0071】図4に示すように、テスタ100は、図3
に示すチップ170を試験するDC特性/機能試験器1
04と、DUTの救済が可能であるか否かを判定する救
済判定処理装置106と、DC特性/機能試験に対する
DUTの応答信号と期待値とを比較してDC特性/機能
試験の結果を判定する試験結果判定処理装置108と、
メモリテスタ100を動作させるためのテストプログラ
ム(TEST PRG.) 、判定処理装置106、108により得
られた判定結果、および判定処理装置106により得ら
れた置換データ(RPLC DATA) などを記憶しておくメイン
メモリ110と、判定処理装置106、108による判
定結果に基いて最終の結果を判定する最終判定処理装置
112と、上記各装置ブロックをテストプログラムに従
って制御する制御装置102とを含んでいる。
【0072】図5に示すように、メモリテスタ100が
有する救済判定処理装置106は、救済判定処理回路3
00を有する。処理回路300は、テストプログラム(T
ESTPRG.) に従って制御装置102により制御される。
【0073】図6に示すように、救済判定処理回路30
0は、置換プログラム(R/D PRG.)などを記憶しておく救
済判定処理アルゴリズム用メモリ302と、機能試験に
より特定されたDUTの不良なアドレスを記憶しておく
不良アドレス用メモリ304と、不良なアドレスを置換
プログラムに従ってスペアのロウ/カラムに置換する演
算と、この演算結果に基いて、DUTの救済が可能か否
かを判定する救済判定処理演算回路306と、処理回路
300を、メモリテスタ内部信号バスに接続するための
インターフェース回路310とを含んでいる。これらの
各回路ブロックはそれぞれ、テストプログラムに従っ
て、制御装置102により制御される。
【0074】以下、図7に示す試験フローを参照しなが
ら、図4に示すメモリテスタの動作について説明する。
【0075】まず、テストプログラム(TEST PRG.) をテ
スタ100のメインメモリ110に、置換プログラム(R
/D PRG.)を救済判定処理アルゴリズム用メモリ302に
それぞれロードする。テストプログラムおよび置換プロ
グラムはそれぞれ、試験する半導体装置ごとに揃えられ
ている。そして、それぞれフロッピディスクなどの記憶
媒体に保存されている。
【0076】次いで、図7のステップ1に示すように、
DC特性/機能試験器104を用いて、機能試験のう
ち、DUTの救済判定に必要な機能試験を行う(DUT
に施す機能試験項目のうち、少なくともDUTの救済判
定に必要な項目を試験する:FNC1)。この機能試験(FN
C1)の試験パターンおよび期待値に関する制御用データ
は、テストプログラム(TEST PRG.) に含まれている。こ
の機能試験(FNC1)の一つの例は、不良なアドレスを特
定する機能試験である。具体的には、データを、図示せ
ぬ半導体記憶装置(DUT)に各アドレスごとに書き込
み、書き込まれたデータを読み出してみる。書き込まれ
たデータと違ったデータが出力されれば、そのアドレス
は不良である、と特定される。これにより不良なアドレ
スが特定され、DUTの救済判定に必要な情報が得られ
る。得られた不良なアドレスの情報は、不良アドレス用
メモリ304および試験結果判定処理装置108に書き
込まれる。このような機能試験を、DUTの全てのアド
レスに対して行う。
【0077】機能試験が終了したら、ステップ2に示す
ように、DC特性試験(DC)、残りの機能試験(機能試
験項目のうち、残りの項目:FNC2)および救済判定処理
(R/D )の並列処理の準備をし、そして、並列処理を開
始する。
【0078】まず、ステップ3に示すように、試験器1
04を用いて、DC特性試験(DC)と、残りの機能試験
(FNC2)とを行う。このDC特性試験(DC)の試験パタ
ーンおよび期待値に関する制御用データ、並びに残りの
機能試験(FNC2)の試験パターンおよび期待値に関する
制御用データは、テストプログラムに含まれている。
【0079】このステップ3と並列して、ステップ4に
示すように、救済判定処理装置106を用いて、救済判
定処理(R/D )を行う。この救済判定処理では、ステッ
プ1で特定され、そして、メモリ304に記憶された不
良なアドレスを、メモリ302に記憶されている置換プ
ログラム(R/D PRG.)に従って、スペアのロウ/カラムに
置換し、置換データ(RPLC DATA) を生成する。この置換
演算は、救済判定処理演算回路306を用いて行われ
る。また、演算回路306は、置換結果に基いて、DU
Tの救済が可能か否かの判定結果を同時に下す。
【0080】ステップ3およびステップ4の処理がとも
に終了したら、ステップ5に示すように、最終判定処理
装置112を用いて、最終の判定を行う。この最終の判
定は、試験結果判定処理装置108により得られた、D
UTがパスか否かの判定結果と、救済判定処理装置10
6により得られた、DUTの救済が可能か否かの判定結
果とに基いて下される。
【0081】次いで、ステップ6において、最終の判定
結果が、フェイルおよび救済が不可能のいずれかを一つ
でも含むならば(NO)、そのDUTは不良と判断され
る。一方、最終の判定結果が、パス、かつ救済が可能の
双方を含むならば(YES)、そのDUTは、ステップ
7に進められる。
【0082】次に、ステップ7に示すように、救済装置
200を用いて、救済処理を行う。救済装置200は、
救済判定処理装置106で得られた置換データ(RPLC DA
TA)に従って、最終の判定結果が、パス、かつ救済が可
能の双方を含むDUTに対して、救済処理を行う。
【0083】救済装置200の一つの例はレーザーブロ
ワーである。レーザーブロワーは、DUTのリダンダン
シ回路の中に含まれているヒューズを、置換データに従
ってブローし、置換データをDUTにプログラムしてい
く。
【0084】救済装置200の他の例はプログラムライ
タである。プログラムライタは、DUTのリダンダンシ
回路の中に含まれているPROM、あるいはEEPRO
Mに、置換データに従って情報を書き込み、置換データ
をDUTにプログラムしていく。
【0085】救済処理以降については、公知の試験フロ
ーに従って行われる。
【0086】このような第2の実施の形態に係るメモリ
テスタによれば、図7に示すように、救済判定処理(R/
D )を、DC特性試験(DC)および残りの機能試験(FN
C2)と並列して行える。このため、救済判定処理(R/D
)に要する時間を、DC特性試験(DC)および残りの
機能試験(FNC2)に要する時間の中に含ませることがで
きる。したがって、救済判定処理(R/D )に要する時間
は、見掛上、ゼロとなり、第1の実施の形態に係るメモ
リテスタと同様に、総試験時間を、図24、図26に示
した従来の試験方法に比べて短縮でき、スループットを
向上できる。
【0087】また、救済判定処理(R/D )に要する時間
が、見掛上、無くなるために、メモリテスタ一台の単位
時間当たりの処理能力が向上する。このため、生産ライ
ンの単位時間当たりの処理能力は、メモリテスタの台数
を増やさなくても向上する。よって、高額なメモリテス
タを大量に購入する必要性、および生産ラインの改造、
もしくは新設する必要性など、設備投資の負担を従来よ
りも軽くできる。
【0088】このように、第2の実施の形態に係るメモ
リテスタにおいても、半導体記憶装置チップ一つ当たり
の製造コストを大きく増加させることなく、スループッ
トを向上させることができる。
【0089】なお、第2の実施の形態に係るメモリテス
タは、以下に説明する試験フローのように動作させるこ
とも可能である。
【0090】図8は、第1の変形例に係る試験フローを
示す流れ図である。
【0091】図8に示す試験フローが、図7に示す試験
フローと異なっているところは、ステップ1に示すよう
に全ての機能試験(DUTに施す機能試験項目のうち、
全ての項目:FNC1+FNC2=FNC )を行った後に、ステッ
プ3に示すDC特性試験(DC)と、ステップ4に示す救
済判定処理(R/D )とを並列に処理させることである。
【0092】第2の実施の形態に係るメモリテスタを、
図8に示す試験フローで動作させるときには、機能試験
とDC特性試験との手順が、図8に示す試験フローのよ
うに変更されるように、テストプログラムを変更すれば
良い。
【0093】図8に示す試験フローによっても、救済判
定処理(R/D )を、DC特性試験(DC)と並列して行う
ので、図7に示す試験フローと同様に、半導体記憶装置
チップ170一つにかかる製造コスト大きく増加させる
ことなく、スループットを向上できる。
【0094】図9は、第2の変形例に係る試験フローを
示す流れ図である。
【0095】図9に示す試験フローが、図7に示す試験
フローと異なっているところは、ステップ3Aに示すよ
うに、DC特性試験(DC)を行った後、ステップ3Bに
示すように、試験結果判定処理装置108により得られ
た判定結果に基いて、パスか否かを判定し、パスしたD
UTのみを、次のステップ3Cに進めることである。さ
らにステップ3Cに示すように、残りの機能試験(FNC
2)を行った後、ステップ3Dに示すように、試験結果
判定処理装置108により得られた判定結果に基いて、
パスか否かを判定し、パスしたDUTのみを、次のステ
ップ5に進めることである。
【0096】第2の実施の形態に係るメモリテスタを、
図9に示す試験フローで動作させるときにも、手順が、
図9に示す試験フローのように変更されるように、テス
トプログラムを変更するだけで良い。
【0097】図9に示す試験フローでは、特にステップ
3Bに示すようにDC特性試験(DC)にパスしたDUT
のみを、次のステップ3Cに示す残りの機能試験(FNC
2)に進めるために、無駄な、残りの機能試験(FNC2)
を行わずに済ませることができる。よって、図8に示す
試験フローよりも、さらにスループットが向上する。
【0098】図10は、第3の変形例に係る試験フロー
を示す流れ図である。
【0099】図10に示す試験フローが、図8に示す試
験フローと異なっているところは、ステップ1Aに示す
ように、全ての機能試験(FNC )を行った後、ステップ
1Bに示すように、試験結果判定処理装置108により
得られた判定結果に基いて、パスか否かを判定し、パス
したDUTのみを、次のステップ2に進めることであ
る。さらにステップ3Aに示すように、DC特性試験
(DC)を行った後、ステップ3Bに示すように、試験結
果判定処理装置108により得られた判定結果に基い
て、パスか否かを判定し、パスしたDUTのみを、次の
ステップ5に進めることである。
【0100】第2の実施の形態に係るメモリテスタを、
図10に示す試験フローで動作させるときには、手順
が、図10に示す試験フローのように変更されるよう
に、テストプログラムを変更すれば良い。
【0101】図10に示す試験フローでは、特にステッ
プ1Bに示すように全ての機能試験(FNC )にパスした
DUTのみが、ステップ2に進むために、無駄な、DC
特性試験(DC)と、無駄な、救済判定処理(R/D )が行
われずに済む。よって、図8に示す試験フローよりも、
さらにスループットが向上する。
【0102】次に、この発明の第3の実施の形態に係る
メモリテスタについて説明する。
【0103】図11は、この発明の第3の実施の形態に
係るメモリテスタのブロック図、図12は救済判定処理
装置のブロック図、図13は救済判定処理回路のブロッ
ク図、図14および図15はそれぞれ、試験フローを示
す流れ図である。
【0104】この第3の実施の形態に係るメモリテスタ
は、救済判定処理(R/D )を、DC特性試験(DC)、あ
るいはDC特性試験(DC)および残りの機能試験(FNC
2)と並列に行うだけでなく、複数のDUTで救済判定
処理(R/D )を並列に行うことにより、DUT一つ当た
りの救済判定処理(R/D )に要する時間を、さらに短縮
させようとするものである。
【0105】図11に示すように、第3の実施の形態に
係るメモリテスタの装置ブロックは、第1の実施の形態
に係るメモリテスタの装置ブロックとほぼ同様である。
特に異なるところは、救済判定処理装置106の構成で
ある。
【0106】図12に示すように、第3の実施の形態に
係るメモリテスタが有する救済判定処理装置106は、
複数の救済判定処理回路300を有する。これら処理回
路300はそれぞれ、テストプログラム(TEST PRG.) に
従って制御装置102により制御される。
【0107】図13に示すように、救済判定処理回路3
00はそれぞれ、置換プログラム(R/D PRG.)などを記憶
しておく救済判定処理アルゴリズム用メモリ302と、
機能試験により特定されたDUTの不良なアドレスを記
憶しておく不良アドレス用メモリ304と、不良なアド
レスを置換プログラム(R/D PRG.)に従ってスペアの行お
よび列に置換する演算、およびこの演算結果に基いて、
DUTの救済が可能か否かを判定する救済判定処理演算
回路306と、処理回路300が、どのDUTの救済判
定処理を行っているのかを明確にするために、DUTの
番号を記憶しておくレジスタ308と、処理回路300
を、メモリテスタ内部信号バスに接続するためのインタ
ーフェース回路310とを含んでいる。これらの各回路
ブロックはそれぞれ、テストプログラム(TEST PRG.) に
従って、制御装置102により制御される。
【0108】以下、図14および図15に示す試験フロ
ーを参照しながら、第3の実施の形態に係るメモリテス
タの動作について説明する。
【0109】まず、テストプログラム(TEST PRG.) をメ
モリテスタ100のメインメモリ110に、置換プログ
ラム(R/D PRG.)を各救済判定処理回路300の救済判定
処理アルゴリズム用メモリ302にそれぞれロードす
る。
【0110】次いで、図14のステップ1に示すよう
に、DC特性/機能試験器104を用いて、機能試験
(FNC1)のうち、DUTの救済が必要か否かを調べる項
目を含む機能試験(FNC1´)を行う。この機能試験(FN
C1´)の試験パターンおよび期待値に関する制御用デー
タは、テストプログラムに含まれている。この機能試験
(FNC1´)の一つの例は、図示せぬ半導体記憶装置チッ
プ(DUT)のメモリセルアレイに、異常なメモリセル
が含まれているか否かを判断する試験である。より具体
的には、全てのメモリセルに同じデータを書き込み、読
み出すことである。そして、DUTから、一つでも異な
ったデータが出力されれば、そのDUTは救済が必要で
ある、と判断される。このような救済が必要か否かの判
定結果は、試験結果判定処理装置108により得られ
る。
【0111】次いで、ステップ2に示すように、試験結
果判定処理装置108により得られた判定結果に基い
て、救済が必要か否かを判定する。救済が必要ならば
(YES)、ステップ3に進む。
【0112】ステップ3では、救済が必要である、と判
定されたDUTを、救済判定処理回路300の一つに割
り当てる。割り当てられたDUTの番号は、レジスタ3
08に記憶される。この後、ステップ4に進む。
【0113】また、ステップ2において、救済が不要な
らば(NO)、ステップ4に直接に進む。
【0114】ステップ4では、救済が必要か否かの判定
処理が、試験の対象になっているチップの全てで終了し
たか否かを判断する。終了していなければ(NO)、次
に試験するDUTについて、ステップ1からステップ4
までの処理を同様に行う。一方、終了ならば(YE
S)、ステップ5に進む。
【0115】ステップ5において、DUTが救済判定処
理回路300に割り当てられているか否かを判断する。
割り当てられていれば(YES)、ステップ6に進む。
【0116】ステップ6では、DC特性/機能試験器1
04を用いて、機能試験(FNC1)のうち、DUTの不良
アドレスを特定する項目を含む機能試験(FNC1'')を行
う。この機能試験(FNC1'')は、図7のステップ1で行
われている試験と同様の試験でも良い。この機能試験
(FNC1'')により得られた不良なアドレスの情報は、ス
テップ7において、不良アドレス用メモリ304および
試験結果判定処理装置108に書きまれる。このような
機能試験を、DUTの全てのアドレスに対して行う。こ
の後、ステップ8に進む。
【0117】また、ステップ5において、割り当てられ
ていなければ(NO)、ステップ8に直接に進む。
【0118】ステップ8では、不良なアドレスを特定す
る処理が、試験の対象になっているチップの全てで終了
したか否かを判断する。終了していなければ(NO)、
次に試験するDUTについて、ステップ5からステップ
8までの処理を同様に行う。一方、終了ならば(YE
S)、図15に示すステップ9に進む。
【0119】図15のステップ9に示すように、DC特
性試験(DC)、残りの機能試験(FNC2)および救済判定
処理(R/D )の並列処理の準備をし、そして、並列処理
を開始する。
【0120】まず、ステップ10に示すように、試験器
104を用いて、試験の対象になっているチップの全て
に対してDC特性試験(R/D )と、残りの機能試験(FN
C2)とを行う。
【0121】このステップ10と並列して、ステップ1
1に示すように、救済判定処理装置106を用いて、救
済が必要なチップの全てに対して、救済判定処理(R/D
)を行う。この救済判定処理(R/D )では、ステップ
6で特定され、ステップ7でメモリ304に記憶された
不良なアドレスを、メモリ302に記憶されている置換
プログラム(R/D DATA)に従って、スペアのロウ/カラム
に置換し、置換データ(RPLC DATA) を生成する。この置
換演算は、救済判定処理演算回路306を用いて行われ
る。また、演算回路306は、置換結果に基いて、DU
Tの救済が可能か否かの判定結果を同時に下す。
【0122】ステップ10およびステップ11の処理が
ともに終了したら、ステップ12に示すように、最終判
定処理装置112を用いて、最終の判定を行う。この最
終の判定は、試験結果判定処理装置108により得られ
た、DUTがパスか否かの判定結果と、各救済判定処理
回路300ごとにより得られた、DUTの救済が可能か
否かの判定結果とに基いて下される。
【0123】次いで、ステップ13において、最終の判
定結果が、フェイルおよび救済が不可能のいずれかを一
つでも含むならば(NO)、そのDUTは不良と判断さ
れる。一方、最終の判定結果が、パス、かつ救済が可能
の双方を含むならば(YES)、そのDUTは、ステッ
プ14に進められる。
【0124】ステップ14では、DUTが救済判定処理
を行ったか否かを判断する。行われていなければ(N
O)、そのDUTを良品と判断する。行っていれば、そ
のDUTは、ステップ15に進められる。
【0125】ステップ15では、救済装置200を用い
て、救済処理が行われる。救済装置200は、各救済判
定処理回路300ごとに得られた置換データ(RPLC DAT
A) に従って、最終の判定結果が、パス、かつ救済が可
能の双方を含むDUTに対して、救済処理を行う。
【0126】救済処理以降については、公知の試験フロ
ーに従って行われる。
【0127】このような第3の実施の形態に係るメモリ
テスタによれば、図7に示した試験フローとほぼ同様
に、試験を行える。このため、第1、第2の実施の形態
に係るメモリテスタと同様に、半導体記憶装置チップ一
つあたりの製造コストを大きく増加させずに、スループ
ットを向上させることができる、という効果を得ること
ができる。
【0128】また、救済判定処理装置106が、複数の
救済判定処理回路300を有していることにより、救済
判定処理(R/D )を、救済が必要なチップの複数でパラ
レルに行うことができる。このため、救済判定処理(R/
D )に要する時間を、救済判定処理をシリアルに行う場
合よりも、さらに短縮することができる。
【0129】なお、この第3の実施の形態に係るメモリ
テスタについても、第2の実施の形態に係るメモリテス
タと同様に、図8、図9、図10それぞれに示したよう
な試験フローのように動作させることが可能である。
【0130】次に、この発明の第4の実施の形態に係る
メモリテスタについて説明する。
【0131】図16は、この発明の第4の実施の形態に
係るメモリテスタのブロック図、図17は不良アドレス
数超過判定処理装置のブロック図、図18および図19
はそれぞれ、試験フローを示す流れ図である。
【0132】この第4の実施の形態に係るメモリテスタ
は、救済判定処理を、DC特性試験(DC)、あるいはD
C特性試験(DC)および残りの機能試験(FNC2)と並列
に行うだけでなく、試験開始前に、予め、不良なアドレ
スが膨大過ぎるチップを、救済が不可能なチップとして
スクリーニングし、DC特性試験(DC)および機能試験
(FNC )の、全体の時間を短縮させようとするものであ
る。
【0133】図16に示すように、この第4の実施の形
態に係るメモリテスタが、第3の実施の形態に係るメモ
リテスタと異なるところは、不良アドレス数超過判定処
理装置400を、さらに具備することである。
【0134】図17に示すように、超過判定処理装置4
00は、不良なアドレス数のリミット値を保持するリミ
ット値保持回路402と、各DUTごとに、不良なアド
レス数をカウントする、複数の不良アドレス数カウント
回路404と、各カウント回路404ごとに設けられ、
カウント回路404それぞれから得られたカウント値と
保持回路402に保持されたリミット値とを比較し、救
済が可能か否かの判定結果を出力する比較回路406
と、比較回路406それぞれから得られた判定結果を保
持する判定結果保持回路408とを含んでいる。これら
の各回路ブロックはそれぞれ、テストプログラム(TEST
PRG.) に従って、制御装置102により制御される。
【0135】以下、図18および図19に示す試験フロ
ーを参照しながら、第4の実施の形態に係るメモリテス
タの動作について説明する。
【0136】まず、テストプログラム(TEST PRG.) をメ
モリテスタ100のメインメモリ110に、置換プログ
ラム(R/D PRG.)を各救済判定処理回路300の救済判定
処理アルゴリズム用メモリ302に、リミット値をリミ
ット値保持回路402にそれぞれロードする。
【0137】次いで、試験の対象になっているチップを
それぞれ、不良アドレス数カウント回路404に割り当
てる。
【0138】次いで、試験の対象になっているチップの
全てに対して、DC特性/機能試験器104を用いて、
機能試験(FNC1)のうち、不良なアドレスの数を抽出す
るための機能試験(FNC1* )を行う。この機能試験(FN
C1* )の一つ例は、チップの中の全てのメモリセルに同
じデータを書き込み、書き込まれたデータを全てのメモ
リセルから読み出してみる、という試験である。
【0139】次いで、図18のステップ1に示すよう
に、不良アドレス数カウント回路404を用いて、不良
なアドレスの数をカウントする。不良なアドレスの数
は、上記の機能試験により、違ったデータが出力された
回数を数えることでカウントすることができる。この不
良なアドレスのカウントは、試験の対象になっているチ
ップの全てに対して行われる。
【0140】不良なアドレスの数のカウントが終了した
ら、ステップ2に示すように、比較回路406を用い
て、不良なアドレス数のカウント値と、リミット値とを
比較して、カウント値が、リミット値を越えたか否かを
判断する。カウント値がリミット値を越えたならば(Y
ES)、そのDUTは不良と判断される。また、カウン
ト値がリミット値を越えなければ(NO)、ステップ3
に進む。このステップ2に示す処理は、不良なアドレス
の数が膨大過ぎ、客観的に救済が不可能なチップを、ス
クリーニングする処理である。そして、判定結果は、判
定結果保持回路408に記憶される。記憶された判定結
果は、制御データとして、制御装置102などに送られ
る。
【0141】ステップ3では、ステップ2に示す処理
が、試験の対象になっているチップの全てで終了したか
否かを判断する。終了していなければ(NO)、次に試
験するDUTについて、ステップ1からステップ3まで
の処理を同様に行う。一方、終了ならば(YES)、ス
テップ4に進む。
【0142】次いで、ステップ4に示すように、DC特
性/機能試験器104を用いて、機能試験(FNC1)のう
ち、DUTの救済が必要か否かを調べる機能試験(FNC
1' )を行う。なお、このDUTの救済が必要か否かの
判断には、ステップ1の試験結果が用いられて良い。
【0143】以下、ステップ5〜図19のステップ18
に示すように、図14のステップ2〜図15のステップ
15に示した処理と同様の処理が行われる。
【0144】このような第4の実施の形態に係るメモリ
テスタによれば、図7に示した試験フローとほぼ同様
に、試験を行える。このため、第1、第2、第3の実施
の形態に係るメモリテスタと同様に、半導体記憶装置チ
ップ一つあたりの製造コストを大きく増加させずに、ス
ループットを向上させることができる、という効果を得
ることができる。
【0145】また、第3の実施の形態に係るメモリテス
タと同様に、救済判定処理装置106が、複数の救済判
定処理回路300を有していることにより、救済判定処
理(R/D )を、救済が必要なチップの複数でパラレルに
行うことができる。このため、救済判定処理(R/D )に
要する時間を、救済判定処理(R/D )をシリアルに行う
場合よりも、さらに短縮することができる。さらに、救
済判定処理回路300が、第3の実施の形態より少なく
て済む。
【0146】さらに、第4の実施の形態に係るメモリテ
スタでは、不良アドレス数超過判定装置400をさらに
有していることにより、不良なアドレスの数が膨大過
ぎ、客観的に救済は不可能なチップを、スクリーニング
することができる。このため、実際に試験が行われるチ
ップの数を、試験の対象になっているチップの数よりも
少なくすることができる。このため、特にDC特性試験
(DC)および残りの機能試験(FNC2)に要する時間を、
第3の実施の形態に係るメモリテスタよりも、さらに短
縮することができる。
【0147】なお、上記各実施の形態に係るメモリテス
タはそれぞれ、次のように変形することが可能である。
【0148】上記図1、図4、図11および図16に示
したメモリテスタは、一つのテストステーション150
に接続されたシングルテストステーション型であるが、
これを複数のテストステーションに接続されたマルチテ
ストステーション型にしても良い。
【0149】また、DC特性試験/機能試験、並びに不
良なアドレスの救済判定処理装置106および超過判定
処理装置400への入力を、複数のチップで同時に行う
ようにしても良い。
【0150】置換プログラム(R/D PRG.)を記憶するため
の救済判定処理アルゴリズム用メモリ302は、RA
M、高速RAM、EEPROM、フラッシュEEPRO
Mのいずれかで構成される他、置換プログラム(R/D PR
G.)をハードとして内蔵したROMで構成されても良
い。
【0151】また、不良なアドレスの置き換えは、スペ
アのロウ/カラム毎に置き換える他、複数のスペアのロ
ウ/カラムを含むブロック単位で置換されるようにして
も良い。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ウェーハ一枚当たりの総試験時間を、より短縮でき
る半導体記憶装置の試験方法と、その試験方法を実行す
る試験装置/試験システムを提供できる。また、究極の
マルチプロービングと併用したとき、ウェーハ一枚当た
りの総試験時間を、さらに短縮できる半導体記憶装置の
試験方法と、その試験方法を実行する試験装置/試験シ
ステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施の形態に係るメモ
リテスタのブロック図。
【図2】図2は第1の実施の形態に係るメモリテスタの
ウェーハ一枚当たりの総試験時間とメモリキャパシティ
との関係を示す図。
【図3】図3はこの発明の第2の実施の形態に係るメモ
リテスタと半導体ウェーハとの関係を示す斜視図。
【図4】図4はこの発明の第2の実施の形態に係るメモ
リテスタのブロック図。
【図5】図5は救済判定処理装置のブロック図。
【図6】図6は救済判定処理回路のブロック図。
【図7】図7はこの発明の第2の実施の形態に係るメモ
リテスタによる試験フローを示す流れ図。
【図8】図8は第1の変形例に係る試験フローを示す流
れ図。
【図9】図9は第2の変形例に係る試験フローを示す流
れ図。
【図10】図10は第3の変形例に係る試験フローを示す
流れ図。
【図11】図11はこの発明の第3の実施の形態に係るメ
モリテスタのブロック図。
【図12】図12は救済判定処理装置のブロック図。
【図13】図13は救済判定処理回路のブロック図。
【図14】図14はこの発明の第3の実施の形態に係るメ
モリテスタによる試験フローを示す流れ図。
【図15】図15はこの発明の第3の実施の形態に係るメ
モリテスタによる試験フローを示す流れ図。
【図16】図16はこの発明の第4の実施の形態に係るメ
モリテスタのブロック図。
【図17】図17は不良アドレス数超過判定処理装置のブ
ロック図。
【図18】図18はこの発明の第4の実施の形態に係るメ
モリテスタによる試験フローを示す流れ図。
【図19】図19はこの発明の第4の実施の形態に係るメ
モリテスタによる試験フローを示す流れ図。
【図20】図20は従来のメモリテスタのブロック図。
【図21】図21は不良メモリセルとメモリキャパシティ
との関係を示す図。
【図22】図22はスペアのロウ/カラムの数とメモリキ
ャパシティとの関係を示す図。
【図23】図23はDUT 一つ当たりの試験時間とメモリキ
ャパシティとの関係を示す図。
【図24】図24は従来のウェーハ一枚当たりの総試験時
間とメモリキャパシティとの関係を示す図。
【図25】図25は従来のメモリテスタのブロック図。
【図26】図26は従来のウェーハ一枚当たりの総試験時
間とメモリキャパシティとの関係を示す図。
【符号の説明】
100…メモリテスタ本体、 101…操作端末、 102…CPU(制御装置)、 103…メインメモリ、 104…DC特性/機能試験器、 105…判定器、 106…リダンダンシ解析処理器(救済判定処理装
置)、 107…フェイルメモリ、 108…試験結果判定処理装置、 110…メインメモリ、 112…最終判定処理装置、 150…テストステーション、 160…ウェーハ、 170…DRAMチップ、 200…レーザーブロワー(救済装置)、 302…メモリ、 304…フェイルメモリ、 306…演算器、 308…レジスタ、 310…インターフェース回路、 400…不良アドレス数超過判定処理装置、 402…リミット値保持回路、 404…不良アドレス数カウント回路、 406…比較回路、 408…判定結果保持回路。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体記憶装置の少なくともメモリセル
    アレイの異常な部分を検出する第1の機能試験を行う工
    程と、 前記半導体記憶装置の直流特性を検出する直流特性試
    験、および前記第1の機能試験と異なった第2の機能試
    験を行う工程、この工程とパラレルに、前記第1の機能
    試験の結果に基いて前記メモリセルアレイの異常な部分
    の位置を特定し、この特定した異常な部分を、スペアの
    ロウ/カラムに置き換える置換演算処理を行う工程とを
    具備することを特徴とする半導体記憶装置の試験方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の機能試験、前記直流特性試
    験、前記第2の機能試験、並びに前記直流特性試験およ
    び前記第2の機能試験とパラレルに行われる前記置換演
    算処理を、ウェーハに形成された半導体記憶装置の複数
    に対し、パラレルに行うことを特徴とする請求項1に記
    載の半導体記憶装置の試験方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の機能試験、前記直流特性試
    験、前記第2の機能試験、並びに前記直流特性試験およ
    び前記第2の機能試験とパラレルに行われる前記置換演
    算処理を、ウェーハに形成された半導体記憶装置の全て
    に対し、パラレルに行うことを特徴とする請求項1に記
    載の半導体記憶装置の試験方法。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルアレイの異常な部分の位
    置を特定する前に、前記半導体記憶装置が救済可能か否
    かを判定する工程をさらに具備し、 救済可能な前記半導体記憶装置のみ、前記直流特性試
    験、前記第2の機能試験、および前記置換演算処理を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の
    試験方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体記憶装置が救済可能か否か
    は、不良なアドレスの数が、所定のリミット値を越える
    かによって判定することを特徴とする請求項4に記載の
    半導体記憶装置の試験方法。
  6. 【請求項6】 直流特性試験パターンおよび機能試験パ
    ターンを発生する試験パターン発生器と、 半導体記憶装置のメモリセルアレイの異常発生情報を記
    憶する第1のメモリと、 テストシーケンスを記憶する第2のメモリと、 前記半導体記憶装置のメモリセルアレイの異常発生情報
    を記憶する第3のメモリと、 前記メモリセルアレイの異常な部分をスペアのロウ/カ
    ラムに置き換える置換演算処理アルゴリズムを記憶する
    第4のメモリと、 前記第4のメモリに記憶された前記置換演算アルゴリズ
    ムに従って、前記メモリセルアレイの異常な部分をスペ
    アのロウ/カラムに置き換える置換演算を行う演算器
    と、 前記第2のメモリに記憶された前記テストシーケンスに
    従って (a)前記半導体記憶装置の少なくともメモリセルアレ
    イの異常な部分を検出する第1の機能試験を前記試験パ
    ターン発生器に実行させ、前記第1の機能試験中に異常
    が認められたとき、前記第1のメモリおよび前記第3の
    メモリに記憶させる第1の処理、 (b)前記第1の処理が終了した時、前記半導体記憶装
    置の直流特性を検出する直流特性試験および前記第1の
    機能試験と異なった第2の機能試験を前記試験パターン
    発生器に実行させ、この処理とパラレルに、前記メモリ
    セルアレイの異常な部分をスペアのロウ/カラムに置き
    換える置換演算処理を前記演算器に実行させる第2の処
    、を行うプロセッサとを具備することを特徴とする半
    導体記憶装置の試験装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2の処理を、ウェーハに形
    成された半導体記憶装置の複数に対し、パラレルに実行
    することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置
    の試験装置。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2の処理を、ウェーハに形
    成された半導体記憶装置の全てに対し、パラレルに実行
    することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置
    の試験装置。
  9. 【請求項9】 直流特性試験パターンおよび機能試験パ
    ターンを発生する試験パターン発生器と、半導体記憶装
    置のメモリセルアレイの異常発生情報を記憶する第1の
    メモリと、テストシーケンスを記憶する第2のメモリ
    と、前記半導体記憶装置のメモリセルアレイの異常発生
    情報を記憶する第3のメモリと、前記メモリセルアレイ
    の異常な部分をスペアのロウ/カラムに置き換える置換
    演算処理アルゴリズムを記憶する第4のメモリと、前記
    第4のメモリに記憶された前記置換演算アルゴリズムに
    従って、前記メモリセルアレイの異常な部分をスペアの
    ロウ/カラムに置き換える置換演算を行う演算器と、前
    記第2のメモリに記憶された前記テストシーケンスに従
    って、(a)前記半導体記憶装置の少なくともメモリセ
    ルアレイの異常な部分を検出する第1の機能試験を前記
    試験パターン発生器に実行させ、前記第1の機能試験中
    に異常が認められたとき、その異常発生情報を前記第1
    のメモリおよび前記第3のメモリに記憶させる第1の処
    理、および(b)前記第1の処理が終了した後、前記半
    導体記憶装置の直流特性を検出する直流特性試験および
    前記第1の機能試験と異なる第2の機能試験を前記試験
    パターン発生器に実行させ、この処理とパラレルに、前
    記メモリセルアレイの異常な部分をスペアのロウ/カラ
    ムに置き換える置換演算処理を前記演算器に実行させる
    第2の処理を行うプロセッサとを含む試験装置と、 前記試験装置を操作する操作装置と、 前記試験装置からの試験パターンを前記半導体記憶装置
    に伝え、前記半導体記憶装置からの応答信号を前記試験
    装置に伝えるテストステーションと、 前記試験装置に含まれる前記演算器の置換演算処理の結
    果に基いて、前記半導体記憶装置に置き換え情報をプロ
    グラムするプログラム装置とを具備することを特徴とす
    る半導体記憶装置の試験システム。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2の処理を、ウェーハに
    形成された前記半導体記憶装置の複数に対し、パラレル
    に実行することを特徴とする請求項9に記載の半導体記
    憶装置の試験システム。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2の処理を、ウェーハに
    形成された半導体記憶装置の全てに対し、パラレルに実
    行することを特徴とする請求項9に記載の半導体記憶装
    置の試験システム。
  12. 【請求項12】 試験の対象となっている半導体記憶装
    置に対して与える直流特性試験パターンおよび機能試験
    パターンを発生する直流特性/機能試験装置と、 置換演算処理アルゴリズムを記憶する第1のメモリ、前
    記半導体記憶装置のメモリセルアレイの異常発生情報を
    記憶する第2のメモリ、および前記半導体記憶装置のメ
    モリセルアレイの異常な部分を、スペアのロウ/カラム
    に置き換える置換演算を行う演算回路とを含む救済判定
    処理装置と、 前記直流特性/機能試験装置に、前記メモリセルアレイ
    の異常な部分を検出する第1の機能試験を実行させた
    後、前記救済判定処理装置に、前記置換演算を実行さ
    せ、この置換演算の実行とパラレルに、前記直流特性/
    機能試験装置に、直流特性試験および前記第1の機能試
    験と異なった第2の機能試験を実行させる制御装置とを
    具備することを特徴とする半導体記憶装置の試験装置。
  13. 【請求項13】 前記試験の対象となっている半導体記
    憶装置が救済可能か否かを判定する判定処理装置を、さ
    らに具備することを特徴とする請求項12に記載の半導
    体記憶装置の試験装置。
  14. 【請求項14】 前記判定処理装置は、不良なアドレス
    の数のリミット値を保持するリミット値保持回路と、 前記試験の対象となっている半導体記憶装置の不良なア
    ドレス数をカウントするカウント回路と、 前記リミット値と、前記カウント回路のカウント値とを
    比較し、前記試験の対象となっている半導体記憶装置の
    不良なアドレスの数が救済可能な範囲か否かを判定する
    比較回路とを含むことを特徴とする請求項13に記載の
    半導体記憶装置の試験装置。
  15. 【請求項15】 前記救済判定処理装置には、前記第1
    のメモリ、前記第2のメモリ、および前記演算回路がそ
    れぞれ複数設けられ、 前記不良アドレス数超過判定処理装置には、前記カウン
    ト回路、および前記比較回路がそれぞれ複数設けられて
    いることを特徴とする請求項14に記載の半導体記憶装
    置の試験装置。
  16. 【請求項16】 半導体記憶装置の少なくともメモリセ
    ルアレイの異常な部分を検出する第1の機能試験を行う
    工程と、 前記半導体記憶装置の少なくとも直流特性を検出する直
    流特性試験、および前記第1の機能試験と異なる第2の
    機能試験を行う工程、この工程とパラレルに、 前記第1
    の機能試験の結果に基いて前記メモリセルアレイの異常
    な部分の位置を特定し、この特定した異常な部分を、ス
    ペアのロウ/カラムに置き換える置換演算処理を行う工
    程と、 前記置換演算処理により得られた不具合アドレスをスペ
    アのロウ/カラムに置き換える工程と を具備することを
    特徴とする半導体記憶装置の試験方法。
  17. 【請求項17】 前記請求項16で複数の半導体記憶装
    置に対してパラレルに実施することを特徴とする半導体
    記憶装置の試験方法。
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