JP3518993B2 - エンジンヒートポンプ室外機の防振構造 - Google Patents

エンジンヒートポンプ室外機の防振構造

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JP3518993B2 JP16383098A JP16383098A JP3518993B2 JP 3518993 B2 JP3518993 B2 JP 3518993B2 JP 16383098 A JP16383098 A JP 16383098A JP 16383098 A JP16383098 A JP 16383098A JP 3518993 B2 JP3518993 B2 JP 3518993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋上や地上等に設
置されるエンジンヒートポンプの室外機から発せられる
振動が、被設置物へ伝播することを防止するためのエン
ジンヒートポンプ室外機の防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンヒートポンプの室外
機は、重量が大きいために壁吊り式に設置することはで
きず、通常は建物の屋上に設置されたり、地上に設置さ
れたりしているが、地上設置とした場合には設置スペー
スが多く必要となるため、実際的には屋上設置とされる
ことが殆どである。このようにエンジンヒートポンプ室
外機を屋上設置とした場合、エンジンの往復動に伴って
発生する振動により室外機自身が振動源となって、この
振動により屋上直下階の天井等が振動され、その結果、
室内に固体振動伝播音と呼ばれる騒音を発生させる原因
となっていた。そこで、例えば、特開平9−33070
号公報に記載のように、室外機を屋上等に据え付ける際
には、まず、エンジン本体又は圧縮機を防振ゴムを介し
て室外機に取り付け、さらに、室外機と据付基礎との間
にバネ、油圧式ダンパー、又、防振ゴム等の弾性体を有
する防振架台を介在させて、前記固体振動伝播音の発生
を減少させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では、室
内環境の快適さの向上を望むニーズが高まっており、よ
り振動の減衰性能が高い防振構造が必要となってきてい
る。また、現地での室外機の据付工事において、前記防
振架台を室外機と据付基礎との間に介装する工事は、該
防振架台自体の搬入やレベル合わせ等の工数が付加され
るため、工期短縮の妨げとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、エンジンヒー
トポンプ室外機において、エンジン回転数を検出するエ
ンジン回転数検出手段と、エンジンを据え付ける据付台
に取り付けられ、該据付台の加速度を検出する加速度検
出手段と、該回転数検出手段及び該加速度検出手段によ
る両検出信号が入力されることにより、室外機が発する
振動に対して逆位相且つ同一振幅の加振振動を発生させ
るための制御信号を出力するコントローラと、エンジン
の据付部に当接され、該コントローラからの制御信号が
入力されることにより該加振振動を発生するアクティブ
コントロールマウント装置5とを設け、該アクティブコ
ントロールマウント装置5は、電磁アクチュエータ5a
と液封マウント5bとで構成され、電磁アクチュエータ
5aは、磁石13、コイル14、及び振動板16等によ
り構成され、液封マウント5bは支持ばね17、ダイヤ
フラム18、メインチャンバ21等により構成されてい
ことを特徴とするエンジンヒートポンプ室外機の防振
構造である。
【0005】請求項2においては、エンジンヒートポン
プ室外機において、エンジン回転数を検出するエンジン
回転数検出手段と、エンジンを据え付ける据付台に取り
付けられ、該据付台の荷重を検出する荷重検出手段と、
該回転数検出手段及び該荷重検出手段による両検出信号
が入力されることにより、室外機が発する振動に対して
逆位相且つ同一振幅の加振振動を発生させるための制御
信号を出力するコントローラと、エンジンの据付部に当
接され、該コントローラからの制御信号が入力されるこ
とにより該加振振動を発生するアクティブコントロール
マウント装置5とを設け、該アクティブコントロールマ
ウント装置5は、電磁アクチュエータ5aと液封マウン
ト5bとで構成され、電磁アクチュエータ5aは、磁石
13、コイル14、及び振動板16等により構成され、
液封マウント5bは支持ばね17、ダイヤフラム18、
メインチャンバ21等により構成されていることを特徴
とするエンジンヒートポンプ室外機の防振構造である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明のエンジンヒートポンプ室外機の防
振構造を具備するエンジンヒートポンプ室外機内部を示
す正面図、図2は据付ベースに据え付けられたエンジン
を示す側面図、図3はアクティブコントロールマウント
装置の配置を示す平面図、図4はアクティブコントロー
ルマウント装置を示す側面断面図、図5はエンジンヒー
トポンプ室外機の防振構造を示す図、図6は振動を減衰
させる原理を示す図、図7はエンジンヒートポンプ室外
機の防振構造の別実施例を示す斜視図である。
【0007】まず、本発明のエンジンヒートポンプ室外
機の防振構造を具備するエンジンヒートポンプ室外機の
全体構成について図1乃至図3により説明する。室外機
1は屋上の据付基礎等に固設されており、該室外機1内
の底部には、エンジン3を据え付けるための据付台であ
る据付ベース2が固定脚2a・2a・・・により固設さ
れ、該据付ベース2上にエンジン3がアクティブコント
ロールマウント装置(以下ACM装置と記す)5・5・
・・を介して設置されており、これによってエンジン3
が室外機1に据え付けられている。ACM装置5・5・
・・は本実施例の場合三カ所に設け、エンジン3の重量
が各ACM装置5・5・・・に均等にかかるように配置
して、該エンジン3を安定して支持できるようにしてい
る。そして、このように据え付けたエンジン3により圧
縮機4を駆動することにより、冷媒を配管内に循環させ
るように構成している。
【0008】次に、ACM装置5について、図4により
説明する。前記ACM装置5においては、ケーシング1
1内に磁石13及びコイル14が配設され、該磁石13
及びコイル14の下方には板ばね15を介して振動板1
6が配置されている。ケーシング11下端部と、ACM
装置5の下端部に配置される固定板12とは支持ばね1
7により連結され、該支持ばね17の外周部には、同じ
くケーシング11下端部と固定板12とを連結するダイ
ヤフラム18が配設されている。前記振動板16と支持
ばね17との間に形成される空間内には液体である内封
液が充填されたメインチャンバ21を構成し、支持ばね
17とダイヤフラム18との間に形成される空間には前
記内封液が充填されたサブチャンバ22を構成してい
る。該メインチャンバ21とサブチャンバ22とは、両
者間に配置されたオリフィス23により連通している。
また、該支持ばね17及びダイヤフラム18は、ゴム等
の弾性部材により形成されている。このように構成した
ACM装置5のケーシング11上面がエンジン3に取り
付けられ、前記固定板12が据付ベース2に取り付けら
れて、該ACM装置5が前記据付ベース2とエンジン3
との間に介装されている。
【0009】ACM装置5は上部の電磁アクチュエータ
5aと下部の液封マウント5bとで構成されており、該
電磁アクチュエータ5aはケーシング11上部の磁石1
3コイル14、板バネ15、及び、振動板16等により
構成されて、液封マウント5bはケーシング11下部よ
りも下方の支持ばね17、ダイヤフラム18、メインチ
ャンバ21、サブチャンバ22、及び、オリフィス23
等により構成されている。
【0010】液封マウント5bはエンジン3から発せら
れた振動の内、低周波数域の振動を減衰するように構成
している。即ち、エンジン3からの振動がACM装置5
に伝達されると、メインチャンバ21内の内封液、及
び、サブチャンバ22内の内封液がオリフィス23内を
流動し、支持ばね17の拡張弾性と内封液の流体質量に
よる共振で振動を大幅に減衰させることができる。これ
に対し、例えば、エンジン3がアイドリング回転以上で
回転する際に発せられる高周波数域の振動の場合は、オ
リフィス23内部の流体慣性が大きくなって内封液の流
れが阻止され、振動を効果的に減衰させることができな
い。
【0011】そこで、このような高周波数域の振動に対
しては、前記電磁アクチュエータ5aの構成要素である
振動板16を、エンジン3からの振動を打ち消す方向に
動作するように制御して、メインチャンバ21内部の圧
力変動を利用することにより、振動が据付ベース2側へ
伝播することを防止している。
【0012】次に、以上の如く構成したACM装置5を
具備するエンジンヒートポンプ室外機の防振構造につい
て説明する。図5に示すように、エンジン3にはエンジ
ン回転数を検出するためのエンジン回転数検出手段であ
る回転数センサ8が取り付けられ、据付ベース2におけ
るACM装置5の取付部近傍(本実施例においてはAC
M装置5の取付部の裏面)には、該据付ベース2の振動
の加速度を検出するための加速度検出手段である加速度
センサ9が取り付けられており、該回転数センサ8及び
加速度センサ9はコントローラ6に接続されている。ま
た、ACM装置5の電磁アクチュエータ5aの上面はエ
ンジン3の取付部に当接し、ACM装置5の液封マウン
ト5b下端部は据付ベース2に取り付けられている。そ
して、これらの回転数センサ8、加速度センサ9、コン
トローラ6、及び、エンジン3と据付ベース2との間に
介装された前記ACM装置5等により、該防振構造が構
成されている。
【0013】このように構成された防振構造において、
回転数センサ8により検出されたエンジン回転数の検出
信号、及び、加速度センサ9により検出された据付ベー
ス2の加速度の検出信号がそれぞれコントローラ6に入
力され、これらの入力された検出信号に基づいてエンジ
ン3から発せられる振動の周期、振幅、及び、位相が算
出される。その後、コントローラ6は、算出された振動
に対して逆位相、同一周期、且つ、同一振幅の加振振動
をACM装置5の電磁アクチュエータ5aに発生させる
ための制御信号を、途中にパワーアンプ7を介して増幅
しながら該電磁アクチュエータ5aへ向けて出力する。
コントローラ6からの制御信号が入力された電磁アクチ
ュエータ5aは、コントローラ6により算出された振動
に対して逆位相、同一周期、且つ、同一振幅の加振振動
を発する。
【0014】この加振信号によりエンジン3から発せら
れている振動が打ち消されて減衰され、該エンジン3か
らの振動が据付ベース2へ伝播することを防止している
のである。即ち、図6に示すように、据付ベース2へ伝
播される振動は、エンジン3から発せられる振動31
と、電磁アクチュエータ5aが発する加振振動32とが
合成された合成振動33であり、該合成振動33の振幅
は、エンジン3から発せられる振動31が加振振動32
により打ち消された結果極小さなものとなって、振動は
据付ベース2へ殆ど伝播しないのである。また、コント
ローラ6から出力される制御信号は、回転数センサ8か
らの検出信号及び加速度センサ9からの検出信号に基づ
いて、あらゆる回転数におけるエンジン3の振動状態に
応じた位相、周期(又は周波数)、及び、振幅の加振振
動を電磁アクチュエータ5aに発生させることができ
る。そして、該制御信号は、現在のエンジン3の回転数
を示す回転数センサ8からの検出信号、及び、現在の据
付ベース2の振動状態を示す加速度センサ9からの検出
信号、即ち、フィードバック信号の変化に応じて変化
し、該制御信号は、連続的に、又は、断続的に電磁アク
チュエータ5aへ向けて出力される。
【0015】この場合、電磁アクチュエータ5aが発す
る加振振動の周波数はエンジン3の回転数に応じた周波
数となっている。例えば、エンジン3が、4サイクル・
3気筒エンジンであった場合、1気筒当たりクランク軸
が2回転する間に1回燃焼が行われる。そして、エンジ
ン3の回転数が600rpmであったとすると、1秒間
に行われる燃焼の回数は、(1秒当たりのエンジン回転
数)×(燃焼頻度)×(気筒数)で表され、(600/
60)×(1/2)×3=15となって、1秒間に15
回燃焼が行われることとなる。また、振動はエンジン3
内で燃焼が行われた際に発生するので、エンジン回転数
が600rpmの場合は、エンジン3から発せられる振
動の周波数は15Hzとなる。従って、エンジン回転数
が600rpmである場合には、電磁アクチュエータ5
aから発せられる加振振動の周波数が15Hzとなるよ
う制御するのである。
【0016】また、エンジン回転数が変化した場合に
は、コントローラ6が回転数センサ8からの検出値に応
じて上述の如く、加振振動の周波数を算出するので、エ
ンジン回転数が頻繁に変化してもエンジン3からの振動
に応じた加振振動を発生させることができる。さらに、
加速度センサ9は、エンジン3の振動に基づく据付ベー
ス2の変位の変化率を検出してコントローラ6へフィー
ドバックしているので、エンジン回転数の変化に遅れる
ことなく追随して加振振動を発生させることができる。
【0017】また、エンジン3を据え付けている据付ベ
ース2には、エンジン3から発せられる振動により荷重
が加わるため、図5に示すように、該据付ベース2に取
り付けている前記加速度センサ9を、据付ベース2に加
わる荷重を検出する荷重センサ10として構成してもよ
い。この場合も前述の如く、回転数センサ8により検出
されたエンジン回転数の検出信号と、荷重センサ10に
より検出された据付ベース2の荷重の検出信号とがそれ
ぞれコントローラ6に入力され、これらの入力された検
出信号に基づき、エンジン3から発せられる振動に対し
て逆位相、同一周期、且つ、同一振幅の加振振動を電磁
アクチュエータ5aが発生するように構成して、エンジ
ン3から発せられる振動を効率的に減衰するようにして
いる。
【0018】このように、エンジン3の振動に基づく荷
重を荷重センサ10により検出してコントローラ6にフ
ィードバックすることで、エンジン回転数が一定である
場合には、該エンジン3からの振動を精度良く減衰する
加振振動を電磁アクチュエータ5aから発生させること
ができる。
【0019】また、エンジンヒートポンプ室外機の防振
構造を構成するACM装置5は図7に示すように配置し
てもよい。即ち、室外機1を据付基礎37へ据え付ける
際に、該室外機1と据付基礎37との間に、複数のAC
M装置5・5・・・を具備する防振架台31を介装する
のである。このような構成とすることにより、室外機1
全体の振動を防振架台36で受け止めるとともに、該振
動を前述の如くACM装置5・5・・・により減衰する
ことができるので、該室外機1からの振動が据付基礎3
7へ伝播することを防止できる。さらに、この構成にお
いては、複数台の室外機1・1・・・を一台の防振架台
36へ一括して据え付けることも可能であり、据付作業
の簡素化を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、エンジン回転数検出手段と、エンジンを据え付ける
据付台に取り付けられた加速度検出手段と、室外機が発
する振動に対して逆位相且つ同一振幅の加振振動を発生
させるための制御信号を出力するコントローラと、エン
ジンの据付部に当接され、コントローラからの制御信号
が入力されることにより前記加振振動を発生するアクチ
ュエータとを設けたので、エンジンから発せられる振動
をこの加振振動で打ち消して、据付基礎へ伝播される振
動を微小に抑えることが可能となった。これにより、エ
ンジンヒートポンプ室外機の据付直下階の室内における
固体振動伝播音を大幅に低減することができた。また、
室外機と据付基礎との間に介装していた防振架台を削除
することができるので、据付作業の簡素化が図れて、工
期を短縮することができる。さらに、振動による変位の
変化率である加速度を検出してコントローラへフィード
バックしているので、エンジン回転数の変動が頻繁に発
生するような場合には、発生させる加振振動の応答遅れ
を防止して精度良く振動を減衰させることができる。
のように電磁アクチュエータ5aと液封マウント5bに
より構成したアクティブコントロールマウント装置5を
介装しているで、エンジンから発せられた振動のうち、
高周波数域の振動に対しては、前記電磁アクチュエータ
5aの構成要素である振動板16を、エンジン3からの
振動を打ち消す方向に動作するように制御して、メイン
チャンバ21内部の圧力変動を利用することにより、振
動が据付ベース2側へ伝播することを防止することがで
きる。また、エンジンから発せられた振動のうち、低周
波数域の振動については、液封マウント5bにより減衰
するように構成することが出来たものである。
【0021】さらに、請求項2記載の如く、エンジン回
転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エンジンを
据え付ける据付台に取り付けられ、該据付台の荷重を検
出する荷重検出手段と、該回転数検出手段による検出信
号及び荷重検出手段による検出信号が入力されることに
より、室外機が発する振動に対して逆位相且つ同一振幅
の加振振動を発生させるための制御信号を出力するコン
トローラと、エンジンの据付部に当接され、コントロー
ラからの制御信号が入力されることにより前記加振振動
を発生するアクチュエータとを設けたので、エンジンか
ら発せられる振動をこの加振振動で打ち消して、据付基
礎へ伝播される振動を微小に抑えることが可能となっ
た。これにより、エンジンヒートポンプ室外機の据付直
下階の室内における固体振動伝播音を大幅に低減するこ
とができた。また、室外機と据付基礎との間に介装して
いた防振架台を削除することができるので、据付作業の
簡素化が図れて、工期を短縮することができる。さら
に、本来の減衰対象である振動に基づく荷重を検出して
コントローラへフィードバックしているので、エンジン
回転数が一定の場合、例えば、エンジン発電機における
50Hz又は60Hzでの一定回転の場合には、精度良
く振動を減衰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンヒートポンプ室外機の防振構
造を具備するエンジンヒートポンプ室外機内部を示す正
面図である。
【図2】据付ベースに据え付けられたエンジンを示す側
面図である。
【図3】アクティブコントロールマウント装置の配置を
示す平面図である。
【図4】アクティブコントロールマウント装置を示す側
面断面図である。
【図5】エンジンヒートポンプ室外機の防振構造を示す
図である。
【図6】振動を減衰させる原理を示す図である。
【図7】エンジンヒートポンプ室外機の防振構造の別実
施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 室外機 2 据付ベース(据付台) 3 エンジン 5 アクティブコントロールマウント装置(ACM装
置) 5a 電磁アクチュエータ(アクチュエータ) 5b 液封マウント 6 コントローラ 8 回転数センサ(回転数検出手段) 9 加速度センサ(加速度検出手段) 10 荷重センサ(荷重検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 大能 一登 神奈川県藤沢市辻堂新町4−3−1 エ ヌオーケー株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−49204(JP,A) 特開 昭61−220924(JP,A) 特開 平6−92127(JP,A) 特開 昭60−263739(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F16F 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンヒートポンプ室外機において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    エンジンを据え付ける据付台に取り付けられ、該据付台
    の加速度を検出する加速度検出手段と、該回転数検出手
    段及び該加速度検出手段による両検出信号が入力される
    ことにより、室外機が発する振動に対して逆位相且つ同
    一振幅の加振振動を発生させるための制御信号を出力す
    るコントローラと、エンジンの据付部に当接され、該コ
    ントローラからの制御信号が入力されることにより該加
    振振動を発生するアクティブコントロールマウント装置
    5とを設け、該アクティブコントロールマウント装置5
    は、電磁アクチュエータ5aと液封マウント5bとで構
    成され、電磁アクチュエータ5aは、磁石13、コイル
    14、及び振動板16等により構成され、液封マウント
    5bは支持ばね17、ダイヤフラム18、メインチャン
    バ21等により構成されていることを特徴とするエンジ
    ンヒートポンプ室外機の防振構造。
  2. 【請求項2】 エンジンヒートポンプ室外機において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    エンジンを据え付ける据付台に取り付けられ、該据付台
    の荷重を検出する荷重検出手段と、該回転数検出手段及
    び該荷重検出手段による両検出信号が入力されることに
    より、室外機が発する振動に対して逆位相且つ同一振幅
    の加振振動を発生させるための制御信号を出力するコン
    トローラと、エンジンの据付部に当接され、該コントロ
    ーラからの制御信号が入力されることにより該加振振動
    を発生するアクティブコントロールマウント装置5とを
    設け、該アクティブコントロールマウント装置5は、電
    磁アクチュエータ5aと液封マウント5bとで構成さ
    れ、電磁アクチュエータ5aは、磁石13、コイル1
    4、及び振動板16等により構成され、液封マウント5
    bは支持ばね17、ダイヤフラム18、メインチャンバ
    21等により構成されていることを特徴とするエンジン
    ヒートポンプ室外機の防振構造。
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